説明

再生制御装置、再生制御方法およびプログラム

【課題】スロー再生に適したシーンを検出してスロー再生する。
【解決手段】再生制御装置10は、動画像を再生する再生部122と、再生部122により再生された動画像フレームを動画像記憶部126に所定時間分記録する記録部124と、動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルと、特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているパラメータテーブルとを記憶しているテーブル記憶部128と、特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、動画像記憶部126に記憶された動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する抽出部134と、抽出部134により抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、動画像記憶部126に記憶されている動画像フレームの再生を制御する再生制御部136と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生制御装置、再生制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、民生用のビデオカメラが広く普及し、多くの一般家庭でビデオカメラを保有し、子供の成長記録や、各種イベント等日常的な生活を記録に残すことが一般的になってきている。ビデオカメラに求められる機能としては、表示装置へのハイビジョン化に伴う高画質化や、テープやDVDからハードディスクへの長時間記録などが挙げられる。また、通常より高速なフレームレートで撮影して、再生時にスロー再生を行う機能を搭載したビデオカメラも登場している。
【0003】
例えば、フレームレートを変えて生成された動画像について、再生時に再生速度を容易に調整できる技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特に、放送コンテンツにおいては、重要なシーンや強調したいシーンをスロー再生する手法が一般的に用いられている。ユーザ側においてもスロー再生という手法によって面白い映像効果を手軽に実現して、画質以外で映像の価値を高めることが可能となってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−180290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、ビデオカメラを有するユーザは、記録した動画情報を再生する際に、撮影した映像をそのまま再生する視聴方法が一般的であった。一部の上級者については、撮影したコンテンツに、テロップを挿入したりスロー再生をするなど種々の映像効果を編集により加えたりすることで、付加価値を高めて映像を楽しむことがなされている。しかし、上記の編集作業を行うためには、ソフトウェアやハードウェアなどのビデオ編集環境を整える必要があり、上級者であっても編集作業に長時間かかるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、スロー再生に適したシーンを検出してスロー再生することが可能な、新規かつ改良された再生制御装置、再生制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、動画像を再生する再生部と、再生部により再生された動画像フレームを動画像記憶部に所定時間分記録する記録部と、動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルと、特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているパラメータテーブルとを記憶しているテーブル記憶部と、特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、動画像記憶部に記憶された動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する抽出部と、抽出部により抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御する再生制御部と、を備える、再生制御装置が提供される。
【0007】
また、再生制御部は、特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する動画像をスロー再生させるようにしてもよい。
【0008】
また、再生制御部は、パラメータテーブルの再生パラメータに基づいて、スロー再生速度、スロー再生時間およびスロー再生範囲を決定するようにしてもよい。
【0009】
また、再生制御部は、特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する動画像のスロー再生時に、スロー再生の開始指示を入力させる開始指示画面を表示させるようにしてもよい。
【0010】
また、再生制御部は、再生パラメータを含む開始指示画面を表示させるようにしてもよい。
【0011】
また、再生制御部は、ユーザ操作に応じて変更された再生パラメータに基づいて、スロー再生を制御するようにしてもよい。
【0012】
また、パラメータテーブルには、再生パラメータと動画像フレームとともに再生可能な音楽情報とが関連付けて記憶されており、再生制御部は、パラメータに含まれる音楽情報に基づいて、動画像フレームのスロー再生時に音楽情報を再生させるようにしてもよい。
【0013】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、動画像記憶部に所定時間分記録された動画像フレームの再生を制御する再生制御方法において、テーブル記憶部に記憶されている動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、動画像記憶部に記憶された動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出するステップと、抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御するステップと、を含む、再生制御方法が提供される。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、動画像を再生する再生部と、再生部により再生された動画像フレームを動画像記憶部に所定時間分記録する記録部と、動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルと、特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているパラメータテーブルとを記憶しているテーブル記憶部と、特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、動画像記憶部に記憶された動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する抽出部と、抽出部により抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御する再生制御部と、を備える、再生制御装置として機能させる、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明によれば、スロー再生に適したシーンを検出してスロー再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態にかかる再生制御装置のハードウェア構成の一例を示した説明図である。
【図2】同実施形態にかかる再生制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態にかかる特徴パターンテーブルの内容について説明する説明図である。
【図4】同実施形態にかかるユーザに提示する選択画面を説明する説明図である。
【図5】同実施形態にかかるパラメータテーブルの内容を説明する説明図である。
【図6】同実施形態にかかるスロー再生画面について説明する説明図である。
【図7】同実施形態にかかるロー再生の開始指示画面について説明する説明図である。
【図8】同実施形態にかかる動画像フレームの生成について説明する説明図である。
【図9】同実施形態にかかる再生制御装置の動作の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0018】
また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕再生制御装置のハードウェア構成
〔3〕再生制御装置の機能構成
〔4〕再生制御装置の動作の詳細
【0019】
〔1〕本実施形態の目的
まず、本実施形態の目的について説明する。近年、民生用のビデオカメラが広く普及し、多くの一般家庭でビデオカメラを保有し、子供の成長記録や、各種イベント等日常的な生活を記録に残すことが一般的になってきている。ビデオカメラに求められる機能としては、表示装置へのハイビジョン化に伴う高画質化や、テープやDVDからハードディスクへの長時間記録などが挙げられる。また、通常より高速なフレームレートで撮影して、再生時にスロー再生を行う機能を搭載したビデオカメラも登場している。
【0020】
例えば、フレームレートを変えて生成された動画像について、再生時に再生速度を容易に調整できる技術が開示されている。特に、放送コンテンツにおいては、重要なシーンや強調したいシーンをスロー再生する手法が一般的に用いられている。ユーザ側においてもスロー再生という手法によって面白い映像効果を手軽に実現して、画質以外で映像の価値を高めることが可能となってきている。
【0021】
ところで、従来、ビデオカメラを有するユーザは、記録した動画情報を再生する際に、撮影した映像をそのまま再生する視聴方法が一般的であった。一部の上級者については、撮影したコンテンツに、テロップを挿入したりスロー再生をするなど種々の映像効果を編集により加えたりすることで、付加価値を高めて映像を楽しむことがなされている。しかし、上記の編集作業を行うためには、ソフトウェアやハードウェアなどのビデオ編集環境を整える必要があり、上級者であっても編集作業に長時間かかるという問題があった。
【0022】
そこで、上記のような問題を一着眼点として、本実施形態にかかる再生制御装置10が創作されるに至った。本実施形態にかかる再生制御装置10によれば、スロー再生に適したシーンを検出してスロー再生することができる。
【0023】
ここで、再生制御装置10の表示制御処理の概要について説明する。再生制御装置10は、動画像の再生時に、一時的に動画像フレームの一部を蓄積しながら再生を行う。一時的に蓄積する動画像フレームから動画像の特徴を抽出して、スロー再生に効果的なシーンとして設定されている特徴パターンを参照する。そして、パターンマッチングすることによりスロー効果を付加するシーンを自動的に抽出する。スロー再生に効果的なシーンとは、例えば、運動会でのゴールの瞬間や、かけっこの転倒シーン、子供の泣く瞬間などが挙げられる。また、車窓からみた風景や、鳥が羽ばたく瞬間など印象に残るシーンが挙げられる。
【0024】
そして、抽出したスロー効果を付加するシーンについて、自動的にスロー再生を行う。また、抽出したスロー効果を付加するシーンについては、スロー再生を促す文字や記号等の表示とともにユーザに提供するようにしてもよい。ユーザは、スロー再生を促す表示の提供を受けて、リモートコントローラ等の入力装置によりスロー再生を指示する。スロー再生を行う回数や時間等は、予め設定されたパラメータに基づいて抽出されたシーンに合った回数や時間などで再生される。再生パラメータは、ユーザ操作に応じて変更できるようにしてもよい。
【0025】
また、通常、スロー再生の際には、音楽情報は再生されないことが一般的であるが、本実施形態では、動画像をスロー再生するとともに、予めセットされた音楽を再生することができる。例えば、効果的なシーンとして設定されている特徴パターンごとに、該シーンにふさわしい音楽情報を設定しておくようにしてもよい。これにより、スロー再生された映像によりいっそう印象的な効果を与えることが可能となる。スロー再生とともに再生される音楽情報は、ユーザにより追加的に設定されるようにしてもよい。
【0026】
従来の編集操作では、編集する際にスロー再生に適したシーンを見つけ出す必要があった。特に、長時間撮影された動画像についてスロー再生に適したシーンを見つけ出すためには、動画像の頭から再生する必要があり相当な時間がかかってしまう。しかし、本実施形態にかかる再生制御装置10は、撮影された動画像のなかから、スロー再生に適したシーンを自動的に抽出することができる。そして、再生時に抽出した動画像をスロー再生することにより、上記のような印象的なシーンを効果的に再生することが可能となる。また、スロー再生を行う際に、ユーザにスロー再生を行うか否かの選択を促すようにしてもよい。これにより、ユーザは自動的に抽出された印象的なシーンのなかから、所望のシーンについてスロー再生することが可能となる。
【0027】
また、再生制御装置10としては、PC(Pesonal Computer)を例示することができるが、PCに限定されず、再生制御装置10は、編集装置や再生装置等の映像機器であってもよい。本実施形態では、再生制御装置10と撮像装置や映像記録装置とは別体の装置として構成したが、再生制御装置10と撮像装置と一体の装置として構成したり、は映像記録装置と一体の装置として構成したりするようにしてもよい。本実施形態においては、再生制御装置10とは別体の撮像装置によって撮像された映像等が外部から入力される構成となっている。
【0028】
また、再生制御装置10は、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
【0029】
〔2〕再生制御装置のハードウェア構成
以上、本実施形態の目的について説明した。次に、図1を参照して、再生制御装置10のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる再生制御装置10のハードウェア構成の一例を示した説明図である。
【0030】
再生制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104と、ブリッジ105と、外部バス106と、インタフェース107と、入力装置108と、出力装置109と、ストレージ装置(HDD)110と、ドライブ111と、通信装置112とを備える。
【0031】
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って再生制御装置10内の動作全般を制御する。また、CPU101は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM103は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス104により相互に接続されている。
【0032】
ホストバス104は、ブリッジ105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス106に接続されている。なお、必ずしもホストバス104、ブリッジ105および外部バス106を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0033】
入力装置108は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されている。再生制御装置10のユーザは、該入力装置108を操作することにより、再生制御装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0034】
出力装置109は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。出力装置109は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
【0035】
ストレージ装置110は、本実施形態にかかる再生制御装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ストレージ装置110は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置110は、ハードディスクを駆動し、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0036】
ドライブ111は、記憶媒体用リーダライタであり、再生制御装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ111は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体120に記録されている情報を読み出して、RAM103に出力する。
【0037】
通信装置112は、例えば、通信網50に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置112は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
【0038】
〔3〕再生制御装置の機能構成
以上、再生制御装置10のハードウェア構成について説明した。次に、図2を参照して、再生制御装置10の機能構成について説明する。図2は、再生制御装置10の機能構成を示すブロック図である。図2に示したように、再生制御装置10は、再生部122、記録部124、動画像記憶部126、テーブル記憶部128、入力部132、抽出部134、再生制御部136などを備える。
【0039】
再生部122は、動画像を再生して、再生した動画像を記録部124に提供する機能を有する。再生部122により再生される動画像は、再生制御装置10とは別体の記憶装置(図示せず)に記録されていてもよい。記憶装置は、テープ、HDD等の磁気ディスク、CD、DVD、BD等の光ディスク、メモリスティック、SDカード、フラッシュメモリカード、SSD等の半導体記録装置などを例示できる。また、再生部122により再生される動画像は、再生制御装置10とは別体の撮像装置等から入力されてもよい。再生部122は、記憶装置に記憶されている動画像の情報もしくは撮像装置等から入力される動画像の情報から映像信号を再生して記録部124に提供する。
【0040】
記録部124は、再生部122から提供された動画像の情報を動画像記憶部126に所定時間分記録する機能を有する。すなわち、記録部124は、所定時間分の動画像フレームを動画像記憶部126に記録する。
【0041】
テーブル記憶部128には、特徴パターンテーブル129、パラメータテーブル130などが記憶されている。特徴パターンテーブル129は、所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けているテーブルである。パラメータテーブル130は、特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているテーブルである。特徴パターンとは、再生された動画像に含まれる特徴的なシーンなどであって、スロー効果を付加するのに適したシーンである。
【0042】
ここで、図3を参照して、特徴パターンテーブル129の内容について説明する。図3は、特徴パターンテーブル120の内容について説明する説明図である。例えば、図3に示したように、スロー効果を付加するのに適したシーンとして運動会が挙げられる。図3に示したように、運動会の特徴パターンは、例えば、時間情報として動画像を撮影した時期が10月10日前後、音情報として大勢の子供の声、色情報として青空と土色、また、被写体が紅白帽を被っている、人の数が多いなどが挙げられる。また、入学式の場合には、時間情報として動画像を撮影した時期が4月、音情報として室内反響や大勢の人の声、桜の木の画像が含まれているなどが挙げられる。
【0043】
また、顔検出技術を用いて、被写体の表情の変化の情報を特徴パターンのひとつとしてもよい。例えば、子供の泣く瞬間のシーンについて、泣き顔の表情の情報と泣き声の音声情報を特徴パターンとしてもよい。また、車窓から見た風景のシーンについて、風景画像の速度ベクトルの大きさを特徴パターンとしてもよい。同様に、被写体の動作の運動パラメータを特徴パターンとしてもよい。例えば、鳥が羽ばたくシーンについて、被写体の運動パラメータと、羽音の音声情報を特徴パターンとしてもよい。
【0044】
また、結婚式のシーンでは、音情報として賛美歌等の音声情報を特徴パターンとしてもよいし、フラッシュによる画面の一部の輝度変化を特徴パターンとしてもよい。また、コマやフラフープなどの物体が回転するシーンの場合には、特定パターンの繰り返し情報を特徴パターンとしてもよい。また、再生された動画像から認識される文字情報を特定パターンとするようにしてもよい。
【0045】
後述する抽出部134は、シーン毎に設定された特定パターンに基づいて、スロー再生に適した動画像を抽出することとなる。抽出部134によるスロー再生に適した動画像の抽出については、後で詳細に説明する。
【0046】
また、どのようなシーンをスロー再生するかについて、予めユーザにより設定するようにしてもよい。例えば、図4に示したような選択画面をユーザに提示するようにしてもよい。図4は、ユーザに提示する選択画面の一例である。例えば、選択画面1300において、シーン1301、被写体1302、動作1303などから所望の項目を選択されるようにする。例えば、シーン1301として、運動会、旅行、入学式、卒業式、スポーツ、結婚式、車窓などからスロー再生にしたいシーンを選択させるようにしてもよい。
【0047】
また、例えば、被写体1302として、本人、妻、子供、動物、乗り物などからスロー再生にしたい被写体を選択させるようにしてもよい。また、動作1303として、表情変化、転倒、走る、飛ぶ、スイングなどからスロー再生にしたい動作を選択させるようにしてもよい。ユーザにより選択された項目について、特徴パターンテーブル129が生成されるようにしてもよい。
【0048】
次に、図5を参照して、パラメータテーブル130の内容について説明する。図5は、パラメータテーブル130の内容を説明する説明図である。図5に示したように、パラメータテーブル130には、スロー再生に適したシーン毎に、どのようにスロー再生するかについてのスロー再生パラメータが設定されている。例えば、「運動会」の「子供」(被写体)が「走る」(動作)シーンであった場合には、再生パラメータは、再生速度2倍、再生回数1回、再生時間10秒、再生開始位置5秒前、音楽ONとなる。したがって、後述する再生制御部136は、この再生パラメータに基づいて、動画像のスロー再生を行うこととなる。再生制御部136による動画像のスロー再生については、後で詳細に説明する。
【0049】
図2に戻り、再生制御装置10の機能構成の説明を続ける。入力部132は、ユーザ操作の入力を受け付ける機能を有し、上記した入力装置108の一例である。入力部132は、例えば、ユーザ操作により、後述するスロー再生開始指示を受け付ける。
【0050】
抽出部134は、特徴パターンテーブル129の特徴パターンに対応する、動画像記憶部126に記憶された動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する機能を有する。上記したように、動画像記憶部126には、所定時間分の動画像フレームを記録されている。したがって、抽出部134は、所定時間分の動画像フレームから、動画像の特徴的なパターンを抽出する。そして抽出した特徴的なパターンと、特徴パターンテーブル129に記憶されている特徴パターンとを比較する。動画像から抽出した特徴的なパターンと特徴パターンテーブル129に記憶されている特徴パターンとが一致する場合には、当該動画像の情報を再生制御部136に提供する。
【0051】
動画像の特徴的なパターンの抽出は、予め特徴的なパターンが学習された特徴抽出器によって行うようにしてもよい。すなわち、シーンに関わらず、笑顔を検出したり、特定の個人の顔を検出したり、所定の速さより早い物体の動きを検出したり、輝度の変化を検出したりした場合には、これらを特徴的なパターンとして抽出する。
【0052】
また、上記したように、ユーザにより予め特徴パターンが設定された場合には、動画像から抽出した特徴的なパターンとユーザにより予め設定された特徴パターンが一致するか否かを判定する。ユーザによる特徴パターンの選択は、動画像の再生前に行うようにしてもよいし、動画像の再生中にいつでも行うことができるようにしてもよい。ユーザにより特徴パターンが選択されることにより、特徴パターンテーブル129に記憶されているすべての特徴的なシーンについてではなく、ユーザ所望のシーンにマッチングする動画像が抽出されることとなる。
【0053】
また、撮影時の手振れや操作ミスなどによる撮影時の効果が動画像の特徴パターンとして認識されてしまう場合が考えられる。この場合、例えば、予めフォーカスが合ってない場合の動画像の特徴や手振れしている場合の動画像の特徴を記憶しておき、これらの動画像の特徴と一致する場合には、手振れや操作ミスが生じた動画像として除外するようにしてもよい。フォーカスが合ってない場合の動画像の特徴は、例えば、空間周波数などから検出することが可能である。また、手振れしているシーンの特徴は、映像全体の上下方向の動きベクトルにより検出することが可能である。
【0054】
再生制御部136は、抽出部134から提供された動画像フレームを、該動画像の特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて表示装置20に再生させる機能を有する。上記したように、パラメータテーブル130には、スロー再生に効果的なシーンの特徴パターンに再生パラメータが対応づけられている。したがって、再生制御部136は、抽出部134から提供された動画像フレームをスロー再生させる。例えば、「運動会」で「子供」が「走る」シーンは「2倍」の速度で再生することが設定されていた場合には、動画像フレームを2倍の速度でスロー再生させる。同様に、再生する回数、再生時間、再生開始位置についても再生パラメータに設定されている回数および時間等に基づいて決定してスロー再生させる。
【0055】
図6に、再生制御部136により表示装置20に表示されるスロー再生画面について説明する。図6は、表示装置20に表示されるスロー再生画面について説明する説明図である。図6は、運動会で子供が走るシーンがスロー再生されている表示画面の一例である。図6に示したように、表示画面300には、赤と白の帽子を被った4人の子供が走っている動画像304が表示され、表示画面300の上部には、「SLOW!!」の文言が表示されている。
【0056】
表示画面300の上部に「SLOW!!」が表示されていることにより、動画像304がスロー再生されていることがわかる。上記したように、動画像304の再生速度、再生時間および再生開始位置および再生終了位置を示す再生範囲については、パラメータテーブル130に記憶されている再生パラメータに基づいて決定される。運動会において子供が走るシーンがスロー再生されることにより、運動会を撮像して通常通り再生するよりも印象的なシーンをより効果的に再生することが可能となる。
【0057】
また、再生制御部136は、動画像のスロー再生時に、ユーザによりスロー再生の開始指示を入力させる開始指示画面を表示させるようにしてもよい。ここで、図7を参照して、スロー再生の開始指示画面について説明する。図7は、スロー再生の開始指示画面について説明する説明図である。図7に示したように、例えば、表示画面310に結婚式のシーンの動画像が特徴パターンテーブルに記憶されている特徴パターンと一致した場合に、当該結婚式のシーンの動画像がスロー再生に適した画面としてスロー再生される。このとき、表示画面の上部にスロー再生を開始するか否かを選択するための開始指示画面312を表示させるようにしてもよい。
【0058】
これにより、スロー再生に適した画面が抽出部134により抽出され、再生制御部136により再生される際に、ユーザの選択に応じてスロー再生させることができる。したがって、特徴的なシーンのすべてがスロー再生されるのではなく、ユーザに選択された所望の特徴的なシーンのみスロー再生されることとなる。結婚式の動画像131とともに、開始指示画面312を提示されたユーザは、スロー再生をさせる場合には「Yes」を選択し、スロー再生をさせない場合には「No」を選択する。
【0059】
ユーザ入力により「Yes」が選択された場合には、再生制御部136は、再生パラメータに基づいて結婚式の動画像131をスロー再生させる。また、ユーザ入力により「No」が選択された場合には、再生制御部136は、結婚式の動画像131を通常の速度で再生させる。また、再生制御部136は、スロー再生に適した動画像とともに、再生パラメータを含む開始指示画面を表示させるようにしてもよい。例えば、動画像とともに再生速度、再生回数、再生時間等を表示して、ユーザにより選択させるようにしてもよい。例えば、各シーンに適した再生速度等のパラメータの数値をデフォルトとして表示画面に表示させ、ユーザにより当該数値を増減させるようにしてもよい。また、スロー再生中に画面をタッチしたりキーボードの矢印キーを押下したりして、パラメータの数値を変更させるようにしてもよい。
【0060】
再生制御部136は、ユーザにより再生速度等のパラメータの数値が変更された場合には、その変更されたパラメータの数値に基づいて動画像をスロー再生させる。また、動画像に適した音楽情報を提供するパラメータが設定されている場合には、動画像のスロー再生ともに設定されている音楽情報を再生させるか否かを選択させるようにしてもよい。さらに予め設定された音楽情報を、ユーザ操作に応じて変更させるようにしてもよい。また、ユーザ操作に応じて変更された音楽情報を、新たに特徴的な動画像のシーンに関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0061】
次に、再生制御部136による動画像フレームの生成について説明する。図8は、再生制御部136による動画像フレームの生成について説明する説明図である。図8に示したように、例えば、再生制御部136は、動画像フレームを2倍の速度で再生する場合には、スロー再生を開始する動画像フレームからスロー再生を終了する動画像フレームについって、同じフレームを2枚ずつ生成して表示装置20に提供する。
【0062】
例えば、動画像フレーム「1」〜「6」までの範囲でスロー再生する場合には、「1」〜「6」までの動画像フレームを2倍生成して、「112233445566」の順で再生させるようにする。これにより、「1」〜「6」までの範囲の動画像が表示装置20において2倍の速度でスロー再生されることとなる。同様に、4倍の速度で再生させる場合には、スロー再生させる動画像フレームを4倍生成して表示装置20に提供する。上記したように、スロー再生させる速度は、スロー再生中に変更するようにしもよい。また、スロー再生開始後に、スロー再生を中止して、通常の速度で再生させるようにしてもよい。
【0063】
〔4〕再生制御装置の動作の詳細
以上、再生制御装置10の機能構成について説明した。次に、図9を参照して、再生制御装置10の動作の詳細について説明する。図9は、再生制御装置10の動作の詳細を示すフローチャートである。
【0064】
図9に示したように、まず、再生部122は、磁気ディスク等の記憶媒体に記憶されている動画像の情報を再生する(S102)。上記したように、ステップS102において再生される動画像は、記憶媒体に記憶されていてもよいし、再生制御装置10とは別体の装置からストリーム配信等により入力されてもよい。
【0065】
そして、記録部124は、動画像記憶部126に映像データ(動画像フレーム)を蓄積する(S104)。抽出部134は、ステップS104において抽出された映像データから特徴的な画像部分を抽出する(S106)。ステップS106において抽出する特徴的な画像部分とは、上記したように、例えば、顔の表情を検出する特徴抽出器により笑顔や泣き顔を含む画像や、特定の個人の顔を認識している特徴抽出器により特定の個人の顔を含む画像などである。また、物体の動きを検出する特徴抽出器により、所定の速さより早い動きをする物体を含む画像を抽出してもよい。また輝度の変化量の大きい画像を抽出して、フラッシュが多く焚かれている画像を抽出してもよい。
【0066】
次に、ステップS106において抽出した特徴パターンと、特徴パターンテーブル129に記憶されている特徴パターンとを比較する(S108)。上記したように、特徴パターンテーブル129には、スロー再生に適したシーンの特徴パターンが記憶されている。したがって、この特徴パターンと一致する特徴パターンを含む動画像は、スロー再生に適した動画像となる。ステップS108において抽出された動画像の特徴パターンと特徴パターンテーブル129の特徴パターンとを比較した結果、当該映像データがスロー再生すべきデータか否かを判定する(S110)。
【0067】
ステップS110において、抽出部134により抽出された映像データがスロー再生すべきデータであると判定された場合には、自動再生が設定されているか否かを判定する(S112)。ステップS112において、自動再生が設定されているか否かは、パラメータテーブルの各シーンの再生テーブルとともに設定してもよいし、特徴パターンテーブルの各シーンに関連付けて自動再生の可否を設定するようにしてもよい。ステップS110において、抽出部134により抽出された映像データがスロー再生すべきデータではないと判定された場合には、ステップS120の処理を実行する。ステップS120の処理については後述する。
【0068】
ステップS112において、抽出部134により抽出された映像データが、自動再生が設定されている映像データであると判定された場合には、パラメータテーブル130に基づいて、スロー再生の再生速度、再生回数、再生開始位置、再生時間等を設定する(S114)。
【0069】
ステップS112において、抽出部134により抽出された映像データが、自動再生が設定されていない映像データであると判定された場合には、表示画面にスロー再生を促す表示を出力する(S116)。ステップS116においては、スロー再生に適した映像データとともに、スロー再生を促す表示を表示させてもよい。そして、ユーザによりスロー再生入力があったか否かを判定する(S118)。
【0070】
そして、ステップS118において、ユーザによりスロー再生入力があったと判定された場合には、パラメータテーブル130に基づいて、スロー再生の再生速度、再生回数、再生開始位置、再生時間等を設定する(S114)。ステップS118において、ユーザによりスロー再生入力がなかったと判定された場合には、ステップS120の処理を実行する。
【0071】
そして、ステップS120において、映像再生処理を実行する(S120)。ステップS120においては、上記したように、ステップS114においてスロー再生速度等のスロー再生パラメータが設定された場合には、映像データをスロー再生する。一方、スロー再生速度等のスロー再生パラメータが設定されなかった場合には、映像データを通常の速度で再生する。そして、すべての映像データを再生したか否かを判定して(S122)、すべての映像データを再生していない場合には、ステップS102の処理に戻る。ステップS122において、すべての映像データを再生したと判定された場合には、処理を終了する。
【0072】
以上再生制御装置10の動作の詳細について説明した。本実施形態によれば、再生された動画像フレームから特徴パターンテーブルに対応する特徴パターンを抽出して、当該特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて動画像フレームをスロー再生することが可能となる。これにより、自動的にスロー再生に適した動画像を抽出して、当該動画像のシーンに合った再生速度等により動画像を再生することが可能となる。ユーザは、撮像した動画像の編集、加工等をしなくとも、自動的に印象的なシーンをスロー再生させて、付加価値の高い再生を行うことが可能となる。
【0073】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0074】
例えば、本明細書の再生制御装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、再生制御装置10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
【0075】
また、再生制御装置10に内蔵されるCPU101、ROM102およびRAM103などのハードウェアを、上述した再生制御装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図2の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
【符号の説明】
【0076】
10 再生制御装置
122 再生部
124 記録部
126 動画像記憶部
128 テーブル記憶部
129 特徴パターンテーブル
130 パラメータテーブル
132 入力部
134 抽出部
136 再生制御部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画像を再生する再生部と、
前記再生部により再生された前記動画像フレームを動画像記憶部に所定時間分記録する記録部と、
動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルと、前記特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているパラメータテーブルとを記憶しているテーブル記憶部と、
前記特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、前記動画像記憶部に記憶された前記動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、前記動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御する再生制御部と、
を備える、再生制御装置。
【請求項2】
前記再生制御部は、前記特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する動画像をスロー再生させる、請求項1に記載の再生制御装置。
【請求項3】
前記再生制御部は、前記パラメータテーブルの再生パラメータに基づいて、スロー再生速度、スロー再生時間およびスロー再生範囲を決定する、請求項2に記載の再生制御装置。
【請求項4】
前記再生制御部は、前記特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する動画像のスロー再生時に、スロー再生の開始指示を入力させる開始指示画面を表示させる、請求項2に記載の再生制御装置。
【請求項5】
前記再生制御部は、前記再生パラメータを含む前記開始指示画面を表示させる、請求項4に記載の再生制御装置。
【請求項6】
前記再生制御部は、ユーザ操作に応じて変更された前記再生パラメータに基づいて、スロー再生を制御する、請求項2に記載の再生制御装置。
【請求項7】
前記パラメータテーブルには、前記再生パラメータと前記動画像フレームとともに再生可能な音楽情報とが関連付けて記憶されており、
前記再生制御部は、前記パラメータに含まれる音楽情報に基づいて、前記動画像フレームのスロー再生時に前記音楽情報を再生させる、請求項2に記載の再生制御装置。
【請求項8】
動画像記憶部に所定時間分記録された動画像フレームの再生を制御する再生制御方法において、
テーブル記憶部に記憶されている動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、前記動画像記憶部に記憶された前記動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出するステップと、
前記抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、前記動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御するステップと、
を含む、再生制御方法。
【請求項9】
コンピュータを、
動画像を再生する再生部と、
前記再生部により再生された前記動画像フレームを動画像記憶部に所定時間分記録する記録部と、
動画像フレームに含まれる所定のシーン毎に特徴パターンを対応付けている特徴パターンテーブルと、前記特徴パターンに対応する再生パラメータを対応づけているパラメータテーブルとを記憶しているテーブル記憶部と、
前記特徴パターンテーブルの特徴パターンに対応する、前記動画像記憶部に記憶された前記動画像フレームに含まれる特徴パターンを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された特徴パターンに対応する再生パラメータに基づいて、前記動画像記憶部に記憶されている動画像フレームの再生を制御する再生制御部と、
を備える、再生制御装置として機能させる、プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−66609(P2011−66609A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−214502(P2009−214502)
【出願日】平成21年9月16日(2009.9.16)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】