説明

医療およびその他の廃棄物をともなう書類の処理

本発明は、医療およびその他の廃棄物とともに書類を処理するための方法および装置に関する。この方法は、これら書類を、書類および医療廃棄物を細かく裂くように適合された装置(1、6)に供給する工程、これら書類を細かく裂く工程、およびこの装置(1)からこの細かく裂かれた書類を排出する工程を含む。この装置(1)は、液体溶出液がほとんどないか、またはなく、そして毒性の空気の放出がほとんどないか、またはない。未処理医療廃棄物を保持するように適合された第1のコンテナ(13)を含む、医療または毒性廃棄物を追跡するためのシステムおよび方法がまた含まれ、このコンテナは、それに取り付けられたワイヤレス追跡デバイス(170)を有する。このシステムはまた、このワイヤレス追跡デバイス(170)を追跡することによって上記医療廃棄物の移動を監視し得る追跡ステーションを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、一般に、書類の破壊、そして詳細には、医療およびその他の廃棄物と組合せた書類の破壊に関する。
【0002】
本発明は、一般に、廃棄物の追跡、そして詳細には、医療およびその他の毒性または危険廃棄物の追跡に関する。
【背景技術】
【0003】
(発明の背景)
個々に身元を確認できる健康情報の拡散に対する関心、およびこのプライバシー健康情報の保護に対する認知された必要性に起因して、議会は、1996年に健康保険携行および責任法(HIPAA)を通過させた。通知および意見のいくつかのラウンドの後、Department of Health and Human Services(HHS)は、この法令を履行するためのプライバシー規則を2002年に通過させた。この規則の目的は、個々の健康情報が、高品質の健康ケアを提供および促進するために必要な健康情報の流れを可能にしながら、適正に保護されることを確実にすることである。
【0004】
このHHS規則は、これら規則の対象となる組織によって、個々の健康情報の開示を顕著に制限し−これら規則では「保護された健康情報」と呼ばれる。これら規則の下では、保護された健康情報のプライバシーを保護するための受容可能な予防手段は、保護された健康情報を有する任意の書類を細かく裂くこと(シュレッディング)またはロックおよびキーの下にこれら記録を維持することを含む。さらに、いくつかの健康ケア組織は、それらの書類を、それらを焼却することにより破壊する。
【0005】
保護された健康情報を有する多数の書類の発生に加え、病院およびクリニックのような健康ケア組織は、大量の医療廃棄物を発生する。代表的には、これらの組織は、これら2つのタイプの廃棄物を完全に別個の方法で処分している。すなわち、これら組織は、代表的には、医療廃棄物を処理するために1つの廃棄物処分組織を、そして医療書類を細かく裂くために別の組織を雇う。これは、非効率的および高価の両方である。
【0006】
書類および医療廃棄物の両方を一緒に焼却することは可能であるが、これは、代表的には、大量の毒物放出の発生を生じる。事実、焼却炉は、固形廃棄物の容量を低減し得るが、それらは、代表的には、特に、プラスチックを焼却するとき、毒物放出を生じる。事実、焼却炉は、科学で知られる最も毒性の化学薬品の1つであるダイオキシンの最大の供給源である。従って、効率的、安価および毒性空気排出がほとんど生成されないかまたはない、書類および医療廃棄物の両方を破壊し得る単一の方法を有することが有利であり得る。
【0007】
産業および医療廃棄物の生成および破壊は、生成される廃棄物の容量が増加し続けるにつれて、毎年増加してより重要になった深刻な問題である。これは、特に、医療廃棄物について真実である。なぜなら、それは、毒性および/または感染性物質を含むからである。
【0008】
産業および医療廃棄物の実際の破壊を支配する多くの規則が存在しているが、歴史的には、この廃棄物の追跡を支配する規則はほとんどなかった。この規則の欠如は、しばしば、廃棄物が破壊されるよりむしろ不適正および/または不法に捨てられたような乱用を生じた。事実、広く広まった誤管理のため、医療廃棄物は、1988年の夏の間、大西洋沿岸に沿って沿岸を洗い始めた。
【0009】
1988年の医療廃棄物災害に対し、米国議会は、医療廃棄物追跡法を通過させた。この法律は、一月に50ポンドを超える医療廃棄物を発生するすべての施設、および50ポンドを超えるすべての積荷について追跡の使用を要求する。形式については、発生者は、施設名および住所、輸送者の身元、目的の施設および廃棄物のカテゴリーを記載しなければならない。さらに、この法律は、医療廃棄物発生者が、発生の時点で廃棄物を分別し、廃棄物取扱者および公衆が晒されることから保護するコンテナに廃棄物を配置し、そしてこの廃棄物コンテナを適切に標識することを要求する。
【0010】
この追跡する方法に追従するコストは、比較的高く、そして広範な非追従を生じた。非追従の程度および施行のための基金の不足のため、EPAは、代表的には、この問題を無視した。これは、他者が、この制定法を無視することを促進しただけであり、さらにこの問題を増加した。従って、監視および施行することがより容易である医療および産業廃棄物を追跡するより安価な方法を有することが有利であり得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
この追跡する方法に準拠するコストは、比較的高額であり、そして広範囲に亘る不服従を生じた。不服従の広がり、および励行のための財源の不足のため、EPAは、典型的には、この問題を無視している。これは、この法律を無視する他者を勇気付けたに過ぎず、この問題をさらに増加している。従って、監視および励行することがより容易である医療および産業廃棄物を追跡するためのより安価な方法を有することは有利であり得る。
【課題を解決するための手段】
【0012】
(発明の要旨)
本発明は、書類を破壊する方法を提供し、書類および医療廃棄物を細かく裂くように適合された装置にこれら書類を提供する工程であって、この装置は、溶出液がほとんどないかまたはなく、そして毒性空気排出がほとんどないかまたはない工程、これら書類を細かく裂く工程、およびこの装置から細かく裂いた書類を排出する工程を包含する。
【0013】
本発明は、医療廃棄物を追跡する方法を提供し、第1のコンテナであって、それに取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有する第1のコンテナの、廃棄物発生施設から廃棄物処理施設までの移動をこのワイヤレス追跡デバイスを用いて監視する工程を包含する。
【0014】
本発明はまた、未処理医療廃棄物を保持するよう適合された第1のコンテナであって、それに取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有するコンテナ、およびこのワイヤレス追跡デバイスによって上記医療廃棄物の移動を監視し得る追跡ステーションを備える、医療廃棄物を追跡するためのシステムを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の前述の、およびその他の特徴、局面ならびに利点は、以下の説明、添付の請求項、および以下に簡単に説明される図面に示される例示の実施形態から明らかになる。その他であることが特定されなければ、同様の要素は、同じ参照番号を有することに注意すべきである。
【0016】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明者らは、HIPPA規則の対象となるような医療廃棄物および書類の両方の、毒性の空気放出をほとんど生成しないか、または生成せずに、単一のプロセスで廃棄することが可能であることを発見した。特に、本発明者らは、これが、保護された健康情報を有する書類を医療廃棄物と思慮深く混合すること、およびこの混合物を、マイクロ波を基礎にした処理装置に供給することにより達成され得ることを発見した。適切な速度で供給されるとき、これら書類は、HHS規則の下で受容可能なレベルまで細かく裂かれ得る。さらに、このマイクロ波装置中に十分な長さの時間保持されるとき、この生物学的廃棄物は、ダイオキシンおよびその他の副産物の発生なくして破壊され得る。さらに、書類は、保護された健康情報を含む書類に制限される必要のないことに注意すべきである。任意およびすべての書類は、以下により詳細に論議される本発明の種々の実施形態に従って、これらプロセス中で破壊され得る。
【0017】
本開示の目的には、保護された健康情報は、個体を識別するか、または個体を識別するために用いられ得る、考えられるべき合理的基礎がある個体群統計学データを含む。代表的には、個体群統計学データは、(1)個体の身体健康、精神健康、および/または医療状態、(2)個体によって要求され、求められ、個体に推奨され、投与され、そして/または処方される健康ケアサービス、および(3)この個体に対する健康ケアの提供のための請求書記録を含む。
【0018】
より詳細には、個体群統計学データは:(A)氏名、(B)州より小さい地理的区画であって、ここで、州より小さい地理的区画は、ストリートアドレス、都市、地方、地域、郵便番号、およびそれらの相当するジオコード(geocode)、(C)個体に直接関係する日付のための日付の要素であって、ここで、日付の要素は、生年月日、入院日、退院日、死亡日および年齢、(D)電話番号、(E)ファックス番号、(F)電子メールアドレス、(G)社会保障番号、(H)医療記録番号、(I)保健計画受益者番号、(J)アカンウト番号;(K)免許証/ライセンス番号、(L)車両識別子およびシリアル番号、(M)ライセンスプレート番号、(N)デバイス識別番号およびシリアル番号、(O)ウェブユニバーサルリソースロケータ、(P)インターネットプロトコールアドレス番号、(Q)生体識別子であって、生体識別子は、指および音声プリントを含む、および(R)全面写真イメージ。
【0019】
本開示の目的のために、医療廃棄物は、制限されないで以下を含む:
(1)医療および病理学実験室からの培養物、研究および産業実験室からの病原菌の培養物およびストック、生物学的製剤の生産からの廃棄物、棄てられた生存および弱毒化ワクチン、および培養物を移植、接種、および混合するために用いられた培養デッシュおよびデバイスを含む、病原菌および関連する生物学的製剤の培養物およびストック;
(2)手術または検死の間に取り出された組織、器官、および身体部分を含む病理学的廃棄物;
(3)血清、血漿、およびその他の血液成分を含む、廃棄ヒト血液および血液の製品;
(4)皮下針、シリンジ、パスツールピペット、割れたガラス、および外科用メスを含む、患者管理において、または医療、研究、または産業実験室において用いられた鋭利物;
(5)研究、生物学的製剤の生産、または製剤の試験の間に病原菌に曝された、汚染した動物死体、身体部分、および床敷き;
(6)汚染衣類、スポンジ、布、洗浄チューブ、排液セット、アンダーパッド、および外科用手袋を含む、病原菌と接触した手術または検死からの廃棄物;
(7)スライドおよびカバーグラス、使い捨て手袋、実験着、およびエプロンを含む病原菌と接触した、医療、病理、製薬、またはその他の商業もしくは産業実験室からの実験室廃棄物;
(8)管材、継手、使い捨てシート、タオル、手袋、エプロン、および実験着のような汚染した使い捨て装備を含む、血液透析を受ける患者の血液で汚染された透析廃棄物;
(9)病原菌と接触した廃棄医療装備および部分;
(10)伝染病から他を保護するために隔離されるヒトまたは動物からの、血液、排泄物、流出物(excudate)または分泌物で汚染された生物学的廃棄物および廃棄材料;
(11)産業上および医療手順で用いられた放射活性廃棄物、ならびに実験室および医療施設で用いられた試薬の生産で用いられた化学的廃棄物;および
(12)健康管理提供者によって患者への医療ケアの管理から生じ、そしてEPAの管理者によってヒト健康または環境に脅威を課すると見出される、このようなその他の廃棄物材料。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施形態による書類を破壊し、そして医療廃棄物を処理する方法における使用に適切な廃棄物処理装置1を示す。この実施形態で用いられる廃棄物処理装置1は、米国特許番号第5,270,000号で開示される装置と類似であり、この特許は、本明細書によって参考として援用される。廃棄物コンテナ13中に含まれる廃棄物は、リフト−チップ機構12に送達される。このリフト−チップ機構12は、この廃棄物コンテナ13を装填チャンバー3の開口部まで持ち上げ、そしてその中に廃棄物を投げおろす。装填チャンバー3中に廃棄物を投げおろした後、流体密なシールを有するカバー4は、閉鎖され、細菌の大気中への逃避を防ぐ。大気中への細菌の損失をさらに阻害するために、この廃棄物処理装置1は、吸引システム9を含む。この吸引システム9は、吸引ポンプ、および空中の細菌を捕獲するための少なくとも1つのフィルターを含む。
【0021】
本発明のこの実施形態では、書類および医療廃棄物は、上記装填チャンバー3中への持ち上げおよびチップ化の前に混合される。しかし、これら書類および医療廃棄物を予め混合することは必ずしも必要ではない。本発明のその他の実施形態では、医療廃棄物のみを有する廃棄物コンテナ13は、書類のみを有する廃棄物コンテナ13と交互に装填される。かくのごとく、上記書類および医療廃棄物は、廃棄物処理装置1中で混合する。さらに、これらの実施形態では、書類の廃棄物コンテナ13の各々に医療廃棄物の1つの廃棄物コンテナ13を交互に装填する必要はない。すなわち、医療廃棄物に対する書類の比は、書類および医療廃棄物の両方の適正な混合および破壊を確実にするように調節され得る。
【0022】
廃棄物処理装置1中に投げおろされた書類および医療廃棄物は、装填チャンバー3中をブレード6まで降りる。このブレード6は、2つの機能を実施する。第1に、それは、この装填チャンバー3の下方に廃棄物を引くことを支援する。さらに、それは、この廃棄物をより小さな片に切断する最初のステップを実施する。
【0023】
このブレード6の下には、廃棄物細分器7がある。ブレード6によって切断された廃棄物は、この廃棄物細分器7に落ちる。この廃棄物細分器7は、切り刻まれた廃棄物を微細片に細かく裂き、これら片は、保護された健康情報を有する書類を細かく裂くための上記HHS要求を満足するに十分小さい。代表的には、この廃棄物細分器7は、一対の反対に回転するブレードを含むが、任意の適切な細かく裂く(シュレッディング)機構が用いられ得る。
【0024】
この廃棄物細分器7によって細かく裂かれた後、書類および医療廃棄物の微細に切断された混合物は、この廃棄物細分器7から一連のスプレーノズル19を超えて落ち、このノズルは、この切断された廃棄物混合物を水とともにスプレーする。この水は、水タンク20から、または水処理装置1に連結された水ラインから供給され得る。スプレーされる水の量は、スプレーノズル19を超えて滴下する水混合物の量、および湿度の所望量に依存する。好ましくは、この水混合物は、均一に湿潤化される。
【0025】
この湿潤化廃棄物混合物は、次いで、一連のマイクロ波供給源25を有するマイクロ波チャンバー16を通ってこの湿潤化廃棄物混合物を運搬する運搬ヘリックス25上に装填される。このマイクロ波供給源25は、この湿潤化廃棄物混合物を細菌およびウイルスを殺傷するに十分熱い温度まで加熱する。湿潤化廃棄物混合物を運搬することに加え、この運搬ヘリックス24は、上記書類と医療廃棄物とをさらに混合し、廃棄物のより均一な混合物を生成する。
【0026】
すべての細菌およびウイルスが死滅していることを確実にするため、この加熱された湿潤化廃棄物混合物は、マイクロ波チャンバー16から、加熱された通路46を通り、加熱維持チャンバー17まで通過される。この湿潤化廃棄物混合物は、運搬ヘリックス45の使用によりこの加熱維持チャンバー17を通ってゆっくりと進行される。この加熱維持チャンバー17を通る運搬の速度は、上記廃棄物が、ウイルスおよび細菌のすべてを殺傷するに十分な長さの時間の間十分に高められた温度のままであるように調節される。運搬ヘリックス24についていえば、この運搬ヘリックス45は、これら書類および医療廃棄物をさらに混合し、より均一な混合物を生成する。
【0027】
すべてのウイルスおよび細菌を殺傷するために加熱維持チャンバー17内で十分な時間を費やした後、湿潤化廃棄物混合物は、降ろす機構50は、この湿潤化廃棄物混合物をさらに混合し、そしてそれを、廃棄物処理装置1を通って、処理廃棄物コンテナ(図示せず)まで進行させる。さらに、この廃棄物に付加されるさらなる熱はないので、この熱い廃棄物混合物は、降ろす機構50によって進行される間に部分的冷却を受ける。
【0028】
図1に示される本発明の実施形態では、上記廃棄物処理装置1は、モータービークルトレーラー52上に位置される。従って、この実施形態の廃棄物処理装置1は可搬性である。本発明のその他の実施形態では、この廃棄物処理装置1は、永久的な様式で、好ましくは、廃棄物発生施設に隣接し、またはそのすぐ隣に組み立てられる。しかし、永久的な廃棄物処理装置1は、廃棄物発生施設に対し遠隔である位置で組み立てられ得る。
【0029】
プロセスを制御するために、この廃棄物処理装置1は、プロセス制御コンピューター54を含み得る。さらに、スペース加熱システム53が、この廃棄物処置装置1にさらなる熱を提供するために含められ得る。
【0030】
本発明の上記の実施形態による廃棄物処理装置1は、操作のために水をほとんど必要としない。さらに、操作の温度は、有害なダイオキシンが発生されないように十分低い。従って、代表的にはオートクレーブともなう水の大きな流出も、代表的には焼却炉にともなう大量の毒物放出もない。事実、上記に記載の方法で用いられる廃棄物処理装置1は、溶出液がほとんどないかまたはなく、そして毒物空気放出がほとんどないかまたはない。さらに、この廃棄物処理装置1から排出される処理された廃棄物は、さらなる処理なくして埋立地またはリサイクルセンターに直接行くために適切である。
【0031】
伝統的な医療廃棄物に加え、多くのその他の感染性または毒性材料が、本発明の方法によって、書類と組合せて処理され得る。本発明のその他の実施形態は、病気の動物の死体、病気のヒトの身体および自然災害被害者を含む。さらに、書類は、廃棄物処理装置1中で汚染食品と混合され得る。なお別の実施形態では、上記書類は、不法薬物または有効期限切れ医薬品と混合され得る。
【0032】
図2は、本発明の別の実施形態による廃棄物処理装置101を示す。本発明のこの実施形態による廃棄物処理装置101は、先の実施形態の廃棄物処理装置1に類似しているが、それは、装填チャンバー3内に廃棄物を予備加熱する能力を含む。すなわち、この廃棄物処理装置1は、マイクロ波チャンバー116の出口から、装填チャンバー3まで延びる空気リサイクルパイプ104を含む。このマイクロ波チャンバー116の出口から装填チャンバー3まで熱い空気をポンプ輸送するポンプ102もまた含まれる。このようにして、このマイクロ波チャンバー16の出口からの熱い空気は、廃棄物が装填チャンバー3に入るとき、この廃棄物を加熱するために用いられ得る。当業者によって認識され得るように、この実施形態の予備加熱機構は、それは、たとえ、この実施形態でのみ示されているとしても、その他の開示される実施形態のいずれと組合せても用いられ得る。
【0033】
図3は、本発明の別の実施形態を示す。本発明のこの実施形態では、廃棄物処理装置201は、廃棄物の連続処理のための形態である。すなわち、医療廃棄物および書類は、この廃棄物処理装置201中に連続的に供給される。これは、コンベアシステム(図示せず)、または当該技術分野で公知の任意のその他の連続的供給機構によって達成され得る。
【0034】
最初に、廃棄物は、温度維持チャンバー117から降ろす機構50までの経路をブロックするカバー64によって廃棄物処理装置を出ることを妨げられる。この廃棄物が、すべての細菌およびウイルスを殺傷するために温度維持チャンバー117中で十分な長さの時間を費やしたとき、このカバー64が除かれ、廃棄物が、この温度維持チャンバー117から降ろす機構50まで通過することを可能にする。
【0035】
この実施形態のさらなる局面は、降ろす機構50に関する。この実施形態では、この降ろす機構50は、マイクロ波チャンバー116の直径より小さい直径を有する。これは、廃棄物処理装置201を出る間、この廃棄物の部分的コンパクト化を生じる。コンパクト化をさらに増加するために、圧縮機120が、必要に応じて廃棄物処理装置201の出口に付加され得る。
【0036】
この実施形態のなお別の局面は、第2の伝導性の加熱機構を含むことである。この局面は、流体リザーバー68、流体ポンプ71および配管69を含む。さらに、この実施形態では、マイクロ波チャンバー116および温度維持チャンバー117は、壁の間にギャップを有する二重壁チャンバーである。流体リザーバー68からの流体は、この温度維持チャンバー117の二重壁を通ってポンプ輸送され、それによって加熱される。それは、次に、このマイクロ波チャンバー116の二重壁を通って流れる。このようにして、さらなる熱がこの廃棄物に、それが、マイクロ波チャンバー116を通過するときに付加される。当業者によって認識され得るように、この実施形態のこの伝導加熱機構は、たとえそれがこの実施形態に示されているのみであるとしても、その他の開示される実施形態のいずれと組合せても用いられ得る。
【0037】
図4は、本発明のさらなる実施形態を示す。この実施形態では、廃棄物処理装置301は、温度維持チャンバー17に加え、第2の照射源106を含む。この第2の照射源106は、好ましくは、マイクロ波または赤外線熱源のいずれかである。しかし、X線およびUV源が同様に用いられ得る。この第2の照射供給源106に加え、この廃棄物処理装置301はまた、単一または第2の照射源106と組合せたいずれかで、オゾン発生電極108を含み得る。このオゾン発生電極108から発生するオゾンは、高度に酸化性であり、そして細菌を殺傷することが知られている。従って、このオゾン発生電極108の付加は、医療廃棄物中の細菌およびウイルスのすべてが殺傷される可能性を増加する。
【0038】
本発明者らは、ワイヤレス追跡システムを用いることにより、コスト的に有効で、かつ履行することが容易である両方の、医療および産業廃棄物を追跡する方法が、実施され得ることを決定した。要するに、取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有するコンテナを廃棄物発生者に供給することにより、処理施設への未処理廃棄物の移動を動的に追跡することが可能である。本発明の1つの好ましい実施形態では、ハンドヘルド読み取り器をもつ固体が、処分経路に沿った種々の地点で追跡デバイスを走査する。この情報は、次いで、このハンドヘルド読み取り器から中央監視ステーションにアップロードされ得る。別の好ましい実施形態では、この追跡は、GPS技法の使用によって達成される。廃棄物が破壊されるとき、廃棄物処理施設のオペレーターは、監視者に信号を送り得、破壊を示す。必要に応じて、請求書が発行され得、そして顧客に要求される。さらに、処理された廃棄物は、取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有する第2のコンテナ中に配置され得、そしてこの処理された廃棄物の移動は、その最終届先まで追跡される。
【0039】
本開示の目的には、医療廃棄物は、制限されないで以下を含み得る:
(1)医療および病理学実験室からの培養物、研究および産業実験室からの病原菌の培養物およびストック、生物学的製剤の生産からの廃棄物、棄てられた生存および弱毒化ワクチン、および培養物を移植、接種、および混合するために用いられた培養デッシュおよびデバイスを含む、病原菌および関連する生物学的製剤の培養物およびストック;
(2)手術または検死の間に取り出された組織、器官、および身体部分を含む病理学的廃棄物;
(3)血清、血漿、およびその他の血液成分を含む、廃棄ヒト血液および血液の製品;
(4)皮下針、シリンジ、パスツールピペット、割れたガラス、および外科用メスを含む、患者管理において、または医療、研究、または産業実験室において用いられた鋭利物;
(5)研究、生物学的製剤の生産、または製剤の試験の間に病原菌に曝された、汚染した動物死体、身体部分、および床敷き;
(6)汚染衣類、スポンジ、布、洗浄チューブ、排液セット、アンダーパッド、および外科用手袋を含む、病原菌と接触した手術または検死からの廃棄物;
(7)スライドおよびカバーグラス、使い捨て手袋、実験着、およびエプロンを含む病原菌と接触した、医療、病理、製薬、またはその他の商業もしくは産業実験室からの実験室廃棄物;
(8)管材、継手、使い捨てシート、タオル、手袋、エプロン、および実験着のような汚染した使い捨て装備を含む、血液透析を受ける患者の血液で汚染された透析廃棄物;
(9)病原菌と接触した廃棄医療装備および部分;
(10)伝染病から他を保護するために隔離されるヒトまたは動物からの、血液、排泄物、流出物(excudate)または分泌物で汚染された生物学的廃棄物および廃棄材料;
(11)産業上および医療手順で用いられた放射活性廃棄物、ならびに実験室および医療施設で用いられた試薬の生産で用いられた化学的廃棄物;および
(12)健康管理提供者によって患者への医療ケアの管理から生じ、そして管理者によってヒト健康または環境に脅威を課すると見出される、このようなその他の廃棄物材料。
【0040】
本発明によるワイヤレス廃棄物追跡システム100の1つの実施形態を図5および図6に示す。本発明のこの実施形態は、ワイヤレス追跡デバイス170を有する廃棄物処分コンテナ160(図2)を含む。この追跡デバイス170は、溶接または接着剤で付けるような比較的耐久性の方法によってこのコンテナ160に固定され得る。しかし、この追跡デバイス170は、例えば、スナップばめによって、置換可能に取り付けられ得る。実際、この追跡デバイスはまた、その最終の届先、例えば、埋立地において、廃棄物とともに最終的に堆積される構成要素として廃棄物に単に追加され得る。
【0041】
このワイヤレス追跡システム100はまた、追跡ステーション130を含む。この追跡ステーション130には、この廃棄物処分コンテナ160が、廃棄物発生者110から廃棄物処理施設140に出荷されるとき、追跡情報を記憶するコンピューターシステム(図示せず)が装備される。この実施形態では、オペレーターは、ハンドヘルド読み取り器(図示せず)を用いて追跡デバイスから追跡情報を読み取り、そしてこの情報を監視ステーション130でコンピューターにダウンロードする。ダウンロードすることは、電話線またはワイヤレス通信ネットワーク上でなされ得る。さらに、この廃棄物処分コンテナ160の移動はまた、その廃棄物処理施設140から廃棄物の最終の届先150まで出荷されるとき、監視され得る。ハンドヘルド読み取り器を用いた読み取りは、このプロセスにおける各ステップで行われ得、そしてコンピューターの記録は、廃棄物発生者110における初期ピックアップから最終届先150までの送達の全体でアップデートされる。
【0042】
代表的には、この廃棄物発生者110は、病院、救急医療センター、または医療診療所である。しかし、この廃棄物発生者110はまた、疾患動物のいる牧場、病気にかかった果物のある農場もまたは果樹園、禁制品のある税関検査センター、毒性廃棄物のある工場または適正な処分を確実にするために追跡されるべき廃棄物の任意のその他の生産者を含み得る。この廃棄物処理施設140は、化学処理プラント、産業焼却炉、または医療もしくは毒性廃棄物を破壊もしくは変性するために適切な任意のその他の施設であり得る。代表的には、上記最終の届先150は、都市ごみ捨て場、埋立地またはリサイクルプラントである。しかし、この最終の届先150は、処理された廃棄物を処理または保持するために適切な任意の施設または領域であり得る。
【0043】
図7は、本発明の別の実施形態を示す。このワイヤレス追跡システム200もまた、追跡ステーション130を含む。この追跡ステーション130は、廃棄物処理コンテナ160の移動を、それらが、廃棄物発生者110から廃棄物処理施設140に出荷されるとき、連続的に監視するために装備される。さらに、この追跡ステーション130は、廃棄物処理コンテナ160の移動を、それらが、廃棄物処理施設140から廃棄物のための最終の届先150に出荷されるとき、連続的に監視するために装備される。
【0044】
この実施形態では、ワイヤレス追跡システム200は、代表的には、通信発送デバイス120を含む。この通信発送デバイス120は、ワイヤレス追跡デバイス170からの信号を監視および発送し得る任意のタイプのデバイスであり得る。この通信発送デバイス120は、例えば、サテライトまたはセルラー受信ステーションであり得る。本発明の好ましい実施形態では、この追跡デバイス170および通信発送デバイス120は、無線周波で作動し、そしてGPSシステムに組み込まれ得る。しかし、この追跡デバイスおよび通信発送デバイス120は、任意の部分の電磁スペクトル、例えば、マイクロ波周波数で作動し得る。
【0045】
本発明による方法をここで論議する。本発明の第1の実施形態では、上記廃棄物発生者110は、未処理廃棄物(図示せず)を、追跡デバイス170を有する廃棄物処理コンテナ160(図2)中に置く。この廃棄物処理コンテナ160が一杯、またはこの廃棄物を処理することの決定がなされるとき、廃棄物発生者110は、この廃棄物を廃棄物処理施設140に出荷するよう手配する。第1のシステム100が用いられるとき、廃棄物発生者110のオペレーター、または廃棄物輸送者に関係するオペレーターのいずれかが、ハンドヘルド読み取り器で初期読み取りを行い得、そしてこのデータを追跡ステーション130に送る。
【0046】
本発明の好ましい実施形態では、廃棄物処理施設140は、廃棄物を廃棄物処理コンテナ160から移動することなくその重量を決定し得る秤量装置145を含む。別の好ましい実施形態では、この廃棄物処理施設140はまた、請求書発送ソフトウェアを備えたコンピューター(図示せず)を含む。廃棄物が破壊されるとき、このコンピューターは、破壊された廃棄物の重量およびタイプに基づく顧客借入金がいくらであるかを算出する。破壊される廃棄物のタイプは、追跡デバイスから読み取られるか、または廃棄物処理施設140のオペレーターによって入力されるかのいずれかであり得る。好ましくは、このコンピューターはまた、電子請求書/勘定書を発行し、廃棄物の破壊、破壊された廃棄物の量、および顧客によって借入れられる額を確実にする。
【0047】
本発明のなお別の実施形態では、処理された廃棄物は、追跡デバイス170を有する第2の廃棄物処理コンテナ160中に配置され、そして最終の届先150に出荷される。代表的には、この最終の届先は、都市ごみ捨て場である。しかし、廃棄物のタイプに依存して、この最終の届先150は、リサイクルセンターであり得る。好ましくは、この最終の届先150は、処理された廃棄物の受け取りを確実にする請求書を発行するためのデバイス(図示せず)を含む。この請求書はまた、さらなる支払いが必要であるか、または顧客にクレジットで支払うべきであるか否かを示す情報を含み得る。
【0048】
さらに、種々の医療廃棄物および書類破壊の実施形態は、種々の追跡実施形態と組み合わせられ得る。このようにして、医療廃棄物および書類の破壊およびそれらの処理は、緊密かつ効率的に監視され得る。さらに、コストが、これら書類および医療廃棄物が破壊され、そして追跡されているとき、迅速かつ効率的に決定され、そして顧客に請求される。
【0049】
先行する本発明の記載は、例示および説明の目的のために提示されている。排他的であること、または開示される正確な形態に本発明を制限することは意図されず、そして改変または変形が、上記の教示を考慮して可能であるか、または本発明の実施から獲得され得る。図面および説明は、本発明の原理を説明するために選択された。本発明の範囲は、本明細書に添付された請求項、およびそれらの等価物によって規定されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】図1は、本発明の実施形態による方法における使用のために適切な装置の概略図である。
【図2】図2は、本発明の別の実施形態による第2の装置の概略図である。
【図3】図3は、本発明の別の実施形態による第3の装置の概略図である。
【図4】図4は、本発明の別の実施形態による第4の装置の概略図である。
【図5】図5は、本発明の1つの実施形態によるワイヤレス追跡システムの概略図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態による方法で用いられる使用ワイヤレス追跡デバイスを有するコンテナの概略図である。
【図7】図7は、本発明の別の実施形態の概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
書類を破壊する方法であって:
該書類を、書類および医療廃棄物を細かく裂くように適合された装置に供給する工程であって、該装置が、液体溶出物をほとんど有さないか、または有さず、そして毒性空気放出をほとんど有さないか、または有さない、工程;
該書類を細かく裂く工程;および
細かく裂かれた書類を該装置から排出する工程、を包含する、方法。
【請求項2】
前記書類が、保護された健康情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
保護された健康情報が、個体を識別するか、または個体に対し、該データが個体を識別するために用いられ得ると考えられるべき合理的基礎がある個体群統計学データを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記個体群統計学データが、
個体の身体健康、精神健康、または医療状態;または
該個体によって要求され、求められ、該個体に推奨され、投与され、そして/または処方される健康ケアサービス;または
該個体に対する健康ケアの提供のための請求書記録を包含する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記個体群統計学データが、
名前、州より小さい地理的区画、個体に直接関係する日付のための日付の要素、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレス、社会保障番号、医療記録番号、保健計画受益者番号、アカンウト番号、免許証/ライセンス番号、車両識別子およびシリアル番号、ウェブユニバーサルリソースロケータ、インターネットプロトコールアドレス番号、生体識別子、または全面写真イメージを包含する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
州より小さい地理的区画が、ストリートアドレス、都市、地方、地域、郵便番号、またはそれらの相当するジオコードを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記日付の要素が、生年月日、入院日、退院日、死亡日および年齢を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記生体識別子が、指および音声プリントを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記書類を供給する工程の前、それと同時、またはその後に、前記装置に医療廃棄物を供給する工程をさらに包含する、請求項1の記載の方法。
【請求項10】
前記装置中で前記書類を前記医療廃棄物と混合する工程をさらに包含する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記医療廃棄物が、病理学的廃棄物、鋭利物、包帯、ぼろ切れ、体液、培養物、病原学因子、IVバッグ、医薬瓶、病気動物死体、病気のヒトの身体、または自然災害被災者を包含する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記装置中で、前記書類を、汚染食品と混合する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記書類を、不法薬物または有効期限切れ医薬品と混合する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記書類にこれらを湿らすために水をスプレーする工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記湿らした書類をマイクロ波で加熱する工程をさらに包含する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記湿らした書類を伝導性の熱、または赤外線の熱で加熱する工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
細かく裂く前に前記書類を予備加熱する工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記書類をX線または紫外線光を当てる工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記書類をオゾンに曝す工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記書類を、その上の、あるか、またはすべての細菌、バクテリア、およびウイルス殺傷または破壊するために十分な長さの時間の間、十分な温度で温度維持チャンバーに維持する工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記細かく裂く装置から前記細かく裂かれた書類を排出する工程の後に、該細かく裂かれた書類を圧縮する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記細かく裂く装置からの排出が、さらなる処理なくして埋立またはリサイクルのために適切である、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
書類および医療廃棄物の処理のための装置であって;
細かく裂く機構;
マイクロ波チャンバー;
温度維持チャンバー;および
オゾン電極、を備え、
ここで、該装置が、液体溶出物をほとんど有さないか、または有さず、そして毒性空気放出をほとんど有さないか、または有さない、装置。
【請求項24】
前記温度維持チャンバー中に第2の照射源をさらに備える、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記第2の照射源がX線またはUV光を発する、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
医療または毒性廃棄物を追跡する方法であって:
第1のコンテナであって、それに取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有する第1のコンテナの、廃棄物発生施設から廃棄物処理システムへの移動を、ワイヤレス追跡デバイスを用いて監視する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記廃棄物処理施設から前記廃棄物発生施設までの前記第1のコンテナの戻りを前記ワイヤレス追跡デバイスで監視する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記監視する工程が、前記ワイヤレス追跡デバイスをハンドヘルド読み取り器で走査することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項29】
監視ステーションに追跡データをアップロードする工程をさらに包含する、請求項3に記載の方法。
【請求項30】
前記医療廃棄物が、前記医療廃棄物コンテナに置かれる前に、タイプに従って分別される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記廃棄物を処理する前に、前記第1のコンテナを廃棄物とともに秤量する工程をさらに包含する、請求項5に記載の方法。
【請求項32】
前記コンテナ中の廃棄物の量を決定する工程をさらに包含する、請求項6に記載の方法。
【請求項33】
廃棄物のタイプおよび該廃棄物の重量を基に、顧客に課す料金の額を算出する工程をさらに包含する、請求項7に記載の方法。
【請求項34】
前記顧客に電子的に請求書を発行する工程をさらに包含する、請求項8に記載の方法。
【請求項35】
前記顧客に請求書を提供する工程をさらに包含し、該請求書が、前記廃棄物の破壊および破壊された廃棄物の量の確認を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項36】
ワイヤレス追跡デバイスを有する第2のコンテナを供給する工程をさらに包含し、該第2のコンテナが、処理された医療廃棄物を保持するように適合される、請求項10に記載の方法。
【請求項37】
前記第2のコンテナを、埋立地またはリサイクルセンターまで追跡する工程をさらに包含する、請求項11に記載の方法。
【請求項38】
前記顧客に請求書を提供する工程をさらに包含し、該請求書が、前記廃棄物の前記埋立地またはリサイクルセンターへの送達の確認を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項39】
前記ワイヤレス追跡デバイスが無線周波で作動する、請求項13に記載の方法。
【請求項40】
医療または毒性廃棄物を追跡するためのシステムであって:
未処理医療廃棄物を保持するように適合された第1のコンテナであって、それに取り付けられたワイヤレス追跡デバイスを有する第1のコンテナ;および
該ワイヤレス追跡デバイスによって該医療廃棄物の移動を監視し得る追跡ステーション、を備える、システム。
【請求項41】
少なくとも1つのハンドヘルド読み取り器をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項42】
サテライトまたはセルラーステーションをさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項43】
前記コンテナを追跡するためのコンピューターをさらに備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項44】
前記第1のコンテナおよび未処理医療廃棄物を秤量するための装置をさらに備える、請求項18に記載のシステム。
【請求項45】
廃棄物のタイプおよび該廃棄物の重量に基づき、顧客に課す料金の額を算出し、そして該顧客に請求書を提供するための装置をさらに備え、該請求書が、該廃棄物の破壊および破壊された廃棄物の量の確認を含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項46】
ワイヤレス追跡デバイスを有する第2のコンテナをさらに備え、該第2のコンテナが未処理医療廃棄物を保持するように適合されている、請求項20に記載のシステム。
【請求項47】
前記ワイヤレス追跡デバイスが、無線周波で作動する、請求項21に記載のシステム。
【請求項48】
前記書類を、書類および医療廃棄物を細かく裂くよう適合された装置に供給する工程であって、該装置が、液体溶出物をほとんど有さないか、または有さず、そして毒性空気放出をほとんど有さないか、または有さない、工程;
該書類を細かく裂く工程;および
該装置から細かく裂かれた書類を排出する工程、をさらに包含する、請求項26から39のいずれか1つに記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−533438(P2007−533438A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−508347(P2007−508347)
【出願日】平成17年3月11日(2005.3.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/008100
【国際公開番号】WO2005/103884
【国際公開日】平成17年11月3日(2005.11.3)
【出願人】(506343494)サニテック インダストリーズ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】