説明

半導体素子のパターン均一度調節方法

【課題】半導体素子に形成されるパターンの均一度をより容易に調節することのできる方法を提供する。
【解決手段】ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップ310と、設計された前記原本レイアウトで最外郭パターンのサイズを調節しながら、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップ320と、それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値等を獲得するステップ330と、獲得された前記均一性分布値等のうち何れかに対応される最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定するステップ340と、前記ターゲットパターンで、前記最外郭パターンの内側にある内側パターン等に対する光近接補正(OPC)を行うステップ350を含む半導体素子のパターン均一度の調節方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体素子に関し、より詳しくは、半導体素子に形成されるパターンの均一度をより容易に効果的に調節することができる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、フォトリソグラフィ技術は半導体素子の高集積化を先導する基本技術であって、光を用いてウェハ基板上に任意の形状を有するパターンを形成する技術である。即ち、ウェハ基板に絶縁膜や導電膜などのパターンを形成すべき位置に、紫外線、電子ビーム又はX線などのような露光装備の光を照射してその溶解度が変化するフォトレジストを形成し、フォトマスクを用いてフォトレジストの所定部位を光に露出させた後、現像液に対し溶解度の大きい部分を除去することにより、任意の形状を有するフォトレジストパターンを形成する。このようなフォトレジストパターンにより露出した部分を食刻工程により除去し、所望の半導体素子パターンを形成する。
【0003】
ところが、半導体素子の集積度の急激な増加と、デザインルール(design rule)の急激な減少に伴い、フォトリソグラフィの解像度の限界に伴い幾多の問題が発生している。例えば、ウェハ上の線幅均一度(uniformity)が劣化するとの問題が発生している。即ち、同じ線幅に設計されたパターン等が同じフォトマスクを介しウェハ上に転写されるとき、パターン等が転写される位置に従いパターンの線幅が大きく変動されている。
【0004】
パターンの線幅が一定でなくなると、ラインパターンの場合、図1に示す通り、パターンの傾斜現象が発生し得、ホールパターンの場合は、図2に示す通り、パターンの間にブリッジ(bridge)現象が発生し得るので、工程マージンが減少することになる。
【0005】
このようなパターンの均一度の問題を解決するため、従来にはアシストフィーチャー(AF:assist feature)を用いていた。
【0006】
ところが、半導体素子の高集積化に伴い、アシストフィーチャーは次のような厳しい使用制限条件によりその利用が漸次困難になっている。
【0007】
即ち、アシストフィーチャーはメインパターンとの間隔の最適化が必要である。これはアシストフィーチャーをターゲットパターンと一定距離以上離隔させると、干渉効果が低下してその使用効果が急減し、逆に干渉効果を最大化させるためメインパターンとの距離を近付け過ぎると、アシストフィーチャー自体によりスカム(scum)が発生するためである。
【0008】
なお、アシストフィーチャーはそのパターンサイズ(size)の最適化が必要である。これはアシストフィーチャーの適切なパターンサイズが選択されてこそウェハ上でスカムが発生せず、干渉効果の最大化が可能になるためである。
【0009】
さらに、アシストフィーチャーは、任意のフォト工程に適した最適のアシストフィーチャーパターンの大きさが選択されたとしても、マスク製造社でパターンの確認が可能なパターンの大きさでなければならない。即ち、現在までマスク製造社で確認の可能な水準は40〜50nm程度であるものと知られており、これ以下のパターンの大きさは確認が困難である。ところが、最近フォト工程がKrF(λ=248nm)からArF(λ=193nm)に切り換えられながら、KrF工程で用いていたアシストフィーチャーをArF工程に適用する場合、アシストフィーチャーはウェハ上で大部分スカムを発生させることになる。現在多数の実験とシミュレーションを介し得られたデータ分析の結果、ArF工程で使用可能な水準のアシストフィーチャーのパターンの大きさは35nm以下であるものと判断され、この程度のパターンの大きさは、マスク製造社で確認が不可能な水準の大きさである。したがって、ArF工程に適した最適のアシストフィーチャーの大きさは、マスク製造社でパターンの確認が実質的に困難である。
【0010】
したがって、現在の露光照明系に対する甚だしい変化を伴わなくとも、ウェハ上の線幅均一度を効果的に改良させることのできる新しい方法が切実に求められている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、ウェハ上にパターニングされるターゲットパターンのうち最外郭パターンのサイズを調節することにより、ウェハ上の線幅均一度をより改良し、工程マージン(DOFマージン)を向上させることのできる新しい方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施形態に係るパターン均一度の調節方法は、ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップと、設計された前記原本レイアウトで最外郭パターンのサイズを調節すれば、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップと、それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値(3σ)等を獲得するステップと、獲得された前記均一性分布値等のうち何れかに対応される最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定するステップとを含む。
【0013】
このように本発明は、最外郭パターンのサイズを調節しその内側にあるパターン等のパターン均一度を調節することにより、ウェハ上のパターン等に対するCD(Critical Dimension)均一度をより容易に効果的に改良することができ、工程マージンを向上させることができる。
【0014】
本発明に係るパターン均一度の調節方法は、前記ターゲットパターンで、前記最外郭パターンの内側にある内側パターン等に対する光近接補正(OPC)を行うステップをさらに含むことにより、さらに向上したCD均一度を確保することができる。
【0015】
本発明に係るパターン均一度の調節方法において、前記均一性分布値のうち何れかは、前記ターゲットパターンが1D(Dimension)パターンの場合は3nmより大きくないようにし、前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合は5nmより大きくないようにする。
【0016】
本発明に係るパターン均一度の調節方法において、前記ターゲットパターンが1Dパターンの場合は、前記最外郭パターンのスペースの大きさと線幅の大きさのうち少なくとも何れか1つの大きさを調節することができ、前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合は、前記最外郭パターンのX方向スペースの大きさ又はY方向スペースの大きさを調節することができる。このとき、調節範囲は、原本レイアウトのシミュレーションコントゥアを基準に20%〜70%の範囲で調節することができる。
【0017】
本発明に係るパターン均一度の調節方法において、前記最外郭パターンの内側にある内側パターン等は、セルと同じサイズで形成されるようにする。
【0018】
本発明の他の実施形態に係るパターン均一度の調節方法は、ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップと、設計された前記原本レイアウトで複数個の外郭パターンのサイズを調節すれば、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップと、それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値(3σ)等を獲得するステップと、獲得された前記均一性分布値等のうち何れかに対応される最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定するステップとを含む。即ち、本発明では、最外郭パターンだけでなく、最外郭パターンを含む複数個の外郭パターンのサイズを共に調節することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、アシストフィーチャーを挿入するか、パターンのレイアウトに対する設計変更なく、ターゲットパターンのうち最外郭パターン、又は最外郭パターンを含む複数個の外郭パターンのサイズを調節することにより、その内側にあるパターン等のCD均一度を効果的に改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】パターンのCDが不均一なため、傾斜(leaning)現象が発生したラインパターンの形状を示す図である。
【図2】パターンのCDが不均一なため、ブリッジ現象が発生したホールパターンの形状を示す図である。
【図3】本発明に係るフォトマスクのパターン形成方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係るシミュレーション結果を示すグラフ等である。
【図5a】1Dパターンに対する本発明に係るシミュレーション結果を示すグラフである。
【図5b】2Dパターンに対する本発明に係るシミュレーション結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図3は、本発明の一実施形態に係るパターンの均一度の調節方法を説明するためのフローチャートである。
【0022】
先ず、ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計する(ステップ310)。
【0023】
このとき、原本レイアウトはマスクレイアウトであって、例えば、セル領域に形成される1D(Dimension)パターン(例えば、ライン・アンド・スペース・パターン)又は2Dパターン(例えば、孤立パターン又はホールパターン)のように、均一なサイズを有し、一定の間隔に形成されるパターンのレイアウトであり得る。本実施形態では、ターゲットパターンが1Dパターンの場合を中心に説明する。
【0024】
原本レイアウトに対する設計が完了すると、設計された原本レイアウトで最外郭パターンのサイズ(線幅の大きさ及び/又はスペースの大きさ)を段階的に調節しながら、それぞれの場合に対するターゲットパターンのシミュレーションコントゥア(contour)を得る(ステップ320)。
【0025】
このとき、ターゲットパターンで最外郭パターンを除いた残りのパターン等、即ち、最外郭パターンの内側に形成されるパターン(以下、「内側パターン」と記す)等は、セルと同じサイズを有するよう均一なサイズで形成し、最外郭パターンのサイズのみを異にしながらそれぞれのサイズ別にシミュレーションを行ってパターンに対するシミュレーションコントゥアを得る。
【0026】
なお、最外郭パターンのサイズ調節範囲は、原本レイアウトに対し得られたシミュレーションコントゥアを基準に20%〜70%の範囲で調節することができる。
【0027】
次に、それぞれの最外郭パターンサイズ別にシミュレーションコントゥアに含まれたパターン等のサイズ(線幅)を測定し、それぞれの最外郭パターンサイズに対する均一性分布値(3σ)等を獲得する(ステップ330)。
【0028】
表1は、最外郭パターン及びそれと隣接した内側パターン間のスペースサイズ(S1)の調節に伴う内側パターン等の線幅、最大(最小)線幅、線幅の変化範囲及び均一性分布値(3σ(sigma))等に対するシミュレーション結果を表した表であり、図4は、表1の値等をグラフで示す図である。
【0029】
【表1】

(単位はnm)
【0030】
表1及び図4に示す通り、最外郭パターン及びそれと隣接した内側パターン間のスペースサイズを調節するに伴い、内側パターン等のCD均一性が変化することが分かる。即ち、最外郭パターンのサイズ(例えば、スペースのサイズ)を調節することにより、パターン等のCD均一性を調節可能なことが分かる。さらに、サイズが大きくなるほどCD均一性が改良される結果を見せながら、ある特定のサイズ(例えば、160nm)を超えると、CD均一性がさらに不良になっていることを見せている。即ち、パターンのCDを均一にする最外郭パターンのサイズ値(3σが最小になるサイズ)が存在するとのことを確認することができる。
【0031】
図示してはいないが、ホールパターンのような2Dパターンの場合も、前述した1Dパターン(ライン・アンド・スペース・パターン)でのように最外郭パターンのサイズ(X方向のスペースサイズ、Y方向のスペースサイズ)を調節すれば、内側パターン等に対するCD均一性を調節することができるとのことを確認した。
【0032】
したがって、本発明ではステップ330が完了すると、図4に示す通り得られた最外郭パターンのサイズ別のシミュレーション結果で、最小値の3σを有するサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定する(ステップ340)。
【0033】
しかし、シミュレーションを行うとき、そのシミュレーション対象範囲(最外郭パターンサイズに対するシミュレーション範囲)を誤って定める場合は、たとえそのシミュレーション結果で3σ値が最小のサイズをターゲット最外郭パターンサイズに選択するとしても、向上したCD均一性を確保することができないこともある。
【0034】
したがって、本発明では、最小の3σ値を有するとともに、その最小の3σ値が特定値以下の場合にのみ、当該最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定する。即ち、1Dパターンの場合は、図5aに示す通り、3σ値が3nm以下でありながら最小値を有する場合、当該最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定する。なお、2Dパターンの場合は、図5bに示す通り、X方向のスペースサイズ及びY方向のスペースサイズに対する3σ値が全て5nm以下でありながら最小値を有する場合、当該最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定する。
【0035】
ターゲット最外郭パターンサイズが決定されると、内側パターン等に対する光近接補正(OPC:Optical Proximity Correction)を行うことにより最終的なターゲットパターンのレイアウトを完成する(ステップ350)。
【0036】
このとき、OPC工程は、従来のOPC工程と同様に行われるので、これに対する説明は省略する。
【0037】
前述した本発明のパターンの均一度の調節方法は、フォトマスクのパターンレイアウトを形成するときに用いられ得る。
【0038】
前述した本発明の実施形態等は例示の目的のためのものであり、当業者であれば、特許請求の範囲の技術的思想と範囲を介し多様な修正、変更、代替及び付加が可能なはずであり、このような修正・変更などは特許請求の範囲に属するものとみなすべきである。
【0039】
例えば、前述した実施形態では、最外郭パターンに対するスペースサイズを調節する場合に対してのみ説明したが、最外郭パターンのライン線幅又はホールの大きさを調節する場合にもパターン等のCD均一性を調節することができるのは自明である。
【0040】
さらに、前述した実施形態では、最外郭パターンに対するサイズを調節(re-targeting)する場合を説明したが、必要に応じては、最外郭パターンだけでなく、内側パターン等のうち最外郭パターンに隣接した少なくとも1つのパターンのサイズを共に調節することもできる。即ち、最外郭パターンを含む複数個の外郭パターンのサイズを共に調節しながら、前述したように、それぞれの場合に対するシミュレーションコントゥアを得、そのシミュレーションコントゥアに含まれたパターン等の3σ値が前述の条件を満たす外郭パターン等のサイズをターゲット外郭パターンサイズに決定することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップと、
設計された前記原本レイアウトで最外郭パターンのサイズを調節しながら、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップと、
それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値等を獲得するステップと、
獲得された前記均一性分布値等のうち何れかに対応される最外郭パターンサイズをターゲット最外郭パターンサイズに決定するステップと
を含む半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項2】
前記ターゲットパターンで、前記最外郭パターンの内側にある内側パターン等に対する光近接補正(OPC)を行うステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項3】
前記均一性分布値のうち何れか1つは、
前記ターゲットパターンが1D(Dimension)パターンの場合、3nmより大きくないことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項4】
前記均一性分布値のうち何れか1つは、
前記ターゲットパターンが2D(Dimension)パターンの場合、5nmより大きくないことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項5】
前記最外郭パターンに対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが1Dパターンの場合、前記最外郭パターンのスペースの大きさと線幅の大きさのうち、少なくとも何れか1つの大きさを調節することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項6】
前記最外郭パターンに対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合、前記最外郭パターンのX方向スペースの大きさ又はY方向スペースの大きさを調節することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項7】
前記ターゲットパターンで、前記最外郭パターンの内側にある内側パターン等は、セルと同じサイズで形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項8】
前記最外郭パターンに対するサイズの調節は、
前記原本レイアウトのシミュレーションコントゥアを基準に20%〜70%の範囲で調節することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項9】
ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップと、
設計された前記原本レイアウトで複数個の外郭パターンのサイズを調節しながら、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップと、
それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値等を獲得するステップと、
獲得された前記均一性分布値等のうち何れかに対応される前記外郭パターン等のサイズをターゲット外郭パターンサイズに決定するステップと
を含む半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項10】
前記ターゲットパターンで、前記複数個の外郭パターンの内側にあるパターン等に対する光近接補正(OPC)を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項11】
前記均一性分布値のうち何れか1つは、
前記ターゲットパターンが1Dパターンの場合、3nmより大きくないことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項12】
前記均一性分布値のうち何れか1つは、
前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合、5nmより大きくないことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項13】
前記複数個の外郭パターンに対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが1Dパターンの場合、前記複数個の外郭パターンのスペースの大きさと線幅の大きさのうち、少なくとも何れか1つの大きさを調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項14】
前記複数個の外郭パターンに対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合、前記複数個の外郭パターンのX方向スペースの大きさ又はY方向スペースの大きさを調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項15】
前記ターゲットパターンで、前記複数個の外郭パターンの内側にあるパターン等はセルと同じサイズで形成されることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項16】
前記外郭パターン等に対するサイズの調節は、
前記原本レイアウトのシミュレーションコントゥアを基準に20%〜70%の範囲で調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項17】
ターゲットパターン等に対する原本レイアウトを設計するステップと、
設計された前記原本レイアウトで、最外郭パターンを含む少なくとも1つの外郭パターンのサイズを調節しながら、それぞれのサイズに対し前記外郭パターンの内側にあるパターン等の均一性分布値を獲得するステップと、
獲得された前記均一性分布値のうち何れかに対応される外郭パターンのサイズをターゲット外郭パターンサイズに決定するステップと
を含む半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項18】
前記均一性分布値を獲得するステップは、
前記原本レイアウトで、前記少なくとも1つの外郭パターンのサイズを調節しながら、それぞれのサイズに対するシミュレーションコントゥアを得るステップと、
それぞれの前記シミュレーションコントゥアに含まれたパターン等に対する均一性分布値を獲得するステップと
を含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項19】
前記外郭パターン等に対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが1Dパターンの場合、前記少なくとも1つの外郭パターンのスペースの大きさと線幅の大きさのうち、少なくとも何れか1つの大きさを調節することを特徴とする請求項17に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。
【請求項20】
前記外郭パターン等に対するサイズの調節は、
前記ターゲットパターンが2Dパターンの場合、前記少なくとも1つの外郭パターンのX方向スペースの大きさ又はY方向スペースの大きさを調節することを特徴とする請求項17に記載の半導体素子のパターン均一度の調節方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【公開番号】特開2011−237775(P2011−237775A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63487(P2011−63487)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(591024111)株式会社ハイニックスセミコンダクター (1,189)
【氏名又は名称原語表記】HYNIX SEMICONDUCTOR INC.
【住所又は居所原語表記】San 136−1,Ami−Ri,Bubal−Eup,Ichon−Shi,Kyoungki−Do,Korea
【Fターム(参考)】