説明

包装商品の画像表示ラベル、包装体、包装商品の表示画像形成システム及び農産物の選別包装装置

【課題】ダンボール箱に収納されて出荷された農産物が消費者に渡る前段階での品質状況を包装体の蓋を開封することなく推測できる包装体を提供する。
【解決手段】農産物を段ボール箱6に箱詰後、予め管理装置10に記憶しているこの段ボール箱内の農産物の書誌的事項をラベルプリンタ15に送信可能とし、またこの段ボール箱6内の農産物をカメラ11で撮影した撮影画像を管理装置10送信して当該段ボール箱で管理されている書誌的事項と共にラベルプリンタ15で画像表示ラベル14に印刷し、ラベル貼機13でこの段ボール箱6に印刷された画像表示ラベルを貼り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダンボール箱等の包装体内に収納される草花等の花卉、桃,梨,りんご,メロン,トマト等の青果物等の農産物の画像をダンボール箱等の包装体の外表面に表示するための包装商品の画像表示ラベル、包装商品の画像がダンボール箱等の包装体の外表面に表示された包装体、該画像をダンボール箱等の包装体の外表面に表示させる包装商品の表示画像形成システム及び農産物の選別包装装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、農産物の集・出荷場或いは農産物の選別包装施設において、所定の仕分け区分で機械選別あるいは手作業選別で分類分けされた農産物入りダンボール箱には、外表面の所定位置に、収納される農産物の名称,品種,等級,階級,数量(個数)又は重量,選果場名等が印字手段により直接印字され或いはラベルに印字されて貼り付けられことによって表示され、市場や消費地に向けて出荷されている。
【0003】
そして、例えば市場においてダンボール箱毎農産物を仕入れる小売業者等は、商品を買い付ける際に、競りなどで一部が開いたダンボール箱内の農産物を見て、未だ開いていないダンボール箱内の農産物の品質を予測している。
【0004】
また、農産物の一つである生花等の花卉の販売方法として、送り主から生花を商品受取人に送付する注文を生花の販売人が受けると、該生花の販売人が送付する生花の写真を撮影し、撮影画像を返信用葉書に印刷する。そして、生花の画像が印刷されている前記返信用葉書を商品である生花と共に商品受取人に送り、商品受取人は受け取った返信用葉書を送り主に送付することで、実際に商品を見ることなく生花を注文した送り主はどのような商品を商品受取人に送ったかを確認することができるようになっている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−319068号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したダンボール入り農産物を市場等で買い付ける際、特に農産物が花の場合、花の開き具合や形状、或いは着色の程度などが店頭に並べたときに重要であり、特に知りたいところでもある。
【0006】
しかしながら、現状ではダンボール箱の蓋を開けなければこのような花の状態を知ることができない。
【0007】
そのため、花などの農産物をダンボール箱に箱詰し、封函した後に、例えば市場等において、ダンボール箱内の農産物の状態を知ろうとする場合には、一々ダンボール箱を開けて花を確認しなければならないので、手間がかかるという問題がある。
【0008】
また、花などの農産物入りのダンボールの外表面にはラベルなどによって、農産物の名称,品種,等級,階級,数量(個数)又は重量,選果場名等の項目(以下規格関連項目と称す)が表示されているが、花卉のように品種が多い場合には、これら規格関連項目の表示からダンボール箱の中身を正確に把握することが容易ではないため、買い付けは熟練者に頼っているのが現状である。
【0009】
さらに、買い付けた多数のダンボール箱を保管する場合、ダンボールの外表面に表示されている上述の規格関連項目の表示情報は単に収納されている農産物固有の規格に係る情報であって、箱内に収納されている農産物の外観から判別される現在の品質状態、例えば花の場合には開花状態等を直接示すものはないことから、どのダンボール箱を開けて先に店頭へ出し、どのダンボール箱を後回しにするかといった商品の保管順序の判別ができない。このため、一々ダンボール箱の蓋を開けて収納されている農産物の品質状況を見極める作業が必要であった。例えば、トマトを例にすると青みが残っている物よりも、熟れて赤くなっている物の方が商品の購買意欲が増すので、これらを先に店頭に並べられる。このため、商品を買い付ける際に、店頭に並べるスケジュールを考え合わせると、どうしてもダンボール箱の蓋を開けて農産物の品質状況を確認せざるを得なかった。
【0010】
一方、上述の特許文献1に記載の発明にあっては、生花の流通過程において、生花の販売人が送り主に送る生花の写真を撮影し、これを返信用葉書に印刷して生花と共に該送り主に送るため、生花の写真は販売人にとってはダンボール箱内に収納されている商品の品質を見極めるために用いられることはなく、どのダンボール箱に収納されている生花が送るのに丁度良い状態にあるかの判断はやはりダンボール箱を開けないとできない。
【0011】
本願発明の目的は、このような従来の問題に鑑みなされたもので、農産物の集・集出荷場或いは農産物の選別包装施設からダンボール箱等の包装体に収納されて出荷された農産物が消費者に渡る前段階でどのような品質状況にあるのかを該包装体を開封することなく推測できる包装商品の画像表示ラベル、包装商品の画像がダンボール箱等の包装体の外表面に表示された包装体、該画像をダンボール箱等の包装体の外表面に表示させる包装商品の表示画像形成システム及び農産物の選別包装装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1の発明は、包装体内に収納された状態の農産物を撮影して得られた画像が少なくとも形成され、当該包装体に付与されることを特徴とする包装商品の画像表示ラベルにある。
【0013】
第1の発明では、カタログ的に一般的な農産物の画像を表示するのではなく、段ボール箱などの包装体に収納された花卉や野菜、果物などの農産物をカメラ等で撮影し、得られた農産物の画像を画像表示ラベルに表示しているので、この画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に例えば貼り付けたり、下げたりというように簡単な取り扱いで、包装体の蓋を開けることなく収納されている実際の農産物を容易に認識することができる。
【0014】
第2の発明は、農産物が収納された包装体であって、該包装体内に収納された状態の農産物を撮影して得られた画像が少なくとも形成された画像表示ラベルを該包装体の外側に付与したことを特徴とする包装体にある。
【0015】
第2の発明では、段ボール箱等の包装体の外側には、収納されている農産物の画像を形成した画像表示ラベルが貼り付けられるなどして付与されているので、撮影時(出荷時)における農産物である例えば花の状態(色、つぼみの大きさ、開花状態)から現在の花の状態を容易に予測することができる。このため、花などの農産物を仕入れる際に、小売業者においては商品の販売スケジュールを立てることができる。
【0016】
また、販売スケジュールに合わせて商品の買い付けができ、特売日にちょうど色づくように予測し、あるいはイベントに合わせて花の買い付けを行うことができる。
【0017】
第3の発明は、包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報と、前記書誌的情報取得手段で取得した該農産物の画像情報に対応した農産物の書誌的情報とを同じ画像表示ラベルに形成する画像形成手段と、前記画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けるラベル貼り付け手段と、を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システムにある。
【0018】
第3の発明では、段ボール箱などの包装体内に対して花卉等の農産物の箱詰が終了した後に、農産物の品名、品種名、等級、階級、箱詰個数、生産者名等の書誌的事項と箱詰されている農産物の画像とを1枚の画像表示ラベルに形成し、これを撮影した画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けることができるので、箱詰後にこの一連の画像形成動作をシステム的に行うことができる。
【0019】
第4の発明は、包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報を画像表示ラベルに表示する農産物の画像形成手段と、前記画像形成手段で形成された農産物の画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けるラベル貼り付け手段と、前記書誌的情報取得手段で取得した農産物の書誌的情報を該当する農産物が収納されている包装体に付与する情報付与手段と、を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システムにある。
【0020】
第4の発明では、第3の発明とは異なり、1枚の画像表示ラベルには農産物の画像のみを形成し、書誌的事項についてはラベルを介してあるいは直接に包装体に表示しているので、第3の発明のように1枚のラベルを用いる場合と比べて文字や記号などの表示スペースが不要となり、高価な上質の画像表示ラベルを用いて高画質の農産物の画像を提供しても低コストの用紙を使用することができる。
【0021】
第5の発明は、包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報と、前記書誌的情報取得手段で取得した該農産物の画像情報に対応した農産物の書誌的情報とを当該農産物の収納された包装体に形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システムにある。
【0022】
第5の発明では、第3、第4の発明とは異なり、画像表示ラベルを使用せず、農産物の画像及び農産物の書誌的事項を直接段ボール箱などの包装体の外表面に形成するため、画像ラベルやラベル貼機などが不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0023】
第6の発明は、上記したいずれかの包装商品の表示画像形成システムにおいて、前記包装体内に収納する農産物は同一の区分に属することを特徴とする。
【0024】
第6の発明では、例えば等級・階級が同一に仕分けされている農産物を箱詰して出荷する商品、例えばトマト、桃等において、段ボール箱等を開けることなく同一区分の農産物の色づき、熟れ具合などを容易に予測して買い付けることができる。
【0025】
第7の発明は、供給される農産物を選別仕分け装置により所定の仕分け区分で選別し、仕分けされた農産物を包装体に箱詰包装する農産物の選別包装装置において、上記いずれかの表示画像形成システムを有し、前記農産物の箱詰終了後、包装体内の農産物を前記撮影手段により撮影することを特徴とする農産物の選別包装装置にある。
【0026】
第7の発明によれば、表示画像形成システム用の作業者を必要とすることなく箱詰後の農産物を撮影し、農産物の撮影画像及び書誌的事項を段ボール箱などの包装体に表示させることができる。
【発明の効果】
【0027】
請求項1に係る発明によれば、カタログ的に一般的な農産物の画像を表示するのではなく、段ボール箱などの包装体に収納された花卉や野菜、果物などの農産物をカメラ等で撮影し、得られた農産物の画像を画像表示ラベルに表示しているので、この画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に例えば貼り付けたり、さげたりというように簡単な取り扱いで、包装体の蓋を開けることなく収納されている実際の農産物を容易に認識することができる。
【0028】
請求項2に係る発明によれば、段ボール箱等の包装体の外側には、収納されている農産物の画像を形成した画像表示ラベルが貼り付けられるなどして付与されているので、撮影時(出荷時)における農産物である例えば花の状態(色、つぼみの大きさ、開花状態)から現在の花の状態を容易に予測することができる。このため、花などの農産物を仕入れる際に、小売業者においては商品の販売スケジュールを立てることができる。
【0029】
また、販売スケジュールに合わせて商品の買い付けができ、特売日にちょうど色づくように予測し、あるいはイベントに合わせて花の買い付けを行うことができる。
【0030】
請求項3に係る発明によれば、段ボール箱などの包装体内に対して花卉等の農産物の箱詰が終了した後に、農産物の品名、品種名、等級、階級、箱詰個数、生産者名等の書誌的事項と箱詰されている農産物の画像とを1枚の画像表示ラベルに形成し、これを撮影した画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けることができるので、箱詰後にこの一連の画像形成動作をシステム的に行うことができる。
【0031】
請求項4に係る発明によれば、請求項3に係る発明とは異なり、1枚の画像表示ラベルには農産物の画像のみを形成し、書誌的事項についてはラベルを介してあるいは直接に包装体に表示しているので、請求項3に係る発明のように1枚のラベルを用いる場合と比べて文字や記号などの表示スペースが不要となり、高価な上質の画像表示ラベルを用いて高画質の農産物の画像を提供しても低コストの用紙を使用することができる。
【0032】
請求項5に係る発明によれば、請求項3、4に係る発明とは異なり、画像表示ラベルを使用せず、農産物の画像及び農産物の書誌的事項を直接段ボール箱などの包装体の外表面に形成するため、画像ラベルやラベル貼機などが不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0033】
請求項6に係る発明によれば、例えば等・階級階級が同一に仕分けされている農産物を箱詰して出荷する商品、例えばトマト、桃等において、段ボール箱等を開けることなく同一区分の農産物の色づき、熟れ具合などを容易に予測して買い付けることができる。
【0034】
請求項7に係る発明によれば、表示画像形成システム用の作業者を必要とすることなく箱詰後の農産物を撮影し、農産物の撮影画像及び書誌的事項を段ボール箱などの包装体に表示させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
(第1の実施の形態)
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0036】
図1(a)は、農産物の選別包装施設の概略構成を示す図、(b)は包装商品の画像表示ラベルの一例を示す図、図2(a)は包装商品の表示画像形成システムの概略を示す図、(b)は図2(a)の表示画像形成システムにより形成された包装商品の画像表示ラベルの表示形態を示す図、図3は表示画像形成システムの動作を示すフローチャートである。
【0037】
図1(a)において、Aは供給された農産物を選別し、選別結果によって等級及び階級等に仕分けられた農産物を仕分け区分毎に箱詰する選別包装装置であり、平面的に示している。選別包装装置Aでは箱詰後にダンボール箱の蓋は閉じておらず、開放状態が維持されている。Bは選別包装装置Aから搬送されるダンボール箱内の農産物を撮影し、この撮影画像をラベルに印刷し、農産物の画像が印刷されたラベルを該印刷された農産物を収納している段ボール箱の外表面に貼り付ける画像形成装置であり、縦断面で示している。
【0038】
図に示す選別包装装置Aは概略構成を示したもので、農産物の供給される選別コンベア1上に計測装置(計量装置、カメラ等)2aを設け、コンベア1上を搬送される農産物に対して所定の項目を計測し、計測データに基づいて仕分け演算装置2bにより計測した農産物の等級・階級等を個々に判定する。そして、判定結果は個々の農産物毎に選別包装施設の全体を制御する制御装置である管理装置10に送信されて記憶される。また、仕分け演算装置2bは、後述する箱詰のための仕分け信号を不図示の排出装置に出力する。
【0039】
選別コンベア1を搬送される計測済みの農産物は、仕分けコンベア3に移送される。仕分けコンベア3の搬送路に沿って複数の排出装置(不図示)が配置され、これらの排出装置に前記仕分け信号が出力されると、仕分けコンベア3上を搬送される農産物が当該排出装置により箱詰のための引出コンベア4a、4b、4c・・・・に向けて排出され、例えば引出コンベア4aには階級が3Lで等級が秀、引出コンベア4bには階級が3Lで等級が優、引出コンベア4cには階級が3Lで等級が良の農産物、例えばトマトが前記排出装置により仕分けコンベア3から排出されるものとする。
【0040】
階級、等級別に夫々引出コンベア4(4a、4b、4c・・・)に排出されている農産物は、各引出コンベア4から夫々の箱詰装置5(5a、5b、5c・・・)に移送されて包装体、例えば段ボール箱6に箱詰される。また、各箱詰装置5に対応する位置で、各箱詰装置5毎に予め設定された固有番号を文字又はバーコード等の記号で表示する箱詰装置番号ラベル7(7a、7b、7c・・・)を段ボール箱7の側面の所定位置に手作業又は機械により貼り付けている。また、選別コンベア1に農産物を供給する際、選別コンベア1の農産物供給部の近傍に配置したデータ入力装置である操作卓(不図示)を操作して各箱詰装置5について、当該箱詰装置で箱詰する等階級の区分を管理装置10に入力すると共に、生産者の情報、農産物の名称、農産物の品種等の情報も管理装置10に入力する。なお、収納する農産物の個数についてもこの操作卓から入力することができる。
【0041】
箱詰装置番号ラベル7が貼り付けられた各箱詰装置5から排出された段ボール箱6は、蓋を開放したままで搬送コンベア8へ送出される。
【0042】
以上が選別包装装置Aの概略構成で、搬送コンベア8上を蓋を開放したままで搬送される段ボール箱6は、画像形成装置Bの撮影エリアに向けて搬送される。
【0043】
画像形成装置Bは、段ボール箱6に収容された農産物を撮影するカメラ11を搬送コンベア8の搬送路の上方に配置している。また、カメラ11の設置位置よりも搬送コンベア8の搬送方向上流側には、段ボール箱6の外表面に貼り付けた箱詰装置番号ラベル7のバーコード表示された箱詰装置番号を読み取るバーコードリーダー12が配置されている。このバーコードリーダー12は読み取った段ボール箱6の箱詰装置番号を管理装置10に送信し、メモリに記憶する。
【0044】
管理装置10は、送信された箱詰装置の番号に基づいて、この番号と対応して記憶している農産物の等階級等の情報を読み出すことができる。バーコードリーダー12で上述した情報が読み取られた段ボール箱6は、まだ蓋を開放した状態でカメラ11の設置位置まで搬送され、カメラ11により段ボール箱6内に箱詰されている農産物が撮影される。カメラ11による農産物の撮影は、例えば箱詰される農産物を全体的に撮影し、撮影した画像情報を管理装置10に送信する。管理装置10において、送信された農産物の全体画像情報を第1画像情報とすると共に、この第1画像情報の特定部分を拡大する画像処理を行う。この特定部分の拡大画像処理は、1箇所又は複数箇所について行われ、それぞれ第2画像情報、第3画像情報として記憶されるが、第2画像情報以下の特定部分の画像処理を行うか否かは収納される農産物の種類等によって適宜決定される。例えば上述のようにトマトを収納している場合には、段ボール箱に収納されているトマト全体の画像情報である第1画像情報と、例えば1個あるいは複数個のトマトを拡大した第2画像情報とがメモリに記憶される。
【0045】
また、画像形成装置Bは、カメラ11の設置位置よりも搬送コンベア8の搬送方向下流側にラベル貼機13が配置され、搬送コンベア8上を搬送する撮影済みの段ボール箱6の外表面の所定位置に画像ラベル14を貼り付けるようになっている。ラベル貼機13は画像ラベル14に画像を形成するラベルプリンタ15と一体的に取り付けられており、ラベルプリンタ15には管理装置10からメモリに記憶された第1画像情報及び第2画像情報等のイメージ情報信号と、収納されている農産物の名称と、その品種名、等級、階級、撮影年月日(出荷日)、生産者の氏名、個数等の書誌的事項信号、及び必要に応じて各段ボール箱6毎の固有識別情報をバーコードで示すためのバーコード信号とが出力される。
【0046】
ラベルプリンタ15はこれらの信号に基づいて、図1(b)に示すように、画像ラベル14の所定の位置にイメージ情報14aを印刷すると共に、名称、品種名等の書誌的事項14bを所定の位置に印刷する。
【0047】
管理装置10では、カメラ11で撮影された段ボール箱6がカメラ11の設置位置からラベル貼機13の設置位置に向けて搬送されるのに同期して、この段ボール箱6の農産物を撮影して得られた第1画像等のイメージ情報14a及び前記操作卓及びバーコードリーダー12からの入力情報として得られた農産物の名称、品種、等級、階級、出荷年月日、個数等の書誌的事項12bをラベルプリンタ15で画像ラベル14に印刷し、当該段ボール箱6がラベル貼機13の設置位置に到達すると、当該段ボール箱6内に収納した農産物を示す画像ラベル14がラベル貼機13により当該段ボール箱6の外表面の所定位置に貼り付けられる。
【0048】
このラベル貼機13によるラベル貼が終了後、段ボール箱6の蓋が不図示の封函機などにより閉じられて最終的に箱詰が終了する。蓋が閉じられた封函済みの段ボール箱6は出荷エリアに不図示のコンベア等によって搬送され、出荷される。
【0049】
図3は管理装置10による画像形成装置Aの動作を説明するフローチャートである。
【0050】
選別包装装置Aにおいて、生産者毎に農産物を選別コンベアに供給する際、前記操作卓に生産者の氏名を入力し、次の生産者の氏名を入力するまでは同じ生産者により生産されたものとして処理され、管理装置10に記憶される。また生産者の入力と共に品目、品種名も前記操作卓より管理装置10に入力されて記憶される。さらに、この操作卓により各箱詰装置5について、当該箱詰装置毎に箱詰を行う等階級の区分を予め設定する。また、管理装置10はカレンダー機能により画像ラベルに印刷する撮影年月日を設定する。
【0051】
また、選別コンベア1上に供給された農産物の選別が行われ、仕分けコンベア3から等・階級別に引出コンベア4に払い出された農産物が箱詰装置5で箱詰され、各箱詰装置5毎に予め設定された固有番号を文字又はバーコード等の記号で表示される箱詰装置番号ラベル7が農産物の収納された段ボール箱6の外表面に貼り付けられ(直接印字される場合もある)、この箱詰装置番号ラベル7をバーコードリーダー12で読み取ると、読み取った情報(箱詰装置の番号)が管理装置10に記憶される。そして管理装置10では、予め操作卓により入力されている各箱詰装置5毎の等階級が読み出されて段ボール箱6毎に品目、品種、等級、階級、数量、撮影日、生産者名等が管理される(S1)。
【0052】
次に、箱詰装置番号ラベル7が貼り付けられた農産物の箱詰された段ボール箱6は、蓋を開放した状態で搬送コンベア8上をカメラ11の設置位置に向けて搬送され、カメラ11により段ボール箱6内の農産物が全体的に撮影される(S2)。
【0053】
S2においてカメラ11により撮影された全体画像を画像処理し、部分的な拡大画像を得る。第2画像の要否は予め設定され、否と設定することによって全体画像の第1画像のみがラベルプリンタ15により画像ラベル上に形成される(S3)。なお、第2画像を否と設定することによって、第2画像の形成処理そのものを実行しないようにすることも可能である。また、農産物の画像に加えてS1で記憶された品目、品種、等級、階級、数量、撮影日、生産者名などの書誌的事項の情報が形成される。
【0054】
そして、上記した農産物の画像およびその農産物に対する書誌的事項を画像ラベル14に形成すると、その画像ラベル14に対応した農産物の収納された段ボール箱6の外表面の所定位置にラベル貼機13により当該画像ラベル14を貼り付け(S4)、本動作を終了する。
【0055】
以上のように、本実施の形態によれば、出荷された農産物入りの段ボール箱6の外表面には収納されている農産物の外観を撮影した画像ラベル14が貼り付けられているで、収納されている農産物の色、形状、大きさなどを容易に把握することが可能となった。
【0056】
また、画像ラベル14に表示している出荷時における外観画像から現在の農産物の色づきや形状(花などではつぼみから開花して形状が変化する)等を段ボール箱の蓋を開けることなく容易に予測することが可能となった。
【0057】
このため、小売業者にあっては購入した商品(農産物)の販売スケジュールを立てることができる。
【0058】
また、販売スケジュールに合わせて商品の買い付けができ、例えば特売日に丁度色が付くように予測して買い付けを行うことができる。
【0059】
さらに、農産物の箱詰を終えた段ボール箱6の外表面に箱詰装置番号ラベル7を貼り付け後、搬送コンベア8に排出するだけで、自動的に段ボール箱6内の農産物の撮影を行い、画像ラベル14にその農産物の画像と名称、品種、撮影年月日等を形成し、これを対応の段ボール箱6の外表面にラベル貼機13で貼り付けるので、面倒な作業がなく取り扱いが容易である。さらに、画像ラベル14に形成されている画像は段ボール箱6内に収納されている農産物の外観画像であるため、誰でもが認識することができる。
【0060】
なお、上記した実施の形態では農産物としてトマトを例にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、花卉であっても良く、図2(a)は農産物として花卉を選別包装し、包装体として例えば段ボール箱内に収納されている花卉の画像を画像ラベル14に形成し、段ボール箱の外表面にラベル貼機13で貼り付ける画像形成装置Bの概略図である。また、図2(b)は図2(a)に示す画像ラベル14の拡大図を示す。
【0061】
選別包装装置Aとして、花卉の場合における箱詰は例えば手作業(手詰め)で行われ、予め決められた本数の花を箱詰する。また、花卉や特に傷み易い農産物或いは数の少ない農産物の場合、各生産者が手作業で選別、箱詰した段ボール箱6を集・集出荷場に持ち込んで、図2に示すように処理することもできる。
【0062】
カメラ11によって撮影した段ボール箱6内に収納された花の画像については、図2(b)に示すように、全体を撮影した第1画像14cと、部分拡大した第2画像14dとの2種類の画像を画像ラベル14に形成している。
【0063】
したがって、図2に示す花卉を箱詰して出荷する際に、ダンボール箱6の外表面の所定位置に貼り付けられた画像ラベル14の第1画像14cと第2画像14dとを見ると共に、出荷日付を見て、段ボール箱内に収納されている現在の花卉の色の状態、つぼみなどがどの程度大きくなっているか、あるいは開花日はいつかなどを容易に予測することができる。このため、小売業者などは例えばイベントに合わせて花の買い付けを行うことができる。
【0064】
また、本実施の形態において、例えば段ボール箱6毎に固有識別情報をバーコード等で表示すれば、管理装置10には、農産物の画像情報及び上記した書誌的事項についてのデータを段ボール毎に一箱単位で記憶することができるので、段ボール箱の上記固有識別情報を入力するなどしてこれらの画像情報と書誌的データを携帯電話あるいはパソコン等の端末装置から見ることができるようにしても良い。この場合、画像ラベル14に表示していないデータや画像を見ることができるようにしておけば、買い付けの更なる判断の助けとなる他、画像ラベル14が傷んで画像が見えにくい場合でも撮影した画像を確認することができる。
【0065】
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態を示す。
【0066】
図4(a)に示す選別包装装置Aは平面的に示しており、図1(a)に示す第1の実施の形態おける選別包装装置Aと同様に構成されている。本実施の形態では、等級及び階級等に仕分けられた農産物を仕分け区分毎に箱詰装置5(5a、5b、5c・・・)で箱詰後、各箱詰装置5毎に予め設定された固有番号を例えばバーコードで表示する箱詰装置番号ラベル9(9a、9b、9c・・・)をラベル貼機(不図示)で段ボール箱6の外表面に貼り付けている。本実施の形態の場合も第1の実施の形態と同様に、選別包装装置Aでは箱詰後にダンボール箱6の蓋は閉じておらず、開放状態が維持されている。そして、箱詰装置番号ラベル9が貼り付けられた段ボール箱6は、搬送コンベア8によって画像形成装置Cを構成するカメラ11の設置位置に向けて搬送される。
【0067】
画像形成装置Cは、選別包装装置Aから搬送されるダンボール箱6内の農産物を撮影し、この撮影画像のみを画像ラベル19に印刷し、農産物の画像のみが印刷された画像ラベル19を該印刷された農産物を収納している段ボール箱6の外表面に貼り付ける第1画像形成部C1と、農産物の品種、品目、等級、階級、カメラ11による撮影年月日、生産者名等の書誌的事項を段ボール箱6の外表面に形成する第2画像形成部C2とにより構成され、図4(a)においてこの画像形成装置Cを縦断面で示している。
【0068】
画像形成装置Cにおける第2画像形成部C2は、搬送コンベア8によって段ボール箱6がカメラ11の設置位置に向けて搬送される途中に設けたバーコードリーダー12を有し、段ボール箱6の外側面に貼り付けられた箱詰装置番号ラベル9を読み取るようになっている。このバーコードリーダー12で読み取った段ボール箱6の箱詰装置番号ラベル9の箱詰装置の番号が管理装置16に送信される。
【0069】
管理装置16は、各箱詰装置5毎に予め等階級区分が設定され、この等階級区分は各箱詰装置5の固有番号と対応して記憶され、さらに第1の実施の形態と同様に、不図示の操作卓より入力された生産者、品目、品種名等の書誌的事項が前記箱詰装置の固有番号と対応させて記憶される。
【0070】
また、搬送コンベア8におけるバーコードリーダー12とカメラ11の設置位置との間には、段ボール箱6の外表面に当該段ボール箱6に収納されている農産物の品種、品目、等級、階級、カメラ11による撮影年月日、生産者名等の書誌的事項をインクジェット方式で直接印字するプリンタ、又はこれらの書誌的事項を一旦ラベルに印刷し印刷後のラベルを貼り付けるラベル貼機などからなる情報付与手段17が配置されている。
【0071】
この情報付与手段17は、管理装置16により制御され、搬送コンベア8上を所定の速度で移動する段ボール箱6の外表面に書誌的事項を直接印字により形成あるいは該書誌的事項が印刷されたラベルを貼り付け、段ボール箱6の外表面の所定位置に書誌的事項表示部18を形成する。
【0072】
以上が第2の画像形成部C2の構成であり、次に第1画像形成部C1の構成を説明する。
【0073】
第1画像形成部C1は、蓋が開いた状態の段ボール箱6内の農産物を撮影するカメラ11と、このカメラ11で撮影した画像情報に基づいて所定サイズの農産物の画像のみを画像ラベル19に印刷するラベルプリンタ20と、ラベルプリンタ20からプリントアウトされた画像ラベル19を段ボール箱6の所定位置(箱詰装置番号ラベル9、書誌的事項表示部18と重ならない位置)に貼り付けるラベル貼機13とにより構成される。図4(b)は段ボール箱6に対する箱詰装置番号ラベル9、書誌的事項表示部18、画像ラベル19の表示位置を示している。
【0074】
情報付与手段17で書誌的事項を表示された蓋が開いた状態の段ボール箱6がカメラ11の設置位置まで搬送コンベア8上を搬送されると、この段ボール箱6は静止状態でカメラ11により収納している農産物が撮影される。図4(a)に示すように、撮影済みの段ボール箱6がラベル貼機13に向かって移動することにより、その段ボール画像ラベル19が段ボール箱6に貼り付けられ、その間に次の段ボール箱6の撮影を行うようにしている。
【0075】
すなわち、撮影位置とラベル貼機13との間には段ボール箱6をプールさせておらず、撮影済みの段ボール箱6をラベル貼機13に向けて移動させているので、ラベルプリンタ20からプリントアウトされる農産物の画像は間違いなく該当する段ボール箱6に貼り付けられることになる。そして、画像ラベル19の貼り付け後、自動封函機(不図示)によって蓋が閉じられる。
【0076】
なお、画像ラベル19の貼り付けが行われたことを示す信号をラベル貼機13からカメラ11に送信させ、このラベル貼り付け終了信号を受けて次の段ボール箱6内の農産物の撮影を行うようにすれば、カメラ11による撮影の済んだ段ボール箱6がラベル貼機13に間違いなく搬送され、ラベル貼機13の手前にラベル貼を待って待機する段ボール箱6が並ぶことがない。このため、カメラ11の設置位置とラベル貼機13との間隔を狭くすることができ、その分搬送コンベア8を短くすることができる。勿論、ラベル貼機13とカメラ11との間に画像ラベル貼待ちの段ボール箱6をプールさせるようにしても良く、この場合でも順に段ボール箱6に画像ラベル19を貼り付けていけば、特に段ボール箱6の固有識別情報を示すバーコードをバーコードリーダーで読み取り、段ボール箱6を管理して画像ラベル19を該当する段ボール箱6に貼り付ける制御を行うことはない。
【0077】
また、カメラ11で撮影した画像情報を管理装置16に送信し、当該画像情報を対応する段ボール箱6の固有識別番号に合わせて記憶させるようにしても良い。この場合、例えば情報付与手段17の設置位置からカメラ11の設置位置まで段ボール箱6が到達するのに要する時間に基づいて段ボール箱6を特定することができる。
【0078】
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1画像形成部C1では、撮影が終了した農産物の収納されている段ボール箱6をラベル貼機13の位置まで搬送し、カメラ11で撮影した農産物の画像のみを画像ラベル19に印刷し、この画像ラベル19をラベル貼機13で段ボール箱6に貼り付けているので、パソコン等の制御装置を用いて段ボール箱6の管理を行うことなく画像ラベル19を該当する段ボール箱6に貼り付けることができる。
【0079】
また、画像ラベル19には農産物の画像情報のみを印刷し、農産物の書誌的事項については情報付与手段17により別に段ボール箱6に表示させることができるので、例えばインクジェット方式のプリンタによって直接段ボール箱6の外表面に書誌的事項を表示させることができる。
【0080】
勿論、書誌的事項だけでなく、画像情報についても画像表示ラベルを用いることなく段ボール箱等の包装体の外表面に農産物の画像を直接形成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は農産物の選別包装施設の概略構成を示す図、(b)は包装商品の画像表示ラベルの一例を示す図である。
【図2】(a)は包装商品の表示画像形成システムの概略を示す図、(b)は(a)の表示画像形成システムにより形成された包装商品の画像表示ラベルの表示形態を示す図である。
【図3】表示画像形成システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は農産物の選別包装施設の概略構成を示す図、(b)は段ボール箱に対する箱詰装置番号ラベル、書誌的事項表示部、画像ラベルの表示位置を示す図である。
【符号の説明】
【0082】
A 選別包装装置
B、C 画像形成装置
C1 第1画像形成部
C2 第2画像形成部
1 選別コンベア
2a 計測装置
2b 演算装置
3 仕分けコンベア
4(4a、4b、4c) 引出コンベア
5(5a、5b、5c・・・) 箱詰装置
6 段ボール箱
7(7a、7b、7c・・・) 箱詰装置番号ラベル
8 搬送コンベア
9(9a、9b、9c・・・) 箱詰装置番号ラベル
10 管理装置
11 カメラ
12 バーコードリーダー
13 ラベル貼機
14 画像ラベル
14a イメージ情報
14b 書誌的事項
14c 第1画像
14d 第2画像
15 ラベルプリンタ
16 管理装置
17 情報付与手段
18 書誌的事項表示部
19 画像ラベル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装体内に収納された状態の農産物を撮影して得られた画像が少なくとも形成され、当該包装体に付与されることを特徴とする包装商品の画像表示ラベル。
【請求項2】
農産物が収納された包装体であって、該包装体内に収納された状態の農産物を撮影して得られた画像が少なくとも形成された画像表示ラベルを該包装体の外側に付与したことを特徴とする包装体。
【請求項3】
包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、
包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報と、前記書誌的情報取得手段で取得した該農産物の画像情報に対応した農産物の書誌的情報とを同じ画像表示ラベルに形成する画像形成手段と、
前記画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けるラベル貼り付け手段と、
を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システム。
【請求項4】
包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、
包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報を画像表示ラベルに表示する農産物の画像形成手段と、
前記画像形成手段で形成された農産物の画像表示ラベルを撮影画像の農産物が収納されている包装体に貼り付けるラベル貼り付け手段と、
前記書誌的情報取得手段で取得した農産物の書誌的情報を該当する農産物が収納されている包装体に付与する情報付与手段と、
を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システム。
【請求項5】
包装体内に箱詰されている農産物の書誌的情報を取得する書誌的情報取得手段と、
包装体内に箱詰された状態の農産物を該包装体の蓋を開放した状態で撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影した農産物の画像情報と、前記書誌的情報取得手段で取得した該農産物の画像情報に対応した農産物の書誌的情報とを当該農産物の収納された包装体に形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする包装商品の表示画像形成システム。
【請求項6】
前記包装体内に収納する農産物は同一の区分に属することを特徴とする請求項3、4または5に記載の包装商品の表示画像形成システム。
【請求項7】
供給される農産物を選別仕分け装置により所定の仕分け区分で選別し、仕分けされた農産物を包装体に箱詰包装する農産物の選別包装装置において、請求項3から6のいずれかに記載の表示画像形成システムを有し、前記農産物の箱詰終了後、包装体内の農産物を前記撮影手段により撮影することを特徴とする農産物の選別包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2005−55711(P2005−55711A)
【公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−287068(P2003−287068)
【出願日】平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願人】(000137328)株式会社マキ製作所 (48)
【Fターム(参考)】