説明

印刷装置、パブリシャおよび印刷方法

【課題】すでにレーベル面に情報が印刷された光ディスクに再度、情報を印刷する場合に
、印刷された情報と重なりあわないようユーザの希望する印刷位置に情報を記録でき、各
光ディスクの用途に応じた印刷フォーマットで印刷を行うことができる印刷装置を提供す
ることを目的とする。
【解決手段】基準位置マークを検出する基準位置検出部4と、検出した基準位置マークの
位置を特定する制御部7と、検出した基準位置マークから固有の印刷フォーマット情報を
読み出す印刷フォーマット情報読出部6と、特定した基準位置マークの位置と読み出した
印刷フォーマット情報とに基づいて、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷位置を決定
する印刷位置決定部5と、決定した印刷位置に、読み出した印刷フォーマット情報にした
がって、所定の情報を印刷する情報印刷部2とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクのレーベル面に記録情報に関する情報を印刷する印刷装置、パブ
リシャおよび印刷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータ等の普及やその周辺機器の性能向上に伴って、多くの情
報が電子情報に置き換わっている。そのため、従来用いられてきたフロッピー(登録商標
)ディスク等の記録媒体に代わって、小型で大容量の記録媒体として、CD(Compa
ct Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)をはじめ
とする光ディスクが多方面の分野で広く用いられている。
【0003】
特に、光ディスクは、その容量の大きさから、文字情報等以外にも容量の大きい画像情
報等を記録保存することが可能であるため、例えば、生産現場における生産状況や品質に
関する膨大な情報等を順次、格納保存し、光ディスクのレーベル面上に保存されているデ
ータに関する情報を印刷して管理することに適している。このため、医療現場でも患者毎
に撮影された膨大な画像情報を保存することに使用されている。
【0004】
ところで、光ディスクへの情報の印刷に関しては、光ディスクが、その構造から所定の
厚みを有しているため、一般に、印刷装置で用いられるような単票用紙の搬送経路を用い
ることができず、専用のトレーに収納して搬送される。しかし、トレー内での光ディスク
の位置検出を行わないと、光ディスク自体の部品精度のばらつき等により印刷時に印刷位
置がずれてしまうという問題がある。そこで、トレー上の複数の位置に検出マークを設け
て、トレー上での光ディスクの位置を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1
参照。)。
【特許文献1】特開2004−42372号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、トレーとの関係で光ディスクの位置を把握できる
ものの、トレーに装着された状態での光ディスクの向きを特定できないために、すでに、
レーベル面に印刷がなされている光ディスクのレーベル面に再度、情報を印刷する場合に
、先に印刷した情報と後から印刷した情報とが重なりあって、印刷した情報を判読できな
いという問題が生ずる可能性がある。
【0006】
また、光ディスクのレーベル面上での印刷エリアは限定されているため、どんな情報を
光ディスクに記録するのかによって、印刷エリアに印刷する情報のフォントサイズ等の印
刷フォーマットを最適化する必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、すでにレーベル面に情報
が印刷された光ディスクに再度、情報を印刷する場合に、すでに印刷された情報と重なり
あわないようユーザの希望する印刷位置に情報を記録できるとともに、光ディスクに情報
を記録する用途に応じた印刷フォーマットで印刷を行うことができる印刷装置、パブリシ
ャおよび印刷方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の事項を提案している。
(1)本発明は、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置であって、前記光ディス
ク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークを印刷する基準位置マーク印刷
手段(例えば、図1の基準位置情報印刷部3に相当)と、前記基準位置マークを検出する
基準位置マーク検出手段(例えば、図1の基準位置検出部4に相当)と、該検出した前記
基準位置マークの位置を特定する位置情報取得手段(例えば、図1の制御部7に相当)と
、該検出した基準位置マークから前記固有の印刷フォーマット情報を読み出す固有印刷フ
ォーマット情報読出手段(例えば、図1の印刷フォーマット情報読出部6に相当)と、該
特定した前記基準位置マークの位置と前記読み出した印刷フォーマット情報とに基づいて
、前記レーベル面に印刷する印刷位置を決定する印刷位置決定手段(例えば、図1の印刷
位置決定部5に相当)と、該決定した印刷位置に、前記読み出した印刷フォーマット情報
にしたがって、所定の情報を印刷する印刷手段(例えば、図1の情報印刷部2に相当)と
、を備えたことを特徴とする印刷装置を提案している。
【0009】
この発明によれば、基準位置マーク印刷手段が光ディスク毎に固有の印刷フォーマット
情報を含む基準位置マークを印刷し、基準位置マーク検出手段が基準位置マークを検出す
るとともに、位置情報取得手段が検出した基準位置マークの位置を特定する。そして、固
有印刷フォーマット情報読出手段が、検出した基準位置マークから固有印刷フォーマット
情報を読み出し、印刷位置決定手段が、特定した基準位置マークの位置と読み出した印刷
フォーマット情報とに基づいて、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷位置を決定する
とともに、印刷手段が、決定した印刷位置に、読み出した印刷フォーマット情報にしたが
って、所定の情報を印刷する。
したがって、基準位置マークに各光ディスク固有の印刷フォーマット情報を含ませたこ
とから、光ディスクに情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで印刷を行うことが
できるという効果がある。また、印刷装置のトレー上で、その向きが不定な光ディスクの
レーベル面に情報を印刷する場合であっても、情報の印刷の基準となるマークを光ディス
ク上に設け、この基準マークをもとに、情報の印刷位置を決定できるため、光ディスクに
情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで、複数の情報が互いに重なりあうことな
く、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができるという効果がある。
【0010】
(2)本発明は、(1)の印刷装置について、前記基準位置マーク検出手段は、前記レ
ーベル面上に前記基準位置マークを検出しない場合、前記基準位置マーク印刷手段により
、前記レーベル面の所定の位置に前記基準位置マークを印刷することを特徴とする印刷装
置を提案している。
【0011】
この発明によれば、基準位置マーク検出手段は、最初に、光ディスクのレーベル面上に
基準位置マークを検出しない場合に、基準位置マーク検出手段により、光ディスクのレー
ベル面の所定の位置に基準位置マークを印刷する。
したがって、2回目以降の情報印刷においては、この基準位置マークをもとに、情報の
印刷位置を決定できるため、複数の情報が互いに重なりあうことなく、ユーザの指定する
位置に情報を印刷することができるという効果がある。
【0012】
(3)本発明は、(1)の印刷装置について、前記位置情報取得手段は、前記光ディス
クを搬送する搬送機構と、前記基準位置マーク検出手段を搭載し、該光ディスクの搬送方
向と略直交する方向に移動するキャリッジ機構とを備え、前記基準位置マーク検出手段に
より前記基準位置マークを検出したときの前記搬送機構および前記キャリッジ機構の移動
量から、前記基準位置マークの位置を特定することを特徴とする印刷装置を提案している

【0013】
この発明によれば、位置情報取得手段は、基準位置マーク検出手段により基準位置マー
クを検出したときの搬送機構およびキャリッジ機構の移動量から、基準位置マークの位置
を特定する。
したがって、従来の機構を用いることにより、簡易な方法で基準位置マークの位置を正
確に特定することができる。
【0014】
(4)本発明は、(3)の印刷装置について、前記印刷位置決定手段は、前記位置情報
取得手段により特定された基準位置マークの位置と前記読み出した印刷フォーマット情報
とに基づいて、前記レーベル面に印刷する前記所定の情報の印刷範囲と印刷角度を算出し
、前記情報の印刷位置を決定することを特徴とする印刷装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、印刷位置決定手段は、位置情報取得手段により特定された基準位置
マークの位置と読み出した印刷フォーマット情報とに基づいて、光ディスクのレーベル面
に印刷する情報の印刷範囲と印刷角度とを算出し、情報の印刷位置を決定する。
したがって、搬送機構およびキャリッジ機構の移動量と印刷フォーマットから幾何学的
に印刷する情報の印刷範囲およびその印刷角度を算出するため、複数の情報が互いに重な
りあうことなく、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができるという効果がある

【0016】
(5)本発明は、(1)または(2)の印刷装置について、前記基準位置マーク印刷手
段は、視認性の低いインクにより前記基準位置マークを印刷することを特徴とする印刷装
置を提案している。
【0017】
この発明によれば、基準位置マークが視認性の低いインクにより印刷されている。した
がって、光ディスクのレーベル面に基準位置マークを印刷しても、ユーザに見苦しさや違
和感を与えない光ディスクを提供できるとともに、光ディスクに情報を記録する用途に応
じた印刷フォーマットで、複数の情報が互いに重なりあうことなく、ユーザの指定する位
置にその情報を印刷することができるという効果がある。
【0018】
(6)本発明は、(1)から(5)の印刷装置について、前記基準位置マークがシンボ
ル画像により形成されていることを特徴とする印刷装置を提案している。
【0019】
この発明によれば、基準位置マークがシンボル画像により形成されていることから、小
さなスペースで各光ディスクの用途に応じた固有の印刷フォーマット情報を盛り込むこと
ができるという効果がある。
【0020】
(7)本発明は、前記光ディスクに光学的に記録情報を記録若しくは書き換え、または
削除をする記録手段と、(1)から(6)に記載された印刷装置とを備えたことを特徴と
するパブリシャ(例えば、図5のパブリッシャ100に相当)を提案している。
【0021】
この発明によれば、複数枚の光ディスクに光学的な情報記録動作を実行するとともに、
情報を光ディスクのレーベル面に印刷するパブリッシャにおいて、一つの光ディスクに複
数回の情報記録が行われた場合でも、各光ディスクの用途に応じた固有の印刷フォーマッ
トで、複数の情報を互いに重なりあうことなく、ユーザの指定する位置に印刷することが
できるという効果がある。
【0022】
(8)本発明は、(7)のパブリッシャについて、前記光ディスクに初めて光学的に前
記記録情報を記録する際、前記印刷装置の前記基準位置マーク印刷手段により、前記レー
ベル面の所定の位置に前記基準位置マークを印刷することを特徴とするパブリシャを提案
している。
【0023】
この発明によれば、光ディスクに初めて光学的に情報を記録する際、印刷装置の基準位
置マーク印刷手段により、光ディスクのレーベル面の所定の位置に基準位置マークを印刷
する。
したがって、2回目以降の情報記録の際に実行される情報の印刷においては、この基準
位置マークをもとに、情報の印刷位置を決定できるため、複数の情報が互いに重なりあう
ことなく、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができるという効果がある。
【0024】
(9)本発明は、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置における印刷方法であっ
て、前記レーベル面に基準位置マークが印刷されているかを検出する第1のステップ(例
えば、図2のステップS101に相当)と、前記基準位置マークを検出しない場合、前記
レーベル面の所定の位置に前記光ディスク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位
置マークと所定の情報とを印刷する第2のステップ(例えば、図2のステップS102、
ステップS103に相当)と、前記基準位置マークを検出した場合、該検出された基準位
置マークから前記固有の印刷フォーマット情報を読み出す第3のステップ(例えば、図2
のステップS104に相当)と、前記第3のステップにおいて、前記検出した基準位置マ
ークの位置と前記読み出した印刷フォーマット情報とに基づいて、前記レーベル面への印
刷位置を決定する第4のステップ(例えば、図2のステップS105に相当)と、前記第
4のステップにおいて決定した前記印刷位置に、前記所定の情報を前記第3のステップに
おいて読み出した印刷フォーマット情報にしたがって印刷する第5のステップ(例えば、
図2のステップS106に相当)と、を備えたことを特徴とする印刷方法を提案している

【0025】
この発明によれば、光ディスクのレーベル面に基準位置マークが印刷されているかを検
出し、基準位置マークを検出しない場合、光ディスクのレーベル面の所定の位置に光ディ
スク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークと所定の情報とを印刷する。
一方、基準位置マークを検出した場合、検出された基準位置マークから固有の印刷フォー
マット情報を読み出し、検出した基準位置マークの位置と読み出した印刷フォーマット情
報に基づいて、光ディスクのレーベル面への印刷位置を決定するとともに、決定した印刷
位置に、所定の情報を読み出した印刷フォーマット情報にしたがって印刷する。
したがって、基準位置マークに各光ディスク固有の印刷フォーマット情報を含ませたこ
とから、光ディスクに情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで印刷を行うことが
できるという効果がある。また、印刷装置のトレー上で、その向きが不定な光ディスクの
レーベル面に情報を印刷する場合であっても、情報の印刷の基準となるマークを光ディス
ク上に設け、この基準マークをもとに、情報の印刷位置を決定できるため、光ディスクに
情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで、複数の情報が互いに重なりあうことな
く、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができるという効果がある。
【0026】
(10)本発明は、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置における印刷方法であ
って、前記光ディスクに光学的に記録情報を記録することが初めての場合か否かを判断す
る第1のステップ(例えば、図6のステップS201に相当)と、前記光ディスクに前記
記録情報を記録することが初めての場合、前記レーベル面の所定の位置に前記光ディスク
毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークと所定の情報を印刷する第2のス
テップ(例えば、図6のステップS202、ステップS203に相当)と、前記光ディス
クに前記記録情報を記録することが初めてでない場合、前記レーベル面に印刷された前記
基準位置マークの位置を検出し、該検出された基準位置マークから前記固有の印刷フォー
マット情報を読み出す第3のステップ(例えば、図6のステップS204に相当)と、前
記第3のステップにおいて、前記検出した基準位置マークの位置と前記読み出した印刷フ
ォーマット情報に基づいて、前記レーベル面への印刷位置を決定する第4のステップ(例
えば、図6のステップS205に相当)と、前記第4のステップにおいて決定した前記印
刷位置に、前記所定の情報を前記第3のステップにおいて読み出した印刷フォーマット情
報にしたがって印刷する第5のステップ(例えば、図6のステップS206に相当)と、
を備えたことを特徴とする印刷方法を提案している。
【0027】
この発明によれば、光ディスクに光学的に記録情報を記録することが初めての場合か否
かを判断し、光ディスクに記録情報を記録することが初めての場合、光ディスクのレーベ
ル面の所定の位置に光ディスク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークと
所定の情報とを印刷する。一方で、光ディスクに前記記録情報を記録することが初めてで
ない場合、光ディスクのレーベル面に印刷された基準位置マークの位置を検出し、検出さ
れた基準位置マークから固有の印刷フォーマット情報を読み出し、検出した基準位置マー
クの位置と読み出した印刷フォーマット情報とに基づいて、光ディスクのレーベル面への
印刷位置を決定するとともに、決定した印刷位置に、所定の情報を読み出した印刷フォー
マット情報にしたがって印刷する。
したがって、基準位置マークに各光ディスク固有の印刷フォーマット情報を含ませたこ
とから、光ディスクに情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで印刷を行うことが
できるという効果がある。また、印刷装置のトレー上で、その向きが不定な光ディスクの
レーベル面に情報を印刷する場合であっても、情報の印刷の基準となるマークを光ディス
ク上に設け、この基準マークをもとに、情報の印刷位置を決定できるため、光ディスクに
情報を記録する用途に応じた印刷フォーマットで、複数の情報が互いに重なりあうことな
く、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態に係る印刷装置について図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であ
り、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である
。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限
定するものではない。
【0029】
<印刷装置の構成>
図1に示すように、本実施形態に係る印刷装置50は、印刷情報入力部1と、情報印刷
部2と、基準位置情報印刷部3と、基準位置検出部4と、印刷位置決定部5と、印刷フォ
ーマット情報読出部6と、制御部7とから構成されている。
【0030】
印刷情報入力部1は、図示しないネットワークで接続されたユーザ端末から光ディスク
のレーベル面上に印刷する印刷データ等の情報を入力する。
【0031】
情報印刷部2は、基準位置検出部4により基準位置マークが検出されなかった場合には
、印刷情報入力部1において入力した印刷データを予め定められた印刷フォーマットに応
じた印刷位置に印刷し、基準位置検出部4により基準位置マークが検出された場合には、
後述する印刷位置決定部5において算出される印刷位置、印刷角度に後述する印刷フォー
マット情報読出部6で読み出された印刷フォーマットにしたがって印刷データを光ディス
クのレーベル面上に印刷する。
【0032】
基準位置情報印刷部3は、基準位置検出部4により基準位置マークが検出されなかった場
合には、予め定められた印刷フォーマットにしたがって、各光ディスクに固有の印刷フォ
ーマット情報を含む基準位置マークを指定された印刷位置に印刷する。ここで、基準位置
マークはフォトセンサなどの光学センサで検出される。なお、基準位置マークは、シンボ
ル画像により形成されているが、小さなスペースで多くの情報を盛り込むことができるも
のであれば、例えば、バーコードやQRコード等あるいは、これ以外の形態であってもよ
い。なお、バーコードはフォトセンサにより検出してCPUなどで情報をデコードして認
識し、QRコードなどの2次元コードの場合、基準位置マークはCCDなどのエリアセン
サにより検出しCPUなどで画像処理して情報をデコードして認識する。また、基準位置
マークは、半透明で肉眼では視認できずいわゆるステルスインク等により印刷してもよい
。なお、ステルスインクは紫外線を照射することにより発色する性質を有している。その
ため、ステルスインクを用いて印刷された基準位置マークを検出するためには、紫外線を
照射するランプと紫外線を検出できるセンサが必要を用いる。この場合、センサには紫外
線のみ透過するフィルタを用いてもよい。
【0033】
基準位置検出部4は、光ディスクの搬送方向と略直交する方向に移動するキャリッジ上
に設けられ、光ディスクのレーベル面上に印刷された基準位置マークを追加印刷動作の前
に検出する。
【0034】
印刷位置決定部5は、基準位置検出部4が基準位置マークを検出した際の光ディスクの
搬送方向の移動量とキャリッジ上の移動量とに基づいて、幾何学的に、追加印刷する印刷
データの印刷位置およびその印刷角度を算出する。なお、印刷位置および印刷角度の算出
方法の詳細については後述する。
【0035】
印刷フォーマット情報読出部6は、基準位置マークから各光ディスクの使用用途に対応
した固有の印刷フォーマットを読み出す。なお、本実施形態においては、印刷フォーマッ
ト情報読出部6を別体に設けたが、基準位置検出部4において、その機能を兼用してもよ
い。
【0036】
制御部7は、図示しない記憶手段に格納された印刷装置50全体の機能を司る制御プロ
グラムによって、その機能を制御するものであり、メモリおよびCPU(Central
Processing Unit)を備えたコンピュータシステムであってもよいし、
その機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行するものでも、専用のハ
ードウェアにより実現されるものでもよい。
【0037】
本実施形態においては、基準位置検出部4により基準位置マークが検出されなかった場
合には、印刷情報入力部1から入力した印刷データを図示しない記憶部に記憶された印刷
フォーマットにより、指定された印刷位置に印刷するよう情報印刷部2に指示するととも
に、記憶された印刷フォーマットにしたがって、基準位置マークを印刷するよう基準位置
情報印刷部3に指示する。
【0038】
また、基準位置検出部4により基準位置マークが検出された場合には、印刷フォーマッ
ト情報読出部6を作動させて各光ディスクに固有の印刷フォーマットの読み出しを実行さ
せる。そして、検出した基準位置マークの位置情報を印刷位置決定部5に出力して、印刷
データの印刷位置とその印刷角度を算出させ、読み出した固有の印刷フォーマットに応じ
て、算出した印刷位置に算出した印刷角度で印刷動作を情報印刷部2に実行させる。
【0039】
なお、本実施形態においては、印刷装置50に上述の印刷位置決定部を設ける構成につ
いて説明したが、印刷装置50側からは、基準位置検出部4が基準位置マークを検出した
際の光ディスクの搬送方向の移動量とキャリッジ上の移動量とを端末側に出力し、端末側
で、追加印刷を行う印刷位置およびその印刷角度を算出して、印刷データを構成する各文
字や数字等の印刷位置を個別に印刷装置50に出力するようにしてもよい。また、各移動
量は、ステップモータの場合ステップ数から、サーボモータの場合検出パルス数などから
求めてもよい。
【0040】
<印刷装置の処理動作>
次に、医療機関で、ある患者の検診データを光ディスクに記録保存する場合を例にとっ
て、印刷装置50の処理動作を図2および図3を用いて説明する。
なお、この例においては、初回印刷時の光ディスクの向きと2回目以降の印刷時におけ
る光ディスクの向きが同じ場合について説明する。
【0041】
まず、ある患者の初回検診時の検診データが光ディスクに光学的に記録されると、情報
が記録された光ディスクが印刷装置50に供給される。このとき、印刷装置50の印刷情
報入力部1には、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷データ(図3(a)の初回検診
日時「(1)2006/×/×」および「××様 検診データ」の文字情報)が入力され
る。
【0042】
次に、制御部7は、基準位置検出部4が基準位置マークを検出したか否かを判断する
(ステップS101)。
【0043】
判断の結果、制御部7は、基準位置検出部4が基準位置マークを検出しなかったと判断
した場合(ステップS101の「NO」)、制御部7が印刷情報入力部1において入力し
た印刷データを情報印刷部2に出力し、情報印刷部2が図3(a)に示すように、印刷デ
ータ(図3(a)における「(1)2006/×/×」および「××様 検診データ」)
を印刷フォーマットで定められた所定の位置(図3(a)に示した印刷位置)に印刷する
(ステップS102)。
【0044】
さらに、制御部7は、予め記憶された印刷フォーマットにしたがって、基準位置マーク
の印刷位置情報を基準位置情報印刷部3に出力し、基準位置情報印刷部3が入力した印刷
位置情報に基づいて、図3(a)に示すような印刷位置に各光ディスク固有の印刷フォー
マット情報を含む基準位置マーク(図3(a)に示す光ディスクのレーベル面下部のバー
コード)を印刷する(ステップS103)。
【0045】
一方、ステップS101において、制御部7は、基準位置検出部4が基準位置マークを
検出したと判断した場合(ステップS101の「YES」)には、制御部7は、印刷フォ
ーマット情報読出部6を作動させて、基準位置マークから固有の印刷フォーマットデータ
を抽出する(ステップS104)。
【0046】
また、抽出した固有の印刷フォーマットと検出した基準位置マークの位置情報(図3(
b)に示す光ディスクのレーベル面下部のバーコードの位置情報)は印刷位置決定部5に
出力され、印刷データの印刷位置情報(図3(b)の点線四角部)と印刷角度情報(図3
(a)および(b)の例では0度)が算出される(ステップS105)。
【0047】
制御部7は、算出された印刷位置情報、印刷角度情報と印刷データ、固有印刷フォーマ
ットデータを情報印刷部2に出力し、情報印刷部2が入力したデータにしたがって、印刷
データ(図3(b)の「(2)2006/×/○」)を所定の位置に所定の角度で印刷す
る(ステップS106)。
【0048】
次に、図4を用いて、初回印刷時の光ディスクの向きと2回目以降の印刷時における光
ディスクの向きとが異なる場合の印刷位置および印刷角度の算出方法について説明する。
【0049】
印刷装置50には、図示しない光ディスクを搬送する搬送機構と基準位置マークを検出
するセンサを光ディスクの搬送方向と略直交する方向に可動するキャリッジ機構とが設け
られている。基準位置マークの検出は、キャリッジ機構によりセンサを図4の横方向(図
中、キャリッジ移動方向)に移動させつつ、搬送機構により光ディスクを図4の下から上
方向(図中、搬送方向)に移動して行う。
【0050】
このとき、キャリッジ機構の基点を図4の線分A、搬送機構の基点を線分Bとし、基準
位置マークが光ディスクのレーベル面上、図4に示す位置にある場合、センサが基準位置
マークを検出するまでの光ディスク搬送方向の移動量がL、キャリッジ移動方向の移動
量がL、光ディスクの半径がRであるとすると、図4に示すように、L−RおよびL
−Rの値から三角関数により光ディスクの印刷時における傾き角である図中のθが求ま
る。このθの値は、図4からもわかるように、印刷角度に相当する。
【0051】
また、抽出された印刷フォーマット情報から光ディスクのレーベル面上における印刷デ
ータエリア、印刷データ間の間隔、文字や数字のフォントサイズ等が決められることから
、上記の印刷角度がわかれば、印刷データの印刷位置や印刷ヘッドの角度、印刷データを
構成する文字等の印刷タイミング等を算出することができる。
【0052】
したがって、本実施形態によれば、基準位置マークから各光ディスク固有の印刷フォー
マットを抽出することができるため、光ディスクに情報を記録する用途に応じた印刷フォ
ーマットで印刷を行うことができる。また、2回目以降の情報印刷の場合、印刷装置50
において、その光ディスクの向きが不定であっても、搬送機構およびキャリッジ機構の移
動量から幾何学的に印刷データの印刷位置および印刷角度を算出できるため、各光ディス
ク固有の印刷フォーマットに応じて、複数の情報が互いに重なりあうことなく、ユーザの
指定する位置に情報を印刷することができる。
【0053】
<応用例>
次に、図5を用いて、上記実施形態に係る印刷装置50をパブリッシャに適用した場合
について説明する。
【0054】
<パブリッシャの構成>
本応用例に係るパブリッシャ100は、図5に示すように、レーベル印刷前保管エリア
10と、レーベル印刷後保管エリア20と、アーム30と、DVDドライブ40と、印刷
装置50とから構成されている。なお、印刷装置50の構成およびその機能は、上記実施
形態と同様であることから、その詳細な説明は省略する。
【0055】
レーベル印刷前保管エリア10は、情報を記録するためのレーベル印刷前の光ディスク
を収納するエリアであり、レーベル印刷後保管エリア20は、DVDドライブ40により
光学的に情報の書き込みが行われ、その後、光ディスクのレーベル面に所定の印刷データ
が印刷された光ディスクを収納するエリアである。
【0056】
アーム30は、情報を記録し、記録情報に関する情報をレーベル面に印刷する光ディス
クをレーベル印刷前保管エリア10からDVDドライブ40に、DVDドライブ40から
印刷装置50に、印刷装置50からレーベル印刷後保管エリア20にと搬送する搬送機構
である。
【0057】
DVDドライブ40は、光ディスクに情報を光学的に記録する記録装置であり、光ディ
スクを回転する回転機構や情報を光学的に記録する光ピックアップ等から構成されている

【0058】
<パブリッシャの一般的な動作>
パブリッシャは一般的に、ネットワークを介して接続される複数の端末により用いられ
る。したがって、端末から専用アプリケーションを用いて、動作条件のほか印刷位置の指
定等(印刷フォーマットの設定)を行うことができる。
【0059】
パブリッシャの基本動作は、まず、アーム30がレーベル印刷前保管エリア10に移動
して情報を記録する光ディスクをピックアップする。アーム30は、ピックアップした光
ディスクをDVDドライブ40の図示しないトレーに移動する。トレーに載置された光デ
ィスクはDVDドライブ40内に搬送され、光学的な情報記録が行われる。
【0060】
アーム30は、情報記録が行われた光ディスクをピックアップすると、これを印刷装置
50に移動する。なお、光ディスクへの情報記録が2回目以降の場合には、このときに、
光ディスクの向きが不定となってしまう可能性がある。
【0061】
印刷装置50では、所定の印刷データが印刷される。そして、印刷を終了した光ディス
クは、再び、アーム30がこれをピックアップしてレーベル印刷後保管エリア20に搬送
する。
【0062】
<パブリッシャにおける印刷動作>
次に、図1、図3および図6を用いて、パブリッシャにおける印刷動作について説明す
る。
【0063】
まず、ある患者の初回検診時の検診データが光ディスクに光学的に記録されると、情報
が記録された光ディスクがアーム30により印刷装置50に供給される。このとき、印刷
装置50の印刷情報入力部1には、光ディスクのレーベル面に印刷する印刷データ(図3
(a)の初回検診日時「(1)2006/×/×」および「××様 検診データ」の文字
情報)が入力される。
【0064】
次に、制御部7は、光ディスクに対する情報の記録が初回であるか否かを判断する(
ステップS201)。
【0065】
判断の結果、制御部7は、今回の光ディスクに対する情報の記録が初回であると判断し
た場合(ステップS201の「YES」)、制御部7が印刷情報入力部1において入力し
た印刷データを情報印刷部2に出力し、情報印刷部2が図3(a)に示すように、印刷デ
ータ(図3(a)における「(1)2006/×/×」および「××様 検診データ」)
を印刷フォーマットで定められた所定の位置(図3(a)に示した印刷位置)に印刷する
(ステップS202)。
【0066】
さらに、制御部7は、予め記憶された印刷フォーマットにしたがって、基準位置マーク
の印刷位置情報を基準位置情報印刷部3に出力し、基準位置情報印刷部3が入力した印刷
位置情報に基づいて、図3(a)に示すような印刷位置に各光ディスク固有の印刷フォー
マット情報を含む基準位置マーク(図3(a)に示す光ディスクのレーベル面下部のバー
コード)を印刷する(ステップS203)。
【0067】
一方、ステップS201において、制御部7は、光ディスクに対する情報の記録が初回
でないと判断した場合(ステップS201の「NO」)には、制御部7は、印刷フォーマ
ット情報読出部6を作動させて、基準位置マークから固有の印刷フォーマットデータを抽
出する(ステップS204)。
【0068】
また、抽出した固有の印刷フォーマットと検出した基準位置マークの位置情報(図3(
b)に示す光ディスクのレーベル面下部のバーコードの位置情報)は印刷位置決定部5に
出力され、印刷データの印刷位置情報(図3(b)の点線四角部)と印刷角度情報(図3
(a)および(b)の例では0度)が算出される(ステップS205)。
【0069】
制御部7は、算出された印刷位置情報、印刷角度情報と印刷データ、固有印刷フォーマ
ットデータを情報印刷部2に出力し、情報印刷部2が入力したデータにしたがって、印刷
データ(図3(b)の「(2)2006/×/○」)を所定の位置に所定の角度で印刷す
る(ステップS206)。
【0070】
したがって、上記実施形態の印刷装置50をパブリッシャに適用すれば、印刷装置50
内に搬送された光ディスクの向きが不定であっても、大量の光ディスクについて、個々の
光ディスクの使用用途に応じた印刷フォーマットで、複数の情報が互いに重なりあうこと
なく、ユーザの指定する位置に情報を印刷することができる。
【0071】
以上、本発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの
実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる

【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本実施形態に係る印刷装置の構成図である。
【図2】本実施形態に係る印刷装置の動作フローである。
【図3】光ディスクへの情報の印刷を例示した図である。
【図4】光ディスクへの追加印刷における印刷位置と印刷角度を表す図である。
【図5】応用例に係るパブリッシャの構成図である。
【図6】応用例に係るパブリッシャにおける印刷動作を示すフローである。
【符号の説明】
【0073】
1・・・印刷情報入力部、2・・・情報印刷部(印刷手段)、3・・・基準位置情報印
刷部(基準位置マーク印刷手段)、4・・・基準位置検出部(基準位置マーク検出手段)
、5・・・印刷位置決定部(印刷位置決定手段)、6・・・印刷フォーマット情報読出部
(固有印刷フォーマット情報読出手段)、7・・・制御部(位置情報取得手段)、10・
・・レーベル印刷前保管エリア、20・・・レーベル印刷後保管エリア、30・・・アー
ム、40・・・DVDドライブ、50・・・印刷装置、100・・・パブリッシャ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置であって、
前記光ディスク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークを印刷する基準
位置マーク印刷手段と、
前記基準位置マークを検出する基準位置マーク検出手段と、
該検出した前記基準位置マークの位置を特定する位置情報取得手段と、
該検出した基準位置マークから前記固有の印刷フォーマット情報を読み出す固有印刷フ
ォーマット情報読出手段と、
該特定した前記基準位置マークの位置と前記読み出した印刷フォーマット情報とに基づ
いて、前記レーベル面に印刷する印刷位置を決定する印刷位置決定手段と、
該決定した印刷位置に、前記読み出した印刷フォーマット情報にしたがって、所定の情
報を印刷する印刷手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記基準位置マーク検出手段は、前記レーベル面上に前記基準位置マークを検出しない
場合、前記基準位置マーク印刷手段により、前記レーベル面の所定の位置に前記基準位置
マークを印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記位置情報取得手段は、前記光ディスクを搬送する搬送機構と、前記基準位置マーク
検出手段を搭載し、該光ディスクの搬送方向と略直交する方向に移動するキャリッジ機構
とを備え、
前記基準位置マーク検出手段により前記基準位置マークを検出したときの前記搬送機構
および前記キャリッジ機構の移動量から、前記基準位置マークの位置を特定することを特
徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記印刷位置決定手段は、前記位置情報取得手段により特定された基準位置マークの位
置と前記読み出した印刷フォーマット情報とに基づいて、前記レーベル面に印刷する前記
情報の印刷範囲と印刷角度とを算出し、前記所定の情報の印刷位置を決定することを特徴
とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記基準位置マーク印刷手段は、視認性の低いインクにより前記基準位置マークを印刷
することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記基準位置マークがシンボル画像により形成されていることを特徴とする請求項1か
ら請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項7】
前記光ディスクに光学的に記録情報を記録若しくは書き換え、または削除をする記録手
段と、前記請求項1から請求項6に記載された印刷装置とを備えたことを特徴とするパブ
リシャ。
【請求項8】
前記光ディスクに初めて光学的に前記記録情報を記録する際、前記印刷装置の前記基準
位置マーク印刷手段により、前記レーベル面の所定の位置に前記基準位置マークを印刷す
ることを特徴とする請求項7に記載のパブリシャ。
【請求項9】
光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置における印刷方法であって、
前記レーベル面に基準位置マークが印刷されているかを検出する第1のステップと、
前記基準位置マークを検出しない場合、前記レーベル面の所定の位置に前記光ディスク
毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークと所定の情報とを印刷する第2の
ステップと、
前記基準位置マークを検出した場合、該検出された基準位置マークから前記固有の印刷
フォーマット情報を読み出す第3のステップと、
前記第3のステップにおいて、前記検出した基準位置マークの位置と前記読み出した印
刷フォーマット情報とに基づいて、前記レーベル面への印刷位置を決定する第4のステッ
プと、
前記第4のステップにおいて決定した前記印刷位置に、前記所定の情報を前記第3のス
テップにおいて読み出した印刷フォーマット情報にしたがって印刷する第5のステップと

を備えたことを特徴とする印刷方法。
【請求項10】
光ディスクのレーベル面に印刷する印刷装置における印刷方法であって、
前記光ディスクに光学的に記録情報を記録することが初めての場合か否かを判断する第
1のステップと、
前記光ディスクに前記記録情報を記録することが初めての場合、前記レーベル面の所定
の位置に前記光ディスク毎に固有の印刷フォーマット情報を含む基準位置マークと所定の
情報を印刷する第2のステップと、
前記光ディスクに前記記録情報を記録することが初めてでない場合、前記レーベル面に
印刷された前記基準位置マークの位置を検出し、該検出された基準位置マークから前記固
有の印刷フォーマット情報を読み出す第3のステップと、
前記第3のステップにおいて、前記検出した基準位置マークの位置と前記読み出した印
刷フォーマット情報とに基づいて、前記レーベル面への印刷位置を決定する第4のステッ
プと、
前記第4のステップにおいて決定した前記印刷位置に、前記所定の情報を前記第3のス
テップにおいて読み出した印刷フォーマット情報にしたがって印刷する第5のステップと

を備えたことを特徴とする印刷方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−280504(P2007−280504A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−105050(P2006−105050)
【出願日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】