説明

共用型基板とそれを用いる半導体装置

【課題】基板配線の再設計と製作とに要る時間を大幅に縮短可能な共用型基板を提供する。
【解決手段】複数の内接パッド311、312、313と複数の外接パッド321、322、323とを有する。全ての内接パッド311、312、313を外接パッド321、322、323群に電気接続し、且つ随意にヒューズを焼切るため、基板の一表面には複数の分岐配線330とそれらの分岐配線330に直列連結される複数のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12を形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の実装基板に関し、特に一種の共用型基板とそれを用いる半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置は、例えば半導体パッケージ構造或はカード型半導体装置であって、基板を用いてチップ内のボンディングパッドと電気接続している。基板は複数の外接パッド、例えばスズボールもしくは金属針などを設置し、それらの外接パッドを直接に外接電極や外接端子として使っている。標準規格品で言えば、基板の外接パッドの位置と電気機能とは必ず一定となり変ることができない。しかし、同一機能を持つ半導体装置には、異なるウエーハの製造と設計とによってボンディングパッド配列順序も多様になる。それにより、一旦チップのボンディングパッド配列順序が変ったら、もはや元基板の適用性はなくなり、他に対応する配線パターンを有する基板を設計や交換することが必要となるがゆえに基板の種類は増える一方である。また、基板製造に要する時間ももっとかかるはずである。
【0003】
図1に示すように、一種の半導体装置は、例えば、メモリカード、主要に基板100、チップ10、複数のボンディングワイヤ30、及び封止体40を有する。図2を参照して、その基板100は複数の内接パッド111、112、113、複数の外接パッド121、122、123、複数の配線130、及び複数の電気貫通孔140を具する。それらの内接パッド111、112、113は基板100の上表面101に設置され、それらの外接パッド121、122、123は基板100の下表面102に設置されている。それらの配線130とそれらの電気貫通孔140とを介して内接パッド111、112、113群を対応する外接パッド121、122、123群に接続している。そのチップ10は、基板100の上表面101に設置され、複数のボンディングパッドを有する。図2に示すように、上から下までボンディングパッドの配列順序はCP1、CP2、CP3になり、そして、ボンディングワイヤ30群を介してそれらのボンディングパッドCP1、CP2、CP3をそれぞれ内接パッド111、112、113群に電気接続している。封止体40は基板100の上表面101に形成されてチップ10とボンディングワイヤ30群とを封止している。
【0004】
図2に示すように、内接パッド111、112、113群は第一内接パッド111、第二内接パッド112、及び第三内接パッド113に番号付けられ、外接パッド121、122、123群も第一外接パッド121、第二外接パッド122、及び第三外接パッド123に番号付けられている。配列順序と機能により、ボンディングパッドCP1、CP2、CP3群は第一ボンディングパッドCP1、第二ボンディングパッドCP2、及び第三ボンディングパッドCP3に番号付けられている。再び図2を参照して、第一ボンディングパッドCP1はボンディングワイヤ30を介して第一内接パッド111に接続され、再び配線130を介して第一外接パッド121に接続される。同様に、第二ボンディングパッドCP2も第二内接パッド112を経由して第二外接パッド122に接続され、第三ボンディングパッドCP3も第三内接パッド113を経由して第三外接パッド123に接続される。
【0005】
図3に示すように、他のチップ20は上から下まで第二ボンディングパッドCP2、第三ボンディングパッドCP3、及び第一ボンディングパッドCP1のように異なる配列順序を有する。製品のソケット位置が一致するという要求に従うため、今まで通り第一ボンディングパッドCP1を基板同一位置の第一外接パッドに電気接続し、第二ボンディングパッドCP2を基板同一位置の第二外接パッドに電気接続し、また第三ボンディングパッドCP3を基板同一位置の第三外接パッドに電気接続している。この際に、元基板100はもはや通用できなくなり、他にもう一種周知の非共用型基板200を設計しなければいけない。この非共用型基板200は、複数の内接パッド211、212、213、複数の外接パッド221、222、223、複数の配線230、及び複数の貫通孔240を具する。チップのボンディングパッド群の配列順序が異なることにより、その非共用型基板200の内部配線レイアウトは上記元基板100の内部配線レイアウトとは異なるので、第一外接パッド221は第三内接パッド213に電気接続され、第二外接パッド222は第一内接パッド211に電気接続され、第三外接パッド223は第二内接パッド212に電気接続されることになる。そして、複数のボンディングワイヤ30を用いて第三内接パッド213と第一ボンディングパッドCP1、第一内接パッド211と第二ボンディングパッドCP2、及び第二内接パッド212と第三ボンディングパッドCP3をそれぞれ電気接続させる。従って、第一外接パッド221をチップ20の第一ボンディングパッドCP1に、第二外接パッド222をチップ20の第二ボンディングパッドCP2に、及び第三外接パッド223をチップ20の第三ボンディングパッドCP3にそれぞれ最終的に電気接続することが可能となるのは、基板内部配線パターンの変化を利用しなければならない。よって、チップのボンディングパッドの配列順序が変われば、実装する際に他種の配線パターンを有する基板を交換や製作する必要となり、基板材料種類が増えることと共に、基板製造に要する時間ももっと長く掛かってサンプル製作と少量生産のようなことにとって不利である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の主な目的は一種の共用型基板を提供し、この共用型基板により、異なる配線パターンの基板を交換や製作する必要がなく、適当なヒューズを焼断することだけで各種のボンディングパッド配列順序を持つチップと電気接続することができ、同一ソケットという規格に反しない限り、基板配線の再設計と製作とに要る時間が大幅に縮短できる。
本発明のもうひとつの目的は一種の共用型基板を提供し、この共用型基板の同一表面にヒューズの焼断作業を行うことが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明では、次に述べる技術が提案されている。本発明によれば、共用型基板は、主に複数の内接パッドと複数の外接パッドとを有する。全ての内接パッドを外接パッド群に電気接続し且つ随意にヒューズを焼切るため、基板の一表面には複数の分岐配線とそれらの分岐配線に直列連結される複数のヒューズとを形成している。他の実施例には、基板はさらに複数の開口を持つ半田マスク層を含み、この半田マスク層の複数開口は分岐配線群の少数配線を露出してこの少数配線によりヒューズを形成している。
【0008】
上記目的を達するために本発明では、更に他の技術を説明する。
上記共用型基板において、部分の分岐配線群、ヒューズ群、及び内接パッド群は基板の上表面に形成され、また外接パッド群は基板の下表面に形成されている。
上記共用型基板において、さらに両面電気接続のために複数の電気貫通孔を有する。
上記共用型基板において、分岐配線群はT或はYの形にすることができる。
【0009】
上記共用型基板において、基板の表面には半田マスク層を形成することができ、この半田マスク層は分岐配線群を覆うことになるがヒューズ群を露出している。
上記共用型基板において、ヒューズ群の直径は分岐配線群の直径よりも小さくなる。
上記共用型基板において、ヒューズ群の数量は内接パッド群数量の二倍よりも多くなる。
【0010】
上記共用型基板において、メモリカード型半導体装置に適用するように、内接パッド群はワイヤボンディングフィンガー(wire-bonding Finger)を使うことができ、外接パッドは長細いゴールドフィンガー(gold Finger)である。
上記共用型基板において、全てのヒューズ群は基板の同一表面に形成されることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の一実施例は一種の共用型基板を提供し、図4はその共用型基板の配線レイアウトを示す平面図であり、図5はその共用型基板とそれに電気接続されるチップとを示す立体図であり、図6はその共用型基板が各種のボンディングパッド配列順序を持つチップと電気接続する時の複数のヒューズ開閉状態を示す比較表である。
図4に示すように、その共用型基板300は主要に複数の内接パッド311、312、313と複数の外接パッド321、322、323を有する。本実施例には、それらの内接パッド311、312、313は第一内接パッド311、第二内接パッド312、及び第三内接パッド313に区分されることができ、それらの外接パッド321、322、323も第一外接パッド321、第二外接パッド322、及び第三外接パッド323に区分されることができる。メモリカード型半導体装置に適用するため、内接パッド311、312、313群がワイヤボンディングフィンガー(wire-bonding finger)を使うことと外接パッド321、322、323群が長細いゴールドフィンガー(gold finger)を使うこととは望まれる。
【0012】
また、図4及び図5を参照して、ダミーパッド以外に全ての内接パッド311、312、313を外接パッド321、322、323群に電気接続し、且つ随意にヒューズを焼切ることを提供できるように、その共用型基板300の一表面に複数の分岐配線330とそれらの分岐配線330に直列連結される複数のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12とを形成している。本実施例には、分岐配線330群はT或いはYの外形にすることができるが、部分の分岐配線330群は十字の外形になってもよい。図5に示すように、ヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群の直径は分岐配線330の直径よりも小さくなってレーザの照射により焼切られて回路遮断となる。一般に、ヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群の数量は内接パッド群数量の二倍を超える。その共用型基板300の同一表面にヒューズの焼切り作業に行いやすくするため、全てのヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12を共用型基板300の同一表面(上表面301)に形成することが望まれる。それにより、部分のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12を随意に焼切ることが可能で、所定配線(後に詳しく述べる)を得ることができる。
【0013】
本実施例において、図9を参照して、共用型基板300は上表面301と下表面302とを定義することができ、部分の分岐配線330群、ヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群及び内接パッド311、312、313群が共用型基板300の上表面301に形成され、外接パッド321、322、323群が共用型基板300の下表面302に形成されることができる。共用型基板300は、両面電気接続を行えるようにするためさらに複数の電気貫通孔340を具する。
【0014】
具体的に言えば、共用型基板300の上表面301に半田マスク層350を形成することができ、分岐配線330の汚染で短絡しないようにするために分岐配線330を露出させず、この半田マスク層350は分岐配線330群を覆っている。また、半田マスク層350はヒューズ数量に相当する開口351を有し、それらの開口351はヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を露出させることによって随意に部分のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群をレーザの照射により焼切る作業を行いやすくする。他の実施例には、半田マスク層350の開口351群は分岐配線330群の少数配線を露出して、この少数配線によりヒューズを形成している。
【0015】
図6に示すように、同じ機能を持つチップは異なる製造メーカーにより異なるボンディングパッド配列順序を持つ。図6に示す比較表によれば、部分のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を焼切ることでその共用型基板300に様々な配線レイアウトを得ることができる。図6において、“○”は対応するヒューズが連結状態であることを示し、“X”は対応するヒューズが切断状態であることを示している。レーザを照射することによりヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を随意に焼切ることができる。
【0016】
また、図6及び図7に示すように、チップ10のボンディングパッド配列順序は上から下まで第一ボンディングパッドCP1、第二ボンディングパッドCP2、第三ボンディングパッドCP3となり、そして、ボンディングワイヤ30群を介して第一ボンディングパッドCP1、第二ボンディングパッドCP2、及び第三ボンディングパッドCP3をそれぞれ第一内接パッド311、第二内接パッド312、及び第三内接パッド313に電気接続している。次に、図6の「CP1−CP2−CP3」列を参考し、部分のヒューズF1、F3、F4、F5、F7、F8、F9、F12群を焼切るべきであり、そして、図7を参照し、ヒューズF2の直列連結を介して第一ボンディングパッドCP1の第一内接パッド311を第一外接パッド321に電気接続し、ヒューズF10、F11の直列連結を介して第二ボンディングパッドCP2の第二内接パッド312を第二外接パッド322に電気接続し、ヒューズF6の直列連結を介して第三ボンディングパッドCP3の第三内接パッド313を第三外接パッド323に電気接続している。
【0017】
図6及び図8に示すように、もう一種のチップ20のボンディングパッド配列順序は上から下まで第二ボンディングパッドCP2、第三ボンディングパッドCP3、第一ボンディングパッドCP1となり、複数のボンディングワイヤ30群を介して第二ボンディングパッドCP2、第三ボンディングパッドCP3、及び第一ボンディングパッドCP1をそれぞれ第一内接パッド311、第二内接パッド312、及び第三内接パッド313に電気接続している。また、図6の「CP2−CP3−CP1」列を参考し、部分のヒューズF2、F3、F5、F6、F8、F9、F11、F12群を焼切るべきであり、次に、図8を参照し、ヒューズF1、F10の直列連結を介して第二ボンディングパッドCP2の第一内接パッド311を第二外接パッド322に電気接続し、ヒューズF4の直列連結を介して第三内接パッド313の第二内接パッド312を第三外接パッド323に電気接続し、ヒューズF7の直列連結を介して第一ボンディングパッドCP1の第三内接パッド313を第一外接パッド321に電気接続している。
【0018】
従って、ヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を介して随意にヒューズを切断することによって内接パッド群と外接パッド群との間の配線レイアウトを変えることができ、基板の共用性に達する。他種の基板を製作する必要なく、適当なヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を焼切ることだけで、多様なボンディングパッド配列順序を持つ各種のチップを同一ソケットの外接パッド群に電気接続することができるので、製造コストを減らすことと基板材料管理を簡単にすることを可能としている。
【0019】
本発明の一実施例によれば、その共用型基板300はさらに半導体装置に応用されることができ、メモリカードはひとつの応用例である。図9に示すように、半導体装置はその共用型基板300とチップ10とを有する。そのチップ10は共用型基板300の上に設置され、複数のボンディングパッドCP1、CP2、CP3を有する。本実施例では、そのチップ10を周知のダイアタッチ(die attach)材料を用いて共用型基板300の上表面301に粘着している。そして、複数のボンディングワイヤ30群を介して従来のワイヤボンディング方式でそれらのボンディングパッドCP1、CP2、CP3を内接パッド311、312、313群に電気接続することができる。その半導体装置はさらに封止体40を具し、その封止体40はチップ10とボンディングワイヤ30群とを密封している。また図9を参考して、その半田マスク層350は、分岐配線330の汚染で短絡しないように分岐配線330を露出させないため、分岐配線330群を覆っている。次に、その半田マスク層350はヒューズ数量に相当する開口351を有し、それらの開口351はヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群を露出させることによって随意に部分のヒューズF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12群をレーザの照射により焼切る作業を行いやすくする。
【0020】
本実施例において、チップ10の第一ボンディングパッドCP1はボンディングワイヤ30を介して第一内接パッド311に電気接続され、そして、ヒューズF2と分岐配線330が直列連結されることを介して再び第一外接パッド321に電気接続されている。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて説明したが、本発明の保護範囲は後付の特許申請範囲で限定されて、この保護範囲に基準して、本発明の精神と範囲内に触れるどんな変更や修正は本発明の保護範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】周知の非共用型基板を用いる半導体装置を示す断面図である。
【図2】周知の非共用型基板及びこの非共用型基板と適当に電気接続するチップを示す平面図である。
【図3】周知のもう一種の非共用型基板及びこの非共用型基板と適当に電気接続するチップを示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例による共用型基板の配線レイアウトを示す平面図である。
【図5】本発明の一実施例による共用型基板及び共用型基板と電気接続するチップを示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例による共用型基板と様々なボンディングパッド配列順序を持つ各種のチップと接続する時の複数のヒューズ開閉状態を示す比較表である。
【図7】本発明の一実施例による共用型基板及び共用型基板と電気接続するチップを示す平面図である。
【図8】本発明の一実施例による共用型基板及び共用型基板と電気接続する他種のチップを示す平面図である。
【図9】本発明の一実施例による共用型基板を用いる半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
【0022】
10:チップ、20:チップ、30:ボンディングワイヤ、40:封止体、CP1:第一ボンディングパッド、CP2:第二ボンディングパッド、CP3:第三ボンディングパッド、300:共用型基板、301:上表面、302:下表面、311:第一内接パッド、312:第二内接パッド、313:第三内接パッド、321:第一外接パッド、322:第二外接パッド、323:第三外接パッド、330:分岐配線、340:電気貫通孔、350:半田マスク層、351:開口、F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12:ヒューズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の内接パッドと複数の外接パッドとを有し、全ての内接パッドは外接パッド群に電気接続され、随意にヒューズを焼切ることが可能であるように、表面に複数の分岐配線と前記分岐配線に直列連結される複数のヒューズとを形成することを特徴とする共用型基板。
【請求項2】
部分の分岐配線群、ヒューズ群、及び内接パッド群が共用型基板の上表面に形成され、外接パッド群が共用型基板の下表面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の共用型基板。
【請求項3】
前記分岐配線はTまたはYの形になっていることを特徴とする請求項1に記載の共用型基板。
【請求項4】
共用型基板の上表面に半田マスク層が形成され、前記半田マスク層は分岐配線群を覆い、ヒューズ群を露出することを特徴とする請求項1に記載の共用型基板。
【請求項5】
複数の内接パッドと複数の外接パッドとを有し、表面に複数の分岐配線と前記分岐配線に直列連結される複数のヒューズとを形成し、随意にヒューズを焼切ることが可能であり、全ての内接パッドは対応する外接パッド群に電気接続されることが可能となる共用型基板と、
前記共用型基板の上に設置され、複数のボンディングパッドを有し、前記ボンディングパッドは内接パッド群に電気接続されるチップと、
を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
さらに複数のボンディングワイヤと封止体とを有し、前記ボンディングワイヤを介してボンディングパッド群と内接パッド群とは電気接続され、前記封止体はチップとボンディングワイヤ群とを密封することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記分岐配線はTまたはYの形になっていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
複数の内接パッドと複数の外接パッドとを有し、表面に複数の分岐配線と半田マスク層とを形成し、前記半田マスク層は複数の開口を具し、前記開口は分岐配線群の少数配線を露出して、前記少数配線群によりヒューズを形成し、前記ヒューズを介して全ての内接パッドは外接パッド群に電気接続され、かつ随意にヒューズを焼切ることが可能となることを特徴とする共用型基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−235661(P2008−235661A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−74633(P2007−74633)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(506292169)力成科技股▲分▼有限公司 (36)
【Fターム(参考)】