説明

制御可能な伝動系統装置及びその方法

【課題】効果的な利用を獲得してエネルギーの浪費を回避する制御可能な伝動系統及び方法を提供する。
【解決手段】本発明の伝動系統装置はチャンネル上に架設することができ、回転装置と連動機構と制御スイッチとを備えてなる。その中、回転装置は回転体に接続された複数のベーン・モジュールを備え、このベーン・モジュールはそれぞれ活動ベーン及び相対応する開口を有し、該活動ベーン外側はそれぞれ第1のタッチ部及び第2のタッチ部に接続されており、連動機構は第1の押動面及び第2の押動面を有する制御部材を備え、そして制御スイッチは連動機構に接続して第1の押動面が第1のタッチ部に対応し、又は第2の押動面が第2のタッチ部に対応するのを制御することにより、ベーン・モジュールの活動ベーンを制御スイッチを利用して連動機構を介して閉又は開の状態にさせ、ベーン・モジュールの被圧面積のサイズを調整できるようにさせ、また被圧力を制御できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は制御可能な伝動系統及び方法に関し、特に動力を伝送して被圧力を制御可能にさせる伝動系統及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギーは一切の活動の原動力であり、人類文明の発展史とそれが利用したエネルギーとの間には極めて密接な関係を有するので人類のエネルギーに対する依頼度は工業化の発展につれて日増しに深くなっている。今日、エネルギーと経済、政治、国防、科学、技術、交通及び衛生環境等の各方面とはいずれも極めて密接な関係を有してことになんらの疑いもない。人類が使用しているエネルギーは大概再生エネルギーと非再生エネルギーの両種類に分けられる。再生エネルギーは太陽、風力、水力、潮汐、海洋温度等により発生されるエネルギーを指し、そして非再生エネルギーは化石燃料(例えば石炭、石油、天然気)及び核エネルギー等の埋蔵量に限度があり日増しに枯渇するエネルギーを指して言う。
水力は人類古来から最も常用されていたエネルギーの一つであり、それが発生した動力は適当な伝動系統を介して出力され得るのでエネルギーは妥当的に運用されている。しかしながら、現有の本発明と関連する伝動系統は被圧力を制御する装置がなく、その被圧力はいずれも固定形態であり、必要に応じて最も適当な利用ができず、エネルギーの浪費を来たす虞がある。
本発明の発明者は上記欠点にかんがみ、鋭意の研究とテストを重ねた結果、ついに本発明の「制御可能な伝動系統及び方法」を案出した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主たる目的は効果的に被圧力を制御して被圧力を制御可能な形態に形成させ、必要に応じて最も適当な制御を行わせることにより、最も効果的な利用を獲得してエネルギーの浪費を回避する制御可能な伝動系統及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために提供される制御可能な伝動系統は
回転体及び該回転体に接続された複数のベーン・モジュールを備えた回転装置と
移動可能に該回転装置外側に隣接され、第1の押動面及び第2の押動面を備えた制御部材を有する連動機構と、
該連動機構に接続して該制御部材の第1の押動面が第1のタッチ部に対応、又は第2の押動面が第2のタッチ部に対応するように制御する制御スイッチと、
を備えてなり、ここで
前記複数のベーン・モジュールはそれぞれ活動ベーン及び該活動ベーンと相対応する開口を具備しており、これら活動ベーン外側にはそれぞれ少なくとも一個の第1のタッチ部及び少なくとも一個の第2のタッチ部が接続されている。
本発明により提供される制御可能な伝動方法は回転装置、伝動機構及び制御スイッチを備えた伝動系統を提供するステップと、
該制御スイッチで該連動機構のロータリ・テーブル回転を制御するステップと、
該ロータリ・テーブルで該制御部材を連動して変位を発生させ、制御部材の第1の押動面又は第2の押動面を該回転装置のベーン・モジュールの第1のタッチ部又は第2のタッチ部に対応させるステップと、
水流で該複数のベーン・モジュールを押動して外回転装置を回転させ、もし該制御部材の第1の押動面が第1のタッチ部に対応すれば、該第1のタッチ部は該第1の押動面に押されて該活動ベーンを連動して開状態を呈し、又は該制御部材の第2の押動面が第2のタッチ部に対応すれば、該第2のタッチ部は該第2の押動面に押されて該活動ベーンを連動して閉状態を呈し、該複数のベーン・モジュールの被圧面積を調整するステップと、
を備えてなり、ここで
該回転装置は複数のベーン・モジュールを備え、該ベーン・モジュールはそれぞれ活動ベーンを有し、該複数の活動ベーンの外側にはそれぞれ少なくとも一個の第1のタッチ部及び少なくとも一個の第2のタッチ部が接続され
該連動機構はロータリ・テーブル及び制御部材を有し、該制御部材は第1の押動面及び第2の押動面を有する。
本発明は回転装置のベーン・モジュールを制御可能に設計しているので、該複数の活動ベーンは制御スイッチを利用して連動機構を介して閉又は開の状態に調整することにより、ベーン・モジュールの被圧力の大きさを調整可能にして回転装置の被圧力を制御可能な形態に形成させ、もって適当な制御の必要に応じて、最も効果的な利用を得、エネルギーの浪費を来たすのを回避することができる。
【発明の効果】
【0005】
ベーン・モジュールの被圧面積のサイズを調整できるようにさせ、及び被圧力を制御できる形態を形成させて最も効果的な利用を得られるほか、資源の浪費を回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の特徴及び技術内容をより理解してもらうために添付図を参照してその実施の形態を説明する。
図1は本発明の制御可能な伝動系統装置の斜視図である。図2は本発明の単一ベーン・モジュール、連動気候及び制御スイッチの斜視図である。図3は本発明を介してベーン・モジュールを開過程に調整した斜視図である。
【0007】
この図1ないし図3において、9は水流が通過するチャンネルであり、本発明により提供された制御可能な伝動系統装置はチャンネル9上又はその他適当な位置に架設され、水流は一定の流速を要する。
【0008】
該伝動系統装置は伝動装置 1.連動機構3及び制御スイッチ5を備えてなり、ここで該伝動装置は支持フレーム11と回転体12と複数のベーン・モジュール13とを備えてなる。支持フレーム11は二つの相対的に設置された軸受座111(軸受を内含する)を有してなる堅固の架構である。回転体12中心には支持フレーム11の2軸受座111に穿設された伝動軸121があり、回転体12には伝動軸121により回転可能に支持フレーム11に枢設されている。他には伝動軸121においてチェーン・ホイル78(図7参照)が設けられてあり、複数の回転装置1の間はチェーン・ホイル78と鎖条79とにより構成された伝動機構と接続して出力の動力の増加となるように複数の回転装置1を並列する。又他にも複数の回転装置1を共軸的に設置・接続(図7参照)することにより、出力の動力を増加させることができる。該複数の回転装置1はそれぞれ連動機構3が対応的に設置させている。
【0009】
該複数のベーン・モジュール13は輻射状の間隔を呈して回転体12の外縁に設置され、これらベーン・モジュールの設置数量は限定されず、実際需要に基づいて適当に増減される。各ベーン・モジュール13はベーン支持フレーム131と、固定ベーン132と活動片133とを備えてなり、その中にベーン・支持フレーム131は回転体12外縁から延伸して形成され、そして固定ベーン132は固定的にベーン支持フレーム131上に設置されている。活動ベーン133の片側はヒンジ134でベーン支持フレーム131に枢設されていることにより、活動ベーン133に開閉の動作を行わせる。またベーン支持フレーム131上に活動ベーン133と対応する開口135を形成することにより活動ベーン133を利用して開口135の開閉を制御する。
【0010】
各ベーン・モジュール13の活動ベーン133の外側にはそれぞれ第1のタッチ部136及び第2のタッチ部137が接続されており、当該第1のタッチ部136及び第2のタッチ部137はベーン・モジュール13の外側の不同位置に突出している。第1のタッチ部136がタッチされると活動ベーン133を連動して開状態を呈し、そして第2のタッチ部137がタッチされると活動ベーン133を連動して閉状態を呈する。回転装置1はチャンネル9上に架設され、水力を利用してベーン・モジュール13を押動して回転装置1に回転を発生させるように、回転体12の下半部及びそれに接続したベーン・モジュール13が水中に浸されている。
【0011】
連動機構3は回転装置1の前方に設置され、チャンネル9上に跨って設けられたベース・フレーム31とロータリ・テーブル32と制御部材33と2連動部材34とを備えてなる。
ロータリ・テーブル32の中心は回転軸321でベース・フレーム31の頂部に枢設され、ロータリ・テーブル32を回転可能にベース・フレーム31上に取り付けておる。該制御部材33はロータリ・テーブル32と回転装置1との間に設置され、そして制御部材33は移動可能に回転装置1の外側に隣接し、間隔を置いて設置された第1の押動面331と第2の押動面332とを備えてなり、この制御部材33は二つの連動部材34でロータリ・テーブル32に接続している。
【0012】
制御スイッチ5は連動機構3の片側に設置しており、固定的に連動機構3の片側の適当な距離部位に設置された固定部材51と滑り可能に固定部材51上に設置された滑動部材52と、少なくとも2滑車53及び少なくとも2接続部材54とを備えてなる。その中、滑動部材52は手動又は電動方式を利用して前方、後方への往復運動を制御する。又滑動部材52は手動方式を利用して押動され、又は適当な伝動機構及びモータに接続して電動方式で押動されることが可能である。
【0013】
該2滑車53は滑動的に第1の傾斜面521及び第2の傾斜面522上に設置され、そしてそれぞれ滑り座55上に枢設されている。該滑り座55は滑動可能に固定部材51に設置され、滑動部材52の滑動方向と垂直をなして、ロータリ・テーブル32に近寄る又は遠離する方向に往復運動可能である。該2接続部材54は2滑り座55とロータリ・テーブルとの間に接続され、これにより制御スイッチ5は連動機構3を介して回転装置1と接続することができる。2滑車53が第1の傾斜面521及び第2の傾斜面上を滑動する場合、滑り座55及び接続部材54を介してロータリ・テーブル32を連動して回転することができる。要するに上記の組成により本発明の制御可能な伝動系統が形成される。
次に図1〜図6を参照しながら本発明により提供される制御可能な伝動方法を説明する。
【0014】
本発明の制御可能な伝動方法は
a.回転装置 1.連動機構3及び制御スイッチ5を備えた伝動系統を提供するステップと
b.該制御スイッチ5の滑動部材52の傾斜面521及び522で滑車53を押すことにより、該滑り座55及び2接続部材54を連動して該連動機構3のロータリ・テーブル32を回転するステップと
c.ロータリ・テーブル32で制御部材33を連動して変位を発生させて、該制御部材33の2押動面331又は332を、該回転装置1におけるベーン・モジュール13の活動ベーン133外側の第1のタッチ部136(図3参照)又は第2のタッチ部137(図5参照)に対応させるステップと
d.水流で該複数のベーン・モジュール13を押動して該回転装置1を時計回りに回転させ、もし制御部材33の第1の押動面331が第1のタッチ部136に対応すれば、該第1のタッチ部136は該第1の押動面331に押されて該活動ベーン133を連動して開状態を呈し(図3及び図4参照)又は該制御部材33の第2の押動面332が第2のタッチ部137に対応すれば該第2のタッチ部137は該第2の押動面332に押されて該活動ベーン133を連動して閉状態(図5及び図6参照)呈して該複数のベーン・モジュールの被圧面積を調整するステップと
を備えてなり、その中:
【0015】
aのステップにおいて回転装置1は回転体12及び該回転体12接続された複数ベーン・モジュール13を備え、該複数のベーン・モジュール13はそれぞれ活動ベーン133及び該活動ベーン133と相対応する開口135を有し、該複数の活動ベーン135外側には第1のタッチ部136及び第2のタッチ部137が接続されてあり、
【0016】
該連動機構3はロータリ・テーブル32及び制御部材33を有し、該制御部材は移動可能に該回転装置外側に隣接して第1の押動面331と第2の押動面332を有してなり、
【0017】
該制御スイッチ5は滑動部材52、少なくとも2滑車52及び少なくとも2接続部材54を備えており、該滑動部材52は活動可能に固定部材51上に設置されて第1の傾斜面521及び第2の傾斜面522を具備してなり、該2滑車53はそれぞれ滑動的に第1の傾斜面521及び第2の傾斜面522上に設置されていると共にそれぞれ滑り座55上に枢設され、該滑り座55は滑動可能に固定部材51上に設置され、該2接続部材54は滑り座55とロータリ・テーブル32との間に接続されている。
【0018】
上記の活動ベーンが開の場合、開口135は開放状態を呈し、被圧力が最も小さく、反対に活動ベーン133が閉の場合135は閉合状態を呈し被圧力が最も大きいことからベーン・モジュールの被圧面積を調整可能にする。
【0019】
図7は本発明の制御可能な伝動系統が出力機構に接続された斜視図である。この図に示すように回転装置の回転により生じた動力は伝動軸121により接続された出力機構7を介して出力できる。この出力機構7は第1の連軸器71と歯車箱72と第2の連軸器73とフライ・ホイル74と第3の連続器75と出力端76とを備えてなり、該第1の連続器71は伝動軸121と歯車箱72との間に接続され、該第2の連軸器73は歯車箱72とフライ・ホイル74との間に接続され、該第3の連続器75はフライ・ホイル74と出力端76との間に接続されている。フライ・ホイル74を設けると動力の出力を比較的安定にさせることができ、且つフライ・ホイル74の片側にはブレーキ77が設けられており、動力の出力と停止とを制御することができる。該出力端76の類型は限定されず各種の動力を必要とする装置であっても良い(例えば発電機等)。
【0020】
本発明は主として回転装置1のベーン・モジュール13を制御可能に設計することにある。該複数のベーン・モジュール13の活動ベーン133は制御スイッチ5を利用して連動機構3を介して閉又は開状態に調整し、ベーン・モジュール13の被圧面積の大きさを調整して効果的に被圧力を制御することにより、回転装置1の被圧力を制御可能な形態に形成させ、必要に応じて最も適当な制御をなし、最も効果的な利用によって、エネルギーの浪費を来たすのを回避する。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は制御可能な伝動系統及び方法に関し、特に動力を伝送して被圧力を制御可能にさせる伝動系統及び方法に利用可能である。とりわけ例示としては水力発電機等に利用される。
【0022】
以上は本発明の好適な実施例を説明するものであるが、本発明の技術的精神は決してこれに限定されず、添付クレームの範囲を逸脱しない限り当業者による単純な設計変更、付加、装飾、置換等はいずれも本発明の技術的範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の制御可能な伝動系統装置の斜視図である。
【図2】本発明の単一ベーン・モジュール、連動機構及び制御スイッチの斜視図である。
【図3】本発明を介してベーン・モジュールを開過程に調整した斜視図である。
【図4】本発明のベーン・モジュールの活動ベーンを開状態に調整した平面図である。
【図5】本発明のベーン・モジュールの活動ベーンを閉状態に調整した過程の斜視図である。
【図6】本発明のベーン・モジュールの活動ベーンを閉状態に調整した平面図である。
【図7】本発明の制御可能の伝動系統が出力機構に接続された斜視図である。
【符号の説明】
【0024】
1 回転装置
11 支持フレーム
111 軸受座
12 回転体
121 伝動軸
13 ベーン・モジュール
131 ベーン支持フレーム
132 固定ベーン
133 活動ベーン
134 ヒンジ
135 開口
136 第1のタッチ部
137 第2のタッチ部
3 連動機構
31 ベース・フレーム
32 ロータリ・テーブル
321 回転軸
33 制御部材
331 第1の押動面
332 第2の押動面
34 連動部材
5 制御スイッチ
51 固定部材
52 滑動部材
521 第1の傾斜面
522 第2の傾斜面
53 滑車
54 接続部材
55 滑り座
7 出力機構
71 第1の連軸器
72 歯車箱
73 第2の連軸器
74 フライ・ホイル
75 第3の連軸器
76 出力端
77 ブレーキ
78 チェーン・ホイル
79 鎖条
9 チャンネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝動軸と回転体と該回転体に接続され且つそれぞれ第1のタッチ部及び第2のタッチ部の活動ベーンと該活動ベーンに対応する開口とを有する複数のベーン・モジュールとを備えてなる第1の回転装置と、
前記第1の回転装置に隣接され且つ第1の押動面及び第2の押動面の制御部材を有する連動機構と、
前記連動機構に接続して該連動機構の一活動を制御し、該活動は該第1の押動面が前記第1のタッチ部に対応し、又は該第2の押動面が前記第2のタッチ部に対応するその中の一つである制御スイッチと、
を備えてなる制御可能な制御系統装置。
【請求項2】
前記回転装置は出力機構に接続され、該出力機構は歯車箱とフライ・ホイールと出力端とを備えてなり、該歯車、フライ・ホイール及び出力端の間はそれぞれ接続器が接続されている請求項1記載の制御可能な伝動系統装置。
【請求項3】
前記回転装置は他に相対的に設置された2軸受座を有する支持フレームを備え、前期回転中心は該2軸受座に穿設して前記回転体を該支持フレームに枢設させ;
前記複数のベーン・モジュールは輻射状的に前記回転体外縁に設置され、各ベーン・モジュールはベーン支持フレーム及び固定ベーンを備え、該固定ベーンは該ベーン支持フレーム上に設置され該活動ベーンの片側はヒンジで該ベーン支持フレームに枢設され;
前記連動機構は他にベース・フレームとロータリ・テーブルと2連動部材とを備え、該ロータリ・テーブルは回転可能に該ベース・フレーム上に取り付けられ、前記制御部材は該ロータリ・テーブルと該回転装置との間に設置され、該制御部材は該2連動部材で該ロータリ・テーブルに接続され;及び
前記制御スイッチは固定部材と滑動部材と少なくとも2滑車及び少なくとも2接続部材とを備え、その中該滑動部材は活動可能に該固定部材に設置され、該滑動部材は少なくとも一つの第1斜面と少なくとも第2の斜面とを備え、該2滑車はそれぞれ滑動的に第1の斜面及び第2の斜面上に設置され、該2滑車はそれぞれ一滑り座上に枢設され、該滑り座は滑動可能に該固定部材上枢設され、該2接続部材は該滑り座と該ロータリ・テーブルとの間に接続され、ここで、該制御スイッチの滑動部材は手動又は伝動方式で制御される、請求項1記載の制御可能な伝動系統。
【請求項4】
前記制御可能な伝動系統は更に伝動機構を利用して前記第1の回転装置と接続する第2の回転装置を備える請求項1記載の伝動系統装置。
【請求項5】
前記制御可能な伝動系統は更に第2の回転装置を備え、その中、該第1の回転装置及び該第2の回転装置は共軸をなし、且つそれぞれ対応的に連動機構が設置されている請求項1記載の制御可能な伝動系統装置。
【請求項6】
前記制御可能な伝動系統はチャンネル上に架設されている請求項1記載の制御可能な伝動系統。
【請求項7】
伝動軸とそれぞれが第1のタッチ部及び第2のタッチ部の活動ベーンを有する複数個のベーン・モジュールと押動面を備えた制御部材と
前記制御部材に接続して該制御部材の一活動を制御し、該活動は前記押動面が前記第1のタッチ部に対応し又は前記第2のタッチ部に対応するその中の一つである制御スイッチとを備えてなる制御可能な伝動系統装置。
【請求項8】
前記複数個のベーン・モジュールの回転体に接続される回転装置と
前記回転装置に隣接されると共に前記制御部材を備えた連動機構と
を備えてなり、ここで:
前記制御スイッチは前記連動機構に接続され、前記複数個のベーン・モジュールは輻射状的に前記回転体の外縁に設置され、これらベーン・モジュールはそれぞれベーン支持フレーム及び固定ベーンを有し、該固定ベーンは固定的に該ベーン支持フレーム上に設置され、前記活動ベーンは該固定ベーンに枢設された請求項7記載の制御可能な伝動系統装置。
【請求項9】
それぞれが第1のタッチ部及び第2のタッチ部を有する複数個ベーン・モジュールに接続された伝動軸を提供するステップと、
第1の押動面及び第2の押動面を有する制御部材を提供するステップと
前記制御部材を移動して前記第1のタッチ部及び前記第2のタッチ部の中の一つが前記第1の押動面及び前記第2の押動面の中の一つに押動されるステップと
前記複数個のベーン・モジュール被圧力の伝動効率を調整するステップと
を備えてなる制御可能な伝動方法。
【請求項10】
各ベーン・モジュールが更に固定ベーン及び該固定ベーンに枢設された活動ベーンを備えてなる請求項記載の制御可能な伝動方法。
【請求項11】
前記制御可能な伝動方法は更に制御可能な伝動系統を提供するステップを備えてなり、ここで該制御可能な伝動系統は
伝動軸と回転体と該回転体に接続され且つそれぞれ相対応する開口を有する複数のベーン・モジュールとを備えてなる第1の回転装置と
前記第1の回転装置に隣接され且つ第1の押動面及び第2の押動面の制御部材を有する連動機構と
前記連動機構に接続して該連動機構の一活動を制御し該活動は該第1の押動面が前記第1のタッチ部に対応し又は該第2の押動面が前記第2のタッチ部に対応するその中の一つである制御スイッチと、
を備えてなり、ここで
該活動ベーンが開の場合、該開口は開の状態を呈し、そして該活動ベーンが閉の場合、該開口は閉状態を呈し被圧力が最大となる請求項9記載の制御可能な方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−51100(P2008−51100A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−212109(P2007−212109)
【出願日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(507277527)
【Fターム(参考)】