説明

内照式の箸

【課題】 デザイン手法とまたは衛生管理手段として、内照式の光線によるイルミネーション効果または殺菌効果を取り入れた箸を提供する。
【解決手段】 箸10を光透過性の素材または光通過性の構造によって形成し、箸の10内部にLED光源L1…と電池B…を装填する。LED光源L1…からの光線は、光透過性の素材または光通過性の構造を介して箸の任意箇所に導いて発光させる。これによって、新機軸を打ち出すことが難しい箸の分野に、光をデザイン要素とする新たなデザインの可能性を開拓した。また、LED光源L1…として殺菌作用を発揮する紫外領域の波長を発するものを用いることにより、箸に自浄的殺菌機能を付加した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部にLED光源を備え、このLED光源によって極めて独創的なイルミネーション効果の他、態様によっては殺菌効果をも発揮することができるようにした箸に関する。
【背景技術】
【0002】
箸は、伝統的に洗練され尽くされた単純な形態の食事用品であり、材質的、構造的な工夫余地やデザイン的な工夫余地には乏しい。したがって、箸の製造業界においては、自社商品を他社商品から差別化するための工夫に苦慮している。また、この業界に創業的に新規参入を企図しても、単に安値を売り物にするしか方法がないというのが現状である。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 意匠登録第1312915号公報
【特許文献2】 特開平4−215712号公報
【特許文献3】 特開平11−216057号公報
【0004】
上記特許文献1ないし3に示す提案例は、箸の分野における主にデザイン的見地からの自他商品の差別化例を示す。また、機能的見地からの差別化例としては、箸の塗料にトルマリンや酸化チタン、塩化銀等の殺菌性物質を含ませたものを用いる公知手法が知られている。しかし、この種の提案例は、すこぶる多く、これらの差別化手段は既に自他商品の差別化機能を失ったということができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来試みられていない内部照明を採り入れるという新規の発想により、その用途上、構造や形状やサイズが限定的であるために新機軸を打ち出すことが難しい箸の分野に、光をデザイン要素とする新たなデザインの可能性を開拓すること、および特定の波長の光が有する殺菌機能を付加することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための手段として本発明は、次のような構成を採用する。
【0007】
本発明の内照式の箸は、箸を光透過性の素材または光通過性の構造によって形成し、箸の基端部または箸の中間部の任意位置に少なくともLED光源と、このLED光源の電源とする電池を装填するとともに、使用者が意識的に操作する操作スイッチまたは使用者の指の接触を感知して作動するタッチスイッチを設けてなり、箸の使用に際してLED光源からの光線を、光透過性の素材または光通過性の構造を介して箸の任意箇所に導いて発光させることを特徴とする。
【0008】
箸を光透過性の素材によって形成する場合、その光透過性の素材中にレーザ彫刻手法によって文字や図案を刻設することができる。
【0009】
上記発明の構成におけるLED光源については、そのLED光源が複数色の発光機能を有するか、またはLED光源として発光色の異なる複数のLEDを備え、操作スイッチまたはタッチスイッチによって発光色を切替え可能であるものとすることができる。
【0010】
また、発光色を切替え可能とする上記発明については、LED光源の発光色を所定の繰返しパターンまたは無作為に自動的に切り換える制御回路を備えるものとすることができる。
【0011】
さらに、上記いずれの発明についても、LED光源が殺菌作用を有する紫外領域の光線を発する構成とすることができる。
【0012】
上記内照式の箸の各構成の意義、および各構成から導かれる作用または機能は、次のようなものである。
【0013】
内照式の箸においては、箸自体が光透過性の素材または光通過性の構造によって形成される。光透過性の素材とは、例えば、アクリルのように透明度の高い非結晶性樹脂の他、PET樹脂のような結晶性樹脂であって、結晶化しない成形条件で透明に成形したもの、および結晶化する成形条件で乳白色に成形したもの、その他成形完了状態において無色透明または無色半透明、有色透明または有色半透明を呈する樹脂材料であって、法規制上、食器類に使用が許容される樹脂材料を広く含む趣旨である。
【0014】
一方、光通過性の構造とは、箸状の先細り外形の筒体ないしパイプ状体の内部空間を介して光を通過させる構造をいい、筒体ないしパイプ状体の端面若しくは外周面に1個以上の透孔を形成したものを含む趣旨である。また、光透過性の素材と光通過性の構造とを組み合わせることもできるものとする。
【0015】
内照式の箸におけるLED光源は、箸の基端部または箸の中間部の任意位置に電池とともに装填される。この際、箸の基端部とは、手に持つ側の端部の意味である。また、使用するLEDには、特に制限はなく、可能であれば、高輝度高照度のものを用いることが好ましいという程度である。電池については、箸の内部に交換可能に装填する必要があり、コイン型または単5型のリチウムイオン電池を用いることが好ましい。また、箸の基端部または箸の中間部には、LED光源を点灯させるための操作スイッチまたはタッチスイッチが設けられる。
【0016】
内照式の箸は、箸の使用に際して使用者が操作スイッチを意識的に操作することにより、または、箸の使用に際して使用者の指がタッチスイッチに触れることにより内部のLEDが点灯し、内部照明特有の浮かび上がるようなイルミネーション効果を基本として、上記各構成に応じた変化に富んだ外観を作出することができる。
【0017】
例えば、箸が先端部のみから光を放つようにされたパイプ状の光通過性構造として形成されている場合においては、LED光源からの光は、箸先に位置する調理を箸の動きにあわせてピンポイントで照明するような放射態様となる。また、箸が、外周面に無数の透孔を形成したパイプ状に構成されている場合には、無数の透孔から外部に光がもれ出す星空のような斬新な放射態様が実現される。
【0018】
箸が光透過性の素材によって形成され、その光透過性の素材中にレーザ彫刻手法によって文字や図案が刻設されている場合においては、LED光源からの光線が文字や図案と干渉して散乱し、光によって文字や図案が描かれているような光の放射態様が実現される。
【0019】
LED光源が複数色の発光機能を有するか、またはLED光源として発光色の異なる複数のLEDを備え、操作スイッチまたはタッチスイッチによって発光色を切替え可能であるものは、箸を調理に応じた色合いに変化させながら、あるいは、タッチスイッチに指先が干渉するごとの箸の色合いの変化を楽しむことができる。
【0020】
また、LED光源の発光色を所定の繰返しパターンまたは無作為に自動的に切り替える制御回路を備えるものは、使用者の食事動作とは無関係に箸の色合いが変化する意外性に富んだ発光状態を実現することができる。
【0021】
LED光源が殺菌作用を有する紫外領域の光線を発するものは、この光線を箸の先端部側の一定範囲に導いて集中的に放射させることにより、経時使用により不衛生になり易い箸の先端部を清浄に保つことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の内照式の箸は、箸自体を光透過性の素材または光通過性の構造によって形成するとともに、箸の内部にLED光源と電池を装填し、箸の使用に際してLED光源からの光線を、光透過性の素材または光通過性の構造を介して箸の任意箇所に導いて発光させる基本構成によって、その用途上、構造や形状やサイズが限定的であるために新機軸を打ち出すことが難しい箸の分野に、光をデザイン要素とする新たなデザインの可能性を開拓すること、および特定の波長の光が有する殺菌機能を付加することに成功した。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】 本発明の内照式の箸の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 上記実施の形態における部品の斜視図である。
【図3】 上記実施の形態における要部の断面図である。
【図4】 上記実施の形態における電気系の構成概念図である。
【図5】 上記実施の形態におけるLED光源の制御パターンの説明図である。
【図6】 本発明の内照式の箸の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】 上記実施の形態における要部の断面図である。
【図8】 本発明の内照式の箸の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】 本発明の内照式の箸の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を引用しながら本発明に係る内照式の箸の実施の形態を説明する。なお、箸10は、2本で一膳であり、2本の箸10は同一構成であるので、以下の説明は、その1本についてする。ただし、本発明は、構成が異なる箸10を2本一膳として組み合わせることを意図的に排除する趣旨ではない。
【0025】
箸10の構成の概要を示す。箸10は、全体として先細りに形成されている(図1)。細くなっている方が箸10の先端部側1Aであり、太くなっている方が箸10の基端部側1Bである。箸10は、一般的な箸のように全体が一様の材質で形成されているのではなく、箸10の基端部側1Bは、LED光源L1…L3等を内蔵した電装部2自体によって形成され、この電装部2に箸10の先端部側1Aを形成する箸本体1が連結された全体構成である。
【0026】
箸10における電装部2は(図1,図3)、筒状に形成された軽金属性の外装ケース2Aの内部に、コイン型のリチウムイオン電池Bを3個収納する電池ケース2Cと、発光色が異なる3個のLED光源L1…L3および操作スイッチ2Sを実装した回路基板2B、雄ネジブロック2F等を装填し、外装ケース2Aの両端からネジキャップ2Dと固定のフランジ口金2Jとによってこれらを挟み込むようにして位置決めする構造である。
【0027】
電装部2をさらに詳細に説明すると、雄ネジブロック2Jは、透明アクリル樹脂製であって、雄ネジ部をフランジ口金2Jの中心位置に形成された透孔を介して箸10の先端部側1Aに向けて突出させる姿勢で取り付けられている。回路基板2Bは、箸10の軸方向を向いた水平部分と、径方向を向いた円板状部分とからなり(図2,図3)、3個のLED光源L1…L3は、回路基板2Bの円板状部分に箸10の先端部側1Aを向けて取り付けられている。なお、回路基板2Bには、LED光源L1…L3の点灯態様を制御する制御回路RCが搭載されている。
【0028】
雄ネジブロック2Jの後端面は、回路基板2Bの円板状部分と平行な平面に形成され、LED光源L1…L3に対面して接している。回路基板2Bに実装された操作スイッチ2Sは、基板用のマイクロスイッチであり、外装ケース2Aに設けたウォータプルーフ構造の押しボタン2Hに対応して位置している。3個の電池B…は、バネ板電極2Pを介して回路基板2Bに接続された状態で電池ケース2Cに装填され、マイナス電極となるネジキャップ2Dを取り外すことによって交換可能である(図1,図3)。
【0029】
一方、電装部2に連結されて箸10の先端部側1Aを形成している箸本体1は、硬質の透明アクリル樹脂からなる。電装部2と箸本体1との連結方法は、電装部2のフランジ口金2Jから突出している雄ネジブロック2Fの雄ネジ部分を利用して螺着する方式である(図3)。
【0030】
箸本体1の外形は、アール面取りをした角形断面形状から円形断面形状の先端部側1Aに向かって漸次に形状変化する一般的な外形である。また、箸本体1の先端部側1Aは、光を乱反射させるための糸目模様の凹凸表面仕上げとされている(図1)。また、この凹凸表面仕上げは、食品に対する滑止めを兼ねる。
【0031】
上記のような構成の内照式の箸10は、電装部2の外装ケース2Aの表面に現れている押しボタン2Hを介して操作スイッチ2Sを閉路し、制御回路RCに電池Bからの電流を供給することにより、制御回路RCの機能に従ってLED光源L1…L3を点灯制御することができる(図4)。
【0032】
3個のLED光源L1…L3に対する制御態様は多様であるが、例えば(図5)、1サイクル期間T内における一定の点灯期間T1:L1のみ点灯、次いで、T2:L2のみ点灯、T3:L3のみ点灯、T4:L1とL2とが同時点灯、T5:L2とL3とが同時点灯、T6:L1とL3とが同時点灯、T7:L1…L3のすべてが同時点灯する繰返しパターンを反復するパターン化された制御態様とすることができる。また、制御回路RCによる制御態様は、飽きがこないようにLED光源L1点L3を無作為に切り替える態様とすることもできる。
【0033】
上記いずれの制御態様による場合においても、点灯されたいずれかのLED光源から発した光は、雄ネジブロック2Fおよび箸本体1の内部を透過して先端部側1Aの凹凸表面仕上げとした部分で乱反射して外部に放射される。すなわち、箸本体1の先端部側1Aのみが顕著に光輝する発光態様となるのである。また、箸10の先端部側1Aの発光色は、制御回路RCの機能に従って自動的に変化することとなる。この際、箸10の先端部以外の部分は、光ファイバと同様に光を外部に放射することなく先端部側1Aに導くように機能している。ただし、箸本体1Aの内部を光が通過している様子は、箸本体1Aの色調変化として外部から観察される。
【0034】
本発明の内照式の箸10は、箸10の先端部側1Aのみだけでなく、基端部側1Bからも光を放射する形態とすることができる(図6)。箸本体1が取り付けられた電装部2の反対側には、箸10の基端部を構成する透明アクリル樹脂製の基端部材3が取り付けられている。この基端部材3の端面3Lは、多面にカットされている。この実施の形態における箸本体1および基端部材3は、電装部2の外装ケース2Aに直接螺入する構造で連結され、電装部2は、箸10の中間部の基端部側1Bに位置している。
【0035】
電装部2は、概ね上記実施の形態に準ずる内容である(図7)。異なる点としては、電池ケース2Cには、茶筒構造の開閉式ものが採用され、その端面の中心位置に発光色の異なるLED光源L1,L2がそれぞれ1個取り付けられている。箸本体1および基端部材3の端面は、このLED光源L1,L2に対面している。なお、電池B,Bの交換は、電装部2から基端部材3を取り外して電池ケース2Cを取り出し、電池ケース2Cを開いて実施することができる。
【0036】
LED光源L1,L2が2個の場合における点灯制御は、交互点灯と同時点灯が基本となる。その他、点滅制御等を採用することができる。しかし、このようなシンプルな構成の場合には、操作スイッチ2Sに2回路切替えスイッチを使用し、手動によって2個のLED光源L1,L2を点灯制御することによって制御回路RCや回路基板2Bを省略し、低コスト化を図ることもできる。
【0037】
上記形態の内照式の箸10は、箸10の基端部側1Bも発光させることができるので、箸10のデザイン自由度を一層拡大することができる。なお、この形態の箸10においても、電池ケース2Cの各端面に2個以上のLED光源を設けることもできる。
【0038】
内照式の箸10における箸本体1は、ステンレスやチタン等の金属薄肉テーパ絞りパイプ製とすることができる(図8)。パイプ製の箸本体1の先端部は、切り放しとし、この部分に先端チップ5が埋め込まれている。箸本体1の中間部には、無数の小孔1H…が形成されている。小孔1H…の配列は、無作為配列である。箸本体1の内部には、食品の侵入を防止するため無色または有色透明の樹脂が充填されている。電装部2には、静電容量検出方式のタッチスイッチ2Tが設けられている。
【0039】
上記形態の箸10は、先端チップ5と無数の小孔1H…とから光が漏れ出すような特有のイルミネーション効果を発揮する。基端部材3に黒色半透明のアクリル樹脂を用いるとともに、箸本体1を塗り仕上げしたものでは、品位感や高級感も十分であり、結婚式等の正式の催しにも適合することができる。
【0040】
上記形態における箸本体1の中間部の小孔1H…に関しては、これを省略し、先端チップ5のみから光を放つようにしてもよい。この場合には、箸本体1の内部は、中空の状態のままでも支障はない。軽量であることにより軽快な使用感の箸10とすることができる。
【0041】
内照式の箸10においては、光透過性の素材中にレーザ彫刻手法によって文字や図案を刻設することができる。例えば、箸10の使用者の名前の頭文字3T等である(図9)。レーザ彫刻手法は、光透過性素材の内部にレーザ光の3次元制御によって任意の立体図形を精密彫刻する手法として公知である。この方法によって加工された図形等は、LED光源L2を点灯するまでもなく外部から観察されるのであるが、LED光源L2によって照明することによって鮮明に浮かび上がらせることができる。
【0042】
なお、内照式の箸10に使用するLED光源L1…としては、1素子のLED内に2組以上のアノードとカソードを備え、1素子で複数色を切り替えて使用することができるようにしたタイプのものを用いることができる。このようなLED素子は、実質的には複数素子であり、狭い設置スペースに多数のLED素子を設置する必要がある場合には、便利である。
【0043】
また、内照式の箸10に使用するLED光源L1…には、殺菌作用を有する紫外領域の光線を発するものを使用することができる。この種のLED光源は、LED光源からの光が箸10の先端部において散乱する形態の箸10(図1,図6)に適用することによって、実質的に有効な清浄効果を発揮させることができる。この場合、箸本体1の材質には、紫外線劣化に耐久性を有する樹脂素材を選択することが好ましいといえる。この点、アクリル樹脂は紫外線に強い部類である。
【符号の説明】
【0044】
10 箸
L1 LED光源
L2 LED光源
L3 LED光源
B 電池
2S 操作スイッチ
2T タッチスイッチ
RC 制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箸を光透過性の素材または光通過性の構造によって形成し、箸の基端部または箸の中間部の任意位置に少なくともLED光源と該LED光源の電源とする電池を装填するとともに、使用者が意識的に操作する操作スイッチまたは使用者の指の接触を感知して作動するタッチスイッチを設けてなり、
箸の使用に際して前記LED光源からの光線を、前記光透過性の素材または光通過性の構造を介して箸の任意箇所に導いて発光させることを特徴とする内照式の箸。
【請求項2】
前記光透過性の素材中にレーザ彫刻手法によって文字や図案が刻設されていることを特徴とする請求項1に記載の内照式の箸。
【請求項3】
前記LED光源が複数色の発光機能を有するが、または前記LED光源として発光色の異なる複数のLEDを備え、前記操作スイッチまたはタッチスイッチによって発光色を切替え可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内照式の箸。
【請求項4】
前記LED光源の発光色を所定の繰返しパターンまたは無作為に自動的に切り換える制御回路を備えることを特徴とする請求項3に記載の内照式の箸。
【請求項5】
前記LED光源が殺菌作用を有する紫外領域の光線を発することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の内照式の箸。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−67578(P2011−67578A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−241846(P2009−241846)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(509290315)株式会社セキュアシステム (1)
【Fターム(参考)】