説明

凹溝形成方法

【課題】加工制御を容易に行うことができるうえ、溝幅並びに溝長さに対する汎用性を向上させることができ、しかも加工工程の短縮化を実現することができる凹溝形成方法を提供する。
【解決手段】金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝21aを同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を外径コレットで当接支持し、前記凹溝と複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレット23を芯金24で押し広げることによって前記凹溝21aを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属製円筒体に凹溝を形成する形成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、車両の操舵輪に連動連結されたラック軸に固着されたパワーピストンがパワーシリンダに摺動自在に嵌合され、このパワーピストンに作用する油圧によって操舵輪によるラック軸の移動を補助する操舵補助力を発生させる油圧式パワーステアリング装置に用いられる金属製円筒体に凹溝を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図6は、このような凹溝を有する金属製円筒体の一例を示す。
【0004】
図6において、1はギヤハウジングで、このギヤハウジング1にはラック軸2が摺動可能に貫通されている。ラック軸2の両端は操向車輪(図示せず)に連結されている。また、ラック軸2の一端外周にはラック歯2aが形成され、このラック歯2aはギヤハウジング1に回転可能に軸承されたピニオン軸3に噛合されている。ピニオン軸3はサーボ弁4を介してステアリングハンドル(図示せず)に連結されている。
【0005】
ラック軸2上にはピストン5が設けられている。このピストン5はパワーシリンダ6に摺動可能に嵌装されている。パワーシリンダ6の一端はギヤハウジング1の一端に嵌着されている。また、パワーシリンダ6は、ピストン5によってシリンダ左室6aとシリンダ右室6bとに区画されている。
【0006】
各シリンダ室6a,6bの端部付近には、圧油の導入または排出を行うためのポート7,ポート8が設けられている。このポート7,ポート8は管継手9,管継手10及び配管11,配管12を介してサーボ弁4に接続されている。サーボ弁4は、ステアリングハンドルに一端が連結された入力軸(図示せず)と、ピニオン軸3に連結された出力軸(図示せず)との相対回転により作動され、ポンプ13から供給される作動油をパワーシリンダ6のシリンダ室6a又はシリンダ室6bの一方へ分配し、他方から作動油をタンク14へ還流させる。
【0007】
一方、ピストン5のストロークエンド付近のパワーシリンダ6の内周面には、連通溝15が周方向の複数位置(例えば、周方向に90°の等間隔)に形成されている。連通溝15の両端には、図6(B)に示すように、溝深さが徐々に浅くなるテーパ状の案内部15aが各々形成されている。
【0008】
他方、このテーパ状の案内部15aを有する連通溝15は、図6(C)に示すように、砥石16を用いてパワーシリンダ6の内周面に形成される。
【0009】
砥石16は、図6(B)に示すように、パワーシリンダ6の穴中心線L1と平行な軸線L2回りに回転されるようになっており、砥石16の外周面には、ストレート部16aと、このストレート部16aの両端にパワーシリンダ6の内周面から離れる方向に傾斜するテーパ部16bとが形成されている。また、砥石16の直径rは、図6(C)に示すように、パワーシリンダ6の内周面直径Rに対して、R>rとなっている。
【0010】
そして、この砥石16を軸線L2回りに回転させ、砥石の回転中心を偏心させ(砥石偏心加工)、パワーシリンダ6の内周面に砥石16の外周面を押圧して研削することにより連通溝15が形成される。この際、砥石16のテーパ部16bによって、連通溝15の両端において溝深さが徐々に浅くなるとともに、砥石16の回転軸線L2と直交する方向の幅が徐々に狭くなるテーパ状の案内部15aが各々形成される。
【0011】
ステアリングハンドルが操舵されると、ピニオン軸3が回転し、ラック軸2が例えば図6(A)の右方向に移動されると同時に、サーボ弁4の作動によりポンプ13からの作動油がポート7からパワーシリンダ6のシリンダ左室6aに供給され、ピストン5が図6(A)の一点鎖線に示す中立位置から実線に示す位置の方向(右方向)に移動される。
【0012】
このようにして、ピストン5がストロークエンド付近以外の位置では、シリンダ左室6aに供給される全ての作動油によって、ハンドル操舵にパワーアシストが付与され、ラック軸2の両端の図略の操向車輪は所望の向きに偏向される。
【0013】
これに対し、ピストン5がストロークエンド付近に達すると、連通溝15の端部に形成されたテーパ状の案内部15aにより、円スリット形状の連通溝15とピストン5とで形成される作動油の流出開口面積は徐々に大きくなり、シリンダ室6aとシリンダ室6bとが連通し、シリンダ左室6aに供給された高圧の作動油が連通溝15を介してスムーズにシリンダ右室6bに供給され、シリンダ右室6bのポート8からタンク14に作動油が還流される。
【0014】
これによって、高圧側であるシリンダ左室6aの圧抜きがなされ、ピストン5がストロークエンドに達した状態においてポンプ13の圧力がリリーフ圧まで上昇しない。
【0015】
また、シリンダ左室6aから連通溝15を経てシリンダ右室6bに流入する作動油は、連通溝15のテーパ状の案内部15aによって案内され、流れ方向が均一なスムーズな流れとなるので、シュー音が低減される。
【0016】
さらに、テーパ状の案内部15aにより、圧抜き時に作動油の流出開口面積が徐々に大きくなるため、圧抜き開始時の急激な圧力降下を防止でき、ハンドルフィーリングの向上に寄与することができる。
【0017】
【特許文献1】特許第3261921号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
ところで、上記の如く構成された凹溝形成方法にあっては、連通溝15を形成する位置を厳密とする場合、砥石16の位置決め等の制御が容易ではないという問題が生じていた。
【0019】
また、連通溝15の周方向の溝幅は、砥石16の直径に依存しており、幅狭の連通溝15と形成することが困難であるといったように、汎用性に乏しいという問題も称していた。
【0020】
さらに、連通溝15は、一つの砥石16によって形成されるため、連通溝15を一つ形成するために1工程を要し、作業工程が長くなってしまい、複数の連通溝15を形成するには不向きであった。
という問題があった。
【0021】
本発明は、上記問題を解決するため、加工制御を容易に行うことができるうえ、溝幅並びに溝長さに対する汎用性を向上させることができ、しかも加工工程の短縮化を実現することができる凹溝形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0022】
その目的を達成するため、請求項1に記載の凹溝形成方法は、金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を外径コレットで当接支持し、前記凹溝と複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で押し広げることによって前記凹溝を形成することを特徴とする。
【0023】
請求項2に記載の凹溝形成方法は、金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を外径コレットで当接支持し、前記凹溝と1対1で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で押し広げることによって前記凹溝を形成することを特徴とする。
【0024】
請求項3に記載の凹溝形成方法は、金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットに前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、前記凹溝と1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを前記金属製円筒体に挿入する挿入ステップと、前記外径コレットと前記内径コレットとの相対位置を前記凹溝形成位置と一致するように位置決めする位置決めステップと、前記内径コレットを押し広げる芯金を前記内径コレット内に挿入する芯金挿入ステップと、前記芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、を有することを特徴とする。
【0025】
請求項4に記載の凹溝形成方法は、金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットと前記凹溝に1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットとの間に前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、前記内径コレットを押し広げる芯金を前記内径コレット内に挿入する芯金挿入ステップと、前記芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、を有することを特徴とする。
【0026】
請求項5に記載の凹溝形成方法は、金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットと前記凹溝に1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットとの間に前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、前記内径コレット内に予め挿入された芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、を有することを特徴とする。
【0027】
尚、上述した同一周面上とは、金属円筒体の軸線方向に沿う所定範囲の幅を意味し、その所定範囲の幅内に軸線方向又は周方向に延在する凹溝を複数形成するものとする。
【0028】
従って、ここで想定しうる凹溝とは、軸線方向に沿う一定長さで周方向に均等に形成されるものは勿論、その凹溝の長さが軸線方向若しくは周方向に沿って異なるもの、軸線方向若しくは周方向に千鳥足状にズレているもの等が含まれる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の凹溝形成方法によれば、凹溝と複数組で対応したパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で押し広げることによって一度に複数の凹溝を形成することができる。
【0030】
本発明の凹溝形成方法によれば、凹溝と1対1で対応したパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で同時に押し広げることによって一度に凹溝を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
次に、本発明の凹溝形成方法を図面に基づいて説明する。
【0032】
図1において、21は被加工パイプである金属製円筒体、22は金属製円筒体21の加工部付近を包囲する外径コレット、23は外径コレット21に支持されて金属製円筒体21の内部に挿入された内径コレット、24は内径コレット23の加工部付近を押し広げる芯金である。
【0033】
外径コレット22は、ベース25に一端が固定された円筒形状を呈しており、その他端には金属製円筒体21の外周面を当接支持する厚肉部22aが一体に形成されている。また、この厚肉部22aの内壁面には金属製円筒体21の凹溝加工時における塑性変形に伴う表面側への膨出を許容する凹部22bが形成されている。尚、厚肉部22aの周辺は、支持部材26、支持部材27、支持部材28によって強度的に保護されている。
【0034】
内径コレット23は、ベース25に一端が固定されている。また、内径コレット23は、図2に示すように、金属製円筒体21に形成される凹溝21aを形成するために、この凹溝21aと複数組(例えば、3組)で対応したパンチ部23aを有する複数の分割ブロック23bを備えている。
【0035】
この際、分割ブロック23bに形成されたパンチ部23aは、図3に示すように、分割ブロック23bの中心に形成されたパンチ部23aを基準とした分割ブロックを半径方向に変位させた場合、左右に離間した他のパンチ部23aの変位は厳密には半径方向とは若干のずれが発生する。即ち、中心から左右に離間した他のパンチ部23aは、矢印イに示すように、半径方向とはズレた変位となってしまう。そこで、パンチ部23aは、このようなズレをパンチ部23aの突出高さ(≒凹溝21aの溝深さ)考慮して傾斜した断面台形に形成されている。
【0036】
芯金24は、金属製円筒体21の軸線方向に沿って変位可能とされ、内径コレット23の傾斜面と芯金24の傾斜面との協働により芯金24を金属製円筒体21の軸線方向に沿って変位させることにより、分割ブロック23bが広がる方向に変位して金属製パイプ21に凹溝21aを形成する。
【0037】
この際、凹溝21aには、パンチ部23aの押し出し力により、テーパ状に塑性変形したテーパ部分21bが形成される。このテーパ部分21bは、上述した従来技術での案内部15aに相当する機能を具備することができる。従って、このようなテーパ部分21bが不要な場合には、外径コレット22に凹部22bを設ける必要はない。
【0038】
尚、芯金24は、図4に示すように、金属製円筒体21の他端側から挿入してもよい。
【0039】
ベース25には、金属製円筒体21の一端と突き当たることにより金属製円筒体21の軸線方向に沿う凹溝形成位置を位置決めする突き当て部25aが形成されている。
【0040】
上記の構成において、金属製円筒体21を外径コレット22と内径コレット23との間にセットした後、芯金24を軸線方向に沿って変位させると、内径コレット23の分割ブロック23bが強制的に外方へと変位し、これにより凹溝21aが形成される。
【0041】
ところで、上記実施の形態では、凹溝21aを複数組で形成する分割ブロック23bとしたが、図5に示すように、凹溝21aと1対1で対応した分割ブロック一体のパンチ部23aとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の凹溝形成方法に用いられる金型の断面図である。
【図2】本発明の凹溝形成方法に用いられる金型の断面図である。
【図3】本発明の凹溝形成方法に用いられる金型の要部の断面図である。
【図4】本発明の凹溝形成方法に用いられる金型の他例の断面図である。
【図5】本発明の凹溝形成方法に用いられる金型のさらに他例の断面図である。
【図6】従来の凹溝形成方法で形成された凹溝を有する金属製円筒体の一例を示し、(A)はラックアンドピニオン形動力舵取装置の全体構成を示す断面図、(B)は要部の断面図、(C)は凹溝形成状態の説明図である。
【符号の説明】
【0043】
21…金属製円筒体
21a…凹溝
22…外径コレット
23…内径コレット
24…芯金

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を外径コレットで当接支持し、前記凹溝と複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で押し広げることによって前記凹溝を形成することを特徴とする凹溝形成方法。
【請求項2】
金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を外径コレットで当接支持し、前記凹溝と1対1で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを芯金で押し広げることによって前記凹溝を形成することを特徴とする凹溝形成方法。
【請求項3】
金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、
前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットに前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、
前記凹溝と1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットを前記金属製円筒体に挿入する挿入ステップと、
前記外径コレットと前記内径コレットとの相対位置を前記凹溝形成位置と一致するように位置決めする位置決めステップと、
前記内径コレットを押し広げる芯金を前記内径コレット内に挿入する芯金挿入ステップと、
前記芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、
前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、
を有することを特徴とする凹溝形成方法。
【請求項4】
金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、
前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットと前記凹溝に1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットとの間に前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、
前記内径コレットを押し広げる芯金を前記内径コレット内に挿入する芯金挿入ステップと、
前記芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、
前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、
を有することを特徴とする凹溝形成方法。
【請求項5】
金属製円筒体の内壁面に所定長さの凹溝を同一周面上に複数形成するに際し、
前記金属製円筒体の外壁面のうち少なくとも凹溝形成位置に対応した部位を含む所定範囲面を当接支持する外径コレットと前記凹溝に1対1若しくは複数組で対応し且つ前記金属製円筒体の半径方向に沿って変位可能なパンチ部を有する分割シリンダ状の内径コレットとの間に前記金属製円筒体を挿入する挿入ステップと、
前記内径コレット内に予め挿入された芯金を稼動して前記内径コレットを押し広げる加工ステップと、
前記金属製円筒体を取り出す離型ステップと、
を有することを特徴とする凹溝形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−7297(P2006−7297A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−190175(P2004−190175)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【出願人】(000146010)株式会社ショーワ (715)
【Fターム(参考)】