説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】第1の電極端子と第2の電極端子間の配線におけるオン抵抗を低減する、半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、第1の電極端子と、第2の電極端子と、前記第1及び第2の電極端子を接続する少なくとも2本のワイヤー14とを有する。少なくとも2本のワイヤー14は、ワイヤー14が延びる方向に沿って導電性接着剤15を用いて互いに電気的に接続されている。第1の電極端子は、例えば外部引き出し電極20の端子である。また、第2の電極端子は、例えばMOSFETのソース電極22の端子である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、低消費電力社会の実現のために、半導体装置の低消費電力化や高効率化に関する技術が注目を集めている。特に、パワーエレクトロニクス分野で使用されるパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等では、消費電力を低減する技術の一つとしてオン抵抗を低くする手法がある。
【0003】
一般に、パワーMOSFETをはじめとする半導体装置のパワー素子の接続には、線径が100μmから500μmであるアルミニウム(Al)ワイヤーが使用されている。図6は背景技術にかかる半導体装置内部の実装例を示す平面図である。図6に示すように、半導体装置はリードフレーム41と、半導体チップ42と、ワイヤー43及び44と、封止樹脂45と、ソース電極46と、外部引き出し電極47と、を有する。そして、図6に示す半導体装置では、複数本のワイヤー43を用いてソース電極46と外部引き出し電極47とを接続することで、配線におけるオン抵抗を低減している。よって、ソース電極46と外部引き出し電極47との間に大電流が流れた場合でも、発熱や電力ロスを抑えることができる。
【0004】
また、図7は背景技術にかかる半導体装置内部の別の実装例を示す平面図である。図7に示すように、半導体装置はリードフレーム51と、半導体チップ52と、薄板53と、ワイヤー54と、封止樹脂55と、接合部56と、ソース電極57と、外部引き出し電極58とを有する。そして、ワイヤーに代わり薄板53を用いて、半導体チップ52のソース電極57と外部引き出し電極58を接続することで、配線におけるオン抵抗を数mΩまで低減している。よって、ソース電極57と外部引き出し電極58との間に大電流が流れた場合の発熱や電力ロスを抑えることができる。
【0005】
配線におけるオン抵抗の低減は、適用された機器の冷却や低消費電力化に貢献するものである。なお、本特性は素子そのものの性能や、素子と外部回路とのインターフェースの役割を持つパッケージに大きく影響される。
【0006】
特許文献1には、外部との電気的接続を行う電極端子と半導体チップを電気的に接続する配線の少なくとも一部に、網状金属細線を用いる、電力半導体モジュールに関する技術が開示されている。網状金属細線は金属細線と比較して表面積が大きく放熱効率が高いため、半導体チップを効率的に冷やすことができる。
【0007】
特許文献2には、両端を電極に接続している複数のワイヤーの中間部を、共通のリードに接続するワイヤーボンディング構造に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2001−036001号公報
【特許文献2】特開2007−317718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、図6に示したように複数のワイヤー43を用いる場合、ワイヤー43同士の間隔を狭めるのにも限界があるため、使用できるワイヤー43の本数は限られる。また、ワイヤー43の線径を大きくした場合、大きなUS(Ultra Sonic)パワーや圧力等を用いて半導体チップ42とワイヤー43をボンディングしなければならないため、半導体チップ42の破壊リスクが高くなり、品質の安定維持が困難となる。
また、図7に示したように薄板53を用いる場合、半導体チップ52の両面を熱膨張係数の異なる材料で広範囲に接合することとなる。よって、接合部56に熱応力が過度にかかることとなり、半導体チップ52の破壊リスクが高くなる。
【0010】
特許文献1に開示された技術では、半導体チップと網状金属細線のボンディングにおいて、半導体チップと金属細線のボンディングに比べて大きなパワーが必要であり、半導体チップの破壊リスクが高くなる。また、網状金属細線を別途用意する必要があることから、コストが増加するという問題がある。
【0011】
特許文献2に開示された技術は、配線におけるオン抵抗の低減を図るものではない。また、複数のボンディングワイヤーを共通リードに押しつけるように変形して接着することから、共通リードのエリア面積が増大するとともにボンディングワイヤーの変形工程が必要となり、コストが増加するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明にかかる半導体装置は、第1の電極端子と、第2の電極端子と、前記第1及び第2の電極端子を接続する少なくとも2本のワイヤーとを有し、前記少なくとも2本のワイヤーは、当該少なくとも2本のワイヤーが延びる方向に沿って、導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続されている。
本発明によれば、少なくとも2本のワイヤーを、少なくとも2本のワイヤーが延びる方向に沿って導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続することで、第1の電極端子と第2の電極端子間の配線におけるオン抵抗を低減することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、配線におけるオン抵抗を低減することにより、半導体装置の低消費電力化や高効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】発明の実施の形態1にかかる半導体装置を示す図である。(a)は半導体装置の平面図であり、(b)は(a)の半導体装置のA−Aにおける断面図である。
【図2】発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【図3】発明の実施の形態2にかかる半導体装置を示す図である。(a)は半導体装置の平面図であり、(b)は(a)の半導体装置のB−Bにおける断面図である。
【図4】発明の実施の形態3にかかる半導体装置の平面図である。
【図5】発明の実施の形態4にかかるパワーモジュールの平面図である。
【図6】背景技術にかかる半導体装置内部の実装例を示す平面図である。
【図7】背景技術にかかる半導体装置内部の別の実装例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施の形態1.
最初に、実施の形態1にかかる半導体装置100の構成を図1を用いて説明する。図1(a)は半導体装置100を上面から見たときの平面図であり、図1(b)は半導体装置100のA−Aにおける断面図である。当該半導体装置100を構成する各要素及び半導体装置100の製造方法については後に詳細に説明する。
【0016】
実施の形態1にかかる半導体装置100は、リードフレーム11と、半導体チップ12と、ワイヤー13及び14と、導電性接着剤15と、封止樹脂16を有する。
【0017】
リードフレーム11はアイランド17を有し、アイランド17は半導体チップ12のドレイン電極23に接合している。また、リードフレーム11は外部引き出し電極20を有している。ここで、リードフレーム11は、半導体パッケージの内部配線として使われる薄板状の金属であり、外部の配線との橋渡しの役目を果たしている。
【0018】
半導体チップ12は、ゲート電極21及びソース電極22を有している。半導体チップ12は、典型的にはMOSFETであるが、バイポーラトランジスタやダイオード、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、炭化珪素(シリコンカーバイド:SiC)デバイス、窒化ガリウム(ガリウムナイトライド:GaN)デバイス、通常のIC(Integrated Circuit)とすることもできる。
【0019】
ワイヤー13は、ゲート電極21と外部引き出し電極20間を電気的に接続している。なお、ゲート電極21には大電流を流す必要がないため、1本のワイヤー13による構成としている。
【0020】
ワイヤー14は、典型的には線径が100μm未満の細線である。図1(a)に示すように、ソース電極22と各ワイヤー14はそれぞれ接続部18において電気的に接続されている。また、外部引き出し電極20と各ワイヤー14はそれぞれ接続部19において電気的に接続されている。このようにして、ワイヤー14は、ソース電極22と外部引き出し電極20を電気的に接続している。ここで、ソース電極22と外部引き出し電極20を接続する複数のワイヤー14は、少なくとも2本備えていればよく、ワイヤー14の本数が増えるほどソース電極22と外部引き出し電極20の間の抵抗は低減する。
また、図1(a)に示すように、ソース電極22の接続部18、及び外部引き出し電極20の接続部19はそれぞれ、2段の千鳥配置としてもよいし、各接続部18、19の間隔を狭くすることができるのであれば、1段としてもよい。また、図1(a)に示すように、複数のワイヤー14は互いに略平行となるように配置されている。
【0021】
導電性接着剤15は、少なくとも2本のワイヤー14に対し、少なくとも2本のワイヤー14が延びる方向に沿って塗布され、ワイヤー14同士を互いに電気的に接続する。これにより、ソース電極22と外部引き出し電極20間の配線におけるオン抵抗を低減することができる。また、導電性接着剤15に代わり金属製ペーストを用いても良く、導電性接着剤15や金属製ペーストは少なくとも2本のワイヤー14に絡みつく適度な粘度やチクソ性を有するのが望ましい。また、導電性接着剤15に代わり、金属製シートや半田を用いることもできる。
【0022】
封止樹脂16は、半導体チップ12等を光や熱、湿度等から保護するために塗布され、半導体装置100をパッケージする。
【0023】
次に、半導体装置100の製造方法を、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0024】
初めに、リードフレーム11を準備する(ステップS1)。次に、リードフレーム11にマウント剤を塗布し(ステップS2)、リードフレーム11のアイランド17に半導体チップ12のドレイン電極23が接合するように、半導体チップ12をマウントする(ステップS3)。
【0025】
次に、ワイヤー13の両端を外部引き出し電極20とゲート電極21にボンディングする。また、複数のワイヤー14の両端を、外部引き出し電極20とソース電極22にボンディングする(ステップS4)。
【0026】
次に、導電性接着剤15を複数のワイヤー14が延びる方向に沿って塗布し、複数のワイヤー14同士を互いに電気的に接続する(ステップS5)。なお、導電性接着剤15に代わり金属製シートを用いる場合には、金属製シートをワイヤー14に載せて加熱すること等により金属製シートとワイヤー14を接着し、複数のワイヤー14同士を電気的に接続する。
【0027】
次に、塗布した導電性接着剤15に硬化剤等を加え、キュアを行う(ステップS6)。
【0028】
次に、半導体装置100に封止樹脂16を塗布し、封止を行う(ステップS7)。次に、塗布した封止樹脂16に硬化剤等を加え、キュアを行う(ステップS8)。
【0029】
次に、半導体装置100の外部リードを成型する(ステップS9)。
【0030】
最後に、半導体装置100に外装めっきを行い(ステップS10)、完成した半導体装置100の選別を行う(ステップS11)。
【0031】
以上で説明したように、本実施の形態にかかる半導体装置では、複数のワイヤーを導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続しているので、半導体チップの電極と外部引き出し電極とを接続する配線におけるオン抵抗を低減することができる。
また、上述の半導体装置によれば、ワイヤー14に細線を用いているので適度なUSパワーでソース電極22とワイヤー14を接合することができる。よって、半導体チップ12に過度の負荷を与えること無く、配線におけるオン抵抗の低減を図ることができる。
また、ワイヤー14は柔軟性を損なわないため応力に強く、また、材料間の熱膨張係数差による信頼性低下も防止することができる。さらに、ワイヤー14の変形工程が必要ないことから、低コスト化を図ることができる。
【0032】
実施の形態2.
実施の形態2にかかる半導体装置200の構成を図3を用いて説明する。図3(a)は半導体装置200を上面から見たときの平面図であり、図3(b)は半導体装置200のB−Bにおける断面図である。本実施の形態にかかる半導体装置200の構成はワイヤー14の配置以外、実施の形態1にかかる半導体装置100の構成と同様であるので、重複する部分については説明を省略する。
【0033】
実施の形態2にかかる半導体装置200では、複数のワイヤー14は互いに略平行に配置されている。また、図3(a)に示すように、ソース電極22とワイヤー14の接続部18、及び外部引き出し電極20とワイヤー14の接続部19はそれぞれ、m(mは2以上の整数)、n(nは2以上の整数)列に配置されている。各接続部18、19をこのような配置とすることで、複数のワイヤー14の間隔が狭くなり、導電性接着剤15の接着性を向上することができる。図3に示した半導体装置200は、ワイヤー14同士が、3段で互いに略平行となるように配置されている例である。
【0034】
導電性接着剤15は、少なくとも2本のワイヤー14に対し、少なくとも2本のワイヤー14が延びる方向に沿って塗布され、ワイヤー14同士を互いに電気的に接続する。これにより、ソース電極22と外部引き出し電極20間の配線におけるオン抵抗を低減することができる。導電性接着剤15に代わり金属製ペーストを用いても良く、導電性接着剤15や金属製ペーストは少なくとも2本のワイヤー14に絡みつく適度な粘度やチクソ性を有するのが望ましい。また、導電性接着剤15に代わり、金属製シートや半田を用いることができる。
【0035】
以上で説明したように、本実施の形態にかかる半導体装置では、複数のワイヤーを導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続しているので、半導体チップの電極と外部引き出し電極とを接続する配線におけるオン抵抗を低減することができる。
特に、本実施の形態にかかる半導体装置では、ワイヤー同士の間隔を狭くすることができるので、塗布する導電性接着剤15の適用範囲を広げることができる。
【0036】
実施の形態3.
実施の形態3にかかる半導体装置300の構成を図4を用いて説明する。本実施の形態にかかる半導体装置300の構成は、ワイヤー14の配置以外は、実施の形態1にかかる半導体装置100の構成と同様であり、重複する部分については説明を省略する。
【0037】
実施の形態3にかかる半導体装置300では、複数のワイヤー14の一部の間隔を特に狭くするため、複数のワイヤー14が互いに交差するように、またはねじれの位置となるように配線する。このとき、互いに交差するワイヤー14は、互いに接しているものとする。また、ねじれの位置に配置されたワイヤー14は、互いに接していないものとする。図4に示した半導体装置300は、ワイヤー14の各2本が交差するよう配線した例である。
【0038】
導電性接着剤15は、少なくとも2本のワイヤー14に対し、少なくとも2本のワイヤー14が延びる方向に沿って塗布され、ワイヤー14同士を互いに電気的に接続する。これにより、ソース電極22と外部引き出し電極20間の配線におけるオン抵抗を低減することができる。導電性接着剤15に代わり金属製ペーストを用いても良く、導電性接着剤15や金属製ペーストは少なくとも2本のワイヤー14に絡みつく適度な粘度やチクソ性を有するのが望ましい。また、導電性接着剤15に代わり、金属製シートや半田を用いることができる。
【0039】
以上で説明したように、本実施の形態にかかる半導体装置では、複数のワイヤーを導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続しているので、半導体チップの電極と外部引き出し電極とを接続する配線におけるオン抵抗を低減することができる。
特に、本実施の形態にかかる半導体装置では、ワイヤー同士の間隔を狭くすることができるので、塗布する導電性接着剤15の適用範囲を広げることができる。
【0040】
実施の形態4.
実施の形態4にかかるパワーモジュール400の構成を図5を用いて説明する。
【0041】
実施の形態4にかかるパワーモジュール400は、主にIGBT等のパワー素子に適用されているものであり、ベース31と、セラミック基板24と、半導体チップ25と、ワイヤー26と、導電性接着剤27と、外部引き出し電極28を有する。
【0042】
ベース31は、典型的には冷却板であり、素材として銅やアルミニウムを用いる。
【0043】
セラミック基板24は、接着材32によりベース31に接着されている。また、セラミック基板24は電気回路を有しており、セラミック基板24上に複数の半導体チップ25がマウントされている。なお、セラミック基板24は、他の絶縁基板とすることができる。
【0044】
半導体チップ25は、ゲート電極29及びソース電極30を有している。
【0045】
ワイヤー26は、電気回路の電極端子33とゲート電極29間や、電気回路の電極端子33とソース電極30間や、電気回路の電極端子33と外部引き出し電極28間を、電気的に接続している。
【0046】
導電性接着剤27は、互いに略平行となるように配線されている少なくとも2本以上のワイヤー26に対して、ワイヤー26が延びる方向に沿って塗布され、ワイヤー26同士を電気的に接続する。これにより、外部引き出し電極28と電気回路の電極端子33間や、電気回路の電極端子33とソース電極30間の配線におけるオン抵抗を低減することができる。導電性接着剤27に代わり金属製ペーストを用いても良く、導電性接着剤27や金属製ペーストは少なくとも2本のワイヤー26に絡みつく適度な粘度やチクソ性を有するのが望ましい。また、導電性接着剤27に代わり、金属製シートや半田を用いることができる。
【0047】
外部引き出し電極28は、ワイヤー26により電気回路の電極端子と電気的に接続している。また、外部引き出し電極28は、パワーモジュール400より外部に存在する電極(図示せず)と電気的に接続している。
【0048】
以上で説明したように、本実施の形態にかかるパワーモジュールでは、複数のワイヤーを導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続しているので、外部引き出し電極と電気回路の電極端子や、電気回路の電極端子とソース電極とを接続する配線におけるオン抵抗を低減することができる。
【0049】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0050】
11、41、51 リードフレーム
12、25、42、52 半導体チップ
13、14、26、43、44、54 ワイヤー
15、27 導電性接着剤
16、45、55 封止樹脂
17 アイランド
18、19 接続部
20、28、47、58 外部引き出し電極
21、29 ゲート電極
22、30、46、57 ソース電極
23 ドレイン電極
24 セラミック基板
31 ベース
32 接着剤
33 電気回路の電極端子
53 薄板
56 接合部
100、200、300 半導体装置
400 パワーモジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電極端子と、
第2の電極端子と、
前記第1及び第2の電極端子を接続する少なくとも2本のワイヤーと、を有し、
前記少なくとも2本のワイヤーは、当該少なくとも2本のワイヤーが延びる方向に沿って、導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続されている、
半導体装置。
【請求項2】
前記導電性接着剤は粘度及びチクソ性を有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記導電性接着剤は金属製ペーストである、
請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導電性接着剤は金属製シートである、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記導電性接着剤は半田である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記少なくとも2本のワイヤーが略平行に配線されている、
請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記少なくとも2本のワイヤーが交差するように配線されている、
請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項8】
前記少なくとも2本のワイヤーがねじれの位置関係にあるように配線されている、
請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1の電極端子は外部引き出し電極の端子であり、前記第2の電極端子はソース電極の端子である、
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1の電極端子は外部引き出し電極の端子であり、前記第2の電極端子は電気回路の電極端子である、
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第1の電極端子はソース電極の端子であり、前記第2の電極端子は電気回路の電極端子である、
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項12】
前記第1の電極端子は、MOSFET、バイポーラトランジスタ、ダイオード、IBGT、SiC及びGaNを用いて形成されたMOSFET、のいずれかの電極端子である、
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の半導体装置。
【請求項13】
第1の電極端子と、第2の電極端子とを、少なくとも2本のワイヤーを用いて接続し、
前記少なくとも2本のワイヤーを、当該少なくとも2本のワイヤーが延びる方向に沿って、導電性接着剤を用いて互いに電気的に接続する、
半導体装置の製造方法。
【請求項14】
前記導電性接着剤をさらに硬化させる
請求項13の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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