説明

剤形及び関連する治療法

本願発明は、ひとつには、新規用量、投与製剤、及びそのような用量及び用量製剤の投与経路に向けられ、上記用量及び製剤は、銅が役割を果たす適応症に含まれる病気、疾患及び症状の治療に有用である1以上銅キレート化剤、例えばトリエンチンの相似体、トリエンチンの塩、トリエンチンのプロドラッグ及びトリエンチンの誘導体を含む1以上のトリエンチン活性物質を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウイルソン病ではない患者の組織損傷の予防又は改善のための治療方法であって、約5mg〜約1100mgの範囲にわたる量の治療的に有効な量の銅キレート化剤を上記患者に非経口投与するステップを含む前記方法。
【請求項2】
前記銅キレート化剤が、糖尿病性心筋症、糖尿病性急性冠状症候群、糖尿病性高血圧性心筋症、耐糖能障害を伴う急性冠状症候群、空腹時血糖異常を伴う急性冠状症候群、耐糖能障害を伴う高血圧性心筋症、空腹時血糖異常を伴う高血圧性心筋症、耐糖能障害を伴う虚血性心筋症、及び空腹時血糖異常を伴う虚血性心筋症から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記銅キレート化剤が、心筋梗塞、冠状動脈性心臓病を伴う虚血性心筋症、心筋症、心筋炎、特発性心筋症、代謝性心筋症、アルコール性心筋症、薬物によって誘発された心筋症、虚血性心筋症、高血圧性心筋症、グルコース代謝のあらゆる異常を伴わない急性冠状症候群、グルコース代謝のあらゆる異常を伴わない高血圧性心筋症、及びグルコース代謝のあらゆる異常を伴わない虚血性心筋症から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療のために患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記銅キレート化剤が、大動脈、頚動脈、及び脳血管、冠状動脈、腎動脈、網膜動脈、腸骨動脈、大腿動脈、膝窩動脈、神経脈管、細動脈樹及び毛細血管床を含む動脈の病態、そして大動脈、冠状動脈、頚動脈、脳血管動脈、腎動脈、腸骨動脈、大腿動脈、及び膝窩動脈を含む主要な血管のアテローム性疾患を含む血管樹の1以上の疾患から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療ために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記銅キレート化剤が、心臓の構造損傷から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記心臓の構造損傷が、萎縮、筋細胞の損失、細胞外空間の拡大、及び細胞外マトリックスの蓄積増加から成る群から選ばれる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記銅キレート化剤が、冠状動脈の構造損傷から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記冠状動脈の構造損傷が、中膜層損傷及び血管内膜層損傷から成る群から選ばれる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記銅キレート化剤が、1以上の主要な血管のアテローム性病変のプラーク破裂を含む、病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記主要な血管が、大動脈、冠状動脈、頚動脈、脳血管動脈、腎動脈、腸骨動脈、大腿動脈、及び膝窩動脈から成る群から選ばれる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記銅キレート化剤が、心臓収縮機能不全、心臓拡張機能不全、異常な収縮力、異常な反動特性、及び異常な駆出分画から成る群から選ばれる病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記銅キレート化剤が、微小血管疾患を含む病気、症状、又は疾患の治療のために前記患者に非経口投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記微小血管疾患が、網膜細動脈、糸球体細動脈、神経脈管、心臓細動脈、並びに眼、腎臓、心臓、中枢神経系及び末梢神経系の連合毛細血管床から成る群から選ばれる血管の1以上の障害を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記銅キレート化剤が、単回用量で又は分割された用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記5mg〜約1100mgの銅キレート化剤が、1日あたり単回用量又は分割された用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記銅キレート化剤がトリエンチンである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記銅キレート化剤がトリエンチンの塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記銅キレート化剤がトリエンチンの誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記銅キレート化剤がトリエンチンの相似体である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記銅キレート化剤がトリエンチンのプロドラッグである、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記投与が、経皮的デリバリー、局所適用、坐剤デリバリー、経粘膜デリバリー、吸入、吹送、頬側デリバリー、舌下デリバリー、及び点眼デリバリーから成る群から選ばれる経路によってである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記投与が注射によってである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記注射が、皮下注射、真皮下注射、筋注、デポー投与、及び静脈内注射によってである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記静脈内注射が、ボーラス注射であるか、又は静脈内持続点滴注射によってである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記投与が注入デバイスによってである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記注入デバイスが、受動的又は能動的移植可能な注入デバイスである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
治療的に有効な量の銅キレート化剤、及び医薬物として許容されるデリバリー担体を含むデリバリー投与単位又は投与製剤であって、それをヒトに投与することによって10%w/w超の上記銅キレート化剤をヒト患者にデリバリーできる前記デリバリー投与単位。
【請求項28】
前記投与単位が経口であり、かつ、前記10%w/w超のデリバリーが、腸から体循環に移行する、経口的に摂取される量である、請求項27に記載の単位。
【請求項29】
前記銅キレート化剤がトリエンチン活性物質である、請求項28に記載の投与単位。
【請求項30】
前記銅キレート化剤がトリエンチンである、請求項29に記載の投与単位。
【請求項31】
請求項1〜30のいずれか1項に記載の銅キレート化剤が、医薬物として許容されるトリエンチンの塩である、請求項29に記載の投与単位。
【請求項32】
前記銅キレート化剤がトリエンチンのプロドラッグである、請求項29に記載の投与単位。
【請求項33】
前記銅キレート化剤がトリエンチンの相似体である、請求項29に記載の投与単位。
【請求項34】
前記デリバリー担体が、ヒト患者の腸から体循環への移行を促進するための少なくとも1種類のデリバリー作用物質に関連するか又は含む、請求項28〜33のいずれか1項に記載の投与単位。
【請求項35】
前記少なくとも1種類のデリバリー作用物質が、1種類以上の合成、及び/又は天然ポリマーである、請求項34に記載の単位。
【請求項36】
前記少なくとも1種類のデリバリー作用物質が、1種類以上の生体接着性ポリマーである、請求項35に記載の単位。
【請求項37】
前記少なくとも1種類のデリバリー作用物質が、1種類以上の受動拡散作用物質である、請求項35に記載の単位。
【請求項38】
前記少なくとも1種類のデリバリー作用物質が、1種類以上の能動輸送作用物質である、請求項35に記載の単位。
【請求項39】
前記少なくとも1種類のデリバリー作用物質が、1種類以上の促進能動輸送作用物質である、請求項35に記載の単位。
【請求項40】
前記銅キレート化剤が前記デリバリー担体と混合される、請求項28〜39のいずれか1項に記載の単位。
【請求項41】
腸溶性コートされるか、腸溶性のものに埋め込まれるか、及び/又は腸溶性のものに含有される、請求項28〜40のいずれか1項に記載の単位。
【請求項42】
緩慢放出形態である、請求項28〜41のいずれか1項に記載の単位。
【請求項43】
腸溶性コートされた緩慢放出コアを有する、請求項42に記載の単位。
【請求項44】
マイクロカプセル化を伴う、請求項42又は43に記載の単位。
【請求項45】
12時間未満で前記治療的に許容されるキレート化剤の50%超が前記単位から胃腸管内に溶出される、請求項28〜44のいずれか1項に記載の単位。
【請求項46】
段階的放出のための準備を有する復効剤形である、請求項28〜45のいずれか1項に記載の単位。
【請求項47】
前記投与単位中の銅キレート化剤の量が300mg未満である、請求項28〜46のいずれか1項に記載の単位。
【請求項48】
前記投与単位中の銅キレート化剤の量が250mg未満である、請求項47に記載の単位。
【請求項49】
前記投与単位中の銅キレート化剤の量が240mg未満である、請求項48に記載の単位。
【請求項50】
前記投与単位中の銅キレート化剤の量が120〜140mgである、請求項49に記載の単位。
【請求項51】
前記銅キレート化剤の15%w/w超が腸からデリバリーされうる、請求項28〜50のいずれか1項に記載の単位。
【請求項52】
前記銅キレート化剤の20%w/w超がデリバリー可能である、請求項51に記載の単位。
【請求項53】
前記銅キレート化剤の25%w/w超がデリバリー可能である、請求項52に記載の単位。
【請求項54】
前記銅キレート化剤の30%w/w超がデリバリー可能である、請求項53に記載の単位。
【請求項55】
非経口である、請求項27に記載の単位又は製剤。
【請求項56】
前記治療的に許容される銅キレート化剤がトリエンチン活性物質である、請求項55に記載の投与単位又は製剤。
【請求項57】
前記治療的に許容される銅キレート化剤がトリエンチンである、請求項56に記載の投与単位又は製剤。
【請求項58】
前記治療的に許容される銅キレート化剤がトリエンチンの塩である、請求項56に記載の投与単位又は製剤。
【請求項59】
前記治療的に許容される銅キレート化剤がトリエンチンのプロドラッグである、請求項56に記載の投与単位又は製剤。
【請求項60】
前記治療的に許容される銅キレート化剤がトリエンチンの相似体である、請求項56に記載の投与単位又は製剤。
【請求項61】
前記投与単位が経皮的である、請求項55〜60のいずれか1項に記載の単位。
【請求項62】
粘着しうる経皮パッチ、パッド、ラップ、又は包帯の形態、あるいは患者の皮膚に使われる他の形態である、請求項61に記載の投与単位。
【請求項63】
局所投与製剤である、請求項55〜60のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項64】
前記銅キレート化剤の少なくとも20%の量を体循環中にデリバリーすることができる、請求項61、62又は63のいずれか1項に記載の投与単位又は製剤。
【請求項65】
前記投与単位が舌下用である、請求項55に記載の単位。
【請求項66】
前記銅キレート化剤の少なくとも20%の量を体循環中にデリバリーすることができる、請求項65に記載の投与単位。
【請求項67】
前記投与単位が坐剤である、請求項27に記載の単位。
【請求項68】
前記銅キレート化剤の少なくとも20%の量を体循環中にデリバリーすることができる、請求項67に記載の投与単位。
【請求項69】
注射可能である、請求項55に記載の投与製剤。
【請求項70】
少なくとも50%w/wの前記銅キレート化剤を体循環中デリバリーすることができる、請求項69に記載の製剤。
【請求項71】
静脈内製剤である、請求項69又は70に記載の製剤。
【請求項72】
皮下製剤である、請求項69又は70に記載の製剤。
【請求項73】
筋肉内製剤である、請求項69又は70に記載の製剤。
【請求項74】
移植可能なデポー剤又は注射可能なデポー剤である、請求項51に記載の投与単位又は製剤。
【請求項75】
存在する前記銅キレート化剤の少なくとも20%w/wを体循環中にデリバリーすることができる、請求項74に記載の単位又は製剤。
【請求項76】
吸入デバイスからデリバリーすることができる、請求項28に記載の単位又は製剤。
【請求項77】
存在する前記銅キレート化剤の少なくとも20%w/wを体循環中にデリバリーすることができる、請求項76に記載の単位又は製剤。
【請求項78】
眼を介してデリバリーすることができる製剤である、請求項51に記載の製剤。
【請求項79】
請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法における使用のための請求項27〜78のいずれか1項に記載の投与単位又は投与製剤。
【請求項80】
ラベル、及び請求項1〜26のいずれか1項に記載の病気、症状、又は疾患の治療におけるその使用のための使用説明書と一緒に包装される、請求項27〜79のいずれか1項に記載の投与単位又は投与製剤。
【請求項81】
1日1回の投与が指示される、請求項80に記載の投与単位又は投与製剤。
【請求項82】
請求項27〜81のいずれか1項に記載の投与単位又は投与製剤の製造における銅キレート化剤及び他の材料の使用。
【請求項83】
請求項1〜26のいずれか1項に記載の治療方法で用いるための請求項82に記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公表番号】特表2006−503014(P2006−503014A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−530685(P2004−530685)
【出願日】平成15年8月20日(2003.8.20)
【国際出願番号】PCT/NZ2003/000184
【国際公開番号】WO2004/017956
【国際公開日】平成16年3月4日(2004.3.4)
【出願人】(501487003)プロテミックス コーポレイション リミティド (5)
【Fターム(参考)】