単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置及びその方法
【課題】 本発明は、大容量のネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを、単一テーブルを用いて、迅速で効率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善させるようにした性能管理(PM)データ処理装置及びその方法を実現することにある。
【解決手段】 ネットワークを介して接続される複数基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースに保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部11と、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部12と、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるSQLローダー部13と、SQLローダー部の単一テーブル及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部14を有する。
【解決手段】 ネットワークを介して接続される複数基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースに保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部11と、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部12と、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるSQLローダー部13と、SQLローダー部の単一テーブル及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部14を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置及びその方法に関し、より詳しくは、大容量のネットワークシステムから発生できる性能管理(PM)データをデータベースに保存(格納)するようにした性能管理(PM)データ処理装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、性能管理データ(Performance Management data、以下、'PMデータ'と称する)は、シグナル類型(シグナルタイプ;システムで使用されるシグナルの類型)とパラメータ(PMデータの収集、表現などに使用される要素)から構成され、ネットワーク(システム)を介して接続される複数の基地局の各々において呼の状態をパラメータで割り当て、その結果をシグナルタイプ(Signal Type)に従って発生させるものであり、ネットワークシステムのような収集機能を持つ装置等がこのPMデータを年、月、日、時など単位期間別に収集している。
【0003】
図1及び図2を参照して、このように収集されたPMデータをデータベースで保存(格納)するための従来技術のデータ処理方法を説明する。図1及び図2に示すデータ処理方法は、1つの装置として、若しくは複数の装置により構成されるシステムとして構成され、多数の基地局からのPMデータの処理を行うものである。
【0004】
先ず、ネットワークシステムのような収集機能を有する装置が、複数の基地局から同時多発的に起きる無数に多くの呼及び呼接続と関連したそれぞれのPMデータを少なくとも一つ以上を収集する。
【0005】
このように無作為、無順位で収集される多数のPMデータは、単位期間別に分類し直され、かつ該当ファイル(file)タイプに再構成される。そして、そのファイルタイプのPMデータは、FTP通信規約にしたがって次の処理のために伝送される。
【0006】
伝送されたファイルタイプのPMデータの各々は、各テーブルに応じて記憶が可能なように特定のデータフォーマットに解析(parse)され、各々同じシグナル類型を有する複数のPMデータとマッピングされる一つのテーブルでトランザクションを行う。
【0007】
このテーブルは、複数のPMデータがシグナル類型別に個別的に割り当てられていて、パラメータを含むPMデータがシグナル類型別に、格納部又はデータベースのテーブルに格納される。
【0008】
使用者は、ユーザーインターフェース(該ユーザーインターフェースに接続されるコンピュータ等)を用いて、このようなテーブルを介して所望するPMデータを時間別、機能別(所定のパラメータに応じた時間や機能毎)に抽出してネットワーク上でなされる呼(処理)関連情報を把握することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来技術では、通信端末機が普及(増加)すると、これによって発生された呼についてのPMデータの数が飛躍的(幾何級数的)に増えるにもかかわらず、シグナルタイプ別にテーブルが生成されるため、大容量のネットワーク状況(事情)や管理範囲の劇的な増加に伴うネットワーク構造の変化に能動的(アクティブ)に対処するのが困難である問題点を有している。
【0010】
すなわち、シグナルタイプ別のそれぞれのテーブル毎にトランザクションが起きる従来のPM構造(PMデータ処理)のもとでは、100,000件以上のPMデータを単位時間(5分,15分()以内にいずれも処理することがほとんど不可能であり、さらに管理範囲を超える負荷が多くかかるようになれば、ネットワークシステム自体に不安定要因が発生し、システムを正常に稼動するのが困難となる。
【0011】
そこで本発明は、前述のような問題点を解決するために、大容量のネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを、単一テーブルを用いて迅速で効率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善させるようにした性能管理(PM)データ処理装置及びその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明の1つの側面としての性能管理データ処理装置はネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部と、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部と、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるSQLローダー部と、SQLローダー部の単一テーブル、及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部とを有することを特徴とする。
【0013】
また、上記単一テーブルのメタデータから読み出されたPMデータを使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するビュースキーマ生成部と、ビュースキーマ生成部を動作させて使用者端末機にビュースキーマを提供し、若しくは格納部のメタデータを抽出して使用者端末機に提供するユーザーインターフェース部をさらに有することが好ましい。
【0014】
そして、ビュースキーマ生成部は、ビューアルゴリズムを実行してビュースキーマをシグナル類型別に生成するようにすることが望ましい。また、このビューアルゴリズムは、ユーザーインターフェース部から解析命令を受信するステップと、解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的に読み出するステップと、抽出されたメタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップと、を含むことが好ましい。
【0015】
ここで、ビュースキーマは、ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビュー(View)であることが好ましく、メタデータは、シグナル類型別に順次決められたパラメータとネームとを含むように構成されていることが好ましい。また、PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、このPMデータは、シグナル類型別に分類されていることが好ましい。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、本発明の他の側面としての性能管理データ処理方法は、ネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理方法であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するステップと、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するステップと、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるステップと、単一テーブルをグループ別でデータベースで保存するステップと、を有することを特徴とする。
【0017】
また、上記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的にデータベースで保存するステップと、単一テーブルのメタデータから読み出されたPMデータを使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するステップと、ビュースキーマとメタデータのいずれかを選択して視覚的に使用者端末機に提供するステップと、をさらに含むことが好ましい。
【0018】
ここで、ビュースキーマを生成するステップは、ビューアルゴリズムを実行し、メタデータから該当PMデータのビュースキーマをシグナル類型別に解析するステップをさらに含むことが好ましく、ビュースキーマは、ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビュー(View)であることが好ましい。
【0019】
また、この上記ビューアルゴリズムは、ユーザーインターフェースから解析命令を受信するステップと、解析命令に応答して単一テーブルとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、抽出されたメタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップと、を有することが好ましい。
【0020】
そして、PMデータは、各基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、このPMデータはシグナル類型別に分類されていることが好ましく、各基地局は、有線通信と無線通信の少なくともいずれかに対応していることが望ましい。また、上記グループ化においては、103個以上の多数のPMデータを1つのグループとしてグルーピングさせることが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、単一テーブルを用いることで、大容量ネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを迅速で、且つ効率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善することが可能となる。したがって、単一テーブルで大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照しながら、本発明を適用した単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理システム及びその方法を詳細に説明する。
【0023】
図3は、本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置10を示すブロック図であり、図4は、図3のブロック図を図形で分かりやすく示す概略説明図であり、図5Aは、本発明の実施形態に係るSQLローダー部によって生成された単一テーブルを示す図面であり、図5Bは、本発明の実施形態の単一テーブルに保存されたPMデータの構造を示す概要図である。図6は、本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理方法を示す手順図であり、図7は、本発明の実施形態の単一テーブルからメタデータを生成する状態を示す図面である。図8は、本発明の実施形態のビューアルゴリズムによってビュースキーマ(View Schema)を生成するフローチャートであり、図9は、図8のフローチャートによってビュースキーマ(View Schema)の生成状態を示す説明図である。
【0024】
本実施形態の性能管理データ処理装置10は、図3に示すように、データ収集部11と、データ解析部12と、SQLローダー部13と、格納部14と、ビュースキーマ生成部15と、ユーザーインターフェース部16とを備えている。図4は、図3のブロック図についての説明図であって、より分かりやすく説明したのである。なお、本実施形態では、性能管理データ処理装置10を1つの装置で構成しているが、例えば、当該性能管理データ処理装置10の各部の一部又はそれぞれを複数の装置で構成し、システムとすることも可能である。
【0025】
データ収集部11は、エアー(ワイヤレス)コミュニケーションネットワークシステム上で発生する呼と関連したPMデータ、すなわち SUCCESS RATE、FAIL RATE、TRAFFIC RATE 、TOTAL RATEなど端末機と基地局間に発生された呼と直接的、そして間接的に関連したあらゆる情報を収集し、その収集されたPMデータをファイルタイプで再構成する。再構成されたファイルデータは、FTP(File Transfer Protocol)通信規約による通信方式で次の処理のため、データ解析(MT_PM)部12に伝送される。
【0026】
データ解析(data parse)部12は、FTP通信で伝送されたファイルを、単一テーブルに適合するように記録可能なテキストファイル等の特定のデータ形式に解析(parse)する(データ収集部11から伝送されたファイルタイプのPMデータをテキスト(Text)ファイルに変換する)。このテキストファイルは、ユーザ(人間)が判読できる言語の文字、数字及び各種記号(コードを含む)などから構成されたテキスト形態の情報として、あらゆるコンピュータが使用することができる標準符号体系で記録される。
【0027】
SQLローダー部(Structured query language * Loader)13は、テキストファイルを一定の多数の個数が集まる時まで一時的に保存する。そして、グループ化できる個数以下、すなわち本実施形態では一時的に保存されたテキストファイルが103以下の個数に達すると、これら複数のPMデータを一つのグループとしてグループ化し、そのPMデータグループに対して1回のトランザクションを行い、単一テーブル(Single Table)に割り当てる。このように連続的にグループ化されたPMデータ等は、グループ別に各々トランザクションが行われ、該当する単一テーブルに割り当てられる。ここで、PMデータのグループ化は、シグナルの類型(シグナルタイプ)と名前(シグナルネーム)に関係なく無順位及び無作為で整列されて形成(格納)され、SQLローダー部13の性能によってそのグループ化されるPMデータの数を増減することもできる。
【0028】
格納部14は、SQLローダー部13でのトランザクション処理によって生成された単一テーブルを所定の保存領域にデータベースとして格納する。同時に単一テーブルからPMデータとマッピングされるメタデータ(Meta Data、XMLファイル形態を有する)を抽出し、単一テーブルとマッチングされた保存領域に格納する。メタデータは、トランザクション処理を介してテキストファイル等から生成されたものである。
【0029】
単一テーブルは、図5Aに示すように、コラム(Column)13番以外の残りの全ての部分が一般的な単一テーブルと同じエレメント(Elements)などで割り当てられるが、コラム13番にトランザクションされたPMデータ等がシグナル類型(Signal Type)に関係なく103個以下まで割り当てられる。割り当てられるPMデータの数は、SQLローダー部13の機能と性能を考慮して適用された容量を処理できるように適合したネットワークシステムに応じて、可変的に(例えば、増加、減少)調節可能となっている。
【0030】
PMデータは、図5Aに示すように、パラメータをシグナル類型に関係なく同一に使用するために、番号を付与して指定されたコラムに保存され、保存空間の浪費を減らすために可変長さのCHARタイプ(Varchar2)で保存される。また、パーティショニング(Partitioning)を適用して日付別に管理し、シグナル別に独立されたテーブル構造と類似(同様)の形態を取ることができるように、サブパーティショニング(Subpartitioning)を適用してシグナル類型別に区分されている(図5B参照)。
【0031】
ビュースキーマ生成部15は、使用者が格納部14にデータベースで保存された単一テーブルから所望するPMデータをシグナル類型別に直接検索できるようにして使用者の識別性を向上させ、使用者の直観的な理解度を高めるための処理を行う。具体的には、ビュースキーマ生成部15は、ビューアルゴリズムを実行して単一テーブルのメタデータから該当するPMデータをシグナル類型別に読み出し、これを使用者が識別可能な形態のビュースキーマ(View Schema)で解析(parse)し、必要時、常に存在するようにした仮想的な画像を生成させる。
【0032】
ユーザーインターフェース部16は、使用者端末機と接続され、当該ユーザーインターフェース部16は、使用者(端末機)の命令に応答して単一テーブルから所望するデータを検索するための通信ライン確立し、仮想的な画像のビュースキーマを介して解析されたデータ(仮想的なview)を使用者端末機に視覚的、かつリアルタイムに表示させる。
【0033】
ビュースキーマ生成部15により実行されるビューアルゴリズムは、図8に示すように、使用者端末機からの解析命令をユーザーインターフェース部16を介して受信し(ステップS1)、その解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータ(Meta Data)を順次的に読み出す(ステップS2、図7参照)。抽出されたメタデータから使用者が指定したシグナル類型を検索し(ステップS3)、そのシグナル類型がスタート時点なのかを判断し(ステップS4)、そのシグナル類型がスタート時点である場合、シグナル類型に該当するPMデータを抽出する(ステップS5)。ここで、PMデータの抽出は、該当するシグナル類型が無くなる時まで連続的に行われる(ステップS6)。
【0034】
そして、PMデータの読み出し処理が完了すると、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析して、そのビュースキーマを仮想的なベクターメモリに一時的に保存する(ステップS7)。そのビュースキーマは、ユーザーインターフェース部16を介して使用者端末機のディスプレイ画面(表示画面)に提供される(ステップS8)。
【0035】
次に、上述のような本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置10の動作を、図6を参照して、概念的に説明する。
【0036】
先ず、データ収集部11に該当するネットワークシステムは、複数の基地局から同時多発的に起こる無数に多くの呼及び呼接続と関連したPMデータの少なくとも一つ以上を収集する。
【0037】
そして、無作為、無順位で収集される複数のPMデータは、このネットワークシステムにおいて、単位期間(イベント時間)別に分類し直され、該当ファイルタイプで再構成され、そのファイルタイプのPMデータがFTP通信規約にしたがって次の処理のため、MF_PM(main frame project manager)に伝送される。
【0038】
伝送されたファイルタイプのPMデータの各々は、MF_PMで単一テーブルに合うように記録可能なデータに解析された後、テキスト形態で再構成されてテキストファイルに変換される。このようにネットワークシステムで収集された全体のPMデータ数に相応する数だけのテキストファイルが生成される。このテキストファイルは、一般的にPMデータをあらゆるコンピュータが使用することができる標準符号体系で記録したものである。
【0039】
このようなテキストファイルをSQLローダー部13で1回のトランザクションで処理可能な数、すなわち103個以下のテキストファイルが収集されると、単一テーブルで受け入れることが可能な複数のPMデータのテキストファイルをグルーピングする。グループ化が行われると、グループ化されたテキストファイルは、1回のトランザクション処理で図5Aに示すような単一テーブルの13番コラムに割り当てられる。ここで、単一テーブルの13番コラム以外の他の部分のコラムは、一般的な単一テーブルと同じ構成で割り当てられている。
【0040】
このように周期的に生成された単一テーブルは、格納部14にデータベースで保存・管理され、単一テーブルの13番コラムに割り当てられたテキストファイル等は、単一テーブルとマッピングされたXMLファイル形態のメタデータ(Meta Data)で解析されて格納部14の該当アドレスにデータベースで保存される。なお、メタデータは、PMデータのパラメータとシグナルネーム(Signal Name)等から構成されていて、使用者が必要な時に、図7に示すように使用者端末機(インターフェース部16)を介して順次的に提供される。図7は、単一テーブルからメタデータを生成する状態を示している。
【0041】
一方、このようなメタデータは、ビュースキーマ生成部15により実行されるビューアルゴリズムにより、使用者に識別性をより一層向上させるビュースキーマ(View Schema)で解析されている。
【0042】
ビューアルゴリズムは、図8に示すように、ユーザーインターフェース部16を介して使用者端末機からの解析命令を受信し(ステップS1)、その解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされた図7のメタデータ(Meta Data)を順次的に読み出す(ステップS2)。読み出されたメタデータから使用者が指定したシグナル類型を検索し(ステップS3)、そのシグナル類型がスタート時点なのかを判断し(ステップS4)、そのシグナル類型に該当するPMデータを読み出す(ステップS5)。ここで、PMデータの読み出しは、該当するシグナル類型が終了される時まで連続的に行われる(ステップS6)。
【0043】
そして、PMデータの読み出し処理が完了すると、読み出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析して、そのビュースキーマを仮想的なベクターメモリに一時的に保存する(ステップS7)。そのビュースキーマは、使用者端末機に提供され、該使用者端末機の表示画面に表示される(ステップS8)。
【0044】
したがって、本実施形態のビュースキーマは、図9に示すように、単一テーブルのメタデータから使用者端末機に識別性を向上させた画像を提供するもので、ビューアルゴリズムによってシグナル類型別に使用者端末機に仮想的に生成されるビュー(View)を提供している。
【0045】
すなわち、このビューは、単一テーブルを直接アクセスする場合、PMデータの直観性が多少落ちるので、シグナルネームによる類型別パラメータを繊細(詳細)に表示するようにした仮想的な画像から構成されていて、ユーザーの所望するPMデータのシグナル類型に応じた異なるパラメータを容易に把握できるようにしている。
【0046】
このように本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10及び方法は、単一テーブルを用いて、大容量のネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを迅速で、且つ效率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善することが可能となる。このため、大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させる効果を奏する。
【0047】
また、図10は、本実施形態と従来技術についての処理容量及び処理速度を各々比較して示すバー(BAR)グラフ(Graph)である。図10に示すように、本実施形態では、同じデータ数を処理する際、従来技術の4倍以上の迅速な処理速度となっている。このため、大容量データを処理するにあたって、データベースをより效率的に処理できる効果がある。
【0048】
すなわち、上記本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10及びその方法は、従来のように、シグナルタイプ別のそれぞれのテーブル毎にトランザクション処理が発生するのではなく、SQLローダー部が、シグナルタイプに関係なく、テキストファイルのPMデータを所定数でグループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルのPMデータをトランザクションして該当する単一テーブルに割り当てる。
【0049】
言い換えれば、本実施形態では、PMデータが割り当てられるテーブルが、シグナルタイプとは無関係の統一された単一のテーブル構造を有しており、かつグループ化された複数のPMデータに対して1回のトランザクション処理を行うことにより、複数のPMデータを単一テーブルに割り当てているので、トランザクション処理を迅速、かつ効率的に行うことが可能になる。このため、単一テーブルを用いることで、大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させることが可能になる。
【0050】
また、本実施形態では、使用者が使用者端末機から、PMデータのメタデータを用いてシグナルタイプ別に当該PMデータを直接検索可能にし、さらに、検索された(読み出された)PMデータを1つのビュースキーマでパース(parse)することにより、シグナルタイプ別にビュー(view)を使用者に提供可能になる。このため、使用者が所望するPMデータを容易に、かつ使用者にとって認識し易い形態で提供可能となる。
【0051】
なお、上述のような本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置及びその方法は、ネットワーキングでなされる情報のデータベースでの保存だけでなく、ネットワーキングを以外の他の通常的なデータベースシステムにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】従来の性能管理(PM)データ処理方法の一例を示す手順図である。
【図2】図1のデータ処理方法の性能管理(PM)データの生成及び識別性を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理システムを示すブロック図である。
【図4】図3のブロック図を図形で分かりやすく示す説明図である。
【図5A】本発明の実施形態のSQLローダー部によって生成された単一テーブルを示す図面である。
【図5B】本発明の実施形態の単一テーブルに保存されたPMデータの構造を示す概要図である。
【図6】本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理方法を示す手順図である。
【図7】本発明の実施形態の単一テーブルからメタデータを生成する状態を示す図面である。
【図8】本発明の実施形態のビューアルゴリズムによってビュースキーマ(View Schema)を生成するフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートによってビュースキーマ(View Schema)の生成状態を示す説明図である。
【図10】本発明の実施形態と従来技術についての処理容量及び処理速度を各々比較して示す棒グラフである。
【符号の説明】
【0053】
11 データ収集部
12 データ解析部
13 SQLローダー部
14 格納部
15 ビュースキーマ生成部
16 ユーザーインターフェース部
【技術分野】
【0001】
本発明は、単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置及びその方法に関し、より詳しくは、大容量のネットワークシステムから発生できる性能管理(PM)データをデータベースに保存(格納)するようにした性能管理(PM)データ処理装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、性能管理データ(Performance Management data、以下、'PMデータ'と称する)は、シグナル類型(シグナルタイプ;システムで使用されるシグナルの類型)とパラメータ(PMデータの収集、表現などに使用される要素)から構成され、ネットワーク(システム)を介して接続される複数の基地局の各々において呼の状態をパラメータで割り当て、その結果をシグナルタイプ(Signal Type)に従って発生させるものであり、ネットワークシステムのような収集機能を持つ装置等がこのPMデータを年、月、日、時など単位期間別に収集している。
【0003】
図1及び図2を参照して、このように収集されたPMデータをデータベースで保存(格納)するための従来技術のデータ処理方法を説明する。図1及び図2に示すデータ処理方法は、1つの装置として、若しくは複数の装置により構成されるシステムとして構成され、多数の基地局からのPMデータの処理を行うものである。
【0004】
先ず、ネットワークシステムのような収集機能を有する装置が、複数の基地局から同時多発的に起きる無数に多くの呼及び呼接続と関連したそれぞれのPMデータを少なくとも一つ以上を収集する。
【0005】
このように無作為、無順位で収集される多数のPMデータは、単位期間別に分類し直され、かつ該当ファイル(file)タイプに再構成される。そして、そのファイルタイプのPMデータは、FTP通信規約にしたがって次の処理のために伝送される。
【0006】
伝送されたファイルタイプのPMデータの各々は、各テーブルに応じて記憶が可能なように特定のデータフォーマットに解析(parse)され、各々同じシグナル類型を有する複数のPMデータとマッピングされる一つのテーブルでトランザクションを行う。
【0007】
このテーブルは、複数のPMデータがシグナル類型別に個別的に割り当てられていて、パラメータを含むPMデータがシグナル類型別に、格納部又はデータベースのテーブルに格納される。
【0008】
使用者は、ユーザーインターフェース(該ユーザーインターフェースに接続されるコンピュータ等)を用いて、このようなテーブルを介して所望するPMデータを時間別、機能別(所定のパラメータに応じた時間や機能毎)に抽出してネットワーク上でなされる呼(処理)関連情報を把握することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来技術では、通信端末機が普及(増加)すると、これによって発生された呼についてのPMデータの数が飛躍的(幾何級数的)に増えるにもかかわらず、シグナルタイプ別にテーブルが生成されるため、大容量のネットワーク状況(事情)や管理範囲の劇的な増加に伴うネットワーク構造の変化に能動的(アクティブ)に対処するのが困難である問題点を有している。
【0010】
すなわち、シグナルタイプ別のそれぞれのテーブル毎にトランザクションが起きる従来のPM構造(PMデータ処理)のもとでは、100,000件以上のPMデータを単位時間(5分,15分()以内にいずれも処理することがほとんど不可能であり、さらに管理範囲を超える負荷が多くかかるようになれば、ネットワークシステム自体に不安定要因が発生し、システムを正常に稼動するのが困難となる。
【0011】
そこで本発明は、前述のような問題点を解決するために、大容量のネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを、単一テーブルを用いて迅速で効率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善させるようにした性能管理(PM)データ処理装置及びその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明の1つの側面としての性能管理データ処理装置はネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部と、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部と、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるSQLローダー部と、SQLローダー部の単一テーブル、及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部とを有することを特徴とする。
【0013】
また、上記単一テーブルのメタデータから読み出されたPMデータを使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するビュースキーマ生成部と、ビュースキーマ生成部を動作させて使用者端末機にビュースキーマを提供し、若しくは格納部のメタデータを抽出して使用者端末機に提供するユーザーインターフェース部をさらに有することが好ましい。
【0014】
そして、ビュースキーマ生成部は、ビューアルゴリズムを実行してビュースキーマをシグナル類型別に生成するようにすることが望ましい。また、このビューアルゴリズムは、ユーザーインターフェース部から解析命令を受信するステップと、解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的に読み出するステップと、抽出されたメタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップと、を含むことが好ましい。
【0015】
ここで、ビュースキーマは、ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビュー(View)であることが好ましく、メタデータは、シグナル類型別に順次決められたパラメータとネームとを含むように構成されていることが好ましい。また、PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、このPMデータは、シグナル類型別に分類されていることが好ましい。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、本発明の他の側面としての性能管理データ処理方法は、ネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータをデータベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理方法であって、少なくとも一つ以上のPMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するステップと、ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するステップと、テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるステップと、単一テーブルをグループ別でデータベースで保存するステップと、を有することを特徴とする。
【0017】
また、上記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的にデータベースで保存するステップと、単一テーブルのメタデータから読み出されたPMデータを使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するステップと、ビュースキーマとメタデータのいずれかを選択して視覚的に使用者端末機に提供するステップと、をさらに含むことが好ましい。
【0018】
ここで、ビュースキーマを生成するステップは、ビューアルゴリズムを実行し、メタデータから該当PMデータのビュースキーマをシグナル類型別に解析するステップをさらに含むことが好ましく、ビュースキーマは、ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビュー(View)であることが好ましい。
【0019】
また、この上記ビューアルゴリズムは、ユーザーインターフェースから解析命令を受信するステップと、解析命令に応答して単一テーブルとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、抽出されたメタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップと、を有することが好ましい。
【0020】
そして、PMデータは、各基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、このPMデータはシグナル類型別に分類されていることが好ましく、各基地局は、有線通信と無線通信の少なくともいずれかに対応していることが望ましい。また、上記グループ化においては、103個以上の多数のPMデータを1つのグループとしてグルーピングさせることが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、単一テーブルを用いることで、大容量ネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを迅速で、且つ効率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善することが可能となる。したがって、単一テーブルで大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照しながら、本発明を適用した単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理システム及びその方法を詳細に説明する。
【0023】
図3は、本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置10を示すブロック図であり、図4は、図3のブロック図を図形で分かりやすく示す概略説明図であり、図5Aは、本発明の実施形態に係るSQLローダー部によって生成された単一テーブルを示す図面であり、図5Bは、本発明の実施形態の単一テーブルに保存されたPMデータの構造を示す概要図である。図6は、本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理方法を示す手順図であり、図7は、本発明の実施形態の単一テーブルからメタデータを生成する状態を示す図面である。図8は、本発明の実施形態のビューアルゴリズムによってビュースキーマ(View Schema)を生成するフローチャートであり、図9は、図8のフローチャートによってビュースキーマ(View Schema)の生成状態を示す説明図である。
【0024】
本実施形態の性能管理データ処理装置10は、図3に示すように、データ収集部11と、データ解析部12と、SQLローダー部13と、格納部14と、ビュースキーマ生成部15と、ユーザーインターフェース部16とを備えている。図4は、図3のブロック図についての説明図であって、より分かりやすく説明したのである。なお、本実施形態では、性能管理データ処理装置10を1つの装置で構成しているが、例えば、当該性能管理データ処理装置10の各部の一部又はそれぞれを複数の装置で構成し、システムとすることも可能である。
【0025】
データ収集部11は、エアー(ワイヤレス)コミュニケーションネットワークシステム上で発生する呼と関連したPMデータ、すなわち SUCCESS RATE、FAIL RATE、TRAFFIC RATE 、TOTAL RATEなど端末機と基地局間に発生された呼と直接的、そして間接的に関連したあらゆる情報を収集し、その収集されたPMデータをファイルタイプで再構成する。再構成されたファイルデータは、FTP(File Transfer Protocol)通信規約による通信方式で次の処理のため、データ解析(MT_PM)部12に伝送される。
【0026】
データ解析(data parse)部12は、FTP通信で伝送されたファイルを、単一テーブルに適合するように記録可能なテキストファイル等の特定のデータ形式に解析(parse)する(データ収集部11から伝送されたファイルタイプのPMデータをテキスト(Text)ファイルに変換する)。このテキストファイルは、ユーザ(人間)が判読できる言語の文字、数字及び各種記号(コードを含む)などから構成されたテキスト形態の情報として、あらゆるコンピュータが使用することができる標準符号体系で記録される。
【0027】
SQLローダー部(Structured query language * Loader)13は、テキストファイルを一定の多数の個数が集まる時まで一時的に保存する。そして、グループ化できる個数以下、すなわち本実施形態では一時的に保存されたテキストファイルが103以下の個数に達すると、これら複数のPMデータを一つのグループとしてグループ化し、そのPMデータグループに対して1回のトランザクションを行い、単一テーブル(Single Table)に割り当てる。このように連続的にグループ化されたPMデータ等は、グループ別に各々トランザクションが行われ、該当する単一テーブルに割り当てられる。ここで、PMデータのグループ化は、シグナルの類型(シグナルタイプ)と名前(シグナルネーム)に関係なく無順位及び無作為で整列されて形成(格納)され、SQLローダー部13の性能によってそのグループ化されるPMデータの数を増減することもできる。
【0028】
格納部14は、SQLローダー部13でのトランザクション処理によって生成された単一テーブルを所定の保存領域にデータベースとして格納する。同時に単一テーブルからPMデータとマッピングされるメタデータ(Meta Data、XMLファイル形態を有する)を抽出し、単一テーブルとマッチングされた保存領域に格納する。メタデータは、トランザクション処理を介してテキストファイル等から生成されたものである。
【0029】
単一テーブルは、図5Aに示すように、コラム(Column)13番以外の残りの全ての部分が一般的な単一テーブルと同じエレメント(Elements)などで割り当てられるが、コラム13番にトランザクションされたPMデータ等がシグナル類型(Signal Type)に関係なく103個以下まで割り当てられる。割り当てられるPMデータの数は、SQLローダー部13の機能と性能を考慮して適用された容量を処理できるように適合したネットワークシステムに応じて、可変的に(例えば、増加、減少)調節可能となっている。
【0030】
PMデータは、図5Aに示すように、パラメータをシグナル類型に関係なく同一に使用するために、番号を付与して指定されたコラムに保存され、保存空間の浪費を減らすために可変長さのCHARタイプ(Varchar2)で保存される。また、パーティショニング(Partitioning)を適用して日付別に管理し、シグナル別に独立されたテーブル構造と類似(同様)の形態を取ることができるように、サブパーティショニング(Subpartitioning)を適用してシグナル類型別に区分されている(図5B参照)。
【0031】
ビュースキーマ生成部15は、使用者が格納部14にデータベースで保存された単一テーブルから所望するPMデータをシグナル類型別に直接検索できるようにして使用者の識別性を向上させ、使用者の直観的な理解度を高めるための処理を行う。具体的には、ビュースキーマ生成部15は、ビューアルゴリズムを実行して単一テーブルのメタデータから該当するPMデータをシグナル類型別に読み出し、これを使用者が識別可能な形態のビュースキーマ(View Schema)で解析(parse)し、必要時、常に存在するようにした仮想的な画像を生成させる。
【0032】
ユーザーインターフェース部16は、使用者端末機と接続され、当該ユーザーインターフェース部16は、使用者(端末機)の命令に応答して単一テーブルから所望するデータを検索するための通信ライン確立し、仮想的な画像のビュースキーマを介して解析されたデータ(仮想的なview)を使用者端末機に視覚的、かつリアルタイムに表示させる。
【0033】
ビュースキーマ生成部15により実行されるビューアルゴリズムは、図8に示すように、使用者端末機からの解析命令をユーザーインターフェース部16を介して受信し(ステップS1)、その解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータ(Meta Data)を順次的に読み出す(ステップS2、図7参照)。抽出されたメタデータから使用者が指定したシグナル類型を検索し(ステップS3)、そのシグナル類型がスタート時点なのかを判断し(ステップS4)、そのシグナル類型がスタート時点である場合、シグナル類型に該当するPMデータを抽出する(ステップS5)。ここで、PMデータの抽出は、該当するシグナル類型が無くなる時まで連続的に行われる(ステップS6)。
【0034】
そして、PMデータの読み出し処理が完了すると、抽出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析して、そのビュースキーマを仮想的なベクターメモリに一時的に保存する(ステップS7)。そのビュースキーマは、ユーザーインターフェース部16を介して使用者端末機のディスプレイ画面(表示画面)に提供される(ステップS8)。
【0035】
次に、上述のような本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置10の動作を、図6を参照して、概念的に説明する。
【0036】
先ず、データ収集部11に該当するネットワークシステムは、複数の基地局から同時多発的に起こる無数に多くの呼及び呼接続と関連したPMデータの少なくとも一つ以上を収集する。
【0037】
そして、無作為、無順位で収集される複数のPMデータは、このネットワークシステムにおいて、単位期間(イベント時間)別に分類し直され、該当ファイルタイプで再構成され、そのファイルタイプのPMデータがFTP通信規約にしたがって次の処理のため、MF_PM(main frame project manager)に伝送される。
【0038】
伝送されたファイルタイプのPMデータの各々は、MF_PMで単一テーブルに合うように記録可能なデータに解析された後、テキスト形態で再構成されてテキストファイルに変換される。このようにネットワークシステムで収集された全体のPMデータ数に相応する数だけのテキストファイルが生成される。このテキストファイルは、一般的にPMデータをあらゆるコンピュータが使用することができる標準符号体系で記録したものである。
【0039】
このようなテキストファイルをSQLローダー部13で1回のトランザクションで処理可能な数、すなわち103個以下のテキストファイルが収集されると、単一テーブルで受け入れることが可能な複数のPMデータのテキストファイルをグルーピングする。グループ化が行われると、グループ化されたテキストファイルは、1回のトランザクション処理で図5Aに示すような単一テーブルの13番コラムに割り当てられる。ここで、単一テーブルの13番コラム以外の他の部分のコラムは、一般的な単一テーブルと同じ構成で割り当てられている。
【0040】
このように周期的に生成された単一テーブルは、格納部14にデータベースで保存・管理され、単一テーブルの13番コラムに割り当てられたテキストファイル等は、単一テーブルとマッピングされたXMLファイル形態のメタデータ(Meta Data)で解析されて格納部14の該当アドレスにデータベースで保存される。なお、メタデータは、PMデータのパラメータとシグナルネーム(Signal Name)等から構成されていて、使用者が必要な時に、図7に示すように使用者端末機(インターフェース部16)を介して順次的に提供される。図7は、単一テーブルからメタデータを生成する状態を示している。
【0041】
一方、このようなメタデータは、ビュースキーマ生成部15により実行されるビューアルゴリズムにより、使用者に識別性をより一層向上させるビュースキーマ(View Schema)で解析されている。
【0042】
ビューアルゴリズムは、図8に示すように、ユーザーインターフェース部16を介して使用者端末機からの解析命令を受信し(ステップS1)、その解析命令に応答して単一テーブルのPMデータとマッピングされた図7のメタデータ(Meta Data)を順次的に読み出す(ステップS2)。読み出されたメタデータから使用者が指定したシグナル類型を検索し(ステップS3)、そのシグナル類型がスタート時点なのかを判断し(ステップS4)、そのシグナル類型に該当するPMデータを読み出す(ステップS5)。ここで、PMデータの読み出しは、該当するシグナル類型が終了される時まで連続的に行われる(ステップS6)。
【0043】
そして、PMデータの読み出し処理が完了すると、読み出されたPMデータを一つのビュースキーマで解析して、そのビュースキーマを仮想的なベクターメモリに一時的に保存する(ステップS7)。そのビュースキーマは、使用者端末機に提供され、該使用者端末機の表示画面に表示される(ステップS8)。
【0044】
したがって、本実施形態のビュースキーマは、図9に示すように、単一テーブルのメタデータから使用者端末機に識別性を向上させた画像を提供するもので、ビューアルゴリズムによってシグナル類型別に使用者端末機に仮想的に生成されるビュー(View)を提供している。
【0045】
すなわち、このビューは、単一テーブルを直接アクセスする場合、PMデータの直観性が多少落ちるので、シグナルネームによる類型別パラメータを繊細(詳細)に表示するようにした仮想的な画像から構成されていて、ユーザーの所望するPMデータのシグナル類型に応じた異なるパラメータを容易に把握できるようにしている。
【0046】
このように本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10及び方法は、単一テーブルを用いて、大容量のネットワークシステムから発生する性能管理(PM)データを迅速で、且つ效率的に処理するとともに、ユーザーの識別性を改善することが可能となる。このため、大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させる効果を奏する。
【0047】
また、図10は、本実施形態と従来技術についての処理容量及び処理速度を各々比較して示すバー(BAR)グラフ(Graph)である。図10に示すように、本実施形態では、同じデータ数を処理する際、従来技術の4倍以上の迅速な処理速度となっている。このため、大容量データを処理するにあたって、データベースをより效率的に処理できる効果がある。
【0048】
すなわち、上記本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置10及びその方法は、従来のように、シグナルタイプ別のそれぞれのテーブル毎にトランザクション処理が発生するのではなく、SQLローダー部が、シグナルタイプに関係なく、テキストファイルのPMデータを所定数でグループ化し、そのグループ毎に各々のテキストファイルのPMデータをトランザクションして該当する単一テーブルに割り当てる。
【0049】
言い換えれば、本実施形態では、PMデータが割り当てられるテーブルが、シグナルタイプとは無関係の統一された単一のテーブル構造を有しており、かつグループ化された複数のPMデータに対して1回のトランザクション処理を行うことにより、複数のPMデータを単一テーブルに割り当てているので、トランザクション処理を迅速、かつ効率的に行うことが可能になる。このため、単一テーブルを用いることで、大容量のデータ処理の性能を最大限に発揮させることが可能になる。
【0050】
また、本実施形態では、使用者が使用者端末機から、PMデータのメタデータを用いてシグナルタイプ別に当該PMデータを直接検索可能にし、さらに、検索された(読み出された)PMデータを1つのビュースキーマでパース(parse)することにより、シグナルタイプ別にビュー(view)を使用者に提供可能になる。このため、使用者が所望するPMデータを容易に、かつ使用者にとって認識し易い形態で提供可能となる。
【0051】
なお、上述のような本実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理装置及びその方法は、ネットワーキングでなされる情報のデータベースでの保存だけでなく、ネットワーキングを以外の他の通常的なデータベースシステムにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】従来の性能管理(PM)データ処理方法の一例を示す手順図である。
【図2】図1のデータ処理方法の性能管理(PM)データの生成及び識別性を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理システムを示すブロック図である。
【図4】図3のブロック図を図形で分かりやすく示す説明図である。
【図5A】本発明の実施形態のSQLローダー部によって生成された単一テーブルを示す図面である。
【図5B】本発明の実施形態の単一テーブルに保存されたPMデータの構造を示す概要図である。
【図6】本発明の実施形態の単一テーブルを用いた性能管理(PM)データ処理方法を示す手順図である。
【図7】本発明の実施形態の単一テーブルからメタデータを生成する状態を示す図面である。
【図8】本発明の実施形態のビューアルゴリズムによってビュースキーマ(View Schema)を生成するフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートによってビュースキーマ(View Schema)の生成状態を示す説明図である。
【図10】本発明の実施形態と従来技術についての処理容量及び処理速度を各々比較して示す棒グラフである。
【符号の説明】
【0053】
11 データ収集部
12 データ解析部
13 SQLローダー部
14 格納部
15 ビュースキーマ生成部
16 ユーザーインターフェース部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータを、データベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置であって、
少なくとも一つ以上の前記PMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部と、
前記ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部と、
前記テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々の前記テキストファイルをトランザクションして、単一テーブルに割り当てるSQLローダー部と、
前記SQLローダー部の単一テーブル、及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部とを有することを特徴とする性能管理データ処理装置。
【請求項2】
前記単一テーブルのメタデータから読み出したPMデータを使用者が識別可能な形態で解析し、ビュースキーマを生成するビュースキーマ生成部と、
前記ビュースキーマ生成部を動作させて使用者端末機に前記ビュースキーマを提供し、若しくは前記格納部からメタデータを抽出して前記使用者端末機に提供するユーザーインターフェース部とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項3】
前記ビュースキーマ生成部は、ビューアルゴリズムを実行して前記ビュースキーマをシグナル類型別に生成し、
前記ビューアルゴリズムは、
前記ユーザーインターフェース部から解析命令を受信するステップと、
前記解析命令に応答して、前記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、
抽出された前記メタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、
抽出された前記PMデータを一つのビュースキーマで解析し、メモリに一時的に格納するステップと、
前記ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項4】
前記ビュースキーマは、前記ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビューであることを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項5】
前記メタデータは、シグナル類型別に順次決められたパラメータとネームとを含むことを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項6】
前記PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、該PMデータはシグナル類型別に分類されていることを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項7】
ネットワークを介して接続される複数基地局から発生するそれぞれのPMデータを、データベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理方法であって、
少なくとも一つ以上の前記PMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するステップと、
前記ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するステップと、
前記テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々の前記テキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるステップと、
前記単一テーブルをグループ別にデータベースで保存するステップとを有することを特徴とする性能管理データ処理方法。
【請求項8】
前記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的にデータベースで保存するステップをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項9】
前記単一テーブルのメタデータから読み出したPMデータを、使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項10】
前記ビュースキーマと前記メタデータのいずれかを選択して視覚的に使用者端末機に提供するステップをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項11】
前記ビュースキーマを生成するステップは、ビューアルゴリズムを実行し、前記メタデータから該当PMデータのビュースキーマをシグナル類型別に解析するステップをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項12】
前記ビュースキーマは、前記ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビューであることを特徴とする請求項11に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項13】
前記ビューアルゴリズムは、
ユーザーインターフェースから解析命令を受信するステップと、
前記解析命令に応答して前記単一テーブルとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、
抽出された前記メタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、
抽出された前記PMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、
前記ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップとを有することを特徴とする請求項12に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項14】
前記PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、該PMデータはシグナル類型別に分類されることを特徴とする請求項13に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項15】
前記各基地局は、有線通信と無線通信の少なくともいずれかに対応していることを特徴とする請求項14に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項16】
前記グループ化は、103個以上の多数のPMデータをグルーピングさせることを特徴とする請求項7に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項1】
ネットワークを介して接続される複数の基地局から発生するそれぞれのPMデータを、データベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理装置であって、
少なくとも一つ以上の前記PMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するデータ収集部と、
前記ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するデータ解析部と、
前記テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々の前記テキストファイルをトランザクションして、単一テーブルに割り当てるSQLローダー部と、
前記SQLローダー部の単一テーブル、及びその単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータをデータベースで保存する格納部とを有することを特徴とする性能管理データ処理装置。
【請求項2】
前記単一テーブルのメタデータから読み出したPMデータを使用者が識別可能な形態で解析し、ビュースキーマを生成するビュースキーマ生成部と、
前記ビュースキーマ生成部を動作させて使用者端末機に前記ビュースキーマを提供し、若しくは前記格納部からメタデータを抽出して前記使用者端末機に提供するユーザーインターフェース部とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項3】
前記ビュースキーマ生成部は、ビューアルゴリズムを実行して前記ビュースキーマをシグナル類型別に生成し、
前記ビューアルゴリズムは、
前記ユーザーインターフェース部から解析命令を受信するステップと、
前記解析命令に応答して、前記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、
抽出された前記メタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、
抽出された前記PMデータを一つのビュースキーマで解析し、メモリに一時的に格納するステップと、
前記ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項4】
前記ビュースキーマは、前記ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビューであることを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項5】
前記メタデータは、シグナル類型別に順次決められたパラメータとネームとを含むことを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項6】
前記PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、該PMデータはシグナル類型別に分類されていることを特徴とする請求項3に記載の性能管理データ処理装置。
【請求項7】
ネットワークを介して接続される複数基地局から発生するそれぞれのPMデータを、データベースで保存する単一テーブルを用いた性能管理データ処理方法であって、
少なくとも一つ以上の前記PMデータを収集し、これをファイルタイプで再構成するステップと、
前記ファイルタイプのPMデータを解析してテキストファイルを生成するステップと、
前記テキストファイルを所定数で少なくとも一つ以上グループ化し、そのグループ毎に各々の前記テキストファイルをトランザクションして単一テーブルに割り当てるステップと、
前記単一テーブルをグループ別にデータベースで保存するステップとを有することを特徴とする性能管理データ処理方法。
【請求項8】
前記単一テーブルのPMデータとマッピングされるメタデータを順次的にデータベースで保存するステップをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項9】
前記単一テーブルのメタデータから読み出したPMデータを、使用者が識別可能な形態で解析してビュースキーマを生成するステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項10】
前記ビュースキーマと前記メタデータのいずれかを選択して視覚的に使用者端末機に提供するステップをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項11】
前記ビュースキーマを生成するステップは、ビューアルゴリズムを実行し、前記メタデータから該当PMデータのビュースキーマをシグナル類型別に解析するステップをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項12】
前記ビュースキーマは、前記ビューアルゴリズムによって生成される仮想的なビューであることを特徴とする請求項11に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項13】
前記ビューアルゴリズムは、
ユーザーインターフェースから解析命令を受信するステップと、
前記解析命令に応答して前記単一テーブルとマッピングされるメタデータを順次的に読み出すステップと、
抽出された前記メタデータから指定したシグナル類型を検索して該当PMデータを読み出すステップと、
抽出された前記PMデータを一つのビュースキーマで解析してメモリに一時的に格納するステップと、
前記ビュースキーマを使用者端末機に視覚的に提供するステップとを有することを特徴とする請求項12に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項14】
前記PMデータは、基地局で発生する呼接続に関連した性能データ、運用データ及び管理データから構成され、該PMデータはシグナル類型別に分類されることを特徴とする請求項13に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項15】
前記各基地局は、有線通信と無線通信の少なくともいずれかに対応していることを特徴とする請求項14に記載の性能管理データ処理方法。
【請求項16】
前記グループ化は、103個以上の多数のPMデータをグルーピングさせることを特徴とする請求項7に記載の性能管理データ処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2006−114047(P2006−114047A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301724(P2005−301724)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
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