説明

印刷制御装置、画像形成装置およびプログラム

【課題】画像形成装置に印刷データが格納された場合、その印刷データの出力を許可された使用者と同一グループに属する他の使用者に対して、印刷データが格納されていることを表示可能とする。
【解決手段】認証処理部24は、画像出力処理を行おうとする印刷ジョブに認証要求指示が付加されている場合、画像出力部25において印刷ジョブを実行する前に、ICカードリーダ36により読み取られたカード情報によりそのユーザの認証を行う。制御部23は、認証処理を行ったユーザが出力を許可するユーザとして設定されている印刷データについては出力指示が可能なように表示部26に表示させ、認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザとして設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように表示部26に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷制御装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが携帯するIDカード等のID番号を検知した際に、未処理のジョブの存在を通知する画像形成装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、携帯電話のユーザIDとメールアドレスを印刷データにヘッダ情報として付与して、この印刷データをプリンタ側に送信し、プリンタ側では、そのユーザIDとメールアドレスと印刷データとを関連付けて格納し、電子メールを作成して携帯電話に送信する認証印刷システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−159460号公報
【特許文献1】特開2008−077438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、画像形成装置に印刷データが格納された場合、その印刷データの出力を許可された使用者と同一グループに属する他の使用者に対して、印刷データが格納されていることを表示することが可能な印刷制御装置、画像形成装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[印刷制御装置]
請求項1に係る本発明は、受信した印刷データに出力を許可する使用者が指定されている場合、当該印刷データに対して、出力を許可する使用者を特定する情報および表示を許可する使用者を特定する情報からなる付加情報を付加する付加手段と、
前記付加手段により付加情報が付加された印刷データを、出力指示された画像形成装置に転送する転送手段とを備えた印刷制御装置である。
【0007】
請求項2に係る本発明は、複数の使用者が予め設定されたグループ毎に登録されたグループ情報を格納するグループ情報格納手段をさらに備え、
前記付加手段は、前記グループ情報格納手段に格納されているグループ情報に基づいて、前記出力を許可する使用者と同一グループに設定されている他の使用者を、表示を許可する使用者として判定する請求項1記載の印刷制御装置である。
[画像形成装置]
【0008】
請求項3に係る本発明は、受信した印刷データを格納する印刷データ格納手段と、
使用者の認証処理を行う認証処理手段と、
指示された印刷データに基づく画像を出力する出力手段と、
指示された情報を表示する表示手段と、
前記印刷データ格納手段に格納されている印刷データのうち、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者または表示を許可する使用者に設定されている印刷データの情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えた画像形成装置である。
【0009】
請求項4に係る本発明は、前記表示制御手段が、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が可能なように前記表示手段に表示させ、認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように前記表示手段に表示させる請求項3記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項5に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの送信者と出力を許可する使用者とが異なる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項6に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データが前記印刷データ格納手段に格納されてから一定時間を経過した場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置である。
【0012】
請求項7に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置である。
【0013】
請求項8に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合には、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させない請求項3または4記載の画像形成装置である。
【0014】
請求項9に係る本発明は、受信した印刷データを格納する印刷データ格納手段と、
使用者の認証処理を行う認証処理手段と、
指示された印刷データに基づく画像を出力する出力手段と、
指示された情報を表示する表示手段と、
複数の使用者が予め設定されたグループ毎に登録されたグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
前記印刷データ格納手段に格納されている印刷データのうち、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データおよび前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データの情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えた画像形成装置である。
【0015】
請求項10に係る本発明は、前記表示制御手段が、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が可能なように前記表示手段に表示させ、認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように前記表示手段に表示させる請求項9記載の画像形成装置である。
【0016】
請求項11に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの送信者と出力を許可する使用者とが異なる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置である。
【0017】
請求項12に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データが前記印刷データ格納手段に格納されてから一定時間を経過した場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置である。
【0018】
請求項13に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置である。
【0019】
請求項14に係る本発明は、前記表示制御手段が、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合には、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させない請求項9または10記載の画像形成装置である。
【0020】
請求項15に係る本発明は、前記表示制御手段により出力指示が可能な印刷データとして前記表示手段に表示された印刷データについて出力指示があった場合、当該印刷データに基づく画像を出力するよう前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備えた請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置である。
【0021】
請求項16に係る本発明は、受信した印刷データに出力を許可する使用者が指定されている場合、当該印刷データに対して、出力を許可する使用者を特定する情報および表示を許可する使用者を特定する情報からなる付加情報を付加するステップと、
前記付加情報が付加された印刷データを、出力指示された画像形成装置に転送するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0022】
請求項17に係る本発明は、受信した印刷データを格納するステップと、
使用者の認証処理を行うステップと、
格納した印刷データのうち、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者または表示を許可する使用者に設定されている印刷データの情報を表示装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
請求項18に係る本発明は、受信した印刷データを格納するステップと、
使用者の認証処理を行うステップと、
格納した印刷データのうち、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データおよび前記出力を許可する使用者と同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データの情報を表示装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0024】
請求項1に係る本発明によれば、画像形成装置に印刷データを転送する際に、出力を許可する使用者を特定する情報と共に、表示を許可する使用者を特定する情報が含まれた付加情報を印刷データに付加することができる印刷制御装置を提供することができる。
【0025】
請求項2に係る本発明によれば、画像形成装置に印刷データが格納された場合、その印刷データの出力を許可された使用者と同一グループに属する他の使用者に対して、印刷データが格納されていることを表示することができる印刷制御装置を提供することができる。
【0026】
請求項3に係る本発明によれば、出力を許可する使用者を特定する情報と共に表示を許可する使用者を特定する情報が含まれた付加情報が付加された印刷データが画像形成装置に格納された場合、表示を許可する使用者に対して、その印刷データが格納されていることを表示することができる画像形成装置を提供することができる。
【0027】
請求項4に係る本発明によれば、請求項3に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者に対しては、出力指示が可能なように表示し、表示を許可する使用者に対しては、出力指示が不可能なように表示することができる画像形成装置を提供することができる。
【0028】
請求項5に係る本発明によれば、請求項3または4に係る発明により得られる効果に加えて、表示を許可する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0029】
請求項6に係る本発明によれば、請求項3または4に係る発明により得られる効果に加えて、表示を許可する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0030】
請求項7に係る本発明によれば、請求項3または4に係る発明により得られる効果に加えて、表示を許可する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0031】
請求項8に係る本発明によれば、請求項3または4に係る発明により得られる効果に加えて、表示を許可する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0032】
請求項9に係る本発明によれば、画像形成装置に印刷データが格納された場合、その印刷データの出力を許可された使用者と同一グループに属する他の使用者に対して、印刷データが格納されていることを表示することができる画像形成装置を提供することができる。
【0033】
請求項10に係る本発明によれば、請求項9に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者に対しては、出力指示が可能なように表示し、出力を許可する使用者と同一グループに属する他の使用者に対しては、出力指示が不可能なように表示することができる画像形成装置を提供することができる。
【0034】
請求項11に係る本発明によれば、請求項9または10に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者と同一グループに属する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0035】
請求項12に係る本発明によれば、請求項9または10に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者と同一グループに属する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0036】
請求項13に係る本発明によれば、請求項9または10に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者と同一グループに属する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0037】
請求項14に係る本発明によれば、請求項9または10に係る発明により得られる効果に加えて、出力を許可する使用者と同一グループに属する使用者に対して印刷データの情報を表示する頻度を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0038】
請求項15に係る本発明によれば、請求項3から14のいずれか1項に係る発明により得られる効果に加えて、出力指示を受けた印刷データに基づく画像を出力することができる画像形成装置を提供することができる。
【0039】
請求項16に係る本発明によれば、画像形成装置に印刷データを転送する際に、出力を許可する使用者を特定する情報と共に、表示を許可する使用者を特定する情報が含まれた付加情報を印刷データに付加することができるプログラムを提供することができる。
【0040】
請求項17に係る本発明によれば、出力を許可する使用者を特定する情報と共に表示を許可する使用者を特定する情報が含まれた付加情報が付加された印刷データが画像形成装置に格納された場合、表示を許可する使用者に対して、その印刷データが格納されていることを表示することができるプログラムを提供することができる。
【0041】
請求項18に係る本発明によれば、画像形成装置に印刷データが格納された場合、その印刷データの出力を許可された使用者と同一グループに属する他の使用者に対して、印刷データが格納されていることを表示することができるプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるプリントサーバ40のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるプリントサーバ40の機能構成を示すブロック図である。
【図4】グループ情報格納部43に格納されるグループ情報の一例を示す図である。
【図5】付加部44により印刷データに付加される付加情報の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における画像形成装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における画像形成装置20の機能構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の画像形成システムの動作を説明するための図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の画像形成システムの動作を説明するための図である。
【図10】ユーザDが認証を行った際に、表示部26に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態の画像形成システムの動作を説明するための図である。
【図12】本発明の第1の実施形態の画像形成システムの動作を説明するための図である。
【図13】ユーザBが認証を行った際に、表示部26に表示される画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態におけるプリントサーバ40aの機能構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第2の実施形態における画像形成装置20aの機能構成を示すブロック図である。
【図16】画像形成装置20、20aの外部に認証サーバ70を設けた場合の画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【図17】認証サーバ70を独立させて設けた場合における、画像形成装置20と認証サーバ70との間で行われる処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【0044】
本発明の第1の実施形態の画像形成システムは、図1に示されるように、ネットワーク30により相互に接続された端末装置10、画像形成装置20、プリントサーバ40、および業務用コンピュータ50により構成される。業務用コンピュータ50は、基幹業務の印刷データを生成してプリントサーバ40経由にて画像形成装置20に送信する。端末装置10は、一般的なオフィス業務等において使用され、印刷データを生成して、ネットワーク30経由にて生成した印刷データを画像形成装置20に対して送信する。画像形成装置20は、プリントサーバ40や端末装置10から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を用紙上に出力する。
【0045】
本実施形態の画像形成システムでは、画像形成装置20に対して印刷データを送信する際に、認証処理を必要とするか否かを設定可能なセキュリティプリント機能が備えられている。画像形成装置20では、認証処理を必要とする設定がされた印刷データに基づく印刷処理を行う場合、ユーザの認証が行われ、出力許可されたユーザであることが確認された場合のみ印刷処理を実行する
【0046】
次に、本実施形態の画像形成システムにおけるプリントサーバ40のハードウェア構成を図2に示す。
【0047】
プリントサーバ40は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、ユーザインタフェース(UI)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
【0048】
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、プリントサーバ40の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
【0049】
次に、上記の制御プログラムが実行されることにより実現されるプリントサーバ40の機能構成を示すブロック図を図3に示す。
【0050】
本実施形態のプリントサーバ40は、図3に示されるように、印刷ジョブ受信部41と、ユーザ情報格納部42と、グループ情報格納部43と、付加部44と、転送部45とを備えている。
【0051】
印刷ジョブ受信部41は、端末装置10やプリントサーバ40から送信されてきた印刷ジョブ(印刷データ)を受信する。
【0052】
ユーザ情報格納部42は、ユーザを特定するためのユーザID(ユーザ識別子)等の情報を格納する。
【0053】
グループ情報格納部43は、複数のユーザ(使用者)が予め設定されたグループ毎に登録されたグループ情報を格納する。このグループ情報格納部43に格納されるグループ情報の一例を図4に示す。この図4に示されたグループ情報の例では、ユーザA〜Dがグループ1に登録され、ユーザE〜Hがグループ2に登録されている。
【0054】
付加部44は、印刷ジョブ受信部41により受信された印刷データのアトリビュートデータ(属性情報)に基づいて、受信した印刷データの出力を許可するユーザ(出力する権限を有するユーザ)を特定し、ユーザ情報格納部42に格納されているユーザ情報を参照して、そのユーザのユーザIDの情報を印刷データに付加する。
【0055】
そして、付加部44は、受信した印刷データに出力を許可するユーザ(使用者)が指定されている場合、その印刷データに対して、出力を許可するユーザを特定するユーザID等の情報だけでなく、表示を許可するユーザ(表示する権限を有するユーザ)を特定するユーザID等の情報からなる付加情報を付加する。具体的には、付加部44は、グループ情報格納部42に格納されているグループ情報に基づいて、出力を許可するユーザと同一グループに設定されている他のユーザを、表示を許可するユーザとして判定する。
【0056】
このようにして付加部44により印刷データに付加される付加情報の一例を図5に示す。図5に示す例では、送信者がユーザBとなっており、出力を許可するユーザである印刷権限付与者もユーザBとなっている。そして、表示を許可するユーザであるリスト表示権限付与者には、図4に示したグループ情報でユーザBと同一グループに設定されているユーザA、C、Dが設定されている。
【0057】
転送部45は、付加部44により付加情報が付加された印刷データを、出力指示された画像形成装置に転送する。
【0058】
次に、本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置20のハードウェア構成を図6に示す。
【0059】
画像形成装置20は、図6に示されるように、CPU31、メモリ32、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置33、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)34、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置35、ICカードリーダ36、プリントエンジン37を有する。これらの構成要素は、制御バス38を介して互いに接続されている。
【0060】
CPU31は、メモリ32または記憶装置33に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置20の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU31は、メモリ32または記憶装置33内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU31に提供することも可能である。
【0061】
図7は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置20の機能構成を示すブロック図である。
【0062】
本実施形態の画像形成装置20は、図7に示されるように、印刷ジョブ受信部21と、印刷ジョブ記憶部22と、制御部23と、認証処理部24と、画像出力部25と、表示部26と、ICカードリーダ36とを備えている。
【0063】
印刷ジョブ受信部21は、端末装置10やプリントサーバ40から送信されてきた印刷ジョブ(印刷データ)を受信する。印刷ジョブ記憶部22は、印刷ジョブ受信部21により受信された印刷ジョブを記憶する。
【0064】
画像出力部25は、制御部23による指示に従って、印刷ジョブ受信部21により受信され印刷ジョブ記憶部22に記憶されている印刷ジョブに基づいて画像を出力する。制御部23は、画像出力部25における画像出力処理を制御する。
【0065】
ICカードリーダ36は、ICカード(認証媒体)に記憶されているカード情報(認証情報)を読み取る。
【0066】
認証処理部24は、画像出力処理を行おうとする印刷ジョブに認証要求指示が付加されている場合、画像出力部25において印刷ジョブを実行する前にユーザの認証処理を実行する。具体的には、認証処理部24は、ICカードリーダ36により読み取られたカード情報により、そのユーザを特定する。
【0067】
制御部23は、認証処理部24における認証結果に基づいて、印刷ジョブ記憶部22に格納されている印刷ジョブに基づく画像を出力するよう画像出力部25を制御する。また、制御部23は、表示部26に対する表示内容の制御を行う。表示部26は、制御部23により指示された情報を表示する。
【0068】
具体的には、制御部23は、印刷ジョブ記憶部22に格納されている印刷データのうち、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが出力を許可するユーザまたは表示を許可するユーザに設定されている印刷データの情報を表示部26に表示させる。
【0069】
そして、制御部23は、認証処理を行ったユーザが出力を許可するユーザとして設定されている印刷データについては出力指示が可能なように表示部26に表示させ、認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザとして設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように表示部26に表示させる。
【0070】
次に、本実施形態の画像形成システムの動作を図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、図8〜図13を参照して本実施形態の画像形成システムの動作を順次説明する。
【0071】
なお、ここでは、図4に示したようなグループ情報が設定されているものとして説明を行なう。つまり、ユーザA〜Dが同一のグループとして設定されているものとして説明を行なう。
【0072】
(1)このような状態において、図8に示すように業務用コンピュータ50からプリンタサーバ40に対して、ユーザBを出力を許可するユーザとして指定する印刷データが送信された場合の動作を説明する。
【0073】
(2)すると、プリンタサーバ40では、図5に示したように、この印刷データに対して、出力を許可するユーザBのユーザIDだけでなく、同一グループとして登録されているユーザA、C、DのユーザIDを表示を許可するユーザの情報として印刷データに付加して、画像形成装置20に転送する。
【0074】
(3)また、ユーザDが自己の端末10dから画像形成装置20に対して、ユーザDを出力を許可するユーザとする印刷データを送信したものとする。
【0075】
(4)そして、ユーザDが画像形成装置20が設置されている場所まで移動してICカード等を用いて認証を受けることにより、端末10dから送信した印刷データの出力処理を実行しようとしたものとする。すると、画像形成装置20では、図10に示すように、認証されたユーザDが出力許可者(出力を許可するユーザ)として設定されている印刷データだけでなく、表示許可者(表示を許可するユーザ)として設定されている印刷データを表示部26に表示する。
【0076】
図10に示した表示例では、文書名が“xxx3.doc”、“xxx2.doc”、“xxx1.doc”という印刷データは、出力許可者がユーザDに設定されている印刷データであり、文書名が“JOB00253”、“JOB00337”、“JOB00334”という印刷データは、出力許可者がユーザAまたはユーザBに設定されているが表示許可者にユーザDが含まれている印刷データである。
【0077】
ここで、ユーザDは、この図10に示された表示画面を参照して、文書名が“xxx3.doc”、“xxx2.doc”、“xxx1.doc”という印刷データの出力処理を実行したものとする。そして、ユーザDは、このような表示画面を参照することにより、ユーザAやユーザBに対する印刷データが画像形成装置20に蓄積された状態であることを知ることができる。
【0078】
(5)そして、図11に示すように、自己の印刷データの出力結果を得たユーザDは、自席まで戻りユーザBと接触した場合、ユーザB宛の印刷データが画像形成装置20に届いていることを通知する。
【0079】
(6)すると、図12に示すように、ユーザDから通知を受けたユーザBが画像形成装置20の設置場所まで移動して、ICカードによる認証を行うと、画像形成装置20では、図13に示すような表示が行われる。この図13に示された表示画面では、認証を受けたユーザBが出力許可者として設定されている印刷データ(文書名:“JOB00253”、“JOB00337”)と、ユーザBが表示許可者として設定されている印刷データ(文書名:“JOB00334”)が表示部26に表示されている。
【0080】
そのため、ユーザBは、この図13に示された表示画面を参照して、文書名が“JOB00253”、“JOB00337”という印刷データの出力処理を実行する。
【0081】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態の画像形成システムについて説明する。本実施形態では、図3に示したプリントサーバ40を、図14に示すようなプリントサーバ40aに置き換え、図7に示した画像形成装置20を、図15に示すような画像形成装置20aに置き換えた構成となっている。なお、図14、図15において、図3、図7中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0082】
本実施形態におけるプリントサーバ40aは、図3に示したプリントサーバ40に対して、グループ情報格納部43が削除された構成となっている。本実施形態におけるプリントサーバ40aでは、付加部44は、受信した印刷データに出力を許可するユーザが指定されている場合、その印刷データに対して、出力を許可するユーザを特定するユーザIDを付加する。
【0083】
そして、本実施形態における画像形成装置20aは、図7に示した画像形成装置20に対して、グループ情報格納部43を追加した構成となっている。本実施形態の画像形成装置20aにおける制御部23は、グループ情報格納部43に格納されているグループ情報を参照して、印刷ジョブ記憶部22に格納されている印刷データのうち、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが出力を許可するユーザとして設定されている印刷データおよび出力を許可するユーザと同一グループに設定されている他のユーザが出力を許可する使用者として設定されている印刷データの情報を表示部26に表示させる。
【0084】
[変形例]
なお、制御部23は、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザに設定されている印刷データのうち、当該印刷データの送信者と出力を許可するユーザとが異なる場合にのみ、当該印刷データの情報を表示部26に表示させるようにしてもよい。例えば、送信者がユーザDで出力許可者もユーザDの場合には、送信者と出力許可者が同一であるため、ユーザDと同一グループの他のユーザA〜Cに対して、その印刷データの情報を表示しないようにする。そして、送信者がユーザFで出力許可者がユーザAの場合には、送信者と出力許可者が同一でないため、ユーザAと同一グループの他のユーザB〜Dに対して、その印刷データの情報を表示するようにする。
【0085】
また、制御部23は、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザに設定されている印刷データのうち、当該印刷データが印刷ジョブ記憶部22に格納されてから、例えば1時間等のような一定時間を経過した場合にのみ、当該印刷データの情報を表示部26に表示させるようにしてもよい。
【0086】
さらに、制御部23は、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザに設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合にのみ、当該印刷データの情報を表示部26に表示させるようにしてもよい。例えば、印刷データの名称中に“請求書”という特定の単語が含まれているもののみを表示させるようにしてもよい。
【0087】
さらに、制御部23は、認証処理部24において認証処理を行ったユーザが表示を許可するユーザに設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合には、当該印刷データの情報を表示部26に表示させないようにしてもよい。例えば、印刷データの名称中に“給与明細”という特定の単語が含まれている場合には、その印刷データを表示させないようにしてもよい。
【0088】
また、上記では画像形成装置20、20a内において認証処理を実行する場合を用いて説明したが、図16に示すように、画像形成装置20、20aの外部に認証サーバ70を設け、この認証サーバ70において認証処理を実行するようにしてもよい。このようなシステム構成の場合には、認証処理は認証サーバ70内において一元的に行われる。
【0089】
このようなシステム構成の場合における、画像形成装置20と認証サーバ70との間で行われる処理を図17を参照して説明する。
【0090】
このようなシステム構成の場合、認証サーバ70にグループ情報を格納させる。そして、画像形成装置20は、ICカードリーダ36によりICカード情報を読み取ると、そのICカード情報を認証サーバ70に送信する。
【0091】
認証サーバ70では、画像形成装置20からのICカード情報に基づいて認証処理を行うとともに、認証を行ったユーザと同一グループに属する他のユーザを特定する。そして、認証サーバ70は、認証結果とともに、認証を行ったユーザと同一グループに属する他のユーザの情報を画像形成装置20に送信する。
【符号の説明】
【0092】
10 端末装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 制御バス
20、20a 画像形成装置
21 印刷ジョブ受信部
22 印刷ジョブ記憶部
23 制御部
24 認証処理部
25 画像出力部
26 表示部
30 ネットワーク
31 CPU
32 メモリ
33 記憶装置
34 通信インタフェース(IF)
35 ユーザインタフェース(UI)装置
36 ICカードリーダ
37 プリントエンジン
38 制御バス
40、40a プリントサーバ
41 印刷ジョブ受信部
42 ユーザ情報格納部
43 グループ情報格納部
44 付加部
45 転送部
50 業務用コンピュータ
70 認証サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した印刷データに出力を許可する使用者が指定されている場合、当該印刷データに対して、出力を許可する使用者を特定する情報および表示を許可する使用者を特定する情報からなる付加情報を付加する付加手段と、
前記付加手段により付加情報が付加された印刷データを、出力指示された画像形成装置に転送する転送手段と、
を備えた印刷制御装置。
【請求項2】
複数の使用者が予め設定されたグループ毎に登録されたグループ情報を格納するグループ情報格納手段をさらに備え、
前記付加手段は、前記グループ情報格納手段に格納されているグループ情報に基づいて、前記出力を許可する使用者と同一グループに設定されている他の使用者を、表示を許可する使用者として判定する請求項1記載の印刷制御装置。
【請求項3】
受信した印刷データを格納する印刷データ格納手段と、
使用者の認証処理を行う認証処理手段と、
指示された印刷データに基づく画像を出力する出力手段と、
指示された情報を表示する表示手段と、
前記印刷データ格納手段に格納されている印刷データのうち、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者または表示を許可する使用者に設定されている印刷データの情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えた画像形成装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が可能なように前記表示手段に表示させ、認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように前記表示手段に表示させる請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの送信者と出力を許可する使用者とが異なる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データが前記印刷データ格納手段に格納されてから一定時間を経過した場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項3または4記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が表示を許可する使用者に設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合には、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させない請求項3または4記載の画像形成装置。
【請求項9】
受信した印刷データを格納する印刷データ格納手段と、
使用者の認証処理を行う認証処理手段と、
指示された印刷データに基づく画像を出力する出力手段と、
指示された情報を表示する表示手段と、
複数の使用者が予め設定されたグループ毎に登録されたグループ情報を格納するグループ情報格納手段と、
前記印刷データ格納手段に格納されている印刷データのうち、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データおよび前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データの情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えた画像形成装置。
【請求項10】
前記表示制御手段は、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が可能なように前記表示手段に表示させ、認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データについては出力指示が不可能なように前記表示手段に表示させる請求項9記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの送信者と出力を許可する使用者とが異なる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データが前記印刷データ格納手段に格納されてから一定時間を経過した場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合にのみ、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させる請求項9または10記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記表示制御手段は、前記認証処理手段において認証処理を行った使用者が前記出力を許可する使用者と前記グループ情報において同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データのうち、当該印刷データの名称に特定の単語が含まれる場合には、当該印刷データの情報を前記表示手段に表示させない請求項9または10記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記表示制御手段により出力指示が可能な印刷データとして前記表示手段に表示された印刷データについて出力指示があった場合、当該印刷データに基づく画像を出力するよう前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備えた請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項16】
受信した印刷データに出力を許可する使用者が指定されている場合、当該印刷データに対して、出力を許可する使用者を特定する情報および表示を許可する使用者を特定する情報からなる付加情報を付加するステップと、
前記付加情報が付加された印刷データを、出力指示された画像形成装置に転送するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項17】
受信した印刷データを格納するステップと、
使用者の認証処理を行うステップと、
格納した印刷データのうち、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者または表示を許可する使用者に設定されている印刷データの情報を表示装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項18】
受信した印刷データを格納するステップと、
使用者の認証処理を行うステップと、
格納した印刷データのうち、認証処理を行った使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データおよび前記出力を許可する使用者と同一グループに設定されている他の使用者が出力を許可する使用者として設定されている印刷データの情報を表示装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−170664(P2011−170664A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−34506(P2010−34506)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成21年1月1日 社団法人表面技術協会発行の「表面技術(第60巻 第1号)」に発表
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】