半導体メモリインターフェース装置及び方法
【課題】半導体メモリインターフェース装置及び方法を提供すること。
【解決手段】メモリインターフェース装置は、第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路とを含む。
【解決手段】メモリインターフェース装置は、第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、より詳細にノイズを減少させるためのメモリインターフェース装置及び方法に関することである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の動作速度が増加することによって、半導体装置の集積率が高くなることと関連して、半導体装置間または、内部的に信号を伝送する信号ラインの相互に隣接して配置される。これによって、いずれかの一つの信号ラインに信号を伝送する場合、隣接する信号ラインにはクロストークノイズ及びカップリングノイズのようなノイズが誘導されうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許6,862,246号明細書
【特許文献2】韓国特許出願公開2009−041461号明細書
【特許文献3】韓国特許0321729号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これによって、本発明の一目的はノイズを減少させることのできる半導体インターフェース装置を提供することにある。
【0005】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできるメモリシステムを提供することにある。
【0006】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできる半導体インターフェース方法を提供することにある。
【0007】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできるメモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリインターフェース装置は、第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路とを含む。
【0009】
実施形態において、前記第2信号ラインは前記第1信号ラインに隣接して位置することができる。
【0010】
実施形態において、前記メモリインターフェース装置は、第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路をさらに含み、前記ノイズ除去回路の出力は前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によるノイズを減少させるためにも利用されうる。
【0011】
実施形態において、前記メモリインターフェース装置は前記第1信号ラインに連結されて前記第1信号の位相を調節する遅延部をさらに含むことができる。
【0012】
実施形態において、前記ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことができる。
【0013】
前記一つ以上の位相調節素子と前記一つ以上の増幅調節素子は各々独立的に調節可能である。
【0014】
上述の目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリシステムは入出力端子各々を通じて第2半導体装置とインターフェースする第1半導体装置を含み、前記第1半導体装置は第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第1ノイズ除去回路とを含む。前記前記第2半導体装置は第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路と、第4信号を第4信号ラインを通じて第4入出力端子に出力する第4信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第3信号ライン上の前記第3信号の存在によって前記第4信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第2ノイズ除去回路とを含む。
【0015】
実施形態において、前記第2信号ラインは前記第1信号ラインに隣接して位置することができる。
【0016】
実施形態において、前記第4信号ラインは前記第3信号ラインに隣接して位置することができる。
【0017】
実施形態において、前記第1半導体装置はメモリコントローラであってもよい。
【0018】
実施形態において、前記第2半導体装置はメモリ装置であってもよい。
【0019】
実施形態において、前記第1ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことができる。
【0020】
実施形態において、前記第1ノイズ除去回路の出力は前記第1半導体装置の複数の信号ラインに印加されることができる。
【0021】
実施形態において、前記第2ノイズ除去回路の出力は前記第2半導体装置の複数の信号ラインに印加されうる。
【0022】
実施形態において、前記第1半導体装置は前記第1ノイズ除去回路を一つ以上含むことができる。
【0023】
実施形態において、前記第2半導体装置は前記第2ノイズ除去回路を一つ以上含むことができる。
【0024】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリインターフェース方法は、第2信号ライン上に隣接するように配置された第1信号ライン上の信号から誘導された前記第2信号ラインでノイズ信号を感知する段階と、前記ノイズ信号の位相と大きさを測定する段階と、前記測定されたノイズ信号の位相と大きさに基づいてノイズ除去回路の遅延値と増幅値を調節してノイズ減少信号を出力する段階と、前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加して前記第2信号ラインに存在する前記ノイズ信号を減少させる段階とを含む。
【0025】
実施形態において、前記メモリインターフェース方法は、前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことができる。
【0026】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法は、第1信号ラインを通じて信号を伝送する段階と、第2信号ラインに生成されたノイズ信号の特性を測定する段階と、前記測定されたノイズ信号の位相を調節してノイズ減少信号を生成する段階と、前記ノイズ信号のノイズ レベルが予め決定されたレベル以下になる時まで前記測定する段階と前記生成する段階を繰り返す段階と、前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加する段階とを含む。
【0027】
実施形態において、前記メモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法は、前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0028】
上述のような本発明の実施形態によると、出力信号ラインに隣接した信号ラインに誘導されるノイズを相殺させて出力信号の特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【図3】メモリ装置で接続された信号出力回路とノイズ除去回路を示す。
【図4】図3の回路から出力される様々な信号を示す波形図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るノイズ除去回路に接続された信号出力回路を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路のまた他の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング(training)方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本明細書に開示されている本発明の実施形態に対して、特定の構造的乃至機能的説明は単に本発明の実施形態を説明するための目的で例示されたことであり、本発明の実施形態は多様な形態で実施されるし、本明細書に説明された実施形態に限定されることと解釈されてはならない。
【0031】
本発明は多様な変更を加えることができ、色々な形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示して本明細書に詳細に説明しようと思う。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとすることではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むことと理解しなければならない。各図面を説明しながら類似の参照符号を構成要素に対して与える。
【0032】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明することに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使われる。例えば、本発明の権利範囲から離脱せず第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素と命名されることができる。
【0033】
いずれの構成要素が異なる構成要素に「連結されて」あるとか「接続されて」あると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは、接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在する場合もあると理解しなければならない。反面、いずれの構成要素が異なる構成要素に「直接連結されて」あるとか「直接接続されて」あると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことと理解しなければならない。構成要素の間の関係を説明する他の表現、すなわち「〜間に」と「すぐに〜間に」または「〜に隣り合う」と「〜に直接隣り合う」等も同様に解釈しなければならない。
【0034】
一方、どんな実施形態が別に実現可能な場合に特定ブロック内に明記された機能または、動作がフローチャートに明記された順序と異なって行われることもある。例えば、連続する二つのブロックが実際には実質的に同時に遂行される事もでき、関連機能または、動作によっては前記ブロックが逆に行われることもできる。
【0035】
以下、添付図面らを参照して、本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。図面上の同じ構成要素に対しては同じ参照符号を使い、同じ構成要素に対して重複する説明は省略する。
【0036】
図1は本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【0037】
図1を参照すると、メモリシステム10は制御部20及び複数のメモリ40、50から構成されるメモリモジュール30を含む。制御部20は複数のメモリ40、50とデータDQを交換し、コマンド/アドレス信号CAをメモリ40、50に印加する。制御部20は、メモリコントローラをはじめとしてマイクロ・プロセッサ、CPU及びGPUなどになることができる。また、メモリ40、50各々は、DRAM、RRAM、PRAM、MRAM、グラフィックメモリ、及びフラッシュメモリをはじめとしてデータを保存する機能をするメモリ装置のうちのいずれか一つであってもよい。
【0038】
図2は本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【0039】
図2を参照すると、メモリシステム100は、第1半導体装置110及び第2半導体装置150を含む。第1半導体装置110は制御部であることができ、第2半導体装置150はメモリ装置であることができる。以下の実施形態では第1半導体装置は制御部であり、第2半導体装置はメモリ装置であることを仮定する。インターフェース部は制御部110とメモリ装置150との間の信号を送受信する。制御部110の入出力端子141、142、143、144は各々チャネルCH1、CH2、CH3、CH4を通じてメモリ装置150の入出力端子181、182、183、184に各々接続される。ここでチャネルCH1、CH2、CH3、CH4は各々伝送ラインであることができる。
【0040】
制御部110は信号出力回路120とノイズ除去回路130を含む。信号出力回路120は、第1信号ライン131を通じて信号SIG1を入出力端子142に伝達する。メモリ装置150も信号出力回路160とノイズ除去回路170を含む。信号出力回路160は第2信号ライン171を通じて信号SIG2を入出力端子183に伝達する。ここで信号出力回路120はデータ信号出力回路、コマンド信号出力回路または、アドレス信号出力回路のうちの一つであることができる。また、第1信号ライン131はデータ信号ライン、コマンド信号ラインまたは、アドレス信号ラインのうちの一つであることができる。メモリ装置150の信号出力回路160はデータ信号出力回路であることができる。
【0041】
信号SIG1が第1信号ライン131を通じて入出力端子142に転送される時、入出力端子142と隣接する入出力端子141、143、144に接続される信号ライン(図示せず)には第1信号ライン131上の信号SIG1によってクロストークノイズまたは、カップリングノイズが誘導されうる。入出力端子142と隣接した入出力端子141、143、144に接続される制御部110内部の信号ライン(図示せず)に誘導されるクロストークノイズまたは、カップリングノイズは、第1信号ライン131上の信号SIG1に遷移が発生する時に誘導されうる。すなわち第1信号ライン131上の信号SIG1がローレベルからハイレバルに遷移するかまたは、第1信号ライン131上の信号SIG1がハイレバルからローレベルに遷移する時、信号SIG1の遷移を妨げる方向にクロストークノイズまたは、カップリングノイズが誘導されうる。
【0042】
ノイズ除去回路130は第1信号ライン131を通じて転送される信号SIG1の遷移を感知し、これを通じて誘導される入出力端子141、143、144に連結される信号ライン(図示せず)に誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン133を通じて隣接する信号ラインまたは、隣接する入出力端子141、143、144に印加する。従って、チャネルCH1、CH3、CH4を通じて転送される信号は信号SIG1によって誘導されるノイズを最小化させて該信号を伝送することができる。
【0043】
これと同様にまた、メモリ装置150に含まれるノイズ除去回路170も第2信号ライン171上の信号SIG2によりメモリ装置150内部の隣接する信号ライン(図示せず、入出力端子181、182、184に連結される信号ライン)に誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を発生させて、信号ライン173を通じて隣接する信号ラインまたは、隣接する入出力端子181、182、184に印加する。従って、チャネルCH1、CH2、CH4を通じて転送される信号は、信号SIG2によって誘導されるノイズを最小化させて該信号を伝送することができる。
【0044】
図2において信号出力回路120、160のみを示したが、他の入出力端子にもそれぞれの信号出力回路を接続でき、また、図示しなかった信号出力回路には各々該当するノイズ除去回路を接続できる。また、図2において、第1信号ライン131上の信号SIG1により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1は、第1信号ライン131には印加せずに他の信号ラインと接続される信号入出力端子141、143、144に印加される。これはノイズ相殺信号NCS1が第1信号ライン131上の信号SIG1により他の信号ラインに誘導されるノイズを相殺させる信号であるため、第1信号ライン131に印加させる目的ではないためである。これはメモリ装置150で第2信号ライン171上の信号SIG2により他の信号ラインに誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2が第2信号ライン171に印加されなかった理由と同様であり、本発明の他の実施形態でも同一である。
【0045】
<ノイズ除去回路>
図3はメモリ装置で接続された信号出力回路とノイズ除去回路を示す。
【0046】
図3を参照すると、半導体装置200は信号出力回路211、212、213とノイズ除去回路230を含む。信号出力回路211、212、213は、各々入出力端子251、252、253にそれぞれの信号ライン(221及び261、222及び262、223及び263)を通じて接続されている。ここで信号ライン(221及び261、222及び262、223及び263)は各々データ 信号ライン、コマンド信号ラインまたは、アドレス信号ラインのうちのいずれか一つの信号ラインであることもあり、互いに同じ信号ラインであってもよい。信号出力回路211、212、213は各々遅延部231、232、233とドライバ241、242、243を通じて入出力端子251、252、253に接続されうる。遅延部231、232、233の各々は信号SIG1、SIG2、SIG3の各々が信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に印加される時間とノイズ除去回路230で出力されるノイズ相殺信号NCSが信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に印加される時間を同期(synchronize)するために追加されうる。遅延部231、232、233の遅延時間は各々互いに異なって信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に到達するノイズ相殺信号NCSと信号SIG1、SIG2、SIG3時間が互いに異なる場合がある。
【0047】
ドライバ241、242、243は半導体装置で共通で使われる出力ドライバ(output driver)であることができ、各々入力される信号を増幅して出力して入出力端子に接続された信号ラインに印加することができる。ノイズ除去回路230は、信号出力回路212から入出力端子252に信号ライン222、262を通じて信号SIG2が伝送される時、信号SIG2の遷移を感知してこれに以下で他の信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズまたは、カップリングノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCSを生成して出力する。このようなノイズ相殺信号NCSは他の信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるノイズを減少させるために隣接した信号ラインに印加されかまたは信号ライン270を通じて入出力端子251、253に印加される。図4は図3の回路から出力される色々な信号を示す波形図である。
【0048】
図4において、(a)は信号出力回路211、212、213から出力されて入出力端子251、252、253各々にノイズの影響を受けずに印加されうる信号を示す。
【0049】
図4において(b)は、信号ライン222、226上の信号SIG2によって信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズやカップリングノイズを示す。図4において(c)は信号ライン(222及び226)上の信号SIG2によって信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズやカップリングノイズによって信号ライン(221及び261、223及び263)の信号SIG1、SIG3がノイズによる影響を受けた後、それぞれの入出力端子251、253に印加される信号を示す。(a)の信号に(b)のノイズが印加されるということによって信号のわい曲が発生し、これに伴い(c)と同じ信号がそれぞれの入出力端子251、253を通じて出力されうる。場合に従ってノイズ信号の強度が強い場合に、わい曲された信号が転送されて不正確に受信されうる。
【0050】
図4においては(d)はノイズ除去回路230で出力されるノイズ相殺信号NCSがドライバ244により増幅されて信号ライン261、263に印加される信号を示す。望ましくは(b)のノイズの位相を反転させた信号の場合がノイズ相殺効果が大きい。(d)のノイズ相殺信号NCSが隣接する信号ライン261、263に印加されるということによって、(b)のノイズが相殺されて隣接した信号ライン261、263では誘導されたノイズが除去され、(a)の信号が入出力端子(251〜253)を通じてわい曲無しで出力されうる。
【0051】
図5は本発明の他の実施形態に係るノイズ除去回路に接続された信号出力回路を示すブロック図である。
【0052】
図5を参照すると、半導体装置300は信号SIG1、SIG2、SIG3を各々生成する信号出力回路311、312、313とノイズ相殺信号NCS1、NCS2を各々生成するノイズ除去回路330、340を含む。
【0053】
信号SIG1は、信号ライン321、ドライバ351、及び信号ライン371を通じて入出力端子361に伝達される。信号SIG2は信号ライン322、遅延部331、ドライバ353、及び信号ライン372を通じて入出力端子362に伝達される。信号SIG3は信号ライン323、遅延部333、ドライバ354、及び信号ライン372を通じて入出力端子363に伝達される。
【0054】
ノイズ除去回路330は信号ライン(322及び372)の信号SIG2によって信号ライン(321及び371、323及び373)に誘導されるノイズを減少させるためのノイズ相殺信号NCS1を生成してドライバ352を通じて信号ライン371、373に印加する。ノイズ除去回路340は信号ライン(323及び373)の信号SIG3によって信号ライン(322及び372、321及び371)に誘導されるノイズを減少させるためのノイズ相殺信号NCS2を生成してドライバ(355)を通じて信号ライン372、371に印加する。
【0055】
図5の実施形態は、図3の実施形態とは異なってノイズ除去回路340をさらに含み、信号ライン321上の信号SIG1は遅延部を介せず、すぐにドライバ351に印加される。この時、遅延部を介しなくても入出力端子361に印加される信号SIG1は、他の入出力端子362、363に他の信号SIG2、SIG3が印加される時間と同期(synchronize)される場合を示す。もちろん、同期のために遅延部を追加で信号ライン321上に具えることができる。図5においては信号ライン(322、372)上の信号SIG2により誘導されるノイズに対するノイズ相殺信号NCS1が信号ライン371、373に印加され、信号ライン323、373上の信号SIG3によって誘導されるノイズに対するノイズ相殺信号NCS2が信号ライン372、371に印加される。従って、信号ライン371にはノイズ相殺信号NCS1、NCS2が印加されて隣接した信号ラインによって誘導されるノイズを相殺させてノイズによる影響を最小化することができる。
【0056】
図6及び図7は本発明の実施形態としてノイズ除去回路400の構成を示す。図6のように遷移感知部410を利用して信号の遷移を感知してノイズ相殺信号NCSを出力する構成からなることができ、図7のように信号SIGをフィルタリングしてノイズ相殺信号NCSを出力する構成からなることもできる。
【0057】
図6は本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
【0058】
図6を参照すると、ノイズ除去回路400aは遷移感知部410及びノイズ相殺信号発生部415を含むことができる。遷移感知部410は信号SIGに遷移が発生する場合に活性化するイネーブル信号ENを提供する。実施形態に従って、信号SIGは図2、図3、及び図5の信号ライン131、221、321上の信号SIG1であることができる。遷移感知部410は信号SIGがハイレバルからローレベルに遷移する場合やローレベルからハイレベに遷移する場合のように信号SIGに遷移が発生する場合に活性化するイネーブル信号ENをノイズ相殺信号発生部415に提供する。相殺信号発生部415はイネーブル信号ENによって活性化してノイズ相殺信号NCSを生成する。
【0059】
図4に示されて図4を参照して説明した通り信号SIGに遷移が発生する時、隣接した信号ラインに図4の(b)に示された信号のようなクロストークノイズやカップリングノイズが誘導される。ノイズ相殺信号生成部415は、図4の(d)に実質的に示された通りノイズ信号に対して180°の位相差を有するノイズ相殺信号NCSを生成する。
【0060】
図7は本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路400の(b)のまた他の構成を示すブロック図である。
【0061】
図7を参照すると、ノイズ除去回路400bは遅延部421、422、増幅器423、424、425及び加算器426を含む。ノイズ除去回路400bは信号SIGを第1増幅器423を通じてn(n=実数)倍増幅して信号加算器426に印加し、信号SIGを遅延部421、422が各々遅延させて出力し、それぞれの出力は第2増幅器424、第3増幅器425を通じてm(m=実数)、k(k=実数)倍増幅して加算器426に印加し、加算器426は増幅器423、424、425の出力を加算してノイズ相殺信号NCSとして提供して、ノイズの原因になる信号が転送される信号ラインを除いた他の信号ラインに印加する。ここで遅延部421、422の遅延係数や増幅器423、424、425の増幅係数(n、m、k)は外部で調節可能である。本発明の他の例示的な実施形態によると、遅延部421と増幅器424の調節に予め決まったレベル以下でノイズ信号を相殺するほどノイズ相殺信号NCSを十分に生成することができるならば、遅延部422と増幅器425は必要ないこともある。図8は本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング(training)方法を示すフローチャートである。
【0062】
図8はメモリ装置のトレーニング(trainin)段階で信号ラインに誘導されるクロストークノイズを測定して、ノイズ除去回路に含まれる遅延部または増幅器のいずれか一つ以上の係数や信号ラインに接続される遅延部の係数を変更して誘導されるノイズを最小化することができるように、半導体装置をトレーニングするフローチャートを示す。もちろん、図8の図面にはクロストークノイズで表示したが、カップリングノイズも同様のトレーニング段階を通じて適用することができる。
【0063】
以下図2〜図8を参照して本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング方法を詳細に説明する。
【0064】
まず、信号出力回路212で信号SIG2を信号ライン222に出力させて信号ライン221、223にクロストークノイズを発生させる(S510)。次いで、信号ライン221、223に誘導されたクロストークノイズを測定する(S520)。次いで信号ライン221、222、223に接続される遅延部231、232、232の係数やノイズ除去回路400bの係数を変更させる(S530)。ここで遅延部231、232、232の係数を変更することは、誘導されるクロストークノイズが最小になるように遅延部231、232、232の遅延時間を変更することを意味する。また、ノイズ除去回路400bの係数を変更することは図7の遅延部421、422の遅延時間を変更して増幅器423、424、425の増幅係数(m、n、k)を変更する可能性があることを意味する。次に信号ライン221、223に誘導されたクロストークノイズを測定する(S540)。測定されたノイズ値が許容範囲外ならば(段階(S550)で「いいえ」の場合)、決まった最大反復回数内(S560)で段階ら(S530、S540、S550)を繰り返す。測定されたノイズ値が許容範囲内(段階(S550)で「はい」の場合)ならば、トレーニングは終了する。
【0065】
図9は本発明の一実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0066】
図9を参照すると、メモリシステム600は制御部(第1半導体装置)605と、メモリ装置(第2半導体装置)650を含む。制御部605は信号出力回路610及びノイズ除去回路621、625を含み、メモリ装置650は信号出力回路660とノイズ除去回路670を含む。制御部605の信号出力回路610から出力される信号SIGは信号ライン611を通じて入出力端子642に伝達される。図9信号出力回路610は、二つのノイズ除去回路621、625に接続される。
【0067】
ノイズ除去回路621は信号ライン611の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン631を通じて入出力端子641、643または、入出力端子641、643に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。ノイズ除去回路625は信号ライン611の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン632を通じて入出力端子644、645、646または、入出力端子644、645、646に接続された制御部605内部の信号ライン(図示せず)に印加する。
【0068】
図9のメモリ装置650においても入出力端子691、692 693、695、696に接続された信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。メモリ装置650の信号出力回路660から出力される信号SIG3は、信号ライン661を通じて入出力端子694に転送される。ノイズ除去回路670は信号ライン661上の信号SIG3により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3を信号ライン681を通じて入出力端子691、692、693、695、696または、入出力端子691、692、693、695、696に接続されたメモリ装置650内部の信号ライン(図示せず)に印加する。制御部605の入出力端子641〜646は、メモリ装置650の入出力端子691〜696とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0069】
図9の実施形態ではノイズが誘発される信号ラインとそれぞれの入出力端子に接続される信号ラインの距離により誘導されるノイズの大きさが互いに異なることがあるため、複数個のノイズ除去回路621、625を通じて誘導されるノイズの量により複数個のノイズ相殺信号NCS1、NCS2をそれぞれの信号ラインに印加することができる。
【0070】
図10は本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0071】
図10を参照すると、メモリシステム700は制御部(第1半導体装置)705とメモリ装置(第2半導体装置)750を含む。制御部705は、信号出力回路710及びノイズ除去回路721、725を含み、メモリ装置750は信号出力回路760とノイズ除去回路771、772、773、774、775を含む。制御部705の信号出力回路710から出力される信号SIGは信号ライン711を通じて入出力端子742に伝達される。図10の制御部705では入出力端子741、743、744、755、756に接続された制御部705内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。
【0072】
信号出力回路710は二つのノイズ除去回路721、725に接続される。ノイズ除去回路721は信号ライン711の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン731を通じて入出力端子741、743または、入出力端子741、743に連結された信号ライン(図示せず)に印加する。ノイズ除去回路725は信号ライン711の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン732を通じて入出力端子744、745、746または、入出力端子744、745、746に連結された制御部705内部の信号ライン(図示せず)に印加する。
【0073】
図10のメモリ装置750においても入出力端子791、792、793、795、796に接続されたメモリ装置750内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。メモリ装置750の信号出力回路760から出力される信号SIG2は信号ライン761を通じて入出力端子794に転送される。信号出力回路760はノイズ除去回路771、772、773、774、775に連結される。ノイズ除去回路771、772、773、774、775各々は、信号ライン761上の信号SIG2により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3、NCS4、NCS5、NCS6、NCS6、NCS7をそれぞれの信号ライン781、782、783、784、785を通じて該当する入出力端子791、792、793、795、796に印加する。制御部705の入出力端子741〜746は、メモリ装置750の入出力端子791〜796とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0074】
図10の実施形態で制御部705のインターフェースは、図9の制御部605のインターフェースと同一であり、メモリ装置750のインターフェースにおいては信号ライン761上の信号SIG2により他の信号ラインに誘導されるノイズをノイズ除去回路771、772、773、774、775がそれぞれのノイズ相殺信号NCS3、NCS4、NCS5、NCS6、NCS7を該当する入出力端子791、792、793、795、796に接続された信号ラインに独立的に印加する。図10の実施形態においてはノイズの原因になる信号ラインと異なる信号ラインとの間のそれぞれの距離と誘導されるノイズ強度が異なって別途のノイズ信号発生器が必要になる場合を示す。
【0075】
図11は、本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0076】
図11を参照すると、メモリシステム800は、制御部(第1半導体装置)805とメモリ装置(第2半導体装置)850を含む。制御部805は、信号出力回路811、812及びノイズ除去回路821、822を含み、メモリ装置850は信号出力回路861、862とノイズ除去回路870を含む。制御部805の信号出力回路811から出力される信号SIG1は信号領域案813を通じて入出力端子842に伝達される。また、信号出力回路812から出力される信号SIG2は信号ライン814を通じて入出力端子844に伝達される。図11の制御部805では入出力端子841、843、855、856に接続された制御部805内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。
【0077】
信号出力回路811は、ノイズ除去回路821、822に接続される。また、信号出力回路812もノイズ除去回路821、822に接続される。ノイズ除去回路812は、信号ライン813上の信号SIG1によるノイズと信号ライン814上の信号SIG2によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン831を通じて入出力端子841、843または、入出力端子841、843に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。また、ノイズ除去回路822も信号ライン813上の信号SIG1によるノイズと信号領域案814上の信号SIG2によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン832を通じて入出力端子845、846または、入出力端子845、846に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。
【0078】
図11のメモリ装置850の信号出力回路861から出力される信号SIG3は、信号ライン863を通じて入出力端子892に伝達される。また、信号出力回路862から出力される信号SIG4は信号ライン894を通じて入出力端子894に伝達される。図11のメモリ装置580においては入出力端子891、893、895、896に信号ラインと信号出力回路は、説明の便宜のために図示しなかった。信号出力回路861はノイズ除去回路870に接続される。また、信号出力回路862もノイズ除去回路870に接続される。ノイズ除去回路870は信号ライン863上の信号SIG3によるノイズと信号ライン864上の信号SIG4によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3を信号領域案881を通じて入出力端子891、893、895、896または、入出力端子891、893、895、896に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。制御部805の入出力端子841〜846は、メモリ装置850の入出力端子891〜896とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0079】
図11の実施形態では、制御部805のインターフェースにおいては信号出力回路811と信号出力回路812を具備し、信号出力回路811、812が各々二つのノイズ除去回路821、822に接続される。ノイズ除去回路821は、信号出力回路811、812から出力されて入出力端子842、844に印加される信号によって隣接した入出力端子841、843に接続された信号ラインに誘導されるノイズを相殺する信号を発生して印加する。ノイズ除去回路822は、信号出力回路811、812により誘導されるノイズを相殺する信号を入出力端子845、846に接続された信号ラインに印加する。
【0080】
図11の実施形態で、メモリ装置850のインターフェースにおいては信号出力回路861、862で印加される信号によって他の信号ラインに誘導されるノイズをノイズ除去回路870がノイズ相殺信号NCS3を他の信号ラインに印加してノイズ影響を減少させるかまたは、相殺させる。
【0081】
図9〜図11の実施形態に示したように半導体装置においては制御部とメモリ装置のインターフェースにノイズ減殺信号発生器の接続と構成は各装置においてのノイズ特性により色々と具現されることができる。
【0082】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特徴請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0083】
上述の本発明の実施形態に係る半導体装置では一つの信号ラインを通じて信号が伝送される時、他の信号ラインに誘導されるノイズがノイズ相殺信号によって相殺されるということによってわい曲されない信号出力が可能になり半導体装置から出力される信号のノイズ特性が改善される。従って、本発明の実施形態は多様な半導体装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0084】
110 制御部
120 信号出力回路
130 ノイズ除去回路
150 メモリ装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、より詳細にノイズを減少させるためのメモリインターフェース装置及び方法に関することである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の動作速度が増加することによって、半導体装置の集積率が高くなることと関連して、半導体装置間または、内部的に信号を伝送する信号ラインの相互に隣接して配置される。これによって、いずれかの一つの信号ラインに信号を伝送する場合、隣接する信号ラインにはクロストークノイズ及びカップリングノイズのようなノイズが誘導されうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許6,862,246号明細書
【特許文献2】韓国特許出願公開2009−041461号明細書
【特許文献3】韓国特許0321729号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これによって、本発明の一目的はノイズを減少させることのできる半導体インターフェース装置を提供することにある。
【0005】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできるメモリシステムを提供することにある。
【0006】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできる半導体インターフェース方法を提供することにある。
【0007】
本発明の一目的はノイズを減少させることのできるメモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリインターフェース装置は、第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路とを含む。
【0009】
実施形態において、前記第2信号ラインは前記第1信号ラインに隣接して位置することができる。
【0010】
実施形態において、前記メモリインターフェース装置は、第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路をさらに含み、前記ノイズ除去回路の出力は前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によるノイズを減少させるためにも利用されうる。
【0011】
実施形態において、前記メモリインターフェース装置は前記第1信号ラインに連結されて前記第1信号の位相を調節する遅延部をさらに含むことができる。
【0012】
実施形態において、前記ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことができる。
【0013】
前記一つ以上の位相調節素子と前記一つ以上の増幅調節素子は各々独立的に調節可能である。
【0014】
上述の目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリシステムは入出力端子各々を通じて第2半導体装置とインターフェースする第1半導体装置を含み、前記第1半導体装置は第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第1ノイズ除去回路とを含む。前記前記第2半導体装置は第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路と、第4信号を第4信号ラインを通じて第4入出力端子に出力する第4信号出力回路と、少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第3信号ライン上の前記第3信号の存在によって前記第4信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第2ノイズ除去回路とを含む。
【0015】
実施形態において、前記第2信号ラインは前記第1信号ラインに隣接して位置することができる。
【0016】
実施形態において、前記第4信号ラインは前記第3信号ラインに隣接して位置することができる。
【0017】
実施形態において、前記第1半導体装置はメモリコントローラであってもよい。
【0018】
実施形態において、前記第2半導体装置はメモリ装置であってもよい。
【0019】
実施形態において、前記第1ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことができる。
【0020】
実施形態において、前記第1ノイズ除去回路の出力は前記第1半導体装置の複数の信号ラインに印加されることができる。
【0021】
実施形態において、前記第2ノイズ除去回路の出力は前記第2半導体装置の複数の信号ラインに印加されうる。
【0022】
実施形態において、前記第1半導体装置は前記第1ノイズ除去回路を一つ以上含むことができる。
【0023】
実施形態において、前記第2半導体装置は前記第2ノイズ除去回路を一つ以上含むことができる。
【0024】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリインターフェース方法は、第2信号ライン上に隣接するように配置された第1信号ライン上の信号から誘導された前記第2信号ラインでノイズ信号を感知する段階と、前記ノイズ信号の位相と大きさを測定する段階と、前記測定されたノイズ信号の位相と大きさに基づいてノイズ除去回路の遅延値と増幅値を調節してノイズ減少信号を出力する段階と、前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加して前記第2信号ラインに存在する前記ノイズ信号を減少させる段階とを含む。
【0025】
実施形態において、前記メモリインターフェース方法は、前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことができる。
【0026】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るメモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法は、第1信号ラインを通じて信号を伝送する段階と、第2信号ラインに生成されたノイズ信号の特性を測定する段階と、前記測定されたノイズ信号の位相を調節してノイズ減少信号を生成する段階と、前記ノイズ信号のノイズ レベルが予め決定されたレベル以下になる時まで前記測定する段階と前記生成する段階を繰り返す段階と、前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加する段階とを含む。
【0027】
実施形態において、前記メモリ装置において、ノイズ減少トレーニング方法は、前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0028】
上述のような本発明の実施形態によると、出力信号ラインに隣接した信号ラインに誘導されるノイズを相殺させて出力信号の特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【図3】メモリ装置で接続された信号出力回路とノイズ除去回路を示す。
【図4】図3の回路から出力される様々な信号を示す波形図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るノイズ除去回路に接続された信号出力回路を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路のまた他の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング(training)方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本明細書に開示されている本発明の実施形態に対して、特定の構造的乃至機能的説明は単に本発明の実施形態を説明するための目的で例示されたことであり、本発明の実施形態は多様な形態で実施されるし、本明細書に説明された実施形態に限定されることと解釈されてはならない。
【0031】
本発明は多様な変更を加えることができ、色々な形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示して本明細書に詳細に説明しようと思う。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとすることではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むことと理解しなければならない。各図面を説明しながら類似の参照符号を構成要素に対して与える。
【0032】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明することに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使われる。例えば、本発明の権利範囲から離脱せず第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素と命名されることができる。
【0033】
いずれの構成要素が異なる構成要素に「連結されて」あるとか「接続されて」あると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは、接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在する場合もあると理解しなければならない。反面、いずれの構成要素が異なる構成要素に「直接連結されて」あるとか「直接接続されて」あると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことと理解しなければならない。構成要素の間の関係を説明する他の表現、すなわち「〜間に」と「すぐに〜間に」または「〜に隣り合う」と「〜に直接隣り合う」等も同様に解釈しなければならない。
【0034】
一方、どんな実施形態が別に実現可能な場合に特定ブロック内に明記された機能または、動作がフローチャートに明記された順序と異なって行われることもある。例えば、連続する二つのブロックが実際には実質的に同時に遂行される事もでき、関連機能または、動作によっては前記ブロックが逆に行われることもできる。
【0035】
以下、添付図面らを参照して、本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。図面上の同じ構成要素に対しては同じ参照符号を使い、同じ構成要素に対して重複する説明は省略する。
【0036】
図1は本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【0037】
図1を参照すると、メモリシステム10は制御部20及び複数のメモリ40、50から構成されるメモリモジュール30を含む。制御部20は複数のメモリ40、50とデータDQを交換し、コマンド/アドレス信号CAをメモリ40、50に印加する。制御部20は、メモリコントローラをはじめとしてマイクロ・プロセッサ、CPU及びGPUなどになることができる。また、メモリ40、50各々は、DRAM、RRAM、PRAM、MRAM、グラフィックメモリ、及びフラッシュメモリをはじめとしてデータを保存する機能をするメモリ装置のうちのいずれか一つであってもよい。
【0038】
図2は本発明の一実施形態に係るメモリシステムを示すブロック図である。
【0039】
図2を参照すると、メモリシステム100は、第1半導体装置110及び第2半導体装置150を含む。第1半導体装置110は制御部であることができ、第2半導体装置150はメモリ装置であることができる。以下の実施形態では第1半導体装置は制御部であり、第2半導体装置はメモリ装置であることを仮定する。インターフェース部は制御部110とメモリ装置150との間の信号を送受信する。制御部110の入出力端子141、142、143、144は各々チャネルCH1、CH2、CH3、CH4を通じてメモリ装置150の入出力端子181、182、183、184に各々接続される。ここでチャネルCH1、CH2、CH3、CH4は各々伝送ラインであることができる。
【0040】
制御部110は信号出力回路120とノイズ除去回路130を含む。信号出力回路120は、第1信号ライン131を通じて信号SIG1を入出力端子142に伝達する。メモリ装置150も信号出力回路160とノイズ除去回路170を含む。信号出力回路160は第2信号ライン171を通じて信号SIG2を入出力端子183に伝達する。ここで信号出力回路120はデータ信号出力回路、コマンド信号出力回路または、アドレス信号出力回路のうちの一つであることができる。また、第1信号ライン131はデータ信号ライン、コマンド信号ラインまたは、アドレス信号ラインのうちの一つであることができる。メモリ装置150の信号出力回路160はデータ信号出力回路であることができる。
【0041】
信号SIG1が第1信号ライン131を通じて入出力端子142に転送される時、入出力端子142と隣接する入出力端子141、143、144に接続される信号ライン(図示せず)には第1信号ライン131上の信号SIG1によってクロストークノイズまたは、カップリングノイズが誘導されうる。入出力端子142と隣接した入出力端子141、143、144に接続される制御部110内部の信号ライン(図示せず)に誘導されるクロストークノイズまたは、カップリングノイズは、第1信号ライン131上の信号SIG1に遷移が発生する時に誘導されうる。すなわち第1信号ライン131上の信号SIG1がローレベルからハイレバルに遷移するかまたは、第1信号ライン131上の信号SIG1がハイレバルからローレベルに遷移する時、信号SIG1の遷移を妨げる方向にクロストークノイズまたは、カップリングノイズが誘導されうる。
【0042】
ノイズ除去回路130は第1信号ライン131を通じて転送される信号SIG1の遷移を感知し、これを通じて誘導される入出力端子141、143、144に連結される信号ライン(図示せず)に誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン133を通じて隣接する信号ラインまたは、隣接する入出力端子141、143、144に印加する。従って、チャネルCH1、CH3、CH4を通じて転送される信号は信号SIG1によって誘導されるノイズを最小化させて該信号を伝送することができる。
【0043】
これと同様にまた、メモリ装置150に含まれるノイズ除去回路170も第2信号ライン171上の信号SIG2によりメモリ装置150内部の隣接する信号ライン(図示せず、入出力端子181、182、184に連結される信号ライン)に誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を発生させて、信号ライン173を通じて隣接する信号ラインまたは、隣接する入出力端子181、182、184に印加する。従って、チャネルCH1、CH2、CH4を通じて転送される信号は、信号SIG2によって誘導されるノイズを最小化させて該信号を伝送することができる。
【0044】
図2において信号出力回路120、160のみを示したが、他の入出力端子にもそれぞれの信号出力回路を接続でき、また、図示しなかった信号出力回路には各々該当するノイズ除去回路を接続できる。また、図2において、第1信号ライン131上の信号SIG1により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1は、第1信号ライン131には印加せずに他の信号ラインと接続される信号入出力端子141、143、144に印加される。これはノイズ相殺信号NCS1が第1信号ライン131上の信号SIG1により他の信号ラインに誘導されるノイズを相殺させる信号であるため、第1信号ライン131に印加させる目的ではないためである。これはメモリ装置150で第2信号ライン171上の信号SIG2により他の信号ラインに誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2が第2信号ライン171に印加されなかった理由と同様であり、本発明の他の実施形態でも同一である。
【0045】
<ノイズ除去回路>
図3はメモリ装置で接続された信号出力回路とノイズ除去回路を示す。
【0046】
図3を参照すると、半導体装置200は信号出力回路211、212、213とノイズ除去回路230を含む。信号出力回路211、212、213は、各々入出力端子251、252、253にそれぞれの信号ライン(221及び261、222及び262、223及び263)を通じて接続されている。ここで信号ライン(221及び261、222及び262、223及び263)は各々データ 信号ライン、コマンド信号ラインまたは、アドレス信号ラインのうちのいずれか一つの信号ラインであることもあり、互いに同じ信号ラインであってもよい。信号出力回路211、212、213は各々遅延部231、232、233とドライバ241、242、243を通じて入出力端子251、252、253に接続されうる。遅延部231、232、233の各々は信号SIG1、SIG2、SIG3の各々が信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に印加される時間とノイズ除去回路230で出力されるノイズ相殺信号NCSが信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に印加される時間を同期(synchronize)するために追加されうる。遅延部231、232、233の遅延時間は各々互いに異なって信号ライン261、262、263または、入出力端子251、252、253に到達するノイズ相殺信号NCSと信号SIG1、SIG2、SIG3時間が互いに異なる場合がある。
【0047】
ドライバ241、242、243は半導体装置で共通で使われる出力ドライバ(output driver)であることができ、各々入力される信号を増幅して出力して入出力端子に接続された信号ラインに印加することができる。ノイズ除去回路230は、信号出力回路212から入出力端子252に信号ライン222、262を通じて信号SIG2が伝送される時、信号SIG2の遷移を感知してこれに以下で他の信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズまたは、カップリングノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCSを生成して出力する。このようなノイズ相殺信号NCSは他の信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるノイズを減少させるために隣接した信号ラインに印加されかまたは信号ライン270を通じて入出力端子251、253に印加される。図4は図3の回路から出力される色々な信号を示す波形図である。
【0048】
図4において、(a)は信号出力回路211、212、213から出力されて入出力端子251、252、253各々にノイズの影響を受けずに印加されうる信号を示す。
【0049】
図4において(b)は、信号ライン222、226上の信号SIG2によって信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズやカップリングノイズを示す。図4において(c)は信号ライン(222及び226)上の信号SIG2によって信号ライン(221及び261、223及び263)に誘導されるクロストークノイズやカップリングノイズによって信号ライン(221及び261、223及び263)の信号SIG1、SIG3がノイズによる影響を受けた後、それぞれの入出力端子251、253に印加される信号を示す。(a)の信号に(b)のノイズが印加されるということによって信号のわい曲が発生し、これに伴い(c)と同じ信号がそれぞれの入出力端子251、253を通じて出力されうる。場合に従ってノイズ信号の強度が強い場合に、わい曲された信号が転送されて不正確に受信されうる。
【0050】
図4においては(d)はノイズ除去回路230で出力されるノイズ相殺信号NCSがドライバ244により増幅されて信号ライン261、263に印加される信号を示す。望ましくは(b)のノイズの位相を反転させた信号の場合がノイズ相殺効果が大きい。(d)のノイズ相殺信号NCSが隣接する信号ライン261、263に印加されるということによって、(b)のノイズが相殺されて隣接した信号ライン261、263では誘導されたノイズが除去され、(a)の信号が入出力端子(251〜253)を通じてわい曲無しで出力されうる。
【0051】
図5は本発明の他の実施形態に係るノイズ除去回路に接続された信号出力回路を示すブロック図である。
【0052】
図5を参照すると、半導体装置300は信号SIG1、SIG2、SIG3を各々生成する信号出力回路311、312、313とノイズ相殺信号NCS1、NCS2を各々生成するノイズ除去回路330、340を含む。
【0053】
信号SIG1は、信号ライン321、ドライバ351、及び信号ライン371を通じて入出力端子361に伝達される。信号SIG2は信号ライン322、遅延部331、ドライバ353、及び信号ライン372を通じて入出力端子362に伝達される。信号SIG3は信号ライン323、遅延部333、ドライバ354、及び信号ライン372を通じて入出力端子363に伝達される。
【0054】
ノイズ除去回路330は信号ライン(322及び372)の信号SIG2によって信号ライン(321及び371、323及び373)に誘導されるノイズを減少させるためのノイズ相殺信号NCS1を生成してドライバ352を通じて信号ライン371、373に印加する。ノイズ除去回路340は信号ライン(323及び373)の信号SIG3によって信号ライン(322及び372、321及び371)に誘導されるノイズを減少させるためのノイズ相殺信号NCS2を生成してドライバ(355)を通じて信号ライン372、371に印加する。
【0055】
図5の実施形態は、図3の実施形態とは異なってノイズ除去回路340をさらに含み、信号ライン321上の信号SIG1は遅延部を介せず、すぐにドライバ351に印加される。この時、遅延部を介しなくても入出力端子361に印加される信号SIG1は、他の入出力端子362、363に他の信号SIG2、SIG3が印加される時間と同期(synchronize)される場合を示す。もちろん、同期のために遅延部を追加で信号ライン321上に具えることができる。図5においては信号ライン(322、372)上の信号SIG2により誘導されるノイズに対するノイズ相殺信号NCS1が信号ライン371、373に印加され、信号ライン323、373上の信号SIG3によって誘導されるノイズに対するノイズ相殺信号NCS2が信号ライン372、371に印加される。従って、信号ライン371にはノイズ相殺信号NCS1、NCS2が印加されて隣接した信号ラインによって誘導されるノイズを相殺させてノイズによる影響を最小化することができる。
【0056】
図6及び図7は本発明の実施形態としてノイズ除去回路400の構成を示す。図6のように遷移感知部410を利用して信号の遷移を感知してノイズ相殺信号NCSを出力する構成からなることができ、図7のように信号SIGをフィルタリングしてノイズ相殺信号NCSを出力する構成からなることもできる。
【0057】
図6は本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路の構成を示すブロック図である。
【0058】
図6を参照すると、ノイズ除去回路400aは遷移感知部410及びノイズ相殺信号発生部415を含むことができる。遷移感知部410は信号SIGに遷移が発生する場合に活性化するイネーブル信号ENを提供する。実施形態に従って、信号SIGは図2、図3、及び図5の信号ライン131、221、321上の信号SIG1であることができる。遷移感知部410は信号SIGがハイレバルからローレベルに遷移する場合やローレベルからハイレベに遷移する場合のように信号SIGに遷移が発生する場合に活性化するイネーブル信号ENをノイズ相殺信号発生部415に提供する。相殺信号発生部415はイネーブル信号ENによって活性化してノイズ相殺信号NCSを生成する。
【0059】
図4に示されて図4を参照して説明した通り信号SIGに遷移が発生する時、隣接した信号ラインに図4の(b)に示された信号のようなクロストークノイズやカップリングノイズが誘導される。ノイズ相殺信号生成部415は、図4の(d)に実質的に示された通りノイズ信号に対して180°の位相差を有するノイズ相殺信号NCSを生成する。
【0060】
図7は本発明の一実施形態に係るノイズ除去回路400の(b)のまた他の構成を示すブロック図である。
【0061】
図7を参照すると、ノイズ除去回路400bは遅延部421、422、増幅器423、424、425及び加算器426を含む。ノイズ除去回路400bは信号SIGを第1増幅器423を通じてn(n=実数)倍増幅して信号加算器426に印加し、信号SIGを遅延部421、422が各々遅延させて出力し、それぞれの出力は第2増幅器424、第3増幅器425を通じてm(m=実数)、k(k=実数)倍増幅して加算器426に印加し、加算器426は増幅器423、424、425の出力を加算してノイズ相殺信号NCSとして提供して、ノイズの原因になる信号が転送される信号ラインを除いた他の信号ラインに印加する。ここで遅延部421、422の遅延係数や増幅器423、424、425の増幅係数(n、m、k)は外部で調節可能である。本発明の他の例示的な実施形態によると、遅延部421と増幅器424の調節に予め決まったレベル以下でノイズ信号を相殺するほどノイズ相殺信号NCSを十分に生成することができるならば、遅延部422と増幅器425は必要ないこともある。図8は本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング(training)方法を示すフローチャートである。
【0062】
図8はメモリ装置のトレーニング(trainin)段階で信号ラインに誘導されるクロストークノイズを測定して、ノイズ除去回路に含まれる遅延部または増幅器のいずれか一つ以上の係数や信号ラインに接続される遅延部の係数を変更して誘導されるノイズを最小化することができるように、半導体装置をトレーニングするフローチャートを示す。もちろん、図8の図面にはクロストークノイズで表示したが、カップリングノイズも同様のトレーニング段階を通じて適用することができる。
【0063】
以下図2〜図8を参照して本発明の一実施形態に係る半導体装置のトレーニング方法を詳細に説明する。
【0064】
まず、信号出力回路212で信号SIG2を信号ライン222に出力させて信号ライン221、223にクロストークノイズを発生させる(S510)。次いで、信号ライン221、223に誘導されたクロストークノイズを測定する(S520)。次いで信号ライン221、222、223に接続される遅延部231、232、232の係数やノイズ除去回路400bの係数を変更させる(S530)。ここで遅延部231、232、232の係数を変更することは、誘導されるクロストークノイズが最小になるように遅延部231、232、232の遅延時間を変更することを意味する。また、ノイズ除去回路400bの係数を変更することは図7の遅延部421、422の遅延時間を変更して増幅器423、424、425の増幅係数(m、n、k)を変更する可能性があることを意味する。次に信号ライン221、223に誘導されたクロストークノイズを測定する(S540)。測定されたノイズ値が許容範囲外ならば(段階(S550)で「いいえ」の場合)、決まった最大反復回数内(S560)で段階ら(S530、S540、S550)を繰り返す。測定されたノイズ値が許容範囲内(段階(S550)で「はい」の場合)ならば、トレーニングは終了する。
【0065】
図9は本発明の一実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0066】
図9を参照すると、メモリシステム600は制御部(第1半導体装置)605と、メモリ装置(第2半導体装置)650を含む。制御部605は信号出力回路610及びノイズ除去回路621、625を含み、メモリ装置650は信号出力回路660とノイズ除去回路670を含む。制御部605の信号出力回路610から出力される信号SIGは信号ライン611を通じて入出力端子642に伝達される。図9信号出力回路610は、二つのノイズ除去回路621、625に接続される。
【0067】
ノイズ除去回路621は信号ライン611の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン631を通じて入出力端子641、643または、入出力端子641、643に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。ノイズ除去回路625は信号ライン611の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン632を通じて入出力端子644、645、646または、入出力端子644、645、646に接続された制御部605内部の信号ライン(図示せず)に印加する。
【0068】
図9のメモリ装置650においても入出力端子691、692 693、695、696に接続された信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。メモリ装置650の信号出力回路660から出力される信号SIG3は、信号ライン661を通じて入出力端子694に転送される。ノイズ除去回路670は信号ライン661上の信号SIG3により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3を信号ライン681を通じて入出力端子691、692、693、695、696または、入出力端子691、692、693、695、696に接続されたメモリ装置650内部の信号ライン(図示せず)に印加する。制御部605の入出力端子641〜646は、メモリ装置650の入出力端子691〜696とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0069】
図9の実施形態ではノイズが誘発される信号ラインとそれぞれの入出力端子に接続される信号ラインの距離により誘導されるノイズの大きさが互いに異なることがあるため、複数個のノイズ除去回路621、625を通じて誘導されるノイズの量により複数個のノイズ相殺信号NCS1、NCS2をそれぞれの信号ラインに印加することができる。
【0070】
図10は本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0071】
図10を参照すると、メモリシステム700は制御部(第1半導体装置)705とメモリ装置(第2半導体装置)750を含む。制御部705は、信号出力回路710及びノイズ除去回路721、725を含み、メモリ装置750は信号出力回路760とノイズ除去回路771、772、773、774、775を含む。制御部705の信号出力回路710から出力される信号SIGは信号ライン711を通じて入出力端子742に伝達される。図10の制御部705では入出力端子741、743、744、755、756に接続された制御部705内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。
【0072】
信号出力回路710は二つのノイズ除去回路721、725に接続される。ノイズ除去回路721は信号ライン711の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン731を通じて入出力端子741、743または、入出力端子741、743に連結された信号ライン(図示せず)に印加する。ノイズ除去回路725は信号ライン711の信号SIGによるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン732を通じて入出力端子744、745、746または、入出力端子744、745、746に連結された制御部705内部の信号ライン(図示せず)に印加する。
【0073】
図10のメモリ装置750においても入出力端子791、792、793、795、796に接続されたメモリ装置750内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。メモリ装置750の信号出力回路760から出力される信号SIG2は信号ライン761を通じて入出力端子794に転送される。信号出力回路760はノイズ除去回路771、772、773、774、775に連結される。ノイズ除去回路771、772、773、774、775各々は、信号ライン761上の信号SIG2により誘導されるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3、NCS4、NCS5、NCS6、NCS6、NCS7をそれぞれの信号ライン781、782、783、784、785を通じて該当する入出力端子791、792、793、795、796に印加する。制御部705の入出力端子741〜746は、メモリ装置750の入出力端子791〜796とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0074】
図10の実施形態で制御部705のインターフェースは、図9の制御部605のインターフェースと同一であり、メモリ装置750のインターフェースにおいては信号ライン761上の信号SIG2により他の信号ラインに誘導されるノイズをノイズ除去回路771、772、773、774、775がそれぞれのノイズ相殺信号NCS3、NCS4、NCS5、NCS6、NCS7を該当する入出力端子791、792、793、795、796に接続された信号ラインに独立的に印加する。図10の実施形態においてはノイズの原因になる信号ラインと異なる信号ラインとの間のそれぞれの距離と誘導されるノイズ強度が異なって別途のノイズ信号発生器が必要になる場合を示す。
【0075】
図11は、本発明の他の実施形態に係る信号出力回路とノイズ除去回路を含むメモリシステムを示す。
【0076】
図11を参照すると、メモリシステム800は、制御部(第1半導体装置)805とメモリ装置(第2半導体装置)850を含む。制御部805は、信号出力回路811、812及びノイズ除去回路821、822を含み、メモリ装置850は信号出力回路861、862とノイズ除去回路870を含む。制御部805の信号出力回路811から出力される信号SIG1は信号領域案813を通じて入出力端子842に伝達される。また、信号出力回路812から出力される信号SIG2は信号ライン814を通じて入出力端子844に伝達される。図11の制御部805では入出力端子841、843、855、856に接続された制御部805内部の信号ラインと信号出力回路は説明の便宜のために図示しなかった。
【0077】
信号出力回路811は、ノイズ除去回路821、822に接続される。また、信号出力回路812もノイズ除去回路821、822に接続される。ノイズ除去回路812は、信号ライン813上の信号SIG1によるノイズと信号ライン814上の信号SIG2によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS1を信号ライン831を通じて入出力端子841、843または、入出力端子841、843に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。また、ノイズ除去回路822も信号ライン813上の信号SIG1によるノイズと信号領域案814上の信号SIG2によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS2を信号ライン832を通じて入出力端子845、846または、入出力端子845、846に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。
【0078】
図11のメモリ装置850の信号出力回路861から出力される信号SIG3は、信号ライン863を通じて入出力端子892に伝達される。また、信号出力回路862から出力される信号SIG4は信号ライン894を通じて入出力端子894に伝達される。図11のメモリ装置580においては入出力端子891、893、895、896に信号ラインと信号出力回路は、説明の便宜のために図示しなかった。信号出力回路861はノイズ除去回路870に接続される。また、信号出力回路862もノイズ除去回路870に接続される。ノイズ除去回路870は信号ライン863上の信号SIG3によるノイズと信号ライン864上の信号SIG4によるノイズを相殺させるノイズ相殺信号NCS3を信号領域案881を通じて入出力端子891、893、895、896または、入出力端子891、893、895、896に接続された信号ライン(図示せず)に印加する。制御部805の入出力端子841〜846は、メモリ装置850の入出力端子891〜896とそれぞれのチャネルCH1〜CH6を通じて接続される。
【0079】
図11の実施形態では、制御部805のインターフェースにおいては信号出力回路811と信号出力回路812を具備し、信号出力回路811、812が各々二つのノイズ除去回路821、822に接続される。ノイズ除去回路821は、信号出力回路811、812から出力されて入出力端子842、844に印加される信号によって隣接した入出力端子841、843に接続された信号ラインに誘導されるノイズを相殺する信号を発生して印加する。ノイズ除去回路822は、信号出力回路811、812により誘導されるノイズを相殺する信号を入出力端子845、846に接続された信号ラインに印加する。
【0080】
図11の実施形態で、メモリ装置850のインターフェースにおいては信号出力回路861、862で印加される信号によって他の信号ラインに誘導されるノイズをノイズ除去回路870がノイズ相殺信号NCS3を他の信号ラインに印加してノイズ影響を減少させるかまたは、相殺させる。
【0081】
図9〜図11の実施形態に示したように半導体装置においては制御部とメモリ装置のインターフェースにノイズ減殺信号発生器の接続と構成は各装置においてのノイズ特性により色々と具現されることができる。
【0082】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特徴請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0083】
上述の本発明の実施形態に係る半導体装置では一つの信号ラインを通じて信号が伝送される時、他の信号ラインに誘導されるノイズがノイズ相殺信号によって相殺されるということによってわい曲されない信号出力が可能になり半導体装置から出力される信号のノイズ特性が改善される。従って、本発明の実施形態は多様な半導体装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0084】
110 制御部
120 信号出力回路
130 ノイズ除去回路
150 メモリ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、
第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路と、を含むメモリインターフェース装置。
【請求項2】
前記第2信号ラインは前記第1信号 ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項3】
前記メモリインターフェース装置は、第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路をさらに含み、
前記ノイズ除去回路の出力は前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によるノイズを減少させるためにも利用されることを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項4】
前記メモリインターフェース装置は、前記第1信号ラインに接続されて前記第1信号の位相を調節する遅延部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項5】
前記ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項6】
前記一つ以上の位相調節素子と前記一つ以上の増幅調節素子は、各々独立的に調節可能であることを特徴とする請求項5に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項7】
入出力端子の各々を通じて第2半導体装置とインターフェースする第1半導体装置を含み、前記第1半導体装置は、
第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、
第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第1ノイズ除去回路とを含み、
前記第2半導体装置は、
第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路と、
第4信号を第4信号 ラインを通じて第4入出力端子に出力する第4信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第3信号ライン上の前記第3信号の存在によって前記第4信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第2ノイズ除去回路とを含むメモリシステム。
【請求項8】
前記第2信号ラインは、前記第1信号ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記第4信号ラインは、前記第3信号ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項10】
前記第1半導体装置は、メモリコントローラであることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項11】
前記第2半導体装置は、メモリ装置であることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項12】
前記第1ノイズ除去回路は、前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項13】
前記第1ノイズ除去回路の出力は、前記第1半導体装置の複数の信号ラインに印加されることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項14】
前記第2ノイズ除去回路の出力は、前記第2半導体装置の複数の信号ラインに印加されることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項15】
前記第1半導体装置は、前記第1ノイズ除去回路を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項16】
前記第2半導体装置は、前記第2ノイズ除去回路を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項17】
第2信号ライン上に隣接するように配置された第1信号ライン上の信号から誘導された前記第2信号ラインでノイズ信号を感知する段階と、
前記ノイズ信号の位相と大きさを測定する段階と、
前記測定されたノイズ信号の位相と大きさに基づいてノイズ除去回路の遅延値と増幅値を調節してノイズ減少信号を出力する段階と、
前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加して前記第2信号ラインに存在する前記ノイズ信号を減少させる段階と、を含むメモリインターフェース方法。
【請求項18】
前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメモリインターフェース方法。
【請求項19】
第1信号ラインを通じて信号を伝送する段階と、
第2信号ラインに生成されたノイズ信号の特性を測定する段階と、
前記測定されたノイズ信号の位相を調節してノイズ減少信号を生成する段階と、
前記ノイズ信号のノイズレベルが予め決定されたレベル以下になる時まで前記測定する段階と前記生成する段階を繰り返す段階と、
前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加する段階と、を含むメモリ装置でのノイズ減少トレーニング方法。
【請求項20】
前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のメモリ装置でのノイズ減少トレーニング方法。
【請求項1】
第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、
第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させるノイズ除去回路と、を含むメモリインターフェース装置。
【請求項2】
前記第2信号ラインは前記第1信号 ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項3】
前記メモリインターフェース装置は、第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路をさらに含み、
前記ノイズ除去回路の出力は前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によるノイズを減少させるためにも利用されることを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項4】
前記メモリインターフェース装置は、前記第1信号ラインに接続されて前記第1信号の位相を調節する遅延部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項5】
前記ノイズ除去回路は前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項6】
前記一つ以上の位相調節素子と前記一つ以上の増幅調節素子は、各々独立的に調節可能であることを特徴とする請求項5に記載のメモリインターフェース装置。
【請求項7】
入出力端子の各々を通じて第2半導体装置とインターフェースする第1半導体装置を含み、前記第1半導体装置は、
第1信号を第1信号ラインを通じて第1入出力端子に出力する第1信号出力回路と、
第2信号を第2信号ラインを通じて第2入出力端子に出力する第2信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第1信号ライン上の前記第1信号の存在によって前記第2信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第1ノイズ除去回路とを含み、
前記第2半導体装置は、
第3信号を第3信号ラインを通じて第3入出力端子に出力する第3信号出力回路と、
第4信号を第4信号 ラインを通じて第4入出力端子に出力する第4信号出力回路と、
少なくとも一つの位相調節素子と少なくとも一つの増幅調節素子を含み、前記第3信号ライン上の前記第3信号の存在によって前記第4信号ライン上に誘導されたノイズ信号を減少させる第2ノイズ除去回路とを含むメモリシステム。
【請求項8】
前記第2信号ラインは、前記第1信号ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記第4信号ラインは、前記第3信号ラインに隣接して位置することを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項10】
前記第1半導体装置は、メモリコントローラであることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項11】
前記第2半導体装置は、メモリ装置であることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項12】
前記第1ノイズ除去回路は、前記位相調節素子を一つ以上含み、前記増幅調節素子を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項13】
前記第1ノイズ除去回路の出力は、前記第1半導体装置の複数の信号ラインに印加されることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項14】
前記第2ノイズ除去回路の出力は、前記第2半導体装置の複数の信号ラインに印加されることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項15】
前記第1半導体装置は、前記第1ノイズ除去回路を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項16】
前記第2半導体装置は、前記第2ノイズ除去回路を一つ以上含むことを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
【請求項17】
第2信号ライン上に隣接するように配置された第1信号ライン上の信号から誘導された前記第2信号ラインでノイズ信号を感知する段階と、
前記ノイズ信号の位相と大きさを測定する段階と、
前記測定されたノイズ信号の位相と大きさに基づいてノイズ除去回路の遅延値と増幅値を調節してノイズ減少信号を出力する段階と、
前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加して前記第2信号ラインに存在する前記ノイズ信号を減少させる段階と、を含むメモリインターフェース方法。
【請求項18】
前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメモリインターフェース方法。
【請求項19】
第1信号ラインを通じて信号を伝送する段階と、
第2信号ラインに生成されたノイズ信号の特性を測定する段階と、
前記測定されたノイズ信号の位相を調節してノイズ減少信号を生成する段階と、
前記ノイズ信号のノイズレベルが予め決定されたレベル以下になる時まで前記測定する段階と前記生成する段階を繰り返す段階と、
前記ノイズ減少信号を前記第2信号ラインに印加する段階と、を含むメモリ装置でのノイズ減少トレーニング方法。
【請求項20】
前記ノイズ減少信号を第3信号ラインに印加する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のメモリ装置でのノイズ減少トレーニング方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−139443(P2011−139443A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272361(P2010−272361)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.RRAM
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.RRAM
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
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