説明

印刷条件設定装置、印刷条件設定方法、及び、印刷条件設定用記録媒体

【課題】印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタの印刷機能の設定を行うことが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】パーソナルコンピュータのCPUは、プリンタドライバに従って、各々が1または複数の印刷機能を表すワンクリックアイコンの一覧をアイコン表示領域a1に表示し、アイコン表示領域a1に表示されたワンクリックアイコンの一覧の中から1のワンクリックアイコンを選択し、選択したワンクリックアイコンに対応した複数の印刷機能を自動設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,情報処理装置、印刷条件設定方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体に関し、詳細には、複数の印刷条件を表象するアイコンを作成し、当該作成されたアイコンを選択して複数の印刷条件を設定することが可能な情報処理装置、印刷条件設定方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、プリンタ装置は、機能の増加および高度化が進み、ユーザーにとってプリンタの設定が複雑で難しいものとなってきている。具体的には、ユーザーにとって、プリンタドライバ画面で、印刷条件を設定するのが複雑で難しいという状況になっている。かかるプリンタドライバは、特定のプログラムに対して他のプログラムが、プリンタのハードウエアや内部"言語"に煩わされることなく操作できるように設計されたソフトウエアプログラムであり、プリンタを制御するためのもので、出力データの処理等をおこなうためのものである。プリンタが異なれば、プリンタを正しく操作し、それぞれの特殊機能や能力を使うために必要なコードおよびコマンドも異なる。アプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムに代わって各プリンタの微妙に異なる機能をすべて取り扱うプリンタドライバを使用して多様なプリンタと的確にやりとりできる 。Windows95/98やMacOS等では、プリンタドライバーはOSが管理している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタの印刷機能の設定を行うことが可能な情報処理装置、印刷条件設定方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、表示部に表示される表示画面上で、印刷データをプリンタ装置で印刷する際の印刷機能を設定する情報処理装置において、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示する第1の表示制御手段と、前記第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する印刷機能設定手段と、を備えたものである。
【0005】
上記発明によれば、第1の表示制御手段は、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示し、第1の選択手段は、第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択し、印刷機能設定手段は、第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する。
【0006】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示する第2の表示制御手段と、前記第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択するための印刷機能選択手段と、前記印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成するシンボル作成手段と、前記印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能と、前記シンボル作成手段で作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録するシンボル登録手段と、を備えたものである。
【0007】
上記発明によれば、第2の表示制御手段は、表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示し、前記印刷機能選択手段は、第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択し、シンボル作成手段は、印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、シンボル登録手段は、印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能と、シンボル作成手段で作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録する。
【0008】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、さらに、前記シンボル作成手段で作成されたシンボルを、前記表示画面上の第3の表示領域に表示する第3の表示制御手段を備えたものである。上記発明によれば、前記台3の表示制御手段は、シンボル作成手段で作成されたシンボルを、表示画面上の第3の表示領域に表示する。
【0009】
また、請求項4にかかる発明は、請求項2または請求項3にかかる発明において、前記第2の表示制御手段は、前記第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、前記印刷機能選択手段は、前記第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択するものである。上記発明によれば、第2の表示制御手段は、第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、前記印刷機能選択手段は、第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択する。
【0010】
また、請求項5にかかる発明は、請求項2〜請求項4のいずれか1つにかかる発明において、さらに、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録されている記憶手段を備え、前記シンボル作成手段は、前記印刷機能選択手段で選択された印刷機能を表す前記記憶手段に登録されているイメージを合成して複数の印刷機能を表すシンボルを作成するものである。上記発明によれば、記憶手段に各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録し、シンボル作成手段は、印刷機能選択手段で選択された印刷機能を表す前記記憶手段に登録されているイメージを合成して複数の印刷機能を表すシンボルを作成する。
【0011】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1つにかかる発明において、前記印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれるものである。上記発明によれば、印刷機能として、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等を選択可能とした。
【0012】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1つにかかる発明において、前記第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定する並び替え指定手段と、前記並び替え指定手段で指定された並び替え順に前記第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替える並び替え手段と、を備えたものである。
【0013】
上記発明によれば、並び替え指定手段は、第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定し、並び替え手段は、並び替え指定手段で指定された並び替え順に第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替える。
【0014】
また、請求項8にかかる発明は、表示部に表示される表示画面上で、印刷データをプリンタ装置で印刷する際の印刷機能を設定する印刷条件設定方法において、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示する第1の表示ステップと、前記第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択する選択ステップと、前記第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する印刷機能設定ステップと、を含むものである。
【0015】
上記発明によれば、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示し、第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択し、第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する。
【0016】
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、さらに、前記表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示する第2の表示ステップと、前記第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択する印刷機能選択ステップと、前記印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成するシンボル作成ステップと、前記選択された複数の印刷機能と、前記作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録するステップと、を含むものである。上記発明によれば、表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示し、第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択し、選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、選択された複数の印刷機能と、作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録する。
【0017】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9にかかる発明において、さらに、前記作成されたシンボルを、前記表示画面上の第3の表示領域に表示する第3の表示ステップを含むものである。上記発明によれば、作成されたシンボルを、表示画面上の第3の表示領域に表示する。
【0018】
また、請求項11にかかる発明は、請求項9または請求項10にかかる発明において、前記表示ステップでは、前記第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、前記印刷機能選択ステップでは、前記第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択するものである。
【0019】
上記発明によれば、第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択する。
【0020】
また、請求項12にかかる発明は、請求項9〜請求項11のいずれか1つにかかる発明において、前記シンボル作成ステップでは、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録されている記憶手段から、前記選択された印刷機能を表すイメージを読み出して合成し、複数の印刷機能を表すシンボルを作成するものである。上記発明によれば、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録されている記憶手段から、選択された印刷機能を表すイメージを読み出して合成し、複数の印刷機能を表すシンボルを作成する。
【0021】
また、請求項13にかかる発明は、請求項8〜請求項12のいずれか1つにかかる発明において、前記印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれるものである。上記発明によれば、印刷機能として、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が選択可能である。
【0022】
また、請求項14にかかる発明は、請求項8〜請求項13のいずれか1つにかかる発明において、さらに、前記第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定するステップと、前記指定された並び替えに従って前記第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替えるステップと、を含むものである。上記発明によれば、第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定し、指定された並び替えに従って第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替える。
【0023】
また、請求項15にかかる発明は、請求項8〜請求項14のいずれか1つに記載の発明の各ステップをコンピュータで実行するためのプログラムが格納されているものである。上記発明によれば、コンピュータで記録媒体に格納されているプログラムを実行することにより、請求項8〜請求項14のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現する。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように,請求項1にかかる発明によれば、第1の表示制御手段は、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示し、第1の選択手段は、第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択し、印刷機能設定手段は、第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定することとしたので、印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタ装置の印刷機能の設定を行うことが可能となる。
【0025】
また、請求項2にかかる発明によれば、請求項1にかかる発明において、第2の表示制御手段は、表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示し、印刷機能選択手段は、第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択し、シンボル作成手段は、印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、シンボル登録手段は、印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能と、シンボル作成手段で作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録することとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、ユーザが所望の複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、作成したシンボルを選択することで複数の印刷機能を設定でき、ユーザーの使い勝手が良くなる。
【0026】
また、請求項3にかかる発明によれば、請求項2にかかる発明において、第3の表示制御手段は、シンボル作成手段で作成されたシンボルを、表示画面上の第3の表示領域に表示することとしたので、請求項2にかかる発明の効果に加えて、ユーザーは、複数の印刷機能を表すシンボルの作成工程を確認することが可能となる。
【0027】
また、請求項4にかかる発明によれば、請求項2または請求項3にかかる発明において、第2の表示制御手段は、第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、印刷機能選択手段は、第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択することとしたので、請求項2または請求項3にかかる発明の効果に加えて、ユーザーは、印刷機能の選択が容易となる。
【0028】
また、請求項5にかかる発明によれば、請求項2〜請求項4のいずれか1つにかかる発明において、記憶手段に各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録し、シンボル作成手段は、印刷機能選択手段で選択された印刷機能を表す前記記憶手段に登録されているイメージを合成して複数の印刷機能を表すシンボルを作成することとしたので、請求項2〜請求項4のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、簡単な方法で複数の印刷機能を表すシンボルを作成することが可能となる。
【0029】
また、請求項6にかかる発明によれば、請求項1〜請求項5のいずれか1つにかかる発明において、印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれることとしたので、請求項1〜請求項5のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、印刷機能として、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等を選択することが可能となる。
【0030】
また、請求項7にかかる発明によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1つにかかる発明において、並び替え指定手段は、第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定し、並び替え手段は、並び替え指定手段で指定された並び替えに従って第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替えることとしたので、請求項1〜請求項6のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、ユーザーの使用頻度等に応じてシンボルを並び替えることができ、よりユーザの使い勝手が良くなる。
【0031】
また、請求項8にかかる発明によれば、各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を表示画面上の第1の表示領域に表示し、第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択し、第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定することとしたので、印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタ装置の印刷機能の設定を行うことが可能となる。
【0032】
また、請求項9にかかる発明によれば、請求項8にかかる発明において、表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示し、第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択し、選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、選択された複数の印刷機能と、作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録することとしたので、請求項8にかかる発明の効果に加えて、ユーザが所望の複数の印刷機能を表すシンボルを作成し、作成したシンボルを選択することで複数の印刷機能を設定でき、ユーザーの使い勝手が良くなる。
【0033】
また、請求項10にかかる発明によれば、請求項9にかかる発明において、さらに、作成されたシンボルを、表示画面上の第3の表示領域に表示することとしたので、請求項9にかかる発明の効果に加えて、ユーザーは、複数の印刷機能を表すシンボルの作成工程を確認することが可能となる。
【0034】
また、請求項11にかかる発明によれば、請求項9または請求項10にかかる発明において、第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択することとしたので、請求項9または請求項10にかかる発明の効果に加えて、ユーザーは、印刷機能の選択が容易となる。
【0035】
また、請求項12にかかる発明によれば、請求項9〜請求項11のいずれか1つにかかる発明において、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージが複数登録されている記憶手段から、選択された印刷機能を表すイメージを読み出して合成し、複数の印刷機能を表すシンボルを作成することとしたので、請求項9〜請求項11のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、簡単な方法で複数の印刷機能を表すシンボルを作成することが可能となる。
【0036】
また、請求項13にかかる発明によれば、請求項8〜請求項12のいずれか1つにかかる発明において、印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれることとしたので、請求項8〜請求項12のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、印刷機能として、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等を選択することが可能となる。
【0037】
また、請求項14にかかる発明によれば、請求項8〜請求項13のいずれか1つにかかる発明において、第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定し、指定された並び替えに従って第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替えることとしたので、請求項1〜請求項6のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、ユーザーの使用頻度等に応じてシンボルを並び替えることができ、よりユーザの使い勝手が良くなる。
【0038】
また、請求項15にかかる発明によれば、コンピュータで記録媒体に格納されているプログラムを実行することにより、請求項8〜請求項14のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現することとしたので、印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタ装置の印刷機能の設定を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下,図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置および印刷条件設定方法の好適な実施の形態を、[本実施の形態にかかるプリントシステム]、[パーソナルコンピュータ]、[プリンタ装置]、[パーソナルコンピュータのプリンタドライバ]の順に詳細に説明する。なお、本明細書において、「印刷条件」と「印刷機能」を同義の語として使用する。また、「シンボル」は、アイコン等のイメージを含む広い概念の用語として使用する。
【0040】
[本実施の形態にかかるプリントシステム]
図1は,本実施の形態に係るプリントシステムの概略構成例を示す図である。図1に示すプリントシステム1は,印刷データ及び当該印刷データを印刷するための印刷条件を含む印刷ジョブを送出するパーソナルコンピュータ1と,印刷データを印刷するプリンタ装置2とが、ケーブル3を介して接続されて構築されている。
【0041】
パーソナルコンピュータ1は、作成した文書に対応した印刷データ及びこの文書印刷するために設定した印刷条件データ(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)を印刷ジョブとしてプリンタ装置2に送出する。
【0042】
プリンタ装置2は,パーソナルコンピュータ2から送出される印刷ジョブに従って印刷データの印刷を行う。具体的には,プリンタ4は,印刷ジョブに含まれる印刷条件データ(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)に従って,印刷ジョブに含まれる印刷データを紙などのメディアに印刷する。
【0043】
以下、パーソナルコンピュータ1およびプリンタ装置2の具体的な構成を順に説明する。
【0044】
[パーソナルコンピュータ]
図2は,図1で示したパーソナルコンピュータ1の概略構成を示すブロック図である。図2において,パーソナルコンピュータ1は、データを入力するための入力部11と、表示部12と、データ通信をおこなうための通信部13と、装置全体の制御を司るCPU14と、CPU14のワークエリアとして使用されるRAM15と、記録媒体17のデータのリード/ライトを行う記録媒体アクセス装置16と、CPU14を動作させるための各種プログラム等を記憶した記録媒体17とから構成されている。
【0045】
入力部11は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部12の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等からなり、操作者がCPU14に操作指示を与えたり、データを入力するためのユーザーインターフェースである。
【0046】
表示部12は、CRTやLCD等により構成され、CPU12から入力される表示データに応じた表示が行われる。通信部13は、外部とデータ通信するためのものであり、例えば、ケーブル3を介してプリンタ装置2等とデータ通信を行うためのものである。
【0047】
CPU14は、記録媒体17に格納されているプログラムに従って、装置全体を制御する中央制御ユニットであり、このCPU14には、入力部11、表示部12、通信部13、RAM15、記録媒体アクセス装置16が接続されており、データ通信、メモリへのアクセスによるアプリケーションプログラムの読み出しや各種データのリード/ライト、データ/コマンド入力、表示等を制御する。また,CPU14は,入力部11から入力された印刷データ及び当該印刷データの印刷条件データを印刷ジョブとして通信部13を介して,プリンタ装置2に送出する。
【0048】
RAM15は、指定されたプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワークメモリと、表示部12の表示画面に表示する表示データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
【0049】
上記記録媒体17は、CPU14が実行可能なOSプログラム17a(例えば、WINDOWS95やWINDOWS98等)、文書作成用アプリケーションプログラム17b、プリンタ装置1に対応したプリンタドライバ17c等の各種プログラムやデータを格納する。記録媒体17としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記録媒体から成る。上記各種プログラムは、CPU14が読み取り可能なデータ形態で記録媒体17に格納されている。また、上記各種プログラムは、予め記録媒体に記録されている場合や通信回線を介してダウンロードされて記録媒体に格納される場合等がある。また、上記各種プログラムは通信回線を介して配信可能である。
【0050】
[プリンタ装置]
図3は,図1で示したプリンタ装置2の概略構成を示すブロック図である。図3に,プリンタ装置2は,データ通信をおこなう通信部21と,プリンタ装置2の全体の制御を司るCPU22と,CPU22を動作させる各種制御プログラムを格納したROM23と,及び各種制御プログラムのワークエリアおよびパーソナルコンピュータ1等から入力される印刷ジョブの印字データおよび印刷条件データを一時的格納するRAM24と,印字データを転写紙に印字するためのプリンタエンジン25、印字データが印字された紙をステープルするためのステープル部26、印字データが印字された転写紙に穴を空けるためのパンチ部27等から構成されており、プリンタ装置2は、両面機能、パンチ機能、ステープル機能等を備えている。
【0051】
通信部21は,外部とデータ通信を行うためのものであり、例えば、パーソナルコンピュータ2とデータ通信を行うものである。
【0052】
CPU22は,ROM23に格納されている各種制御プログラムに従って装置全体を制御する中央制御ユニットである。このCPU22には,通信部21と,ROM23と,RAM24と,プリンタエンジン25と、ステープル部26と、パンチ部27が接続されており,データ通信やプリンタ動作等を制御する。
【0053】
ROM23は,CPU21を動作させるための各種制御プログラムやその処理に使用されるパラメータ等を記憶している。RAM24は,指定された制御プログラム,処理結果,及び受信した印刷データ等を格納するワークメモリを備えている。
【0054】
プリンタエンジン25は、電子写真方式のプリンタエンジンで構成されており、印字データを転写紙に印字するユニットである。
【0055】
[パーソナルコンピュータのプリンタドライバ]
次に,上記パーソナルコンピュータ1のプリンタドライバ17cについて説明する。CPU14は、プリンタドライバ17cに従って、後述する印刷条件の設定、ワンクリックアイコンの登録、文書作成アプリケーション17bで作成した印刷データのプリンタ装置2への転送等を行う。
【0056】
プリンタドライバ17cは各印刷条件を示すイメージデータをビットマップファイル形式で備えている。プリンタドライ17cでは、印刷条件と当該印刷条件を示すイメージデータのファイルとを対応づけて記憶している。図4および図5は、印刷条件と、当該印刷条件を示すイメージデータのファイル、およびイメージデータとの対応関係を示す図である。プリンタドライバ17cには、図4および図5に示すように、(1)書類ベース、(2)集約仕切線、(3)集約印刷順序矢印、(4)スタンプ、(5)ステープル、パンチ、(6)両面等の各印刷条件毎のイメージデータが登録されている。
【0057】
プリンタドライバ17cでは、(1)書類ベース、(2)集約仕切線、(3)集約印刷順序矢印、(4)スタンプ、(5)ステープル、パンチ、(6)両面、(7)変倍の順にイメージデータを重ねることにより、アイコンを作成して表示画面に表示する。
【0058】
(1)ワンクリックアイコンの登録手順の概略
プリンタドライバでのワンクリックアイコンの登録手順の概要を図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、プリンタドライバ17cにおけるワンクリックアイコンの登録手順の概要を説明するためのフローチャートを示している。
【0059】
図6において、表示部に表示されるプリンタドライバの印刷機能設定画面で、基準となるアイコンを選択する(ステップS1)。つぎに、ワンクリックアイコン設定画面(基準印刷条件設定画面、編集条件設定画面、仕上げ条件設定画面)で、印刷条件を選択し(ステップS2)、基準となるアイコンをベースとして、選択した印刷条件に応じた印刷結果を表すワンクリックアイコンを作成する(ステップS3)。基本条件設定画面、編集条件設定画面、仕上げ条件設定画面の1または複数の画面を選択し、印刷条件(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)の選択と当該選択した複数の印刷条件の印刷結果を示すワンクリックアイコンを作成する。
【0060】
そして、作成したワンクリックアイコンの設定名、コメントを入力し(ステップS4)、設定名、コメント、作成したワンクリックアイコン、および選択した印刷条件を対応させて記録媒体に登録する(ステップS5)。そして、この登録されたワンクリックアイコンは、以降、プリンタドライバ画面に表示され、表示されたワンクリックアイコンが選択されると、印刷条件が自動設定される。
【0061】
(2)プリンタドライバの表示画面
つぎに、図7〜図13を参照して、プリンタドライバの表示画面を説明する。図7はプリンタドライバの印刷機能設定画面(その1)、図8は、プリンタドライバの印刷機能設定画面(その2)、図9はワンクリックアイコンの編集条件設定画面、図10はワンクリックアイコンの基本条件設定画面、図11はワンクリックアイコンの仕上げ条件設定画面、図12はワンクリックアイコン登録画面、図13はワンクリックアイコン管理画面を示している。
【0062】
図7に示すプリンタドライバ17cの印刷機能設定画面は、文書作成アプリケーションの表示画面やOSの起動画面等で、プリンタドライバ17cの起動が選択された場合に表示される画面である。
【0063】
同図に示す印刷機能設定画面において、a1は、登録されているワンクリックアイコンが一覧表示されるアイコン表示領域を示している。アイコン表示領域a1に表示されるアイコンは、記録媒体17に格納されているイメージデータ(図4および図5参照)が重ねあわされて表示される。アイコン表示領域a1には、タテ原稿のアイコンI1、原稿タテ、集約1/2(印刷順左→右)、仕切線有りのアイコンI2,原稿タテのスタンプ(COPY)のアイコンI3、原稿タテ両面のアイコンI4,原稿タテ、集約1/2(印刷順左→右)、仕切線有り、両面のアイコンI5等が表示されている。このアイコン表示領域a1で、ワンクリックアイコンを作成する際の基準となるアイコンを選択する。
【0064】
ここで、一例としてアイコンI2を作成する場合を説明する。アイコンI2は、原稿がタテ、集約1/2(2枚の原稿を1枚に印刷)、原稿を左から右に印刷、および仕切線有りの印刷内容を示している。このアイコンI2は、(1)書類ベース(図4のI2MP.bmpのイメージデータ)、(2)集約仕切線(図4のILin2P.bmpのイメージデータ)、(3)集約印刷順序矢印(図4のIArr2AP.bmpのイメージデータ)の順に重ね合わせて作成する。
【0065】
a2は、原稿の方向を選択する原稿方向選択領域を示している。原稿方向選択領域a2で、原稿の「タテ」または「ヨコ」が選択する。この原稿の「タテ」または「ヨコ」の選択に応じて、アイコン表示領域a1に表示されるアイコンのタテとヨコが切り替わる。図7のアイコン表示領域a1の表示例は、原稿方向選択領域a2で「タテ」が選択されている場合を示している。原稿方向選択領域a2で「ヨコ」が選択された場合には、アイコン表示領域a1の表示例は、図8に示すように、原稿ヨコ方向のアイコンが表示される。
【0066】
また、図7において、a3は、印刷部数を選択するための印刷部数選択領域、a4は、原稿サイズを選択する原稿サイズ選択領域、a5は、印刷用紙サイズを選択するための印刷用紙サイズ選択領域を示している。
【0067】
b1は、アイコンの管理画面の表示を選択するための「アイコンの管理」キー、b2は、ワンクリックアイコンの登録を行うための画面を表示するための「ワンクリック設定の新規作成/変更」キー、b3は、印刷の実行指示を選択するための「OK」キーを示している。
【0068】
この図7の印刷機能設定画面で、アイコン表示領域a1に表示されているアイコンの中から基準となるアイコンを選択した後、「ワンクリック設定の新規作成/変更」キーb2を選択すると、ワンクリックアイコンの編集条件設定画面が表示される。
【0069】
つぎに、図9を参照してワンクリックアイコンの編集条件設定画面を説明する。同図に示す編集条件設定画面において、b11は、基本条件選択画面(図10参照)の表示を選択するための「基本」キー、b12は、編集条件選択画面(図9参照)の表示を選択するための「編集」キー、b13は、仕上げ条件選択画面(図11参照)の表示を選択するための「仕上げ」キーを示している。
【0070】
a10は、アイコン表示領域a1で選択されたアイコンの設定名が表示されるアイコン設定名表示領域、a11は、選択された印刷機能に対応したワンクリックアイコンを表示するためのワンクリックアイコン表示領域、d10は、集約/拡大連写を選択するためのラジオボタン、a12は、集約/拡大連写の種類を選択するための集約/拡大連写種類選択領域、a13は、集約/拡大連写種類選択領域a12で選択された種類に応じたアイコン(パーツ)の一覧を表示する集約/拡大連写パーツアイコン表示領域を示している。
【0071】
d1は、両面/製本を選択するためのラジオボタン、a14は、両面/製本の印刷条件のアイコン(パーツ)を表示する両面/製本パーツアイコン表示領域を示している。d4は、仕切線を選択するためのラジオボタン、d1は、スタンプを選択するためのラジオボタン、a15は、スタンプの種類を選択するためのスタンプ種類選択領域を示している。スタンプ表示種類選択領域a15では、"DRAFT"、"マルヒ"、"社外秘"等の項目が選択可能となっている。b18は、ワンクリックアイコンを登録するための登録画面の表示を選択するための「名前をつけて保存」キーを示している。
【0072】
ワンクリックアイコン表示領域a11には、集約/拡大連写種類選択領域a13で選択された印刷機能(アイコン)、両面/製本パーツアイコン表示領域a14で選択された印刷機能(アイコン)、スタンプ種類選択領域a15で選択されたスタンプに応じたワンクリックアイコンが合成されて表示される。
【0073】
つぎに、図10を参照してワンクリックアイコンの基本条件設定画面を説明する。同図に示す基本条件設定画面において、b11は、基本条件選択画面(図10参照)の表示を選択するための「基本」キー、b12は、編集条件選択画面(図9参照)の表示を選択するための「編集」キー、b13は、仕上げ条件選択画面(図11参照)の表示を選択するための「仕上げ」キーを示している。
【0074】
a10は、アイコン表示領域a1で選択されたアイコンの設定名が表示されるアイコン設定名表示領域、a11は、選択された印刷機能に対応したワンクリックアイコンを表示するためのワンクリックアイコン表示領域、b21は変倍を選択するためのラジオボタン、a21は、変倍の種類(用紙指定変倍、ズーム、独立変倍)を選択するための変倍指定領域、a22は、倍率を選択するための倍率選択領域を示している。b18は、ワンクリックアイコンを登録するための登録画面の表示を選択するための「名前をつけて保存」キーを示している。
【0075】
ワンクリックアイコン表示領域a11には、変倍指定領域a21で選択された印刷機能に応じたワンクリックアイコンが合成されて表示される。
【0076】
図11は、ワンクリックアイコンの仕上げの印刷条件を設定するための仕上げ条件設定画面の表示例を示している。同図に示す仕上げ条件設定画面において、b11は、基本条件選択画面(図10参照)の表示を選択するための「基本」キー、b12は、編集条件選択画面の表示を選択するための「編集」キー、b13は、仕上げ条件選択画面(図11参照)の表示を選択するための「仕上げ」キーを示している。
【0077】
a10は、アイコン表示領域a1で選択されたアイコンの設定名が表示されるアイコン設定名表示領域、a11は、選択された印刷機能に対応したワンクリックアイコンを表示するためのワンクリックアイコン表示領域、d31は、ステープルを選択するためのラジオボタン、a31は、各種ステープル機能を示すアイコン(パーツ)の一覧を表示するステープル(パーツ)アイコン表示領域、d32は、パンチを選択するためのラジオボタン、a4は、各種パンチ機能を示すアイコン(パーツ)を表示するパンチ(パーツ)アイコン表示領域を示している。b18は、ワンクリックアイコンを登録するための登録画面の表示を選択するための「名前をつけて保存」キーを示している。
【0078】
ワンクリックアイコン表示領域a11には、ステープル表示領域a21で選択された印刷機能およびパンチ表示領域a4で選択された印刷機能に応じたワンクリックアイコンが合成されて表示される。
【0079】
図12は、図9〜図11の画面で、「名前を付けて保存」キーが選択された場合に、表示されるワンクリック登録画面の表示例を示している。同図に示すワンクリック登録画面において、a41は、ワンクリックアイコンの設定名を入力するためのワンクリック設定名入力領域、a42は、ワンクリックアイコンに関するコメントを入力するためのワンクリック設定のコメント入力領域、b41は、ワンクリックアイコンの登録を行うための「OK」キーを示している。
【0080】
ワンクリック設定名入力領域a41で、ワンクリック設定名を入力し、また、ワンクリック設定のコメント入力領域でワンクリックアイコンに関するコメントを入力した後、「OK」キーb41を選択すると、設定名、コメント、作成したワンクリックアイコン、および選択した印刷条件が対応づけられて記録媒体17に登録される。
【0081】
図13は、図7の印刷機能選択画面で、「アイコンの管理」キーb1が選択された場合に表示されるアイコン管理画面の一例を示している。印刷機能選択画面で、a41は、登録されているワンクリックアイコンが一覧表示されるアイコン表示領域、b51は、アイコン表示領域a41で選択されているアイコンを前に移動するための「前に移動」キー、b53は、アイコン表示領域a41で選択されているアイコンを後ろ移動するための「後ろに移動」キー、アイコン表示領域a41で選択されているアイコンを削除するための「ワンクリック設定削除」キーを示している。
【0082】
アイコン表示領域a41でアイコンを選択し、「前に移動」キーb42を1回押下すると、選択されているアイコンが左側に表示されているアイコンと表示順が入れ替わり、1つ前に移動する。また、アイコン表示領域a41でアイコンを選択し、「後ろに移動」キーb42を1回押下すると、選択されているアイコンが右側に表示されているアイコンと表示順が入れ替わり、1つ後ろに移動する。また、アイコン表示領域a41でアイコンを選択し、「ワンクリック設定削除」キーb42を選択すると、選択したアイコンのワンクリック設定を削除する。
【0083】
(3)ワンクリックアイコンの登録手順の具体例
つぎに、ワンクリックアイコンの登録手順の具体例を図14〜図21を参照して説明する。図14〜図21は、ワンクリックアイコンの登録手順の具体例を説明するためにプリンタードライバ画面の表示例を示す図である。一例として、集約1/2(仕切線有り)および左上ステープルの機能を表すワンクリックアイコンを作成する具体的な手順を図14〜図17を参照して説明する。
【0084】
まず、上記図7に示す印刷機能設定画面のアイコン表示領域a1に表示されているアイコンの中から基準となるアイコンとして、"アイコンI1(設定名:通常)"を選択し、原稿方向選択領域a2で"タテ"方向を選択した後、「ワンクリック設定の新規作成/変更」キーb2を選択すると、図9に示す編集条件設定画面が表示される。
【0085】
図9に示す編集条件設定画面では、ワンクリックアイコン設定名表示領域a2には、図7に示す印刷機能設定画面のアイコン表示領域a1で選択された設定名"通常"が表示される。また、ワンクリックアイコン表示領域a11では、図7のアイコン表示領域a1で選択された"アイコンI1(設定名:通常)"が表示される。
【0086】
そして、図14に示すように、集約/拡大連写を選択するためのラジオボタンd1を選択し、集約/拡大連写種類選択領域a12で、"2ページを1ページに集約"を選択すると、集約/拡大連写パーツアイコン表示領域a13には、2ページを1ページに集約する印刷結果を示すアイコンI11、I12が表示される。アイコンI11は、左から右に2ページを1ページに集約する印刷結果を示しており、アイコンI12は、右から左に2ページを1ページに集約する印刷結果を示している。そして、集約/拡大連写パーツアイコン表示領域a13で、アイコンI11を選択すると、ワンクリックアイコン表示領域a3には、左から右に2ページを1ページに集約する印刷結果を示すアイコンI100が表示される。これは、書類ベースのイメージデータに、矢印のイメージデータを重ね書きしたものである。
【0087】
つづいて、図15に示すように、仕切線を選択するためのラジオボタンd13を選択すると、ワンクリックアイコン表示領域a3には、アイコンI100(図14参照)に、仕切線が描画されたアイコンI101が表示される。これは、アイコンI101(図14参照)に仕切線のイメージデータを重ね書きしたものである。
【0088】
つづいて、図15の画面で「編集キー」b12を選択して、編集条件設定画面を表示する。そして、編集条件設定画面で、図16に示すように、ステープルを選択するためのラジオボタンd31を選択すると、ステープル(パーツ)アイコン表示領域a31には、左上ステープルの印刷結果を示すアイコンI21,右上ステープルの印刷結果を示すアイコンI22、左斜めステープルのアイコンI23、左側2カ所ステープルのアイコンI24、および右側2カ所ステープルのアイコンI25の5つのアイコンが表示される。
【0089】
このステープル(パーツ)アイコン表示領域a31で、左上ステープルのアイコンI21を選択すると、ワンクリックアイコン表示領域a31には、図15のアイコンI101に、左上ステープルのイメージが描画されたアイコンI102が表示される。アイコンI102は、アイコンI101(図15参照)に左上ステープルのイメージを重ね書きしたものである。これにより、集約1/2(左から右に印刷)、仕切線有り、および左上ステープルの印刷結果を示すワンクリックアイコンが作成されたことになる。
【0090】
そして、図16で、「名前をつけて保存」キーb18を選択すると、図12に示すワンクリックアイコン登録画面が表示され、ワンクリック設定名入力領域a41で、設定名として、"集約1/2ステープル左上"を入力し、また、ワンクリック設定のコメント入力領域でワンクリックアイコンに関するコメントを入力した後、「OK」キーb41を選択すると、設定名"集約1/2ステープル左上"、コメント、作成したワンクリックアイコンI102、および選択した印刷機能(集約1/2(左から右に印刷)、仕切線有り、および左上ステープル)が対応づけられてプリンタドライバ17c(記録媒体17)に登録される。
【0091】
この登録されたワンクリックアイコンは、図17に示すように、印刷機能設定画面のワンクリックアイコン表示領域a1に表示される。この設定名"集約1/2ステープル左上"のアイコンI102を選択すると、集約1/2(左から右に印刷)、仕切線有り、および左上ステープルの印刷条件が自動的に設定される。
【0092】
つぎに、「両面」、「スタンプ」、および「パンチ」の機能を表すワンクリックアイコンを作成する具体的な手順を図18〜図21を参照して説明する。具体的な説明する。
【0093】
まず、上記図7に示す印刷機能設定画面のアイコン表示領域a1に表示されているアイコンの中から基準となるアイコンとして、"アイコンI1(設定名:通常)"を選択し、原稿方向選択領域a2で"タテ"方向を選択した後、「ワンクリック設定の新規作成/変更」キーb2を選択すると、図9に示す編集条件設定画面が表示される。
【0094】
図9に示す編集条件設定画面では、ワンクリックアイコン設定名表示領域a2には、図7に示す印刷機能設定画面のアイコン表示領域a1で選択された設定名"通常"が表示される。また、ワンクリックアイコン表示領域a11では、図7のアイコン表示領域a1で選択された"アイコンI1(設定名:通常)"が表示される。
【0095】
そして、図18に示すように、両面/製本を選択するためのラジオボタンd2を選択すると、両面/製本パーツアイコン表示領域a14には、両面または製本の印刷結果を示すアイコンI13〜I15等が表示される。両面/製本パーツアイコン表示領域a14で、両面の印刷結果を示すアイコンI21を選択すると、ワンクリックアイコン表示領域a1には、両面の印刷結果を示すアイコンI200が表示される。このアイコンI200は、書類ベースのイメージに両面のイメージを重ね書きしたものである。
【0096】
つづいて、図19に示すように、スタンプを選択するためのラジオボタンd3を選択すると、スタンプの種類を選択するためのスタンプ種類選択領域a15にスタンプが表示される。このスタンプ種類選択領域a15でカーソルキーを操作して、"マルヒ"を選択すると、ワンクリックアイコン設定名表示領域a2には、アイコンI200(図18参照)に、マルヒの文字が描画されたアイコンI201が表示される。このアイコンI201は、アイコンI200(図18参照)に、マルヒの文字のイメージを重ね書きしたものである。
【0097】
つぎに、図19の画面の仕上げキーb13を選択して、図仕上げ条件設定画面を表示し、図20に示すように、パンチを選択するためのラジオボタンd32を選択すると、パンチ(パーツ)アイコン表示領域a32には、左側パンチの印刷結果を示すアイコンI25、右側パンチのアイコン結果を示すアイコンI26が表示される。そして、左側パンチの印刷結果を示すアイコンI25を選択すると、ワンクリックアイコン表示領域a1には、アイコンI201(図19参照)に、左側パンチのイメージが描画されたアイコンI202が表示される。このアイコンI202は、アイコンI201(図19参照)に、左側パンチのイメージを重ね書きしたものである。
【0098】
そして、図20で、「名前をつけて保存」キーb18を選択すると、図12に示すワンクリックアイコン登録画面が表示される。そして、このワンクリック設定名入力領域a41にワンクリック名として、"両面スタンプパンチ"を入力し、また、ワンクリック設定のコメント入力領域a42で、作成したワンクリックアイコンに関するコメントを入力した後、「OK」キーb42を選択すると、設定名"両面スタンプパンチ"、コメント、作成したワンクリックアイコンI202、および選択した印刷機能(両面、スタンプ、左パンチ)が対応づけられてプリンタドライバに登録される。
【0099】
この登録されたワンクリックアイコンは、図21に示すように、印刷機能設定画面のワンクリックアイコン表示領域a1に表示される。この設定名""両面スタンプパンチ"のアイコンI102を選択すると、対応する印刷機能(両面、スタンプ、左パンチ)が自動的に設定される。
【0100】
(4)ワンクリックアイコンを使用した印刷動作
次に,プリンタドライバ17cのワンクリックアイコンを使用して、文書データを印刷する場合の手順を図22のフローチャートを参照して説明する。図22は、プリンタドライバ17cのワンクリックアイコンを使用して、文書データを印刷する場合の手順を説明するためのフローチャートである。
【0101】
図22において、まず、文書作成アプリケーションで文書を作成し(ステップS10)、文書作成アプリケーション17bの表示画面でプリンタドライバ17cを起動させて、プリンタドライバーの印刷機能設定画面(図7参照)を表示する(ステップS11)。つづいて、印刷機能設定画面のアイコン表示領域a1に表示されるワンクリックアイコンの中から所望のワンクリックアイコンを選択すると(ステップS12)、選択されたワンクリックアイコンに対応させて登録している印刷条件が自動設定される。そして、他の印刷条件(給紙トレイ、用紙種類、排紙先、部数等)を設定した後(ステップS13)、OKボタンb3が選択されると、ワンクリックアイコンに対応させて登録されている印刷条件および他の印刷条件等の印刷条件データおよび文書データがパーソナルコンピュータ2からプリンタ装置2に転送される(ステップS14)。これに応じて、プリンタ装置では、転送されてくる印刷条件データに従って、文書データを印字する。
【0102】
以上説明したように本実施の形態のプリンタドライバ17cでは、各々が1または複数の印刷機能を表すワンクリックアイコンの一覧をアイコン表示領域a1に表示し、アイコン表示領域a1に表示されたワンクリックアイコンの一覧の中から1のワンクリックアイコンを選択し、選択したワンクリックアイコンに対応した複数の印刷機能を自動設定することとしたので、印刷データをプリンタ装置で印刷する際に、簡単にプリンタ装置の印刷機能の設定を行うことが可能となる。
【0103】
また、本実施の形態のプリンタドライバ17cでは、表示画面上に、複数の印刷機能をワンクリックアイコン設定画面(編集条件設定画面、仕上げ条件設定画面、基本条件設定画面等)で選択して、選択された複数の印刷機能を表すワンクリックアイコンを作成して、ワンクリックアイコン表示領域a11に表示し、選択された複数の印刷機能と、複数の印刷機能を表すワンクリックアイコンと、設定名を対応づけて登録することとしたので、ユーザが所望の複数の印刷機能を表すワンクリックアイコンを作成し、作成したワンクリックアイコンを選択することで複数の印刷機能を自動設定でき、ユーザーの使い勝手が良くなる。
【0104】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本実施の形態にかかるプリンタシステムの概略構成を示す図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】図1のプリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】印刷条件と、当該印刷条件を示すイメージデータのファイル、およびイメージデータとの対応関係を説明するための図(その1)である。
【図5】印刷条件と、当該印刷条件を示すイメージデータのファイル、およびイメージデータとの対応関係を説明するための図(その2)である。
【図6】プリンタドライバのワンクリックアイコンの登録手順の概要を説明するためのフローチャートである。
【図7】プリンタドライバの印刷機能設定画面(その1)を示す図である。
【図8】プリンタドライバの印刷機能設定画面(その2)を示す図である。
【図9】ワンクリックアイコンの編集条件設定画面を示す図である。
【図10】ワンクリックアイコンの基本条件設定画面を示す図である。
【図11】ワンクリックアイコンの仕上げ条件設定画面を示す図である。
【図12】ワンクリックアイコン登録画面を示す図である。
【図13】ワンクリックアイコン管理画面を示す図である。
【図14】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図15】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図16】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図17】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図18】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図19】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図20】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図21】ワンクリックアイコンの登録手順を具体的に説明するための表示画面の表示例を示す図である。
【図22】プリンタドライバのワンクリックアイコンを使用して、文書データを印刷する場合の手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0106】
1 パーソナルコンピュータ
2 プリンタ装置
3 ケーブル
11 入力部
12 表示部
13 通信部
14 CPU
15 RAM
16 記録媒体アクセス装置
17 記録媒体
17a OSプログラム
17b 文書作成アプリケーションプログラム
17c プリンタドライバ
21 通信部
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 プリンタエンジン
26 ステープル部
27 パンチ部
a1 アイコン表示領域
a2 原稿方向選択領域
a3 印刷部数選択領域
a4 原稿サイズ選択領域
a5 印刷用紙サイズ選択領域
a11 ワンクリックアイコン表示領域
a12 集約/拡大連写種類選択領域
a13 集約/拡大連写パーツアイコン表示領域
a14 両面/製本パーツアイコン表示領域
a15 スタンプ種類選択領域
a21 変倍指定領域
a22 倍率選択領域
a31 ステープル(パーツ)アイコン表示領域、
a32 パンチ(パーツ)アイコン表示領域
b1 「アイコンの管理」キー、
b2 「ワンクリック設定の新規作成/変更」キー
b3 「OK」キー
b11 「基本」キー
b12 「編集」キー
b13 「仕上げ」キー
b18 「名前をつけて保存」キー
b51 「前に移動」キー
b52 「後ろに移動」キー
b53 「ワンクリック設定削除」キー
d1 集約/拡大連写を選択するためのラジオボタン
d2 両面/製本を選択するためのラジオボタン
d3 スタンプを選択するためのラジオボタン
d4 仕切線を選択するためのラジオボタン
d10 集約/拡大連写を選択するためのラジオボタン
d11 両面/製本を選択するためのラジオボタン
d13 仕切線を選択するためのラジオボタン
d31 ステープルを選択するためのラジオボタン
d32 パンチを選択するためのラジオボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部に表示される表示画面上で、印刷データをプリンタ装置で印刷する際の印刷機能を設定する情報処理装置において、
各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示する第1の表示制御手段と、
前記第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する印刷機能設定手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示する第2の表示制御手段と、
前記第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択するための印刷機能選択手段と、
前記印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成するシンボル作成手段と、
前記印刷機能選択手段で選択された複数の印刷機能と、前記シンボル作成手段で作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録するシンボル登録手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
さらに、前記シンボル作成手段で作成されたシンボルを、前記表示画面上の第3の表示領域に表示する第3の表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2の表示制御手段は、前記第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、
前記印刷機能選択手段は、前記第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
さらに、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージデータが複数登録されている記憶手段を備え、
前記シンボル作成手段は、前記印刷機能選択手段で選択された印刷機能を表す前記記憶手段に登録されているイメージデータを合成して複数の印刷機能を表すシンボルを作成することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定する並び替え指定手段と、
前記並び替え指定手段で指定された並び替えに従って前記第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替える並び替え手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
表示部に表示される表示画面上で、印刷データをプリンタ装置で印刷する際の印刷機能を設定する印刷条件設定方法において、
各々が複数の印刷機能を表すシンボルの一覧を前記表示画面上の第1の表示領域に表示する第1の表示ステップと、
前記第1の表示領域に表示されたシンボルの一覧の中から1のシンボルを選択する選択ステップと、
前記第1の選択手段で選択されたシンボルが表す複数の印刷機能を設定する印刷機能設定ステップと、
を含むことを特徴とする印刷条件設定方法。
【請求項9】
さらに、
前記表示画面上に、複数の印刷機能を選択するための第2の表示領域を表示する第2の表示ステップと、
前記第2の表示領域で、複数の印刷機能を選択する印刷機能選択ステップと、
前記選択された複数の印刷機能を表すシンボルを作成するシンボル作成ステップと、
前記選択された複数の印刷機能と、前記作成した複数の印刷機能を表すシンボルとを対応づけて登録するステップと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の印刷条件設定方法。
【請求項10】
さらに、前記作成されたシンボルを、前記表示画面上の第3の表示領域に表示する第3の表示ステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の印刷条件設定方法。
【請求項11】
前記第2の表示ステップでは、前記第2の表示領域に、単一の印刷機能を表すシンボル群を表示し、
前記印刷機能選択ステップでは、前記第2の表示領域に表示されたシンボル群から複数のシンボルを選択して、当該選択した複数のシンボルが各々表す印刷機能を選択することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の印刷条件設定方法。
【請求項12】
前記シンボル作成ステップでは、各印刷機能毎に、印刷機能を表すイメージデータが複数登録されている記憶手段から、前記選択された印刷機能を表すイメージデータを読み出して複数のイメージデータを合成して、複数の印刷機能を表すシンボルを作成することを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1つに記載の印刷条件設定方法。
【請求項13】
前記印刷機能には、用紙方向、両面機能、集約機能、製本機能、ステープル機能、パンチ機能、および拡大/縮小機能等が含まれることを特徴とする請求項8〜請求項12のいずれか1つに記載の印刷条件設定方法。
【請求項14】
さらに、
前記第1の表示領域に表示されたシンボルの並び替えを指定するステップと、
前記指定された並び替えに従って前記第1の表示領域に表示されているシンボルを並び替えるステップと、
を含むことを特徴とする請求項8〜請求項13のいずれか1つに記載の印刷条件設定方法。
【請求項15】
請求項8〜請求項14のいずれか1つに記載の発明の各ステップをコンピュータで実行するためのプログラムが格納されていることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを印刷する際に表示部を介して印刷条件の設定を受け付ける印刷条件設定装置であって、
予め定められている印刷条件に応じた印刷結果を示すシンボルを前記表示部に表示する表示手段と、
利用者によって指定された印刷条件の追加と変更のうち少なくとも一方の印刷条件に基づいて、前記表示部に表示されている前記シンボルを変化させる変化手段と、
を有することを特徴とする印刷条件設定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷条件設定装置であって、更に、
所定の印刷条件に対して所定の印刷結果を示すシンボルに係る情報が対応させられて記憶する記憶手段を有し、
前記変化手段は、前記利用者によって指定された印刷条件に基づいて、前記記憶手段から対応するシンボルに係る情報を読み出し、前記表示部に表示されている前記シンボルを変化させることを特徴とする印刷条件設定装置。
【請求項3】
前記印刷条件の追加を受け付けた場合には、
前記変化手段は、予め表示されているシンボルに対して、前記追加の印刷条件に応じた印刷結果を示すシンボルを重ねることによって、前記予め表示されているシンボルを変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷条件設定装置。
【請求項4】
前記変化手段は、予め定め表示されているシンボルに対して、前記追加の印刷条件に応じた印刷結果を示す所定の文字又はイメージで示されたシンボルを重ねることを特徴とする請求項3に記載の印刷条件設定装置。
【請求項5】
前記表示手段は、片面印刷としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第1のシンボルを表示し、
前記片面印刷としての印刷条件から両面印刷としての印刷条件への変更を受け付けた場合には、
前記変化手段は、前記第1のシンボルから、当該第1のシンボルの形状とは異なる形状である第2のシンボルに変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷条件設定装置。
【請求項6】
前記表示手段は、片面印刷としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第1のシンボルを表示し、
前記片面印刷としての印刷条件から両面印刷としての印刷条件への変更、及び、とじしろ位置としての印刷条件の追加を受け付けた場合には、
前記変化手段は、前記第1のシンボルから、当該第1のシンボルの形状とは異なる形状である第2のシンボルに変更するとともに、前記第2のシンボルに対して、前記とじしろ位置としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第3のシンボルを重ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷条件設定装置。
【請求項7】
前記印刷条件の追加と変更のうち少なくとも一方と、前記変化手段によって変化させた後のシンボルに係る情報とを対応させて、登録用記憶手段に記憶することで、新しいシンボルの登録を行う登録手段と、
前記登録手段により登録されたシンボルの中から所望のシンボルの選択を受け付け、当該受け付けたシンボルに基づいて、前記登録用記憶手段から対応する印刷条件を読み出し、当該読み出した印刷条件を前記利用者によって指定された印刷条件として扱うシンボル受付手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の印刷条件設定装置。
【請求項8】
画像データを印刷する際に表示部を介して印刷条件の設定を受け付ける印刷条件設定装置が実行する印刷条件設定方法であって、
前記印刷条件設定装置は、所定の印刷条件に対して所定の印刷結果を示すシンボルに係る情報が対応させられて記憶している記憶部を有しており、
予め定められている印刷条件に応じた印刷結果を示すシンボルを前記表示部に表示する表示ステップと、
利用者によって指定された印刷条件の追加と変更のうち少なくとも一方の印刷条件に基づいて、前記記憶部から対応するシンボルに係る情報を読み出し、前記表示部に表示されている前記シンボルを変化させる変化ステップと、
を実行することを特徴とする印刷条件設定方法。
【請求項9】
前記印刷条件の追加を受け付けた場合には、
前記変化ステップは、予め表示されているシンボルに対して、前記追加の印刷条件に応じた印刷結果を示すシンボルを重ねることによって、前記予め表示されているシンボルを変化させることを特徴とする請求項8に記載の印刷条件設定方法。
【請求項10】
前記変化ステップは、予め定め表示されているシンボルに対して、前記追加の印刷条件に応じた印刷結果を示す所定の文字又はイメージで示されたシンボルを重ねることを特徴とする請求項9に記載の印刷条件設定方法。
【請求項11】
前記表示ステップは、片面印刷としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第1のシンボルを表示し、
前記片面印刷としての印刷条件から両面印刷としての印刷条件への変更を受け付けた場合には、
前記変化ステップは、前記第1のシンボルから、当該第1のシンボルの形状とは異なる形状である第2のシンボルに変更することを特徴とする請求項8に記載の印刷条件設定方法。
【請求項12】
前記表示ステップは、片面印刷としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第1のシンボルを表示し、
前記片面印刷としての印刷条件から両面印刷としての印刷条件への変更、及び、とじしろ位置としての印刷条件の追加を受け付けた場合には、
前記変化ステップは、前記第1のシンボルから、当該第1のシンボルの形状とは異なる形状である第2のシンボルに変更するとともに、前記第2のシンボルに対して、前記とじしろ位置としての印刷条件に応じた印刷結果を示す第3のシンボルを重ねることを特徴とする請求項8に記載の印刷条件設定方法。
【請求項13】
前記印刷条件の追加と変更のうち少なくとも一方と前記変化ステップによって変化させた後のシンボルに係る情報とを対応させて登録用記憶部に記憶することで、新しいシンボルの登録を行う登録ステップと、
前記登録ステップにより登録されたシンボルの中から所望のシンボルの選択を受け付け、当該受け付けたシンボルに基づいて、前記登録用記憶部から対応する印刷条件を読み出し、当該読み出した印刷条件を前記利用者によって指定された印刷条件として扱うシンボル受付ステップと、
を実行することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一つに記載の印刷条件設定方法。
【請求項14】
請求項8乃至13のいずれか一項に記載の各ステップをコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な印刷条件設定用記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2006−302302(P2006−302302A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−149258(P2006−149258)
【出願日】平成18年5月30日(2006.5.30)
【分割の表示】特願2000−376718(P2000−376718)の分割
【原出願日】平成12年12月11日(2000.12.11)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2000年11月22日 ヒューマンインタフェース学会発行の「ヒューマンインタフェース学会研究報告集Vol.2 No.4」に発表
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
2.フロッピー
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】