説明

原稿読取装置

【課題】コンタクトガラス面に付着したローラの削れ粕や原稿の紙粉、または塵や埃などの異物をコンタクトガラス面から確実に取り除くと共に、取り除いた塵埃が再び原稿のコンタクトガラス面の読取位置に付着することがなく、良好な読取画像を得ることのできる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿を読み取るためのコンタクトガラスの上面に接触するように設けられたクリーニング部材と、コンタクトガラス面の異物を収納する溝部を有する収納部材と、コンタクトガラスとクリーニング部材を相対移動させるための移動手段と、を設け、クリーニング部材におけるコンタクトガラス面との接触部が読取位置を越えて収納部材の溝部の開口位置まで移動するよう制御した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンタクトガラス面上を所定の速度で移動する原稿を読み取る原稿読取装置に関し、詳しくは原稿を読み取るためのコンタクトガラス面をクリーニングするクリーニング機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ファクシミリ装置やデジタル複写機等の画像読取装置における原稿搬送機構は、原稿搬送路の途中に設けられたコンタクトガラスの下方に配置された読取手段を固定し、コンタクトガラス面上で原稿を一定速度で搬送しながら原稿画像を読み取るシートスルー読取方式が採用されている。
【0003】
従来のシートスルー読取方式の原稿搬送機構においては、互いに接触する一対のローラで原稿を挟んで搬送している。このローラ対の少なくとも一方は、原稿の搬送性能の高めるための摩擦係数の高い軟質のゴム等が使用される。
【0004】
このようなローラは軟質のゴム材でできているために原稿を挟んで搬送する際の磨耗により削れ粕が生じる。この削れ粕の一部は直接搬送原稿に付着してコンタクトガラス面上に落ちて付着して、読取画像に黒点や黒スジが生じる問題の原因となる。
【0005】
また、コンタクトガラス面上にはローラの削り粕だけでなく、原稿の紙粉や原稿のインク、トナー、鉛筆の黒鉛等の汚れが付着する。これらによるコンタクトガラス面の汚れは読取画像の黒スジの大きな原因となっている。
【0006】
このような問題を解決するために様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、原稿を読み取るためのコンタクトガラスに接し、コンタクトガラスをクリーニングする清掃ローラを備え、所定のタイミングで清掃ローラを自動的に回転させることによってコンタクトガラスをクリーニングするものが知られている。
【0007】
また、特許文献2には、コンタクトガラス上に接触するガイドシートをコンタクトガラス上の読取位置よりも原稿搬送方向上流側に設置し、コンタクトガラスまたはガイドシートを相対的に往復移動させることによって、ガラス面上の異物を除去するものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−64686号公報
【特許文献2】特開2007−235252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前者の清掃ローラはコンタクトガラス面上の読取位置を含む狭い範囲をクリーニングするものであり、また後者のガイドシートもコンタクトガラス面上の読取位置の前後の狭い範囲で往復移動するものである。このため、清掃ローラまたはガイドシートを用いたもののいずれもコンタクトガラス面上の読取位置の異物は除去されるが、除去された異物はコンタクトガラス面上に留まることとなる。このようなコンタクトガラス面上に留まった異物は装置の振動やコンタクトガラス面の空気の流れなどによって再びコンタクトガラス面上に散乱し、読取位置に異物が付着するとの問題が生じる。
【0010】
本発明は、コンタクトガラス面に付着したローラの削れ粕や原稿の紙粉、または塵や埃などの異物をコンタクトガラス面から確実に取り除くと共に、取り除いた塵埃が再び原稿のコンタクトガラス面の読取位置に付着することがなく、良好な読取画像を得ることのできる原稿読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記目的を達成するため、少なくともその一部がコンタクトガラスの上面に接触するように設けられたクリーニング部材と、コンタクトガラスの一端部に隣接して配置され、コンタクトガラス面の異物を収納する溝部を有する収納部材と、コンタクトガラスとクリーニング部材を相対移動させるための移動手段と、クリーニング部材におけるコンタクトガラス面との接触部が読取位置を越えて収納部材の溝部の開口位置まで移動するように移動手段を制御する制御手段と、を設けた。
【発明の効果】
【0012】
コンタクトガラスとクリーニング部材を移動手段によって相対移動させることで、プラテンガラス面上から異物を排除することができる。また、クリーニング部材におけるコンタクトガラス面との接触部を収納部材の溝部の開口位置まで移動させたので、排除した異物を収納部に確実に収納させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る原稿読取装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の原稿読取装置の読取部の構造を示す拡大断面図である。
【図3】本発明のクリーニング機構の駆動機構を示す上面図である。
【図4】クリーニング部材が移動した状態を示す状態図である。
【図5】クリーニング部材がホームポジション位置に移動した状態を示す状態図である。
【図6】クリーニング機構によるクリーニング動作制御を示すフローチャート図である。
【図7】クリーニング部材によって収納部の開口から収納部内に異物が落下する状態を示す状態図である。
【図8】クリーニング部材の変形例を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における読取部を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における読取部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は本発明に係る原稿読取装置の全体構成が示されており、この原稿読取装置は、原稿読取装置本体Hと、その上に搭載される原稿搬送装置Aとで構成されている。
【0015】
また、原稿搬送装置Aを原稿読取装置本体Hの上面に対して開閉自在に支持するヒンジ装置(図示せず)を備える。
【0016】
図1に示されるように原稿読取装置本体Hの上面には、原稿搬送装置Aによって搬送される原稿を読み取るためのコンタクトガラス1とブック物等の静止した原稿を読み取るためのコンタクトガラス7とが設けられ、原稿搬送装置Aはコンタクトガラス7に原稿を載置するために原稿読取装置本体Hの上面を開閉可能するようにヒンジ装置によって取り付けられている。
【0017】
原稿読取装置本体Hは、原稿画像を読取るための読取機構を備えている。この読取機構は、コンタクトガラス1上に搬送された原稿にランプ光を照射する光源2と、搬送原稿からの反射光を所定の方向に導く複数のミラー3と、複数のミラー3により導かれた反射光を収束するレンズ4と、レンズ4により収束された光を光電変換するCCD5と、から構成される。
【0018】
前記原稿搬送装置Aは、複数枚の原稿を載置する給紙トレイ10と、この給紙トレイ10から一枚ずつ繰り出された原稿を上述した原稿読取装置本体Hのコンタクトガラス1上に搬送する搬送経路11と、コンタクトガラス1上を通過した原稿を収納する排紙トレイ12とを備える。
【0019】
また、前記搬送経路11には、給紙トレイ10から原稿を繰り出すための繰出ローラ13、繰り出された原稿を分離して搬送経路11に給紙するための給紙ローラ14及び分離パッド15、一枚に分離された原稿を送るレジストローラ対16、コンタクトガラス1の上流側に配置される搬入ローラ対17および下流側に配置される搬出ローラ対18、原稿を排紙トレイ12に排紙する排紙ローラ対19とで構成されている。
【0020】
そして、給紙トレイ10上に載置された原稿は、繰出ローラ13によって繰り出された後に給紙ローラ14と分離パッド15によって一枚に分離されて給紙される。一枚に分離された原稿はレジストローラ対16によってその先端が整合され、レジストローラ対16及び搬入ローラ対16によってコンタクトガラス1上に供給される。コンタクトガラス1上に供給された原稿は一定速度で読取位置を通過して搬出ローラ対17、排紙ローラ対19によって排紙トレイ12に排紙される。なお、原稿が一定速度で読取位置を通過する過程において上述した読取機構によって原稿画像が読み取られる。
【0021】
また、原稿搬送装置Aは原稿の両面を読み取るための循環経路20を備えており、排紙ローラ対19を正逆転させることによって原稿をスイッチバックさせ、循環経路20を介して原稿の表裏を反転させ再びのコンタクトガラス1上に搬送するように構成されている。
【0022】
図2は、原稿読取装置の読取部の構造を拡大した斜視図である。読取部は、コンタクトガラス1と、このコンタクトガラス1に対向して配置されたバックアップガイド25と、原稿をコンタクトガラス1の上面にスムーズに案内するための可撓性のフィルムガイド27と、コンタクトガラス1面から原稿を掬い上げるための掬上げガイド40と、で構成されている。なお、可撓性のフィルムガイド27は後述するクリーニング機構のフィルム部材30をコンタクトガラス1に押圧する機能も併せて有している。
【0023】
また、本実施の形態においては、この読取部にコンタクトガラス1の上面の埃や塵などの異物を除去するクリーニング機構と、クリーニング機構によって除去された異物を収納する収納する収納部41が掬上げガイド40と一体で形成されている。
【0024】
クリーニング機構は、その先端部がコンタクトガラス1に接触して移動することによってコンタクトガラス1の上面の異物を除去するクリーニング部材としてのフィルム部材30と、フィルム部材30をコンタクトガラス1に接触した状態でスライド移動させるための駆動機構とからなる。
【0025】
フィルム部材30は原稿搬送装置Aの底面に配置され、その先端が読取位置Xの上流に位置する。また、フィルム部材30は原稿の搬送経路の一部を形成するフィルムガイド27に押圧されてコンタクトガラス1の上面に圧接されている。このフィルムガイド27の押圧作用によって、フィルム部材30はコンタクトガラス1の上面から離間することなく移動し、確実に異物を除去することができる。
【0026】
図3はクリーニング機構を作動させるための駆動機構を説明するための上面図である。この図3及び図2に基づき駆動機構について説明すると、駆動機構はフィルム部材30が取り付けられたラック31と、このラック31に歯合するピニオン32と、ピニオン32を駆動するための駆動モータ36と、駆動モータ36の駆動をピニオン32に伝達するための複数のギヤ34、35で構成されている。また、これらのラック31、ピニオン32、複数のギヤ34、35は、図3に示すように原稿搬送装置Aのシートの幅方向の搬送領域外の一端側に設けられており、他端側にもラック61、ピニオン62、ギヤ64が設けられている。そして、ギヤ34とギヤ64とは軸65によって連結されており、駆動モータ36の駆動は、モータ駆動軸に取り付けられたギヤ35からギヤ34を介してギヤ64に伝達され、ギヤ64に歯合したピニオン62を回転させる。つまり、装置Aのフロント側とリア側の両側、すなわちフィルム部材30の幅方向の両側にラック31、61がそれぞれ取り付けられており、それらに歯合するピニオン32、62は単一の駆動モータ36で駆動するように構成している。
【0027】
そして、駆動モータ36を正逆転することによってフィルム部材30がコンタクトガラス1に対して往復動作するようにしている。また、図5に示すようにフィルム部材30が取り付けられたラック31には検出フラグ37が設けられており、原稿搬送装置Aの図3に示される側板68に取り付けられたホームポジションセンサ38が検出フラグ37を検出することによって、フィルム部材30を所定の初期位置(ホームポジション位置)に停止させる。
【0028】
収納部41は、図2に示すように掬い上げガイド40の原稿搬送方向上流側の部分に形成された収納溝41aを有し、その上部にはフィルム部材30の移動によって運ばれた異物が落下して収納溝41a内に進入させるための開口41bが設けられている。また、開口の原稿搬送方向上流側の一部には、収納溝41aの上部の一部を塞ぐように設けられた遮断部41cが形成されており、この遮断部41cによって収納溝41a内に集積された異物を収納溝41a内に留めておくことができる。なお、本実施の形態では、掬い上げガイド40に収納部41を形成するようにしたが掬い上げガイド40と収納部41を別々な部材で構成してもよい。
【0029】
次に、クリーニング機構によるクリーニング動作を図4の動作説明図及び図6のフローチャート図に基づき説明する。本実施の形態において、クリーニング動作は給紙トレイ10上の積載原稿の1枚目が給紙される前に実行させる。
【0030】
クリーニング動作は、先ず駆動モータ36を正転させる(ST1)。これによって、初期位置P1に位置したフィルム部材30の先端部がコンタクトガラス1の上面に摺接しながら原稿搬送方向に移動し、コンタクトガラス1上の異物を除去する。そして、フィルム部材30が移動する距離Lに相当する駆動量が回転されると駆動モータ36を停止する(ST2〜ST3)。このとき、図4に示すようにフィルム部材30の先端は収納部41の開口位置P2に到達して停止する。これによって、コンタクトガラス1の上面の異物はフィルム部材30の先端部の移動に伴って収納部41の開口までは運ばれる。そして、運ばれた異物は図7に示すように収納部41の開口から収納部41内に落下して収納される。
【0031】
その後、駆動モータ34を逆転させて、フィルム部材30を読取位置の上流側に移動させる(ST4)。そして、ホームポジションセンサ36がラック31に設けられた検出フラグ37を検出すると駆動モータ34を停止する(ST5〜ST6)。これによって、フィルム部材30が初期位置P1に復帰し、待機状態となる。
【0032】
なお、本実施の形態において、クリーニング動作は給紙トレイ10上の積載原稿の1枚目が給紙される前に実行したが、原稿読取装置の電源投入時、原稿搬送装置の開閉動作を行ったとき、または原稿のジャム処理後などのタイミングで実行してもよい。
【0033】
また、変形例として図8に示すようにフィルム部材30の先端にスポンジなどの多孔質の弾性部材50を取り付けてコンタクトガラスの上面を清掃するようにしてもよい。
【0034】
(第2の実施の形態)
上述の実施の形態においては、原稿搬送装置Aにクリーニング機構を設けたが、原稿読取装置本体Hにクリーニング機構を設けてもよい。この場合、図9に示すように異物を除去するフィルム部材70は原稿読取装置本体Hの上面に配置され、このフィルム部材を移動させるラック71とピニオン72、駆動モータ76、駆動伝達ギヤ74、75も原稿読取装置本体Hの装置内に設けられている。そして、上述の実施例と同様にラック71とピニオン72、駆動モータ76、駆動伝達ギヤ74、75は原稿読取装置本体Hのリア側に配置され、図示しないがフロント側にはギヤ74と同軸に取り付けられたギヤと、このギヤから駆動が伝達されるピニオンとピニオンに歯合するラックが設けられている。これによって、駆動モータ76の駆動によってリア側のラック71とフロント側のラックが同時に移動し、これらに取り付けられたフィルム部材70を移動させる。
【0035】
なお、この構成においても、フィルム部材70はフィルムガイド27によりコンタクトガラス1面側に押圧されており、読取位置Xの上流側の初期位置P1から収納部41の開口位置P2との間をコンタクトガラス1の上面に摺接しつつ往復移動する。
【0036】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について図10に基づき説明する。上記実施の形態では、駆動モータ36を用いてコンタクトガラス1に対してフィルム部材30を移動させるように構成したが、図10に示すようにフィルム部材90に対してコンタクトガラス1を移動させるようにしてもよい。
【0037】
この場合の構成を詳細に説明すると、フィルム部材90は原稿搬送装置Aの底面91にビスなどの固定部材92で固定されている。コンタクトガラス1は、異物を収納するための収納部材95と、コンタクトガラス1を移動させるためのラック96と一体でユニット化されている。そして、コンタクトガラス1を有するユニット100は、ラック96と歯合するピニオン97と複数の伝達ギヤ98、99と伝達ギヤ98、99を介してピニオン97を回転させる駆動モータ101とにより原稿搬送方向に往復スライド移動する。
【0038】
このような構成によって、駆動モータを正逆転させることによって、フィルム部材90の先端が読取位置Xの上流側位置P3から収納部材の開口位置P4に到達する距離L2だけユニット100を移動し、コンタクトガラス1の上面の異物をフィルム部材90によって除去する。なお、除去された異物は収納部材95に落下して収納される。
【0039】
なお、図10に示すように収納部材95の開口部95Cはクリーニング動作時以外の通常時には掬い上げ部材102の底面によって102aによって遮断されており、収納された異物が外部に散乱することがないように構成されている。
【0040】
上記実施の形態によれば、フィルム部材の先端が読取位置の上流側の所定位置から読取位置の下流側に配置された収納部材の収納開口まで移動するように制御したので、コンタクトガラス1の上面から除去した異物が再びコンタクトガラス1の上面に散乱することを防止することができる。
【0041】
また、クリーニング部材としてのフィルム部材をフィルムガイドによってコンタクトガラス側に押圧するようにしたので、フィルム部材がコンタクトガラス面に沿って確実に移動し、異物を除去することができる。
【符号の説明】
【0042】
H 原稿読取装置
A 原稿搬送装置
1 コンタクトガラス
27 フィルムガイド(押圧部材)
30 フィルム部材(クリーニング部材)
40 掬上げガイド
41 収納部(収納部材)
41a 収納溝
41b 開口部
41c 遮断部
31 ラック
32 ピニオン
36 駆動モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読み取る読取位置が設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラス上に原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段にて搬送される原稿を前記読取位置の下方で静止して読み取る読取手段と、を備えた原稿読取装置において、
少なくともその一部がコンタクトガラスの上面に接触するように設けられたクリーニング部材と、コンタクトガラスの一端部に隣接して配置され、コンタクトガラス面の異物を収納する溝部を有する収納部材と、前記コンタクトガラスとクリーニング部材を相対移動させるための移動手段と、前記クリーニング部材における前記コンタクトガラス面との接触部が前記読取位置を越えて前記収納部材の溝部の開口位置まで移動するように前記移動手段を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とする原稿読取装置。
【請求項2】
前記クリーニング部材を前記コンタクトガラス面側に押圧する押圧部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
【請求項3】
前記収納部材はその溝部の開口の前記コンタクトガラス側の一部を遮蔽する遮蔽部を有することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記移動手段を前記クリーニング部材の前記コンタクトガラス面との接触部が前記収納部材の遮蔽部を超えて遮蔽部の開口位置まで移動するように制御することを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装置。
【請求項5】
前記収納部材は前記コンタクトガラスから排出された原稿を下流側に案内する原稿搬送ガイド部材を兼ねることを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
【請求項6】
前記移動手段は、前記コンタクトガラスに対して前記クリーニング部材を移動させることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
【請求項7】
前記移動部材は前記クリーニング部材を原稿搬送方向の上流側から下流側に向かって移動させることを特徴とする請求項5に記載の原稿読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−188086(P2011−188086A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−49113(P2010−49113)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【出願人】(000231589)ニスカ株式会社 (568)
【Fターム(参考)】