説明

再生制御装置、再生制御方法、およびプログラム

【課題】テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行わせる場合に、コンテンツの再生が開始されるタイミングの時間間隔をユーザが設定することができるようにする。
【解決手段】一連のリピート再生が時刻t1において開始され、図2の例においては、時刻t1から時刻t2までの間にコンテンツの1回目の再生が行われている。時刻t2においてコンテンツの最後まで再生が終了したとき、テープの巻き戻しが開始され、時刻t3まで巻き戻しが続けられる。時刻t4までの間は停止状態になり、2回目の再生の開始時刻である時刻t4から、同じコンテンツの2回目の再生が行われる。時刻t1から時刻t4までの時間間隔は、ユーザにより設定された間隔である。本発明は、テープに記録されているコンテンツを扱う機器に適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生制御装置、再生制御方法、およびプログラムに関し、特に、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行わせる場合に、コンテンツの再生が開始されるタイミングの時間間隔をユーザが設定することができるようにした再生制御装置、再生制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
展示会場や店舗などで商品を紹介する方法の1つとしてデモ映像を流す方法がある。一般的に、リピート再生によって同じ映像が繰り返し表示される。
【0003】
特許文献1には、テープに記録されている文章のリピート再生を行う技術が開示されている。
【特許文献1】特開昭61−90352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、テープに記録されたデモ映像を対象にした従来のリピート再生においては、リピート再生を開始させた後は、先頭から最後までの再生、先頭までの巻き戻し、先頭から最後までの再生、先頭までの巻き戻し、・・・が繰り返されるだけであり、例えば、どのくらいの間隔で1回のデモ映像が再生されるのかや、再生回数などを、商品を紹介する側の者が設定することはできない。
【0005】
したがって、所定の回数だけ、所定の間隔でデモ映像を再生させたいといった要望に対応することができない。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行わせる場合に、例えば、コンテンツの再生が開始されるタイミングの時間間隔をユーザが設定することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面の再生制御装置は、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行う再生制御装置において、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定する設定手段と、前記設定手段により設定された時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御する制御手段とを備える。
【0008】
前記コンテンツ全体の再生にかかる時間と、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の最後の位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間の合計が、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの間隔として前記設定手段により設定された時間より短い場合、前記制御手段には、前記コンテンツ全体の再生が終了したとき、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の最後の位置から先頭の位置まで前記テープの巻き戻しを行わせ、前記コンテンツの次の再生を開始するタイミングになるまで前記コンテンツの再生を停止させることができる。
【0009】
再生対象になっている前記テープの位置から前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間が、現在時刻から前記コンテンツの次の再生を開始するタイミングまでの時間と同じ時間になった場合、前記制御手段には、前記コンテンツの再生を終了させ、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の先頭の位置まで前記テープの巻き戻しを開始させることができる。
【0010】
前記設定手段には、前記コンテンツの再生を行う回数と、前記コンテンツのリピート再生の開始時刻のうちの少なくともいずれかをさらに設定させることができる。
【0011】
前記制御手段には、前記コンテンツの再生を前記設定手段により設定された回数だけ繰り返させることができる。
【0012】
前記制御手段には、前記コンテンツのリピート再生を前記設定手段により設定された開始時刻に開始させることができる。
【0013】
本発明の一側面の再生制御方法は、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行う再生制御装置の再生制御方法において、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定し、設定した時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御するステップを含む。
【0014】
本発明の一側面のプログラムは、テープに記録されているコンテンツのリピート再生をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定し、設定した時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御するステップを含む。
【0015】
本発明の一側面においては、コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔が、ユーザによる操作に基づいて設定され、設定された時間間隔でコンテンツの先頭から再生が開始されるように、コンテンツの再生が制御される。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一側面によれば、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行わせる場合に、ユーザは、コンテンツの再生が開始されるタイミングの時間間隔を設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0018】
本発明の一側面の再生制御装置(例えば、図1の再生制御装置1)は、テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行う再生制御装置において、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定する設定手段(例えば、図7のメインマイコン21)と、前記設定手段により設定された時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御する制御手段(例えば、図7のテープ駆動部33)とを備える。
【0019】
本発明の一側面の再生制御方法またはプログラムは、コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定し、設定した時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御するステップ(例えば、図13のステップS22)を含む。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態に係る再生制御装置1と、再生制御装置1に接続された外部モニタ2を示す図である。
【0022】
再生制御装置1は、テープに記録されたコンテンツを再生し、映像を外部モニタ2に、音声をスピーカ(図示せず)にそれぞれ出力させる。再生制御装置1においては、テープに記録されたコンテンツの先頭から、所定の時間間隔で、所定の回数だけ繰り返し再生される。再生制御装置1はコンテンツのリピート再生を行う装置である。
【0023】
図1に示されるように、再生制御装置1には、所定の規格のテープを装着可能なテープ装着部11が設けられており、このテープ装着部11に、リピート再生の対象になるコンテンツが記録されたテープが装着される。再生制御装置1には、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部12も筐体表面に設けられている。
【0024】
外部モニタ2はLCDなどよりなり、再生制御装置1から供給された映像を表示する。再生制御装置1と外部モニタ2は例えばS端子ケーブルなどによって接続される。
【0025】
ユーザは、コンテンツが再生される時間間隔、再生回数、リピート再生の開始時刻を再生制御装置1に設定し、設定した内容にしたがってリピート再生を行わせることができる。
【0026】
図2は、再生制御装置1により行われるリピート再生の例を示す図である。図2において横方向が時間方向を表す。
【0027】
図2の例においては、一連のリピート再生が時刻t1において開始され、コンテンツの1回目の再生が時刻t1から時刻t2までの間に行われている。コンテンツの先頭から、再生された順に映像が外部モニタ2に表示され、音声がスピーカから出力される。
【0028】
時刻t2においてコンテンツの最後まで再生が終了したとき、テープの巻き戻しが開始され、時刻t3まで続けられる。コンテンツの先頭まで巻き戻しが終わった時刻t3から、時刻t4までの間は再生制御装置1の状態は停止状態になる。
【0029】
このように、コンテンツの最後まで再生を行い、テープの巻き戻しを行ったとしても次の再生開始のタイミングまでに時間がある場合、再生制御装置1の状態は停止状態になり、設定された時間間隔でコンテンツの先頭から再生が行われるように時間が調整される。
【0030】
また、図2の例においては、時刻t4から時刻t5までの間にコンテンツの2回目の再生が行われ、2回目の再生が終了した時刻t5において、テープの巻き戻しが開始される。テープの巻き戻しは時刻t6まで続けられ、コンテンツの先頭まで巻き戻しが終わった時刻t6から、時刻t7までの間は再生制御装置1の状態は停止状態になる。
【0031】
同様に、時刻t7から時刻t8までの間にコンテンツの3回目の再生が行われ、3回目の再生が終了した時刻t8において、テープの巻き戻しが開始される。テープの巻き戻しは時刻t9まで続けられ、コンテンツの先頭まで巻き戻しが終わった時刻t9から、時刻t10までの間は停止状態とされ、時刻t10に一連のリピート再生が終了される。
【0032】
すなわち、図2は、一連のリピート再生の中で行われるコンテンツの再生回数が3回として設定された場合の例を示している。
【0033】
また、図2は、コンテンツの再生の時間間隔が時刻t1から時刻t4までの時間(=時刻t4から時刻t7までの時間、時刻t7から時刻t10までの時間)として設定されるとともに、一連のリピート再生の開始時刻が時刻t1として設定された場合の例を示している。
【0034】
このように、再生が開始される時間間隔を設定することができるから、例えば、再生対象のコンテンツが商品のデモ映像などである場合、商品を紹介する側の者は、デモ映像の再生にあわせて口頭で行う商品説明のスケジュールを立てやすい。
【0035】
なお、図2は、コンテンツの再生を終えた後にテープの巻き戻しを行ったとしても次の再生開始のタイミングまでに時間がある場合、すなわち、コンテンツ全体の再生にかかる時間と巻き戻しにかかる時間の合計が、コンテンツの再生間隔として設定された時間より短い場合の例を示しており、この場合、上述したように、次の再生開始のタイミングまで、再生制御装置1の状態が停止状態になることによって一定間隔でのコンテンツの再生が確保される。
【0036】
一方、コンテンツ全体の再生にかかる時間と巻き戻しにかかる時間の合計が、コンテンツの再生間隔として設定された時間より長い場合、コンテンツの最後まで再生することよりも、一定間隔でのコンテンツの再生を確保することが優先され、再生対象になっている位置がコンテンツの途中の位置であっても、コンテンツの再生は所定のタイミングで終了され、巻き戻しが開始される。例えば、テープの再生対象になっている位置から、コンテンツが記録されている部分の先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間が、現在時刻から次の再生を開始するタイミングまでの時間と同じ時間になったタイミングでコンテンツの再生は終了され、巻き戻しが開始される。
【0037】
これにより、可能な限り再生が行われつつ、一定間隔でのコンテンツの再生が確保される。後述するように、再生制御装置1においては、テープのそれぞれの位置と、それぞれの位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間の対応を示すテーブルが管理されている。
【0038】
ここで、リピート再生に関する設定に用いられる画面表示について説明する。
【0039】
図3は、再生回数の設定画面の例を示す図である。
【0040】
図3の左側に示される画面#1は、再生回数の設定の項目がメニュー画面から選択されたときに表示部12に表示される画面である。図3の画面#1には、ユーザが選択可能な項目を表す「TIMES SET」と「TIMES」の文字が表示されている。
【0041】
「TIMES SET」は回数設定のON/OFF(回数を設定してリピート再生を行うか否か)を設定するときに選択される項目であり、「TIMES」は回数を設定するときに選択される項目である。ユーザは、再生制御装置1の筐体表面に設けられる十字キーの上下のボタンを操作してカーソルCを移動させ、決定キーを押すことによって、そのときカーソルCをあてている項目を選択することができる。
【0042】
図3の画面#1には、回数を設定してリピート再生を行うことが設定されていることを表す「ON」が「TIMES SET」の右隣に表示され、再生回数が45回として設定されていることを表す「45」が「TIMES」の右隣に表示されている。
【0043】
画面#1から「TIMES SET」の項目が選択されたとき、表示部12には、図3の右上に示される画面#2が画面#1に替えて表示される。画面#2には「OFF」、「ON」の文字が表示される。ユーザは画面#2において回数設定のON/OFFを設定することができる。
【0044】
一方、画面#1から「TIMES」の項目が選択されたとき、表示部12には、図3の右下に示される画面#3が画面#1に替えて表示される。ユーザは上下キーを操作して回数を増減させ、再生回数を設定することができる。
【0045】
図4は、再生時間間隔の設定画面の例を示す図である。
【0046】
図4の左側に示される画面#11は、再生時間間隔の設定の項目がメニュー画面から選択されたときに表示部12に表示される画面である。図4の画面#11には、ユーザが選択可能な項目を表す「INTERVAL SET」と「INTERVAL」の文字が表示されている。
【0047】
「INTERVAL SET」は時間間隔の設定のON/OFF(時間間隔を設定してリピート再生を行うか否か)を設定するときに選択される項目であり、「INTERVAL」は時間を設定するときに選択される項目である。ユーザは、十字キーの上下のボタンを操作してカーソルCを移動させ、決定キーを押すことによって、そのときカーソルCをあてている項目を選択することができる。
【0048】
図4の画面#11には、時間間隔を設定してリピート再生を行うことが設定されていることを表す「ON」が「INTERVAL SET」の右隣に表示され、時間間隔が60分として設定されていることを表す「60min」が「INTERVAL」の右隣に表示されている。
【0049】
画面#11から「INTERVAL SET」の項目が選択されたとき、表示部12には、図4の右上に示される画面#12が画面#11に替えて表示される。画面#12には「OFF」、「ON」の文字が表示される。ユーザは画面#12において時間間隔の設定のON/OFFを設定することができる。
【0050】
一方、画面#11から「INTERVAL」の項目が選択されたとき、表示部12には、図4の右下に示される画面#13が画面#11に替えて表示される。ユーザは上下キーを操作して時間を増減させ、時間間隔を設定することができる。
【0051】
図5は、一連のリピート再生の開始時刻の設定画面の例を示す図である。
【0052】
図5の左側に示される画面#21は、開始時刻の設定の項目がメニュー画面から選択されたときに表示部12に表示される画面である。図5の画面#21には、ユーザが選択可能な項目を表す「TIME SET」と「TIME」の文字が表示されている。
【0053】
「TIME SET」は開始時刻の設定のON/OFF(開始時刻を設定してリピート再生を行うか否か)を設定するときに選択される項目であり、「TIME」は開始時刻を設定するときに選択される項目である。ユーザは、十字キーの上下のボタンを操作してカーソルCを移動させ、決定キーを押すことによって、そのときカーソルCをあてている項目を選択することができる。
【0054】
図5の画面#21には、開始時刻を設定してリピート再生を行うことが設定されていることを表す「ON」が「TIME SET」の右隣に表示され、開始時刻が12時30分として設定されていることを表す「12:30」が「TIME」の右隣に表示されている。
【0055】
画面#21から「TIME SET」の項目が選択されたとき、表示部12には、図5の右上に示される画面#22が画面#21に替えて表示される。画面#22には「OFF」、「ON」の文字が表示される。ユーザは画面#22において開始時刻の設定のON/OFFを設定することができる。
【0056】
一方、画面#21から「TIME」の項目が選択されたとき、表示部12には、図5の右下に示される画面#23が画面#21に替えて表示される。ユーザは上下キーを操作して開始時刻を設定することができる。
【0057】
図6は、リピート再生に関する設定に用いられる画面全体の表示の切り替えの例を示す図である。
【0058】
図6の左側に示される画面#31が、リピート再生の設定に関するメニュー画面である。図6に示されるように、画面#31には「PB TIMES」、「PB INTERVAL」、「START TIME」の文字が表示され、ユーザは、このうちの「PB TIMES」を選択することによって、図3の画面#1を画面#31に替えて表示部12に表示させることができ、「PB INTERVAL」を選択することによって、図4の画面#11を画面#31に替えて表示部12に表示させることができる。ユーザは、「START TIME」を選択することによって、図5の画面#21を画面#31に替えて表示部12に表示させることができる。
【0059】
以上の画面を用いてユーザにより行われた設定にしたがってリピート再生を行う再生制御装置1の動作についてはフローチャートを参照して後述する。
【0060】
図7は、再生制御装置1の構成例を示すブロック図である。
【0061】
メインマイコン21(メインマイクロコンピュータ21)は、サブマイコン22(サブマイクロコンピュータ22)とベースバンドブロック37を制御し、再生制御装置1の全体の動作を制御する。再生制御装置1の筐体表面に設けられた十字キーや決定キーなどを用いたユーザの各種の操作は、このメインマイコン21により受け付けられる。
【0062】
例えば、メインマイコン21は、サブマイコン22を制御して、ユーザによる設定にしたがったリピート再生を行わせたりする。
【0063】
サブマイコン22は、メインマイコン21による制御にしたがって、IEEE1394 I/F31、テープ駆動部33、HDV MUX/DEMUX34(HDVマルチプレクサ/デマルチプレクサ34)、HDVコーデック35、DVコーデック36を制御する。例えば、サブマイコン22は、テープ装着部11に装着されたテープに記録されているコンテンツをテープ駆動部33に読み出させ、HDV MUX/DEMUX34やDVコーデック36に出力させる。
【0064】
また、サブマイコン22は、HDV MUX/DEMUX34とHDVコーデック35により実現される、HDVフォーマットのコンテンツの処理を行う機能と、DVコーデック36により実現される、DVフォーマットのコンテンツの処理を行う機能とを、処理対象になっているコンテンツのフォーマットに応じて切り替える。例えば、リピート再生の対象になるコンテンツは、HDVフォーマットのコンテンツ、あるいはDVフォーマットのコンテンツとされる。
【0065】
サブマイコン22は、リピート再生の対象のコンテンツがHDVフォーマットのコンテンツであり、そのコンテンツがテープ駆動部33によりテープから読み出されたとき、HDV MUX/DEMUX34とHDVコーデック35を制御してコンテンツの処理を行わせ、リピート再生の対象のコンテンツがDVCAM、DV SPなどのDVフォーマットのコンテンツであり、そのコンテンツがテープ駆動部33によりテープから読み出されたとき、DVコーデック36を制御してコンテンツの処理を行わせる。
【0066】
IEEE1394 I/F31は、サブマイコン22による制御にしたがってAV/Cコマンド(AV/C Digital Interface Command Set)を生成し、IEEE1394端子32に装着されたIEEE1394ケーブルを介して接続される外部機器を制御する。IEEE1394 I/F31は、外部機器から取り込まれたHDVフォーマットのコンテンツをHDV MUX/DEMUX34に出力し、外部機器から取り込まれたDVフォーマットのコンテンツをDVコーデック36に出力する。また、IEEE1394 I/F31は、HDV MUX/DEMUX34、DVコーデック36からデータが供給されたとき、供給されたデータを外部機器に出力する。
【0067】
テープ駆動部33は、テープ装着部11に装着されたテープの再生、巻き戻しなどを制御し、テープから読み出されたHDVフォーマットのコンテンツをHDV MUX/DEMUX34に出力し、テープから読み出されたDVフォーマットのコンテンツをDVコーデック36に出力する。また、テープ駆動部33は、HDV MUX/DEMUX34、DVコーデック36からデータが供給されたとき、供給されたデータをテープに記録させる。
【0068】
HDV MUX/DEMUX34は、サブマイコン22による制御にしたがって、HDVコーデック35により符号化されたHDVフォーマットのデータからストリームを生成し、生成したストリームをIEEE1394 I/F31、テープ駆動部33に出力する。また、HDV MUX/DEMUX34は、サブマイコン22による制御にしたがって、IEEE1394 I/F31から供給されたストリームから所定のパケットを抽出し、抽出したパケットをHDVコーデック35に出力する。
【0069】
HDVコーデック35は、サブマイコン22による制御にしたがって、ベースバンドブロック37から供給されたデータをHDVフォーマットのデータとして符号化し、符号化して得られたデータをHDV MUX/DEMUX34に出力する。また、HDVコーデック35は、サブマイコン22による制御にしたがって、HDV MUX/DEMUX34から供給されたデータを復号し、復号して得られたデータをベースバンドブロック37に出力する。
【0070】
DVコーデック36は、サブマイコン22による制御にしたがって、ベースバンドブロック37から供給されたデータをDVフォーマットのデータとして符号化し、符号化して得られたデータをIEEE1394 I/F31、またはテープ駆動部33に出力する。また、DVコーデック36は、サブマイコン22による制御にしたがって、IEEE1394 I/F31、テープ駆動部33から供給されたデータを復号し、復号して得られたデータをベースバンドブロック37に出力する。
【0071】
ベースバンドブロック37は、メインマイコン21による制御にしたがって、図3乃至図6に示されるような画面を表示部12に表示させる。
【0072】
また、ベースバンドブロック37は、HDVコーデック35、DVコーデック36から供給されたデータに基づいて、S端子38に接続される外部モニタ2にコンテンツの再生映像を表示させるとともに、音声をスピーカから出力させる。ベースバンドブロック37は、D端子39、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子40に接続される機器に所定のデータを出力したりもする。
【0073】
電源マイコン41は、再生制御装置1の各部に対する電源の供給を制御する。
【0074】
図8は、テープのそれぞれの位置と、それぞれの位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間の対応を示すテーブルの例を示す図である。図8に示されるようなテーブルは、テープ装着部11に装着されるテープの規格毎に用意され、例えばメインマイコン21により管理される。
【0075】
図8のテーブルにおいては、テープの先頭の位置は0分で表され、この位置を基準として、1分で表される位置(先頭から再生を開始したときに1分後に再生対象になる位置)から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は5秒とされている。また、2分で表される位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は6秒とされている。
【0076】
同様に、58分で表される位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は59秒とされ、59分で表される位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は60秒とされている。60分で表される位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は61秒とされている。
【0077】
次に、再生制御装置1の動作について説明する。
【0078】
はじめに、図9のフローチャートを参照して、リピート再生に関する設定を行う再生制御装置1の処理について説明する。
【0079】
この処理は、例えば、再生制御装置1に設けられたキーが操作され、図6の画面#31を表示することがユーザにより指示されたときに開始される。ユーザによるキーの操作はメインマイコン21により受け付けられ、表示部12には、図6の画面#31がベースバンドブロック37により表示される。ユーザは、画面#31から所定の項目を選択して表示部12に表示される画面を切り替え、設定を行うことができる。
【0080】
ステップS1において、ベースバンドブロック37は、メインマイコン21による制御にしたがって、図3乃至図5に示されるような画面を表示部12に表示させる。
【0081】
ステップS2において、メインマイコン21は、表示部12に表示された画面を用いて行われたユーザの設定を受け付け、リピート再生の回数、時間間隔、再生開始時刻を設定し、処理を終了させる。ユーザにより行われた設定の内容はメインマイコン21により保持される。
【0082】
次に、図10のフローチャートを参照して、リピート再生を行う再生制御装置1の処理について説明する。
【0083】
この処理は、例えば、図11に示されるような、再生制御装置1の筐体表面に設けられるスライドスイッチ51が「REPEAT」の位置にスライドされ、リピート再生機能をONにすることが指示されたときに開始される。
【0084】
図11は再生制御装置1の筐体表面の一部を示す図であり、再生制御装置1の所定の位置には「REPEAT」、「OFF」、「REC」の文字がプリントされ、それぞれの文字がプリントされている位置にスライドスイッチ51をスライドさせることができるようになされている。ユーザは、「REPEAT」の文字がプリントされた位置にスライドスイッチ51をスライドさせることによってリピート再生機能のONを選択することができる。
【0085】
また、図10の処理は、図12に示されるような画面からリピート再生機能をONにすることが選択されたときにも開始される。図12の例においては、画面の右方に「ON」、「OFF」の文字が表示され、ユーザは、「ON」の文字をカーソルCで選択することによってリピート再生機能のONを選択することができる。
【0086】
図10のステップS11において、メインマイコン21は、リピート再生の開始時刻がユーザにより設定されているか否かを判定する。上述したように、ユーザにより行われた設定の内容を表す情報はメインマイコン21により保持されている。
【0087】
メインマイコン21は、ステップS11において、リピート再生の開始時刻が設定されていると判定した場合、ステップS12に進み、サブマイコン22を制御してテープ装着部11に装着されたテープの巻き戻しを行わせる。
【0088】
テープの巻き戻しが終わったとき、メインマイコン21は、ステップS13において、ユーザにより設定された開始時刻になったか否かを判定し、開始時刻になったと判定するまで待機する。
【0089】
メインマイコン21は、ステップS13において、リピート再生の開始時刻になったと判定した場合、ステップS14に進み、リピート再生処理を行う。この処理により、テープ装着部11に装着されたテープに記録されているコンテンツが、ユーザにより設定された時間間隔で、ユーザにより設定された回数だけ繰り返し再生される。リピート再生処理の詳細については図13のフローチャートを参照して後述する。
【0090】
一方、ステップS11において、メインマイコン21は、開始時刻が設定されていないと判定した場合、ステップS15に進み、サブマイコン22を制御してテープ装着部11に装着されたテープの巻き戻しを行わせる。
【0091】
テープの巻き戻しが終了したとき、ステップS14においてリピート再生処理が行われ、その後、処理は終了される。
【0092】
次に、図13のフローチャートを参照して、図10のステップS14において行われるリピート再生処理について説明する。
【0093】
ステップS21において、メインマイコン21は、再生回数をカウントし、現在の再生回数を1だけインクリメントする。
【0094】
メインマイコン21は、ステップS22において、サブマイコン22を制御し、テープに記録されているコンテンツの再生を行わせる。
【0095】
ステップS23において、メインマイコン21は、いま行っている再生を終了させる条件である終了条件を検出したか否かを判定する。例えば、テープ駆動部33によりテープから読み出されたデータがサブマイコン22により監視されており、監視結果の情報がサブマイコン22からメインマイコン21に通知される。
【0096】
例えば、テープ駆動部33により読み出されたデータから、再生の終了位置を表すインデックス信号、テープの未記録部分、テープエンド、フォーマットの変化点が検出されたときに終了条件が検出されたと判定される。
【0097】
なお、インデックス信号は、ユーザによりコンテンツ中にあらかじめ設定される情報である。
【0098】
また、フォーマットの変化点は、テープ駆動部33により読み出されるデータに含まれるシステムモード、トラックピッチの情報が切り替わった位置から判断される。システムモードは、テープ装着部11に装着されたテープに記録されているコンテンツがHDV1080i,HDV720p,HDV480pのうちのどのHDVフォーマットのコンテンツであるのかと、HDVフォーマットとDVフォーマットのうちのいずれのフォーマットのコンテンツであるのかを表す。また、トラックピッチは、テープに記録されているコンテンツがDVCAM,DV SP,DV LPのうちのどのDVフォーマットのコンテンツであるのかを表す。
【0099】
また、設定された時間間隔にしたがってコンテンツの再生を行う場合に、現在の時刻が次の再生開始タイミングに近いことが図8に示されるようなテーブルが参照されることによって判断されたときにも、終了条件が検出されたと判定される。
【0100】
具体的には、例えば、時間間隔が60分として設定されている場合、図8でいう58分で表されるテープの位置(先頭から再生を開始したときに58分後に再生対象になっている位置)が再生対象の位置になっているときには、その位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は59秒であり、再生時間と巻き戻しにかかる時間の合計が時間間隔である60分より短いから、終了条件が検出されたとはまだ判定されない。
【0101】
一方、59分で表されるテープの位置が再生対象の位置になっているときには、その位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間は60秒(1分)であり、再生時間と巻き戻しにかかる時間の合計が時間間隔である60分と同じ時間になるから、このとき、終了条件が検出されたと判定される。
【0102】
ステップS23において、メインマイコン21は、終了条件を検出したと判定していない場合、ステップS22に戻り、再生を繰り返す。
【0103】
メインマイコン21は、ステップS23において、終了条件を検出したと判定した場合、ステップS24に進み、サブマイコン22を制御してコンテンツの再生を終了させるとともに、テープの先頭の位置まで巻き戻しを行わせる。すなわち、上述した例の場合、コンテンツの再生が59分で表されるテープの位置で終了され、その後、60秒かけてコンテンツが記録されているテープの先頭の位置まで巻き戻しが行われる。
【0104】
ステップS25において、メインマイコン21は、設定された再生回数と、現在までに終了済みの再生の回数に基づいて、再生回数が残っているか否かを判定し、再生回数が残っていると判定した場合、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0105】
一方、メインマイコン21は、ステップS25において、設定された再生回数と、現在までに終了済みの再生の回数に基づいて、再生回数が残っていない、すなわち、ユーザにより設定された再生回数だけコンテンツの再生を行ったと判定した場合、リピート再生処理を終了させる。その後、処理は図10のステップS14に戻り、図10の処理も終了される。
【0106】
以上のような処理が行われることによって、一連のリピート再生がユーザにより設定された時刻に開始され、その後、設定された回数だけ、設定された時間間隔でコンテンツの再生が繰り返されることになる。
【0107】
図14は、コンテンツのリピート再生機能がONの状態のときに表示部12に表示される画面の例を示す図である。
【0108】
コンテンツのリピート再生機能がONにされたとき、表示部12には、そのことを表す図14に示されるようなアイコン61が表示される。
【0109】
また、リピート再生の開始時刻が設定されており、再生制御装置1の状態が開始時刻になるまで待機している状態にあるとき、アイコン61の隣には、再生制御装置1の状態が待機状態にあることを表す図15に示されるようなアイコン62が表示される。
【0110】
図16は、リピート再生の状態を表す情報が表示されるステータスチェック画面の例を示す図である。図16に示される画面は、リピート再生が行われているときに所定のタイミングで表示される。
【0111】
図16の画面に表示される「END FORECAST」は、一連のリピート再生の終了予想時刻を表し、一連のリピート再生が開始された時刻と、ユーザにより設定された1回の再生の時間間隔、再生回数などから求められる。
【0112】
「REMAINING」は、一連のリピート再生が終了するまでにかかる時間を表し、ユーザにより設定された1回の再生の時間間隔、残りの再生回数などから求められる。
【0113】
「PB TIMES」は現在行われている再生が何回目の再生であるのかを表し、「PB INTERVAL」は、コンテンツの現在の再生位置を表す時刻と、設定された時間間隔を表す。「AC ON START」は設定された、一連のリピート再生の開始時刻を表す。
【0114】
以上においては、一連のリピート再生の開始時刻、すなわち、1回目のコンテンツの再生開始時刻だけをユーザは設定することができるものとしたが、1回目だけでなく、それぞれの回の再生開始時刻をも設定することができるようにしてもよい。
【0115】
また、コンテンツの先頭から所定の位置までのデータをメモリなどに記憶させておき、テープの巻き戻しが行われている最中はメモリに記憶させておいたデータを対象として再生を行うことによって、巻き戻しが行われていることをユーザに意識させないようにすることも可能である。
【0116】
この場合、メモリに記憶させておくデータの量は、テープの巻き戻しにかかる時間と同じ時間だけ映像を表示したり、音声を出力したりするのに必要な量とされる。メモリに記憶させておいたデータに基づいてコンテンツの先頭から再生を行い、全てのデータを再生したとき、再生対象になるデータはテープに記録されているデータに切り替えられ、その後、テープに記録されているデータを対象にして再生が続けられる。したがって、テープの巻き戻しは先頭まで行われるのではなく、メモリに記憶させておいたデータによって再生が可能なコンテンツの最後の部分が記録されている位置までになる。
【0117】
また、巻き戻しが行われている最中、テープ装着部11に装着されたテープに記録されているコンテンツ以外の、再生制御装置1が処理することができるコンテンツが再生され、音声と映像が出力されるようにしてもよい。例えば、再生制御装置1内部のメモリなどに記憶されていたコンテンツが再生されるようにしてもよいし、再生制御装置1に接続された機器から取り込まれたコンテンツが再生されるようにしてもよい。
【0118】
さらに、以上においては、リピート再生の対象になるコンテンツが映像と音声からなるコンテンツであるものとしたが、音楽をリピート再生させる場合や、静止画のスライドショーをリピート再生させる場合などにも、設定された再生回数や時間間隔にしたがってそれらのリピート再生が行われるようにしてもよい。
【0119】
また、以上においては、テープに記録されているコンテンツをリピート再生の対象にする場合について説明したが、巻き戻しに時間がかかる、他の種類の記録媒体に記録されているコンテンツを対象にしてもよい。
【0120】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
【0121】
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
【0122】
CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102、または記憶部108に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
【0123】
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インターフェース105が接続されている。入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107が接続されている。CPU101は、入力部106から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果を出力部107に出力する。
【0124】
入出力インターフェース105に接続されている記憶部108は、例えばハードディスクからなり、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部109は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
【0125】
入出力インターフェース105に接続されているドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部108に転送され、記憶される。
【0126】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図17に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM102や、記憶部108を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部109を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0127】
なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】本発明の一実施形態に係る再生制御装置と、再生制御装置に接続された外部モニタの例を示す図である。
【図2】リピート再生の例を示す図である。
【図3】再生回数の設定画面の例を示す図である。
【図4】時間間隔の設定画面の例を示す図である。
【図5】再生開始時刻の設定画面の例を示す図である。
【図6】画面表示の切り替えの例を示す図である。
【図7】再生制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】テーブルの例を示す図である。
【図9】再生制御装置の設定処理について説明するフローチャートである。
【図10】再生制御装置の再生制御処理について説明するフローチャートである。
【図11】スライドスイッチの例を示す図である。
【図12】設定画面の例を示す図である。
【図13】図10のステップS14において行われるリピート再生処理について説明するフローチャートである。
【図14】アイコンの例を示す図である。
【図15】他のアイコンの例を示す図である。
【図16】ステータスチェック画面の例を示す図である。
【図17】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0129】
1 再生制御装置, 2 外部モニタ, 12 表示部, 21 メインマイコン, 22 サブマイコン, 33 テープ駆動部, 34 HDV MUX/DEMUX, 35 HDVコーデック, 36 DVコーデック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行う再生制御装置において、
前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御する制御手段と
を備える再生制御装置。
【請求項2】
前記コンテンツ全体の再生にかかる時間と、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の最後の位置から先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間の合計が、前記コンテンツの再生を開始するタイミングの間隔として前記設定手段により設定された時間より短い場合、
前記制御手段は、前記コンテンツ全体の再生が終了したとき、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の最後の位置から先頭の位置まで前記テープの巻き戻しを行い、前記コンテンツの次の再生を開始するタイミングになるまで前記コンテンツの再生を停止させる
請求項1に記載の再生制御装置。
【請求項3】
再生対象になっている前記テープの位置から前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の先頭の位置までの巻き戻しにかかる時間が、現在時刻から前記コンテンツの次の再生を開始するタイミングまでの時間と同じ時間になった場合、
前記制御手段は、前記コンテンツの再生を終了し、前記コンテンツが記録されている前記テープの部分の先頭の位置まで前記テープの巻き戻しを開始させる
請求項1に記載の再生制御装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記コンテンツの再生を行う回数と、前記コンテンツのリピート再生の開始時刻のうちの少なくともいずれかをさらに設定する
請求項1に記載の再生制御装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記コンテンツの再生を前記設定手段により設定された回数だけ繰り返す
請求項4に記載の再生制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記コンテンツのリピート再生を前記設定手段により設定された開始時刻に開始させる
請求項4に記載の再生制御装置。
【請求項7】
テープに記録されているコンテンツのリピート再生を行う再生制御装置の再生制御方法において、
前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定し、
設定した時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御する
ステップを含む再生制御方法。
【請求項8】
テープに記録されているコンテンツのリピート再生をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記コンテンツの再生を開始するタイミングの時間間隔を、ユーザによる操作に基づいて設定し、
設定した時間間隔で前記コンテンツの先頭から再生が開始されるように、前記コンテンツの再生を制御する
ステップを含むプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2007−220221(P2007−220221A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−40261(P2006−40261)
【出願日】平成18年2月17日(2006.2.17)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】