説明

原稿搬送読取装置、画像形成装置

【課題】原稿搬送中に読取位置が変化してしまうと、読取画像の低下が発生してしまう点を考慮し、原稿シワの低減を図り、原稿搬送性を損なわず、かつ正確な画像の読み取りを可能にする。
【解決手段】中空パイプ204の外周面に白色の植毛ブラシ205を、原稿搬送中心(A1)を対称に右巻き、左巻きとして螺旋状に巻き付ける。ブラシローラ4の回転方向Hは、原稿搬送方向Aとし、かつシート原稿201と接触するブラシ接触位置が原稿中央から外側に向うように配置する。シート原稿201に波打ちが生じていても、ブラシローラ4で押え付けて波打たないように強制し、原稿浮きによる画像ボケを低減し、シート原稿201を広げる力を作用させ、シート原稿201の後部が中央側に寄ってできる主走査方向の波打ちも防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿シートを搬送させながら画像を読み取る読取装置と、これを用いた複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の画像読取装置において採用されている画像読取方式は、原稿を露光走査する原稿固定・光学系移動方式(スキャン方式)と、原稿を所定の速度で移動させ、これを露光する原稿移動・光学系固定方式(シートスルー方式)とに分けられ、また一般的な画像読取装置で用いられているアナログタイプとCCD等の撮像素子を用いたディジタルタイプとがあることは周知のことである。なお最近では、大判の原稿を読み取り、その後の各種画像処理を実行するのに有利なディジタルタイプの原稿移動・光学系固定方式が多く採用されてきている。
【0003】
このような原稿搬送読取装置では、原稿搬送手段を構成する駆動搬送用のゴムローラに従動コロを押圧して原稿を搬送する構成が一般的である。また、シート原稿搬送での画像読取装置において、搬送路を挟んで、コンタクトガラスと白色ローラまたは白色板とに原稿搬送可能な空間を設けている。なお特許文献1には、ガラス清掃ローラにて汚れを清掃する画像読取装置が開示され、特許文献2には、ガラス清掃ローラに設けられた白基準面の制御を行う画像読取装置が開示され、さらに特許文献3には、回転芯棒に多数の通気孔を有しているブラシクリーニング装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002-368963号公報
【特許文献2】特開2002-290686号公報
【特許文献3】特開平6-324610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで近年、画像読取手段として、密着読取センサが使用されるようになってきているが、密着読取センサの焦点深度が浅いため、シート原稿の画像情報を密着読取センサで読み取る際に、シート原稿に波打ち等のシワがある場合、コンタクトガラス面より原稿読取面の位置が離れることにより、ピント位置ズレによる画像ボケ等が発生してしまうことになり、読取画像の低下が発生してしまうことがある。また、シート原稿の中央部搬送速度が周辺部搬送速度よりも速い場合、徐々にシート原稿の後部周辺が中央側に寄る現象が発生し、原稿後部に波打ちシワが発生してしまうことがある。
【0006】
本発明は、原稿搬送中に読取位置が変化してしまうと、読取画像の低下が発生してしまう点を考慮し、原稿シワの低減を図り、原稿搬送性を損なわず、かつ正確な画像の読み取りを可能にすることを目的とする。

【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る原稿搬送読取装置は、シート原稿を搬送する原稿搬送手段と、該搬送手段で搬送されるシート原稿に光を照射する照明手段と、該照射手段から照射されて前記シート原稿で反射した光を収束する結像レンズ系と、該結像レンズ系で収束させた光を読み取る読取手段を有する原稿搬送読取装置において、原稿搬送経路を挟んで画像読取部の読取位置に対向配置したブラシローラを備え、該ブラシローラがその外周面に植毛ブラシを有し、該ブラシローラを、駆動源により原稿搬送する方向に回動駆動する際に前記植毛ブラシの少なくとも一部が前記画像読取部のコンタクトガラス面と接触するように配置してなることを特徴とする。すなわち、原稿搬送中に読取位置が変化してしまうと、読取画像の低下が発生してしまうため、原稿をコンタクトガラスに押えるようにすることにより、原稿シワを低減させ、原稿搬送性を損なわず、かつ正確な読み取りを可能にしている。なお本発明においてレンズ系というときは、複数のレンズからなるものだけでなく、単一のレンズも含む概念のものとする。また単にレンズというときは、逆にレンズ系をも含む概念のものとし得る。
【0008】
本発明の請求項2に係る原稿搬送読取装置は、請求項1の原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの前記植毛ブラシのブラシ長さを、前記原稿搬送手段の原稿搬送中心を対称にするとともに、前記原稿搬送手段の周辺側に向かうにつれて長くしていることを特徴とする。すなわち、シート原稿の中央部搬送速度が周辺部搬送速度よりも速い場合、徐々にシート原稿の後部周辺が中央側に寄る現象が発生し、波打ちシワが発生してしまうのを防止している。
【0009】
本発明の請求項3に係る原稿搬送読取装置は、請求項1の原稿搬送読取装置において、前記原稿搬送手段の原稿搬送中心を対称にして、前記ブラシローラの回転芯金に前記植毛ブラシを螺旋状に巻き付け、前記搬送するシート原稿の原稿面と接触するブラシ接触位置が前記原稿搬送中心から外側へ向かうように前記螺旋の巻き付け方向を向けてなることを特徴とする。すなわち、シート原稿の中央部搬送速度が周辺部搬送速度よりも速い場合、徐々にシート原稿の後部周辺が中央側に寄る現象が発生し、波打ちシワが発生してしまうのを防止している。
【0010】
本発明の請求項4に係る原稿搬送読取装置は、請求項3の原稿搬送読取装置において、前記植毛ブラシが、間隔を空けて螺旋状に巻き付いていることを特徴とする。すなわち、波打ちシワを原稿両側に逃げやすくして、波打ちシワを低減させるようにしている。
【0011】
本発明の請求項5に係る原稿搬送読取装置は、請求項1の原稿搬送読取装置において、前記原稿搬送中心を対称に周辺に向かうにつれて前記植毛ブラシの腰が強くなるようにしてあることを特徴とする。すなわち、シート原稿の中央部搬送速度が周辺部搬送速度よりも速い場合、徐々にシート原稿の後部周辺が中央側に寄る現象が発生し、波打ちシワが発生してしまうのを防止するようにしている。
【0012】
本発明の請求項6に係る原稿搬送読取装置は、請求項1の原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの回転芯金が内部通気路を有するとともに、該内部通気路から前記植毛ブラシの毛根元部分に連通する多数の通気孔を有し、吸引手段により前記内部通気路を介して前記通気孔から外気を吸引可能としてなることを特徴とする。すなわち、シート原稿やコンタクトガラスに付着した埃等を除去することにより、黒スジ等の異常読取を低減させるようにしている。
【0013】
本発明の請求項7に係る原稿搬送読取装置は、請求項1から6のいずれかの原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの原稿面と当接する径での周速を前記シート原稿の原稿搬送速度よりも早くなるようにしてなることを特徴とする。すなわち、原稿をコンタクトガラスに押えるようにすることにより、原稿シワの低減を行い、原稿搬送性を損なわず、かつ正確な読取を可能にしている。
【0014】
本発明の請求項8に係る原稿搬送読取装置は、請求項1から7のいずれかの原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの回転芯金外周に、軸芯方向に帯状の基準白色読取面を有していることを特徴とする。すなわち、原稿をコンタクトガラスに押え、原稿シワの低減を行うとともに、シェーディング補正ができるようにして正確な読み取りを可能にしている。
【0015】
本発明の請求項9に係る原稿搬送読取装置は、請求項8の原稿搬送読取装置において、前記基準白色読取面の位置を検出する検知手段と、前記基準白色読取面の読取のタイミングを取る読取タイミング制御手段とを有し、該読取タイミング制御手段により前記シート原稿の原稿面を読み取る以前に白シェーディング補正を行うことを特徴とする。基準白色読取面の読取タイミングを取る読取タイミング制御をすることで、白シェーディング補正を確実に実行できるようにしている。
【0016】
本発明の画像形成装置は、請求項1から9のいずれかの原稿搬送読取装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、原稿搬送中に読取位置が変化してしまって読取画像の低下が発生してしまうことを防ぐため、原稿シワを低減させ、原稿搬送性を損なわず、かつ正確な読み取りを可能にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明に係る原稿搬送読取装置と、これを用いた画像形成装置の一実施例であるシート原稿搬送方式を有するデジタル複写機の概略構成の断面図である。図示の装置は、画像形成部100の上部に原稿搬送読取装置200を搭載して構成してある。記録媒体となるコピー用紙は、切り替え機構により、定着装置21の用紙搬送方向下流側にある排出ローラ21a、21bから排出される。排出ローラ21aからはコピー用紙は後方(矢印E方向)へ、排出ローラ21bからは前方(矢印D方向)へ排出する。
【0020】
ここで原稿搬送読取装置200に対して原稿面を下側にしてシート原稿を挿入(図中矢印A)すると、サイズ検知センサ14の検知信号により、図示していないステッピングモータが回転し、シート原稿は入口ローラ1にくわえ込まれ、レジスト検知センサ15の手前でいったん停止し、任意に設定した待機時間後に、ステッピングモータが再回転し、停止していたシート原稿は、白色のブラシローラ4と密着イメージセンサ部5の間に搬送される。レジスト検知センサ15によりシート原稿先端を検知した後、所定のパルスカウントを経過した後、密着イメージセンサ部5でシート原稿の原稿面を読み取りを開始し、読み取った画像を処理しながらさらにシート原稿の搬送を進め、原稿駆動ローラ2から排出する。排出されたシート原稿は切り替え機構により、後方(図中矢印B)または上方(図中矢印C)方向に排出される。なお図中16は排紙検知センサである。
【0021】
原稿搬送の駆動は、スキャナモータ(例えばステッピングモータ)により、タイミングベルトの駆動伝達手段を介して各搬送ローラ(原稿挿入ローラ1、原稿駆動ローラ2)に伝達する。原稿挿入ローラ1は、搬送クラッチを介し駆動制御する。さらに、ギア、タイミングベルトを介して駆動力を原稿排紙ローラ3に伝達する。なお各搬送ローラは、芯金にゴムコロを櫛団子状に設けて構成してある。
【0022】
図2は、図1の原稿搬送読取装置200が備える密着イメージセンサ部5を示す斜視図である。図中203が密着読取センサで、原稿と接触するコンタクトガラス202を有しており、シート原稿201に光を照射する照明手段と、前記照明手段から照射されシート原稿から反射した光を収束する結像レンズと、結像レンズで収束させた光を密着読取センサ5のイメージセンサの受光面に結像させて光電変換させる。この密着読取センサ5の上部には、原稿搬送方向に回転駆動されるブラシローラ4が配置してあり、このブラシローラ4の毛先は、コンタクトガラス202の上面に当接し、僅かにたわむ程度の状態で配置してある。
【0023】
ブラシローラ4の芯金は、中空パイプ204であり、その外周面には通気孔206が開けてあり、中空パイプ204に両側、または中空パイプ204の片側を塞いだ状態にして、図示しない吸引ファンにより図中矢印Fの方向に吸引するようにしている。既述のように、ブラシローラ4の外周面から空気を吸引することにより、シート原稿201及びコンタクトガラス202上の埃等が吸引できるため、ゴミ等による誤読取に起因する黒筋等の異常画像の発生を防止できる。
【0024】
なお図2の例では、中空パイプ204の外周面に白色の植毛ブラシ205を、原稿搬送中心(図中矢印Aの後方への延長部分と交差する部位、すなわち図中矢印A1で示すあたり)を対称に右巻き、左巻きとして螺旋状に巻き付けてある。そしてブラシローラ4の回転方向Hは、原稿搬送方向Aとし、かつ、シート原稿201と接触するブラシ接触位置が原稿中央から外側に向うように巻き付け配置する。
【0025】
このような構成とすることにより、シート原稿201に波打ちが生じていても、ブラシローラ4で押え付けることで、波打ちを強制的に押さえ付けて発生を防ぎ、原稿浮きによる画像ボケを低減できるとともに、シート原稿201を図中G方向に広げる力が作用し、そのためにシート原稿201の後部が中央側に寄ってできる主走査方向の波打ちも発生を防止できるとともに、画像ボケ及び副走査方向の画像曲がりも防止できる。なお本実施例では、植毛ブラシ205を間隔を空けて設けることにより、波打ちシワが、シート原稿201の左右(図では矢印Aと直交する方向あるいは同様の交差する方向外側に逃げ易くなる。
【実施例2】
【0026】
図3は、本発明の実施例2のブラシローラを示す概念図である。本実施例のブラシローラ4は、その植毛ブラシ205の長さを中央から両側に向かうにつれて長くなるように構成してあり、シート原稿への押圧力を中心部よりも周辺部の方が強くなるようにしている。そのため、シート原稿を図2の矢印G方向に広げる力が作用し、シート原稿の後部が中央側に寄ってできる、主走査方向の波打ちを防止できるとともに、画像ボケ及び副走査方向の画像曲がりも防止できる。
【実施例3】
【0027】
図4は、本発明の実施例3のブラシローラを示す概念図である。本実施例のブラシローラ4は、その植毛ブラシ205の腰を、中央から両側に向かうにつれて強くなるように、ブラシ材の太さ、材質、密度等を変えてあり、シート原稿への押圧力が中心部よりも周辺部の方が強くなるようにしてある。このように構成することにより、原稿を図2の矢印G方向に広げる力が作用するため、シート原稿後部が中央側に寄ってできる、主走査方向の波打ちを防止できるとともに、画像ボケ及び副走査方向の画像曲がりも防止できる。
【実施例4】
【0028】
図5は、本発明の実施例4のブラシローラを示す概念的断面図である。本実施例のブラシローラ4は、ブラシローラ4の芯金204の外周に軸心方向に帯状の基準白色読取面501を有しており、基準白色読取面501の位置を検知する検知手段により、図1の装置では密着読取センサ5と基準白色読取面11とが対向した位置に停止するように制御可能としてある。シート原稿の先端が画像読取位置に到達する前に、ブラシローラ4の基準白色読取面501を読み取り、その読み取った値によって密着読取センサ5の感度ムラ、光量ムラ等を補正、すなわちシェーディングした後、ブラシローラ4を回動状態とする。基準白色読取面11の位置を検知する検知手段は、反射検知,または透過検知によれば良いが、そのような検知に限定されない。なお本実施例での基準白色読取面は、図5に示すように、ブラシローラ4の芯金204に、発泡ゴムの表面に白色シートを貼付した白色基準板501が、コンタクトガラス202の上面より例えば約0.5mm離間した位置にくるように設けてある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る原稿搬送読取装置と、これを用いた画像形成装置の一実施例であるシート原稿搬送方式を有するデジタル複写機の概略構成の断面図
【図2】図1の原稿搬送読取装置が備える密着読取センサを示す斜視図
【図3】本発明の実施例2のブラシローラを示す概念図
【図4】本発明の実施例3のブラシローラを示す概念図
【図5】本発明の実施例4のブラシローラを示す概念的断面図
【符号の説明】
【0030】
1 原稿挿入ローラ
2 原稿駆動ローラ
3 原稿排紙ローラ
4 ブラシローラ
5 密着イメージセンサ部
14 サイズ検知センサ
15 レジスト検知センサ
16 排紙検知センサ
21 定着装置
21a、21b 排出ローラ
100 画像形成部
200 原稿搬送読取装置
201 シート原稿
202 コンタクトガラス
203 密着読取センサ
204 中空パイプ
205 植毛ブラシ
206 通気孔
501 基準白色読取面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート原稿を搬送する原稿搬送手段と、該搬送手段で搬送されるシート原稿に光を照射する照明手段と、該照射手段から照射されて前記シート原稿で反射した光を収束する結像レンズ系と、該結像レンズ系で収束させた光を読み取る読取手段を有する原稿搬送読取装置において、
原稿搬送経路を挟んで画像読取部の読取位置に対向配置したブラシローラを備え、該ブラシローラがその外周面に植毛ブラシを有し、該ブラシローラを、駆動源により原稿搬送する方向に回動駆動する際に前記植毛ブラシの少なくとも一部が前記画像読取部のコンタクトガラス面と接触するように配置してなることを特徴とする原稿搬送読取装置。
【請求項2】
請求項1の原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの前記植毛ブラシのブラシ長さを、前記原稿搬送手段の原稿搬送中心を対称にするとともに、前記原稿搬送手段の周辺側に向かうにつれて長くしていることを特徴とする原稿搬送読取装置。
【請求項3】
請求項1の原稿搬送読取装置において、前記原稿搬送手段の原稿搬送中心を対称にして、前記ブラシローラの回転芯金に前記植毛ブラシを螺旋状に巻き付け、前記搬送するシート原稿の原稿面と接触するブラシ接触位置が前記原稿搬送中心から外側へ向かうように前記螺旋の巻き付け方向を向けてなることを特徴とする原稿読取装置。
【請求項4】
請求項3の原稿搬送読取装置において、前記植毛ブラシが、間隔を空けて螺旋状に巻き付いていることを特徴とする原稿読取装置。
【請求項5】
請求項1の原稿搬送読取装置において、前記原稿搬送中心を対称に周辺に向かうにつれて前記植毛ブラシの腰が強くなるようにしてあることを特徴とする原稿搬送読取装置。
【請求項6】
請求項1の原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの回転芯金が内部通気路を有するとともに、該内部通気路から前記植毛ブラシの毛根元部分に連通する多数の通気孔を有し、吸引手段により前記内部通気路を介して前記通気孔から外気を吸引可能としてなることを特徴とする原稿搬送読取装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかの原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの原稿面と当接する径での周速を前記シート原稿の原稿搬送速度よりも早くなるようにしてなることを特徴とする原稿搬送装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかの原稿搬送読取装置において、前記ブラシローラの回転芯金外周に、軸芯方向に帯状の基準白色読取面を有していることを特徴とする原稿搬送読取装置。
【請求項9】
請求項8の原稿搬送読取装置において、前記基準白色読取面の位置を検出する検知手段と、前記基準白色読取面の読取のタイミングを取る読取タイミング制御手段とを有し、該読取タイミング制御手段により前記シート原稿の原稿面を読み取る以前に白シェーディング補正を行うことを特徴とする原稿搬送装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかの原稿搬送読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−5377(P2008−5377A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−174925(P2006−174925)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】