説明

内燃機関の燃料供給装置

【課題】低温時においても、所望の燃料圧力で供給できる内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】タンク11a、11bからエンジンへ、供給配管14a、14bを介して、燃料を供給する内燃機関の燃料供給装置において、タンク11a、11b中の燃料を、供給配管14a、14bに圧送する燃料ポンプ24と、供給配管14a、14bに設けられ、圧送される燃料の濾過を行うフィルタ15と、燃料ポンプ24とフィルタ15との間の供給配管14aに設けられ、圧送される燃料の圧力を調整するP/R25と、P/R25の圧力調整部分に設けられ、当該圧力調整部分から燃料の一部を漏洩するリーク口と、当該リーク口に設けられ、低温になるに伴い、リーク口を漸次閉塞するフィルタ28とを有し、フィルタ28によるリーク口の閉塞により、供給配管14aの燃料の圧力を上昇させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料容器から内燃機関へ燃料を供給する内燃機関の燃料供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両等の内燃機関へは、燃料ポンプを有する燃料供給装置を用いて、燃料容器中の燃料を供給している。例えば、ディーゼルエンジンでは、エンジン近傍に設けた高圧ポンプを用いて、ディーゼル燃料を高圧にし、コモンレールへ畜圧しているが、燃料容器から高圧ポンプへの燃料の供給圧力は通常低圧であるため、燃料供給装置の燃料ポンプからの吐出圧をある程度抑える必要がある。そのため、燃料ポンプからの吐出圧を調整するプレッシャレギュレータを設けると共に、その一部にリーク口を設けることで、高圧ポンプへの供給圧力を低圧に調整している。
【0003】
【特許文献1】特開2003−176761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧ポンプへの供給圧力を低圧に調整している場合、流路の圧力損失が増加する事態が発生すると、規定の供給圧力でエンジン側へ供給できなくなる。具体的には、燃料は、低温時のその粘度が高くなり、流路に対する抵抗が増加する。通常、流路には、濾過のための燃料フィルタが設けられているので、低温時には、この燃料フィルタで大きく圧力を損失してしまい、規定の供給圧力でエンジン側へ供給できなくなってしまう。特に、ディーゼル燃料の場合には、低温になると粘度が高くなり、更に低温になるとワックス成分(例えば、パラフィン系成分)が析出するので、燃料フィルタにワックス成分が目詰まりしてしまい、圧力損失が更に増大し、その結果、ディーゼル燃料を規定の供給圧力範囲でエンジン側へ供給できなくなってしまう。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、低温時においても、所望の燃料圧力で供給できる内燃機関の燃料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する第1の発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、
燃料容器から内燃機関へ、供給配管を介して、燃料を供給する内燃機関の燃料供給装置において、
前記燃料容器中の燃料を、前記供給配管に圧送する圧送手段と、
前記供給配管に設けられ、圧送される燃料の濾過を行う濾過手段と、
前記圧送手段と前記濾過手段との間の前記供給配管に設けられ、圧送される燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、
前記圧力調整手段の圧力調整部分に設けられ、前記圧力調整部分から燃料の一部を漏洩するリーク口と、
前記リーク口に設けられ、低温時に前記リーク口を閉塞する閉塞手段とを有し、
前記閉塞手段による前記リーク口の閉塞により、低温時に前記供給配管の燃料の圧力を上昇させるよう構成されていることを特徴とする。
【0007】
上記課題を解決する第2の発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、
上記第1の発明に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記閉塞手段は、低温になるに伴い、前記リーク口を漸次閉塞する漸次閉塞手段であることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決する第3の発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、
上記第2の発明に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記漸次閉塞手段を、他の濾過手段とすることを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決する第4の発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、
上記第2の発明に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記漸次閉塞手段を、ワックスサーモエレメントとすることを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決する第5の発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、
上記第1乃至第4のいずれかの発明に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記低温は、燃料の粘度が所定値より高くなる温度、又は、燃料から析出物が発生する温度とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、低温時に圧力調整手段のリーク口を閉塞する閉塞手段を設けたので、圧力調整手段から漏洩する燃料の量を絞って、圧力調整手段で調整する燃料圧力を上昇させることができる。その結果、低温に伴う濾過手段における圧力損失分を補償することができ、規定の燃料圧力の範囲で内燃機関側へ供給することができる。又、本発明は、電子制御装置等の制御を必要とすることもなく、簡易な構成、且つ、低いコストで実現可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図1〜3を用いて、本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の実施形態のいくつかを詳細に説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、燃料容器から内燃機関への燃料供給系の概略を説明する概略構成図であり、図2は、本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の実施形態の一例を示す概略構成図である。なお、ここでは、一例として、ディーゼルエンジンを例示して説明を行うが、他の内燃機関、例えば、ガソリンエンジン等へも適用可能である。
【0014】
図1に示すように、ディーゼルエンジン(内燃機関;以降、エンジンと呼ぶ。)10への燃料タンク(燃料容器)11からのディーゼル燃料(以降、燃料と呼ぶ。)12の供給は、本発明に係る燃料供給装置13を用いて行われる。詳細は後述するが、燃料タンク11に貯留された燃料12は、燃料供給装置13により、供給配管14a、14bを用いて、エンジン10へ圧送される。供給配管14aと供給配管14bの間には、小さい異物を除去して、燃料12を濾過する、目の小さい燃料フィルタ(濾過手段)15が設けられており、燃料フィルタ15を通過した燃料12が、エンジン10の近傍に設けた高圧ポンプ16で高圧にされて、コモンレルール(図示省略)に畜圧される。そして、各気筒のインジェクタ(図示省略)からコモンレールに畜圧された燃料12が噴射されて、エンジン10が作動することになる。なお、フィルタ15は、その濾過材料が濾紙からなる目の細かいものであり、濾過面積(濾紙を1枚に広げた時の面積に相当するもの)を大きくとったものである。
【0015】
コモンレール内の燃料12は、高圧ポンプ16等により一定の高圧(例えば、150MPa程度)に維持されるが、維持に不要な燃料12は、戻り配管17を通って、燃料タンク11側(詳細には、後述のリザーバカップ22)へ戻される。インジェクタにおいて使用されなかった燃料12も、戻り配管17を通って、燃料タンク11側(リザーバカップ22)へ戻される。
【0016】
ここで、図2を参照して、本発明に係る燃料供給装置13の構成を詳細に説明する。
【0017】
燃料タンク11は、車両でよく使用される鞍型タンクであり、互いに分離されたタンク11aとタンク11bに各々燃料12を貯留している。この鞍型タンクの凹部分には、車両のドライブシャフトやマフラー等が配置される。なお、本発明では、一例として、鞍型タンクを図示しているが、本発明は、必ずしも、鞍型タンクに限定されるものではない。
【0018】
タンク11a内の燃料12は、大きな異物を除く、目の粗いサクションフィルタ21、吸入配管31を介し、後述のジェットポンプ27を用いて吸い上げられて、燃料供給装置13のリザーバカップ22内に送られる。同様に、タンク11b内の燃料12は、吸入配管32を介し、後述のジェットポンプ26を用いて吸い上げられて、燃料供給装置13のリザーバカップ22内に送られる。
【0019】
リザーバカップ22に送られた燃料12が燃料供給装置13からエンジン10側(高圧ポンプ16)へ圧送されることになる。具体的には、リザーバカップ22内の燃料12は、大きな異物を除く、目の粗いサクションフィルタ23を介し、燃料ポンプ24(圧送手段)により吸い上げられ、供給配管14a、14bを用いて、エンジン10側(高圧ポンプ16)へ圧送される。この燃料ポンプ24は、本実施例においては、その吐出圧(又は吐出量)が可変である必要はなく、規定範囲内の吐出圧(又は吐出量)を維持できればよく、安価な燃料ポンプが使用可能であり、低コスト化に寄与可能である。なお、フィルタ23は、その濾過材料がナイロンや不織布からなる目の粗いものであり、その濾過面積はフィルタ15に比べかなり小さいものである。
【0020】
燃料ポンプ24と燃料フィルタ15との間の供給配管14aには、プレッシャレギュレータ(圧力調整手段;以降、P/Rと略す。)25を接続しており、これにより、供給配管14aを流れる燃料12の供給圧力を一定の低圧に調整している。燃料ポンプ24自体は、規定の供給圧力より高い圧力で燃料12を吐出するように設定されており、その高い圧力をP/R25により規定の供給圧力まで低下させて、供給圧力を一定の低圧に維持している。そして、圧力維持に不要となった燃料12は、P/R25内部の圧力調整部分であるリリーフ弁25b(例えば、ダイヤフラム弁)を通り、P/R25のリーク口に接続されたリーク配管35、38を介して、リザーバカップ22へ戻される。
【0021】
なお、P/R25では、圧力調整室25aに設けた開口部の開口量をリリーフ弁25bにより調整しており、この開口量は、圧力調整室25a内の燃料12の圧力とスプリング25cによる付勢力との差により調整される。従って、圧力調整室25a内の燃料12の圧力が予め設定した圧力になるまで、リリーフ弁25bは開かないが、圧力調整室25a内の燃料12の圧力が設定した圧力を越えると、リリーフ弁25bが開くことになり、圧力維持に不要となった燃料12がリリーフ弁25bを経由し、リーク配管35、38から排出されることになる。その結果、圧力調整室25a内の燃料圧力、即ち、供給配管14aの燃料圧力が一定の低圧に維持されて、エンジン10側(高圧ポンプ16)へ圧送されることになる。
【0022】
ここで、ジェットポンプ26、27について説明する。ジェットポンプ26、27は、リーク配管35を介して、リザーバカップ22へ戻す燃料12を用いて作動される。ジェットポンプ26、27は、具体的には、リーク配管35を分岐した分岐配管36、37の先端を開口径の小さいオリフィスに形成して、その周囲を囲うと共に、オリフィスの近傍に前述の吸入配管31、32の開口端を配置した構成である。これは、ベルヌーイの定理を利用したものであり、リザーバカップ22に戻す燃料12を用いて、オリフィスの周囲に差圧を生じさせており、その差圧を利用して、タンク11a、11b内の燃料12を吸入配管31、32で吸入して、リザーバカップ22へ導くようにしている。
【0023】
上述した構成により、燃料供給装置13は、燃料12の供給圧力を一定の低圧に維持して、供給配管14a、14bを介して、エンジン10側(高圧ポンプ16)へ圧送している。このように、燃料供給装置13は、燃料12の供給圧力を一定の低圧に維持するものであるが、温度変化に対する調整機能は備えていない。具体的には、低温時には、燃料12は、その粘度が高くなり、燃料フィルタ15における流路抵抗が増加し、大きく圧力を損失してしまい、規定の供給圧力でエンジン10側(高圧ポンプ16)へ供給できなくなってしまう。特に、ディーゼル燃料の場合には、低温になると粘度が高くなるだけでなく、ワックス成分が析出するため、この圧力損失の問題がより顕著となってしまう。
【0024】
そこで、本発明においては、P/R25に設けてあるリーク配管38にフィルタ28(閉塞手段、漸次閉塞手段、他の濾過手段)を設けるようにしている。このフィルタ28は、低温時に、燃料12の粘度が高くなったり、ワックス成分が析出してきたりした場合、燃料フィルタ15と同じように、流路抵抗が増加する。すると、低温になればなるほど、フィルタ28を燃料12が通りにくくなり、リーク配管38からリザーバカップ22へ戻る燃料12の流量を制限して、圧力調整室25a内の燃料圧力、即ち、供給配管14aにおける燃料圧力を上昇させることができる。つまり、フィルタ28は、低温になるに伴い、リーク配管38を漸次閉塞することになり、低温時には、温度に逆比例して、供給配管14aにおける燃料圧力を線形的に上昇させることになる。このフィルタ28としては、フィルタ15と同等の目の細かいものでもよいし、フィルタ23と同等の目の粗いものでもよいし、あるいはこれらの中間程度の目のものであってもよい。
【0025】
低温状態から常温状態に戻ったときには、当然ながら、燃料12の粘度も元に戻るので、P/R25においては、フィルタ28が大きな流路抵抗となることはなく、燃料12の供給圧力を所望の低圧の圧力範囲で調整可能である。
【0026】
なお、リーク配管38を閉塞する際の低温の温度としては、燃料12の粘度が所定値より高くなる温度、又は、燃料12から析出物が発生する温度とすればよい。
【0027】
このように、本実施例では、燃料供給装置13の一部を変更することにより、簡単な構成かつ低コストで、P/R25における調整圧力を上昇させて、低温時における燃料フィルタ15の圧力損失分を補償することができる。
【実施例2】
【0028】
上記実施例1においては、リーク配管38にフィルタ28を設けることにより、温度に逆比例して、リーク配管38を閉塞するようにしているが、このようなものに代えて、図3(a)〜(c)に示すように、ワックスサーモエレメント41(閉塞手段、漸次閉塞手段)を用いてもよい。
【0029】
なお、本実施例は、実施例1のリーク配管38、フィルタ28に代えて、リーク配管38が接続されるP/R25のリーク口にワックスサーモエレメント41を取り付けたものであり、他の部分の構成は、実施例1で説明した内燃機関の燃料供給装置と同等のものでよいので、ここでは、重複する説明は省略する。
【0030】
本実施例では、図3(a)に示すように、ワックスサーモエレメント41の温感部(ワックスケース41a、ワックス42)をP/R25のリーク口からP/R25の内側に挿入し、排出口41eが設けられた本体部をP/R25の外側に配置することで、ワックスサーモエレメント41をP/R25に取り付けた構成としている。
【0031】
このワックスサーモエレメント41は、図3(b)、(c)に示すように、温度により体積が変化するワックス42をワックスケース41a内に有しており、ワックス42の体積変化(つまり、周囲の温度変化)に応じて、ワックスケース41aの隔壁(例えば、ダイヤフラム等)に接続されたピストン41bを移動させる構成である。そして、ピストン41bの他端には弁41cが設けられ、更に、この弁41cには、スプリング41dにより付勢力が付与されている。従って、燃料12の常温時(低温時以外)には、図3(b)に示すように、ワックス42の膨張により、スプリング41dの付勢力に抗して、弁41cを開口する方向に、ピストン41bが移動され、その結果、排出口41eから燃料12を排出するようにしている。その結果、圧力調整室25a内の燃料圧力、即ち、供給配管14aの燃料圧力が一定の低圧に維持されて、エンジン10側(高圧ポンプ16)へ圧送されることになる。
【0032】
一方、燃料12の低温時には、ワックスサーモエレメント41では、低温になるに従って、膨張していたワックス42が収縮していき、それに伴い、スプリング41dの付勢力により、ピストン41bが移動されて、弁41cが漸次閉塞されることになる。その結果、低温になればなるほど、排出口41eからリザーバカップ22へ戻るディーゼル燃料12の流量を制限して、圧力調整室25a内の燃料圧力、即ち、供給配管14aの燃料圧力を上昇させることができる。つまり、ワックスサーモエレメント41は、低温になるに伴い、弁41cを漸次閉塞することになり、低温時には、温度に逆比例して、供給配管14aにおける燃料圧力を線形的に上昇させることになる。
【0033】
このように、本実施例でも、燃料供給装置13の一部を変更することにより、簡単な構成かつ低コストで、P/R25における調整圧力を上昇させて、低温時における燃料フィルタ15の圧力損失分を補償することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、低温時に粘度が高くなるガソリンやディーゼル等の燃料を内燃機関へ供給する燃料供給装置であり、特に、ディーゼルやバイオディーゼル等の低温時に析出物が発生する燃料に対して好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】燃料容器から内燃機関への燃料供給系の概略を説明する概略構成図である。
【図2】本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の実施形態の一例を説明する概略構成図である。
【図3】本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の実施形態の他の一例(実施例2)を説明する概略構成図である。
【符号の説明】
【0036】
10 ディーゼルエンジン
11、11a、11b 燃料タンク
12 ディーゼル燃料
13 燃料供給装置
14a、14b 供給配管
15 燃料フィルタ
22 リザーバカップ
24 燃料ポンプ
25 プレッシャレギュレータ(P/R)
28 フィルタ
35 リーク配管
38 リーク配管
41 ワックスサーモエレメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料容器から内燃機関へ、供給配管を介して、燃料を供給する内燃機関の燃料供給装置において、
前記燃料容器中の燃料を、前記供給配管に圧送する圧送手段と、
前記供給配管に設けられ、圧送される燃料の濾過を行う濾過手段と、
前記圧送手段と前記濾過手段との間の前記供給配管に設けられ、圧送される燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、
前記圧力調整手段の圧力調整部分に設けられ、前記圧力調整部分から燃料の一部を漏洩するリーク口と、
前記リーク口に設けられ、低温時に前記リーク口を閉塞する閉塞手段とを有し、
前記閉塞手段による前記リーク口の閉塞により、低温時に前記供給配管の燃料の圧力を上昇させるよう構成されていることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記閉塞手段は、低温になるに伴い、前記リーク口を漸次閉塞する漸次閉塞手段であることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
【請求項3】
請求項2に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記漸次閉塞手段を、他の濾過手段とすることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
【請求項4】
請求項2に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記漸次閉塞手段を、ワックスサーモエレメントとすることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の燃料供給装置において、
前記低温は、燃料の粘度が所定値より高くなる温度、又は、燃料から析出物が発生する温度とすることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−24937(P2010−24937A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−186802(P2008−186802)
【出願日】平成20年7月18日(2008.7.18)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】