説明

反射型日照調整コーティングされたガラス物

【課題】低放射率かつ低太陽熱利得係数で、コーティングされた側の反射色が中間色である、日照調整用のコーティングされたガラス物品を提供する。
【解決手段】コーティングされたガラス物品は、ガラス基板と、少なくとも前記ガラス基板上に被膜された第一及び第二のコーティングを有して形成されている。前記第一のコーティングは低放射率層であり、第一の屈折率を有している。前記第二のコーティングは反射層であり、前記第一のコーティングの第一の屈折率よりも大きい第二の屈折率を有している。このコーティングされたガラス物品は、Rf>15%、かつ放射率が約0.3以下である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーティングされたガラスに関し、特に、可視光線を反射する日照調整コーティングされたガラス物に関する。
【0002】
建築用ガラスの被覆(コーティング)は、一般に、特有のエネルギー吸収性及び光線透過性を実現するために利用される。また、コーティングは、望ましい反射性又はスペクトル性(心地よい美的外観)を提供する。コーティングは、単独で又は他のコーティングと組み合わせて、窓ガラス又はウィンドウ・ユニットを形成するためによく使用される。
【0003】
コーティングされたガラス物は、一般に、当技術分野では「フロートガラス製法」として知られている製法での製造時に、ガラス板を連続的にコーティングすることにより、「オンライン」で製造される。又は、コーティングされたガラス物は、スパッタリング処理により、「オフライン」で製造される。前者の製法では、適切に密閉された溶融錫槽上でガラスを鋳造し、十分に冷却された後にガラスを移動させて前記槽に整列されているロールを取り出し、そして、最終的に、前記ロールに沿って前進するにつれ、初めはガラス焼きなまし炉で、その後は外気にさらすことにより、ガラスを冷却する。スズの酸化を防止するために、ガラスが溶融錫槽と接触している間は、この製法のフロート部分では非酸化雰囲気が保たれる。また、ガラス焼きなまし炉では、酸化性雰囲気が保たれる。一般に、コーティングは、フロートガラス製法におけるフロート槽内で、ガラス板上に被膜される。又は、コーティングは、ガラス焼きなまし炉内で、ガラス板上に被膜される。
【0004】
製造されたコーティングされたガラス板の特性は、フロートガラス製法又はオフラインのスパッタリング製法により被膜されたコーティングによって決定される。コーティングの組成や厚さは、コーティングに、エネルギー吸収性及び光線透過性を付与する。また、スペクトル性にも影響を及ぼす。望ましい特性は、単層又は複層の被覆層の組成又は厚さを調節することにより得ることができる。しかし、特性を高めるための調節は、コーティングされたガラス物の他の透過率又はスペクトル性に悪影響を及ぼすことがある。コーティングされたガラス物のエネルギー吸収特性と光線透過特性との組み合わせようとした場合、望ましいスペクトル性を得ることは困難である。
【0005】
日照調整ガラス、特に、反射及び透過の両方において中間(neutral)色となる高性能の日照調整ガラスの需要が高まっている。「高性能」日照調整ガラスとは、入射する放射エネルギー全体(太陽熱全体)よりも、はるかに高い割合の入射光線を透過させるガラスのことである。
【0006】
それ自身が中間色であるガラス物のためのコーティングされたスタック(stack)を提供することは都合がよい。前記ガラス物は、コーティングされた側からの反射色は中間色であり、透過色は選択された基礎のガラスと実質上変わらないままであるコーティングされたガラス物を製造するためのものである。低放射率かつ低太陽熱利得係数である、可視光線を反射する日照調整窓ガラスは、建物や家でのエネルギーコストを著しく改善するであろう。また、少なくともコーティングされた側の反射色を、望ましい中間色にする。窓ガラスの低放射率の性質は、吸収による間接的な熱利得の全てを最小限に抑えるであろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,238,738号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明によれば、ガラス基板、ガラス基板上に被膜された第一のコーティング、及び第一コーティング上に被膜された第二のコーティングを有する、可視光線を反射する日照調整物を提供することができる。第一のコーティングはドープ酸化金属から成り、特に好ましい実施形態ではフッ素ドープ酸化スズから成る。また、第一のコーティングは、コーティングされたガラス物の低放射率をもたらす。
【0009】
第二のコーティングは、前記第一コーティングの屈折率よりも大きい屈折率を有している透明な酸化金属から成る。第二のコーティングを追加することにより、コーティングされたガラス物の可視光線反射率を高めることができ、コーティングされた側の反射率Rf>15%、かつ放射率を約0.3以下とすることができる。
【0010】
好ましくは、コーティングされたガラス物は、ガラス基板とドープ酸化金属から成る第一のコーティングとの間に被膜された虹色抑制中間層(iridescence-suppressing interlayer)を含んでいる。前記コーティングは、ガラス基板が透明である場合に、透過及び反射した際に中間色を提供するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係るコーティングされたガラス物を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の好適実施形態に係るコーティングされたガラス物を示す断面図である。
【図3】図1に示したコーティングされたガラス物が組み込まれた複層ガラスユニットを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照すると、可視光反射し、日照調整コーティングされたガラス物は、ガラス基板11、及び低反射率層14及び反射層13を含む複層コーティングを有する。
【0013】
図2の実施例は、ガラス物2がガラス基板21及び複層コーティング22を有するという点で図1の実施例と類似している。しかし、コーティング22は、低放射率層24及び反射層に加えて、これより後に詳述する虹色抑制アンダー層25を有する点で前記コーティング12と異なっている。
【0014】
図3は、典型的には透明なフロートガラスである窓ガラスマテリアル31の第二のペイン(窓ガラス)と、並行に隔置され組み立てられた図1のコーティングされたガラスペイン1を図示しており、ペインはスペーサ及びシールシステム32によって互いに隔置されて、シールされた、エアスペース33を有するダブル型窓ガラスユニット3を形成する。コーティング12は、ユニットのエアスペース33に対向しており、コーティングはグレージングされた空間(必然的ではないが、一般的には建築物である)の内部に面するコーティングを有している。窓ガラスマテリアル31の第二のペインは、好適な実施例では、エアスペース33に対向した低放射率層(図示せず)と共に提供されてもよい。
【0015】
本発明のコーティングされたガラス物の製造に適したガラス基板は、建築学的な窓ガラスの製造に有用であるとされている当技術分野で既知の従来のガラス組成物のいずれでもよい。好適な基板は、着色されたフロートガラスリボンであり、本発明のコーティングがフロートガラスのプロセスの加熱ゾーンで塗布される。加えて、透明ガラス基板が本発明の複層化スタックを塗布するのに適していてもよい。しかし、とりわけ着色されたガラス基板は、コーティングされたガラス物のスペクトル的なインパクト、及びエネルギー透過特性に適している。
【0016】
低放射率層は、通常は金属酸化物である(より低い光透過率を有する傾向にある金属窒化物や金属ケイ化物のような、他の低放射率化合物としての)金属化合物の層、及びドープされたインジウム、酸化スズ、及び酸化亜鉛のような透明半導体である。好適な材料には、スズをドープされた酸化インジウム及びフッ素をドープされた酸化スズがあり、ここではフッ素をドープされた酸化スズがとりわけ好ましい。低放射率層は、一般的には1000オングストロームから6000オングストロームの厚さを有していてよく、とりわけ2000オングストロームから5000オングストロームの厚さを有している(より薄い層の使用は結果として光透過率が不必要に減少してしまい、補償のための充分な放射率減少が伴わない)。低放射率層は、0.3よりも低い放射率を提供するが、しかしながら、ここでは0.2以下の放射率を提供する低放射率層を用いることが望ましい(詳細な説明、及び付随する特許請求の範囲における放射率値は、半球放射率(Eh)である)。
【0017】
反射層は、本発明によるコーティングされたガラス物内の低放射率層を覆って被膜される。反射層は、低放射率層の屈折率よりも大きな可視スペクトル屈折率を有している。反射層における屈折率は、一般的には約2.0以上であって良い。反射層は、通常は、トランスペアレントな金属層であり、例えばそれは、チタン、ジルコニウム、若しくはクロム酸化物である。コーティングされたガラス物の反射層形成には、チタニウム酸化物がとりわけ好ましい。
【0018】
米国特許番号6,238,738(特許文献1)で開示されておりここに言及したことで本願の一部とする、大気圧化学蒸着法によって形成された酸化チタニウムコーティングは、光触媒性及び親水性であることが既知である。そして、窓ガラスの外部(exterior)対向表面上における本発明のコーティングスタックの使用は、結果として、いわゆる“自浄(セルフクリーニング)”特性を有してもよい。勿論、絶縁ガラスユニットのペインの非露出表面における同一コーティングスタックの使用と比較して、絶縁ガラスユニットの外部対向表面における本発明のコーティングスタックの使用は、日照調整特性に悪影響を与えてしまうかもしれない。
【0019】
結果として、本発明のような薄膜の使用によって、外観を干渉色や虹色にしうる。干渉効果によって結果として生じる所望でない色を回避し、また緩和するためには、色抑制アンダー層(副層を組み合わせたものであっても良い)が、低放射率層及び反射層の被膜よりも前にガラスへと塗布されて良い。虹色抑制コーティングは、当技術分野で既知である。例えば、ここに言及したことを持って本願の一部とする米国特許番号4,187, 336、4,419, 386、及び4,206, 252には、干渉色を抑制するために適切なコーティング技術が開示されている。本発明の中間層には、単層の虹色抑制コーティング、二層コーティング、若しくはグラディエントコーティングが含まれていてよい。よって、本発明の好適な側面によれば、虹色抑制層若しくは層群が、低放射率層及び反射層を含むコーティングの下に組み込まれて良い。
【0020】
本発明の低放射層及び反射層は、例えば、反応スパッタリングを含むスパッタリング、若しくは化学蒸着法などの既知の技術によって被膜されて良い。実際、上層の双方が、ガラスの製造プロセスで、高温のガラスリボンに対するコーティング塗布の実現のために提供されている化学蒸着法による被膜を可能とすることは本発明の大きな利点である。化学蒸着法による金属酸化物の被膜方法は、米国特許番号5,698, 262、5,773, 086、及び 6,238, 738にて開示されており、ここに言及したことで本願の一部とする。
【0021】
本発明は図示されているが、以下の実施例によってこれを限定するものではない。詳細な説明及び特許請求の範囲の残部(remainder)としての実施例では、Tvisは、パーキンエルマーラムダ19分光光度計上の光源Cを用いて測定された可視光線透過率を示す。事前に規定された総合的ソーラー熱透過率(Tsol)は、表面上の直接通常放熱入射(radiation incident)を示す(エアーマス 1.5)ソーラースペクトル放射度機能(ASTM E891-87)を用いた重量測定で決定された。Rg及びRfは、ガラス側及び膜側の各々で測定された総合的可視光線反射率である。これら反射率は、BYKガードナーサイエンティフィックより入手可能な、カラースフェア分光高度計を用いて測定された。SHGCは、ソーラー熱ゲイン係数であり、SCは遮光係数である。冬期及び夏期のU値は、各々、Uw及びUsumと表記される。コーティングされたガラス物の膜側よりの透過及び反射光色は、a、及びbのCIELABカラースケール座標によって測定される。
【0022】
実施例1−3
実施例1−3の複層コーティングスタックは、フロートガラス製造プロセスの間に透明なフロートガラスリボン状に化学蒸着法によって被膜された。前記ガラスは、3−3.2mmの厚さを有していた。虹色抑制中間層が、まずフロートガラス製造プロセスの加熱ゾーンでガラス基板表面に被膜された。虹色抑制層は、ガラス基板に被膜され、また付着した酸化スズコーティングを含んだ。酸化スズは、酸化性雰囲気で、基板表面にわたってジメチル二塩化スズを導入することで、フロートガラスプロセスの加熱ゾーンにおける化学蒸着法によって塗布された。次に、フロートプロセスの加熱ゾーンにおける基板表面付近で、酸素及びエチレンの存在の下、シランを反応させることによって、二酸化珪素コーティングが酸化スズコーティングの表面に塗布された。
【0023】
フッ素ドープされた酸化スズコーティングは、二酸化ケイ素コーティングの表面上に被膜された。フッ素ドープされたスズ酸化物コーティングは、基板表面にわたって酸化性雰囲気の下、ジメチル二塩化スズ、水、及びフッ化水素を導入することで、フロートガラスプロセスの加熱ゾーンに化学蒸着法で被膜された。
【0024】
二酸化チタンコーティングは、フッ素ドープされた酸化スズコーティングの表面上に被膜された。基板表面に四塩化チタン及び有機酸素ソースを導入することで、米国特許番号6,238, 738(特許文献1)で開示されているように、二酸化チタンコーティングが、またフロートガラスプロセスの加熱ゾーンに化学蒸着法によって被膜された。
【0025】
オングストロームレベルでの層の厚さが光学的に測定され、結果として得られるコーティングされたガラス物の特性が以下の表1に示された。各々のケースで、曇り価(haze)は0.1%よりも小さかった。
【0026】
【表1】

【0027】
実施例4−15
コーティングされたガラス物が実施例1−3で製造され、層の厚さは、SnOで271オングストローム、SiOで172オングストローム、SnO:Fで2100オングストローム、及びTiOで300オングストロームであった。サンプルのEhが測定されたところ、0.22であった。次に、透明や、複数の色で着色されている、4分の1インチ厚の様々なガラス基板のコーティングスタックのため、プロパティが計算された。これら実施例には4−9の番号が付与され、以下の表2にて示された。
【0028】
構造内部に対向するコーティングスタックを有する絶縁ガラスユニットで、アウトボードライト(outboard light )として用いられるのと同様、プロパティが実施例4−9と同一コートをされたガラス物群のためにも計算された。4分の1インチの厚さを有する透明なガラスシートは絶縁ガラスユニットのインボードライト(inboard light )として用いられ、コーティングされた物より2分の1インチの所に位置決めされた。これら実施例には10−15の番号が付与され、以下の表3にて示された。
【0029】
【表2】

【0030】
【表3】

【0031】
上述の実施例で用いられたガラスは、すべて、オハイオ州トレドのPilkington North America, Inc.より市販されているものである。ここで、実施例4及び10は透明のガラス、実施例5及び11はArctic Blue(登録商標)として市販されている青色のガラス、実施例6及び12は青緑色のガラス、実施例7及び13はブロンズ色のガラス、実施例8及び14はEvergreen(登録商標)として市販されている緑色のガラス、及び実施例9及び15のガラスは灰色のガラスである。
【0032】
本発明によるコーティングは、従来技術に対する大きな利点を提供する。熱分解法による製造(オンライン型アプリケーションと比較して、自身を預けて(貸し出して)しまうという追加的利点を有する)に適するように、それらが高い耐久性を有する形態で獲得されて良く、処理時に特殊な保護を施す必要が減少し、マルチ型窓ガラスユニット内で保護の必要のない独立窓ガラスコーティングを用いる可能性を切り開き得る。
【0033】
さらには、放射率が約0.3以下、好ましくは0.2以下であり、Rfが15%以上、好ましくは18%以上、更に望ましくは20%以上である、コーティングされたガラス物を用いることで、良好なパフォーマンスが達成されうる。好適な着色ガラス上で被膜がされるとき、結果として得られるコーティングされたガラス物は、0.5以下、好ましくは0.45以下のSHGCを有する。
【0034】
本発明の好適なコーティングされたガラスは、コーティングが、(a*2+b*21/2が12よりも小さい、好ましくは10よりも小さい反射色(コーティングされた側から見られる場合)及び透過色(透明のフロートガラスに塗布された場合)を示すようなガラスである。特に好ましい実施例では、反射色及び透過色の各々で、(a*2+b*21/2が7よりも小さい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーティングされたガラス物品であって、
(a)ガラス基板、(b)前記ガラス基板上に被膜された第一のコーティング、及び(c)前記第一コーティング上に被膜された第二のコーティングを含み、
前記第一コーティングは、フッ素ドープ酸化スズから成り、厚さが1000〜6000Åの範囲である低放射率層を含んでおり、可視スペクトルにおいて第一の屈折率を有し、
前記第二コーティングは、チタン酸化物から成る可視光線反射層を含んでおり、可視スペクトルにおいて前記第一コーティングの第一屈折率よりも大きい第二の屈折率を有し、前記第1及び第2のコーティングは、前記コーティングされたガラス物品の外側を向いた表面の上に形成され、
前記コーティングされたガラス物品は、(d)前記ガラス基板と前記第一コーティングとの間に被膜された、光抑制層をさらに含み、
前記光抑制層は、前記ガラス基板上に位置する、二酸化スズからなる下層と、前記下層と前記第一コーティングとの間に位置する、二酸化ケイ素からなる上層の二層からなり、
前記ガラス基板は、Rf>15%、30%≦Tvis≦70%、及び放射率が0.3以下であることを特徴とするコーティングされたガラス物品。
【請求項2】
前記ガラス基板は、1枚の着色ガラスから成ることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項3】
前記ガラス基板が、1枚のガラス基板であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項4】
SHGCが0.5以下であることを特徴とする請求項3に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項5】
SHGCが0.45以下であることを特徴とする請求項3に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項6】
Rf>18%であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項7】
Rf>20%であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項8】
放射率が0.2以下であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項9】
絶縁窓ガラスユニットのペイン(窓ガラス)の一つを形成することを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項10】
前記第一及び第二コーティングは、コーティングされたガラス基板における前記絶縁窓ガラスユニットの他のペインに面する表面に被膜されることを特徴とする請求項9に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項11】
前記第一及び第二コーティングは、熱分解により形成されることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項12】
前記第一及び第二コーティングは、化学蒸着法により形成されることを特徴とする請求項11に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項13】
前記コーティングは、コーティングされた側から見た場合の反射、又は透明なフロートガラスに適用された場合の透過を促し、
それぞれの場合の色は、(a*2+b*21/2が12未満であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項14】
前記コーティングは、コーティングされた側から見た場合の反射、又は透明なフロートガラスに適用された場合の透過を促し、
それぞれの場合の色は、(a*2+b*21/2が7未満であることを特徴とする請求項13に記載のコーティングされたガラス物品。
【請求項15】
前記第一コーティングの厚さは2000〜5000Åの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のコーティングされたガラス物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−36089(P2012−36089A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228645(P2011−228645)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【分割の表示】特願2004−505285(P2004−505285)の分割
【原出願日】平成15年3月20日(2003.3.20)
【出願人】(502098020)ピルキングトン・ノースアメリカ・インコーポレイテッド (18)
【Fターム(参考)】