説明

制約された場所のユーザがアイテムを注文するためのシステム

本発明は、ユーザが、ネットワークを介して取引サーバと通信するコンピュータ及び注文ソフトウェアを有するキオスクを使用して制約された場所内でアイテムを注文し、この制約された場所へ配達されるようにするためのシステム、ゲートラウンジ及び方法に関する。注文は注文準備エリアで準備され、制約された場所のエリアに配達される。本明細書では、制約された場所をゲートラウンジとすることができ、その場所に関するリアルタイムの情報を提供するためのメディアサーバを提供することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願との相互参照〕
本出願は、合衆国法典第35編第119条(e)の下、2008年5月12日に出願された「制約された場所のユーザがアイテムを注文するためのシステム」という名称の米国仮特許出願第61/052,616号に対する優先権を主張するものであり、該特許出願の開示全体は引用により本明細書に組み入れられる。
【0002】
本発明は、与えられたアイテムの選択肢から選択したアイテムを制約された待合場所(holding venue)、特に旅行中に出会う制約された待合場所から注文し、この制約された待合場所に一定の時間内に配達されるようにするための自動システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
顧客が、空港、駅、及びバス発着所などの場所で過ごさなければならない時間が増加したことに基づいて、及びセキュリティの強化に起因して、ゲートラウンジ(gate hold area)及びその他の制約された座席区域及び/又は待合室などのエリアが、旅行体験全体の重要要素になってきた。多くの顧客が、飛行機に乗り遅れないためにセキュリティチェックポイント又は検査エリアを通過するのに必要となるであろう予測できない時間を考慮に入れようとして、及び/又は機内の座席案内、離陸準備及びその他の同様の理由によりゲートでフライトアテンダントとともにチェックインする必要があるという理由でゲートラウンジに殺到する。フライト前に、利用できるわずかな電気コンセントを確保してラップトップ、電話及びPDAなどの電子機器の「電源投入」を試みることができるように素早くゲートラウンジに進む顧客もいる。さらに、ゲートラウンジは、出発客がターミナルを離れて連絡の可能性を制限され又は失う前にこれらの出発客と接触できる最終ポイントである。一旦待機所に入ると、特に飛行機が遅れている場合には、乗客及びその他の顧客は待機所内に相当な時間閉じ込められていると感じることがあり、これが不快さ、不便さ、及びビジネス時間を失うことの原因となっている。
【0004】
多くの場合、旅行者は、ゲートラウンジに到着すると、食べ物、飲み物及びその他の資源を入手することが難しい。多くの空港コンコースでは、食べ物及びその他の補給品を入手することができるが、乗客が一旦ゲートラウンジに入ると選択肢が大幅に制限され、及び/又はキュリティポイント通過後に食べ物及びその他のものを入手できる施設が、乗客が座ってフライトを待つように割り当てられたエリアから離れた所に位置していることがある。別の問題点として、旅行者が1人の場合及び/又は荷物が多い場合に、買い物をしたり、及び/又はレストラン及び/又は売店に行ったりすることが困難な点が挙げられる。例えば、置きっぱなしにできない重たい機内持ち込み手荷物を持った乗客及び/又は小さな子供を連れて旅行している乗客、或いはこれらの両方は、食べ物の売店の列に並んで、又はコンコースにあるレストラン内で待っている間に手荷物又はじっとしていない子供を見るのが難しいので、空港コンコース内の、又はセキュリティの直後のゲートラウンジの待機エリア前のエリアにある売店及びフードコートエリアを避けることが多い。この問題点は、薄っぺらなトレーを使用して食べ物及び飲み物を飲食できる場所まで運ぶこと、及び/又は食べ物、バッグ及び/又は子供を見ている間に注意が逸れて盗難に遭うリスクによりさらに悪化する。さらに、所望の食べ物及び飲み物を提供する売店及びレストランが、セキュリティチェックポイントの外側のゲートラウンジの外に位置する場合があり、従って、ゲートから出た場合、セキュリティを通って再入場することが必要となり、一旦セキュリティエリアに入ると何か非常に落胆することがある。さらに、航空産業全体を通じた機内フードサービスの継続的な削減により、空腹な航空旅行者の窮状はさらに悪化している。
【0005】
出張者にとっては、食べ物又は飲み物又はその他の雑品を得たいと望む場合、或いは化粧室を使用しに歩いて行く場合でさえも、ゲートラウンジ内で自身の電子機器をコンセントへの接続から外さなければならないという追加の問題点がある。出張者が離れると、他の誰かがコンセントを使用し始める可能性が高く、困った状況に陥ることになる。従って、電子機器を使用するために必要な要素が備わっているだけでなく、ユーザが飲食物又は必要な雑品を手に入れること、及び/又はその場を離れることができるとともに、戻ったらすぐにビジネス活動を継続するために利用できる作業スペースも備わっているような制約された待合場所内のエリアが適当に備わっておらず指定もされていないことにより、必要な出張に関連する生産性の損失がさらに悪化している。
【0006】
国際公開WO2005/015463A1号には、施設内で注文、支払い及び配達サービスを統合することが記載されている。このシステムは画面を提供し、ここで顧客が画面上のメニューから注文を入力し、この注文に応答して、注文したアイテムの配達の推定到着時間が顧客に与えられる。このシステムは、注文が整ったときに、アイテムを配達する給仕係にフィードバックを行うこともできる。支払いは、クレジットカード及び記載されている特別な機能によって行われ、これらは、広告、特別な支払い、クレジットカードによる支払い、ユーザ間のゲーム、携帯電話及び視覚媒体とのやりとり、及び銀行取引を含む。機内及び空港の免税商店街などの、このシステムを使用できる施設の種類によっては、購入したアイテムをあちこちに持ち歩かないで済むように到着時に商品を受け渡すことができる。
【0007】
米国特許公開第2007/0265935A1号には、複数のセルフサービス発注端末及びサーバを使用して商品及びサービスを注文するためのNEXTEP SYSTEMS(登録商標)から利用できるコンピュータベースの発注システムが記載されている。このセルフサービス発注は、注文を選択してカスタマイズするためのボタンを備えたインタラクティブメニューを含む。このシステムは、セルフサービス端末からの注文を管理する管理ツールアプリケーションを含み、これにより注文及びメニュー画面の編集及び修正が可能になる。このようなシステムは、顧客が食べ物及びアイテムを注文できるファーストフードレストランのプレイエリア及びスイミングプールの近くで実際に使用されてきた。
【0008】
米国特許公開第2005/0015301A1号は、「スマート」なフードコートに関する。ファーストフードタイプのレストラン、着席形式の施設、コーヒーショップなどを含むようなレストランが記載されている。支払いは、現金、引き落とし、クーポン及びその他の取引を引き受けることができるものによって行うことができる。ユーザは、ユーザがレストラン内で着座してなどのように、特定の場所に居ながらにして注文を行うことができる。タッチ画面を介してメニュー選択が入力される。注文が完了すると、ユーザは、指定されたレストランにレシートを持って行き、食べ物をピックアップするか、又は自動運搬システムを使用することができる。
【0009】
米国特許第6,920,431号には、スタジアム、会議場及び空港などの大きな場所のための遠隔注文の方法が記載されている。このシステムは、食べ物を注文して、(番号付きのスタジアムシート又は特定のゲートの場所などの)明確に識別できる場所に配達されるようにためのタッチパッドを含む。顧客は、ハンドヘルド型発注装置及び/又は携帯電話などの無線装置を使用して注文情報を入力することができる。注文が完了すると、「ランナー」がユーザに注文を配達する。よりオープンなエリアでは、指定されたシート/列又はゲート番号の代わりに、携帯電話を通じたインターネットアドレス又はGPSを使用して顧客の場所を識別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】国際公開WO2005/015463A1号
【特許文献2】米国特許公開第2007/0265935A1号
【特許文献3】米国特許公開第2005/0015301A1号
【特許文献4】米国特許第6,920,431号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
この分野での進歩は認められるものの、当業では、制約された待合室及び場所、特に空港、駅などの顧客が、ユーザの交通に関する情報を求めるニーズに対応する快適な環境で待機及び/又は着座したままで食べ物、飲み物及びその他のアイテムを注文して、これが配達されるようになる一方で、仕事をしたり及び/又は電子機器を使用したりするのに十分な作業エリア及び/又は十分な設備のサポートを提供するシステム及び方法を求めるニーズが依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
このニーズは、座席を備えるとともに、指定された場所から入手できる食べ物、飲み物及びその他のアイテムのためのインタラクティブな注文システムを備えた、指定された制約された場所エリアを提供することにより満たされる。このシステムは、上記場所から直接送信されるリアルタイム情報を表示するためのメディアサーバを備えることもできる。
【0013】
本発明は、ある場所のユーザがアイテムを注文してその場所に配達されるようにするためのシステムを含み、このシステムは、表示画面と注文を処理できるソフトウェアを有するコンピュータとを備えた、制約された場所内に位置する少なくとも1つのキオスクと、制約された場所内に位置する少なくとも1つの座席と、ネットワークと、ネットワークを介してキオスクのコンピュータと通信する取引サーバと、ネットワークを介して取引サーバと通信するディスプレイ装置を有する注文準備エリアとを備える。
【0014】
システム内の個々のキオスクは識別子を有することができる。キオスクのコンピュータソフトウェアは、ユーザが少なくとも1つのアイテムを選択して、注文準備エリアで注文の準備を完了できるように構成することができる。
【0015】
システムはメディアサーバをさらに備えることができる。システムのネットワークは、無線ネットワークであっても、又は有線ネットワークであってもよい。
【0016】
システム内の制約された場所は、空港のゲートラウンジ、バス発着所の待合室、駅の乗車待合室、病院の待合室、メディカルセンターの待合室、公園、又はショッピングモールの待合室から成る群から選択することができる。1つの好ましい実施形態では、システムが、空港のゲートラウンジである制約された場所を有することができる。
【0017】
本発明の別の実施形態では、システムが、少なくとも1つのコンセント、及び/又は列の座席配置、テーブル周りの配置、ポッド形の配置、カウンターの座席配置、及び個別の座席のうちの少なくとも1つを含む複数の座席を備えることもできる。さらなる実施形態では、複数のキオスク及び座席が存在し、キオスクの各々を座席の少なくとも2つが利用することができる。
【0018】
システムの取引サーバは、推定注文時間をキオスクに送信して、これをユーザが確認するようにすることが好ましい。1つの実施形態では、システム内の注文準備エリアが、少なくとも1つの業者から入手したアイテムを提供することができる。(単複の)業者は、レストラン、ギフトショップ、ニューススタンド及び/又はバーとすることができる。
【0019】
ある実施形態におけるキオスクは、磁気読取装置を含むことができる支払い装置をさらに備えることができる。
【0020】
本発明に含まれるゲートラウンジは、ゲートラウンジ内に位置する少なくとも1つのキオスクを備えるとともに、表示画面と注文を処理できるソフトウェアを有するコンピュータとを有し、ゲートラウンジには少なくとも1つの座席が位置し、少なくとも1つのキオスクのコンピュータは、ネットワークを介してアイテム注文情報を取引サーバに送信することができ、この取引サーバは、少なくとも1つの注文準備エリア内の少なくとも1つのディスプレイ装置とも通信して、少なくとも1つのキオスクから送信された注文を処理する。
【0021】
1つの実施形態では、ゲートラウンジが少なくとも1つのキオスクを有し、このキオスクはネットワークを介してメディアサーバとも通信して、ユーザにゲート待合情報を提供する。
【0022】
本発明の別の実施形態では、ゲートラウンジのキオスクが、識別子、支払い装置及び/又はレシートプリンタをさらに備えることができる。
【0023】
ゲートラウンジ内のキオスクが位置する場所のテーブル及び座席のオプション部品として、電気コンセントを備えることができる。
【0024】
別の実施形態では、ゲートラウンジのキオスクが、取引サーバに送信するための販売及び収益データ情報を生成できるソフトウェアをさらに備える。キオスクは、メディアサーバからの情報及び取引サーバからの注文情報を表示できる表示画面を有することもできる。ゲートラウンジ内のキオスクは、任意に取引サーバから推定注文準備時間を受け取ることもできる。
【0025】
ゲートラウンジは、ゲートラウンジ内に、例えばレストラン、ギフトショップ、ニューススタンド、又はバーなどの少なくとも1つの業者を含むこともできる。
【0026】
ゲートラウンジの1つの実施形態では、少なくとも1つのキオスクのコンピュータが、ネットワークを介して取引サーバにアイテム注文情報を送信することができ、この取引サーバは、少なくとも1つの注文準備エリア内の少なくとも1つのディスプレイ装置とも通信して、少なくとも1つのキオスクから送信された注文を処理するとともに、少なくとも1つのキオスクへ推定注文配達時間を送信した後でユーザにより注文が承諾されるようにする。
【0027】
(単複の)フード準備エリアは、ゲートラウンジの内部又は外部に位置することができる。
【0028】
ゲートラウンジのさらなる実施形態では、個々のキオスクが、識別子を含んでゲートラウンジのエリア内に位置し、ユーザは、キオスクを介して処理された注文が配達されるのを待つ。
【0029】
エリアが、列の座席配置、テーブル周りの配置、ポッド形の配置、カウンターの座席配置、及び個別の座席のうちの少なくとも1つを有する複数の座席を備えるようにゲートラウンジを構成することもできる。
【0030】
ゲートラウンジを、複数のキオスク及び座席を有し、キオスクの各々を座席の少なくとも2つが利用できるように構成することもできる。
【0031】
本発明は、ユーザが制約された場所でアイテムを注文して、この制約された場所へ配達されるようにする方法をさらに含み、この方法は、(a)少なくとも1つの座席と、表示画面と注文を処理できるソフトウェアを含むコンピュータとを有する、ユーザにアイテムの選択肢を表示できる少なくとも1つのキオスクとを備えた制約された場所を提供するステップと、(b)アイテムの選択肢からアイテムを選択して注文を完了させるステップと、(c)注文をキオスクからネットワークを介して取引サーバへ送信するステップと、(d)取引サーバからネットワークを介してキオスクへ注文情報を返送して、ユーザにより注文が承認されるようにするステップと、(e)承認された注文をネットワークを介して取引サーバに提出するステップと、(f)承認された注文を取引サーバからネットワークを介して注文準備エリアへ送信するステップと、(g)注文を完了させるステップと、(h)注文に対する支払いを行うステップと、(h)制約された場所へ注文を配達するステップとを含む。
【0032】
この方法の1つの実施形態では、ステップ(d)においてユーザへ返送される注文情報が、推定注文配達時間、注文アイテム情報、及び注文アイテム費用情報を含む。
【0033】
さらなる実施形態では、この方法は、注文を承認する際に、全体の注文費用の中にチップを含めるための選択肢をユーザに提供するステップを含むことができる。
【0034】
この方法の別の実施形態では、ステップ(h)が、注文に対する支払いをキオスクに備えられた支払い装置を介して行うステップをさらに含む。
【0035】
また、ステップ(c)において、方法が、キオスク識別子及び/又は注文識別子及び/又はユーザ識別子をアイテム注文情報とともにネットワークを介してキオスクから取引サーバに提出するステップをさらに含むようにこの方法を変更することができる。
【0036】
別の方法の実施形態では、ステップ(f)が、注文情報を2以上の注文準備エリアへ送信するステップをさらに含む。
【0037】
この方法は、ステップ(f)が、送信された注文情報を注文準備エリア内でディスプレイ装置を介して受信するステップをさらに含むようにしてもよい。
【0038】
方法が、ユーザによる確認のためにメディアサーバからキオスクに場所情報を提供するステップをさらに含む実施形態でこの方法を実施することもできる。
【0039】
この方法は、無線又は遠隔アクセスソースを介してキオスク内のコンピュータと通信してコンピュータとインターフェイス接続するステップを含むことができる。この無線又は遠隔アクセスソースは、個々のユーザコンピュータ、PDA又は無線電話であってもよい。ネットワークは無線であってもよく、方法は、注文が承認された後にキオスクを介して注文状況をモニタするステップをさらに含むことができる。
【0040】
添付の図面と併せて読めば、上述の要約、及び以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明がより良く理解されるであろう。本発明を例示する目的で、図面には現在のところ好ましい実施形態を示している。しかしながら、本発明が図示の構成及び手段に限定されるものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明によるシステムの実施形態の概略図である。
【図2】ネットワーク構成が無線ネットワークである場合の図1のシステムの概略図である。
【図3】本発明の実施形態によるゲートラウンジの概略図である。
【図4A】本発明によるシステム又はゲートラウンジの実施形態で使用するためのポッド座席構成の上面概略平面図である。
【図4B】本発明によるシステム又はゲートラウンジの実施形態で使用する第2の座席構成の上面概略図である。
【図4C】4C−4Cの線に沿った図4Bのテーブル座席構成の側面図である。
【図5】本発明の実施形態による方法のステップを示すフロー図である。
【図6】本発明の実施形態の方法による注文を開始するための例示的な導入メニュー画面の代表的な例図である。
【図7】図6に示す画面内で開始される方法の実施形態によるキオスクの概括的メニューからの様々なメニューアイテムのカテゴリを表す初期メニュー画面の代表的な例図である。
【図8】図7に示すようなキオスクで利用できるメニュー選択のカテゴリ(サンドイッチ)内の特定のメニュー選択(販売中のサンドイッチ)の1つを示す画面のさらなる代表的な例図である。
【図9】図7に示すようなキオスクで利用できるメニュー選択のさらなるカテゴリ(デザート)内の特定のメニュー選択(販売中のデザート)の1つを示す画面のさらなる代表的な例図である。
【図10】図7に示すようなキオスクで利用できるメニュー選択のさらなるカテゴリ(飲み物)内の特定のメニュー選択(販売中の飲み物)の1つを示す画面のさらなる代表的な例図である。
【図11】図10に示す実施形態の飲み物カテゴリのサブカテゴリ(冷たい飲み物)内のアイテムのより特定的な選択(販売中の特定の冷たい飲み物)を示す画面のさらなる代表的な例図である。
【図12】注文にアルコール飲料を追加するオプションを含む、図7に示すキオスクで利用できるメニュー選択のさらなるカテゴリ(スモールプレート)内の特定のメニュー選択(販売中のスモールプレート)の1つを示す画面のさらなる代表的な例図である。
【図13】図12に示す実施形態でユーザがアルコール飲料の選択を選んだ場合、年齢確認及び要求を示してユーザの識別を示すための画面のさらなる代表的な例図である。
【図14】図7に示すメニューカテゴリ、及び図8〜12などに示すような詳細なユーザカテゴリ及びサブカテゴリメニュー画面を使用して選択された注文を処理するための、ユーザが注文にチップを追加するためのオプションを選択できるようにする画面のさらなる代表的な例図である。
【図15】メニューアイテムの合計費用、税金及びチップを含む注文案の計算を示し、支払い用のクレジットカード読取装置を通じてクレジットカードで支払いを行うようにユーザに指示して図6〜図14に示す様々な画面を使用して作成された注文を完了させる画面のさらなる代表的な例図である。
【図16】図15においてクレジットカードを読み取らせることにより注文を行うように指示した後に、完了した注文を確認し、注文番号を割り当て、注文を行ったユーザにおおよその注文配達時間を分単位で提供する画面のさらなる代表的な例図である。
【図17】図15に示すような計算の合計を見た後に支払いを行わずに注文をキャンセルするための終了画面のさらなる代表的な例図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本明細書で使用する場合、「上部の」及び「下部の」、「内部の」及び「外部の」などの単語及び同様の意味の単語は、図面を参照しながら本発明を理解するのに便利なように図面内の方向に関して使用するものであり、これらを限定と捉えるべきではない。
【0043】
本発明は、制約された場所内のエリアからアイテムを注文して、このエリアへ配達されるようにするためのシステムに関し、そのような場所でそのようなアイテムを注文するための方法に関し、より具体的には空港ゲートラウンジのための新しい設計に関する。まず、図1及び図2に示すような、本明細書で説明する代替の実施形態による無線実施形態を含む概略図によってシステムを示す。図1に示すシステムの実施形態は、少なくとも1つの座席14及び少なくとも1つのキオスク16を備えた制約された場所12を有する、本明細書では参照番号10で大まかに示すシステムを含む。電源コンセント18も設けられる。キオスク16は、ネットワーク22を介して取引サーバ20と通信し、この取引サーバ20は、ネットワーク22を介して注文準備エリア24と通信する。ネットワーク22は、メディアサーバ26も含むことが好ましい。本明細書でさらに説明する1又は複数の座席14は、電源コンセントを備えたキオスク16の適当な範囲内に、及び/又はこれに隣接して位置することが好ましい。本明細書で使用する場合、「キオスク」とは、映画館でチケットを注文及び/又は印刷するために、及び空港の手荷物取り扱い所で搭乗券を注文及び/又は印刷して手荷物をチェックするために使用するような従来のキオスクであってもよく、或いは本明細書において以下でさらに説明するように、取り外し可能な又は一体型の機能の形の総合座席エリア内に組み入れられた別個のコンピュータ、タッチ画面及び配線からなる構成であることの方が好ましい。しかしながら、本開示に基づけば、上述したようなキオスクは好ましいものではあるものの、本発明の範囲内にあるキオスクは、コンピュータベースのユーザインターフェイスを有し、このようなインターフェイスによる対話を通じて(タッチ画面、マウスの起動による画面選択、音声、電話又は携帯電話の起動による対話などを通じて)注文を送信するとともに注文関連情報を受信して、本明細書で説明する方法において有用でありながら本明細書で説明するような制約された場所においてユーザがアクセスできるようにするものであることが理解されるであろう。
【0044】
制約された場所12は、人が一定時間待機及び/又は着座し、不便さを感じないようにこのエリアにアイテムが配達されることが望ましいいずれのエリアであってもよく、及び/又は通常はエリアから離れることが現実的でない、例えばバス発着所の待合室、乗り場の近くに位置する駅の待合室、セキュリティを通過した後の空港のゲートラウンジ、医者又は病院の待合室などのいずれのエリアであってもよい。1つの最も好ましい実施形態では、本発明を例示するために、ゲートラウンジは、セキュリティ問題及び飛行機に間に合わない可能性などのその他の制限に起因して、人がゲートラウンジから容易に離れることができず、エリア内で何かを選んで注文することに限界があり、又は容易に利用することができないような、システム10内の制約された場所12である。
【0045】
キオスクは、アイテムを使用及び注文するのに便利な制約された場所12のエリア28内に位置することが好ましいが、制約された場所12に入る前に注文を行うための、制約された場所の外部のエリア30内に位置することもでき、及び/又は制約された場所12の内部及び外部の両方に位置することもできる。好ましい実施形態では複数のキオスク16が存在して、これらの各々が制約された場所12のエリア28内に位置する。
【0046】
個々のキオスク16はタッチ画面32を有することが好ましく、タッチ画面32上に提供されるメニューアイテムをユーザが座ったままで選択してサーバ20へ送信できるように、1又は複数の座席14に隣接していることが好ましい。タッチ画面は、小型画面から大型のユーザ画面まで様々なサイズであってもよいが、本発明の好ましい実施形態のためには、タッチ画面は標準的な14.1インチのタッチ画面であることが好ましい。注文配達を迅速に、かつ制約された場所12内のエリア28の注文キオスク16の近くへ行うように、個々のキオスク16は、例えば個々の注文とともに送信される場所識別参照番号又は番号列のようなある種の識別子を有することが好ましい。
【0047】
個々のキオスク16は、Windows(登録商標)XPオペレーティングシステム又はその他のいずれかの基本オペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを実行できるコンピュータ34を含むことが好ましい。また、顧客が入力した注文をサーバへ供給できるソフトウェアをコンピュータにロードすることが好ましい。このようなソフトウェアの好ましいが限定的でない例にNEXTEP SYSTEMS(登録商標)セルフサービスソフトウェアがあり、このソフトウェアは、顧客ユーザインターフェイス及び経験を提供する。米国特許公開第2007/0265935A1号に適当なソフトウェア及び注文方法が記載されており、該特許は様々な注文システム及び機能の記載に関して引用により本明細書に組み入れられる。しかしながら、本開示に基づけば、その他の適当なオペレーティングシステム及びソフトウェアパッケージ(現在市販されているもの、又は本目的のために開発及び/又は作成されるもの)が本明細書に示すステップ及び機能を実行できる場合、これらを使用できることが理解されるであろう。このソフトウェアを修正及び/又はプログラムして、アイテムが注文及びその他の所望の注文情報、価格設定などのために提供されるようにするとともにキオスク識別子を含むようにすることが好ましい。含めるアイテムは、指定された注文準備エリア24から配達できるアイテムであることが好ましい。
【0048】
キオスク16で発注された完了した注文は、ネットワーク22を介して取引サーバ20へ送信される。取引(ファイル)サーバ20は、システム10内の全ての動作のためのメインデータベースとして機能し、適当なサーバオペレーティングシステム、好ましくはMicrosoft(登録商標)サーバ2003オペレーティングシステムを駆動するIntel(登録商標)ベースの取引サーバであることが好ましい。しかしながら、本明細書の機能を実行できるその他のオペレーティングシステム上で動作する他の種類の取引サーバも、商業的に又は別様に入手可能であるか或いは開発中であるに関わらず、本発明の範囲内にあることを理解されたい。完了した注文がユーザにより提出されると、取引サーバ20は、注文アイテムをキオスク16に配達するための推定時間を転送してユーザにより確認されるようにする。この推定時間は、特定の注文されたアイテムのいずれに関してもシステム10内の最も長い準備時間に基づく。例えば、いくつかのハンバーガーが注文され、そのうちの1つが、注文された全てのアイテムの準備時間の中で最も長い20分の準備時間がかかる「ウェルダン」ハンバーガーである場合、ユーザUは、注文準備時間が20分であることを通知される。
【0049】
ネットワーク22は、ユーザが絶え間のない、最新の及び/又はリアルタイムの確認を行えるように、(単複の)広告及び/又はその他の情報を記憶してキオスク16へ転送できるメディアサーバ26を含むことが好ましい。例えば、場所12がゲートラウンジである場合、メディアサーバ26は、ネットワークソースからの指定された広告又は広告放送、リアルタイムのフライト情報、ゲート情報、天気予報、ニュース情報、イベントスケジュールを提供することができる。
【0050】
或いは、メディアサーバ26を空港のフライト時間コンピュータサーバと連動させて、メディアサーバ26にフライト時間が供給され、その後これがキオスクに供給されるようにすることができる。NEXTEP SYSTEMS(登録商標)ソフトウェアなどの取引サーバソフトウェアを、注文時間を表示した後に現在のフライト情報を表示するようにユーザを促すステップを含むようにさらに修正して、ユーザが注文を継続するかどうか、及び/又はさらなるアイテム又は異なるアイテムを注文するかどうかを判断できるようにすることもできる。例えば、注文時間を表示した後に、画面でユーザが特定のフライト情報にアクセスしたいかどうかを尋ねることによりユーザを促すことができる。ユーザがそうすることを選択した場合、ユーザは、(eチケット及び搭乗券を発注している場合などは)空港のフライト情報と連動する自身のフライト番号の入力又はクレジットカードの使用/読み込みのいずれかを行うことができる。フライト情報の入力後、キオスクは、空港ターミナル情報と連動する取引サーバ及び/又はメディアサーバ26と通信して、最新のフライト時間情報をユーザに提供する。フライト情報が表示されると、キオスクは、注文の続行/継続、及び/又は注文の編集のいずれかをユーザに促すことができる。このようにして、関連するフライトまでの待ち時間よりも準備時間の方が長い場合、ユーザは注文を中止できるようになる。或いは、フライトが遅れていれば、ユーザはより多くのアイテム、さらなる飲み物などを注文したいと望むことができる。
【0051】
場所12が病院の待合室である場合、メディアサーバ26は、病院情報、病院の地図、ニュース放送、健康情報、緊急呼出し情報、救急情報などを提供することができる。メディアサーバ26が病院の電子請求システムと連動している場合、クレジットカード又はその他の識別基準を通じて病院の請求システム内の個人情報にアクセスすることにより、ユーザが病院の自己負担金及びその他の未払い勘定を支払うことができるようにすることも本発明の範囲内にある。
【0052】
メディアサーバ26は、場所12における、場所のイベント、天気、及びフライト情報などの放送から直接情報を受け取ることができる。このような情報を、画面の別個の情報エリア内で、及び/又はタッチ画面32のボタンをスクロールしたりしてキオスク16のタッチ画面上の連続放送エリアを通じて提供することができる。外部ネットワークソースにより、又は事前にプログラムした広告などの事前に組み込んだ情報により情報を提供することもできる。
【0053】
ネットワーク22により、キオスク16、取引サーバ20、メディアサーバ26及び様々なプリンタ及び注文準備エリア24内のその他の注文ステーション間の全ての電子及びデータ通信が可能になる。ネットワーク22は有線による構成であってもよく、例えばこの場合、ネットワークは、キオスク16などのエンドノードから最も近い配線室へ延びる非シールドツイストペア銅ケーブルを含む。配線室(図示せず)は当業で公知であり、マルチモード光ファイバケーブルを介した接続に使用することができる。さらに、図2に示すように、当業者には、本発明の範囲で無線ネットワークを使用できることが理解される。これらのネットワークは、ローカルな/特定の無線データ通信ネットワーク又は公的無線通信及びインターネットベースのインフラストラクチャのいずれであってもよい。これらのシステムは当業で公知であるとともに米国特許第6,920,431号に記載されており、該特許はこのようなネットワークの記載に関する関連部分において本明細書に組み入れられる。
【0054】
システム10の設計の変形例では、様々な場所からの注文を場所の行動に合わせることができる。例えば、場所12がゲートラウンジである場合、ユーザは、備え付けのキオスク16においてネットワーク22を使用して及び/又はキオスク16へのリンクを使用して及び/又は遠隔場所から直接無線ネットワーク22を介してインターネットインターフェイスを経由して取引サーバ20を使用して注文を行い、準備時間に基づいて注文が準備されるまで仕事をしながら、及び/又はフライト情報をモニタしながらフライトを待つことができる。このような遠隔場所での注文は、(旅行中のユーザのラップトップなどの)別個のインターネットコンピュータ、携帯電話及び/又はPDAを介した注文を含むことができる。遠隔注文を使用する場合、インターネットインターフェイスは、最も近いキオスク16の場所又はその他の識別子を入力することに関して助言を行う必要がある。このような注文は、キオスク16近くの特定の注文エリア28が混雑している場合、キオスクにおける回線及び待ち時間を最小化するのに役立つ。駅の乗り場周辺又はバス発着所の待合室などのその他の場所では、上述したように有線又は無線/インターネットベースのネットワーク22を介して注文を行うこともでき、ゲートラウンジなどの場所に位置するネットワーク22にキオスク16をさらに配線することにより、ユーザが座席14及び/又はコンセント18を利用して快適さを手に入れたり、パーソナル電子機器などを使用したりすることができるようになる。
【0055】
特定のキオスク16に入力された情報をサーバ20を介して受け取る注文準備エリア24は、ネットワーク20を介して受け取った注文を表示する少なくとも1つのディスプレイ装置36を含む。ディスプレイ装置36は、Epson(登録商標)TMT88サーマルプリンタ、又はドライブスルー又はその他のレストランの注文エリアで使用されるような従来の画像表示モニタなどの、(単複の)表示画面38及び/又は標準的な(単複の)インクプリンタ40を含むことができる。
【0056】
注文準備エリア24内には、様々な個別の準備エリア42又はより大きな集中型注文準備エリアが存在してもよい。注文準備エリア24は、キオスクから提供された記述に基づいて特定のアイテムの注文を準備するために使用される。注文されるアイテムとして、温かい食べ物、冷たい食べ物、飲み物、本、ニューススタンドのアイテム、お土産、雑貨、旅行用品、おもちゃ、及び本明細書に記載する制約された場所のような制約された場所で通常必要とされるその他のアイテムを挙げることができる。取引サーバ20は、注文されたアイテムに基づいて、注文準備エリア24内のより詳細な場所42などの適当な場所にあるディスプレイ装置36へ注文を送る。例えば、注文準備エリア内に注文を準備するための共有エリアが存在する場合、共通の又は複数の表示画面38上で見ることができる、又は確認のために(単複の)プリンタ40を介してプリントアウトしたものから入ってくる、或いはこれら両方の注文情報を1つのエリアのみで受け取ればよい。しかしながら、例えばフードコートエリア内の異なるキッチンなどのように、注文準備エリア24内に様々な種類のアイテムのためのいくつかの準備場所42が存在する場合、表示画面38及び/又はプリンタ40は、集合的に注文準備エリア24を構成する個々の準備場所42に存在することができる。例えば、注文準備エリアが多くの関連店舗に共通する商品倉庫である場合には注文準備エリアを単一の場所とすることができ、或いは一般的なショッピングエリア内のいくつかの店舗の各々の中の注文準備エリアとすることもできる。注文を受け取ると、注文を準備する人間が確認のためにこれを単純に画面上に表示してもよいし、或いはプリンタで印刷してもよい。さらなる例では、注文準備エリアは、フードコートエリア内の様々な場所に食べ物を提供する共通のキッチンであってもよく、或いは独立したレストラン又はフードサービスの場所に各々が対応する個々のエリアの集合であってもよい。
【0057】
本明細書で説明するように、注文を調達する注文準備エリア及び/又はレストラン、店舗などは、制約された場所12内に、及び/又はこのエリアの外側ではあるが配達するのに適当な距離範囲内に位置することができる。システム10の利点の1つは、たとえ制約された場所12内で食べ物及びその他のアイテムを手に入れるための選択肢が限られている場合でも、キオスクの注文選択肢により、ユーザが指定された待合室から離れる必要なく、可能性として他の人物、バッグ、電子機器などを気にせずに、或いは人の世話にならずに(又はユーザが食べ物及びその他のアイテムを手に入れるためにその場を離れる際にユーザがこれらのアイテムを持って行く必要なく)、制約された場所の外部からこの制約された場所内への、又は制約された場所内の離れた場所からの配達が可能になる点である。さらに、及び場所12がゲートラウンジである場合に空港内で特に便利なこととして、ユーザは、セキュアゲートラウンジ外部のエリアから食べ物又はその他のアイテムを手に入れるためにセキュリティを通って戻る必要がなく、或いはアイテムを手に入れるために手荷物、子供が動くのを心配したり、又は電子機器を通じた仕事で使用するために誰もが望むコンセントの場所又は混雑した待合室内の誰もが望む座席の場所を、アイテムを手に入れるためにあきらめたりする必要はない。
【0058】
注文が準備されると、ユーザが準備エリア24の場所でこれを「ピックアップ」して「自己配達」することができ、或いは、制約された場所12内に位置するユーザに注文を運ぶ配達システムが設置されることがより好ましく、また注文を行ったキオスク16の近くに位置するエリア28に運ばれてくることがさらに好ましい。例えば、配達システムは、配達用の注文を持って物理的に場所12まで歩く、及び/又はエリアまでカート及び/又は個人的輸送機関(ローラースケート、スケートボード、スクータ、トラム、乗り物、車、列車、Segway(登録商標)など)を運転する1又はそれ以上の配達員を含むことができ、或いはセキュリティ又はその他の理由により、配達員を禁じたエリア内への入場が制限されている何らかの制約された場所に配達員が入る必要性を避けるために、ユーザ及び/又はエリア内で働くスタッフがアクセスできる、エリア内に配達用として装備されたコンベヤ又はその他の自動システムを含むことができる。配達システムとして、メール又はその他のアイテム用の既存の配達システムを利用することもできる。恐らくは入退場を許可する通過許可証を有する配達員がセキュリティを通り抜け続ける必要なく(ゲートラウンジなどの)最終セキュアエリアに出入りできるようにする(作業員のための事前承認したセキュリティアクセスを備えた)別の通路システムもまた考えられる。配達システムは、注文を場所12のユーザへ、好ましくは受取人の場所を特定するためにキオスク16の識別子を利用して注文を行ったキオスク16の近くのエリア28へ配達する。
【0059】
注文に対する支払いは自動システムを介して行われることが好ましいが、直接取引を介して行うこともできる。支払いは、注文時、ピックアップ時又は配達時に現金、クレジットカード、デビットカード、プリペイド旅行カード又はギフトカード、クーポンなどを介して、好みに応じて行うことができる。結果的に、システムの好ましいオプション機能は、クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、又は恐らくは頻繁に利用されるバイヤカード、会員カード及び/又はポイントカードを読み取るための2又は3トラック磁気読取リーダなどの磁気読取リーダとなる。従って、繰り返しの入場を制限された場所12内のシステム10を頻繁に利用するユーザが、ポイント及び/又は将来的な購入のための割引き又はプログラム内のその他の商品の購入値引きを提供する航空会社又はその他のスポンサの会員報酬プログラムを利用できることは本発明の範囲内にある。スーパーマーケット、フードコート、フードチェーン、ショッピングストア及びエリアなどで使用するためのこのようなプログラムは当業で公知である。注文合計に(単複の)配達員のためのチップを加えるためのオプションを含む注文の支払いをクレジットカード又はデビットカードを介して行って、旅行者又はこのような場所にいる人々が、旅行に必要とされ得る及び/又は安全上の又はセキュリティ上の問題を引き起こす可能性のある現金に頼る必要性を無くすことが最も好ましい。しかしながら、現金ベースの購入も本発明の範囲内にある。
【0060】
注文が行われた場合、ユーザに便利なように、システム10のキオスク16は、支払いレシート及び注文識別データを印刷するためのプリンタ45を含むこともできる。このプリンタは、注文準備エリア24で使用されるような、例えばEpson(登録商標)TMT88サーマルプリンタであってもよい。注文システムに正確な情報が提供され、注文システムにこのようなオプションが組み込まれている場合、電子メール、SMS、テキストメッセージングなどを介した注文情報を使用して発注を確認できることも本発明の範囲内にある。
【0061】
図3、図4A、図4B及び図4Cに関して示すように、ゲートラウンジ内の旅行者及び/又はその同伴の旅行者であるユーザがアイテムを注文するためのラウンジを含む空港ゲートラウンジ112も本発明の範囲内にある。図3に112で示すゲートラウンジは、空港内のゲートラウンジ内の場所128などの指定された場所において、指定場所128内に設置されたキオスク116を介して配達品を受け取るためのものである。このゲートラウンジ112は、指定された注文場所128内に、座席114、少なくとも1つのキオスク116を含む。エリア112は、ゲートラウンジ112内に少なくとも1つの電源コンセント118を有することが好ましく、この電源コンセント118は、キオスク116の近く又はこの中に位置することが好ましい。また、ゲートラウンジ内には、少なくとも1つの業者の場所144、例えば至急市場146、バー148、及びレストラン150などの注文用のアイテムを提供する店舗が設けられる。ゲートラウンジ112内に位置する業者において利用可能なメニューアイテムは、標準的な食べ物の購入選択肢に基づいて直接店頭で入手することができ、或いはキオスク116を使用して注文し、配達又はピックアップできるようにすることができる。
【0062】
ゲートラウンジ112は、様々な種類の座席114を含むことができる。この座席は、通常、繋ぎ合わせることができる、及び/又は背中合わせに配置できる列状の座席114aを含む従来のゲートラウンジの座席を含むことができる。また、この座席は、バーにあるバータイプの座席又はカウンターサービスレストランの座席114b、又は座って食事又は仕事をするための、テーブル付きの同様の高さの座席114b、及びポッド152に付随する座席114cなどの、業者エリアの1又はそれ以上にある座席を含むことができる。いずれの種類の座席にもキオスク116を備えることができる。キオスク116を有するユニークなポッド152及び/又はその他の座席は、(1人用座席型注文キオスクなどの)1人の顧客、(互いに家族又は仕事仲間として関連付けてもよいし、又は関連付けなくてもよい1又はそれ以上のユーザが共有して使用するための)グループの顧客などに対応することができる。すなわち、図4Aに示すように、図3のポッド152内の背もたれ付きの114cと同様の座席114c”は、グループメンバーがともに作業を行い、又は個人がグループ設定の中ではあるものの別個に作業を行うことができるように、少なくとも1つの、及び好ましくは複数のキオスク116と、少なくとも1つの、及び好ましくは複数の電源コンセント118とを有するポッドテーブル154を含む。図4Bには、テーブル及び/又はカウンターの高さの面156を有するハイテーブル又はカウンタータイプの座席114bの上面図の例を示しており、個々のユーザの位置に、電源コンセント118及び/又はキオスク116を容易に使用できる設備が備えられていることが好ましい。図4Cには、このようなサービスステーションの側面図を示している。家族又はその他の関連グループは、より長方形の構成のマルチシートテーブル114bを使用して食事、仕事又はその他の活動を行うことができる。このようなテーブル座席114bもまた、少なくとも1つの電源コンセント118及び少なくとも1つのキオスク116を含むことが好ましい。
【0063】
従来の座席114a以外の様々な種類の座席配置114b、114b”及び114cの各々は、2人の顧客の場所ごとに利用できるキオスク116及び電源コンセント118を有する。例えば、8つの座席を有するテーブル114bには4つのキオスクが存在し、これらの各々が2つの隣接する座席間に位置して2人のユーザで利用できることが好ましい。しかしながら、1対1のキオスク対座席比、又は座席当たりのキオスク数が少ないことも本発明の範囲内にある。本開示に基づいて、座席の種類、テーブル設計の種類及びキオスク対座席比を本発明の範囲内で変更できることを理解されたい。
【0064】
さらに、ゲートラウンジ又は待合室112は、図3に示すものと同じエリア内に複数の種類の座席配置を有することが好ましい。これらの座席構成は例示を意図するものにすぎず、限定を意図するものではなく、本開示に基づいて、座席、キオスク及び好ましくは少なくとも1つのコンセントを有するその他のテーブル/座席構成も本発明の思想の範囲内にあることを理解されたい。
【0065】
ゲートラウンジ又は待合室112内のキオスク116は、キオスク16を有するシステム10に関して上述したものと同じキオスクであることが好ましい。このようなキオスク116は、ネットワーク122を介してサーバ120と通信し、サーバ120も、注文準備エリア124内の表示画面138及び/又はプリンタ140を含むことができる少なくとも1つのディスプレイ装置136と通信していることが好ましい。注文準備エリア124は、ゲート待合室の内部にあっても又は外部にあってもよいが、キオスク116は注文準備エリア124と通信している必要がある。システム10内のメディアサーバ26に関して上述したような情報を提供できる、ゲート待合室内のキオスクと通信する任意のメディアサーバ126を提供することもできる。
【0066】
キオスク116は、1又はそれ以上の座席114b、114c、114b”に隣接する座席構成上に位置する据え付け型タッチ画面の形のインターフェイスを含むことが好ましいが、このインターフェイスは、キーパッド、画面に入力を行うための有線又は遠隔マウス、音声起動システム、又は画面に注文アイテムが表示され、注文用に指定されたインターネットページに遠隔及び/又は無線入力を通じて注文を行うインターネットベースシステムを介した「プッシュボタン」注文などのその他の形をとることもできる。キオスク116はタッチ画面を含むことが好ましい。このキオスク116を通じて、注文するアイテムを選択し、システム10内の上述したサーバ20と同じものであってもよいサーバ120へ注文情報を送信できるようになる。次に、サーバ120へ送信されたキオスク116からの注文は、注文を準備するための(システム10内の注文エリア24と同じものであってもよい)注文準備エリア124へ送信される。完了した注文を、ゲートラウンジ112に、好ましくは上述したようにキオスク116の近くの、これに隣接する、又はこれを含むエリア128に配達することができる。
【0067】
図3に示すように、準備エリア124は、空港コンコース内又はゲートラウンジ内に位置するレストラン、ショップなどからのアイテムを含む注文を準備することができる。注文には、適当な配達距離内にあるアイテム及び異なる供給源からの競合アイテムを使用することができ、注文は、待合室112に最も近い距離にある供給源、及びより好ましくは注文が行われたキオスク116を有するエリア又は場所128に最も近い距離にある供給源として提供される優先順位の高い供給源によって満たされることが好ましい。
【0068】
キオスク116は、例えば、コイン受入器、通貨受入器、クレジット/デビット/EBTカード受入器、及び/又はクーポン受入器、並びに割引きカード、会員カード、ギフトカード、ポイントカード及び/又は頻繁に利用されるバイヤカードを読み取るための機能を含むことができる上述したもののような自動支払いシステムを含むことが好ましい。キオスクでの支払いに使用できる様々なカードを認証及び承認するためのオプション機能として磁気読取リーダを含むことが好ましい。ユーザに便利なように、キオスク116は、システム10内のキオスク16と同様に、支払いレシート及び注文識別データを印刷するためのプリンタ、及び/又は印刷されたレシートの代わりに、或いはこれに加えて注文のテキスト、電子メール又はSMSメッセージ確認を得るための機能を含むこともできる。キオスクのソフトウェアは、選択されたアイテムに基づいて、販売及び収益データ、注文の追跡及び好み、及びその他の会計情報を生成できることが好ましい。このようなデータの追跡により、周囲のレストランからキオスクで入手できる食べ物などの利用可能なアイテムのリストを全体的な好みに基づいて変更したり、及び/又は指定されたゲートラウンジ112及び/又はキオスクの場所128で利用できる好みのアイテムの「テーマ」を販売に基づいて開発することに役立てたりすることにより、アイテムの選択肢を新しく保つとともに、よりユーザの興味をそそるものにすることができるようになる。迅速なサービスを可能にしてレシート又はお釣りを待つ必要性を省き、旅行者に一定のセキュリティレベルを提供するという点で、磁気読取カードリーダなどの自動支払いも好ましい。
【0069】
システム10と同じように、ゲートラウンジ112内のキオスク116は、顧客にユーザインターフェイスを提供するNEXTEP(登録商標)セルフサービスソフトウェアなどのセルフサービスソフトウェアを有するWindows(登録商標)XPオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを実行するコンピュータ134を有する必要がある。キオスク116のソフトウェアインターフェイスは、図6〜図17に示すような形をとるとともに、図6〜図17に示すような表示を有することができる。
【0070】
キオスク116で行われた完了した注文は、ネットワーク122を介して取引サーバ120へ送信される。取引サーバ120は、上述したシステム10内の取引(ファイル)サーバ20に関して説明したものと同じものであってもよい。取引サーバ120は、注文内の最も準備時間の長いアイテムに基づいて、注文の推定準備時間をネットワーク122を経由してキオスク116のインターフェイスを介してユーザへ送信する機能を有することが好ましい。また、推定注文準備時間が適切なものであるかどうかを判断する点でユーザにとって貴重なものとなり得るフライト情報、天気予報などをメディアサーバ126を介してユーザに配信することもできる。また、上述したように、ユーザが注文を行ってこれを評価している間に、キオスク及び/又はメディアサーバ126のソフトウェアをフライト情報と連動させて、配達時間を飛行機の到着又は出発時刻と連動させるようにすることができる。例えば、飛行機が出発間際の場合には、配達時間がかかる大量の注文の処理はユーザにとって承認できないものであるため、ユーザが注文の支払いを行う前に注文を拒否する可能性があるが、飛行機が遅れている場合には、同じ注文を承認する可能性がある。
【0071】
メディアサーバ126は、フライト情報などの有用となり得る広告及びその他の情報をゲートラウンジ内で記憶して転送できることが好ましい。システム10内のメディアサーバ24に関して上述したように、このような情報をキオスク116へ送信して、ユーザが絶え間なく及び/又はリアルタイムで確認できるようにすることができる。他に表示がされていなければ、キオスク116を、特定の飛行機の出発時刻又は1日の時間などの特定の情報をオンデマンドで即座に収集できるようにするための指定されたボタン選択を有するように構成することができる。
【0072】
図3及び図5を参照すると、特定のゲートラウンジ112に対して注文準備エリア124が指定されている(或いは、注文準備エリア124が、2以上の及び/又は一群のゲートラウンジにサービスを行うこともできる)。準備エリア124への注文の分配は、サーバ10及び準備エリア24に関して上述したように動作する。キオスク116は、その提供するアイテムの中に準備エリア124で入手できるアイテムを含めることができる。特定のキオスクの場所128内の特定のキオスク116で利用できるメニューアイテムは、キオスクソフトウェアを微調整することにより、及び/又は最も頻繁に要求されるアイテム、及び/又は注文スピードが最も早く便利なアイテム、及び/又は最も近くの(単複の)業者に置かれているアイテムを最初に及び最も際立たせて提供するようにソフトウェアの頻度の順序に好みで重み付けすることにより入れ替えることができる。後者の例では、様々な注文基準を使用して、及び顧客が、NEXTEP SYSTEMS(登録商標)ソフトウェアなどの当業で公知の注文ソフトウェアに基づいて、繰り返しの選択又は最新の注文をシステム取引サーバ内から呼び出し及び/又は認識できるようにして、画面上のアイテムの注文を静的なもの又は動的なものとすることができる。頻繁に旅行する旅行者の優先的な注文の好みをユーザカードに関連付けて、ユーザの頻繁に行われる注文の選択をキオスク116で呼び出して迅速に注文を行えるようにすることも本発明の範囲内にある。
【0073】
ゲートラウンジの内部及び外部の両方の(単複の)業者から注文が満たされるようにすることにより、サーバ120と通信するゲート待合室のキオスク116は、ゲート待合室内の旅行者/ユーザに、通常は旅行者がゲート待合室112から離れずに、及び離れてセキュリティを通過する必要なく容易に入手することができない食べ物又はその他のアイテムの配達にアクセスできるようにする。そうでなければ、同じゲートを定期的に使用して頻繁に旅行する旅行者には、食べ物、読み物、ギフト購入などから選択する制約された選択肢しか与えられないことになる。空港コンコースの長い「通路」設計においては、いくつかの利用可能な準備エリア124を利用できるようにして、特定のキオスク116及びキオスク場所128に配達するためのアイテムを提供するようにすることができる。例えば、図3に最も分かりやすく示すように、コンコースの設計によっては様々なレストラン150、バー148及び/又は店舗146にアクセスできるようになり、本明細書で説明したように、個々のこのような店舗、バー又はレストランは、独自のディスプレイ装置136を備えた独自の指定準備エリア124を有する。或いは、いくつかのレストラン150などが、共通の準備エリア124を共有することができる。
【0074】
異なるゲートラウンジ112内の個々のキオスク116に含まれるソフトウェアを変更して、特定の適当にプログラムされた時間内に注文を満たすように配置された、及び/又は特定の距離パラメータ内に配置された店舗146、バー148及び/又はレストラン150から入手できるアイテムを反映するようにすることができる。業者が、6カ月などの特定の期間後に変わった場合、近くのキオスクのソフトウェアを、その変更後に入手できるアイテムを反映するように修正することができる。従って、特定の待合室の近くの特定のゲートを使用しなければならないユーザは、常に同じアイテムを至急注文に使用することはできないが、その他のゲートラウンジの場所、コンコースの場所などから注文したものを依然として入手することができる。
【0075】
適当な(単複の)準備エリア124によって注文が完了した後、配達員Pなどの食べ物の運搬及び/又は配達システムにより、注文が行われたキオスク116の近く及び/又はこのキオスク116を含むエリア128内のゲートラウンジ112に位置するユーザUに注文を配達することができる。
【0076】
準備エリア124内のディスプレイ装置136がプリンタ140を含む場合、注文を表すUPCバーコードとともに注文を印刷することができる。その後、配達時間及び完了を追跡するために、配達員Pが注文を持って行くために準備エリア124からユーザのところへ出発した時、及び/又はユーザへの注文の配達から戻った時にバーコードリーダを使用してこのバーコードをスキャンすることができる。これにより、サーバ120からキオスク116に最新の注文状況をフィードバックして、Federal Express又はUPSなどの翌日配達便によって使用されるシステムがこのようなスキャナを使用して注文を追跡できるのと同じ方法で、ユーザが注文に関する状況の更新を追跡できるようになる。このようなシステムは当業でよく知られており、ゲートラウンジ112内のシステム10及び/又はキオスク116にオプションとして取り付け、及び統合させるように商業化も可能であり、従って本明細書ではこれ以上説明しない。しかしながら、このような注文追跡及び確認は、UPC装置及び紙の使用を必要とすることなく、電子注文追跡及び/又はクレジットカード識別により電子的に行われることが好ましい。
【0077】
準備エリア124から待合室112へは、コンコース内の中央通路を経由して、及び/又は厳密に配達のみのために(単複の)準備エリア124からゲートラウンジへ通じるように配置された廊下を介してアクセスすることができ、一般人がこの廊下を通行できないようにすることにより配達のための混雑が減少し、特別なユーザ識別及び保全許可を必要とするセキュリティチェックポイント後のエリア内における配達員の安全監視及び/又は保護が可能になる。
【0078】
1つの代替の実施形態では、本発明は、ユーザがキオスクを使用してアイテムを注文し、これを制約された場所に、及びより好ましくは注文を行ったキオスクの近くの又はこのキオスクを含む制約された場所内のエリアに配達できるようにするための方法を含む。図5のフロー図に示すように、この方法は、本明細書における少なくとも1つのキオスクを有する制約された場所を提供するステップを含む。制約された場所及びキオスクは、本明細書で説明したもののいずれかとすることができる。提供される場所は、少なくとも1つの座席も含む必要があり、また本明細書で説明したように少なくとも1つの電源コンセントも含むことが好ましい。
【0079】
この方法は、キオスクを使用してアイテムの選択肢からアイテムを選択するステップと、ネットワーク上のサーバを介して注文を注文準備エリアへ送信することにより注文を完了させるステップとをさらに含む。その後、この方法は、注文を準備するステップと、注文を制約された場所に、好ましくはキオスクに隣接する又はキオスクを含むエリア内の制約された場所内の注文を行ったユーザに配達するステップとを含む。アイテムの選択は、キオスクのソフトウェア及び様々な好ましいパラメータ(業者の近さ、ユーザの好み、入手可能なアイテムの変更)を使用して上述したように決定することができる。本明細書の別の箇所で上述したように、キオスクのタッチ画面などの表示画面を介し、ネットワークを介してサーバへ注文を送信することができる。図示のように、112又はその他の制約された場所12などのゲートラウンジに入ったユーザは、メニューアイテムを注文するために使用するタッチ画面などのインターフェイスを有する注文キオスク16、116を探し出すことができる。例えば図6及び図7に示すように、この注文は、注文及び一連の広範にわたるメニューカテゴリを起動するための導入画面を有することができる。ユーザが起動させる前には、キオスク116は、ウェルカム画面(図6)の後に、図7に示すようにユーザが選択するためのいくつかの様々なアイテムのカテゴリを表示する。さらに、キオスク116は、例えば場所が空港のゲートラウンジである場合には、フライト状況、間欠的な広告及び天気予報などのその他の関連する最新の場所情報をユーザに提供する流れるティッカー又は画面の部分(図示せず)を有することができる。従って、この方法は任意に、ネットワークを介してキオスクと通信するメディアサーバを介してユーザに追加情報を提供するステップをさらに含むことができる。
【0080】
図7に示すように、ユーザは、キオスクのタッチ画面32上の利用可能な選択肢の様々な概括的なカテゴリの1つを押すことにより、或いは別様に指示又は選択することにより、特定の注文ステップを開始する。1つの実施形態では、注文処理を開始することにより、擬人化したコンシェルジュなどのアバターが任意に作成され、このアバターがユーザにあいさつをし、選択に利用できる選択肢についての理解を含めて注文処理全体を通じてユーザを導く助けとなり、また様々なオプション、価格設定、利用できる注文時間、注文の確認、及び/又は注文に対する支払いに関してユーザに指示を行うようにすることができる。擬人化したコンシェルジュからの「あいさつ」後、ギフトショップアイテム、前菜、食前酒、飲み物などの選択肢のメニューがユーザに提示され、これらの選択肢は、レストラン、バー及び店舗などの利用可能な業者に基づいて、特定のゲートラウンジなどの特定の制約された場所内の特定のキオスクに合わせて設計され、上記業者は、1つの注文準備エリアと協働して機能することができ、各々が独自の準備エリアを有することができ、及び/又はこれらのいくつかは、共同出資した注文準備エリアを有することができることが好ましい。従って、キオスク16、116のタッチ画面32、132などのインターフェイスは、ユーザにとって使い易いとともに注文の精度を高めることを確実にするための音声及び視覚要素を有することが好ましいが、単純な視覚要素の使用も本発明の範囲内にあると理解されたい。
【0081】
ユーザは、図8に示すアイテムのようなアイテムを画面32、132にタッチすることによって選択することが好ましく、この場合は、図7の概括的メニューから「サンドイッチ」のカテゴリが選択されている。次に、図8から選択した特定のサンドイッチが、ネットワーク22、122を介して取引サーバ20、120へ送信される。アイテムに特別な指示、すなわちギフト用の包装、追加のトッピング又は食べ物の調理温度が必要な場合、ユーザが選択できるオプションを画面で識別することができる。さらに、アバターを使用している場合には、選択したアイテムに関する「追加情報」をアバターが提示し、例えば、擬人化したコンシェルジュ(又はその他のポップアップメッセージ又はボタンオプション)が、準備に長い時間がかかることをユーザに警告したりすることができる。同様に、図9に示すように、図7から「デザート」カテゴリを選択した場合、さらなるデザートのオプション(又は「必要なし」)を選択することができ、この情報もサーバに転送される。図10は、図7から「飲み物」カテゴリを選択した場合の飲み物の選択肢を示している。図10に示すように、特定の選択肢に対してそのカテゴリが広すぎる場合、図11に示すようなさらなるサブカテゴリメニューを使用することもできる。例えば、図10から「冷たい飲み物」を選択した場合、図11のように追加のオプション/選択肢のためのさらなる冷たい飲み物メニューが出現する。
【0082】
図12は、図7から「スモールプレート」などのカテゴリが選択され、(上下ボタンを使用して)利用できる様々な選択肢を画面自体において見ることができ、注文にドリンクを追加するオプションも提供する実施形態を示している。図12の例の場合、ドリンクオプションがアルコールである。選択されたアイテムにアルコールが含まれる場合、警告を行うことができる。例えば、画面を暗くし(図には斜行平行線で示しているが、見掛け上は背景を暗くしてメッセージを強調することができる)、強調表示したメッセージ/警告を表示して、法律で認められた飲酒年齢をユーザに通知し、注文の配達時に年齢証明が必要であることを示すようにすることができる。ユーザに表示するいずれの追加情報も、注文に含める前に確認を必要とすることができる。メニューから様々なアイテムを選択した後、追加のアイテムを追加するための、又は注文が完了したことを知らせるためのオプション(注文一覧)がユーザに与えられる。さらに、注文ステップ中のいかなる時点でも、ユーザは、画面上の「ボタン」などのオプションを選択して注文全体を確認し、あらゆる所望の変更を行ってから注文を終わらせることができる。
【0083】
注文が完了すると、ユーザは、(例えば、画面内で使用でき、ユーザが注文全体を閲覧できるようになる)「注文完了」の選択肢を示すボタンを選択して、完了した注文を取引サーバ20、120へ送信する。これらのアイテムはサーバにより受信されて確認され、サーバは次に、取引サーバ20、120により計算された推定準備時間をキオスクへ返信してユーザが検討できるようにする。その後、ユーザに支払い合計画面が提供され、これには、図14に示すようにチップを計算するためのオプションも与えられることが好ましい。アルコールの確認警告と同様に、合計計算画面を背後に薄暗く表示してチップのオプションをユーザに対して強調することによりこのようなオプションボックスを明るめに表示することができるが、この機能は任意である。ユーザがチップを選択した場合、システム、空港、場所などによって課される適用税又はその他の料金とともにチップが合計に加えられる。図15に示すように、合計が計算されると、ユーザは、(例えば、注文が間違っていたり、変更の必要があったり、或いはユーザが十分な時間がないと判断した場合)注文をキャンセルしてシステムを離れることを選択することもでき、この場合には「今すぐ終了」のプロンプトが起動される。同様に、(システムの構成によるが)支払いの前又は後に、注文を確認する時間画面を出現させ、配達までにかかる時間を警告してユーザに終了のオプションを与えることができ、及び/又はユーザが注文を決心して支払いを済ませている場合には、注文の到着予想時間を知らせることができる。このような任意の(注文番号付きの)時間及び注文確認画面を図16に示している。
【0084】
ユーザは、取引サーバ20、120から送信される完了した注文の推定準備時間及び総費用を受信する際に、メディアサーバ26、126からネットワークを介してキオスク16、116へ送信されるあらゆるリアルタイムの場所情報も受信できることが好ましい。例えば、ユーザは、サーバからユーザへ送信された注文配達時間をキオスク画面上で確認しながらフライト時間スケジュールを確認することもできる。すなわち、完了した注文が個々の注文されたアイテムの量、価格などとともに提示され、注文を承認して注文を終わらせる選択肢、(恐らくはフライト時間の変更又は費用などの)1又はそれ以上の要素に照らして注文を取り下げる選択肢、又は注文を変更する選択肢がユーザに与えられる。ユーザが注文を取り下げた場合、キオスク16、116はその初期画面の選択肢に戻る。ユーザが注文を変更した場合、注文が再び完了され、取引サーバへ送信されて、取引サーバが更新済みの推定注文時間を返送し、その後ユーザは、承認、取り下げ又は修正を決定する必要があり、完了した注文がユーザに承認されるまでこの処理が繰り返される。推定配達時間を確認したことに基づいてユーザが注文を承認した場合、ユーザは注文を終わらせるように促され、またユーザが配達のためのチップを合計に含ませたいと望むかどうかについても促されることが好ましい。これに関連して提供できる変形例及びユーザのための選択肢は多く存在し、上記は好ましい注文システム例を例示することを意図するものであり、限定的であることを意図するものではない。
【0085】
この方法では、完了した注文をサーバへ送信して推定配達時間を受け取った後に、ユーザは、取引サーバ20、120及びメディアサーバ26、126から受け取った利用可能な交通情報などの、準備時間及び全ての関連する場所情報を認識した上で注文を承認する。
【0086】
上述したように、この方法は、承認した注文の支払いを行うステップも含む。ユーザは、本明細書で説明したような電子方法を使用してキオスク16、116を介して注文に対する支払いを行うか、又は注文の支払いを配達時に行うことをキオスクを介して指示するという選択肢を有する。キオスクは、注文時に支払いを要求するように設定されることが好ましい。支払いの完了時に、ユーザは、独自の識別子情報を有するキオスク16、116を介して注文のための識別名を提出するように促される。このユーザ識別情報は、キオスクで利用できる英数字キーボード、画面上のタッチ画面による英数字ボタン、及び/又はマウス及び/又は音声起動ソフトウェアのいずれかを使用してキオスクに入力される。或いは、従来の技術に基づいて、キオスクの注文ソフトウェアを特定の注文に対応するランダムな連続数字を自動的に生成するように修正し、これらの数字が注文の完了時にタッチ画面上にユーザに対して表示されるようにし、及び/又はキオスクに取り付けられたプリンタで自動的に印刷できるようにすることができる。ユーザは、注文提出後のいかなる時点でも、注文を行ったキオスク16、116に例えば識別名及び/又は注文番号を提出することにより、(又は、場所及び取引サーバにもよるが、取引サーバと通信するネットワーク上のいずれかのキオスクを介して)注文の状況をモニタすることができる。
【0087】
識別名及び/又は番号を割り当てられた完了した注文は、キオスクと取引サーバとの間で通信するネットワークにより取引サーバ20、120へ送信され、その後この取引サーバが、注文情報及びキオスク識別子を、取引サーバでリストされキオスクで表示されるアイテムに関連する適当な(単複の)準備エリア24、124へネットワークを介して導く。(単複の)準備エリアは、このキオスク識別子と注文内で要求されたアイテムとを使用するキオスク16、116の場所に基づいて選択される。従って、キオスクのリスト上に載っているアイテムが最も近い準備エリアに存在しない場合、取引サーバは、注文されたアイテムを配達可能な次に近い準備エリアへ注文を転送する。
【0088】
注文は、取引サーバ20、120と通信する(単複の)ディスプレイ装置36、136を介して、(単複の)準備エリアで受信され注文準備者により確認される。注文準備者は、表示画面38、138を介して注文を見ることができ、又は(単複の)プリンタ40、140を介して注文をディスプレイ装置から印刷することができる。注文内の様々なアイテムを2以上の準備エリアから提供する必要がある場合、取引サーバは、これに応じて注文を適当な準備エリアへ転送する。この転送は様々な方法で行うことができ、例えば、全ての関連する準備エリア内の全てのディスプレイ装置に注文全体を表示して、個々の準備エリアが注文情報で要求される通りに(単複の)利用可能なアイテムのみを提供するようにしてもよいし、或いは、注文情報の一部のアイテムを提供するための場所が、全体的な注文準備システムの一部として関連する情報のみをディスプレイ上で受け取り、これが収集されてピックアップされるようにしてもよい。これらの異なる方法は、自動食品注文の技術における慣用的なものであると理解すべきであり、従って本明細書ではこれ以上説明しない。ディスプレイ装置36、136は、ペーパープリンタ40、140及び/又は電子画面38、138上の表示を含むことができる。
【0089】
この方法の次のステップでは、注文全体が準備及び/又は収集される。注文を準備及び/又は収集した後、この注文は、場所12、112内のユーザに、好ましくはキオスクの近くの又はキオスクを含むエリア28、128に配達される。配達員は、サーバを介してフード準備エリアに提供された注文情報で指示された準備エリアから様々なアイテムを集めることができ、及び/又は配達員が(又は直接ユーザが)ピックアップできるようにフード準備エリアから注文を事前に収集しておくことができる。ユーザは、注文番号及び/又はキオスク識別子及びユーザの名前を提示することによって食べ物を直接ピックアップすることができ、これにより注文を自分自身に配達することができる。配達員は、本明細書で説明した様々な配達方法を使用して注文を配達することができる。
【0090】
注文は、注文の送信元であるキオスク16、116の場所及び識別名及び/又は注文の完了及び承認時にユーザにより与えられた及び/又はユーザに与えられた注文のための注文番号又はその他の印に基づいてユーザに配達される。配達員は、ユーザへの個々の配達後に、ナプキン、不良品又は誤った注文の取り替え、追加の注文アイテムなどの追加サービスを要求するかどうかを尋ねることが好ましい。また、個々の配達後に、(単複の)配達員を利用して、その場所をきれいにする又は「整頓する」という機能を発揮することもできる。
【0091】
当業者であれば、本発明の広範な発明概念から逸脱することなく、上述した実施形態に変更を行い得ることを理解するであろう。従って、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の思想及び範囲内の修正も対象とすることが意図されていると理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ある場所のユーザがアイテムを注文して前記場所へ配達されるようにするためのシステムであって、
表示画面と、注文を処理できるソフトウェアを有するコンピュータとを有する、制約された場所内に位置する少なくとも1つのキオスクと、
前記制約された場所内に位置する少なくとも1つの座席と、
ネットワークと、
前記ネットワークを介して前記キオスクのコンピュータと通信する取引サーバと、
前記ネットワークを介して前記取引サーバと通信するディスプレイ装置を有する注文準備エリアと、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
個々のキオスクが識別子を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記キオスクのコンピュータソフトウェアが、ユーザが少なくとも1つのアイテムを選択して前記注文準備エリアにおいて注文の準備を完了できるようにする、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記システムがメディアサーバをさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記ネットワークが無線ネットワークである、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記ネットワークが有線である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記制約された場所が、空港のゲートラウンジ、バス発着所の待合室、駅の乗車待合室、病院の待合室、又は医療センターの待合室から成る群から選択される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記制約された場所が前記空港のゲートラウンジである、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記キオスクがコンセントを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記システムが、列の座席配置、テーブル周りの配置、ポッド形の配置、カウンターの座席配置、及び個別の座席のうちの少なくとも1つを有する複数の座席を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
複数のキオスク及び座席が存在し、前記キオスクの各々を前記座席の少なくとも2つが利用できる、
ことを特徴とする請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記取引サーバが、前記キオスクに推定注文時間を送信することができる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記注文準備エリアが、少なくとも1つの業者から入手したアイテムを提供する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つの業者を、レストラン、ギフトショップ、ニューススタンド及び/又はバーとすることができる、
ことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記キオスクが支払い装置をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記支払い装置が磁気読取装置である、
ことを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
ゲートラウンジであって、
表示画面と、注文を処理できるソフトウェアを有するコンピュータとを有する、前記ゲートラウンジ内に位置する少なくとも1つのキオスクと、
前記ゲートラウンジ内に位置する少なくとも1つの座席と、
を備え、
前記少なくとも1つのキオスクのコンピュータが、ネットワークを介して取引サーバにアイテム注文情報を送信することができ、前記取引サーバが、少なくとも1つの注文準備エリア内の少なくとも1つのディスプレイ装置とも通信して、前記少なくとも1つのキオスクから送信された注文を処理する、
ことを特徴とするゲートラウンジ。
【請求項18】
前記少なくとも1つのキオスクが、ネットワークを介してメディアサーバと通信し、ユーザにゲート待機情報を提供する、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項19】
前記キオスクが識別子をさらに有する、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項20】
前記キオスクが、支払い装置及びレシートプリンタをさらに備える、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項21】
前記キオスクが電気コンセントをさらに備える、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項22】
前記キオスクが、前記取引サーバに送信するための販売及び収益データ情報を生成できるソフトウェアをさらに含む、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項23】
前記キオスクが、メディアサーバからの情報及び取引サーバからの注文情報を表示できる表示画面を有する、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項24】
前記キオスクが、取引サーバから推定注文準備時間を受信することができる、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項25】
前記ゲートラウンジ内に少なくとも1つの業者をさらに含む、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項26】
前記少なくとも1つの業者が、レストラン、ギフトショップ、ニューススタンド、又はバーである、
ことを特徴とする請求項25に記載のゲートラウンジ。
【請求項27】
前記少なくとも1つのキオスクのコンピュータが、ネットワークを介して取引サーバにアイテム注文情報を送信することができ、前記取引サーバが、少なくとも1つの注文準備エリア内の少なくとも1つのディスプレイ装置とも通信して前記少なくとも1つのキオスクから送信された注文を処理するとともに、前記少なくとも1つのキオスクへ推定注文配達時間を送信した後でユーザにより注文が承認されるようにする、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項28】
前記少なくとも1つのフード準備エリアが、前記ゲートラウンジの内部又は外部に位置することができる、
ことを特徴とする請求項27に記載のゲートラウンジ。
【請求項29】
前記少なくとも1つのキオスクが、識別子を有して前記ゲートラウンジのエリア内に位置し、ユーザが、前記キオスクを介して注文が処理されて配達されるのを待つ、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項30】
前記ゲートラウンジが、列の座席配置、テーブル周りの配置、ポッド形の配置、カウンターの座席配置、及び個別の座席のうちの少なくとも1つを有する複数の座席を含む、
ことを特徴とする請求項17に記載のゲートラウンジ。
【請求項31】
複数のキオスク及び座席が存在し、前記キオスクの各々を前記座席の少なくとも2つが利用できる、
ことを特徴とする請求項30に記載のゲートラウンジ。
【請求項32】
ユーザが制約された場所内でアイテムを注文して前記制約された場所へ配達されるようにする方法であって、
(a)少なくとも1つの座席と、表示画面と注文を処理できるソフトウェアを含むコンピュータとを有する、前記ユーザにアイテムの選択肢を表示できる少なくとも1つのキオスクとを備えた制約された場所を提供するステップと、
(b)前記アイテムの選択肢からアイテムを選択して注文を完了させるステップと、
(c)前記注文を前記キオスクからネットワークを介して取引サーバへ送信するステップと、
(d)前記取引サーバから前記ネットワークを介して前記キオスクの前記ユーザへ注文情報を返送して、前記ユーザにより前記注文が承認されるようにするステップと、
(e)前記承認された注文を前記ネットワークを介して前記取引サーバに提出するステップと、
(f)前記承認された注文を前記取引サーバから前記ネットワークを介して注文準備エリアへ送信するステップと、
(g)前記注文を完了させるステップと、
(h)前記注文に対する支払いを行うステップと、
(h)前記注文を前記制約された場所へ配達するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項33】
ステップ(d)において前記ユーザへ返送された注文情報が、推定注文配達時間、注文アイテム情報、及び注文アイテム費用情報を含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記注文を承認する際に、全体的な注文の費用にチップを含めるためのオプションを前記ユーザに提供するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項35】
ステップ(h)が、前記注文に対する支払いを前記キオスクの支払い装置を介して行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項36】
ステップ(c)が、キオスク識別子及び/又は注文識別子及び/又はユーザ識別子をアイテム注文情報とともに前記キオスクから前記ネットワークを介して前記取引サーバに提出するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項37】
ステップ(f)が、前記注文情報を2以上の注文準備エリアへ送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項38】
ステップ(f)が、前記送信された注文情報を前記注文準備エリア内でディスプレイ装置を介して受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項39】
ユーザによる確認のためにメディアサーバから前記キオスクに場所情報を提供するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項40】
前記キオスク内のコンピュータと無線又は遠隔アクセスソースを介して通信して前記コンピュータとインターフェイス接続するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項41】
前記無線又は遠隔アクセスソースが、個々のユーザコンピュータ、PDA又は無線電話である、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項42】
前記ネットワークが無線である、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項43】
前記注文が承認された後に、前記キオスクを介して前記注文の状況をモニタするステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2011−524561(P2011−524561A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509514(P2011−509514)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【国際出願番号】PCT/US2009/039517
【国際公開番号】WO2009/139987
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(510300717)オーティージー マネージメント インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】