説明

入力支援手段操作装置および電子情報機器

【課題】マウスポインタなどの入力支援手段の操作を簡単に実行でき、形状を小型化できる入力支援手段操作装置、そのような入力支援手段操作装置を適用した電子情報機器を提供する。
【解決手段】入力支援手段操作装置3は、表示画面60の第1方向Dhrで入力支援手段61としてのマウスポインタ61pの位置を操作する第1方向位置操作入力部10と、第1方向位置操作入力部10が配置された操作装置筐体3cとを備え、第1方向位置操作入力部10は、操作装置筐体3cの操作面と側面とが交差して形成する第1縁部3fに配置してある。また、入力支援手段操作装置3は、第1方向Dhrと交差する第2方向Dvtでマウスポインタ61pの位置を操作する第2方向位置操作入力部20を備え、第2方向位置操作入力部20は、操作装置筐体3cに配置され、操作装置筐体3cの操作面と側面とが交差して形成し第1縁部3fと交差する第2縁部3sに配置してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子情報機器の表示画面に表示され情報の入力を支援する入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置およびこのような入力支援手段操作装置を備える電子情報機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子情報機器の表示装置部(表示画面)にマウスポインタ、スクロールバーなどの入力支援手段を表示して電子情報機器の入力装置部への入力を簡略化、効率化することが提案されている。
【0003】
入力支援手段を操作する手段として、例えばマウス(ボールマウス、光学マウス、無線式マウスなどを含む)、タッチパッド、タブレットなどが提案されている。
【0004】
電子情報機器としては、デスクトップ型パソコン、ラップトップ(ノート)型パソコン、モバイル電子情報機器などが知られている。また、入力装置部としては、キーボード型入力装置、マウス型入力装置、主にラップトップ(ノート)型パソコンに搭載されるタッチパッド型入力装置、ポインティングデバイス型入力装置などが知られている。
【0005】
電子情報機器と入力装置部との組合せにより入力支援手段を操作する構成としてある。一般的に良く利用される入力装置部としては、マウス型入力装置、タッチパッド型入力装置、ポインティングデバイス型入力装置などがあり、これらによって入力支援手段の位置を外部から指示して操作する構成としてある。
【0006】
マウス型入力装置を適用した場合は、マウスの操作を行なうために平らな場所が必要となる。また、マウスの大きさに対して数倍の広さの安定した操作領域が必要となる。接続線の動きがマウスを操作するときに邪魔になる。両手でキーボードを操作した後マウスを操作するときに手放していたマウスを手探りで探す必要が生じるなど多くの不都合を生じる。
【0007】
ボールマウスを適用した場合は、ボールやボール位置センサーにごみが付着して誤動作する恐れがあり、掃除が必要になる。また、操作場所の状態でボールセンサーが転がってすべることで誤動作する恐れがある。マウスパッドを使用する必要が生じるなど多くの不都合を生じる。
【0008】
光学マウスを適用した場合は、場所の状態によって光学センサーがすべることで誤動作する恐れがある。また、専用のマウスパッドを使用する必要が生じる場合があるなど多くの不都合を生じる。
【0009】
無線式マウスを適用した場合は、駆動用の電池が必要になる。また、電子情報機器の側にレシーバが必要になる。付随的には電池による環境への影響が懸念される。赤外線方式などでは視界制限がある。機器の構成が複雑になるなどの多くの不都合を生じる。
【0010】
タッチパッド型入力装置は、静電容量センサー式などで構成され、小型軽量であり、電子情報機器と一体化できるが、キーボードなどの入力装置部に対して別途配置することから大きい面積を確保することができない。したがって、有効距離が小さいことから、操作頻度を高くする必要がある。また、指の腹で操作するため接触する面積が大きくなり、精細な移動ができない。指の角度や指の圧力で指の接触形状が敏感に変化することから繊細な操作が必要となるなど多くの不都合を生じる。
【0011】
また、タッチパッド型入力装置を適用した場合は、解像度を低くする(移動速度を速くする)と敏感に反応し、操作頻度が高くなる。解像度を高くする(移動速度を遅くする)と移動の距離が小さくなり、操作が複雑になる。指の繊細な接触に操作が左右されることから、繊細な操作を必要とし、指、目、脳が疲れ、操作が遅くなるなど多くの不都合を生じる。
【0012】
ペンタブレット型入力装置は、電磁誘導式などで構成され、繊細な操作が可能であることから、デスクトップ型パソコンでデザインソフトの操作に使用されることが多い。しかし、占有面積が大きくなること、ペンを持つ必要があること、操作が遅くなることなどの多くの不都合を生じる。
【0013】
きーボードの問題を解決する技術として例えば特許文献1が開示されている。また、マウスの問題を解決する技術として例えば特許文献2が開示されている。
【特許文献1】特開平10−124242号公報
【特許文献2】特開2003−256131号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、表示画面に表示され情報の入力を支援する入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置であって、表示画面の第1方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第1方向位置操作入力部を操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成する第1縁部に配置することにより、入力支援手段の操作を簡単に実行でき、形状を小型化することができる入力支援手段操作装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明は、情報を表示する表示画面を有する表示装置部と、情報を入力する入力装置部と、表示画面に表示される入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置とを備える電子情報機器であって、入力支援手段操作装置を本発明に係る入力支援手段操作装置で構成することにより、入力支援手段に対する操作が容易な電子情報機器を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係る入力支援手段操作装置は、電子情報機器の表示画面に表示され情報の入力を支援する入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置であって、前記表示画面の第1方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第1方向位置操作入力部と、該第1方向位置操作入力部が配置された操作装置筐体とを備え、前記第1方向位置操作入力部は、前記操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成する第1縁部に配置してあることを特徴とする。
【0017】
この構成により、第1方向位置操作入力部に対する操作を容易かつ迅速に実行することが可能となり、マウスポインタに対する表示画面の第1方向での位置操作を効率的に実行することが可能となり、また構造を小型化することができる。
【0018】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1方向位置操作入力部は、前記第1縁部に沿って延長してあることを特徴とする。
【0019】
この構成により、表示画面の第1方向でマウスポインタを容易かつ迅速に操作することが可能となる。
【0020】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1方向位置操作入力部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてあることを特徴とする。
【0021】
この構成により、外部からの近接操作によりマウスポインタの第1方向での位置操作を高精度に行なうことが可能となる。
【0022】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記近接検知センサは、1次元センサとしてあることを特徴とする。
【0023】
この構成により、第1方向位置操作入力部を簡単に構成することが可能となり、マウスポインタの第1方向での位置操作を高精度に行なうことができる。
【0024】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部の配置位置を表示する位置表示部を有することを特徴とする。
【0025】
この構成により、第1方向位置操作入力部の入力可能範囲を明確に表示することが可能となり、マウスポインタの第1方向での位置操作を迅速かつ高精度に実行することができる。
【0026】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記位置表示部は、前記操作装置筐体に形成された凹凸により形成してあることを特徴とする。
【0027】
この構成により、表示画面を視認した状態で触覚を適用してマウスポインタの位置操作の入力を高精度に行なうことが可能となる。
【0028】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部の機能を指定する第1機能指定部を備えることを特徴とする。
【0029】
この構成により、第1方向位置操作入力部の機能を指定することが可能となることから、第1方向位置操作入力部の機能を容易に変更することができる。
【0030】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1機能指定部は、前記第1方向位置操作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする。
【0031】
この構成により、第1方向位置操作入力部の機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0032】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1方向位置操作入力部の前記機能は、複数設定してあり、前記第1機能指定部は、複数の前記機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする。
【0033】
この構成により、第1方向位置操作入力部の機能を複数画定して、それぞれの機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0034】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1機能指定部は、前記第1方向位置操作入力部に対する入力操作と前記表示画面でのマウスポインタの移動との相関関係を画定することを特徴とする。
【0035】
この構成により、第1方向位置操作入力部への接触操作による表示画面でのマウスポインタの移動をより効率的に実行することが可能となる。
【0036】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記表示画面の前記第1方向と交差する第2方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第2方向位置操作入力部を備え、該第2方向位置操作入力部は、前記操作装置筐体に配置され、前記操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成し前記第1縁部と交差する第2縁部に配置してあることを特徴とする。
【0037】
この構成により、第2方向位置操作入力部に対する操作を容易かつ迅速に実行することが可能となり、マウスポインタに対する表示画面の第2方向での位置操作を効率的に実行することが可能となり、また構造を小型化することができる。
【0038】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2方向位置操作入力部は、前記第2縁部に沿って延長してあることを特徴とする。
【0039】
この構成により、表示画面の第2方向でマウスポインタを容易かつ迅速に操作することが可能となる。
【0040】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2方向位置操作入力部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてあることを特徴とする。
【0041】
この構成により、外部からの近接操作によりマウスポインタの第2方向での位置操作を高精度に行なうことが可能となる。
【0042】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記近接検知センサは、1次元センサとしてあることを特徴とする。
【0043】
この構成により、第1方向位置操作入力部を簡単に構成することが可能となり、マウスポインタの第1方向での位置操作を高精度に行なうことができる。
【0044】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第2方向位置操作入力部の配置位置を表示する位置表示部を有することを特徴とする。
【0045】
この構成により、第2方向位置操作入力部の入力可能範囲を明確に表示することが可能となり、マウスポインタの第2方向での位置操作を迅速かつ高精度に実行することができる。
【0046】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記位置表示部は、前記操作装置筐体に形成された凹凸により形成してあることを特徴とする。
【0047】
この構成により、表示画面を視認した状態で触覚を適用してマウスポインタの位置操作の入力を高精度に行なうことが可能となる。
【0048】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第2方向位置操作入力部の機能を指定する第2機能指定部を備えることを特徴とする。
【0049】
この構成により、第2方向位置操作入力部の機能を指定することが可能となることから、第2方向位置操作入力部の機能を容易に変更することができる。
【0050】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2機能指定部は、前記第2方向位置操作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする。
【0051】
この構成により、第2方向位置操作入力部の機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0052】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2方向位置操作入力部の前記機能は、複数設定してあり、前記第2機能指定部は、複数の前記機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする。
【0053】
この構成により、第2方向位置操作入力部の機能を複数画定して、それぞれの機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0054】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2機能指定部は、前記第2方向位置操作入力部に対する入力操作と前記表示画面でのマウスポインタの移動との相関関係を画定することを特徴とする。
【0055】
この構成により、第2方向位置操作入力部への接触操作による表示画面でのマウスポインタの移動をより効率的に実行することが可能となる。
【0056】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1縁部および前記第2縁部は隣接して交差配置され、前記第1方向位置操作入力部および前記第2方向位置操作入力部は相互に交差角を有するように配置してあることを特徴とする。
【0057】
この構成により、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部を整合性良く配置することが可能となることから、効率的な入力が可能な入力支援手段操作装置とすることができる。
【0058】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記交差角は、30度から150度までの範囲内としてあることを特徴とする。
【0059】
この構成により、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部の交差角を人間工学的に操作性の良い配置とすることが可能となる。
【0060】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記マウスポインタの第1動作を実行させる第1動作入力部が配置してあることを特徴とする。
【0061】
この構成により、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部とは別に第1動作入力部を配置し、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部に対する操作とは別に第1動作入力部に対する操作を実行できることから、迅速かつ効率よくマウスポインタの第1動作を実行させることが可能となる。
【0062】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1動作入力部は、前記第2方向位置操作入力部に沿って延長してあることを特徴とする。
【0063】
この構成により、第1動作入力部の形状を大きくすることが可能となり、容易かつ迅速にマウスポインタの第1動作を実行することができる。
【0064】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1動作入力部は、前記第2方向位置操作入力部に対して並行に配置してあることを特徴とする。
【0065】
この構成により、第2方向位置操作入力部に対する相対位置関係で第1動作入力部を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第1動作入力部を操作することができる。
【0066】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記マウスポインタの前記第1動作は、位置決め動作であることを特徴とする。
【0067】
この構成により、効率的にマウスポインタの位置決めを実行することが可能となる。
【0068】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1動作入力部は、クリック用のボタンスイッチで構成してあることを特徴とする。
【0069】
この構成により、クリック操作を容易かつ精度良く実行することが可能となる。
【0070】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記マウスポインタの第2動作を実行させる第2動作入力部が配置してあることを特徴とする。
【0071】
この構成により、第1動作入力部とは別に第2動作入力部を操作できることから、容易かつ迅速に効率よくマウスポインタの第2動作を実行させることが可能となる。
【0072】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部に沿って延長してあることを特徴とする。
【0073】
この構成により、第2動作入力部の形状を大きくすることが可能となり、容易かつ迅速に第1動作を実行することができる。
【0074】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部に対して並行に配置してあることを特徴とする。
【0075】
この構成により、第2動作入力部を第1動作入力部と関連付けて認識し、第1動作入力部に対応させた指の隣の指を対応させて操作することが可能となることから、容易かつ迅速に効率よく第2動作入力部を操作することができる。
【0076】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部を挟んで前記第2方向位置操作入力部の反対側に配置してあることを特徴とする。
【0077】
この構成により、第2方向位置操作入力部、第1動作入力部、第2動作入力部を5指の内の3指に対応させて整合性よく配置することが可能となり、第2方向でのマウスポインタの位置操作、第1動作の実行、第2動作の実行を容易かつ迅速に行なうことができる。
【0078】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記マウスポインタの前記第2動作は、前記位置決め動作で指定したマウスポインタの位置で選択可能な機能を表示する機能選択画面表示動作であることを特徴とする。
【0079】
この構成により、効率的にマウスポインタの機能選択画面表示動作を実行することが可能となる。
【0080】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2動作入力部は、クリック用のボタンスイッチで構成してあることを特徴とする。
【0081】
この構成により、クリック操作を容易かつ精度良く実行することが可能となる。
【0082】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記入力支援手段としてのスクロールバーを動作させる第3動作入力部が配置してあることを特徴とする。
【0083】
この構成により、マウスポインタの第1動作を実行させる第1動作入力部およびマウスポインタの第2動作を実行させる第2動作入力部とは別にマウスポインタの動作を実行させる第3動作入力部に対する操作を実行できることから、マウスポインタに対する操作に加えて迅速かつ効率よくスクロールバーを動作させることが可能となる。
【0084】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第3動作入力部は、前記第1動作入力部に対して並行に、前記第2動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする。
【0085】
この構成により、第3動作入力部を第1動作入力部、第2動作入力部と関連付けて位置を認識し、操作することが可能となることから、容易かつ迅速に効率よくスクロールバーの動作を実行させることが可能となる。
【0086】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第3動作入力部は、ホイールで構成してあることを特徴とする。
【0087】
この構成により、容易かつ迅速にスクロールバーを操作させることが可能となる。
【0088】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第1動作入力部の機能を指定する第3機能指定部が配置してあることを特徴とする。
【0089】
この構成により、第1動作入力部の機能を指定することが可能となることから、第1動作入力部の機能を容易に変更することができる。
【0090】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第3機能指定部は、前記第1動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする。
【0091】
この構成により、第1動作入力部に対する相対位置関係で第3機能指定部を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第3機能指定部を操作することができる。
【0092】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第3機能指定部は、指定する前記第1動作入力部の機能に対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする。
【0093】
この構成により、第1動作入力部の機能を容易かつ迅速に指定することが可能となる。
【0094】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第2動作入力部の機能を指定する第4機能指定部が配置してあることを特徴とする。
【0095】
この構成により、第2動作入力部の機能を指定することが可能となることから、第2動作入力部の機能を容易に変更することができる。
【0096】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第4機能指定部は、前記第2動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする。
【0097】
この構成により、第2動作入力部に対する相対位置関係で第4機能指定部を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第3機能指定部を操作することができる。
【0098】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第4機能指定部は、指定する前記第2動作入力部の機能に対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする。
【0099】
この構成により、第2動作入力部の機能を容易かつ迅速に指定することが可能となる。
【0100】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第3機能指定部が有する前記ボタンスイッチの一つ、および、前記第4機能指定部が有する前記ボタンスイッチの一つは、それぞれ、前記第1動作入力部が実行する前記マウスポインタの前記第1動作と前記第2動作入力部が実行する前記マウスポインタの前記第2動作との切り替えに適用させてあることを特徴とする。
【0101】
この構成により、マウスポインタの第1動作と第2動作を容易に切り替えることが可能となることから、例えば左クリックと右クリックの機能の切り替えが容易で利便性の高い入力支援手段操作装置とすることができる。
【0102】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部および前記第2方向位置操作入力部のオンオフを制御する第1動作制御部を備えることを特徴とする。
【0103】
この構成により、近接操作によって動作する第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部の動作を確実に制御することが可能となることから、第1方向位置操作入力部または第2方向位置操作入力部の誤動作を防止することができる。
【0104】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1動作制御部は、前記第1動作入力部に重畳させて配置してあることを特徴とする。
【0105】
この構成により、第1動作制御部の位置を第1動作入力部に対応させて認識させることができることから、容易かつ迅速に第1動作制御部のオンオフ制御が可能となる。
【0106】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第1動作制御部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサを備えることを特徴とする。
【0107】
この構成により、第1動作制御部に対する近接操作をしている場合にのみ第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部をオン動作させることが可能となることから、マウスポインタに対する位置の操作での誤動作を防止することができる。
【0108】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第1動作制御部の機能を指定する第5機能指定部を備えることを特徴とする。
【0109】
この構成により、第1動作制御部の機能を指定することが可能となることから、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部のオンオフの制御方法を指定することが可能となり、使用状況に応じて第1動作制御部を機能させることにより利便性の高い第1動作制御部とすることができる。
【0110】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第5機能指定部は、前記第1動作入力部の延長線上に配置され、前記第3機能指定部に隣接させてあることを特徴とする。
【0111】
この構成により、第1動作入力部、第3機能指定部に対する相対位置関係で第5機能指定部を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第5機能指定部を操作することができる。
【0112】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第5機能指定部は、ボタンスイッチで構成してあることを特徴とする。
【0113】
この構成により、安定性良く動作制御部の機能を指定することが可能となる。
【0114】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に前記第3動作入力部の機能を指定する第6機能指定部を備えることを特徴とする。
【0115】
この構成により、第3動作入力部の機能を指定することが可能となることから、第3動作入力部の操作性を調整することが可能となり、使用状況に応じて第3動作入力部を機能させることにより利便性の高い第3動作入力部とすることができる。
【0116】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第6機能指定部は、前記第2動作入力部の延長線上に配置され、前記第4機能指定部に隣接させてあることを特徴とする。
【0117】
この構成により、第2動作入力部、第4機能指定部に対する相対位置関係で第6機能指定部を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第6機能指定部を操作することができる。
【0118】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第6機能指定部は、ボタンスイッチで構成してあることを特徴とする。
【0119】
この構成により、安定性良く第3動作入力部の機能を指定することが可能となる。
【0120】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体に、前記第1動作入力部、前記第2動作入力部、前記第3動作入力部および前記第1動作制御部のオンオフを制御する第2動作制御部を備えることを特徴とする。
【0121】
この構成により、第1動作入力部、第2動作入力部、第3動作入力部および第1動作制御部の動作を確実に制御することが可能となることから、第1動作入力部、前記第2動作入力部、第3動作入力部または第1動作制御部による誤動作を防止することができる。
【0122】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記第2動作制御部は、外部からの近接操作を検知する光学センサで構成してあることを特徴とする。
【0123】
この構成により、第1動作入力部、第2動作入力部、第3動作入力部および第1動作制御部のオンオフの切り替えを可能とすることから、第1動作入力部、第2動作入力部、第3動作入力部および第1動作制御部について安定した動作をさせることができる。
【0124】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体は、前記電子情報機器の入力装置部の入力装置筐体に結合してあることを特徴とする。
【0125】
この構成により、状況に応じて入力支援手段操作装置を利用することが可能となる。
【0126】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体は、対としてあり、前記入力装置筐体に対して対称的に配置してあることを特徴とする。
【0127】
この構成により、左右いずれの側でも入力支援手段を操作することが可能となることから、容易かつ効率的に入力支援手段を操作することができる。
【0128】
また、本発明に係る入力支援手段操作装置では、前記操作装置筐体は、前記入力装置筐体と一体化してあることを特徴とする。
【0129】
この構成により、電子情報機器の入力装置部に入力支援手段操作装置を一体にすることから、入力支援手段操作装置、さらには入力装置筐体の外形を簡略化することができる。
【0130】
また、本発明に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面を有する表示装置部と、情報を入力する入力装置部と、前記表示画面に表示される入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置とを備える電子情報機器であって、前記入力支援手段操作装置は、本発明に係る入力支援手段操作装置であることを特徴とする。
【0131】
この構成により、入力支援手段に対する操作が容易な電子情報機器とすることが可能となる。
【発明の効果】
【0132】
本発明に係る入力支援手段操作装置によれば、表示画面の第1方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第1方向位置操作入力部と、第1方向位置操作入力部が配置された操作装置筐体とを備え、第1方向位置操作入力部は、操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成する第1縁部に配置してあることから、第1方向位置操作入力部に対する操作を容易かつ迅速に実行することが可能となり、マウスポインタに対する表示画面の第1方向での位置操作を効率的に実行することが可能となり、また構造を小型化することができるという効果を奏する。
【0133】
また、本発明に係る電子情報機器によれば、情報を表示する表示画面を有する表示装置部と、情報を入力する入力装置部と、表示画面に表示される入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置とを備える電子情報機器であって、入力支援手段操作装置は、本発明に係る入力支援手段操作装置とすることから、入力支援手段に対する操作が容易な電子情報機器とすることが可能となるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0134】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0135】
<実施の形態1>
図1Aないし図4に基づいて、本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置について説明する。
【0136】
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置の概略構成を示す概略平面図である。図1Bは、図1Aの矢符B方向から見た側面図である。
【0137】
図2Aは、図1Aに示した入力支援手段操作装置の左手用領域を拡大して示す拡大平面図である。図2Bは、図1Aに示した入力支援手段操作装置の右手用領域を拡大して示す拡大平面図である。
【0138】
図3Aは、本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置が入力支援手段(マウスポインタ)を操作する状態を説明する説明図である。図3Bは、本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置が入力支援手段(スクロールバー)を操作する状態を説明する説明図である。
【0139】
本実施の形態に係る入力支援手段操作装置3は、電子情報機器(例えば、図7A参照。)が有する表示装置部6の表示画面60(図3A、図3B参照)に表示され情報の入力を支援する入力支援手段61(マウスポインタ61p、スクロールバー61s。図3A、図3B参照)を操作する構成としてある。
【0140】
また、入力支援手段操作装置3(操作装置筐体3c)は、電子情報機器の入力装置部2の入力装置筐体2cに配置してある。入力装置筐体2cの表面は、一般的に操作面として構成してある。
【0141】
入力支援手段操作装置3は、表示画面60の第1方向Dhr(例えば、水平方向/X軸方向)で入力支援手段61としてのマウスポインタ61pの位置を操作する第1方向位置操作入力部10と、第1方向位置操作入力部10が配置された操作装置筐体3cとを備える。
【0142】
第1方向位置操作入力部10は、操作装置筐体3cの操作面と側面とが交差して形成する第1縁部3fに配置してある。したがって、第1方向位置操作入力部10に対する操作を容易かつ迅速に実行することが可能となり、マウスポインタ61pに対する表示画面60の第1方向Dhrでの位置操作を効率的に行なうことができる。第1縁部3fに配置することから、構造を小型化することが可能となる。
【0143】
また、入力支援手段操作装置3は、表示画面60の第1方向と交差する第2方向Dvt(例えば、垂直方向/Y軸方向)で入力支援手段61としてのマウスポインタ61pの位置を操作する第2方向位置操作入力部20を備える。
【0144】
第2方向位置操作入力部20は、操作装置筐体3cに配置され、操作装置筐体3cの操作面と側面とが交差して形成し第1縁部3fと交差する第2縁部3sに配置してある。したがって、第2方向位置操作入力部20に対する操作を容易かつ迅速に実行することが可能となり、マウスポインタ61pに対する表示画面60の第2方向での位置操作を効率的に行なうことができる。第2縁部3sに配置することから、構造を小型化することが可能となる。
【0145】
入力支援手段操作装置3(操作装置筐体3c)は、左右に対としてあり、電子情報機器の入力装置部2の入力装置筐体2cに対して対称的に配置してある。また、入力支援手段操作装置3は、各構成要素についても左右対称に配置してある。
【0146】
この構成により、左右いずれの側でも入力支援手段61を操作することが可能となることから、容易かつ効率的に入力支援手段61を操作することができる。
【0147】
入力装置部2は、例えば一般的な文字キー2k、テンキー2nを含むキーボードとして構成することが可能であり、操作装置筐体3cは、入力装置筐体2cと一体化してある。
【0148】
この構成により、電子情報機器の入力装置部2(入力装置筐体2c)に入力支援手段操作装置3(操作装置筐体3c)を一体にすることから、入力支援手段操作装置3、さらには入力装置筐体2cの外形を簡略化、小型化することができる。
【0149】
なお、入力装置部2は、表示装置部6に対する信号を送出するために電子情報機器の制御部(不図示)に接続される端子2tを備える。
【0150】
入力支援手段操作装置3は、第1方向位置操作入力部10を備える。第1方向位置操作入力部10は、第1縁部3fに沿って延長してある。したがって、表示画面60の第1方向Dhrでマウスポインタ61pを容易かつ迅速に操作することが可能となる。つまり、操作する指の触覚をそのまま表示画面60に反映させることが可能である。
【0151】
第1方向位置操作入力部10は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてある。したがって、外部からの近接操作(例えば、指による接触。)によりマウスポインタ61pの第1方向Dhrでの位置操作を高精度に行なうことが可能となる。
【0152】
第1方向位置操作入力部10を構成する近接検知センサは、1次元センサとしてある。したがって、第1方向位置操作入力部10を簡単に構成することが可能となり、マウスポインタ61pの第1方向Dhrでの位置操作を高精度に行なうことができる。また、1次元センサであることから、操作が簡単となり、操作時に繊細な操作をする必要が無く疲れを抑制することが可能となる。
【0153】
なお、第1方向位置操作入力部10は、例えば静電容量センサで構成することが望ましい。また、配置長さは、例えば80mmないし120mm程度、さらには160mm程度の有効距離を得られる構成とすることが望ましい。
【0154】
また、長さに対して幅を検出感度の極限まで小さくすることが可能であることから、占有面積を縮小し小型化することが可能となる。
【0155】
入力支援手段操作装置3は、第2方向位置操作入力部20を備える。第2方向位置操作入力部20は、第2縁部3sに沿って延長してある。したがって、表示画面60の第2方向Dvtでマウスポインタ61pを容易かつ迅速に操作することが可能となる。つまり、操作する指の触覚をそのまま表示画面60に反映させることが可能である。
【0156】
第2方向位置操作入力部20は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてある。したがって、外部からの近接操作(例えば、指による接触。)によりマウスポインタ61pの第2方向Dvtでの位置操作を高精度に行なうことが可能となる。
【0157】
第2方向位置操作入力部20を構成する近接検知センサは、1次元センサとしてある。したがって、第2方向位置操作入力部20を簡単に構成することが可能となり、マウスポインタ61pの第2方向Dvtでの位置操作を高精度に行なうことができる。また、1次元センサであることから、操作が簡単となり、操作時に繊細な操作をする必要が無く疲れを抑制することが可能となる。
【0158】
なお、第2方向位置操作入力部20は、第1方向位置操作入力部10と同様に静電容量センサで構成することが望ましい。また、配置長さは、例えば80mmないし120mm程度、さらには160mm程度の有効距離を得られる構成とすることが望ましい。
【0159】
また、長さに対して幅を検出感度の極限まで小さくすることが可能であることから、占有面積を縮小し小型化することが可能となる。
【0160】
入力支援手段操作装置3は、第1方向位置操作入力部10の配置位置を表示する位置表示部11を有する。したがって、第1方向位置操作入力部10の入力可能範囲を明確に表示することが可能となり、マウスポインタ61pの第1方向Dhrでの位置操作を迅速かつ高精度に実行することができる。
【0161】
位置表示部11は、操作装置筐体3cに形成された凹凸により形成してある。したがって、表示画面60を視認した状態で入力支援手段操作装置3を操作する指の触覚を適用してマウスポインタ61pの位置操作の入力を高精度に行なうことが可能となる。なお、操作装置筐体3cに形成された凹凸は、操作装置筐体3cそのものに対して形成する場合の他に他の部材を適用して形成することも可能である。
【0162】
位置表示部11は、第1方向位置操作入力部10に隣接させて、例えば第1方向位置操作入力部10の中央および両端に配置してある。第1方向位置操作入力部10の両端のみに対応させて配置することも可能であり、第1方向位置操作入力部10の大きさに応じて適宜の配置とすることが可能である。
【0163】
入力支援手段操作装置3は、第2方向位置操作入力部20の配置位置を表示する位置表示部21を有する。したがって、第2方向位置操作入力部20の入力可能範囲を明確に表示することが可能となり、マウスポインタ61pの第2方向Dvtでの位置操作を迅速かつ高精度に実行することができる。
【0164】
位置表示部21は、位置表示部11と同様にして操作装置筐体3cに形成された凹凸により形成してある。したがって、表示画面60を視認した状態で入力支援手段操作装置3を操作する指の触覚を適用してマウスポインタ61pの位置操作の入力を高精度に行なうことが可能となる。
【0165】
位置表示部21は、第2方向位置操作入力部20に隣接させて、例えば第2方向位置操作入力部20の中央および両端に配置してある。第2方向位置操作入力部20の両端のみに対応させて配置することも可能であり、第2方向位置操作入力部20の大きさに応じて適宜の配置とすることが可能である。
【0166】
第1方向Dhrおよび第2方向Dvtそれぞれに対応させて第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20を配置することから、表示画面60に対する入力支援手段61(マウスポインタ61p)の操作を縦方向、横方向の単純な組合せで入力することが可能となる。
【0167】
入力支援手段操作装置3は、第1方向位置操作入力部10の機能を指定する第1機能指定部12を備える。したがって、第1方向位置操作入力部10の機能を指定することが可能となることから、第1方向位置操作入力部10の機能を容易に変更することができる。
【0168】
なお、第1方向位置操作入力部10の機能として、例えば表示画面60でのマウスポインタ61pの移動を制御する機能があり、第1機能指定部12によって例えば第1方向位置操作入力部10に対する入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定することが可能である(実施の形態2、図5ないし図6C参照)。
【0169】
第1機能指定部12は、第1方向位置操作入力部10の延長線上に配置してある。したがって、第1方向位置操作入力部10の機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0170】
第1方向位置操作入力部10の機能は、複数設定してあり、第1機能指定部12は、複数の機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチ12f、12s、12tを有する。したがって、第1機能指定部12は、第1方向位置操作入力部10の機能を複数画定して、それぞれの機能を容易かつ確実に画定することが可能となる(実施の形態2、図5ないし図6C参照)。
【0171】
入力支援手段操作装置3は、第2方向位置操作入力部20の機能を指定する第2機能指定部22を備える。したがって、第2方向位置操作入力部20の機能を指定することが可能となることから、第2方向位置操作入力部20の機能を容易に変更することができる。
【0172】
なお、第2方向位置操作入力部20の機能として、例えば表示画面60でのマウスポインタ61pの移動を制御する機能があり、第2機能指定部22によって例えば第2方向位置操作入力部20に対する入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定することが可能である(実施の形態2、図5ないし図6C参照)。
【0173】
第2機能指定部22は、第2方向位置操作入力部20の延長線上に配置してある。したがって、第2方向位置操作入力部20の機能を容易かつ確実に画定することが可能となる。
【0174】
第2方向位置操作入力部20の機能は、複数設定してあり、第2機能指定部22は、複数の機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチ22f、22s、22tを有する。したがって、第2機能指定部22は、第2方向位置操作入力部20の機能を複数画定して、それぞれの機能を容易かつ確実に画定することが可能となる(実施の形態2、図5ないし図6C参照)。
【0175】
第1機能指定部12で指定する機能と第2機能指定部22で指定する機能はそれぞれ対応させてあることが入力操作を容易にする観点から望ましい。
【0176】
第1縁部3fおよび第2縁部3sは隣接して交差配置され、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20は相互に交差角θを有するように配置してある。したがって、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20を整合性良く配置することが可能となることから、効率的な入力が可能な入力支援手段操作装置3とすることができる。
【0177】
交差角θは、例えば30度から150度までの範囲内としてある。したがって、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20の交差角θを人間工学的に操作性の良い配置とすることが可能となる。操作性および入力支援手段操作装置3の形成などを考慮すると、交差角θは、90度±30度程度としてあることが望ましい。
【0178】
操作装置筐体3cにマウスポインタ61pの第1動作を実行させる第1動作入力部31が配置してある。
【0179】
この構成により、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20とは別に第1動作入力部31を配置し、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20に対する操作とは別に第1動作入力部31に対する操作を実行できることから、迅速かつ効率よくマウスポインタ61pの第1動作を実行させることが可能となる。
【0180】
第1動作入力部31は、第2方向位置操作入力部20に沿って延長して配置してある。したがって、第1動作入力部31の形状を大きくすることが可能となり、容易かつ迅速にマウスポインタ61pの第1動作を実行することができる。
【0181】
第1動作入力部31は、第2方向位置操作入力部20に対して並行に配置してある。したがって、第2方向位置操作入力部20に対する相対位置関係で第1動作入力部31を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第1動作入力部31を操作することができる。
【0182】
マウスポインタ61pの第1動作は、表示画面60でのマウスポインタ61pの位置決め動作であることが望ましい。したがって、効率的にマウスポインタ61pの位置決めを実行することが可能となる。
【0183】
第1動作入力部31は、クリック用のボタンスイッチで構成してある。したがって、クリック操作を容易かつ精度良く実行することが可能となる。
【0184】
操作装置筐体3cにマウスポインタ61pの第2動作を実行させる第2動作入力部32が配置してある。
【0185】
この構成により、第1動作入力部31とは別に第2動作入力部32を操作できることから、容易かつ迅速に効率よくマウスポインタ61pの第2動作を実行させることが可能となる。
【0186】
第2動作入力部32は、第1動作入力部31に沿って延長して配置してある。したがって、第2動作入力部32の形状を大きくすることが可能となり、容易かつ迅速に第2動作を実行することができる。
【0187】
第2動作入力部32は、第1動作入力部31に対して並行に配置してある。したがって、第2動作入力部32を第1動作入力部31と関連付けて認識し、第1動作入力部31に対応させた指の隣の指を対応させて操作することが可能となることから、容易かつ迅速に効率よく第2動作入力部32を操作することができる。
【0188】
第2動作入力部32は、第1動作入力部31を挟んで第2方向位置操作入力部20の反対側に配置してある。したがって、第2方向位置操作入力部20、第1動作入力部31、第2動作入力部32を5指の内の3指に対応させて整合性よく配置することが可能となり、第2方向でのマウスポインタ61pの位置操作、第1動作の実行、第2動作の実行を容易かつ迅速に行なうことができる。
【0189】
マウスポインタ61pの第2動作は、位置決め動作(マウスポインタ61pの第1動作)で指定したマウスポインタ61pの位置で選択可能な機能を表示する機能選択画面表示動作である。したがって、効率的にマウスポインタ61pの機能選択画面表示動作を実行することが可能となる。なお、機能選択画面表示動作で表示される画面(選択対象機能を表示した画面)の内容はアプリケーションソフトで適宜設定される。
【0190】
第2動作入力部32は、クリック用のボタンスイッチで構成してある。したがって、クリック操作を容易かつ精度良く実行することが可能となる。
【0191】
操作装置筐体3cに入力支援手段61としてのスクロールバー61sを動作させる第3動作入力部33が配置してある。
【0192】
この構成により、マウスポインタ61pの第1動作を実行させる第1動作入力部31およびマウスポインタ61pの第2動作を実行させる第2動作入力部32とは別にスクロールバー61sを動作させる第3動作入力部33に対する操作を実行できることから、マウスポインタ61pに対する操作(第1動作、第2動作の実行)に加えて迅速かつ効率よくスクロールバー61sを動作させることが可能となる。
【0193】
第3動作入力部33は、第1動作入力部31に対して並行に、第2動作入力部32の延長線上に配置してある。したがって、第3動作入力部33を第1動作入力部31、第2動作入力部32と関連付けて位置を認識し、操作することが可能となることから、容易かつ迅速に効率よくスクロールバー61sを動作させることが可能となる。
【0194】
第3動作入力部33は、ホイールで構成してある。したがって、容易かつ迅速にスクロールバー61sを操作させることが可能となる。
【0195】
操作装置筐体3cに第1動作入力部31の機能を指定する第3機能指定部41が配置してある。したがって、第1動作入力部31の機能を指定することが可能となることから、第1動作入力部31の機能を容易に変更(指定)することができる。
【0196】
第3機能指定部41は、第1動作入力部31の延長線上に配置してある。したがって、第1動作入力部31に対する相対位置関係で第3機能指定部41を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第3機能指定部41を操作することができる。
【0197】
第3機能指定部41は、指定する第1動作入力部31の機能に対応する複数のボタンスイッチ41f、41sを有する。したがって、第1動作入力部31の機能を容易かつ迅速に指定することが可能となる。
【0198】
操作装置筐体3cに第2動作入力部32の機能を指定する第4機能指定部42が配置してある。したがって、第2動作入力部32の機能を指定することが可能となることから、第2動作入力部32の機能を容易に変更(指定)することができる。
【0199】
第4機能指定部42は、第2動作入力部32の延長線上に配置してある。したがって、第2動作入力部32に対する相対位置関係で第4機能指定部42を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第3機能指定部42を操作することができる。
【0200】
第4機能指定部42は、指定する第2動作入力部32の機能に対応する複数のボタンスイッチ42f、42sを有する。したがって、第2動作入力部32の機能を容易かつ迅速に指定することが可能となる。
【0201】
第3機能指定部41が有するボタンスイッチ41fは、第1動作入力部31が有する機能(例えば「ダブルクリックの速度切り替え」)に対応させてある。つまり、ボタンスイッチ41fを操作することによって、「ダブルクリックの速度切り替え」を指定し、ダブルクリックの速度を切り替える状態とすることが可能となる。
【0202】
また、第3機能指定部41が有するボタンスイッチ41sは、第1動作入力部31が有する機能(マウスポインタ61pの第1動作、例えば「マウスポインタ61pの位置決め」)と、第2動作入力部32が有する機能(マウスポインタ61pの第2動作、例えば「マウスポインタ61pの位置決めで指定したマウスポインタ61pの位置で選択可能な機能を表示する機能選択画面表示動作」)とを切り替えることにより、いわゆる左クリックと右クリックとを切り替えることが可能となる。つまり、主ボタン(例えば第1動作入力部31)、副ボタン(例えば第2動作入力部32)の機能を切り替えることが可能である。
【0203】
第4機能指定部42が有するボタンスイッチ42fは、第2動作入力部32が有する機能(例えば「ダブルクリックの速度切り替え」)に対応させてある。つまり、ボタンスイッチ42fを操作することによって、「ダブルクリックの速度切り替え」を指定し、ダブルクリックの速度を切り替える状態とすることが可能となる。
【0204】
また、第4機能指定部42が有するボタンスイッチ42sは、第1動作入力部31が有する機能(マウスポインタ61pの第1動作、例えば「マウスポインタ61pの位置決め」)と、第2動作入力部32が有する機能(マウスポインタ61pの第2動作、例えば「マウスポインタ61pの位置決めで指定したマウスポインタ61pの位置で選択可能な機能を表示する機能選択画面表示動作」)とを切り替えることにより、いわゆる左クリックと右クリックとを切り替えることが可能となる。つまり、主ボタン(例えば第1動作入力部31)、副ボタン(例えば第2動作入力部32)の機能を切り替えることが可能である。
【0205】
上述したとおり、第3機能指定部41が有するボタンスイッチの一つ(例えばボタンスイッチ41s)、および、第4機能指定部42が有するボタンスイッチの一つ(例えばボタンスイッチ42s)は、それぞれ、第1動作入力部31が実行するマウスポインタ61pの第1動作と第2動作入力部32が実行するマウスポインタ61pの第2動作との切り替えに適用させてある。
【0206】
この構成により、マウスポインタ61pの第1動作と第2動作を容易に切り替えることが可能となることから、例えば左クリックと右クリックの機能の切り替え(主副ボタンスイッチの切り替え)が容易で利便性の高い入力支援手段操作装置3とすることができる。
【0207】
また、上述したとおり、第3機能指定部41が有するボタンスイッチの一つ(例えばボタンスイッチ41f)、および、第4機能指定部42が有するボタンスイッチの一つ(例えばボタンスイッチ42f)は、第1動作入力部31に対して指定する機能と第2動作入力部32に対して指定する機能とを同一の機能(例えば、「ダブルクリックの速度切り替え」)としてある。
【0208】
この構成により、ボタンスイッチ41sおよびボタンスイッチ42sによって第1動作入力部31が実行するマウスポインタ61pの第1動作と第2動作入力部32が実行するマウスポインタ61pの第2動作とが切り替えられた場合に、第1動作入力部31、第2動作入力部32のいずれについても指定する「ダブルクリックの速度切り替え」を第3機能指定部41f、第4機能指定部42fそれぞれに対する操作によって実行することが可能となる。
【0209】
操作装置筐体3cに第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20のオンオフを制御する第1動作制御部44を備える。したがって、近接操作によって動作する第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20の動作を確実に制御することが可能となることから、第1方向位置操作入力部10または第2方向位置操作入力部20の誤動作を防止することができる。
【0210】
第1動作制御部44は、第1動作入力部31に重畳させて配置してある。したがって、第1動作制御部44の位置を第1動作入力部31に対応させて認識させることができることから、容易かつ迅速に第1動作制御部44のオンオフ制御が可能となる。
【0211】
第1動作制御部44は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサを備える。したがって、第1動作制御部44に対する近接操作をしている場合にのみ第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20をオン動作させることが可能となることから、マウスポインタ61pに対する位置の操作での誤動作を防止することができる。
【0212】
操作装置筐体3cに第1動作制御部44の機能を指定する第5機能指定部46を備える。したがって、第1動作制御部44の機能を指定することが可能となることから、第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20のオンオフの制御方法を指定することが可能となり、使用状況に応じて第1動作制御部44を機能させることにより利便性の高い第1動作制御部44とすることができる。
【0213】
第5機能指定部46は、第1動作入力部31の延長線上に配置され、第3機能指定部41に隣接させてある。したがって、第1動作入力部31、第3機能指定部41に対する相対位置関係で第5機能指定部46を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第5機能指定部46を操作することができる。
【0214】
第5機能指定部46は、ボタンスイッチで構成してある。したがって、安定性良く動作制御部の機能を指定することが可能となる。
【0215】
操作装置筐体3cに第3動作入力部33の機能を指定する第6機能指定部48を備える。したがって、第3動作入力部33の機能を指定することが可能となることから、第3動作入力部33の操作性を調整することが可能となり、使用状況に応じて第3動作入力部33を機能させることにより利便性の高い第3動作入力部33とすることができる。
【0216】
第6機能指定部48は、第2動作入力部32の延長線上に配置され、第4機能指定部42に隣接させてある。したがって、第2動作入力部32、第3動作入力部33、第4機能指定部42に対する相対位置関係で第6機能指定部48を認識することが可能となることから、迅速かつ効率よく第6機能指定部48を操作することができる。
【0217】
第6機能指定部48は、ボタンスイッチで構成してある。したがって、安定性良く第3動作入力部33の機能を指定することが可能となる。
【0218】
操作装置筐体3cに、第1動作入力部31、第2動作入力部32、第3動作入力部33および第1動作制御部44のオンオフを制御する第2動作制御部50を備える。したがって、第1動作入力部31、第2動作入力部32、第3動作入力部33および第1動作制御部44の動作を確実に制御することが可能となることから、第1動作入力部31、第2動作入力部32、第3動作入力部33または第1動作制御部44による誤動作を防止することができる。
【0219】
第2動作制御部50は、外部からの近接操作を検知する光学センサで構成してある。したがって、第1動作入力部31、第2動作入力部32、第3動作入力部33および第1動作制御部44のオンオフの切り替えを可能とすることから、第1動作入力部31、第2動作入力部32、第3動作入力部33および第1動作制御部44について安定した動作をさせることができる。
【0220】
図4は、本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置の操作状態を説明する説明図である。なお、図の見易さを考慮して、各構成に対する詳細な符号は省略する。
【0221】
入力支援手段操作装置3に対応させて配置した手移動方向Dhに対して、第1指を第1指移動方向Df1に、第2指を第2指移動方向Df2に、第3指を第3指移動方向Df3に、第4指を第4指移動方向Df4にそれぞれ対応させて配置した状態を示してある。
【0222】
第1指移動方向Df1は、第1方向位置操作入力部10、位置表示部11、第1機能指定部12に対応させて配置できることから、第1方向位置操作入力部10、第1機能指定部12に対する操作を容易かつ確実に実行することが可能となる。
【0223】
第2指移動方向Df2は、第2動作入力部32、第3動作入力部33、第4機能指定部42、第6機能指定部48に対応させて配置できることから、第2動作入力部32、第3動作入力部33、第4機能指定部42、第6機能指定部48に対する操作を容易かつ確実に実行することが可能となる。
【0224】
第3指移動方向Df3は、第1動作入力部31、第3機能指定部41、第1動作制御部44、第5機能指定部46に対応させて配置できることから、第1動作入力部31、第3機能指定部41、第1動作制御部44、第5機能指定部46に対する操作を容易かつ確実に実行することが可能となる。
【0225】
第4指移動方向Df4は、第2方向位置操作入力部20、位置表示部21、第2機能指定部22に対応させて配置できることから、第2方向位置操作入力部20、第2機能指定部22に対する操作を容易かつ確実に実行することが可能となる。
【0226】
なお、本実施の形態では、左手用領域、右手用領域を有する入力支援手段操作装置3として説明したが、いずれか一方のみとして構成することも可能である。左手用領域、右手用領域を有する入力支援手段操作装置3とした場合には、いずれか利用が容易な方を使うことが可能となる。また、両方を併用することも可能である。
【0227】
<実施の形態2>
図5ないし図6Cに基づいて、本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置について説明する。なお、本実施の形態に係る入力支援手段操作装置の構成は実施の形態1の入力支援手段操作装置3(第1方向位置操作入力部10、第1機能指定部12、第2方向位置操作入力部20、第2機能指定部22)と同一構成であるので、実施の形態1と同様の符号を適用する。
【0228】
本実施の形態は、入力支援手段操作装置3が備える第1方向位置操作入力部10の機能を指定する第1機能指定部12、第2方向位置操作入力部20の機能を指定する第2機能指定部22の実施例に関する。
【0229】
実施の形態1で述べたとおり、第1機能指定部12は、第1方向位置操作入力部10が有する複数の機能を指定するためにそれぞれの機能に対応させたボタンスイッチ12f、12s、12tを有する。つまり、ボタンスイッチ12f、12s、12tに対する操作によって、第1方向位置操作入力部10の機能を指定することが可能となる。
【0230】
したがって、ボタンスイッチ12f、12s、12tによって、例えば、第1方向位置操作入力部10への入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定することが可能となる。
【0231】
つまり、第1機能指定部12(ボタンスイッチ12f、12s、12t)に対して例えば次のように機能を適用することが可能である。
【0232】
表示画面60を第1方向Dhrでいくつかに分割し、分割した領域毎に第1方向位置操作入力部10を適用する場合、ボタンスイッチ12fに対して「操作範囲を切り替える」機能を適用する。つまり、分割したいずれの領域に対して第1方向位置操作入力部10を作用させるかを選択する機能をボタンスイッチ12fに持たせることができる。
【0233】
ボタンスイッチ12fは、例えばローテーション式に設定することが可能である。つまり、表示画面60を第1方向Dhrで2分割して左右に分割された領域を設定した場合、ボタンスイッチ12fを押すごとに第1方向位置操作入力部10を適用する領域が左領域→右領域→左領域・・・と順次切り替えられる構成とすることができる。
【0234】
表示画面60を第1方向Dhrで2分割した場合には、第1方向位置操作入力部10による操作精度を相対的に2倍に向上させることが可能となる。つまり、n分割とした場合には、操作精度はn倍に向上させることが可能となる。
【0235】
表示画面60を第1方向Dhrでいくつかに分割し、分割した領域毎に第1方向位置操作入力部10を適用する場合、ボタンスイッチ12sに対して「操作範囲を分割する」機能を適用する。つまり、表示画面60を分割する機能をボタンスイッチ12sに持たせることができる。
【0236】
ボタンスイッチ12sは、例えばローテーション式に非分割、2分割、3分割など適宜の分割数を設定することが可能である。なお、ボタンスイッチ12sで設定した分割数に対応させて、ボタンスイッチ12fによって切り替える操作範囲を設定しておくことができる。
【0237】
例えば、非分割の場合は全画面が対象であることから操作範囲の切り替えは適用しない状態に設定する。また、2分割の場合は左右を交互に切り替える形態とする。3分割の場合は左、中、右を順次切り替える形態とする。
【0238】
第1方向位置操作入力部10での操作距離に対する表示画面60での入力支援手段61(マウスポインタ61p)の移動距離の関係を絶対制御/相対制御で切り替える場合、ボタンスイッチ12tに対して、「絶対制御/相対制御を切り替える」機能を適用する。つまり、第1方向位置操作入力部10での操作距離に対するマウスポインタ61pの移動距離の相関関係を変更する機能をボタンスイッチ12tに持たせることができる。
【0239】
「絶対制御」とは、第1方向位置操作入力部10の有効操作範囲をそのまま表示画面60全体(第1方向Dhrでの全長)に比例対応させ、ドラッグ処理をすることなく直接移動先を指定する入力操作(入力制御)を意味する。表示画面60を分割した場合には、分割した各領域全体(第1方向Dhrでの分割した領域毎)に第1方向位置操作入力部10の有効操作範囲を適用する。表示画面60を分割した場合は、分割数に応じて第1方向位置操作入力部10による操作精度を向上させることが可能となる。
【0240】
また、「相対制御」とは、第1方向位置操作入力部10に対するドラッグ操作の距離分を表示画面60でのマウスポインタ61pのドラッグ移動に対応させることを意味する。マウスポインタ61pの移動距離は適宜設定してあり、必要に応じて第1方向位置操作入力部10に対する操作を繰り返すこととなる。
【0241】
上述したとおり、第1機能指定部12(ボタンスイッチ12f、12s、12t)は、第1方向位置操作入力部10に対する入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定する。したがって、第1方向位置操作入力部10への接触操作による表示画面60でのマウスポインタ61pの移動をより効率的に実行することが可能となる。
【0242】
また、実施の形態1で述べたとおり、第2機能指定部22は、第2方向位置操作入力部20が有する複数の機能を指定するためにそれぞれの機能に対応させたボタンスイッチ22f、22s、22tを有する。つまり、ボタンスイッチ22f、22s、22tに対する操作によって、第2方向位置操作入力部20の機能を指定することが可能となる。
【0243】
したがって、ボタンスイッチ22f、22s、22tによって、例えば、第2方向位置操作入力部20への入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定することが可能となる。
【0244】
つまり、第2機能指定部22(ボタンスイッチ22f、22s、22t)に対して例えば次のように機能を適用することが可能である。
【0245】
表示画面60を第2方向Dvtでいくつかに分割し、分割した領域毎に第2方向位置操作入力部20を適用する場合、ボタンスイッチ22fに対して「操作範囲を切り替える」機能を適用する。つまり、分割したいずれの領域に対して第2方向位置操作入力部20を作用させるかを選択する機能をボタンスイッチ22fに持たせることができる。
【0246】
ボタンスイッチ22fは、例えばローテーション式に設定することが可能である。つまり、表示画面60を第2方向Dvtで2分割して上下に分割された領域を設定した場合、ボタンスイッチ22fを押すごとに第2方向位置操作入力部20を適用する領域が上領域→下領域→上領域・・・と順次切り替えられる構成とすることができる。
【0247】
表示画面60を第2方向Dvtで2分割した場合には、第2方向位置操作入力部20による操作精度を相対的に2倍に向上させることが可能となる。つまり、n分割とした場合には、操作精度はn倍に向上させることが可能となる。
【0248】
表示画面60を第2方向Dvtでいくつかに分割し、分割した領域毎に第2方向位置操作入力部20を適用する場合、ボタンスイッチ22sに対して「操作範囲を分割する」機能を適用する。つまり、表示画面60を分割する機能をボタンスイッチ22sに持たせることができる。
【0249】
ボタンスイッチ22sは、例えばローテーション式に非分割、2分割、3分割など適宜の分割数を設定することが可能である。なお、ボタンスイッチ22sで設定した分割数に対応させて、ボタンスイッチ22fによって切り替える操作範囲を設定しておくことができる。
【0250】
例えば、非分割の場合は全画面が対象であることから操作範囲の切り替えは適用しない状態に設定する。2分割の場合は上下を交互に切り替える形態とする。3分割の場合は上、中、下を順次切り替える形態とする。
【0251】
第2方向位置操作入力部20での操作距離に対する表示画面60での入力支援手段61(マウスポインタ61p)の移動距離の関係を絶対制御/相対制御で切り替える場合、ボタンスイッチ22tに対して、「絶対制御/相対制御を切り替える」機能を適用する。つまり、第2方向位置操作入力部20での操作距離に対するマウスポインタ61pの移動距離の関係を変更する機能をボタンスイッチ22tに持たせることができる。
【0252】
「絶対制御」とは、第2方向位置操作入力部20の有効操作範囲をそのまま表示画面60全体(第2方向Dvtでの全長)に比例対応させ、ドラッグ処理をすることなく直接移動先を指定する入力操作(入力制御)を意味する。表示画面60を分割した場合には、分割した各領域全体(第2方向Dvtでの分割した領域毎)に第2方向位置操作入力部20の有効操作範囲を適用する。表示画面60を分割した場合は、分割数に応じて第2方向位置操作入力部20による操作精度を向上させることが可能となる。
【0253】
また、「相対制御」とは、第2方向位置操作入力部20に対するドラッグ操作の距離分を表示画面60でのマウスポインタ61pのドラッグ移動に対応させることを意味する。マウスポインタ61pの移動距離は適宜設定してあり、必要に応じて第2方向位置操作入力部20に対する操作を繰り返すこととなる。
【0254】
上述したとおり、第2機能指定部22(ボタンスイッチ22f、22s、22t)は、第2方向位置操作入力部20に対する入力操作と表示画面60でのマウスポインタ61pの移動との相関関係を画定する。したがって、第2方向位置操作入力部20への接触操作による表示画面60でのマウスポインタ61pの移動をより効率的に実行することが可能となる。
【0255】
図5は、本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第1機能指定部および第2機能指定部の機能を適用して表示画面を分割した状態を示す説明図である。
【0256】
上述したとおり、ボタンスイッチ12f、22fは、「操作範囲を分割する」機能を適用される場合がある。ボタンスイッチ12f、22fに対して「操作範囲を分割する」機能が適用されると、ボタンスイッチ12f、22fを操作することによって、表示画面60を第1方向位置操作入力部10、第2方向位置操作入力部20に対応させて分割することが可能となる。
【0257】
図5では、第1機能指定部12(ボタンスイッチ12f)を操作して第1方向Dhrを2分割し、第2機能指定部22(ボタンスイッチ22f)を操作して第2方向Dvtを2分割した状態を示してある。
【0258】
第1方向Dhrでは、第1横分割領域63xf、第2横分割領域63xsが横分割領域63xとして配置してあり、第1横分割領域63xfと第2横分割領域63xsとの間には両方の領域を重畳させた横分割重畳領域63xdが配置してある。
【0259】
第1横分割領域63xf、第2横分割領域63xsそれぞれが第1方向位置操作入力部10による操作対象(操作領域)となる。
【0260】
第2方向Dvtでは、第1縦分割領域63yf、第2縦分割領域63ysが縦分割領域63yとして配置してあり、第1縦分割領域63yfと第2縦分割領域63ysとの間には両方の領域を重畳させた縦分割重畳領域63ydが配置してある。
【0261】
第1縦分割領域63yf、第2縦分割領域63ysそれぞれが第2方向位置操作入力部20による操作対象(操作領域)となる。
【0262】
第1方向位置操作入力部10、第2方向位置操作入力部20の操作に対応する領域を分割して縮小することにより、第1方向位置操作入力部10、第2方向位置操作入力部20の操作精度を向上させることが可能となり、分割数に応じてマウスポインタ61pを高精度に制御(操作)することが可能となる。
【0263】
また、分割した領域を相互に重畳させた重畳領域(横分割重畳領域63xd、縦分割重畳領域63yd)を配置することにより、マウスポインタ61pの制御を容易かつ迅速に実行することが可能となる。
【0264】
図5では、マウスポインタ61pに対応させた補助線62(第1方向Dhrに対応する補助線62として横補助線62x、第2方向Dvtに対応する補助線62として縦補助線62y)を配置してある。補助線62を配置することにより、移動先(移動目標)に対してマウスポインタ61pを容易かつ迅速に移動させることが可能となる。
【0265】
補助線62の表示、非表示の設定は、例えば第1機能指定部12、第2機能指定部22を適用して設定することが可能である。
【0266】
図6Aは、本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第2機能指定部に対して相対制御を適用した場合に第2方向位置操作入力部によりマウスポインタを操作する状態を示す説明図である。
【0267】
第2方向位置操作入力部20の機能として相対制御を指定した場合について、相対制御によるマウスポインタ61pの移動状態を示してある。なお、上述したとおり、相対制御は、例えばボタンスイッチ22tを操作して相対制御に切り替えることにより実行することが可能である。
【0268】
先ず、第2方向位置操作入力部20に対して近接操作Dr1を施すことによってマウスポインタ61pは移動方向Dsh1で示すとおり、下側に図示した位置から第2方向Dvtで中央に示した位置に移動する。
【0269】
次に、第2方向位置操作入力部20に対して再度近接操作Dr2を施すことによってマウスポインタ61pは移動方向Dsh2で示すとおり、中央に示した位置から上側に示した位置に移動する。
【0270】
図6Bは、本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第1機能指定部および第2機能指定部に絶対制御を適用した場合に第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部によりマウスポインタを操作する状態を示す説明図である。
【0271】
第1方向位置操作入力部10および第2方向位置操作入力部20の機能として絶対制御を指定した場合ついて、絶対制御によるマウスポインタ61pの移動状態を示してある。なお、上述したとおり、絶対制御は、例えばボタンスイッチ12t、ボタンスイッチ22tを操作して絶対制御に切り替えることにより実行することが可能である。
【0272】
第1方向位置操作入力部10、第2方向位置操作入力部20のそれぞれの中央部に近接操作することにより、マウスポインタ61pは、対応する表示画面60の中央部に移動することとなる。なお、絶対制御であることから、直前の位置はどの位置であっても同様に移動させることが可能となる。
【0273】
図6Cは、本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第2機能指定部に対して操作範囲を分割する機能を適用し、第1機能指定部および第2機能指定部に絶対制御を適用した場合で、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部で操作可能な領域の状態を示す説明図である。
【0274】
第1方向位置操作入力部10の機能として絶対制御を指定していること、また、操作範囲を分割する機能は指定されていないことから、第1方向位置操作入力部10は、第1方向Dhrに対応する表示画面60の全長に対応した状態となっている。
【0275】
第2方向位置操作入力部20の機能として操作範囲を分割する機能(例えば2分割)、絶対制御の機能を指定していることから、第2方向位置操作入力部20は、縦分割領域63yとしての第1縦分割領域63yfおよび第2縦分割領域63ysに対応する状態となっている。第1縦分割領域63yfに対してマウスポインタ61pを移動させる場合は、上述したとおりに第2機能指定部22f(操作範囲を切り替える機能を適用)を操作し、第1縦分割領域63yfを選択して移動先に対応する第2方向位置操作入力部20の位置を操作することとなる。
【0276】
<実施の形態3>
図7Aないし図8Bに基づいて、本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置について説明する。なお、本実施の形態に係る入力支援手段操作装置の構成は、基本的に実施の形態1、実施の形態2に示した入力支援手段操作装置3と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
【0277】
図7Aは、本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の左手用領域を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。図7Bは、本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の右手用領域を示す平面図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。図7Cは、本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【0278】
本実施の形態に係る入力支援手段操作装置3は、実施の形態1、実施の形態2の場合と異なり、入力装置部2(入力装置筐体2c)とは分離して別の筐体に形成してある。つまり、入力支援手段操作装置3は、独自の操作装置筐体3cを備える。
【0279】
入力支援手段操作装置3は、入力装置部2(入力装置筐体2c)と結合する係合部3rを備える。また、入力装置部2の端子2tとは別に入力支援手段操作装置3から表示装置部6に対する信号を送出するために電子情報機器の制御部(不図示)に接続される端子3tを備える。
【0280】
したがって、本実施の形態に係る入力支援手段操作装置3は、入力装置部2(入力装置筐体2c)に対して独立した状態で配置し、操作することが可能となる。また、実働時には、操作装置筐体3cは、係合部3rを介して電子情報機器の入力装置部2の入力装置筐体2cに結合することが可能である。
【0281】
したがって、状況に応じて入力支援手段操作装置3を利用することが可能となる。また、入力装置部2(入力装置筐体2c)に対して独立していることから、多様な入力装置部2に対して適用することが可能となり、汎用性のある入力支援手段操作装置3とすることができる。
【0282】
入力支援手段操作装置3は、右手用領域、左手用領域いずれか一方のみを入力装置部2に結合しても良く、また実施の形態1、実施の形態2と同様に右手用領域、左手用領域の両方を適用する形態としても良い。
【0283】
なお、係合部3rには、入力装置部2(入力装置筐体2c)に対して結合するための適宜の係合手段を設けてある。また、入力装置筐体2cにも係合部3rに適合する適宜の係合手段を設けてある。
【0284】
図8Aは、本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の左手用領域および右手用領域を橋絡部で連結した状態を示す平面図である。図8Bは、図8Aに示した入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【0285】
図7Aないし図7Cに示した入力支援手段操作装置3は、左手用領域および右手用領域を独立して形成しているが、図8Aに示す入力支援手段操作装置3は、左手用領域および右手用領域を橋絡部3bで連結した状態としてある。
【0286】
この構成により、入力支援手段操作装置3(操作装置筐体3c)の取り扱いを容易にすることが可能となり、また、入力装置部2(入力装置筐体2c)との連結を容易かつ確実に行なうことが可能となる。
【0287】
また、橋絡部3bが構成する空間領域3bsを調整することにより、係合部3rと結合する入力装置部2(入力装置筐体2c)の大きさに適応させることが可能となり、入力支援手段操作装置3としての汎用性を向上させることができる。
【0288】
なお、その他の構成は、図7A、図7Bに示した入力支援手段操作装置3と同様であるので説明を省略する。
【0289】
<実施の形態4>
図9Aおよび図9Bに基づいて、本発明の実施の形態4に係る入力支援手段操作装置について説明する。なお、本実施の形態に係る入力支援手段操作装置の構成は、基本的に実施の形態1ないし実施の形態3に示した入力支援手段操作装置3と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
【0290】
図9Aは、本発明の実施の形態4に係る入力支援手段操作装置を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。図9Bは、図9Aに示した入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【0291】
本実施の形態に係る入力支援手段操作装置3は、左手用領域および右手用領域の間に電子情報機器の入力装置部2(入力装置筐体2c)が嵌合して接続される連結接続部3iを備える。したがって、入力装置部2を連結接続部3iに嵌合して接続することにより、入力装置部2と入力支援手段操作装置3との結合を容易かつ確実に行なうことが可能となる。
【0292】
なお、連結接続部3iには、図示しないコネクタが配置してあり、電子情報機器(入力装置部2)と接続される構成としてある。
【0293】
<実施の形態5>
図10ないし図14に基づいて、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置および電子情報機器について説明する。なお、本実施の形態に係る入力支援手段操作装置の構成は、基本的に実施の形態1ないし実施の形態4に示した入力支援手段操作装置3と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
【0294】
図10は、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
【0295】
図10に示す本実施の形態に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面60を有する表示装置部6と、情報を入力する入力装置部2(入力装置筐体2c)と、表示画面60に表示される入力支援手段61(マウスポインタ61p)を操作する入力支援手段操作装置3とを備える。
【0296】
したがって、入力支援手段61に対する操作が容易な電子情報機器とすることが可能となる。図示した形態の電子情報機器としては、例えばラップトップ型のパーソナルコンピュータ、モバイル型の電子情報機器などがある。
【0297】
本実施の形態に係る電子情報機器では、入力装置部2(入力装置筐体2c)と入力支援手段操作装置3(操作装置筐体3c)とを一体化してある。つまり、電子情報機器は、入力支援手段操作装置3を備える構成としてある。また、入力支援手段操作装置3は、上述したとおり、実施の形態1ないし実施の形態4に係る入力支援手段操作装置3を適用することが可能である。
【0298】
第1方向位置操作入力部10への操作を容易にするために入力装置筐体2cに第1方向位置操作入力部10に対応させた溝部3gが形成してある。溝部3gは、第1方向位置操作入力部10への入力操作を容易にするために傾斜面とされた底部を有する。したがって、溝部3gは、第1縁部3fを構成することが可能となる。また、溝部3gに第1方向位置操作入力部10を配置することから、誤動作を抑制することが可能となる。
【0299】
なお、本実施の形態では、入力支援手段操作装置3を構成する要素として第1方向位置操作入力部10、位置表示部11、第2方向位置操作入力部20、位置表示部21、第2機能指定部22を備える。他の要素は省略してあるが、他の実施の形態と同様に構成しても良く、また、入力装置部2に兼用させることも可能である。
【0300】
図11は、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【0301】
図11に示す本実施の形態に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面60を有する表示装置部6と、情報を入力する入力装置部2(入力装置筐体2c)と、表示画面60に表示される入力支援手段61(マウスポインタ61p)を操作する入力支援手段操作装置3とを備える。
【0302】
図10に示した電子情報機器と異なり、入力装置筐体2cおよび操作装置筐体3cは重畳した第1縁部3fを構成してある。その他の構成は、図10に示した電子情報機器と同様であるので説明は省略する。
【0303】
図12は、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【0304】
図12に示す本実施の形態に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面60を有する表示装置部6と、情報を入力する入力装置部2(入力装置筐体2c)と、表示画面60に表示される入力支援手段61(マウスポインタ61p)を操作する入力支援手段操作装置3とを備える。
【0305】
図12では、入力支援手段操作装置3として、第1方向位置操作入力部10、位置表示部11、第2方向位置操作入力部20、位置表示部21、第2機能指定部22を備える。他の構成は図10、図11に示した電子情報機器と同様であるので説明は省略する。なお、入力装置部2は、例えば凹凸の無いタッチパッド2pで構成してある。
【0306】
図13は、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【0307】
図13に示す本実施の形態に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面60を有する表示装置部6と、表示画面60に表示される入力支援手段61(マウスポインタ61p)を操作する入力支援手段操作装置3とを備える。なお、表示画面60は、情報を入力する入力装置部2と兼用させてある。
【0308】
図13に示す電子情報機器は、図10ないし図12に示した電子情報機器に比較してさらに小型化してあることから、入力支援手段操作装置3として、第1方向位置操作入力部10、第2方向位置操作入力部20のみを備える。したがって、携帯性を向上させる観点から小型化された電子情報機器に対して、入力支援手段操作装置3を簡略化して適用してある。
【0309】
図14は、本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を説明する説明図であり、(A)は入力装置部をメカニカルキー構成とした場合の平面図であり、(B)は入力装置部をタッチパッドで構成した場合の平面図である。
【0310】
図14に示す本実施の形態に係る電子情報機器は、情報を表示する表示画面60を有する表示装置部6と、情報を入力する入力装置部2(メカニカルキー構成とされた文字キー2k、あるいはタッチパッド2p)、表示画面60に表示される入力支援手段61(マウスポインタ61p)を操作する入力支援手段操作装置3とを備える。
【0311】
図14に示す電子情報機器は、図13と同様に入力支援手段操作装置3を簡略化し、第1方向位置操作入力部10のみを備える。したがって、携帯性の優れた小型の電子情報機器に対して、入力支援手段操作装置3を簡略化して適用してある。
【図面の簡単な説明】
【0312】
【図1A】本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置の概略構成を示す概略平面図である。
【図1B】図1Bは、図1Aの矢符B方向から見た側面図である。
【図2A】図1Aに示した入力支援手段操作装置の左手用領域を拡大して示す拡大平面図である。
【図2B】図1Aに示した入力支援手段操作装置の右手用領域を拡大して示す拡大平面図である。
【図3A】本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置が入力支援手段(マウスポインタ)を操作する状態を説明する説明図である。
【図3B】本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置が入力支援手段(スクロールバー)を操作する状態を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る入力支援手段操作装置の操作状態を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第1機能指定部および第2機能指定部の機能を適用して表示画面を分割した状態を示す説明図である。
【図6A】本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第2機能指定部に対して相対制御を適用した場合に第2方向位置操作入力部によりマウスポインタを操作する状態を示す説明図である。
【図6B】本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第1機能指定部および第2機能指定部に絶対制御を適用した場合に第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部によりマウスポインタを操作する状態を示す説明図である。
【図6C】本発明の実施の形態2に係る入力支援手段操作装置が備える第2機能指定部に対して操作範囲を分割する機能を適用し、第1機能指定部および第2機能指定部に絶対制御を適用した場合で、第1方向位置操作入力部および第2方向位置操作入力部で操作可能な領域の状態を示す説明図である。
【図7A】本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の左手用領域を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
【図7B】本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の右手用領域を示す平面図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
【図7C】本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【図8A】本発明の実施の形態3に係る入力支援手段操作装置の左手用領域および右手用領域を橋絡部で連結した状態を示す平面図である。
【図8B】図8Aに示した入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【図9A】本発明の実施の形態4に係る入力支援手段操作装置を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
【図9B】図9Aに示した入力支援手段操作装置を電子情報機器の入力装置部に結合した状態を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係る入力支援手段操作装置を備えた電子情報機器の概略構成を説明する説明図であり、(A)は入力装置部をメカニカルキー構成とした場合の平面図であり、(B)は入力装置部をタッチパッドで構成した場合の平面図である。
【符号の説明】
【0313】
2 入力装置部
2c 入力装置筐体
2t 端子
3 入力支援手段操作装置
3b 橋絡部
3c 操作装置筐体
3f 第1縁部
3i 連結接続部
3r 係合部
3s 第2縁部
3t 端子
6 表示装置部
10 第1方向位置操作入力部
11 位置表示部
12 第1機能指定部
12f ボタンスイッチ(第1機能指定部)
12s ボタンスイッチ(第1機能指定部)
12t ボタンスイッチ(第1機能指定部)
20 第2方向位置操作入力部
21 位置表示部
22 第2機能指定部
22f ボタンスイッチ(第2機能指定部)
22s ボタンスイッチ(第2機能指定部)
22t ボタンスイッチ(第2機能指定部)
31 第1動作入力部
32 第2動作入力部
33 第3動作入力部
41 第3機能指定部
41f 第3機能指定部
41s 第3機能指定部
42 第4機能指定部
42f 第4機能指定部
42s 第4機能指定部
44 第1動作制御部
46 第5機能指定部
48 第6機能指定部
50 第2動作制御部
60 表示画面
61 入力支援手段
61p マウスポインタ(入力支援手段)
61s スクロールバー(入力支援手段)
62 補助線
62x 横補助線
62y 縦補助線
63x 横分割領域
63xd 横分割重畳領域
63xf 第1横分割領域
63xs 第2横分割領域
63y 縦分割領域
63yd 縦分割重畳領域
63yf 第1縦分割領域
63ys 第2縦分割領域
Dhr 第1方向
Dvt 第2方向
θ 交差角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子情報機器の表示画面に表示され情報の入力を支援する入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置であって、
前記表示画面の第1方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第1方向位置操作入力部と、
該第1方向位置操作入力部が配置された操作装置筐体とを備え、
前記第1方向位置操作入力部は、前記操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成する第1縁部に配置してあること
を特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項2】
請求項1に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1方向位置操作入力部は、前記第1縁部に沿って延長してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1方向位置操作入力部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項4】
請求項3に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記近接検知センサは、1次元センサとしてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部の配置位置を表示する位置表示部を有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項6】
請求項5に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記位置表示部は、前記操作装置筐体に形成された凹凸により形成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部の機能を指定する第1機能指定部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項8】
請求項7に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1機能指定部は、前記第1方向位置操作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項9】
請求項7または請求項8に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1方向位置操作入力部の前記機能は、複数設定してあり、前記第1機能指定部は、複数の前記機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項10】
請求項7ないし請求項9のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1機能指定部は、前記第1方向位置操作入力部に対する入力操作と前記表示画面でのマウスポインタの移動との相関関係を画定することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項11】
請求項1ないし請求項10のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記表示画面の前記第1方向と交差する第2方向で入力支援手段としてのマウスポインタの位置を操作する第2方向位置操作入力部を備え、
該第2方向位置操作入力部は、前記操作装置筐体に配置され、前記操作装置筐体の操作面と側面とが交差して形成し前記第1縁部と交差する第2縁部に配置してあること
を特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項12】
請求項11に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2方向位置操作入力部は、前記第2縁部に沿って延長してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項13】
請求項11または請求項12に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2方向位置操作入力部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサとしてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項14】
請求項13に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記近接検知センサは、1次元センサとしてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項15】
請求項11ないし請求項14のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第2方向位置操作入力部の配置位置を表示する位置表示部を有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項16】
請求項15に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記位置表示部は、前記操作装置筐体に形成された凹凸により形成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項17】
請求項11ないし請求項16のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第2方向位置操作入力部の機能を指定する第2機能指定部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項18】
請求項17に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2機能指定部は、前記第2方向位置操作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項19】
請求項17または請求項18に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2方向位置操作入力部の前記機能は、複数設定してあり、前記第2機能指定部は、複数の前記機能のそれぞれに対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項20】
請求項17ないし請求項19のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2機能指定部は、前記第2方向位置操作入力部に対する入力操作と前記表示画面でのマウスポインタの移動との相関関係を画定することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項21】
請求項11ないし請求項20のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1縁部および前記第2縁部は隣接して交差配置され、前記第1方向位置操作入力部および前記第2方向位置操作入力部は相互に交差角を有するように配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項22】
請求項21に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記交差角は、30度から150度までの範囲内としてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項23】
請求項11ないし請求項22のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記マウスポインタの第1動作を実行させる第1動作入力部が配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項24】
請求項23に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1動作入力部は、前記第2方向位置操作入力部に沿って延長してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項25】
請求項23または請求項24に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1動作入力部は、前記第2方向位置操作入力部に対して並行に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項26】
請求項23ないし請求項25のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記マウスポインタの前記第1動作は、位置決め動作であることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項27】
請求項23ないし請求項26のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1動作入力部は、クリック用のボタンスイッチで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項28】
請求項23ないし請求項27のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記マウスポインタの第2動作を実行させる第2動作入力部が配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項29】
請求項28に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部に沿って延長してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項30】
請求項28または請求項29に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部に対して並行に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項31】
請求項28ないし請求項30のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2動作入力部は、前記第1動作入力部を挟んで前記第2方向位置操作入力部の反対側に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項32】
請求項28ないし請求項31のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記マウスポインタの前記第2動作は、前記位置決め動作で指定したマウスポインタの位置で選択可能な機能を表示する機能選択画面表示動作であることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項33】
請求項28ないし請求項32のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2動作入力部は、クリック用のボタンスイッチで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項34】
請求項28ないし請求項33のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記入力支援手段としてのスクロールバーを動作させる第3動作入力部が配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項35】
請求項34に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第3動作入力部は、前記第1動作入力部に対して並行に、前記第2動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項36】
請求項34または請求項35に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第3動作入力部は、ホイールで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項37】
請求項28ないし請求項36のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第1動作入力部の機能を指定する第3機能指定部が配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項38】
請求項37に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第3機能指定部は、前記第1動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項39】
請求項37または請求項38に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第3機能指定部は、指定する前記第1動作入力部の機能に対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項40】
請求項37ないし請求項39のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第2動作入力部の機能を指定する第4機能指定部が配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項41】
請求項40に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第4機能指定部は、前記第2動作入力部の延長線上に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項42】
請求項40または請求項41に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第4機能指定部は、指定する前記第2動作入力部の機能に対応する複数のボタンスイッチを有することを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項43】
請求項42に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第3機能指定部が有する前記ボタンスイッチの一つ、および、前記第4機能指定部が有する前記ボタンスイッチの一つは、それぞれ、前記第1動作入力部が実行する前記マウスポインタの前記第1動作と前記第2動作入力部が実行する前記マウスポインタの前記第2動作との切り替えに適用させてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項44】
請求項23ないし請求項43のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第1方向位置操作入力部および前記第2方向位置操作入力部のオンオフを制御する第1動作制御部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項45】
請求項44に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1動作制御部は、前記第1動作入力部に重畳させて配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項46】
請求項44または請求項45に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第1動作制御部は、外部からの近接操作を検知する近接検知センサを備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項47】
請求項44ないし請求項46のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第1動作制御部の機能を指定する第5機能指定部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項48】
請求項47に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第5機能指定部は、前記第1動作入力部の延長線上に配置され、前記第3機能指定部に隣接させてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項49】
請求項47または請求項48に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第5機能指定部は、ボタンスイッチで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項50】
請求項47ないし請求項49のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に前記第3動作入力部の機能を指定する第6機能指定部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項51】
請求項50に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第6機能指定部は、前記第2動作入力部の延長線上に配置され、前記第4機能指定部に隣接させてあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項52】
請求項50または請求項51に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第6機能指定部は、ボタンスイッチで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項53】
請求項34ないし請求項52のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体に、前記第1動作入力部、前記第2動作入力部、前記第3動作入力部および前記第1動作制御部のオンオフを制御する第2動作制御部を備えることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項54】
請求項53に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記第2動作制御部は、外部からの近接操作を検知する光学センサで構成してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項55】
請求項1ないし請求項54のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体は、前記電子情報機器の入力装置部の入力装置筐体に結合してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項56】
請求項55に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体は、対としてあり、前記入力装置筐体に対して対称的に配置してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項57】
請求項55または請求項56に記載の入力支援手段操作装置であって、
前記操作装置筐体は、前記入力装置筐体と一体化してあることを特徴とする入力支援手段操作装置。
【請求項58】
情報を表示する表示画面を有する表示装置部と、情報を入力する入力装置部と、前記表示画面に表示される入力支援手段を操作する入力支援手段操作装置とを備える電子情報機器であって、
前記入力支援手段操作装置は、請求項1ないし請求項57のいずれか一つに記載の入力支援手段操作装置であることを特徴とする電子情報機器。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−58986(P2009−58986A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−223003(P2007−223003)
【出願日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】