説明

化粧品容器

【課題】液状化粧品の皮膚吸収率を増加させ、液状化粧品を皮膚に吸収させる動作を行うのに便利な化粧品容器を提供する。
【解決手段】本発明の化粧品容器は、一端が開口された円筒形状の容器部11と、容器部11の開口された一端に結合される容器キャップ12と、容器部11の内部と外部とを連結するボタン流路14aが形成され、容器部11の高さ方向に沿って移動可能に容器キャップ12の他端側に設けられる押えボタン14と、容器部11に連通する中間収容室15aを備え、容器キャップ12に装着されるシリンダ15と、中間収容室15a内の化粧品を排出し、容器部11内の化粧品を中間収容室15aに流入させるポンピング部40と、押えボタン14の上面に形成された固定溝21を有する固定柱部20と、マッサージ面を有するヘッド部31と、ヘッド部31から延びる脚部32とを有し、脚部32を通じて固定溝21に固定されるマッサージ棒30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品容器に関し、より詳しくは、押えボタンの押え操作に連動したポンピング動作により液状化粧品を外部に排出させる構造を有する化粧品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、液状化粧品は容器に収容して販売され、使用者は収容された液状化粧品を少しずつ排出させて使用する。液状化粧品を容器から排出し易くするため、押えボタンの押え操作に連動したポンピング動作により、液状化粧品を外部に排出させる構造の化粧品容器が案出されて使用されている。
【0003】
図9は、従来の化粧品容器の分解斜視図であり、図10は、従来の化粧品容器の縦断面図である。
【0004】
従来の化粧品容器は、図9および図10に示すように、上向き開口された円筒形状の容器部111と、容器部111の上端に結合される容器キャップ112と、容器キャップ112を囲むように容器キャップ112の上端に結合された肩部113と、容器キャップ112の上側に配置される押えボタン114と、容器キャップ112に高さ方向に沿って装着されるシリンダ115と、シリンダ115と押えボタン114との間に介されたポンピング部140とを備える。
【0005】
容器部111は、外容器111cと、外容器111cの内部に設けられた内容器111bと、内容器111bの内表面の下部領域に設けられた容器ピストン111eと、外容器111cの底面に結合された支え部111dとからなる。内容器111bには液状化粧品が収容される。また、内容器111bの上端側には、案内管部111aが形成されている。
【0006】
容器キャップ112には、内容器111bの案内管部111aと係合する係合部が形成される。容器キャップ112の係合部と内容器111bの案内管部111aとが係合することにより、容器キャップ112と内容器111bとが結合される。
【0007】
押えボタン114は、内容器111bの内部と化粧品容器の外部とを連結する略L字形状のボタン流路114aが形成されている。押えボタン114の下部側(容器部111側)には、管状の昇降フランジ114bおよびスプリング支持フランジ114cが形成されている。押えボタン114の昇降フランジ114bは、肩部113の内表面と接するように設けられる。これにより、押えボタン114は、容器部111の高さ方向に沿って移動可能となる。
【0008】
シリンダ115の下部には、収容孔115bが形成されている。シリンダ115の内部空間である中間収容室115aは、収容孔115bにより内容器111bと連通される。
【0009】
ポンピング部140は、シリンダ115の内表面に内接する環状のポンピングピストン141と、押えボタン114の中央部に、容器部111の長手方向に延びるように形成された押圧管142と、収容孔115bに対応して設けられたバルブ体143と、スプリング支持フランジ114cと押圧管142との間の領域で押えボタン114と容器キャップ112に両端が支持されるように設けられた復帰スプリング144と、押圧管142とポンピングピストン141とに挿通された作動軸145とを有する。
【0010】
バルブ体143は、開閉板143aと、シリンダ115の内壁面に密接して設けられる支持壁143bと、支持壁143bと開閉板143aとを連結する開閉アーム143cとからなる。開閉板143aは、収容孔115bを閉鎖するように設けられる。このようなバルブ体143において、収容孔115bを通じて開閉板143aに圧力が加えられると、開閉アーム143cにより開閉板143aが上昇する。これにより、中間収容室115aと容器部111の内部空間とが連通される。
【0011】
作動軸145は、その内部に略T字形状の通過流路145aが形成されている。通過流路145aは、押えボタン114が上昇した状態でポンピングピストン141により閉鎖されるように形成される。作動軸145は、押圧管142と共に昇降できるように、押圧管142に結合されている。一方、作動軸145は、ポンピングピストン141とは結合されておらず、分離して移動可能に設けられる。
【0012】
図11および図12に、このような構成を有するポンピング部140の動作を示す。図11に示すように、まず、押えボタン114を下方向に押圧すると、通過流路145aは中間収容室115aと連通される。これにより、中間収容室115a内の液状化粧品は、通過流路145a、押圧管142、およびボタン流路114aを順次に通過して外部に排出される。このとき、押えボタン114が下降する際、復帰スプリング144には弾性力が蓄積される。
【0013】
次に、図12に示すように、押えボタン114に対する押圧力を解除すると、復帰スプリング144に蓄積された弾性力により押えボタン114は原位置に上昇する。押えボタン114が上昇するとともに作動軸145も上昇し、通過流路145aはポンピングピストン141により閉鎖される。そして、作動軸145が上昇すると中間収容室115aに負圧が発生し、内容器111b内の液状化粧品は、収容孔115bを通じて中間収容室115aへ流入する。内容器111b内の液状化粧品が中間収容室115aへ流入する際、容器ピストン111eは上昇する。
【0014】
このような構成を有する従来の化粧品容器に収容された液状化粧品を使用するには、使用者は、まず、押えボタン114を押えて容器部111内の液状化粧品を外部に排出させる。次いで、外部に排出された液状化粧品を手で目の周りなどの皮膚に塗布する。さらに、皮膚に塗布された液状化粧品を手で擦って皮膚に吸収させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかし、従来の化粧品容器では、化粧品容器から排出された液状化粧品を手で擦って皮膚に吸収させなければならず、液状化粧品の皮膚吸収率が減少するという問題があった。さらに、液状化粧品を皮膚に吸収させる動作が不便であるという問題点があった。
【0016】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、液状化粧品の皮膚吸収率を増加させ、液状化粧品を皮膚に吸収させる動作を行うのに便利な化粧品容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、一端が開口された円筒形状の容器部と、容器部の開口された一端に結合される容器キャップと、容器部の内部と外部とを連結するボタン流路が形成され、容器部の高さ方向に沿って移動できるように、容器キャップの他端側に設けられる押えボタンと、容器部側に形成された収容孔を通じて容器部に連通する中間収容室を備え、容器キャップの高さ方向に沿って容器キャップに装着されるシリンダと、押えボタンの押え操作時に中間収容室内の化粧品をボタン流路を通じて排出し、押えボタンの押え操作解除時に容器部内の化粧品を収容孔を通じて中間収容室に流入させるポンピング部と、押えボタンの上面に形成された挿入開口から延びる固定溝を有する固定柱部と、マッサージ面を有するヘッド部と、ヘッド部から延びるように設けられた脚部を有するマッサージ棒と、を備える化粧品容器が提供される。マッサージ棒は、脚部を固定溝に挿入され、固定柱部に固定されることを特徴とする
【0018】
ここで、ヘッド部の表面には、金による皮膚改善効果が得られるように、メッキ層を形成することが好ましい。
【0019】
また、固定溝は、挿入開口が形成され、内壁面の長手方向に沿って直線状の案内溝が形成される上部固定溝部と、上部固定溝部に連通し、内壁面に略環状の固定凹溝が周方向に沿って形成された下部固定溝部と、から構成することができる。ここで、脚部には、固定凹溝および案内溝と係合する略環状の固定突部および直線状の案内突部が形成される。これにより、マッサージ棒の固定溝に対する挿入固定状態を安定して維持できるようになる。
【0020】
さらに、案内溝を上部固定溝部の内壁面の周方向にわたって形成し、案内突部を脚部の一部領域にのみ形成するようにしてもよい。これにより、マッサージ棒を容易に固定溝に挿入できるようになる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、液状化粧品の皮膚吸収率を増加させ、液状化粧品を皮膚に吸収させる動作を行うのに便利な化粧品容器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0023】
まず、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態にかかる化粧品容器について説明する。なお、図1は、本実施形態にかかる化粧品容器の分解斜視図である。図2は、本実施形態にかかる化粧品容器の斜視図である。図3は、本実施形態にかかる化粧品容器の縦断面図である。図4は、図1に示すマッサージ棒および固定柱部の詳細図である。図5は、図1に示す作動軸の詳細図である。
【0024】
本実施形態にかかる化粧品容器は、図1〜図3に示すように、上向き開口された円筒形状の容器部11と、容器部11の上端に結合される容器キャップ12と、容器キャップ12を囲むように容器キャップ12の上端に結合された肩部13と、容器キャップ12の上側に配置される押えボタン14と、押えボタン14の上面の一部が突出するように形成された固定柱部20と、固定柱部20に固定されたマッサージ棒30と、容器キャップ12に高さ方向に沿って装着されるシリンダ15と、シリンダ15と押えボタン14との間に介されたポンピング部40とを有する。
【0025】
容器部11は、外容器11cと、外容器11cの内部に設けられた内容器11bと、内容器11bの内表面の下部領域に設けられた容器ピストン11eと、外容器11cの底面に結合された支え部11dとからなる。内容器11bには液状化粧品が収容される。また、内容器11bの上端側には、案内管部11aが形成されている。
【0026】
容器キャップ12には、内容器11bの案内管部11aと係合する係合部が形成される。容器キャップ12の係合部と内容器11bの案内管部11aとが係合することにより、容器キャップ12と内容器11bとが結合される。
【0027】
押えボタン14は、内容器11bの内部と化粧品容器の外部とを連結する略L字形状のボタン流路14aが形成されている。押えボタン14の下部側(容器部11側)には、管状の昇降フランジ14bおよびスプリング支持フランジ14cが形成されている。押えボタン14の昇降フランジ14bは、肩部13の内表面と接するように設けられる。これにより、押えボタン14は容器部11の高さ方向に沿って移動可能となる。
【0028】
固定柱部20には、その上面に挿入開口21e(図4参照)を備える固定溝21が形成されている。固定溝21は、図3に示すように、挿入開口21eが形成された上部固定溝部21aと、上部固定溝部21aと連通する下部固定溝部21bとからなる。上部固定溝部21aは、内壁面に上下方向に沿って直線状の案内溝21cが形成されている。案内溝21cは、例えば図4に示すように、上部固定溝部21aの内壁面の周方向にわたって複数形成されている。下部固定溝部21bには、その内壁面の周方向に沿って形成された環状の固定凹溝21dが形成されている。
【0029】
マッサージ棒30は、略球形状のヘッド部31と、ヘッド部31から延びるように設けられた脚部32とを有する。ヘッド部31は、その表面に例えばメッキ層が形成される。脚部32は、その外表面に、環状の固定突部32bと、脚部32の延びる方向に沿って形成された直線状の案内突部32aとを備える。脚部32の固定突部32bおよび案内突部32aは、各々固定凹溝21dおよび案内溝21cに係合するように形成される。案内突部32aは2つのグループに分けて形成されており、これら案内突部32aの2つのグループは脚部32の外表面において略対向する領域に形成される。
【0030】
このような構成を有するマッサージ棒30は、固定柱部20に固定される。すなわち、まず、案内突部32aを案内溝21cに沿って移動させ、脚部32を上部固定溝部21aに挿入させる。次いで、固定突部32bが固定凹溝21dに係合するように、ヘッド部31を下部固定溝部21bの底面に向けて押圧する。これにより、マッサージ棒30は、固定柱部20に固定される。
【0031】
シリンダ15の下部には、収容孔15bが形成されている。シリンダ15の内部空間である中間収容室15aは、収容孔15bにより内容器11bに連通される。
【0032】
ポンピング部40は、シリンダ15の内表面に内接する環状のポンピングピストン41と、押えボタン14の中央部に、容器部11の長手方向に延びるように形成された押圧管42と、収容孔15bに対応して設けられたバルブ体43と、スプリング支持フランジ14cと押圧管42との間の領域で押えボタン14と容器キャップ12に両端が支持されるように設けられた復帰スプリング44と、押圧管42とポンピングピストン41とに挿通された作動軸45とを有する。
【0033】
バルブ体43は、開閉板43aと、シリンダ15の内壁面に密接して設けられる支持壁43bと、支持壁43bと開閉板43aとを連結する開閉アーム43cとからなる。開閉板43aは、収容孔15bを閉鎖するように設けられる。このような構成を有するバルブ体43において、収容孔15bを通じて開閉板43aに圧力が加えられると、開閉アーム43cにより開閉板43aが上昇する。これにより、中間収容室15aと容器部11の内部空間とが連通される。
【0034】
作動軸45は、図5に示すように、その内部に略T字形状の通過流路45aが形成されている。通過流路45aは、押えボタン14が上昇した状態でポンピングピストン41により閉鎖されるように形成される。作動軸45は、押圧管42と共に昇降できるように、押圧管42に結合されている。一方、作動軸45は、ポンピングピストン41とは結合されておらず、分離して移動可能に設けられる。
【0035】
このような構成を有するポンピング部40は、図6および図7に示すように、従来の場合と同一の方法により作動する。すなわち、まず、押えボタン14を下方向に押圧すると、通過流路45aは中間収容室15aと連通される。これにより、中間収容室15a内の液状化粧品は、通過流路45a、押圧管42、およびボタン流路14aを順次に通過して外部に排出される。このとき、押えボタン14が下降する際、復帰スプリング44には弾性力が蓄積される。
【0036】
次に、図7に示すように、押えボタン14に対する押圧力を解除すると、復帰スプリング44に蓄積された弾性力により押えボタン14は原位置に上昇する。押えボタン14が上昇するとともに作動軸45も上昇し、通過流路45aはポンピングピストン41により閉鎖される。そして、作動軸45が上昇すると中間収容室15aに負圧が発生し、内容器11b内の液状化粧品は、収容孔15bを通じて中間収容室15aへ流入する。内容器11b内の液状化粧品が中間収容室15aへ流入する際、容器ピストン11eは上昇する。
【0037】
このような構成を有する本実施形態にかかる化粧品容器に収容された液状化粧品を使用するには、図8に示すように、まず、押えボタン14(例えば固定柱部20の形成されていない部分)を押え、容器部11内の液状化粧品を外部に排出させる。次いで、外部に排出された液状化粧品を手で目の周りなどの皮膚に塗布する。さらに、皮膚に塗布された液状化粧品をヘッド部31により擦る。このように、ヘッド部31を皮膚に擦る動作を行うことによって液状化粧品の吸収が促進される。
【0038】
本実施形態によれば、押えボタン14の上面に固定柱部20を形成し、マッサージ棒30を固定柱部20に固定することにより、皮膚吸収率を増加させることができ、液状化粧品を皮膚に吸収させる動作を行うのが便利になる。
【0039】
そして、ヘッド部31にメッキ層を形成することによって、マッサージ効果と共に、金による皮膚改善効果(従来から知られているように、金は皮膚を白くし、皺を予防し、毛穴に隣接した老廃物を排出させる等の効果がある)を得ることができる。
【0040】
また、固定柱部20に案内溝21cと固定凹溝21dを形成し、マッサージ棒30に固定凹溝21dと案内溝21cと係合する固定突部32bと案内突部32aを形成することによって、マッサージ棒30の固定溝21に対する挿入固定状態を安定して維持することができる。また、案内溝21cを上部固定溝部21aの内壁面の周方向にわたって形成し、案内突部32aを脚部32の一領域に形成することによって、マッサージ棒30を容易に固定溝21に挿入することができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態にかかる化粧品容器について説明した。なお、固定柱部20とマッサージ棒30を除くポンピング部40などの他の構成要素を変形して実施することは可能である。
【0042】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態にかかる化粧品容器の分解斜視図である。
【図2】同実施形態にかかる化粧品容器の斜視図である。
【図3】同実施形態にかかる化粧品容器の縦断面図である。
【図4】図1に示すマッサージ棒と固定柱部の詳細図である。
【図5】図1に示す作動軸の詳細図である。
【図6】図1に示すポンピング部の動作状態図である。
【図7】図1に示すポンピング部の動作状態図である。
【図8】同実施形態にかかる化粧品容器の使用方法を示す説明図である。
【図9】従来の化粧品容器の分解斜視図である。
【図10】従来の化粧品容器の縦断面図である。
【図11】図9に示すポンピング部の動作状態図である。
【図12】図9に示すポンピング部の動作状態図である。
【符号の説明】
【0044】
11、111 容器部
12、112 容器キャップ
13、113 肩部
14、114 押えボタン
15、115 シリンダ
20 固定柱部
30 マッサージ棒
31 ヘッド部
32 脚部
40、140 ポンピング部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端が開口された円筒形状の容器部と、
前記容器部の開口された前記一端に結合される容器キャップと、
前記容器部の内部と外部とを連結するボタン流路が形成され、前記容器部の高さ方向に沿って移動できるように、前記容器キャップの他端側に設けられる押えボタンと、
前記容器部側に形成された収容孔を通じて前記容器部に連通する中間収容室を備え、前記容器キャップの高さ方向に沿って前記容器キャップに装着されるシリンダと、
前記押えボタンの押え操作時に前記中間収容室内の化粧品を前記ボタン流路を通じて排出し、前記押えボタンの押え操作解除時に前記容器部内の化粧品を前記収容孔を通じて前記中間収容室に流入させるポンピング部と、
前記押えボタンの上面に形成された挿入開口から延びる固定溝を有する固定柱部と、
マッサージ面を有するヘッド部と、前記ヘッド部から延びるように設けられた脚部とを有するマッサージ棒と、
を備え、
前記マッサージ棒は、前記脚部を前記固定溝に挿入され、前記固定柱部に固定されることを特徴とする、化粧品容器。
【請求項2】
前記ヘッド部の表面には、メッキ層が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の化粧品容器。
【請求項3】
前記固定溝は、
前記挿入開口が形成され、内壁面の長手方向に沿って直線状の案内溝が形成される上部固定溝部と、
前記上部固定溝部に連通し、内壁面に略環状の固定凹溝が周方向に沿って形成された下部固定溝部と、
からなり、
前記脚部には、前記固定凹溝および前記案内溝と係合する略環状の固定突部および直線状の案内突部が形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧品容器。
【請求項4】
前記案内溝は、前記上部固定溝部の内壁面の周方向にわたって形成され、
前記案内突部は、前記脚部の一部領域にのみ形成されることを特徴とする、請求項3に記載の化粧品容器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−136653(P2009−136653A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−25657(P2008−25657)
【出願日】平成20年2月5日(2008.2.5)
【出願人】(504132560)株式会社太成産業 (5)
【Fターム(参考)】