説明

光学素子駆動装置

【課題】この発明は、高効率な熱制御を実現したうえで、小形化の促進と共に、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにすることにある。
【解決手段】ベース本体10の流体供給口20から空気を取り込んで、この空気をベース本体10に対してAZ軸回りに回転駆動されるアーム部11の流体供給路111を通して、該アーム部11に対してEL軸回りに回転駆動されるシェル部12の光学素子13の収容された収容部121に導き、該収容部121に導いた空気を再び、アーム部11の流体排出路112を通してベース本体10の流体排出口21から外部に排出することにより、収容部121に収容した光学素子13を熱制御するように構成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば航空機等の飛翔体を含む移動体に搭載されて光を目標物体に照射して、外部からの光を受光して分析する赤外線撮像装置等の光学システムに係り、特にその光学素子を駆動制御する光学素子駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の光学素子駆動装置としては、例えば赤外線撮像器と赤外線レーザ照射器とを備えた赤外線撮像装置が知られている。このような赤外線撮像装置は、赤外線レーザ照射器で赤外線レーザを目標物体に照射して、レーザ反射光を、赤外線撮像器で受光撮像して目標物体の特徴情報が抽出される。
【0003】
このような赤外線撮像装置は、光学素子である赤外線レーザ照射器及び赤外線撮像器がシェルと称する可動体に収容され、この可動体がアームにEL軸回りに回転自在に搭載される。そして、このアームは、ベース本体にAZ軸回りに回転自在に搭載され、このベース本体は、その可動体が外界に向けられて移動体、例えば飛翔体に搭載される。赤外線レーザ照射器は、導光光学系を有し、その導光光学系の光軸が赤外線撮像器の視野中心に対して視差を有して配置されて所望の光学像を取得する。
【0004】
ところで、このような赤外線撮像装置にあっては、その可動体に収容した赤外線レーザ照射器が駆動されると、その光学素子である撮像素子が熱を発生する。そこで、可動体である旋回部内に冷却源であるクーラーを内蔵して、このクーラーを用いて旋回部に収容した電気部品等の構成部品を含む光学素子を、直接的に熱制御する方法等が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】実開平5−56800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記赤外線撮像装置では、旋回部内に熱源となるクーラーを収容配置しする構成のために、熱制御効率が劣るうえ、大形となると共に、その設計を含む製作が面倒であるという問題を有する。
【0006】
係る事情は、赤外線撮像装置に限るものでなく、その他、光学素子を備える光学システムにおける光学素子駆動装置においても同様である。
【0007】
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易にして、高効率な熱制御を実現し得、且つ、小形化の促進と共に、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにした光学素子駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、移動体に配置され、流体供給口及び流体排出口が設けられたベース本体と、このベース本体に対して第1の軸回りに回転自在に配置され、前記流体供給口及び流体排出口に連通される流体供給路及び流体排出路が設けられた第1の可動体と、前記第1の可動体の流体供給路及び流体排出路に連通される供給路連通口及び排出路連通口が設けられた光学素子が収容される収容部を有し、前記第1の可動体に対して前記第1の軸と略直交する第2の軸回りに回転自在に配置される第2の可動体と、前記第1及び第2の可動体を前記第1及び第2の軸回りに回転駆動して前記第2の可動体の光学素子を指向制御する制御手段と、前記ベース本体の流体供給口から流体を取り込んで前記第1の可動体の流体供給路を通して前記第2の可動体の供給連通口から前記収容部に導き、該収容部に導かれた流体を前記第2の可動体の排出連通路から前記第1の可動体の流体排出路を通して前記ベース本体の流体排出口から排出する流体供給手段とを備えて光学素子駆動装置を構成した。
【0009】
上記構成によれば、ベース本体の流体供給口から取り込まれた流体は、第1の可動体の流体供給路から第2の可動体の供給路連通口に導かれ、該供給路連通口から収容部に導かれ、該収容部内の光学素子を熱制御する。そして、この第2の可動体の収容部に導かれて熱制御に供した流体は、その排出路連通口から第1の可動体の排出路に導かれ、該排出路からベース本体の流体排出口に導かれて排出される。これにより、第1及び第2の可動体内に冷却源を配することなく、高効率な熱制御が可能となり、小形化と共に、その設計を含む製作の自由度を高めることが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
以上述べたように、この発明によれば、構成簡易にして、高効率な熱制御を実現し得、且つ、小形化の促進と共に、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにした光学素子駆動装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、この発明の一実施の形態に係る光学素子駆動装置を示すもので、ベース本体10には、第1の可動体を構成するアーム部11が、例えば流体ロータリージョイント構造により第1の軸であるAZ軸回りに回転自在に組付けられる。そして、このアーム部11には、第2の可動体を構成するシェル部12が上記AZ軸と略直交する第2の軸であるEL軸回りに回転自在に組付けられる。
【0013】
このシェル部12には、収容部121が設けられ(図2参照)、この収容部121内には、電気回路とを含む光学素子13が収容配置される。そして、このシェル部12には、光透過窓122が収容部121内の光学素子13に対向して収容配置される。
【0014】
上記アーム部11は、図3に示すように上記ベース本体10にシール機構14及びAZ駆動部15を介してAZ軸回りに回転自在に設けられ、このアーム部11には、上記シェル部12がシール機構16及びEL駆動部17を介してEL軸回りに回転自在に設けられる。
【0015】
このAZ及びEL駆動部15,17は、例えばモータ及び角度検出器でそれぞれ構成され、その各接続端が図4に示すように制御部18に接続される。制御部18は、AZ及びEL駆動部15,17の角度検出器で検出した各軸回りの回転角情報に基づいて制御部18が各モータを駆動制御して、アーム部11をベース本体10に対してAZ軸回りにシール機構14によりシールされた状態で回転駆動すると共に、該アーム部11に対してシェル部12をEL軸回りにシール機構16によりシールされた状態で回転駆動させてシェル部12内の光学素子13を所望の方向に指向させる。
【0016】
ベース本体10には、AZ軸に対して同軸的にスリップリング機構19が設けられる。そのスリップリング機構19には、流体供給部を構成する流体供給口20が、例えばAZ軸と同軸的に設けられる。また、ベース部10には、そのAZ軸と略直交する周壁に流体排出部を構成する流体排出口21が設けられる。
【0017】
このスリップリング機構19は、上記制御部18に電気的に接続され、上記アーム部11側を経由して上記シェル部12の収容部121に収容配置される光学素子13と電気的に接続される。この光学素子13は、その電気回路(図示せず)等が、上記スリップリング機構19を介して上記制御部18に電気的に接続されている。
【0018】
上記アーム部11には、流体供給路111及び流体排出路112が設けられる。この流体供給路111及び流体排出路112は、その一端部が上記ベース本体10の流体供給口20及び流体排出口21に連通され、その他端が、上記シェル部12の収容部121に設けられた供給路連通口123及び排出路連通口124に連通される。
【0019】
ここで、ベース部10の流体供給口20は、アーム部11の流体供給路111を介してシェル部12の供給路連通口123に連通される。そして、ベース部10の流体排出口21は、アーム部11の流体排出路112を介してシェル部12の排出路連通口124に連通される。
【0020】
また、ベース部10の流体供給口20には、流体供給手段を構成する例えば送風ファン22(図4参照)が設けられる。この送風ファン22は、上記制御部18に接続され、この制御部18を介して駆動されると、空気を、図2に示すように流体供給口20に取り込んでアーム部11の流体供給路111を介してシェル部12の供給路連通口123から収容部121に供給する。
【0021】
この収容部121に供給された空気は、収容部122内の光学素子13を冷却して収容部121の排出路連通口124からアーム部11の流体排出路112に導かれてベース本体10の流体排出口21から排出される。
【0022】
例えば、上記ベース本体10、アーム部11の流体供給路111及び流体排出路112、シェル部12の収容部121の内壁には、図示しない断熱材が被着される。これにより、取り込まれた空気は、環境温度に影響を受けること無く、シェル部12の収容部121に収容配置した光学素子13の熱制御に効率よく供することが可能となる。
【0023】
上記構成において、ベース本体10は、その流体供給口20及び流体排出口21が飛翔体等の移動体23内に位置された状態で(図2参照)、そのアーム部11及びシェル部12が移動体23の外部側に露出されて配置される。この状態で、制御部18は、指令信号に基づいてAZ駆動部15を駆動制御してアーム部11をAZ軸回りに回転駆動すると共に、そのEL駆動部17を駆動制御してシェル部12をEL軸回りに回転駆動して収容部121内の光学素子13を所望の方向に指向制御する。
【0024】
この際、制御部18は、送風ファン22を駆動して移動体23内の温度条件が略均一な、塵等を含まない品質の良い空気を、図5に示すようにベース本体10の流体供給口20から取り込んでアーム部11の流体供給路111を介してシェル部12の供給路連通口123から収容部121に供給する。すると、収容部122内の電気回路を含む光学素子13は、供給された空気により、冷却されて熱制御される。
【0025】
そして、収容部121に供給されて光学素子の熱を奪った空気は、収容部121の排出路連通口124から図6に示すようにアーム部11の流体排出路112に導かれてベース本体10の流体排出口21から移動体23内に排出される。このようにシェル部12の収容部121には、送風ファン22を介して移動体23内の温度条件が略均一な品質のよい空気が循環供給されて、収容配置された光学素子13の熱制御が行われる。
【0026】
このように、上記光学素子駆動装置は、ベース本体10の流体供給口20から空気を取り込んで、この空気をベース本体10に対してAZ軸回りに回転駆動されるアーム部11の流体供給路111を通して、該アーム部11に対してEL軸回りに回転駆動されるシェル部12の光学素子13の収容された収容部121に導き、該収容部121に導いた空気を再び、アーム部11の流体排出路112を通してベース本体10の流体排出口21から外部に排出することにより、収容部121に収容した光学素子13を熱制御するように構成した。
【0027】
これによれば、アーム部11及びシェル部12内に、冷却源を配することなく、光学素子13の高効率な熱制御を行うことが可能となり、小形化の促進と共に、その設計を含む製作の自由度を高めることが可能となる。
【0028】
なお、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、例えば図7に示すように熱交換部33を備えて構成するようにしてもよく、さらに良好な効果が期待される。但し、図7においては、上記図1乃至図3と同一部分について同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0029】
即ち、この熱交換部33は、その入力端に上記ベース本体10の流体排出口21が接続される。そして、熱交換部33の出力端には、例えば上記ベース本体10の流体供給口20が送風ファンを構成する循環ファン34を介在して接続される。これにより、熱交換部33は、流体排出口21から流体が供給されると、流体を所望の温度に冷却して循環ファン34を介して上記流体供給口20に強制的に出力する。これにより、さらに、冷却効率の向上を図ることが可能となる。
【0030】
上記循環ファン34の配置位置としては、熱交換部33の出力側でなく、入力側に配置するようにしてもよい。
【0031】
また、上記実施の形態では、流体供給口20を、ベース本体10のAZ軸と同軸に配置するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、図8及び図9に示すようにAZ軸と略平行な位置に流体出入口を設けるように構成することも可能で、同様に有効な効果が期待される。
【0032】
即ち、この実施の形態では、例えばリング状の第1及び第2の流体ロータリージョイント部30,31を、シール機構32を介して回転自在に組付け配置する。この第1及び第2の流体ロータリージョイント部30,31は、連通される流体路301,311が設けられる。この第1及び第2の流体ロータリージョイント30,31は、その回転軸を、例えば上記AZ軸として、上記ベース本体10と上記アーム部11との間に取付けられて該アーム部11のAZ軸回りの回転を可能に設けられる。
【0033】
このうち第1の流体ロータリージョイント部30には、例えば上記ベース本体10の流体供給口20あるいは流体排出口21に連通される接続部302がAZ軸と略平行に位置をずらせて設けられる。そして、他方の第2の流体ロータリージョイント部31には、例えば上記アーム部11の流体供給路111あるいは流体排出路112に連通される接続部312がAZ軸と略平行に位置をずらせて設けられる。
【0034】
この接続部301,311は、相互の流体路301,311を通して空気を移送可能に連通される。これにより、例えば一方の接続部312から供給された空気は、第1及び第2の流体ロータリージョイント部31,30の流体路301,311を通って他方の接続部302に導かれて相互間に移送される。
【0035】
さらに、上記実施の形態では、送風ファン22をベース本体10の流体供給口20に配するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、送風ファン22に代えて流体排出口21に吸引ファンを配するように構成したり、あるいはベース本体10の流体供給口20及び流体排出口21に送風ファン22及び吸引ファンをそれぞれ設けるように構成してもよく、同様に有効な効果が期待される。
【0036】
また、上記実施の形態では、流体として空気を用いて構成した場合について説明したが、これに限ることなく、その他、窒素等を用いて構成することも可能である。
【0037】
さらに、上記実施の形態では、二軸構造の駆動構成に適用した場合について説明したが、これに限ることなく、二軸以上の駆動構成に適用することも可能で、同様の効果が期待される。
【0038】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0039】
例えば実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明の一実施の形態に係る光学素子駆動装置の外観を示した斜視図である。
【図2】図1の空気の移動経路を示した模式図である。
【図3】図1をAZ軸上で破断して示した破断図である。
【図4】図1の制御系を取出して示したブロック図である。
【図5】図1の空気供給系を示した破断図である。
【図6】図1の空気排気系を示した破断図である。
【図7】この発明の他の実施の形態に係る光学素子駆動装置の要部構成を説明するために示した模式図である。
【図8】この発明の他の実施の形態に係る光学素子駆動装置の要部を取出して示した斜視図である。
【図9】図7の組付け状態を示した模式図である。
【符号の説明】
【0041】
10…ベース本体、11…アーム部、111…流体供給路、112…流体排出路、12…シェル部、121…収容部、122…透過窓、123…供給路連通口、124…排出路連通口、13…光学素子、14…シール機構、15…AZ駆動部、16…シール機構、17…EL駆動部、18…制御部、19…スリップリング機構、20…流体供給口、21…流体排出口、22…送風ファン、23…移動体、30…第1の流体ロータリージョイント部、31…第2の流体ロータリージョイント部、301,311…流体路、302,312…接続部、32…シール機構、33…熱交換部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に配置され、流体供給口及び流体排出口が設けられたベース本体と、
このベース本体に対して第1の軸回りに回転自在に配置され、前記流体供給口及び流体排出口に連通される流体供給路及び流体排出路が設けられた第1の可動体と、
前記第1の可動体の流体供給路及び流体排出路に連通される供給路連通口及び排出路連通口が設けられた光学素子が収容される収容部を有し、前記第1の可動体に対して前記第1の軸と略直交する第2の軸回りに回転自在に配置される第2の可動体と、
前記第1及び第2の可動体を前記第1及び第2の軸回りに回転駆動して前記第2の可動体の光学素子を指向制御する制御手段と、
前記ベース本体の流体供給口から流体を取り込んで前記第1の可動体の流体供給路を通して前記第2の可動体の供給連通口から前記収容部に導き、該収容部に導かれた流体を前記第2の可動体の排出連通路から前記第1の可動体の流体排出路を通して前記ベース本体の流体排出口から排出する流体供給手段と、
を具備することを特徴とする光学素子駆動装置。
【請求項2】
前記ベース本体の流体供給口及び流体排出口は、いずれか一方が前記第1の軸上に配置され、他方が前記第1の軸と略直交して配置されることを特徴とする請求項1記載の光学素子駆動装置。
【請求項3】
前記ベース本体の流体供給口及び流体排出口は、いずれか一方が前記第1の軸と略平行な軸上に設けられ、他方が前記第1の軸と略直交して配置されることを特徴とする請求項1記載の光学素子駆動装置。
【請求項4】
前記ベース本体、前記第1及び第2の可動体の流体の通る部位の内壁には、断熱材が被着されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の光学素子駆動装置。
【請求項5】
前記流体供給手段は、熱交換部を備え、前記流体排出口から排出された流体を冷却して前記流体供給口に供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の光学素子駆動装置。
【請求項6】
前記ベース本体の流体供給口には、前記移動体内の空気が導入され、前記流体排出口から前記移動体内に排出されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の光学素子駆動装置。
【請求項7】
前記光学素子は、前記収容部内に前記第1または第2の軸に略直交する第3の軸回りに回転自在に収容配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の光学素子駆動装置。
【請求項8】
前記移動体は、飛翔体で、少なくとも前記第1及び第2の可動体が外部側に位置されて配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の光学素子駆動装置。
【請求項9】
前記流体供給手段は、前記ベース本体の流体供給口あるいは前記流体排出口の少なくともいずれか一方に設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の光学素子駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−8760(P2009−8760A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−168032(P2007−168032)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】