説明

医療監視システム

【課題】臨床担当者が物理的に近傍にいることを検出することが可能な医療患者監視装置(たとえば、1020、1400、1800)を開示する。
【解決手段】医療患者監視装置(たとえば、1020、1400、1800)は、臨床担当者の存在が検出された場合に、選択されたアクションを実行するように構成可能である。また、異なる医療通信プロトコルフォーマットを使用する医療装置間の通信を促進するシステムおよび方法も開示する。たとえば、第1のプロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた入力メッセージを第1の医療装置(2405)から受信することと、変換ルールセット(2420)を用いて、第2の医療装置(2410)によってサポートされている第2のプロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた出力メッセージを出力することと、を行うように、医療通信プロトコル変換器(2415)を構成することが可能である。また、医療監視報告システムも開示する。医療監視報告システムを用いることにより、収集および格納された生理学的パラメータデータを解析して、様々な医療監視オプションを変更することの効果をシミュレートすることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりそれぞれの全内容が本明細書に組み込まれている、2009年3月4日に出願された米国特許仮出願第61/209147号(件名「PROXIMITY DISPLAY MONITOR」)、ならびに2010年1月19日に出願された米国特許仮出願第61/296439号(件名「MEDICAL MONITORING SYSTEM」)の優先権の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、たとえば、病院および他の患者治療施設における用途を有するシステム、装置、および方法に関する。たとえば、本明細書に記載のシステム、装置、および方法は、患者からの生理学的情報の取得、その生理学的情報の分析、およびその生理学的情報の、臨床担当者および他のシステムまたは装置への伝達に使用可能である。
【背景技術】
【0003】
病院、介護施設、および他の患者治療施設は、典型的には、施設内の1つ以上のベッドサイドに患者監視装置を備えている。患者監視装置は、一般に、医療患者の生理学的パラメータを取得および分析するためのセンサ、処理装置、およびディスプレイを備えている。生理学的パラメータにはいろいろなものがあるが、たとえば、呼吸数、SpOレベル、脈拍、血圧などが挙げられる。医師、看護師、および他の特定の医療従事者を含む臨床担当者は、医療患者から取得された生理学的パラメータを用いて、病気の診断および治療の処方を行う。また、臨床担当者は、生理学的パラメータを用いて、様々な臨床的状況にある患者を監視して、患者に対する治療のレベルを上げるかどうかを決定する。
【0004】
HbCO、HbMet、総ヘモグロビン(Hbt)などのような詳細なパラメータに加えてSpOや脈拍数のようなパルスオキシメトリパラメータを測定できる患者監視器、ならびに対応する複数の波長光学センサについての説明が、少なくとも、2006年3月1日に出願された米国特許出願第11/367013号明細書(件名「Multiple Wavelength Sensor Emitters」)、ならびに2006年3月1日に出願された米国特許出願第11/366208号明細書(件名「Noninvasive Multi−Parameter Patient Monitor」)においてなされており、これらは両方ともMasimo Laboratories,Irvine,CA(Masimo Labs)に譲渡されており、両方とも、参照により本明細書に組み込まれている。さらに、いろいろなパラメータの中でも特にSpO、脈拍数、灌流指数、信号品質、HbCO、およびHbMetを測定するための非侵襲的血液パラメータ監視器および対応する複数の波長光学センサ(Rainbow(商標)粘着式再利用可能センサやRAD−57(商標)およびRadical−7(商標)監視器など)が、Masimo Corporation,Irvine,CA(Masimo)から入手可能である。
【0005】
高度な生理学的監視システムは、たとえば、ほんの数例であるが、一酸化炭素ヘモグロビン(HbCO)、メトヘモグロビン(HbMet)、および総ヘモグロビン(Hbt)などのような他の血液パラメータの計算および表示のための詳細機能に加えて、パルスオキシメトリを組み込むことが可能である。SpOに加えて、HbCO、HbMet、Hbtなどのパラメータを測定できる、高度な生理学的監視器および対応する複数の波長光学センサについての説明が、少なくとも、2006年3月1日に出願された米国特許出願第11/367013号明細書(件名「Multiple Wavelength Sensor Emitters」)、ならびに2006年3月1日に出願された米国特許出願第11/366208号明細書(件名「Noninvasive Multi−Parameter Patient Monitor」)においてなされており、これらはMasimo Labsに譲渡されており、参照により本明細書に組み込まれている。さらに、いろいろなパラメータの中でも特にSpO、脈拍数、灌流指数(PI)、信号品質(SiQ)、拍動変動指数(PVI)、HbCO、およびHbMetを測定するための非侵襲的血液パラメータ監視器および対応する複数の波長光学センサ(Rainbow(商標)粘着式再利用可能センサやRAD−57(商標)およびRadical−7(商標)監視器など)が、Masimoから入手可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願第11/367013号明細書
【特許文献2】米国特許出願第11/366208号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本明細書には、様々な医療監視装置、システム、および方法を記載している。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によっては、医療監視装置またはシステムが、臨床担当者の存在を検知すること、ならびに、たとえば、臨床担当者の存在が検知されたことに対する応答として何らかのアクションを実行することが可能である。実施形態によっては、医療監視システムは、病院または他の患者治療施設において、いくつかの医療装置、何人かの臨床担当者、および/または何人かの患者の位置を検出することが可能である。そして、検出された位置を用いて、位置に基づく何らかのアクション、たとえば、医療装置の構成変更などを行うことが可能である。
【0009】
本明細書では、医療通信プロトコル変換器を用いて医療監視装置(またはシステム)間の通信を促進する様々な装置、システム、および方法を記載する。異なるプロトコルフォーマットで通信するようにプログラムされている医療装置間の通信を促進するために、医療通信プロトコル変換器を構成することが可能である。医療通信プロトコル変換器は、第1のプロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた入力メッセージを第1の医療装置から受信すること、ならびに、変換ルールセットを用いて、第2の医療装置によってサポートされている第2のプロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた出力メッセージを出力することが可能である。たとえば、医療通信プロトコル変換器は、第1のHL7プロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた入力メッセージを病院情報システムから受信すること、ならびに、変換ルールセットとの比較に基づいて、第2のHL7プロトコルフォーマットに従ってフォーマットされた出力メッセージを出力することが可能である。
【0010】
実施形態によっては、医療監視装置またはシステムが、何人かの患者から生理学的パラメータデータを収集すること、ならびに、このデータを用いて様々なアラーム状態検出条件および/またはアラーム通知遅延時間をシミュレートすることが可能である。これらのシミュレートされたアラーム状態検出条件および/またはアラーム通知遅延時間を解析および使用することにより、(たとえば、ベッドサイド患者監視装置で使用される)実際のアラーム状態検出条件および/またはアラーム通知遅延時間を変更することが可能である。
【0011】
特定実施形態では、生理学的情報を監視する医療患者監視装置が、少なくとも1人の患者から生理学的情報を受信するように構成されたインタフェースを備える。本装置はさらに、生理学的情報に基づく臨床的に有用なタスクを実行するように構成されたプロセッサを備えることが可能である。本装置はまた、医療患者監視装置の近傍の検出範囲内において、臨床担当者が誰であるかを表す臨床担当者トークンの物理的存在を検出する検出器を備えることが可能である。さらに、本プロセッサは、臨床担当者トークンが検出されたことに対する応答として、第1の所定のアクションを実行するように構成可能であり、第1の所定のアクションは、臨床担当者が誰かという情報に関連付けられている。
【0012】
特定実施形態では、複数の医療装置の物理的位置を特定する臨床システムが、複数の患者から生理学的情報を収集することが可能な複数の医療患者監視装置を備える。本臨床システムはさらに、医療患者監視装置からの無線信号を検出することが可能な検出器の分散ネットワークを備えることが可能である。本臨床システムはまた、検出器から検出された無線信号に基づいて、医療患者監視装置の物理的位置を推定することが可能な、検出器と通信可能に結合された位置監視サーバを備えることが可能である。
【0013】
様々な実施形態において、医療情報ネットワーク内での第1および第2の医療装置の間の通信を促進する方法が、第1の通信プロトコルに従って生成された第1の入力メッセージを第1の医療装置から受信するステップを含む。入力メッセージは、第2の医療装置を、入力メッセージの意図された受信側として識別することが可能である。本方法はさらに、1つ以上の変換ルールを適用して入力メッセージを出力メッセージに変換するステップを含むことが可能である。本方法はまた、出力メッセージを第2の医療装置に与えるステップを含むことが可能であり、第2の医療装置は、出力メッセージを受信して処理するように構成されている。
【0014】
特定実施形態では、医療情報ネットワーク内での第1および第2の医療装置の間の通信を促進するように構成された医療装置メッセージ変換器が、第1の通信プロトコルに従って第1の入力メッセージを生成した第1の医療装置から第1の入力メッセージを受信するように構成された通信インタフェースモジュールを備える。入力メッセージは、第2の医療装置を、入力メッセージの意図された受信側として識別することが可能である。変換器はさらに、1つ以上の所定の変換ルールを格納するように構成されたルールモジュールと、ルールモジュールから取り出した1つ以上の変換ルールを適用して入力メッセージを出力メッセージに変換するように構成された変換モジュールとを備えることが可能である。第2の医療装置は、出力メッセージを受信して処理するように構成可能である。
【0015】
様々な実施形態において、複数の医療装置と病院情報システムまたは臨床情報システムとの間で伝達されるメッセージを変換する方法が、電子患者医療記録を備える病院情報システムから入力メッセージを受信するステップを含み、入力メッセージの内容は、医療電子通信プロトコルで許可されている第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている。本方法はさらに、入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、出力メッセージを生成するステップとを含むことが可能であり、出力メッセージの内容は、医療電子通信プロトコルで許可されている第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされている。変換ルールは、出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御することが可能である。本方法はまた、出力メッセージを医療装置に出力するステップを含むことが可能である。
【0016】
様々な実施形態において、共通の医療電子通信プロトコルに属するがフォーマットが異なる入力医療メッセージおよび出力医療メッセージに対して、現場でのカスタマイズが可能な変換を行う方法が、第1の医療装置から入力メッセージを受信するステップを含み、入力メッセージの内容は、第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている。本方法はさらに、入力メッセージから、意図された受信側医療装置を特定するステップを含むことが可能である。本方法はまた、入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、入力メッセージと変換ルールセットとの比較に基づいて、意図された受信側医療装置によって予期される第2のフォーマッティングルールセットを反映するように入力メッセージのフォーマッティングを変更するステップと、を含むことが可能である。さらに、本方法はまた、内容が第2のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている出力メッセージを生成するステップと、出力メッセージを、意図された受信側医療装置に出力するステップと、を含むことが可能である。
【0017】
特定実施形態では、病院情報システムと患者監視器との間の医療メッセージの伝達を促進するシステムが、複数の患者の電子医療記録を格納するように構成された電子医療記録データベースを有する病院情報システムを備える。本システムはさらに、患者の少なくとも1つの生理学的状態を監視するように構成された患者監視器を備えることが可能である。本システムはまた、病院情報システムと患者監視器との間に通信可能に結合されるように構成された変換モジュールを備えることも可能である。変換モジュールは、内容が第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている入力メッセージを病院情報システムまたは患者監視器のうちの一方から受信するステップと、入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、出力メッセージを生成するステップであって、出力メッセージの内容は、第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされており、変換ルールは、出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御する、出力メッセージを生成するステップと、を行うように構成可能である。
【0018】
特定実施形態では、ネットワーク経由での医療装置間の医療メッセージの伝達を促進するシステムが、医療メッセージの送受信を行うように構成された第1の医療装置であって、ネットワークと通信可能に結合されるように構成された第1の医療装置を備える。本システムはさらに、医療メッセージの送受信を行うように構成された第2の医療装置であって、ネットワークと通信可能に結合されるように構成された第2の医療装置を備えることが可能である。本システムはまた、第1の医療装置と第2の医療装置との間に通信可能に結合されるように構成された変換モジュールを備えることも可能である。変換モジュールは、内容が第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている入力メッセージを第1の医療装置から受信するステップと、入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、行うように構成可能である。変換モジュールはまた、内容が第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされている出力メッセージを生成するように構成可能であり、変換ルールは、出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御する。さらに、変換モジュールは、出力メッセージを第2の医療装置に出力するように構成可能である。
【0019】
様々な実施形態において、医療電子通信プロトコルに従って医療通信のフォーマッティングを定義する方法が、フォーマット変換ソフトウェアをコンパイルするステップと、フォーマット変換ソフトウェアをインストールするステップと、フォーマット変換ソフトウェアを再コンパイルすることなく、ユーザ構成可能ファイル内で変換ルールセットを更新するステップと、を含む。
【0020】
特定実施形態では、生理学的パラメータ監視データを解析する方法が、複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップを含む。本方法はさらに、第1のアラーム条件に基づいて検出されている、複数の患者に発生したアラーム状態を表す第1の生理学的パラメータアラームデータをその複数の患者から受信するステップを含むことが可能である。本方法はまた、第2のアラーム条件に基づいて検出されるシミュレートされたアラーム状態を表している第2の生理学的パラメータアラームデータを、プロセッサを用いて生成するステップを含むことが可能である。さらに、本方法は、プロセッサを用いて第1および第2の生理学的パラメータアラームデータを比較するステップを含むことが可能である。特定実施形態では、コンピュータ可読媒体が、コンピュータによって読み出された場合に、この、生理学的パラメータ監視データを解析する方法を前記コンピュータに実行させる命令を含む。
【0021】
様々な実施形態において、生理学的パラメータ監視データを解析する方法が、複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップを含む。本方法はさらに、第1のアラーム通知遅延時間に基づいて生成された生理学的パラメータアラーム通知を表す第1の生理学的パラメータアラーム通知データを受信するステップを含むことが可能である。本方法はまた、第2のアラーム通知遅延時間に基づいて生成されるシミュレートされた生理学的パラメータアラーム通知を表している、第2の生理学的パラメータアラーム通知データを、プロセッサを用いて生成するステップを含むことが可能である。さらに、本方法は、第1および第2の生理学的パラメータアラーム通知データを比較するステップを含むことが可能である。
【0022】
以下では、添付図面を参照しながら、様々な実施形態を説明する。これらの実施形態は、例としてのみ図示および説明するものであって、本開示の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態による生理学的監視システムを示す例示的ブロック図でる。
【図2】生理学的監視システムの別の実施形態を示す例示的ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態によるネットワーク・インタフェース・モジュールを示す例示的ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による、状況に基づいて生理学的情報を伝達する方法を示す例示的フローチャート図である。
【図5】本発明の一実施形態によるアラーム通知システムを示す例示的ブロック図である。
【図6】臨床ネットワーク環境の一実施形態を示すブロック図である。
【図7】図6の臨床ネットワーク環境のより詳細な実施形態を示すブロック図である。
【図8A】医療イベントをジャーナルデータベースにジャーナリングする方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図8B】ジャーナルデータベースおよびラウンドロビンデータベースからのデータを相互に関連付ける方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図9】図6の臨床ネットワーク環境において患者を監視するためのユーザインタフェースの一例の画面ショットである。
【図10】高度な患者監視システムの斜視図である。
【図11】マルチユーザ環境における近傍表示を示す図である。
【図12】近傍表示監視器の全体ブロック図である。
【図13】ユーザ表示環境設定画面を示す図である。
【図14】臨床担当者トークンの存在を自動的に検出できる患者監視装置の概略図である。
【図15】患者監視装置の検出範囲内で臨床担当者トークンの存在を検出する検出方法を示すフローチャートである。
【図16】看護師詰所または中央患者監視装置のグラフィカル・ユーザ・インタフェースの一例を示す図である。
【図17】臨床担当者の存在が検出されたことに基づいて患者監視装置によって既に有効にされている、臨床担当者に固有のアクションをいつ無効にするかを決定する方法を示すフローチャートである。
【図18】患者監視装置を有効にして臨床担当者トークンの存在を自動的に検出するシステムの概略図である。
【図19】臨床担当者近傍認識機能を有する患者監視装置ネットワークの概略図である。
【図20】WiFiアクセスポイントが分散している病院フロアの概略図であり、WiFiアクセスポイントを用いることにより、医療装置、患者、および臨床担当者の物理的位置を推定することが可能である。
【図21】ユーザが近傍にいることを有利にフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22】ユーザが近傍にいることを有利にフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図23】ユーザが近傍にいることを有利にフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21A】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21B】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21C】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21D】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21E】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図21F】仮想回転三角形固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22A】仮想回転立方体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22B】仮想回転立方体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22C】仮想回転立方体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22D】仮想回転立方体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図22E】仮想回転立方体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図23A】仮想回転平面固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図23B】仮想回転平面固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図23C】仮想回転平面固体を利用して近傍にいることをフィードバックする近傍表示実施形態を示す図である。
【図24A】第1の医療装置と第2の医療装置とが変換モジュールを介して相互通信する様子を示す図である。
【図24B】第1の医療装置と第2の医療装置とが変換モジュールおよび通信バスを介して相互通信する様子を示す図である。
【図25A】変換モジュールが受信する入力メッセージの一例を示す図である。
【図25B】図19Aの入力メッセージの、フィールドとして解析されたメッセージ・ヘッダ・セグメントを示す図である。
【図25C】図25Bの解析されたメッセージ・ヘッダ・セグメントをエンコードしたものを示す図である。
【図25D】図25Aの入力メッセージに基づく、変換モジュールの出力メッセージの一例を示す図である。
【図26】入力メッセージと、変換モジュールに関連付けられた変換ルールとの比較と、に基づいて、出力メッセージを生成する変換プロセスを示す図である。
【図27A】変換モジュールが、第1のHL7フォーマットを有する病院情報システム(「HIS」)から、第2のHL7フォーマットを有する意図された受信側医療装置へのHL7メッセージの伝達を促進する変換プロセスを示す図である。
【図27B】変換モジュールが、第1のHL7フォーマットを有する医療装置から、第2のHL7フォーマットを有するHISへのHL7メッセージの伝達を促進する変換プロセスを示す図である。
【図28】変換モジュールで使用する変換ルールを手動で構成するメッセージング実装ソフトウェアツールからの画面ショットの例を示す図である。
【図29A】変換モジュールによって実行される自動ルール構成プロセスを示す図である。
【図29B】変換モジュールによって実行される自動ルール構成プロセスを示す図である。
【図29C】HL7プロトコルを利用するメッセージに対して、変換モジュールによって実行される自動ルール構成プロセスを示す図である。
【図29D】HL7プロトコルを利用するメッセージに対して、変換モジュールによって実行される自動ルール構成プロセスを示す図である。
【図30】アラーム限界値の関数としての所与の生理学的パラメータに対するアラームイベントの分布のグラフ例である。
【図31】アラーム条件の変化の結果である、識別されるアラーム状態の変化を調べる方法を示すフローチャートである。
【図32】シミュレートされたアラーム条件がアラーム検出イベントに及ぼす影響を示す表による報告例を示す図である。
【図33】アラーム条件の変化の結果として起こる、識別されるアラーム状態の変化を調べる別の方法を示すフローチャートである。
【図34】シミュレートされたアラーム条件がアラーム検出イベントの数に及ぼす影響、ならびに、このシミュレートされたアラーム条件が、たとえば、偽陰性および偽陽性に及ぼす影響を示す表による報告例を示す図である。
【図35】アラーム通知遅延時間の変化の結果として起こる、アラーム通知イベントの変化を調べる方法を示すフローチャートである。
【図36A】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図36B】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37A】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37B】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37C】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37D】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37E】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図37F】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図38A】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図38B】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図39A】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図39B】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図40A】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。
【図40B】マルチユーザ患者監視環境において有利な機能を提供する近傍表示を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1人以上の医療患者に関連付けられた情報を表示する医療患者監視装置であって、
少なくとも1人の患者に関連付けられた情報を受信するように構成されたインタフェースと、
前記情報を表示するように構成されたディスプレイと、
前記ディスプレイに表示される前記情報を制御するように構成されたプロセッサと、
前記医療患者監視装置の近傍の検出範囲内において、臨床担当者が誰であるかを表す臨床担当者トークンの物理的存在を検出する検出器と、を備え、
前記プロセッサはさらに、前記臨床担当者トークンが検出されたことに対する応答として、第1の所定のアクションを実行するように構成されており、前記第1の所定のアクションは、前記臨床担当者が誰かという情報に関連付けられている、
医療患者監視装置。
【請求項2】
前記第1の所定のアクションは、前記ディスプレイに表示される前記情報を変更することを含む、請求項1に記載の医療患者監視装置。
【請求項3】
前記第1の所定のアクションは、前記臨床担当者が担当する1人以上の患者に関連付けられた情報を表示することを含む、請求項1に記載の医療患者監視装置。
【請求項4】
前記検出器は、前記臨床担当者がトークンアクチュエータを起動したことに対する応答として、前記臨床担当者トークンから信号を受信するように構成された、請求項1に記載の医療患者監視装置。
【請求項5】
前記信号は識別コードを含み、前記プロセッサはさらに、前記コードをデータベースに伝達して前記第1の所定のアクションを識別するように構成された、請求項4に記載の医療患者監視装置。
【請求項6】
前記検出器は、前記臨床担当者が何もしなくても、前記医療患者監視装置の近傍の前記検出範囲内において前記臨床担当者トークンの物理的存在を自動的に検出する、請求項1に記載の医療患者監視装置。
【請求項7】
生理学的情報を監視する医療患者監視装置であって、
少なくとも1人の患者に関連付けられた生理学的情報を受信するように構成されたインタフェースと、
前記生理学的情報に基づいて患者の生理学的パラメータを求めるように構成されたプロセッサと、
前記医療患者監視装置の近傍の検出範囲内において、臨床担当者が誰であるかを表す臨床担当者トークンの物理的存在を検出する検出器と、を備え、
前記プロセッサはさらに、前記臨床担当者トークンが検出されたことに対する応答として、第1の所定のアクションを実行するように構成されており、前記第1の所定のアクションは、前記臨床担当者が誰かという情報に関連付けられている、
医療患者監視装置。
【請求項8】
前記所定のアクションは、前記臨床担当者を前記医療患者監視装置にログインさせることを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項9】
前記所定のアクションは、前記医療患者監視装置の構成を設定することを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項10】
前記所定のアクションは、前記医療患者監視装置によって提供される機能を有効にすることを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項11】
前記所定のアクションは、前記医療患者監視装置によって表示される情報の実体を変更することを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項12】
前記所定のアクションは、前記医療患者監視装置によって表示される情報のフォーマッティングを変更することを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項13】
前記所定のアクションは、生理学的情報をリモート装置に送信することを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項14】
前記所定のアクションは、患者監視オプションを設定することを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項15】
前記プロセッサはさらに、前記臨床担当者トークンの存在が検出されなくなった時点で第2の所定のアクションを実行するように構成された、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項16】
前記第2の所定のアクションは、前記第1の所定のアクションを逆にする、請求項15に記載の医療患者監視装置。
【請求項17】
前記検出器は、前記医療患者監視装置と前記臨床担当者トークンとの間に物理的接触がなくても、前記臨床担当者トークンの物理的存在を検出するように構成された、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項18】
前記臨床担当者トークンは、民生用電子装置を備えており、前記民生用電子装置は、臨床担当者識別コードを自身に関連付ける登録処理がなされている、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項19】
前記臨床担当者トークンは、Bluetooth(登録商標)対応装置を備える、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項20】
前記臨床担当者トークンは、RFIDタグを備える、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項21】
前記臨床担当者トークンの物理的存在は、分散配置された複数のアクセスポイントを用いる、前記臨床担当者トークンの位置の三角測量に基づいて検出される、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項22】
前記検出器が前記検出範囲内で複数の臨床担当者トークンの存在を検出した場合には、前記複数の臨床担当者トークンに関連付けられた複数の優先度インジケータを用いて、どの臨床担当者が前記第1の所定のアクションを実行すべきかに基づいて、臨床担当者トークンを選択する論理をさらに備える、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項23】
前記検出器は、前記臨床担当者トークンからの無線信号の強度に少なくとも部分的に基づいて前記臨床担当者トークンの物理的存在を検出するように構成された、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項24】
前記検出器は、前記臨床担当者トークンから無線信号が検出される時間の長さに少なくとも部分的に基づいて前記臨床担当者トークンの物理的存在を検出するように構成された、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項25】
臨床担当者が前記医療患者監視装置と物理的に対話して、前記医療患者監視装置によって提供される一連のアクションのうちのいずれか1つを前記医療患者監視装置に実行させることを可能にするユーザインタフェースをさらに備え、前記一連のアクションは、前記第1の所定のアクションを含む、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項26】
前記生理学的情報を検知する医療パラメータセンサと通信可能に結合される入力ポートを有するベッドサイド患者監視器を備える、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項27】
複数のベッドサイド患者監視器と通信可能に結合されて、複数の患者からの生理学的情報を前記複数のベッドサイド患者監視器から受信するように構成された中央監視装置を備える、請求項7に記載の医療患者監視装置。
【請求項28】
臨床担当者が誰かという情報を医療患者監視装置に伝達する臨床担当者トークンであって、
医療臨床担当者が誰かという情報に関連付けられた臨床担当者識別コードを格納するように構成されたメモリと、
前記医療患者監視装置に関連付けられた検出範囲内で前記臨床担当者トークンの位置が特定されたことに対する応答として、前記臨床担当者識別コードを医療監視装置に無線伝達するように構成された通信モジュールと、を備え、前記通信モジュールはさらに、前記臨床担当者識別コードを受信したことに対する応答として、前記臨床担当者に関連付けられた臨床情報の表示を医療監視装置に行わせるように構成された、
臨床担当者トークン。
【請求項29】
前記臨床担当者からコマンドを受信することと、前記コマンドに対する応答として、前記医療患者監視装置との通信を前記通信モジュールに行わせることと、を行うように構成された入力モジュールをさらに備える、請求項28に記載の臨床担当者トークン。
【請求項30】
複数の医療装置の物理的位置を特定する臨床システムであって、
複数の患者から生理学的情報を収集するように構成された、複数の医療患者監視装置と、
前記複数の医療患者監視装置からの無線信号を検出するように構成された複数の検出器からなる分散ネットワークと、
前記複数の検出器と通信可能に結合された位置監視サーバであって、前記複数の検出器から検出される前記無線信号に基づいて、前記複数の医療患者監視装置の物理的位置の推定値を求めるように構成された前記位置監視サーバと、
を備える臨床システム。
【請求項31】
前記位置監視サーバは、前記複数の医療患者監視装置と通信可能に結合されており、前記位置監視サーバは、医療患者監視装置の前記推定された物理的位置に基づくルールを用いたアクションを前記医療患者監視装置に実行させるように構成された、請求項30に記載の臨床システム。
【請求項32】
前記アクションは、医療患者監視装置の構成を設定することを含む、請求項31に記載の臨床システム。
【請求項33】
前記構成は、患者監視オプションを含む、請求項32に記載の臨床システム。
【請求項34】
前記患者監視オプションは、生理学的パラメータアラーム限界を含む、請求項33に記載の臨床システム。
【請求項35】
前記アクションは、前記複数の医療患者監視装置のうちの1つによって検出された生理学的パラメータアラーム状態を臨床担当者に通知することを含む、請求項31に記載の臨床システム。
【請求項36】
前記ルールは、前記生理学的パラメータアラーム状態を検出する前記医療患者監視装置に物理的に最も近い臨床担当者に通知を行うことを含む、請求項35に記載の臨床システム。
【請求項37】
前記複数の検出器は、WiFi対応アクセスポイントを含む、請求項30に記載の臨床システム。
【請求項38】
前記複数の医療患者監視装置は、前記複数の検出器と、
少なくとも1人の患者から生理学的情報を受信するように構成されたインタフェースと、
前記生理学的情報に基づく臨床的に有用なタスクを実行するように構成されたプロセッサと、
前記医療患者監視装置の近傍の検出範囲内において、臨床担当者が誰であるかを表す臨床担当者トークンの物理的存在を検出する検出器と、を備え、
前記プロセッサはさらに、前記臨床担当者トークンが検出されたことに対する応答として、第1の所定のアクションを実行するように構成されており、前記第1の所定のアクションは、前記臨床担当者が誰かという情報に関連付けられている、
請求項30に記載の臨床システム。
【請求項39】
近傍表示の近傍にいるユーザに関連付けられた表示環境設定に従って、1人以上の医療患者に関連付けられた生理学的パラメータを画面に表示するように構成された前記近傍表示であって、
患者から得られた光センサ信号に対する応答として生理学的パラメータを求めるように構成された生理学的監視器と、
前記生理学的監視器に組み込まれ、前記生理学的パラメータを治療担当者の閲覧用として提示するように構成されたディスプレイと、
前記監視器に組み込まれ、前記治療担当者が携帯する送信機から受信した、前記治療担当者に関連付けられた識別信号に応答する送受信機と、を備え、前記ディスプレイは、前記識別信号で示された前記治療担当者に関連付けられた表示環境設定に従って、前記生理学的パラメータを前記ディスプレイに表示するように構成された、
近傍表示。
【請求項40】
前記監視器が前記治療担当者から前記識別信号を受信し、前記治療担当者が前記監視器の近傍にいることを了解したことを、前記ディスプレイ上で前記治療担当者にフィードバックする画面機能をさらに備える、請求項39に記載の近傍表示監視器。
【請求項41】
前記画面機能は、ディスプレイ上に表された、切り替わる多面固体が、治療担当者が近傍にいることに対する応答として、第1の面に表示された前の画面から、第2の面に表示された好ましい画面へ回転する機能である、請求項40に記載の近傍表示監視器。
【請求項42】
前記多面提示は、3つの面を有する、回転する三角形状固体として前記ディスプレイに表示され、最初の画面は、前記3つの面のうちの第1の面に表示され、前記好ましい画面は、前記3つの面のうちの第2の面に表示される、請求項41に記載の近傍表示監視器。
【請求項43】
前記多面提示は、4つの面を有する、回転する立方体形状固体として前記ディスプレイに表示され、最初の画面は、前記4つの面のうちの第1の面に表示され、前記好ましい画面は、前記4つの面のうちの第2の面に表示される、請求項41に記載の近傍表示監視器。
【請求項44】
前記多面提示は、2つの面を有する、回転する平面固体として前記ディスプレイに表示され、最初の画面は、前記2つの面のうちの第1の面に表示され、前記好ましい画面は、前記2つの面のうちの第2の面に表示される、請求項41に記載の近傍表示監視器。
【請求項45】
ディスプレイおよび無線送受信機を有する監視器であって、
前記無線送受信機は、複数のユーザのうちのいずれかが前記監視器の近傍にいることを示す識別信号に応答する、前記監視器と、
前記複数のユーザに対応する、複数の表示環境設定と、
前記表示環境設定に従って生理学的パラメータを前記ディスプレイに提示する、複数の好ましい画面と、
を備える近傍表示監視器。
【請求項46】
前記複数のユーザに関連付けられた、複数の無線送信機をさらに備え、
前記複数の無線送信機は、前記識別信号を前記無線送受信機に送信し、
前記識別信号は、前記複数のユーザに対応し、
前記複数のユーザは、各自の識別情報および表示環境設定の、前記監視器への入力を完了している、
請求項45に記載の近傍表示監視器。
【請求項47】
前記監視器内の前記識別情報および表示環境設定に関連付けられた、複数のコードをさらに備え、
前記識別信号は、前記コードを収容する、
請求項46に記載の近傍表示監視器。
【請求項48】
前記監視器内に格納されたルックアップテーブルをさらに備え、
前記ルックアップテーブルは、前記コードならびに対応する識別情報および表示環境設定を格納し、
前記監視器は、前記識別信号内の前記コードを利用して、前記対応する表示環境設定を前記ルックアップテーブルから取り出す、
請求項47に記載の近傍表示監視器。
【請求項49】
前記複数のユーザに関連付けられた、複数の優先度を前記ルックアップテーブル内にさらに備え、
前記優先度は、複数のユーザが前記監視器の近傍に存在する場合に、前記好ましい画面のうちのどの画面を前記ディスプレイに提示するかを決定する、
請求項48に記載の近傍表示。
【請求項50】
前記識別信号の送信を開始することと、前記優先度を無効にすることと、のうちの少なくとも一方を行うために、複数のユーザがそれぞれの対応する無線送信機から送信する確認応答信号をさらに備える、
請求項49に記載の近傍表示。
【請求項51】
肉組織部位に光センサを装着するステップと、
前記センサによって送信される光放射に応答し、前記組織部位内の拍動血流による吸収後に前記センサによって検出される、センサ信号を生成するステップと、
前記センサ信号を監視器に伝達するステップであって、前記監視器は、前記センサ信号を処理して、前記拍動血流の各成分に応答する生理学的パラメータを導出する、前記伝達するステップと、
前記監視器の近傍にいるユーザが誰かという情報を、前記監視器に無線伝達するステップと、
前記生理学的パラメータを監視器ディスプレイに表示するための画面環境設定を、ユーザが誰かという前記情報によって決定するステップと、
前記生理学的パラメータの少なくとも一部を、前記画面環境設定に従って前記監視器ディスプレイに提示するステップと、
を含む近傍表示方法。
【請求項52】
前記監視器の近傍にユーザが存在することの確認応答として、前記監視器ディスプレイをアニメーション表示にするステップをさらに含む、請求項51に記載の近傍表示方法。
【請求項53】
前記無線伝達するステップは、
前記ユーザに識別タグを関連付けることと、
ユーザが誰かという前記情報を確定するために前記識別タグからコードを読み出すことと、
を含む、請求項52に記載の近傍表示方法。
【請求項54】
画面環境設定を前記決定するステップは、前記コードを前記画面環境設定に関連付けるルックアップテーブルを読み出すことを含む、請求項53に記載の近傍表示方法。
【請求項55】
前記アニメーション表示にするステップは、
多面ファセット固体を前記ディスプレイに表示することと、
前記ファセットのうちの1つに前記画面環境設定を与えることと、
前記ディスプレイ上の前記多面ファセット固体を前記画面環境設定まで回転させることと、
前記多面ファセット固体の代わりに前記画面環境設定を前記ディスプレイに表示することと、
を含む、請求項54に記載の近傍表示方法。
【請求項56】
複数の登録ユーザに優先順位を付けて、前記登録ユーザのうちの複数のユーザが前記ディスプレイの近傍にいる場合の優先画面環境設定を決定するようにする、さらなるステップをさらに含む、請求項55に記載の近傍表示方法。
【請求項57】
ユーザが前記監視器に送信した信号により前記優先順位付けステップを無効にする、さらなるステップを含む、請求項56に記載の近傍表示方法。
【請求項58】
肉組織部位内に送信された光放射から生成され、前記組織部位内での拍動血流による減衰を経て検出されたセンサ信号に応答するプロセッサであって、前記拍動血流の各成分を表す複数の生理学的パラメータを計算するように構成された前記プロセッサと、
近傍ユーザの閲覧用として、前記生理学的パラメータ値の視覚的表現を提供するディスプレイと、
近傍ユーザが誰であるかを決定する無線通信手段と、
前記生理学的パラメータを前記ディスプレイに提示するための、複数の画面環境設定手段と、
ユーザが誰かという前記情報を前記画面環境設定に関連付けるルックアップテーブル手段と、
を備える近傍表示監視器。
【請求項59】
識別されている近傍ユーザの少なくとも1人に視覚的フィードバックを与えるために、前記ディスプレイに与えられたアニメーション手段をさらに備える、請求項58に記載の近傍表示。
【請求項60】
前記画面環境設定手段のどれを前記ディスプレイに与えるかを決定する優先度手段をさらに備える、請求項59に記載の近傍表示。
【請求項61】
前記優先度手段を無効にする、ユーザ初期化手段をさらに備える、請求項60に記載の近傍表示。
【請求項62】
医療情報ネットワーク内での第1および第2の医療装置の間の通信を促進する方法であって、
第1の医療装置から第1の入力メッセージを受信するステップであって、前記第1の医療装置は、第1の通信プロトコルに従って前記入力メッセージを生成しており、前記入力メッセージは、第2の医療装置を、前記入力メッセージの意図された受信側として識別する、前記受信するステップと、
1つ以上の変換ルールを適用して、前記入力メッセージを出力メッセージに変換するステップであって、前記第2の医療装置は、前記出力メッセージを受信して処理するように構成された、前記変換するステップと、
前記出力メッセージを前記第2の医療装置に与えるステップと、
を含む方法。
【請求項63】
前記第1の通信プロトコルは、HL7プロトコルを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記入力メッセージに基づいて前記変換ルールを生成するステップをさらに含む、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
前記変換するステップは、前記入力メッセージの少なくとも一部分を再配列することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項66】
前記与えるステップは、前記出力メッセージをネットワーク経由で前記第2の医療装置に与えることを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項67】
前記与えるステップは、前記出力メッセージをインターネット経由で前記第2の医療装置に与えることを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項68】
前記第2の医療装置から第2の入力メッセージを受信するステップであって、前記第2の医療装置は、第2の通信プロトコルに従って前記第2の入力メッセージを生成している、前記受信するステップと、
異なる複数の変換ルールを適用して、前記第2の入力メッセージを第2の出力メッセージに変換するステップであって、前記第1の医療装置は、前記第2の出力メッセージを受信して処理するように構成された、前記変換するステップと、
前記第2の出力メッセージを前記第1の医療装置に与えるステップと、
をさらに含む、請求項62に記載の方法。
【請求項69】
医療情報ネットワーク内での第1および第2の医療装置の間の通信を促進するように構成された医療装置メッセージ変換器であって、
第1の医療装置から第1の入力メッセージを受信するように構成された通信インタフェースモジュールであって、前記第1の医療装置は、第1の通信プロトコルに従って前記入力メッセージを生成しており、前記入力メッセージは、第2の医療装置を、前記入力メッセージの意図された受信側として識別する、前記通信インタフェースモジュールと、
1つ以上の所定の変換ルールを格納するように構成されたルールモジュールと、
前記ルールモジュールから取り出した1つ以上の変換ルールを適用して、前記入力メッセージを出力メッセージに変換するように構成された変換モジュールであって、前記第2の医療装置は、前記出力メッセージを受信して処理するように構成された、前記変換モジュールと、
を備える医療装置メッセージ変換器。
【請求項70】
複数の医療装置と病院情報システムまたは臨床情報システムとの間で伝達されるメッセージを変換する方法であって、
電子患者医療記録を備える病院情報システムから入力メッセージを受信するステップであって、前記入力メッセージの内容は、医療電子通信プロトコルで許可されている第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている、前記受信するステップと、
前記入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、
出力メッセージを生成するステップであって、前記出力メッセージの内容は、前記医療電子通信プロトコルで許可されている第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされており、前記変換ルールは、前記出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、前記第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御する、前記生成するステップと、
前記出力メッセージを医療装置に出力するステップと、
を含む方法。
【請求項71】
前記変換ルールは手動で入力される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記変換ルールは自動的に生成される、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
メッセージを要求するステップと、前記メッセージに基づいて、実装すべきフォーマッティングのタイプを自動的に決定するステップと、をさらに含む、請求項70に記載の方法。
【請求項74】
前記第1のフォーマッティングルールセットは、HL7を用いて実装される、請求項70に記載の方法。
【請求項75】
前記比較するステップは、前記入力メッセージを解析することを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項76】
前記比較するステップは、入力メッセージのフォーマッティングと内容とを分離することを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項77】
前記入力メッセージおよび出力メッセージは、同じプロトコルを使用するが、フォーマットが異なる、請求項70に記載の方法。
【請求項78】
前記入力メッセージおよび出力メッセージは、異なるプロトコルを使用する、請求項70に記載の方法。
【請求項79】
前記入力メッセージは前記HL7規格に準拠しているかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項70に記載の方法。
【請求項80】
前記生成するステップは、フィールド区切り文字を置き換えること、および/または、フィールド位置を変更することを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項81】
前記メッセージは、入院退院転院(ADT)メッセージを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項82】
フィールドの繰り返し性、カージナル数、位置、使用状態、データ型、および/または長さを特定することをさらに含む、請求項70に記載の方法。
【請求項83】
更新可能またはユーザ構成可能なファイルからルールを読み出すステップをさらに含む、請求項70に記載の方法。
【請求項84】
共通の医療電子通信プロトコルに属するがフォーマットが異なる入力医療メッセージおよび出力医療メッセージに対して、現場でのカスタマイズが可能な変換を行う方法であって、
第1の医療装置から入力メッセージを受信するステップであって、前記入力メッセージの内容は、第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている、前記受信するステップと、
前記入力メッセージから、意図された受信側医療装置を特定するステップと、
前記入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、
前記入力メッセージと前記変換ルールセットとの比較に基づいて、前記意図された受信側医療装置によって予期される第2のフォーマッティングルールセットを反映するように前記入力メッセージのフォーマッティングを変更するステップと、
出力メッセージを生成するステップであって、前記出力メッセージの内容は、前記第2のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている、前記生成するステップと、
前記出力メッセージを、前記意図された受信側医療装置に出力するステップと、
を含む方法。
【請求項85】
前記変換ルールは手動で入力される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記変換ルールは自動的に生成される、請求項84に記載の方法。
【請求項87】
メッセージを要求するステップと、前記メッセージに基づいて、実装すべきフォーマッティングのタイプを自動的に決定するステップと、をさらに含む、請求項84に記載の方法。
【請求項88】
前記第1のフォーマッティングルールセットは、HL7を用いて実装される、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
前記比較するステップは、前記入力メッセージを解析することを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項90】
前記比較するステップは、入力メッセージのフォーマッティングと内容とを分離することを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項91】
前記入力メッセージおよび出力メッセージは、同じプロトコルを使用するが、フォーマットが異なる、請求項84に記載の方法。
【請求項92】
前記入力メッセージおよび出力メッセージは、異なるプロトコルを使用する、請求項84に記載の方法。
【請求項93】
前記入力メッセージは前記HL7規格に準拠しているかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項84に記載の方法。
【請求項94】
前記生成するステップは、フィールド区切り文字を置き換えること、および/または、フィールド位置を変更することを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項95】
前記メッセージは、入院退院転院(ADT)メッセージを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項96】
フィールドの繰り返し性、カージナル数、位置、使用状態、データ型、および/または長さを特定することをさらに含む、請求項84に記載の方法。
【請求項97】
更新可能またはユーザ構成可能なファイルからルールを読み出すステップをさらに含む、請求項84に記載の方法。
【請求項98】
前記入力メッセージは、病院情報システムまたは臨床情報システムから受信される、請求項84に記載の方法。
【請求項99】
前記入力メッセージは、患者監視器または他の医療装置から受信される、請求項84に記載の方法。
【請求項100】
前記出力メッセージは、HISおよび/またはCISに送信される、請求項84に記載の方法。
【請求項101】
前記出力メッセージは、患者監視器または他の医療装置に送信される、請求項84に記載の方法。
【請求項102】
病院情報システムと患者監視器との間の医療メッセージの伝達を促進するシステムであって、
複数の患者の電子医療記録を格納するように構成された電子医療記録データベースを備える病院情報システムと、
患者の少なくとも1つの生理学的状態を監視するように構成された患者監視器と、
前記病院情報システムと前記患者監視器との間に通信可能に結合されるように構成された変換モジュールと、を備え、前記変換モジュールは、
前記病院情報システムまたは前記患者監視器のうちの一方から入力メッセージを受信するステップであって、前記入力メッセージの内容は、第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている、前記受信するステップと、
前記入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、
出力メッセージを生成するステップであって、前記出力メッセージの内容は、第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされており、前記変換ルールは、前記出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、前記第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御する、前記生成するステップと、を行うように構成された、
システム。
【請求項103】
前記電子医療記録データベースは、HISまたはCISのコンポーネントである、請求項102に記載のシステム。
【請求項104】
サーバをさらに備える、請求項102に記載のシステム。
【請求項105】
前記サーバは、前記EMRデータベースと前記ネットワークとの間のインタフェースとして動作するように構成された、請求項104に記載のシステム。
【請求項106】
前記ネットワークは、共用ネットワークを含む、請求項105に記載のシステム。
【請求項107】
前記変換ルールは手動で入力される、請求項102に記載のシステム。
【請求項108】
前記変換ルールは自動的に生成される、請求項102に記載のシステム。
【請求項109】
ネットワーク経由での医療装置間の医療メッセージの伝達を促進するシステムであって、
医療メッセージの送受信を行うように構成された第1の医療装置であって、ネットワークと通信可能に結合されるように構成された前記第1の医療装置と、
医療メッセージの送受信を行うように構成された第2の医療装置であって、前記ネットワークと通信可能に結合されるように構成された前記第2の医療装置と、
前記第1の医療装置と前記第2の医療装置との間に通信可能に結合されるように構成された変換モジュールと、を備え、前記変換モジュールは、
前記第1の医療装置から入力メッセージを受信するステップであって、前記入力メッセージの内容は、第1のフォーマッティングルールセットに従ってフォーマットされている、前記受信するステップと、
前記入力メッセージを変換ルールセットと比較するステップと、
出力メッセージを生成するステップであって、前記出力メッセージの内容は、第2のフォーマッティングルールセットに従って再フォーマットされており、前記変換ルールは、前記出力メッセージの内容の再フォーマッティングを、前記第2のフォーマッティングルールセットに準拠するように制御する、前記生成するステップと、
前記出力メッセージを前記第2の医療装置に出力するステップと、を行うように構成された、
システム。
【請求項110】
医療電子通信プロトコルに従って医療通信のフォーマッティングを定義する方法であって、
フォーマット変換ソフトウェアをコンパイルするステップと、
前記フォーマット変換ソフトウェアをインストールするステップと、
前記フォーマット変換ソフトウェアを再コンパイルすることなく、ユーザ構成可能ファイル内で変換ルールセットを更新するステップと、
を含む方法。
【請求項111】
生理学的パラメータ監視データを解析する方法であって、
複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップと、
前記複数の患者から第1の生理学的パラメータアラームデータを受信するステップであって、前記第1の生理学的パラメータアラームデータは、前記複数の患者に発生したアラーム状態を表しており、前記アラーム状態は、第1のアラーム条件に基づいて検出されている、前記第1の生理学的パラメータアラームデータを受信するステップと、
プロセッサを用いて第2の生理学的パラメータアラームデータを生成するステップであって、前記第2の生理学的パラメータアラームデータは、シミュレートされたアラーム状態を表しており、前記シミュレートされたアラーム状態は、第2のアラーム条件に基づいて検出される、前記第2の生理学的パラメータアラームデータを生成するステップと、
プロセッサを用いて前記第1および第2の生理学的パラメータアラームデータを比較するステップと、
を含む方法。
【請求項112】
第2の生理学的パラメータアラームデータを生成する前記ステップは、前記生理学的パラメータデータにアラーム検出アルゴリズムを適用することを含み、前記アラーム検出アルゴリズムは、前記第1の生理学的パラメータアラームデータの生成に用いられるアラーム検出アルゴリズムとほぼ同様である、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記複数の患者に対して行われた医療介入を表す医療介入データを受信するステップをさらに含む、請求項111に記載の方法。
【請求項114】
前記医療介入データからの医療介入と、前記第1の生理学的パラメータアラームデータからのアラーム状態とを、相互に関連付けるステップをさらに含む、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記医療介入データに基づいて偽陰性イベントを推定するステップをさらに含む、請求項113に記載の方法。
【請求項116】
前記第2のアラーム条件を用いて、前記偽陰性イベントが検出されたかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記医療介入データに基づいて、前記第1の生理学的パラメータアラームデータにおける前記アラーム状態のうちのどれが偽陽性アラームであるかを推定するステップをさらに含む、請求項113に記載の方法。
【請求項118】
前記第2のアラーム条件を用いて、前記偽陽性アラームが検出されたかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記医療介入データに基づいて、前記第1の生理学的パラメータアラームデータにおける前記アラーム状態のうちのどれが、患者に発生した医療的苦痛の実際のインスタンスに対応するかを推定するステップをさらに含む、請求項113に記載の方法。
【請求項120】
前記第2のアラーム条件を用いて、医療的苦痛の前記実際のインスタンスが検出されたかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記第1および第2の生理学的パラメータアラームデータを比較する前記ステップは、アラーム状態の数とシミュレートされたアラーム状態の数との差を算出することを含む、請求項111に記載の方法。
【請求項122】
前記生理学的パラメータデータは、複数のベッドサイド患者監視装置から受信される、請求項111に記載の方法。
【請求項123】
前記第1のアラーム条件は、前記医療パラメータの第1の閾値を含み、前記第2のアラーム条件は、前記医療パラメータの第2の閾値を含む、請求項111に記載の方法。
【請求項124】
コンピュータによって読み出された場合に、生理学的パラメータ監視データを解析する方法を前記コンピュータに実行させる命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップと、
前記複数の患者から第1の生理学的パラメータアラームデータを受信するステップであって、前記第1の生理学的パラメータアラームデータは、前記複数の患者に発生したアラーム状態を表しており、前記アラーム状態は、第1のアラーム条件に基づいて検出されている、前記第1の生理学的パラメータアラームデータを受信するステップと、
プロセッサを用いて第2の生理学的パラメータアラームデータを生成するステップであって、前記第2の生理学的パラメータアラームデータは、シミュレートされたアラーム状態を表しており、前記シミュレートされたアラーム状態は、第2のアラーム条件に基づいて検出される、前記第2の生理学的パラメータアラームデータを生成するステップと、
プロセッサを用いて前記第1および第2の生理学的パラメータアラームデータを比較するステップと、を含む、
コンピュータ可読媒体。
【請求項125】
生理学的パラメータ監視データを解析する方法であって、
複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップと、
第1のアラーム通知遅延時間に基づいて生成された生理学的パラメータアラーム通知を表す第1の生理学的パラメータアラーム通知データを受信するステップと、
プロセッサを用いて第2の生理学的パラメータアラーム通知データを生成するステップであって、前記第2の生理学的パラメータアラーム通知データは、第2のアラーム通知遅延時間に基づいて生成される、シミュレートされた生理学的パラメータアラーム通知を表している、前記第2の生理学的パラメータアラーム通知データを生成するステップと、
前記第1および第2の生理学的パラメータアラーム通知データを比較するステップと、
を含む方法。
【請求項126】
前記生理学的パラメータデータは、複数のベッドサイド患者監視装置から受信される、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記第1のアラーム通知遅延時間は、第1の医療監視装置によるアラームイベントの検出と、第2の医療監視装置への前記アラームイベントの通知との間の経過時間を含む、請求項125に記載の方法。
【請求項128】
前記第1のアラーム通知遅延時間は、アラームイベントの検出と、臨床担当者への前記アラームイベントの通知との間の経過時間を含む、請求項125に記載の方法。
【請求項129】
前記第1および第2の生理学的パラメータアラーム通知データを比較するステップは、生理学的パラメータアラーム通知の数とシミュレートされた生理学的パラメータアラーム通知の数との差を算出することを含む、請求項125に記載の方法。
【請求項130】
第2の生理学的パラメータアラーム通知データを生成する前記ステップは、前記生理学的パラメータデータにアラーム検出アルゴリズムを適用することを含み、前記アラーム検出アルゴリズムは、前記第1の生理学的パラメータアラーム通知データの生成に用いられるアラーム検出アルゴリズムとほぼ同様である、請求項125に記載の方法。
【請求項131】
コンピュータによって読み出された場合に、生理学的パラメータ監視データを解析する方法を前記コンピュータに実行させる命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
複数の患者から生理学的パラメータデータを受信するステップと、
第1のアラーム通知遅延時間に基づいて生成された生理学的パラメータアラーム通知を表す第1の生理学的パラメータアラーム通知データを受信するステップと、
プロセッサを用いて第2の生理学的パラメータアラーム通知データを生成するステップであって、前記第2の生理学的パラメータアラーム通知データは、第2のアラーム通知遅延時間に基づいて生成される、シミュレートされた生理学的パラメータアラーム通知を表している、前記第2の生理学的パラメータアラーム通知データを生成するステップと、
前記第1および第2の生理学的パラメータアラーム通知データを比較するステップと、を含む、
コンピュータ可読媒体。

【公表番号】特表2012−519547(P2012−519547A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553097(P2011−553097)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/026131
【国際公開番号】WO2010/102069
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(500000212)マシモ・コーポレイション (10)
【Fターム(参考)】