受信されたアクセスポイント信号に基づいたアクセスポイントの設定
【解決手段】 アクセスポイントは、順方向リンク上で1つまたは複数のアクセスポイントから受信された信号に基づくように構成される。そのようなアクセスポイントは、例えば、比較的小さな履域アクセスポイントおよび/またはアドホックに配置されるアクセスポイントを具備し得る。いくつかの側面では、アクセスポイントは、複数の近隣マクロアクセスポイントから受信した信号に基づいて自身の位置を割り出し得る。いくつかの側面では、アクセスポイントのタイミングは、1つまたは複数の隣接アクセスポイントから受信した信号によって示されたタイミングと同期され得る。
【発明の詳細な説明】
【米国特許法119条の下における優先権の主張】
【0001】
この出願は、共通して所有されている2007年11月9日に提出された米国仮出願番号60/986,992(選定代理人事件整理番号080142P1)および2007年11月9日に提出された米国仮出願番号60/986,925(選定代理人事件整理番号080202P1)の利益および優先権を要求する。これら各々の開示内容は参照することによって本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
この出願は、概して無線通信に関し、より具体的には(しかし、排他的ではない)1つまたは複数のアクセスポイントからの処理信号に関する。
【背景技術】
【0003】
導入
無線通信システムは複数のユーザに様々な種類の通信内容(例えば音声、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するために広く配備される(deploy)。高レートおよびマルチメディアデータのサービスについての需要が急速に増大するに連れて、性能強化された効率的で強健な通信システムを実現するという課題が存在する。
【0004】
従来の携帯電話ネットワーク基地局を補うために、履域(coverage)の小さな基地局が配備されて(例えば、ユーザの住宅内に設置されて)モバイルユニットに対するより強健な屋内無線履域を提供し得る。そのような履域の小さな基地局は、概して、アクセスポイント基地局、ホームNodeB、またはフェムトセルとして知られている。典型的には、そのような履域の小さな基地局はDSLルータまたはケーブルモデムによってインターネットおよび携帯電話会社のネットワークに接続される。実際には、これらの履域の小さな基地局はアドホックに配備され得る。したがって、そのような基地局を配備するための改善された技術に対する要求がある。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実例的な側面の要約が続く。本明細書における用語の面に対する言及はいずれも本開示の1つまたは複数の側面を指し得ることが理解されるべきである。
【0006】
本開示は、いくつかの側面において、アクセスポイントの設定(configuration)に関する。いくつかの側面では、本明細書における教示は比較的小さな履域アクセスポイントと共に使用され得る。いくつかの側面では、本明細書における教示はアクセスポイントのアドホックな配備と共に使用され得る。
【0007】
本開示は、いくつかの点において、アクセスポイントの位置を割り出すことに関する。例えば、アクセスポイントは、いくつかの近隣マクロアクセスポイントから受信された順方向リンク信号に基づいて、自身の位置を割り出し得る。
【0008】
本開示は、いくつかの点において、アクセスポイントのタイミングを確定すること(defining)に関する。例えば、アクセスポイントのタイミングは、別のアクセスポイントから受信される順方向リンク信号によって示されているタイミングと同期され得る。また、アクセスポイント相互間の距離の結果として、埋め合わせなかった場合に発生するであろう位相オフセット(遅延)を埋め合わせるための準備が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
これらのおよび本開示の他の実例的側面は、詳細な説明、およびこれに続く添付の請求項、および添付図面に記述されるだろう。
【図1】本明細書の教示に従って、アクセスポイントが1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定され(configure)得る通信システムのいくつかの実例的側面の簡略ブロック図。
【図2】無線通信のための実例的履域を例示する簡略図。
【図3】アクセスポイントおよびアクセス端末を含む無線通信システムの簡略図。
【図4】フェムトノードを含んだ無線通信システムの簡略図。
【図5】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図6】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すように構成されているノードのいくつかの実例的構成要素の簡略ブロック図である。
【図7】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図8】教示に従ってアクセスポイントの位置を本明細書において割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例側面のフローチャート。
【図9】本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定する(define)ために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図10】本明細書の教示に従ってアクセスポイントのためのタイミングを確定するように構成されたノードのいくつかの実例的構成要素の簡略ブロック図。
【図11】本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定するために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図12】は、本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定するために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図13】通信構成要素のいくつかの実例的側面の簡略ブロック図。
【図14】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【図15】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【図16】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【0010】
一般的実務に従って、図面中で例示された様々な要素(特徴(feature))は、スケール通りではないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、明瞭化のために任意に拡大または縮小されている場合がある。また、図面のうちのいくつかは明瞭化のために簡素化されている場合がある。したがって、図面は、所与の装置類(例えば装置)または方法の構成要素の全てを例示していない場合がある。最後に、同様の参照数字は明細書と各図の全体にわたって類似の特徴を表わすために使用され得る。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の様々な側面が以下に記述される。本明細書の教示が多様な形態で具現され得ること、および本明細書において開示されているあらゆる具体的な構造、機能、またはその両方が単に代表的なものであることは明らかなはずである。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書において開示されている側面が他の側面と無関係に実現されても良いし、これらの側面の2つ以上が様々な方法で組み合わせられてもよいことを認識するはずである。例えば、任意の数の本明細書において示された側面を使用して、装置が実現され、または方法が実行され得る。また、そのような装置またはそのような方法は、本明細書において示されている1つまたは複数の側面に加えて、または1つあるいは複数の側面とは以外の別の構造、機能、または構造と機能を使用して実現または実行され得る。さらに、1つの側面は、請求項の少なくとも1つの要素を具備し得る。
【0012】
図1は、実例的通信システム100(例えば通信網の一部)中のいくつかのノードを例示している。例示目的のため、本開示の様々な側面は、互いに通信する1つまたは複数のネットワークノード、アクセスポイント、およびアクセス端末の情況の中で記述される。しかしながら、本明細書の教示が他の種類の装置、または他の用語を使用して参照される他の同様の装置に適用可能であり得ることが認識されるはずである。
【0013】
システム100中のアクセスポイント102および隣接アクセスポイントA〜N(アクセスポイント104および106、ならびに関連した省略によって表わされている)は、関連する地理的区域の中に設置されている場合もあるしその中の至る所であちこち移動する場合もある1つまたは複数の無線端末(例えばアクセス端末108)のための1つまたは複数のサービス(例えばネットワーク接続)を提供する。また、アクセスポイント102〜106は、広域ネットワーク接続を円滑にするために1つまたは複数のネットワークノード(ネットワークノード110によって便宜上表わされている)と通信し得る。そのようなネットワークノードは様々な形態を取り得る。例えば1つまたは複数の無線および/またはコアネットワークエンティティー(例えば設定マネージャ、運用、管理、保持、および供給(プロビジョニング)(OAM&P))ネットワークエンティティー、モビリティ管理エンティティー、または他の何らかの適切なネットワークエンティティーである。
【0014】
図1および以下の説明は、隣接アクセスポイントA〜Nの1つまたは複数からアクセスポイント102が受信する信号に(少なくとも一部)基づいてアクセスポイント102を設定するためのいくつかの技術を記述する。典型的な実現形態では、隣接アクセスポイントA〜Nは、マクロアクセスポイント(例えば後述のもの)を具備する。アクセスポイント102は、隣接アクセスポイントA〜Nによって送信された順方向リンク信号を受信する順方向リンク受信器112を含んでいる。いくつかの側面では、これらの順方向リンク信号はパイロット信号を具備し得る。例えば、システム100中の相違するアクセスポイントは、擬似乱数(PN)シーケンスの相違する位相オフセットを有するパイロットを送信し得る。
【0015】
次いで、アクセスポイント102の設定(configuration)コントローラ114は、これらの信号または順方向リンク上で受信される他の信号に基づいて、アクセスポイント102の位置を割り出すことおよびアクセスポイント102についてのタイミングを確定する(define)などの設定動作を行ない得る。例えば、アクセスポイント102の位置は、その位置と信号送信回数が知られている3つ以上の基地局からアクセスポイントがいつ信号(例えばパイロット信号)を受信したかの相対的なタイミングに基づいて割り出され得る。また、アクセスポイント102についてのタイミングは、アクセスポイント102において別のアクセスポイントから受信された信号のタイミングに基づいて確定され得る。ここで、タイミング調整が、アクセスポイント相互間の距離を補償するためになされ得る。
【0016】
いくつかの側面では、アクセスポイント102は設定動作中にネットワークノード110と協働し得る。例えば、アクセスポイント102は、ネットワークノード110への順方向リンク信号に基づいて自身が取得した情報を送信し得、また、これを受けて、ネットワークノード110はアクセスポイント102へ設定情報を送信し得る。以下により詳細に記述されているように、そのような設定情報は、アクセスポイント102の位置を示し得、かつ/またはアクセスポイント102でのタイミング同期のためのタイミング調整値(timing adjustment)を提供し得る。
【0017】
いくつかの側面では、本明細書において教示されているような設定方式は、マクロ履域(例えば3Gネットワークのような広面積セルラネットワーク(典型的にマクロセルネットワークまたは広域ネットワーク(WAN)と称される))およびより小さな履域(例えば住宅に基づいたまたは建物に基づいたネットワーク環境(典型的にローカルエリアネットワーク(LAN)と称される))を含むネットワーク中で使用され得る。ここで、アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク内を移動するので、アクセス端末はある位置においてマクロ履域を提供するアクセスポイントによってサービス提供される(serve)場合があり、他方アクセス端末は他の位置においてフェムトセルの小面積履域を提供するアクセスポイントによってサービス提供される場合がある。いくつかの側面では、小面積履域ノードが使用されてインクリメンタル型の(incremental)容量成長、建物内履域、および相違するサービスを提供し得る(全て、より強健なユーザ経験につながる)。
【0018】
本明細書における記述では、比較的広面積を覆う履域を提供するノードはマクロノードと称され得、他方、比較的小面積(例えば住宅)を覆う履域を提供するノードはフェムトノードと称され得る。本明細書の教示が他の種類の履域と関連したノードに適用可能であり得ることが認識されるはずである。例えば、ピコノードは、マクロ領域より小さく、フェムト領域より大きい領域を覆う履域(例えば商業ビル中の履域)を提供し得る。様々な適用形態では、他の用語がマクロノード、フェムトノード、または他のアクセスポイント型ノードを指すために使用され得る。例えば、マクロノードは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして形成されたり、または称されたりし得る。また、フェムトノードは、ホームNodeB、ホームeNodeB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして形成されたり、または称されたりし得る。いくつかの実現形態では、ノードは1つ又は複数のセルまたはセクタと関連付けられ得る(例えば、1つまたは複数のセルまたはセクタに分割され得る)。マクロノード、フェムトノード、またはピコノードと関連付けられているセルまたはセクタは、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルとそれぞれ称され得る。フェムトノードがネットワークにおいてどのように配置され得るかの簡素化された例が、次に図2〜図4を参照して記述される。
【0019】
図2は、いくつかのトラッキングエリア(tracking area(LTE位置登録エリア))202(あるいは、ルーティングエリア(routing area(パケット交換位置登録エリア))またはロケーションエリア(location are(3G位置登録エリア、回線交換位置登録エリア)))が定義されている履域の地図200の例を例示している。トラッキングエリア202の各々はいくつかのマクロ履域204を含んでいる。ここで、トラッキングエリア202A、202B、および202Cと関連付けられている履域の領域は、太線によって線引きされており、またマクロ履域204は六角形によって表わされている。トラッキングエリア202はまた、フェムト履域206を含んでいる。この例において、フェムト履域206の各々(例えばフェムト履域206C)は、マクロ履域204(例えばマクロの履域204B)内に例示されている。しかしながら、フェムト履域206が完全にマクロ履域領域204内に位置しない場合があることが認識されるべきである。また、1つまたは複数のピコ履域(図示せず)が、所与のトラッキングエリア202またはマクロ履域204内に定義されている場合がある。複数のフェムト履域がマクロ履域内にあり得るとともに、その中または隣接のマクロセルとに跨る得ることが認識されるはずである。
【0020】
図3は、複数のセル302、例えばマクロセル302A〜302G、を具備する無線通信システム300のいくつかの側面を例示している。各セルは対応するアクセスポイント304(例えばアクセスポイント304A〜304G)によってサービス提供されている。したがって、マクロセル302は図2のマクロ履域204に相当し得る。図3に示されているように、アクセス端末306(例えばアクセス端末306A〜306L)は、時間とともにシステムの全体に亘る様々な位置に分散し得る。各アクセス端末306は、アクセス端末306が例えばアクティブ(active)であるかおよびソフトハンドオフ中であるかに依存して、所与の瞬間に例えば順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のアクセスポイント304と通信し得る。無線通信システム300は大きな地理的領域上でサービスを提供し得る。例えばマクロセル302A〜302Gは、地域の数ブロックまたは田舎の環境での数平方マイルをカバーし得る。
【0021】
図4は、1つまたは複数のフェムトノードがネットワーク環境(例えばシステム300)内にどのように配備され得るかを例証するシステム400の例である。システム400は、比較的小面積の履域ネットワーク環境(例えば1つまたは複数のユーザ住宅430)に設置された複数のフェムトノード410(例えばフェムトノード410Aおよび410B)を含んでいる。フェムトノード410は各々、DSLルータ、ケーブルモデム、無線リンク、または他の接続手段(図示せず)によって広域ネットワーク440(例えばインターネット)および携帯電話会社コアネットワーク450に接続され得る。
【0022】
フェムトノード410の所有者は携帯電話会社コアネットワーク450を通じて提供されるモバイルサービス(例えば3Gモバイルサービス)に加入しているかもしれない。また、アクセス端末420は、マクロ環境および小面積履域(例えば住宅)ネットワーク環境の両方において動作することが可能であり得る。換言すると、アクセス端末420の現在の位置によって、アクセス端末420は、携帯電話会社コアネットワーク450と関連付けられているマクロセルアクセスポイント460によって、または1組のフェムトノード410(例えば対応するユーザ住宅430内に位置しているフェムトノード410Aおよび410B)のうちのいずれか1つによって、サービス提供され得る。例えば、加入者が自身の住宅の外にいる場合、加入者は標準的なマクロアクセスポイント(例えばアクセスポイント460)によってサービス提供され得、また加入者が自身の住宅の近くまたはその中にいる場合、加入者はフェムトノード(例えばノード410A)によってサービス提供され得る。ここで、フェムトノード410はレガシーアクセス端末420と後方互換性を有し得る。
【0023】
次に、本明細書の教示に従って行なわれ得る設定動作に関するさらなる詳細が、図5〜図12を参照して記述される。具体的には、図5〜図8はアクセスポイントの位置の割り出しに関し、また、図9〜図12はアクセスポイントについてのタイミングの確定(define)に関する。
【0024】
フェムトノードを含んでいるネットワークは、フェムトノードを設定することを円滑にする1つまたは複数のネットワークエンティティーを含み得る。例えば、そのようなエンティティーはネットワーク中で様々なノード(例えばマクロアクセスポイント)についての情報(例えば位置情報)を維持し得る。様々な実現形態では、そのようなエンティティーはスタンドアロン型構成要素として実現されていてもよいし、または他の共通ネットワーク構成要素へ統合されていてもよい。便宜上、以下の説明では、そのような機能はネットワークノード110において実現されているものとして記述される。
【0025】
例示の目的のため、図5の動作(あるいは本明細書において詳述または教示されている他の動作)は、具体的な構成要素(例えばシステム100、図6に示されているようなシステム600、および図10に示されているようなシステム1000の構成要素)によって行なわれるものとして記述され得る。しかしながら、これらの動作が他の種類の構成要素によって行なわれ得ること、別の個数の構成要素を使用して行なわれ得ることが認識されるべきである。本明細書において記述されている1つまたは複数の動作が所与の実現形態で使用されない場合があることも認識されるべきである。
【0026】
図5および図6をまず参照すると、図5は、アクセスポイントの位置を割り出すために相違するノードによって行なわれ得るいくつかの動作を記述している。また、図6は、そのような動作を行なうためにアクセスポイント102(例えばフェムトノードまたはピコノード)および/またはネットワークノード110のようなノードに組み入れられ得るいくつかの実例的構成要素を例示している。これらの動作は、例えばアクセスポイントが通信動作のために始動される前に行なわれ得る。
【0027】
これらのノードの所与の1つについて例示されている構成要素が通信システムで1つまたは複数の他のノードに組み入れられ得ることが認識されるはずである。例えば、システム中の他のフェムトノードは、アクセスポイント102について記述されている構成要素に類似の構成要素を含み得る。1つのノードが、記述されている1つまたは複数の構成要素を含み得ることも認識されるはずである。例えば、アクセスポイントは、アクセスポイントが逆方向リンクおよび順方向リンク上で受信すること、複数の周波数上で動作すること、あるいは複数のアクセス端末に同時にサービス提供することを可能にする複数のトランシーバ要素を含み得る。また、本明細書において記述されている機能のうちのいくつかは複数のノード上に分散されているかもしれない。例えば、設定関連の機能はいくつかのネットワークノード中に分散されているかもしれない。
【0028】
図6に示されているように、アクセスポイント102およびネットワークノード110は、相互におよび他のノードと通信するためのトランシーバ602および604をそれぞれ含んでいる。トランシーバは各々、信号(例えばメッセージ)を送信するためのそれぞれの送信器(送信器606および608)および信号を受信するためのそれぞれの受信器(受信器610および612)を含んでいる。
【0029】
図6のノードはまた、本明細書において教示されているような設定動作と共に使用され得る他の構成要素を含んでいる。例えば、ノードは、他のノードとの通信を管理する(例えばメッセージ/表示(indication(示すもの(信号、情報))を送信および受信する)ための、および本明細書において教示されているような他の関連する機能を提供するためのそれぞれの通信コントローラ614および616を含み得る。1つまたは複数のノードはアクセスポイント102の位置を割り出すための、および本明細書において教示されているような他の関連する機能を提供するための位置割り出し器(例えば位置割り出し器618または620)を含み得る。図6の他の構成要素の実例的動作が次に記述される。
【0030】
次に図5の動作を参照すると、ブロック502によって表わされているように、位置割り出し動作との協働でアクセスポイント102によってモニターされる予定の1つ以上の周波数帯(例えばチャネル)が特定される。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102はマクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯だけをモニターするように構成され得る(例えば、フェムトノードまたはピコノードは、そのような周波数帯上で動作することを許されていない)。このように、位置割り出し動作は、システム中の他の種類のノードより信頼できるマクロアクセスポイントから受信された信号のみに基づき得る。例えば、所与のシステムで配置され得るフェムトノードとは対照的に、マクロアクセスポイントは、常に電源投入状態であり得、そのマクロアクセスポイントは常に既知の位置に位置し得、より高い強度のパイロット信号を送信し得る。
【0031】
アクセスポイント102(例えば周波数帯特定器622)および/またはネットワークノード110は、周波数帯を特定するための動作を行ない得る。例えば、いくつかの実現形態では、モニターされる周波数帯は各々予め定められており、それによってアクセスポイント102はこの情報をデータメモリから単に検索し得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、自身が以前にパイロット信号を受信した周波数帯の記録を維持し得る。例えば、アクセスポイント102が以前にオフされていた場合、再電源投入の際に、そのような情報がフェムトセルの不揮発性メモリから検索され得、またはそのような情報の格納所を保持しているネットワークノード110からダウンロードされ得る。そのような場合、アクセスポイント102は、自身がそれらの周波数帯上で受信したPN位相オフセットの記録を維持し得、または、アクセスポイント102はネットワークノード110からそのような記録をダウンロードし得る。このように以前に用いられたパラメータを保持することによって、アクセスポイント102は、パワーアップ(あるいはリセットなど)の際により速い検索を行ない得る。
【0032】
いくつかの実現形態では、ネットワークノード110が周波数帯を特定し、アクセスポイント102へ、対応する表示を送信し得る。このことは、例えば、アクセスポイント102が運営者のコアネットワークにアクセスする際の初期設定工程の間に生じてアクセスポイント102の起動を開始し得る。
【0033】
周波数帯の選択は様々な基準に基づき得る。例えば、いくつかの実現形態では、この選択は、具体的な顧客およびその顧客のアドレスに売られた具体的なアクセスポイントのアイデンティティーに基づき得る。いくつかの実現形態では、選択は、アクセスポイントが付されている固定の広帯域接続の終端点と関連付けられているアドレスのデータベース照合に基づき得る。
【0034】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は1つまたは複数のサポートされている周波数帯の組をモニターし、ネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)にモニターの結果を示すメッセージを送信し得る。例えば、メッセージは、サポートされている周波数帯の各々の上で受信される信号(例えばマクロアクセスポイントから受信されるパイロットのPNシーケンス位相オフセット)を示し得る。この情報に基づいて(例えば、識別されたマクロアクセスポイントの位置に基づいて)、ネットワークノード110は、アクセスポイント102がどの(1つまたは複数の)周波数帯をモニターするかを特定し得る。
【0035】
図5においてブロック504によって表わされているように、次に、アクセスポイント102は、特定された1つまたは複数の周波数帯をモニターして複数のアクセスポイントから信号(例えばパイロット信号)を受信し得る。いくつかの側面では、三角測量(時に三辺測量術と称される)動作のような位置割り出し動作を円滑にするために、アクセスポイント102は、3つ以上のアクセスポイントからの信号を取得し得る。上述のように、いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、以前にアクセスポイント102が受信したパイロット信号(例えばPN位相オフセット)の記録を保持し得る。そのような場合、アクセスポイント102は、位置割り出し動作を行なうごとにこれらのパイロット信号を得ることを最初に試み得る。
【0036】
受信器610は他のアクセスポイント(例えば図1中のアクセスポイントA〜N)から信号を受信することを円滑にするための適切な順方向リンク受信器構成要素を含み得る。ここで、アクセスポイント102は、アクセスポイント102による順方向リンク送信内容と衝突しないように順方向リンクで受信し得る。例えば、アクセスポイント102は、(例えばアクセスポイント102が起動中であってまだ順方向リンクをユーザトラヒックのために使用していない場合)、アクセスポイント102が順方向リンク上で送信していない期間の中で順方向リンク信号を受信し得る。また、アクセスポイント102は、アクセスポイント102が順方向リンク上での送信のために使用している周波数とは異なる周波数上で順方向リンク信号を受信し得る。そのような場合、アクセスポイント102は順方向リンク信号を同時に送信および受信することができ得る。
【0037】
いくつかの実現形態では、受信器610は、順方向リンク受信器中で使用されるはずの機能(例えば、順方向リンク復調器、移動局モデム)の全てを含んでいない場合がある。例えば、受信器610は、マクロ基地局からの同期化チャネルを復号するための機能を有するが、メッセージ交換(例えばレイヤー3)機能を含まないかもしれない。いずれの場合も、そのような順方向リンク受信器の機能がアクセスポイント102の他の動作のために使用されることが有利である。例えば、そのような機能は、近隣リストまたは無線パラメータ(例えばパイロットPNオフセット)の割り当てのような他の設定動作のための他の情報を決定するために使用され得る。
【0038】
順方向リンク受信器を使用することは、いくつかの側面において、他の方式より有効な位置割り出しをもたらし得る。例えば、位置を割り出すためにGPS受信器を使用する方式と比較して、順方向リンク受信器を使用する方式は、配置の限定がより緩く、遠隔アンテナが不要であり得る。したがって、アクセスポイントは、建物の地下室またはより低い階に配置されているとしても、信頼性を持って信号を受信し得る。対照的に、「都市キャニオン」および複数階の建物による大きく密な都市でGPS信号を信頼性を持って受信するのは難しい場合がある。そのような場合、十分な強いGPS信号の欠如ゆえに、遠隔アンテナがGPSベースのシステム中で必要かもしれない。順方向リンク方式は、GPSシステムより速いタイミング取得ももたらし得る。また、そのような方式は、「セルラ認識(cellular aware)」型であり、それによって干渉(干渉波、interference)が特定されてフェムトアクセスポイントの最適な配置を円滑にし得る。
【0039】
図5のブロック506によって表わされているように、近隣アクセスポイントによって生成された信号はシーケンス情報を具備し得、これらの信号を得た際にアクセスポイント102(例えばシーケンスプロセッサ624)は導出を行い得る。例えば、近隣マクロアクセスポイントは各々、異なる擬似乱数(PN)シーケンスオフセット(例えばPN位相オフセット)に基づいてパイロット信号を生成し得る。したがって、シーケンスプロセッサ624は、相違するパイロット信号を、それらの一意的なPN位相オフセットによって特定し得る。また、シーケンスプロセッサ624は、受信器610と協働して各パイロット信号の受信と関連したタイミングを割り出し得る。ここで、受信タイミングは、関連するPNシーケンスの所与の点(例えば開始)が受信された時点と相関を有し得る。
【0040】
いくつかの実現形態では、PN位相オフセットに基づいて、マクロアクセスポイントまたは何らかの他の種類のノード(例えばフェムトノード)によって所与のパイロット信号が送信されたかどうかを判断することが可能であり得る。例えば、ネットワークで使用するための利用可能なPN位相オフセットの既知の部分集合(subset)が、マクロアクセスポイントによる使用専用とされ得る。
【0041】
次に、ブロック508によって表わされているように、アクセスポイント102の位置がシーケンス情報に基づいて割り出され得る。例えば、アクセスポイント102の位置は、アクセスポイント102が近隣アクセスポイントからPNシーケンスを受信した時点に基づいて、近隣アクセスポイントの位置に基づいて、または近隣アクセスポイントがそれぞれのPNシーケンスを送信した時点に基づいて割り出され得る。具体的には、近隣アクセスポイントがPNシーケンスを送信した時点およびアクセスポイント102がそのPNシーケンスを受信した時点に対応する伝播遅延は、これらのアクセスポイント同士の間の距離を示す(例えば信号伝播遅延期間が光の速度で除される)。したがって、アクセスポイント102と各近隣アクセスポイントとの間の距離はアクセスポイント102が受信した信号に基づいて割り出され得る。次に、三角測量動作が使用されてこれらの距離に基づいてアクセスポイント102の位置および近隣アクセスポイントの既知の位置を割り出し得る。
【0042】
アクセスポイント102の位置が割り出されると、この位置は、さらなる設定動作または他の動作のために使用され得る。これらの動作は、例えば同期動作(例えば図9で詳述される)を含み得、運営者がアクセスポイント102がそのアクセスポイントが動作する許可を与えられている領域内にあることを確認することを可能にし、アクセスポイント102をオーバーヘッドメッセージ中で使用される情報で設定する。アクセスポイント102の同期に関して、アクセスポイント102の位置が知られている場合、アクセスポイント102についてのパイロットPNオフセットタイミング(例えば、同期のための使用される)は、cdma2000または他のシステムについて、改善され得る。
【0043】
いくつかの側面では、アクセスポイント102の位置は、関連するアクセス端末(例えば、これはアイドリングしているか、またはアクセスポイント102に接続されている)の位置の推定値として使用され得る。ここで、アクセスポイント102の位置は、アクセスポイント102の履域が比較的小さい(例えば約10メートル)場合、アクセス端末の位置の比較的正確な推定値を提供し得る。次いで、この位置情報は非常呼(emergency call)または他の動作のために使用され得る。例えば、非常呼を行っている電話を見つけることに関して、アメリカ(また恐らく他の国々)の規則は、それが相対精度(relative precision)で発呼者の位置を割り出すことが可能であることを必要とする。発呼者の位置を電話の通信先である(または通信媒体である)マクロネットワークが割り出すことは可能であり得るが、呼がフェムトノードを使用してなされるとともにフェムトノードの位置が正確に割り出されることが可能であれば、発呼者の位置がフェムトノードの位置と同じであると仮定することがより速くかつより信頼できるものであり得る。なぜなら、フェムトノードの範囲が比較的小さいかもしれない(例えば、発呼者は、そのような呼を行う場合、必ずフェムトノードの非常に近くにいるかもしれない)からである。
【0044】
いくつかの側面では、アクセスポイント102は、アクセス端末が自身の位置を割り出すことができ得るのよりも、自信の位置をより高い信頼性で割り出すことができ得る。例えば、アクセスポイント102の位置は比較的(例えばアクセス端末と比較して)固定され得るので、アクセスポイント102は連続的に近隣マクロアクセスポイントから信号を受信し得る。したがって、アクセスポイント102は、近隣マクロアクセスポイントの信号(例えばCDMAパイロット)を、長期間に亘って検索し得る。次いで、アクセスポイント102は、これらの近隣アクセスポイントからの信号を積算し(例えば、期間に亘ってエネルギーを蓄積し)、アクセスポイント102が信頼性を持って比較的弱いパイロット信号を取得し得るという結果を得る。ここで、アクセスポイント102はバッテリ消費制約によって制限されていない場合がある(一方、例えば、アクセス端末は制限されている場合がある)。また、アクセスポイント102は、より高い利得、受信ダイバーシチ、およびステアリング可能な要素を有しているアンテナ構成を採用することが有利であり得る。また、そのような高度なアンテナ構成は、干渉の減少および改善されたリンク性能のような他の利点を有し得る。
【0045】
いくつかの実現形態では、他の位置割り出し技術が、本明細書において教示されている順方向リンクに基づいた方式と共に使用され得る。例えば、順方向リンクに基づいた方式によって割り出された位置を確認するために、アクセスポイント102が設置される世帯の緯度/経度を指定するアドレスデータベースが、一貫性の検査として使用され得る。
【0046】
アクセスポイント102の実際の位置は、アクセスポイント102の動作によって、別のノードのアクセスポイントと独立してまたは協働によって計算され得る。例えば、図7は、ネットワークエンティティー(例えばネットワークノード110)が、アクセスポイント102によって提供されるシーケンス情報に基づいてアクセスポイント102の位置を計算し得る方式を記述している。そのような場合、アクセスポイント102は、ネットワークノード110にシーケンス情報を送信するとともに応答して位置の表示(indication(示すもの(信号、情報))を受信することによって、自身の位置を割り出し得る。反対に、図8は、アクセスポイントが、受信したマクロ信号および近隣アクセスポイントの位置を示す受信した情報に基づいて計算を行なうことによって、自身の位置を割り出す方式を記述している。
【0047】
図7を参照すると、アクセスポイント102は、ブロック702によって表わされているように、マクロ基地局からパイロット信号を受信する。上に詳述されているように、アクセスポイント102はこれらのパイロット信号のための1つまたは複数の指定された周波数帯をモニターするように構成され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は見つけられた最も強いパイロットと自身とを同期させ得る。次に、アクセスポイント102は、自身が受信できるパイロットの全てについて引き続き包括的な捜索を行ない得る。このように、アクセスポイント102は、非常に低いチップエネルギー対干渉値(例えばEc/Io)を有するパイロット信号を検出し得る。上述のように、アクセスポイント102は、このことを、マクロアクセスポイントからの全てのオーバーヘッドメッセージを復号するための順方向リンク受信器能力を有することなく達成し得る。
【0048】
ブロック704によって表わされているように、アクセスポイント102は受信したパイロット信号と関連付けられているPN位相オフセットを、(例えば各パイロット信号の検出と協働で)割り出し得る。すなわち、アクセスポイント102は、第1近隣マクロアクセスポイントから受信したパイロット信号の第1PN位相オフセット、第2近隣マクロアクセスポイントから受信したパイロット信号の第2PN位相オフセットなどを割り出し得る。
【0049】
ブロック706によって表わされているように、アクセスポイント102はまたパイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを割り出し得る。例えば、アクセスポイント102は、第1PN位相オフセット(例えばシーケンスの定義されている側面)を受信した第1時点、第2PN位相オフセットを受信した第2時点などを割り出し得る。いくつかの側面では、タイミング情報は、例えば、1つのマクロアクセスポイントからの信号の受信と、別のアクセスポイントからの信号の受信との間の時間デルタを示す相対的なタイミングを具備し得る。
【0050】
ブロック708によって表わされているように、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)にブロック704および706で得たシーケンス情報を送信する。次に、ネットワークノード110(例えば位置割り出し器620)は、シーケンス情報(例えばPN位相オフセット)に基づいて既知のマクロアクセスポイントを同定することによって、アクセスポイント102の位置を割り出し得る。ここで、ネットワークノード110は、各アクセスポイントの位置(例えば緯度と経度)のようなシステム中のマクロアクセスポイントに関する情報、および各マクロアクセスポイントによって使用されるPN位相オフセットを維持し得る。したがって、上に詳述されているように、ネットワークノード110は、検出されたマクロアクセスポイントの位置を三角測量動作において使用してアクセスポイント102の位置を割り出し得る。
【0051】
次いで、ブロック710によって表わされているように、ネットワークノード110は、アクセスポイント102の位置の表示をアクセスポイント102に送信し得る。次いで、アクセスポイント102は本明細書において詳述されるように、この位置情報を使用し得る(例えば、アクセスポイント102は別のノードにこの情報を送信し得る)。
【0052】
図8を参照すると、いくつかの実現形態では、上述のようにアクセスポイント102は上に詳述されているブロック708の動作に類似の位置割り出し動作を行ない得る。ブロック802および804において、アクセスポイント102はパイロット信号を受信し、上に詳述されているようにそれらの受信した信号からシーケンス情報を導出する。
【0053】
ブロック806によって表わされているように、この実現形態では、アクセスポイント102は、近隣マクロ基地局の位置を示す情報を有するように構成されている。ここで、所与のマクロアクセスポイントについての位置情報は、そのマクロアクセスポイントによって使用されるPN位相オフセットと関係付けられ得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、サービス状態にある場合、この情報とともに構成され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)からこの情報を受信し得る。例えば、アクセスポイント102は、どのパイロット信号がアクセスポイント102で受信されているかを示すメッセージをネットワークノード102に送信し得る。これを受けて、ネットワークノード110は、対応するマクロアクセスポイントについての位置情報をアクセスポイント102に送信し得る。
【0054】
次に、ブロック808によって表わされているように、アクセスポイント102は、ブロック804で導出されたシーケンス情報に基づいて、またブロック806で得た位置情報に基づいてその位置を割り出し得る。例えば、位置割り出し器618は、アクセスポイント102から近隣アクセスポイントまでの距離を割り出し、かつアクセスポイント102の位置を割り出すための三角測量動作を行なうように構成され得る。
【0055】
次に図9および図10を参照して、アクセスポイントについてのタイミングを確定するために使用され得るいくつかの動作および構成要素が記述される。ここで、アクセスポイントのタイミングは、関連するネットワークにおいて他のノードのタイミングとの同期を維持するように制御され得る。例えば、CDMAシステムは、システム内のアクセス端末が信頼性を持ってサーチウィンドウを使用してアクセスポイントからのCDMA信号を得ることできるようにアクセスポイントに対して比較的厳密なタイミング許容差を命じ得る。下に記述されている設定動作は、例えば、順方向リンク送信を始める前の一度だけの動作(例えば初期設定中の動作)として実現され得る。
【0056】
図9のブロック902によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばフェムトノードまたはピコノード)は、別のアクセスポイント(例えば最も近いマクロアクセスポイント)からタイミング信号を受信する。例証を目的として、この他のアクセスポイントは以下の説明においてマクロアクセスポイント104と称される。いくつかの実現形態では、タイミング信号はタイミング基準信号(例えば、それは、絶対時点または相対時点の表示を提供する)を具備し得る。いくつかの実現形態では、タイミング信号は、アクセスポイント102が絶対時点または相対時点を導出する元であり得る信号を具備し得る。例えば、タイミング信号は、既知の送信時間間隔と関連付けられているパイロット信号(これは、例えばPNシーケンスを具備する)を具備し得る。
【0057】
上記したのと同様のやり方で、アクセスポイント102は、アクセスポイント102のタイミングを確定するために使用される順方向リンク信号を受信するための順方向リンク受信器を取り入れ得る。そのような順方向リンクに基づいた技術を使用することを通じて、同期が、上記の利点をもたらしながら、達成され得る。例えば、同期が、GPSに基づいた同期が達成されない場合がある位置で、達成され得る。また、他の目的のための既に使用されている場合がある構成要素が同期動作のために使用されてもよく、それによって、アクセスポイント102の費用を減じる。例えば、順方向リンク受信器がフェムトノードにおいて使用されて、近隣リストの設定を助けたり、送信電力を設定したりし得る。
【0058】
本明細書において記述されている同期方式はまた、他の同期方式の使用を通じて達成されるよりも正確なタイミングを提供し得る。例えば、インターネットから得られるタイミング基準は、精度および安定性(例えば約1マイクロセカンド)の所望のレベルを提供しない場合がある。また、アクセスポイントへの戻り信号(backhaul)がワイヤレスネットワーク運営者で制御されない場合があるので、戻り信号は、有効なシステム動作(例えばCDMA動作)に必要なタイミング許容差の外側にある、ジッタの遅延を経験し得る。
【0059】
ブロック904によって表わされているように、タイミング調整値が、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいて、アクセスポイント102のために割り出される。このタイミング調整値は、アクセスポイント104がタイミング信号を送信する時点と、アクセスポイント102がタイミング信号を受信する時点の間の任意の遅延を補うために用いられ得る。例えば、タイミング調整値(例えば、位相遅れを表わしている)は、アクセスポイント104からアクセスポイント102への信号伝播遅延時間(これは、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいて割り出され得る(例えば、割り出された距離が光の速度で除される))と同じとされ得る。この目的のために、システムはシステム内の基地局のアイデンティティーおよび位置を示す情報を維持し得る。
【0060】
これらのアクセスポイントの位置は様々な方法で割り出され得る。例えば、所与のアクセスポイントの位置は本明細書において記述されているような順方向リンク三角測量技術に基づいて、GPS技術に基づいて、アドレスデータベースに基づいて、または他の何らかの適切な技術に基づいて、割り出され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102および104は、それぞれの位置を割り出し、そして、システム中の別のノードにその情報を(適用可能な場合)提供し得る。いくつかの実現形態では、所与のノード(例えばネットワークノード110)は、アクセスポイント102および104の一方または両方の位置を割り出し得る。
【0061】
次に、ブロック906によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばタイミング確定器1002)は、ブロック902で受信されたタイミング信号およびブロック904で割り出されたタイミング調整値に基づいて、自身のタイミングを確定し得る。こうして、アクセスポイント102は、自身のタイミングをアクセスポイント104のタイミングに同期させ得る。例として、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいてアクセスポイント104からアクセスポイント102への信号伝播遅延が15マイクロセカンドであると割り出された場合、タイミング信号から導出されたタイミングは、15マイクロセカンドのタイミング調整値によって調整され(例えば、進められる)得る。
【0062】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102についてのタイミングは、複数のノード(例えばマクロアクセスポイント)から受信されたタイミング信号に基づいて確定され得る。そのような場合、一意的なタイミング調整値が、アクセスポイント102と、そのタイミング信号を送信したアクセスポイントとの間の距離に基づいて、これらのタイミング信号の各々について割り出され得る。
【0063】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、これらのノードの選択された1つから受信されたタイミング信号に基づいてそのタイミングを割り出す。この場合、アクセスポイント102は、選択されたタイミング信号に対応するタイミング調整値を使用してそのタイミングを確定し得る。
【0064】
他の実現形態では、アクセスポイント102は、いくつかのノードから受信されたタイミング信号に基づいてそのタイミングを割り出し得る。例えば、アクセスポイント102は第1タイミング信号およびその関連するタイミング調整値を使用して第1時点値を計算し、第2タイミング信号およびその関連するタイミング調整値を使用して第2時点値を計算し得る。次いで、アクセスポイント102は、これらの時間値に基づいて、最終時点値を確定し得る。例えば、いくつかの実現形態では、第2時点値は第1時点値を補強するだけのために使用され得る。いくつかの実現形態では、最終時点値は時間値の組合せに基づいて計算され得る。例えば、最終時点値は、第1時点値、第2時点値などの加重平均を具備し得る。いくつかの実現形態では、加重値(重み)は、所与のソースからのタイミング信号の予測される信頼度に基づき得る。例えば、最も高い受信信号強度を有するタイミング信号はより低い受信信号強度を有するタイミング信号より高い加重値を与えられ得る。別の例においては、最も近いタイミングソースからのタイミング信号はより遠方のタイミングソースからのタイミング信号より高い加重を与えられ得る。
【0065】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、自身が様々なマクロアクセスポイントからの信号に基づいて観察した位相シフト差分を測定し、この情報を使用してタイミングを確認し得る。ここで、受信された信号に基づいてアクセスポイント102によって計算された位相遅れ差分は、マクロアクセスポイント位置についての知識に基づいて計算された位相遅れ差分に相当すると予想され得る。
【0066】
アクセスポイント102についてのタイミング調整値は、アクセスポイント102の動作によって、別のノードのアクセスポイント102と独立してまたは協働によって計算され得る。例えば、図11は、ネットワークエンティティー(例えばネットワークノード110)が、アクセスポイント102によって提供される位置情報に基づいてタイミング調整値を計算し得る方式を記述している。そのような場合、アクセスポイント102は、ネットワークノード110に、位置情報を送信するとともに応答してタイミング調整値の表示を受信することによって、自身のタイミング調整値を割り出し得る。
【0067】
反対に、図12は、アクセスポイント102が受信されたマクロ信号およびアクセスポイント104の位置を示す受信された情報に基づいて、自身のタイミング調整値を割り出す方式を記述している。
【0068】
図11を参照すると、ブロック1102および1104は、アクセスポイント102(例えば位置割り出し器618)が自身の位置を割り出す実現形態に関する。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、上に詳述されているような近隣マクロ基地局から受信したパイロット信号に基づいて自身の位置を割り出し得る。他の実現形態が他の技術を使用してアクセスポイント102の位置を割り出し得ることが認識されるはずである。ブロック1104によって表わされているように、この例において、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)に自身の位置の表示を送信する。
【0069】
ブロック1106によって表わされているように、ネットワークノード110(例えば距離割り出し器1004)は、アクセスポイント102および104の位置に関してネットワークノード110が得た情報に基づいてアクセスポイント102と104との間の距離を割り出す。いくつかの実現形態では、ネットワークノード110は、システム中のマクロアクセスポイントの位置の記録を有するように構成され得る。したがって、ネットワークノード110は、アクセスポイント104の位置に即座にアクセスし得る。いくつかの実現形態では、ネットワークノード110はマクロアクセスポイント104からこの位置情報を受信し得る。あるいは、ネットワークノード110は、他の何らかの方法でこの情報を割り出し得る。アクセスポイント102のタイミングが複数のアクセスポイントから受信されたタイミング信号に基づいている場合、ネットワークノードは、アクセスポイント102とこれらのアクセスポイントの各々のとの間の距離を割り出し得る。
【0070】
ブロック1108によって表わされているように、ネットワークノード110(例えばタイミング調整値割り出し器1006)はアクセスポイント102と104との間の距離に基づいて(例えばブロック904において上で詳述されているように)アクセスポイント102についてのタイミング調整値を割り出す。次に、ブロック1110によって表わされているように、ネットワークノード110は、このタイミング調整値の表示および対応するマクロアクセスポイントのアイデンティティー(例えばそのアクセスポイントについてのPN位相オフセット)をアクセスポイント102へ送信する。アクセスポイント102のタイミングが複数のアクセスポイントから受信されたタイミング信号に基づいている場合、ネットワークノード1110はこれらのタイミング信号の各々に対応するタイミング調整値を提供し得る。
【0071】
ブロック1112によって表わされているように、ある時点において、アクセスポイント102は、アクセスポイント104からタイミング信号(および他のアクセスポイントからのタイミング信号(アクセスポイント102のタイミングがこれらのタイミング信号にも基づいている場合))を受信する。したがって、この動作は、ブロック902と共に上記されている動作と一致し得る。
【0072】
次に、ブロック1114によって表わされているように、アクセスポイント102は、受信したタイミング信号および受信したタイミング調整値に基づいて、そのタイミングを確定し得る。したがって、この動作は、ブロック906と共に上記されている動作と一致し得る。
【0073】
次に図12を参照すると、上述のように、いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、上に詳述されているブロック1108の動作と同様に、タイミング調整値割り出し動作を行ない得る。ブロック1202において、アクセスポイント102は上に詳述されているように、自身の位置を割り出し得る。ブロック1204において、アクセスポイント102は、アクセスポイント104(および、随意的に、タイミング信号を送信する他のアクセスポイント)の位置の表示を受信する。例えば、アクセスポイント102は、アクセスポイント104またはネットワークノード110からこの表示を直接受信し得る。ブロック1206によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばタイミング調整値割り出し器1008)は、上に詳述されているように、アクセスポイント102とアクセスポイント104(および、随意的に、1つまたは複数の他のアクセスポイント)との間の距離に基づいてタイミング調整値を割り出す。次に、アクセスポイント102はブロック1208においてアクセスポイント104(また他のアクセスポイント)からタイミング信号を受信し、ブロック1210において受信したタイミング信号およびタイミング調整値に基づいて、そのタイミングを確定する。
【0074】
アクセスポイント102は、近隣ノードに関する現在の情報(例えば位置動作についての情報)を維持し、また/または同期を維持するために、上記のような動作を、繰り返し行ない得る。例えば、アクセスポイント102は、一日単位(例えばネットワークトラフィックが低い夜または他の時点)でマクロアクセスポイントについての定期的な包括的捜索を行ない得る。加えて、またはこれに代えて、ネットワーク(例えばOAM&P)は、アクセスポイント102に、捜索および/または再同期を行なうように命じ得る。こうして、アクセスポイント102は、上記の動作に影響し得るマクロシステムのあらゆる変化(例えばセルの分割、アクセスポイント102の近くの新しいセルの設置)を認識し得る。
【0075】
本明細書の教示が様々な種類の通信装置において実現され得ることが認識されるはずである。いくつかの側面では、本明細書の教示は、複数の無線アクセス端末のための通信を同時にサポートし得る多元接続通信システムで採用され得る無線装置において実現され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上での送信によって1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(あるいは下りリンク)はアクセスポイントから端末への通信リンクを指し、また逆方向リンク(あるいは上りリンク)は端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは単入力単出力(single-in-single-out)システム、多入力多出力(multiple-in-multiple-out)(MIMO)システムまたは他の何らかの種類のシステムによって確立され得る。
【0076】
MIMOシステムはデータ送信のための複数の(NT個の)送信アンテナおよび複数の(NR個の)受信アンテナを使用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の送信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立のチャネル(これは空間チャネルとも称される)へ分解され得る。ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1次元に相当する。MIMOシステムは複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって形成されたさらなる数の次元が利用されると、改善された性能(例えばより高いスループットおよび/またはより大きな信頼度)を提供し得る。
【0077】
MIMOシステムは時分割2重化(TDD)および周波数分割2重化(FDD)をサポートし得る。TDD方式では、順方向リンク送信および逆方向リンク送信は、互恵主義が逆方向チャネルリンクからの順方向リンクチャネルの推定を可能にするように、同じ周波数範囲上にある。このことは、アクセスポイントが、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能な場合に順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することを可能にする。
【0078】
本明細書の教示は少なくとも1つの他のノードと通信するために様々な構成要素を使用するノード(例えば装置)に組み入れられ得る。図13は、ノード相互間の通信を円滑にするために使用され得るいくつかの実例的構成要素を例示している。具体的には、図13は、MIMOシステム1300の無線装置1310(例えばアクセスポイント)および無線装置1350を例示している。装置1310において、多くのデータストリームのためのトラフィックデータはデータソース1312から送信(TX)データプロセッサ1314に提供される。
【0079】
いくつかの側面では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナによって送信される。TXデータプロセッサ1314は、各データストリームのためのトラフィックデータを、そのデータストリーム用の選択された具体的な符号化法に基づいてフォーマットし、符号化し、インターリーブして、符号化されたデータを提供する。
【0080】
各データストリームのための符号化されたデータはパイロットデータとともにOFDM技術を使用して多重化され得る。パイロットデータは、典型的に、既知のやり方で処理されるとともにチャネル応答を推定するために受信器システムで使用され得る既知のデータパターンである。次に、多重化されたパイロットと各データストリームのための符号化されたデータは、そのデータストリーム用の選択された特定の変調方式(例えばBPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調されて(すなわちシンボルマッピングされて)変調シンボルを提供する。各データストリームのためのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1330によって行なわれる命令によって決定され得る。データメモリ1332は、プログラムコード、データ、およびプロセッサ1330または装置1310の他の構成要素によって使用される他の情報を格納し得る。
【0081】
次に、全てのデータストリームのための変調シンボルが、TXMIMOプロセッサ1320に提供される。TXMIMOプロセッサ1320は、この変調シンボルをさらに(例えばOFDMのために)処理し得る。次に、TXMIMOプロセッサ1320は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(「XCVR」)1322A〜1322Tに提供する。いくつかの側面では、TXMIMOプロセッサ1320は、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されているアンテナと、にビームフォーミング加重値を適用する。
【0082】
各トランシーバ1322は、それぞれのシンボルストリームを受信するとともに処理して1つまたは複数のアナログ信号を提供し、さらに、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、濾波、およびアップコンバート)してMIMOチャネル上の送信に適する変調された信号を提供する。次に、トランシーバ1322A〜1322Tからの変調されたNT個の信号は、それぞれNT個のアンテナ1324A〜1324Tに送信される。
【0083】
装置1350において、送信された変調された信号は、NR個のアンテナ1352A〜1352Rによって受信され、各アンテナ1352から受信された信号は、各トランシーバ(XCVR)1354A〜1354Rに提供される。各トランシーバ1354は、それぞれの受信された信号を調整(例えば濾波、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をディジタル化してサンプルを提供し、さらにサンプルを処理して対応する「受信された」シンボルストリームを提供する。
【0084】
次に、受信(RX)データプロセッサ1360は、特定の受信器処理技術に基づいてNR個のトランシーバ1354から受信されたNR個のシンボルストリームを受信するとともに処理してNT個の「検出された」シンボルストリームを提供する。次に、RXデータプロセッサ1360は、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブし、および復号してデータストリームのためのトラフィックデータを回復する。RXデータプロセッサ1360による処理は、装置1310のTXMIMOプロセッサ1320およびTXデータプロセッサ1314によって行なわれた処理と相補的である。
【0085】
プロセッサ1370は、どの前符号化行列を使用するかを周期的に決定する(後に詳述される)。プロセッサ1370は、行列インデックス部およびランク値部を具備する逆方向リンクメッセージを策定する(formulate)。データメモリ1372はプログラムコード、データ、およびプロセッサ1370または装置1350の他の構成要素によって使用される他の情報を格納し得る。
【0086】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信されるデータストリームに関する様々な種類の情報を具備し得る。次に、逆方向リンクメッセージは、TXデータプロセッサ1338(これはデータソース1336からの多くのデータストリームのためのトラフィックデータも受信する)によって処理され、変調器1380によって変調され、トランシーバ1354A〜1354Rによって調整され、また装置1310に送信される。
【0087】
装置1310において、装置1350からの変調された信号は、アンテナ1324によって受信され、トランシーバ1322によって調整され、復調器(DEMOD)1340によって復調され、またRXデータプロセッサ1342によって処理されて、装置1350によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。次に、プロセッサ1330は、ビームフォーミング加重値を割り出すためにどの前符号化行列を使用するかを割り出し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
【0088】
図13は、通信構成要素が本明細書において教示されているような設定(CONFIG)制御動作を行なう1つまたは複数の構成要素を含み得ることも例示している。例えば、設定制御構成要素1390は、プロセッサ1330および/または本明細書において教示されているような別の装置(例えば装置1350)へ/から信号を送信する/受信するための装置1310の他の構成要素と協働し得る。同様に、設定制御構成要素1392は、プロセッサ1370および/または別の装置(例えば装置1310)へ/から信号を送信する/受信するための装置1350の他の構成要素と協働し得る。各装置1310および1350に関して、記述されている構成要素の2つ以上の機能が1つの構成要素によって提供され得ることが認識されるはずである。例えば、1つの処理構成要素が、設定制御構成要素1390およびプロセッサ1330の機能を提供し得、また、1つの処理構成要素が、設定制御構成要素1392およびプロセッサ1370の機能を提供し得る。
【0089】
本明細書の教示は様々な種類の通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み入れられ得る。いくつかの側面では、本明細書の教示は、利用可能なシステム資源の共有によって(例えば帯域幅、送信電力、符号化、インターリーブの1つまたは複数を指定することによって)、複数ユーザとの通信をサポートすることが可能である多重アクセスシステムで使用され得る。例えば、本明細書の教示は下記の技術の任意のものまたは組合せに適用され得る。すなわち、符号分割多重接続(CDMA)システム、マルチキャリアキャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA、HSPA+)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、直交周波数分割多重接続(OFDMA)システム、または他の多重接続技術である。本明細書の教示を使用する無線通信システムはIS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、TDSCDMA、および他の規格のような1つまたは複数の規格を実現するように設計され得る。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、または他の何らかの技術のような無線技術を実現し得る。UTRAは、W−CDMAおよび低いチップレート(LCR)を含んでいる。cdma2000技術は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークはグローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実現し得る。OFDMAネットワークは、エボルブドUTRA(Evolved UTRA(E−UTRA))、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash-OFDM(米国登録商標)のような無線技術を実現し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。本明細書の教示は3GPPのロングタームエボルーション(Long Term Evolution(LTE))システム、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)システム、および他の種類のシステムで実現され得る。LTEはE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。本開示の側面は、3GPP用語を使用して記述され得るが、本明細書の教示は、3GPP(Re199、Re15、Re16、Re17)技術、および3GPP2(IxRTT、1xEV−DO RelO、RevA、RevB)技術、および他の技術と同様に適用され得ることが理解されるべきである。
【0090】
本明細書の教示は様々な装置(例えばノード)に組み入れられ得る(例えば、装置内でまたは装置によって実現される)。
【0091】
いくつかの側面では、本明細書の教示に従って実現されるノード(例えば無線ノード)は、アクセスポイントまたはアクセス端末を具備し得る。
【0092】
例えば、アクセス端末は、ユーザ装置、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、遠隔局、遠隔端末装置、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザ装置、または他のある用語を具備する、これらとして実現される、またはこれらとして知られているかもしれない。いくつかの実現形態では、アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話機、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を有する携帯型装置、または無線モデムに接続する他の何らかの適切な制御演算装置を具備し得る。したがって、本明細書において教示されている1つまたは複数の側面は、電話(例えば携帯電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えばラップトップ)、ポータブル通信装置、携帯コンピューティング機器(例えば個人用携帯情報端末)、娯楽装置(例えば音楽装置、ビデオ装置または衛星ラジオ)、全地球測位システム装置、または無線媒体によって通信するように構成されて他の適切な装置に組み入れられ得る。
【0093】
アクセスポイントは、NodeB、eNodeB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、ベーストランシーバ局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他のある同様の用語を具備し、これらとして実現され、またはこれらとして知られているかもしれない。
【0094】
いくつかの側面では、ノード(例えばアクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを具備し得る。そのようなアクセスノードは、例えば、ネットワークへの有線通信リンクまたは無線通信リンクによってネットワーク(例えばインターネットまたはセルラネットワークのような広域ネットワーク)のための、またはネットワークへの接続を提供し得る。したがって、アクセスノードは、別のノード(例えばアクセス端末)をネットワークまたは他の何らかの機能にアクセスさせることが可能であり得る。また、一方または両方のノードが携帯型であり、場合によっては比較的非携帯型(non-portable)であり得ることが認識されるべきである。
【0095】
また、無線ノードが、非無線的に(例えば有線接続で)情報を送信するかつ/または受信することが可能であり得ることが認識されるべきである。したがって、本明細書において詳述されているような受信器および送信器は、非無線媒体を介して通信するのに適切な通信インターフェース構成要素(例えば電気的構成要素または光インターフェース構成要素)を含み得る。
【0096】
無線ノードは、任意の適切な無線通信技術に基づくかまたはこれをサポートする1つまたは複数の無線通信リンクを介して通信し得る。例えば、いくつかの側面では、無線ノードはネットワークと対応付けられ得る。いくつかの側面では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを具備し得る。無線装置は、様々な無線通信技術、プロトコル、または本明細書において詳述されているような規格(例えばCDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fiなど)の1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。同様に、無線ノードは、様々な対応する変調または多重化方式の1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。したがって、無線ノードは、上記のまたは他の無線通信技術を使用して1つまたは複数の無線通信リンクを確立およびこれを介して通信するための適切な構成要素(例えば無線インターフェース)を含み得る。例えば、無線ノードは、無線媒体上での通信を円滑にする様々な構成要素(例えば信号発生器と信号処理器)を含み得る、関連する送信器および受信器構成要素を伴った無線トランシーバを具備し得る。
【0097】
いくつかの実現形態では、ノード(例えばフェムトノード)は何らかの点で制限され得る。例えば、所与のフェムトノードはあるアクセス端末へのあるサービスのみを提供するように構成され得る。いわゆる制限された(またはクローズな(closed))結合(association)での設置では、所与のアクセス端末は、単にマクロセルモバイルネットワーク、および定められた組のフェムトノード(例えば図4に示されているような対応するユーザ住宅430内に位置しているフェムトノード410)のみからサービス提供され得る。例えば、図4では、各フェムトノード410は、関連するアクセス端末420(例えばアクセス端末420A)および、随意的に、ゲストアクセス端末420(例えばアクセス端末420B)にサービス提供するように構成され得る。換言すると、フェムトノード410へのアクセスは制限され得、それによって所与のアクセス端末420は、1組の指定されたフェムトノード(例えば住居のフェムトノード)からサービス提供され得るが、非指定のフェムトノード410(例えば近隣のフェムトノード410)のいずれからもサービス提供されないかもしれない。
【0098】
いくつかの側面では、制限されたフェムトノード(これは、クローズド(閉じた)加入者グループホーム(Closed Subscriber Group Home)NodeBとも称され得る)は、制限されたプロビジョン(供給)を受ける(provisioned)アクセス端末の組にサービスを提供するフェムトノードである。この組は必要なときに、一時的にまたは恒久的に拡張され得る。いくつかの側面では、クローズド加入者グループ(Closed Subscriber Group)(CSG)は、アクセス端末の共通アクセス制御リストを共有するアクセスポイント(例えばフェムトノード)の組として定義され得る。いくつかの実現形態では、ノードは、少なくとも1つのノードに対して、シグナリング、データアクセス、登録(registration)、ページング、またはサービスの少なくとも1つを提供しないように制限され得る。
【0099】
したがって、様々な関係が、所与のフェムトノードと所与のアクセス端末の間に存在し得る。例えば、アクセス端末の観点から、オープン(open(開いた)フェムトノードは、オープンな結合を有するフェムトノードを指し得る(例えば、フェムトノードは、あらゆるアクセス端末へのアクセスを許可する)。制限されたフェムトノードは、何らかの点で制限されているフェムトノードを指し得る(例えば、結合および/または登録に関して制限されている)。住居フェムトノードは、その上でアクセス端末がアクセスを認められるとともに動作するフェムトノードを指し得る(例えば、恒久的アクセスが、1つまたは複数のアクセス端末の定められた組に提供される)。ゲストフェムトノードは、その上でアクセス端末が一時的にアクセスを認められるとともに動作するフェムトノードを指し得る。他の(alien)フェムトノードは、その上でアクセス端末がアクセスを認められずまた動作も行なわない(恐らく緊急事態(例えば911の呼び出し)を除く)フェムトノードを指し得る。
【0100】
制限されたフェムトノードの観点から、住居アクセス端末は、制限されたフェムトノードへのアクセスを認められているアクセス端末を指し得る(例えば、アクセス端末は、フェムトノードに恒久的にアクセスする)。ゲストアクセス端末は、制限されたフェムトノードに一時的にアクセスするアクセス端末を指し得る(例えば、期限、使用時間、バイト、接続回数、または他の何らかの基準に基づいて制限される)。他の(alien)アクセス端末は、制限されたフェムトノードへのアクセスの許可を有していない(恐らく例えば911の呼び出しのような緊急事態を除く)アクセス端末を指し得る(例えば制限されたフェムトノードに登録するための資格や許可を有していないアクセス端末)。
【0101】
本明細書において記述されている構成要素は様々な方法で実現され得る。図14〜図16を参照すると、装置1400、1500、および1600は互いに関連する一連の機能的ブロックとして表わされている。いくつかの側面では、これらのブロックの機能は1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含んだ処理システムとして実現され得る。いくつかの側面では、これらのブロックの機能は、例えば、少なくとも1つまたは複数の集積回路(例えばASIC)の一部を使用して実現され得る。本明細書において詳述されているように、集積回路はプロセッサ、ソフトウェア、他の関連する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのブロックの機能は、本明細書において教示されているような何らかの他の方法でも実現され得る。いくつかの側面では、図14〜図16中の破線で表わされているブロックの1つまたは複数は随意的である。
【0102】
装置1400、1500、および1600は様々な図に関する上記の1つまたは複数の機能を行い得る1つまたは複数のモジュールを含み得る。例えば、受信手段1402または1502は、例えば受信器および/または本明細書において詳述されているような通信コントローラに相当し得る。シーケンス導出手段1404は、例えば本明細書において詳述されているようなシーケンスプロセッサに相当し得る。位置割り出し手段1406または1508は、例えば本明細書において詳述されているような位置割り出し器に相当し得る。周波数帯特定手段1408は、例えば本明細書において詳述されているような周波数帯特定器に相当し得る。タイミング調整値割り出し手段1504または1604は、例えば本明細書において詳述されているようなタイミング調整値割り出し器に相当し得る。タイミング確定手段1506は、例えば本明細書において詳述されるようなタイミング確定器に相当し得る。送信手段1510または1606は、例えば本明細書において詳述されているような送信器および/または通信コントローラに相当し得る。距離割り出し手段1602は、例えば本明細書において詳述されているような距離割り出し器に相当し得る。
【0103】
本明細書において「第1」、「第2」などの指定を使用しての要素へのあらゆる言及は、概してそれらの要素の量や順序を限定しないことが理解されるべきである。そうではなく、これらの指定は、2つ以上の要素または要素の例を識別する便利な方法として本明細書において使用されている。したがって、第1および第2要素への言及は、2つの要素のみがそこで使用され得ることや、第1要素がある点において第2要素に先行しなければならないことを意味しない。また、1組の要素は、そうでないとの明示が無い限り、1つまたは複数の要素を具備し得る。また、明細書および請求項において使用されている「A、B、またはCの少なくとも1つ」の形態の用語は、「AまたはBまたはCあるいはこれらの要素のあらゆる組合せ」を意味している。
【0104】
当業者は、情報と信号が様々な相違する技術および技術のうちの任意のものを使用して表わされ得ることを理解するだろう。例えば、上記の記述の全体に亘って参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光電場または光粒子またはそれらのあらゆる組合せによって表わされ得る。
【0105】
当業者は、様々な説明用の論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、および本明細書において開示されている側面に関して記述されているアルゴリズムステップのうちの任意のものが、電子回路ハードウェア(例えばディジタルの実現形態、アナログの実現形態、または2つの組合せ(これはソースコーディングまたは他の何らかの技術を使用して設計され得る))、命令を取り入れているプログラムあるいはデザインコードの様々な形態(これらは本明細書において、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)、あるいは両方の組合せとして実現され得ることをさらに認識するだろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を示すために、概して、様々な説明用の要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、それらの機能の観点で上に説明された。そのような機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課されている具体的な適用形態と設計制約に依存する。当業者は、記述されている機能を個々の具体的な適用形態向けの様々な形で実現し得、そのような実現形態を決定することが本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきでない。
【0106】
様々な説明用の論理ブロック、モジュール、および本明細書において開示されている側面に関して記述されている回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイントの中でまたはこれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理回路、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリート型ハードウェア構成機器、電気的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素、あるいは、これらの本明細書において記述されている機能を行なうように設計されたあらゆる組合せを具備し、また、IC内、IC外、またはその両方に位置しているコードまたは命令を実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得、または、汎用プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピュータ装置、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサ、またはあらゆる他のそのような構成、の組合せとして実現され得る。
【0107】
開示された工程中のステップのあらゆる具体的な順序または階層も、実例的アプローチの例であることが理解される。デザイン優先度に基づいて、本開示の範囲内にとどまりながら、工程中のステップの具体的な順序または階層が並べ替えられ得ることが理解される。添付の方法請求項は、実例的順序に様々なステップの要素を提供し、また提供される具体的な順序または階層に制限されることを意味されていない。
【0108】
記述されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそのあらゆる組合せにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、機能は1つまたは複数の指示またはコードとして、コンピュータ可読媒体上で格納または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶装置媒体、およびコンピュータプログラムのある位置から別の位置への移動を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体、の両方を含んでいる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能なあらゆる利用可能な物理的媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを運ぶか格納するために使用されることが可能で且つコンピュータによってアクセスされることが可能な他のあらゆる媒体を具備し得る。また、あらゆる接続も当然、コンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、ディジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれている。
【0109】
本明細書において使用されているディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ・ディスクを含んでいる。ここで、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生し、他方、ディスク(disc)はレーザーでデータを光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。要約すれば、コンピュータ可読媒体があらゆる適切なコンピュータプログラム製品において実現され得ることは認識されるべきである。上に開示されている側面の記述は、あらゆる当業者が本開示を実行または使用することを可能にするために提供されている。これらの側面に対する様々な修正は当業者にとって容易に明らかになり、また、本明細書において定義されている包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の側面に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書において示されている側面に制限されることを意図されておらず、本明細書において開示されている原理および新規な特徴と一貫している最も広い範囲と一致するべきである。
【米国特許法119条の下における優先権の主張】
【0001】
この出願は、共通して所有されている2007年11月9日に提出された米国仮出願番号60/986,992(選定代理人事件整理番号080142P1)および2007年11月9日に提出された米国仮出願番号60/986,925(選定代理人事件整理番号080202P1)の利益および優先権を要求する。これら各々の開示内容は参照することによって本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
この出願は、概して無線通信に関し、より具体的には(しかし、排他的ではない)1つまたは複数のアクセスポイントからの処理信号に関する。
【背景技術】
【0003】
導入
無線通信システムは複数のユーザに様々な種類の通信内容(例えば音声、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するために広く配備される(deploy)。高レートおよびマルチメディアデータのサービスについての需要が急速に増大するに連れて、性能強化された効率的で強健な通信システムを実現するという課題が存在する。
【0004】
従来の携帯電話ネットワーク基地局を補うために、履域(coverage)の小さな基地局が配備されて(例えば、ユーザの住宅内に設置されて)モバイルユニットに対するより強健な屋内無線履域を提供し得る。そのような履域の小さな基地局は、概して、アクセスポイント基地局、ホームNodeB、またはフェムトセルとして知られている。典型的には、そのような履域の小さな基地局はDSLルータまたはケーブルモデムによってインターネットおよび携帯電話会社のネットワークに接続される。実際には、これらの履域の小さな基地局はアドホックに配備され得る。したがって、そのような基地局を配備するための改善された技術に対する要求がある。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実例的な側面の要約が続く。本明細書における用語の面に対する言及はいずれも本開示の1つまたは複数の側面を指し得ることが理解されるべきである。
【0006】
本開示は、いくつかの側面において、アクセスポイントの設定(configuration)に関する。いくつかの側面では、本明細書における教示は比較的小さな履域アクセスポイントと共に使用され得る。いくつかの側面では、本明細書における教示はアクセスポイントのアドホックな配備と共に使用され得る。
【0007】
本開示は、いくつかの点において、アクセスポイントの位置を割り出すことに関する。例えば、アクセスポイントは、いくつかの近隣マクロアクセスポイントから受信された順方向リンク信号に基づいて、自身の位置を割り出し得る。
【0008】
本開示は、いくつかの点において、アクセスポイントのタイミングを確定すること(defining)に関する。例えば、アクセスポイントのタイミングは、別のアクセスポイントから受信される順方向リンク信号によって示されているタイミングと同期され得る。また、アクセスポイント相互間の距離の結果として、埋め合わせなかった場合に発生するであろう位相オフセット(遅延)を埋め合わせるための準備が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
これらのおよび本開示の他の実例的側面は、詳細な説明、およびこれに続く添付の請求項、および添付図面に記述されるだろう。
【図1】本明細書の教示に従って、アクセスポイントが1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定され(configure)得る通信システムのいくつかの実例的側面の簡略ブロック図。
【図2】無線通信のための実例的履域を例示する簡略図。
【図3】アクセスポイントおよびアクセス端末を含む無線通信システムの簡略図。
【図4】フェムトノードを含んだ無線通信システムの簡略図。
【図5】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図6】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すように構成されているノードのいくつかの実例的構成要素の簡略ブロック図である。
【図7】本明細書の教示に従ってアクセスポイントの位置を割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図8】教示に従ってアクセスポイントの位置を本明細書において割り出すために行なわれ得る動作のいくつかの実例側面のフローチャート。
【図9】本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定する(define)ために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図10】本明細書の教示に従ってアクセスポイントのためのタイミングを確定するように構成されたノードのいくつかの実例的構成要素の簡略ブロック図。
【図11】本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定するために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図12】は、本明細書の教示に従ってアクセスポイントについてのタイミングを確定するために行なわれ得る動作のいくつかの実例的側面のフローチャート。
【図13】通信構成要素のいくつかの実例的側面の簡略ブロック図。
【図14】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【図15】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【図16】本明細書において教示されるような1つ以上のアクセスポイントから受信された信号に基づいて設定されているアクセスポイントを円滑にするように構成された装置のいくつかの実例的側面の簡略的ブロック図。
【0010】
一般的実務に従って、図面中で例示された様々な要素(特徴(feature))は、スケール通りではないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、明瞭化のために任意に拡大または縮小されている場合がある。また、図面のうちのいくつかは明瞭化のために簡素化されている場合がある。したがって、図面は、所与の装置類(例えば装置)または方法の構成要素の全てを例示していない場合がある。最後に、同様の参照数字は明細書と各図の全体にわたって類似の特徴を表わすために使用され得る。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の様々な側面が以下に記述される。本明細書の教示が多様な形態で具現され得ること、および本明細書において開示されているあらゆる具体的な構造、機能、またはその両方が単に代表的なものであることは明らかなはずである。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書において開示されている側面が他の側面と無関係に実現されても良いし、これらの側面の2つ以上が様々な方法で組み合わせられてもよいことを認識するはずである。例えば、任意の数の本明細書において示された側面を使用して、装置が実現され、または方法が実行され得る。また、そのような装置またはそのような方法は、本明細書において示されている1つまたは複数の側面に加えて、または1つあるいは複数の側面とは以外の別の構造、機能、または構造と機能を使用して実現または実行され得る。さらに、1つの側面は、請求項の少なくとも1つの要素を具備し得る。
【0012】
図1は、実例的通信システム100(例えば通信網の一部)中のいくつかのノードを例示している。例示目的のため、本開示の様々な側面は、互いに通信する1つまたは複数のネットワークノード、アクセスポイント、およびアクセス端末の情況の中で記述される。しかしながら、本明細書の教示が他の種類の装置、または他の用語を使用して参照される他の同様の装置に適用可能であり得ることが認識されるはずである。
【0013】
システム100中のアクセスポイント102および隣接アクセスポイントA〜N(アクセスポイント104および106、ならびに関連した省略によって表わされている)は、関連する地理的区域の中に設置されている場合もあるしその中の至る所であちこち移動する場合もある1つまたは複数の無線端末(例えばアクセス端末108)のための1つまたは複数のサービス(例えばネットワーク接続)を提供する。また、アクセスポイント102〜106は、広域ネットワーク接続を円滑にするために1つまたは複数のネットワークノード(ネットワークノード110によって便宜上表わされている)と通信し得る。そのようなネットワークノードは様々な形態を取り得る。例えば1つまたは複数の無線および/またはコアネットワークエンティティー(例えば設定マネージャ、運用、管理、保持、および供給(プロビジョニング)(OAM&P))ネットワークエンティティー、モビリティ管理エンティティー、または他の何らかの適切なネットワークエンティティーである。
【0014】
図1および以下の説明は、隣接アクセスポイントA〜Nの1つまたは複数からアクセスポイント102が受信する信号に(少なくとも一部)基づいてアクセスポイント102を設定するためのいくつかの技術を記述する。典型的な実現形態では、隣接アクセスポイントA〜Nは、マクロアクセスポイント(例えば後述のもの)を具備する。アクセスポイント102は、隣接アクセスポイントA〜Nによって送信された順方向リンク信号を受信する順方向リンク受信器112を含んでいる。いくつかの側面では、これらの順方向リンク信号はパイロット信号を具備し得る。例えば、システム100中の相違するアクセスポイントは、擬似乱数(PN)シーケンスの相違する位相オフセットを有するパイロットを送信し得る。
【0015】
次いで、アクセスポイント102の設定(configuration)コントローラ114は、これらの信号または順方向リンク上で受信される他の信号に基づいて、アクセスポイント102の位置を割り出すことおよびアクセスポイント102についてのタイミングを確定する(define)などの設定動作を行ない得る。例えば、アクセスポイント102の位置は、その位置と信号送信回数が知られている3つ以上の基地局からアクセスポイントがいつ信号(例えばパイロット信号)を受信したかの相対的なタイミングに基づいて割り出され得る。また、アクセスポイント102についてのタイミングは、アクセスポイント102において別のアクセスポイントから受信された信号のタイミングに基づいて確定され得る。ここで、タイミング調整が、アクセスポイント相互間の距離を補償するためになされ得る。
【0016】
いくつかの側面では、アクセスポイント102は設定動作中にネットワークノード110と協働し得る。例えば、アクセスポイント102は、ネットワークノード110への順方向リンク信号に基づいて自身が取得した情報を送信し得、また、これを受けて、ネットワークノード110はアクセスポイント102へ設定情報を送信し得る。以下により詳細に記述されているように、そのような設定情報は、アクセスポイント102の位置を示し得、かつ/またはアクセスポイント102でのタイミング同期のためのタイミング調整値(timing adjustment)を提供し得る。
【0017】
いくつかの側面では、本明細書において教示されているような設定方式は、マクロ履域(例えば3Gネットワークのような広面積セルラネットワーク(典型的にマクロセルネットワークまたは広域ネットワーク(WAN)と称される))およびより小さな履域(例えば住宅に基づいたまたは建物に基づいたネットワーク環境(典型的にローカルエリアネットワーク(LAN)と称される))を含むネットワーク中で使用され得る。ここで、アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク内を移動するので、アクセス端末はある位置においてマクロ履域を提供するアクセスポイントによってサービス提供される(serve)場合があり、他方アクセス端末は他の位置においてフェムトセルの小面積履域を提供するアクセスポイントによってサービス提供される場合がある。いくつかの側面では、小面積履域ノードが使用されてインクリメンタル型の(incremental)容量成長、建物内履域、および相違するサービスを提供し得る(全て、より強健なユーザ経験につながる)。
【0018】
本明細書における記述では、比較的広面積を覆う履域を提供するノードはマクロノードと称され得、他方、比較的小面積(例えば住宅)を覆う履域を提供するノードはフェムトノードと称され得る。本明細書の教示が他の種類の履域と関連したノードに適用可能であり得ることが認識されるはずである。例えば、ピコノードは、マクロ領域より小さく、フェムト領域より大きい領域を覆う履域(例えば商業ビル中の履域)を提供し得る。様々な適用形態では、他の用語がマクロノード、フェムトノード、または他のアクセスポイント型ノードを指すために使用され得る。例えば、マクロノードは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして形成されたり、または称されたりし得る。また、フェムトノードは、ホームNodeB、ホームeNodeB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして形成されたり、または称されたりし得る。いくつかの実現形態では、ノードは1つ又は複数のセルまたはセクタと関連付けられ得る(例えば、1つまたは複数のセルまたはセクタに分割され得る)。マクロノード、フェムトノード、またはピコノードと関連付けられているセルまたはセクタは、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルとそれぞれ称され得る。フェムトノードがネットワークにおいてどのように配置され得るかの簡素化された例が、次に図2〜図4を参照して記述される。
【0019】
図2は、いくつかのトラッキングエリア(tracking area(LTE位置登録エリア))202(あるいは、ルーティングエリア(routing area(パケット交換位置登録エリア))またはロケーションエリア(location are(3G位置登録エリア、回線交換位置登録エリア)))が定義されている履域の地図200の例を例示している。トラッキングエリア202の各々はいくつかのマクロ履域204を含んでいる。ここで、トラッキングエリア202A、202B、および202Cと関連付けられている履域の領域は、太線によって線引きされており、またマクロ履域204は六角形によって表わされている。トラッキングエリア202はまた、フェムト履域206を含んでいる。この例において、フェムト履域206の各々(例えばフェムト履域206C)は、マクロ履域204(例えばマクロの履域204B)内に例示されている。しかしながら、フェムト履域206が完全にマクロ履域領域204内に位置しない場合があることが認識されるべきである。また、1つまたは複数のピコ履域(図示せず)が、所与のトラッキングエリア202またはマクロ履域204内に定義されている場合がある。複数のフェムト履域がマクロ履域内にあり得るとともに、その中または隣接のマクロセルとに跨る得ることが認識されるはずである。
【0020】
図3は、複数のセル302、例えばマクロセル302A〜302G、を具備する無線通信システム300のいくつかの側面を例示している。各セルは対応するアクセスポイント304(例えばアクセスポイント304A〜304G)によってサービス提供されている。したがって、マクロセル302は図2のマクロ履域204に相当し得る。図3に示されているように、アクセス端末306(例えばアクセス端末306A〜306L)は、時間とともにシステムの全体に亘る様々な位置に分散し得る。各アクセス端末306は、アクセス端末306が例えばアクティブ(active)であるかおよびソフトハンドオフ中であるかに依存して、所与の瞬間に例えば順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のアクセスポイント304と通信し得る。無線通信システム300は大きな地理的領域上でサービスを提供し得る。例えばマクロセル302A〜302Gは、地域の数ブロックまたは田舎の環境での数平方マイルをカバーし得る。
【0021】
図4は、1つまたは複数のフェムトノードがネットワーク環境(例えばシステム300)内にどのように配備され得るかを例証するシステム400の例である。システム400は、比較的小面積の履域ネットワーク環境(例えば1つまたは複数のユーザ住宅430)に設置された複数のフェムトノード410(例えばフェムトノード410Aおよび410B)を含んでいる。フェムトノード410は各々、DSLルータ、ケーブルモデム、無線リンク、または他の接続手段(図示せず)によって広域ネットワーク440(例えばインターネット)および携帯電話会社コアネットワーク450に接続され得る。
【0022】
フェムトノード410の所有者は携帯電話会社コアネットワーク450を通じて提供されるモバイルサービス(例えば3Gモバイルサービス)に加入しているかもしれない。また、アクセス端末420は、マクロ環境および小面積履域(例えば住宅)ネットワーク環境の両方において動作することが可能であり得る。換言すると、アクセス端末420の現在の位置によって、アクセス端末420は、携帯電話会社コアネットワーク450と関連付けられているマクロセルアクセスポイント460によって、または1組のフェムトノード410(例えば対応するユーザ住宅430内に位置しているフェムトノード410Aおよび410B)のうちのいずれか1つによって、サービス提供され得る。例えば、加入者が自身の住宅の外にいる場合、加入者は標準的なマクロアクセスポイント(例えばアクセスポイント460)によってサービス提供され得、また加入者が自身の住宅の近くまたはその中にいる場合、加入者はフェムトノード(例えばノード410A)によってサービス提供され得る。ここで、フェムトノード410はレガシーアクセス端末420と後方互換性を有し得る。
【0023】
次に、本明細書の教示に従って行なわれ得る設定動作に関するさらなる詳細が、図5〜図12を参照して記述される。具体的には、図5〜図8はアクセスポイントの位置の割り出しに関し、また、図9〜図12はアクセスポイントについてのタイミングの確定(define)に関する。
【0024】
フェムトノードを含んでいるネットワークは、フェムトノードを設定することを円滑にする1つまたは複数のネットワークエンティティーを含み得る。例えば、そのようなエンティティーはネットワーク中で様々なノード(例えばマクロアクセスポイント)についての情報(例えば位置情報)を維持し得る。様々な実現形態では、そのようなエンティティーはスタンドアロン型構成要素として実現されていてもよいし、または他の共通ネットワーク構成要素へ統合されていてもよい。便宜上、以下の説明では、そのような機能はネットワークノード110において実現されているものとして記述される。
【0025】
例示の目的のため、図5の動作(あるいは本明細書において詳述または教示されている他の動作)は、具体的な構成要素(例えばシステム100、図6に示されているようなシステム600、および図10に示されているようなシステム1000の構成要素)によって行なわれるものとして記述され得る。しかしながら、これらの動作が他の種類の構成要素によって行なわれ得ること、別の個数の構成要素を使用して行なわれ得ることが認識されるべきである。本明細書において記述されている1つまたは複数の動作が所与の実現形態で使用されない場合があることも認識されるべきである。
【0026】
図5および図6をまず参照すると、図5は、アクセスポイントの位置を割り出すために相違するノードによって行なわれ得るいくつかの動作を記述している。また、図6は、そのような動作を行なうためにアクセスポイント102(例えばフェムトノードまたはピコノード)および/またはネットワークノード110のようなノードに組み入れられ得るいくつかの実例的構成要素を例示している。これらの動作は、例えばアクセスポイントが通信動作のために始動される前に行なわれ得る。
【0027】
これらのノードの所与の1つについて例示されている構成要素が通信システムで1つまたは複数の他のノードに組み入れられ得ることが認識されるはずである。例えば、システム中の他のフェムトノードは、アクセスポイント102について記述されている構成要素に類似の構成要素を含み得る。1つのノードが、記述されている1つまたは複数の構成要素を含み得ることも認識されるはずである。例えば、アクセスポイントは、アクセスポイントが逆方向リンクおよび順方向リンク上で受信すること、複数の周波数上で動作すること、あるいは複数のアクセス端末に同時にサービス提供することを可能にする複数のトランシーバ要素を含み得る。また、本明細書において記述されている機能のうちのいくつかは複数のノード上に分散されているかもしれない。例えば、設定関連の機能はいくつかのネットワークノード中に分散されているかもしれない。
【0028】
図6に示されているように、アクセスポイント102およびネットワークノード110は、相互におよび他のノードと通信するためのトランシーバ602および604をそれぞれ含んでいる。トランシーバは各々、信号(例えばメッセージ)を送信するためのそれぞれの送信器(送信器606および608)および信号を受信するためのそれぞれの受信器(受信器610および612)を含んでいる。
【0029】
図6のノードはまた、本明細書において教示されているような設定動作と共に使用され得る他の構成要素を含んでいる。例えば、ノードは、他のノードとの通信を管理する(例えばメッセージ/表示(indication(示すもの(信号、情報))を送信および受信する)ための、および本明細書において教示されているような他の関連する機能を提供するためのそれぞれの通信コントローラ614および616を含み得る。1つまたは複数のノードはアクセスポイント102の位置を割り出すための、および本明細書において教示されているような他の関連する機能を提供するための位置割り出し器(例えば位置割り出し器618または620)を含み得る。図6の他の構成要素の実例的動作が次に記述される。
【0030】
次に図5の動作を参照すると、ブロック502によって表わされているように、位置割り出し動作との協働でアクセスポイント102によってモニターされる予定の1つ以上の周波数帯(例えばチャネル)が特定される。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102はマクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯だけをモニターするように構成され得る(例えば、フェムトノードまたはピコノードは、そのような周波数帯上で動作することを許されていない)。このように、位置割り出し動作は、システム中の他の種類のノードより信頼できるマクロアクセスポイントから受信された信号のみに基づき得る。例えば、所与のシステムで配置され得るフェムトノードとは対照的に、マクロアクセスポイントは、常に電源投入状態であり得、そのマクロアクセスポイントは常に既知の位置に位置し得、より高い強度のパイロット信号を送信し得る。
【0031】
アクセスポイント102(例えば周波数帯特定器622)および/またはネットワークノード110は、周波数帯を特定するための動作を行ない得る。例えば、いくつかの実現形態では、モニターされる周波数帯は各々予め定められており、それによってアクセスポイント102はこの情報をデータメモリから単に検索し得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、自身が以前にパイロット信号を受信した周波数帯の記録を維持し得る。例えば、アクセスポイント102が以前にオフされていた場合、再電源投入の際に、そのような情報がフェムトセルの不揮発性メモリから検索され得、またはそのような情報の格納所を保持しているネットワークノード110からダウンロードされ得る。そのような場合、アクセスポイント102は、自身がそれらの周波数帯上で受信したPN位相オフセットの記録を維持し得、または、アクセスポイント102はネットワークノード110からそのような記録をダウンロードし得る。このように以前に用いられたパラメータを保持することによって、アクセスポイント102は、パワーアップ(あるいはリセットなど)の際により速い検索を行ない得る。
【0032】
いくつかの実現形態では、ネットワークノード110が周波数帯を特定し、アクセスポイント102へ、対応する表示を送信し得る。このことは、例えば、アクセスポイント102が運営者のコアネットワークにアクセスする際の初期設定工程の間に生じてアクセスポイント102の起動を開始し得る。
【0033】
周波数帯の選択は様々な基準に基づき得る。例えば、いくつかの実現形態では、この選択は、具体的な顧客およびその顧客のアドレスに売られた具体的なアクセスポイントのアイデンティティーに基づき得る。いくつかの実現形態では、選択は、アクセスポイントが付されている固定の広帯域接続の終端点と関連付けられているアドレスのデータベース照合に基づき得る。
【0034】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は1つまたは複数のサポートされている周波数帯の組をモニターし、ネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)にモニターの結果を示すメッセージを送信し得る。例えば、メッセージは、サポートされている周波数帯の各々の上で受信される信号(例えばマクロアクセスポイントから受信されるパイロットのPNシーケンス位相オフセット)を示し得る。この情報に基づいて(例えば、識別されたマクロアクセスポイントの位置に基づいて)、ネットワークノード110は、アクセスポイント102がどの(1つまたは複数の)周波数帯をモニターするかを特定し得る。
【0035】
図5においてブロック504によって表わされているように、次に、アクセスポイント102は、特定された1つまたは複数の周波数帯をモニターして複数のアクセスポイントから信号(例えばパイロット信号)を受信し得る。いくつかの側面では、三角測量(時に三辺測量術と称される)動作のような位置割り出し動作を円滑にするために、アクセスポイント102は、3つ以上のアクセスポイントからの信号を取得し得る。上述のように、いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、以前にアクセスポイント102が受信したパイロット信号(例えばPN位相オフセット)の記録を保持し得る。そのような場合、アクセスポイント102は、位置割り出し動作を行なうごとにこれらのパイロット信号を得ることを最初に試み得る。
【0036】
受信器610は他のアクセスポイント(例えば図1中のアクセスポイントA〜N)から信号を受信することを円滑にするための適切な順方向リンク受信器構成要素を含み得る。ここで、アクセスポイント102は、アクセスポイント102による順方向リンク送信内容と衝突しないように順方向リンクで受信し得る。例えば、アクセスポイント102は、(例えばアクセスポイント102が起動中であってまだ順方向リンクをユーザトラヒックのために使用していない場合)、アクセスポイント102が順方向リンク上で送信していない期間の中で順方向リンク信号を受信し得る。また、アクセスポイント102は、アクセスポイント102が順方向リンク上での送信のために使用している周波数とは異なる周波数上で順方向リンク信号を受信し得る。そのような場合、アクセスポイント102は順方向リンク信号を同時に送信および受信することができ得る。
【0037】
いくつかの実現形態では、受信器610は、順方向リンク受信器中で使用されるはずの機能(例えば、順方向リンク復調器、移動局モデム)の全てを含んでいない場合がある。例えば、受信器610は、マクロ基地局からの同期化チャネルを復号するための機能を有するが、メッセージ交換(例えばレイヤー3)機能を含まないかもしれない。いずれの場合も、そのような順方向リンク受信器の機能がアクセスポイント102の他の動作のために使用されることが有利である。例えば、そのような機能は、近隣リストまたは無線パラメータ(例えばパイロットPNオフセット)の割り当てのような他の設定動作のための他の情報を決定するために使用され得る。
【0038】
順方向リンク受信器を使用することは、いくつかの側面において、他の方式より有効な位置割り出しをもたらし得る。例えば、位置を割り出すためにGPS受信器を使用する方式と比較して、順方向リンク受信器を使用する方式は、配置の限定がより緩く、遠隔アンテナが不要であり得る。したがって、アクセスポイントは、建物の地下室またはより低い階に配置されているとしても、信頼性を持って信号を受信し得る。対照的に、「都市キャニオン」および複数階の建物による大きく密な都市でGPS信号を信頼性を持って受信するのは難しい場合がある。そのような場合、十分な強いGPS信号の欠如ゆえに、遠隔アンテナがGPSベースのシステム中で必要かもしれない。順方向リンク方式は、GPSシステムより速いタイミング取得ももたらし得る。また、そのような方式は、「セルラ認識(cellular aware)」型であり、それによって干渉(干渉波、interference)が特定されてフェムトアクセスポイントの最適な配置を円滑にし得る。
【0039】
図5のブロック506によって表わされているように、近隣アクセスポイントによって生成された信号はシーケンス情報を具備し得、これらの信号を得た際にアクセスポイント102(例えばシーケンスプロセッサ624)は導出を行い得る。例えば、近隣マクロアクセスポイントは各々、異なる擬似乱数(PN)シーケンスオフセット(例えばPN位相オフセット)に基づいてパイロット信号を生成し得る。したがって、シーケンスプロセッサ624は、相違するパイロット信号を、それらの一意的なPN位相オフセットによって特定し得る。また、シーケンスプロセッサ624は、受信器610と協働して各パイロット信号の受信と関連したタイミングを割り出し得る。ここで、受信タイミングは、関連するPNシーケンスの所与の点(例えば開始)が受信された時点と相関を有し得る。
【0040】
いくつかの実現形態では、PN位相オフセットに基づいて、マクロアクセスポイントまたは何らかの他の種類のノード(例えばフェムトノード)によって所与のパイロット信号が送信されたかどうかを判断することが可能であり得る。例えば、ネットワークで使用するための利用可能なPN位相オフセットの既知の部分集合(subset)が、マクロアクセスポイントによる使用専用とされ得る。
【0041】
次に、ブロック508によって表わされているように、アクセスポイント102の位置がシーケンス情報に基づいて割り出され得る。例えば、アクセスポイント102の位置は、アクセスポイント102が近隣アクセスポイントからPNシーケンスを受信した時点に基づいて、近隣アクセスポイントの位置に基づいて、または近隣アクセスポイントがそれぞれのPNシーケンスを送信した時点に基づいて割り出され得る。具体的には、近隣アクセスポイントがPNシーケンスを送信した時点およびアクセスポイント102がそのPNシーケンスを受信した時点に対応する伝播遅延は、これらのアクセスポイント同士の間の距離を示す(例えば信号伝播遅延期間が光の速度で除される)。したがって、アクセスポイント102と各近隣アクセスポイントとの間の距離はアクセスポイント102が受信した信号に基づいて割り出され得る。次に、三角測量動作が使用されてこれらの距離に基づいてアクセスポイント102の位置および近隣アクセスポイントの既知の位置を割り出し得る。
【0042】
アクセスポイント102の位置が割り出されると、この位置は、さらなる設定動作または他の動作のために使用され得る。これらの動作は、例えば同期動作(例えば図9で詳述される)を含み得、運営者がアクセスポイント102がそのアクセスポイントが動作する許可を与えられている領域内にあることを確認することを可能にし、アクセスポイント102をオーバーヘッドメッセージ中で使用される情報で設定する。アクセスポイント102の同期に関して、アクセスポイント102の位置が知られている場合、アクセスポイント102についてのパイロットPNオフセットタイミング(例えば、同期のための使用される)は、cdma2000または他のシステムについて、改善され得る。
【0043】
いくつかの側面では、アクセスポイント102の位置は、関連するアクセス端末(例えば、これはアイドリングしているか、またはアクセスポイント102に接続されている)の位置の推定値として使用され得る。ここで、アクセスポイント102の位置は、アクセスポイント102の履域が比較的小さい(例えば約10メートル)場合、アクセス端末の位置の比較的正確な推定値を提供し得る。次いで、この位置情報は非常呼(emergency call)または他の動作のために使用され得る。例えば、非常呼を行っている電話を見つけることに関して、アメリカ(また恐らく他の国々)の規則は、それが相対精度(relative precision)で発呼者の位置を割り出すことが可能であることを必要とする。発呼者の位置を電話の通信先である(または通信媒体である)マクロネットワークが割り出すことは可能であり得るが、呼がフェムトノードを使用してなされるとともにフェムトノードの位置が正確に割り出されることが可能であれば、発呼者の位置がフェムトノードの位置と同じであると仮定することがより速くかつより信頼できるものであり得る。なぜなら、フェムトノードの範囲が比較的小さいかもしれない(例えば、発呼者は、そのような呼を行う場合、必ずフェムトノードの非常に近くにいるかもしれない)からである。
【0044】
いくつかの側面では、アクセスポイント102は、アクセス端末が自身の位置を割り出すことができ得るのよりも、自信の位置をより高い信頼性で割り出すことができ得る。例えば、アクセスポイント102の位置は比較的(例えばアクセス端末と比較して)固定され得るので、アクセスポイント102は連続的に近隣マクロアクセスポイントから信号を受信し得る。したがって、アクセスポイント102は、近隣マクロアクセスポイントの信号(例えばCDMAパイロット)を、長期間に亘って検索し得る。次いで、アクセスポイント102は、これらの近隣アクセスポイントからの信号を積算し(例えば、期間に亘ってエネルギーを蓄積し)、アクセスポイント102が信頼性を持って比較的弱いパイロット信号を取得し得るという結果を得る。ここで、アクセスポイント102はバッテリ消費制約によって制限されていない場合がある(一方、例えば、アクセス端末は制限されている場合がある)。また、アクセスポイント102は、より高い利得、受信ダイバーシチ、およびステアリング可能な要素を有しているアンテナ構成を採用することが有利であり得る。また、そのような高度なアンテナ構成は、干渉の減少および改善されたリンク性能のような他の利点を有し得る。
【0045】
いくつかの実現形態では、他の位置割り出し技術が、本明細書において教示されている順方向リンクに基づいた方式と共に使用され得る。例えば、順方向リンクに基づいた方式によって割り出された位置を確認するために、アクセスポイント102が設置される世帯の緯度/経度を指定するアドレスデータベースが、一貫性の検査として使用され得る。
【0046】
アクセスポイント102の実際の位置は、アクセスポイント102の動作によって、別のノードのアクセスポイントと独立してまたは協働によって計算され得る。例えば、図7は、ネットワークエンティティー(例えばネットワークノード110)が、アクセスポイント102によって提供されるシーケンス情報に基づいてアクセスポイント102の位置を計算し得る方式を記述している。そのような場合、アクセスポイント102は、ネットワークノード110にシーケンス情報を送信するとともに応答して位置の表示(indication(示すもの(信号、情報))を受信することによって、自身の位置を割り出し得る。反対に、図8は、アクセスポイントが、受信したマクロ信号および近隣アクセスポイントの位置を示す受信した情報に基づいて計算を行なうことによって、自身の位置を割り出す方式を記述している。
【0047】
図7を参照すると、アクセスポイント102は、ブロック702によって表わされているように、マクロ基地局からパイロット信号を受信する。上に詳述されているように、アクセスポイント102はこれらのパイロット信号のための1つまたは複数の指定された周波数帯をモニターするように構成され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は見つけられた最も強いパイロットと自身とを同期させ得る。次に、アクセスポイント102は、自身が受信できるパイロットの全てについて引き続き包括的な捜索を行ない得る。このように、アクセスポイント102は、非常に低いチップエネルギー対干渉値(例えばEc/Io)を有するパイロット信号を検出し得る。上述のように、アクセスポイント102は、このことを、マクロアクセスポイントからの全てのオーバーヘッドメッセージを復号するための順方向リンク受信器能力を有することなく達成し得る。
【0048】
ブロック704によって表わされているように、アクセスポイント102は受信したパイロット信号と関連付けられているPN位相オフセットを、(例えば各パイロット信号の検出と協働で)割り出し得る。すなわち、アクセスポイント102は、第1近隣マクロアクセスポイントから受信したパイロット信号の第1PN位相オフセット、第2近隣マクロアクセスポイントから受信したパイロット信号の第2PN位相オフセットなどを割り出し得る。
【0049】
ブロック706によって表わされているように、アクセスポイント102はまたパイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを割り出し得る。例えば、アクセスポイント102は、第1PN位相オフセット(例えばシーケンスの定義されている側面)を受信した第1時点、第2PN位相オフセットを受信した第2時点などを割り出し得る。いくつかの側面では、タイミング情報は、例えば、1つのマクロアクセスポイントからの信号の受信と、別のアクセスポイントからの信号の受信との間の時間デルタを示す相対的なタイミングを具備し得る。
【0050】
ブロック708によって表わされているように、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)にブロック704および706で得たシーケンス情報を送信する。次に、ネットワークノード110(例えば位置割り出し器620)は、シーケンス情報(例えばPN位相オフセット)に基づいて既知のマクロアクセスポイントを同定することによって、アクセスポイント102の位置を割り出し得る。ここで、ネットワークノード110は、各アクセスポイントの位置(例えば緯度と経度)のようなシステム中のマクロアクセスポイントに関する情報、および各マクロアクセスポイントによって使用されるPN位相オフセットを維持し得る。したがって、上に詳述されているように、ネットワークノード110は、検出されたマクロアクセスポイントの位置を三角測量動作において使用してアクセスポイント102の位置を割り出し得る。
【0051】
次いで、ブロック710によって表わされているように、ネットワークノード110は、アクセスポイント102の位置の表示をアクセスポイント102に送信し得る。次いで、アクセスポイント102は本明細書において詳述されるように、この位置情報を使用し得る(例えば、アクセスポイント102は別のノードにこの情報を送信し得る)。
【0052】
図8を参照すると、いくつかの実現形態では、上述のようにアクセスポイント102は上に詳述されているブロック708の動作に類似の位置割り出し動作を行ない得る。ブロック802および804において、アクセスポイント102はパイロット信号を受信し、上に詳述されているようにそれらの受信した信号からシーケンス情報を導出する。
【0053】
ブロック806によって表わされているように、この実現形態では、アクセスポイント102は、近隣マクロ基地局の位置を示す情報を有するように構成されている。ここで、所与のマクロアクセスポイントについての位置情報は、そのマクロアクセスポイントによって使用されるPN位相オフセットと関係付けられ得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、サービス状態にある場合、この情報とともに構成され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)からこの情報を受信し得る。例えば、アクセスポイント102は、どのパイロット信号がアクセスポイント102で受信されているかを示すメッセージをネットワークノード102に送信し得る。これを受けて、ネットワークノード110は、対応するマクロアクセスポイントについての位置情報をアクセスポイント102に送信し得る。
【0054】
次に、ブロック808によって表わされているように、アクセスポイント102は、ブロック804で導出されたシーケンス情報に基づいて、またブロック806で得た位置情報に基づいてその位置を割り出し得る。例えば、位置割り出し器618は、アクセスポイント102から近隣アクセスポイントまでの距離を割り出し、かつアクセスポイント102の位置を割り出すための三角測量動作を行なうように構成され得る。
【0055】
次に図9および図10を参照して、アクセスポイントについてのタイミングを確定するために使用され得るいくつかの動作および構成要素が記述される。ここで、アクセスポイントのタイミングは、関連するネットワークにおいて他のノードのタイミングとの同期を維持するように制御され得る。例えば、CDMAシステムは、システム内のアクセス端末が信頼性を持ってサーチウィンドウを使用してアクセスポイントからのCDMA信号を得ることできるようにアクセスポイントに対して比較的厳密なタイミング許容差を命じ得る。下に記述されている設定動作は、例えば、順方向リンク送信を始める前の一度だけの動作(例えば初期設定中の動作)として実現され得る。
【0056】
図9のブロック902によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばフェムトノードまたはピコノード)は、別のアクセスポイント(例えば最も近いマクロアクセスポイント)からタイミング信号を受信する。例証を目的として、この他のアクセスポイントは以下の説明においてマクロアクセスポイント104と称される。いくつかの実現形態では、タイミング信号はタイミング基準信号(例えば、それは、絶対時点または相対時点の表示を提供する)を具備し得る。いくつかの実現形態では、タイミング信号は、アクセスポイント102が絶対時点または相対時点を導出する元であり得る信号を具備し得る。例えば、タイミング信号は、既知の送信時間間隔と関連付けられているパイロット信号(これは、例えばPNシーケンスを具備する)を具備し得る。
【0057】
上記したのと同様のやり方で、アクセスポイント102は、アクセスポイント102のタイミングを確定するために使用される順方向リンク信号を受信するための順方向リンク受信器を取り入れ得る。そのような順方向リンクに基づいた技術を使用することを通じて、同期が、上記の利点をもたらしながら、達成され得る。例えば、同期が、GPSに基づいた同期が達成されない場合がある位置で、達成され得る。また、他の目的のための既に使用されている場合がある構成要素が同期動作のために使用されてもよく、それによって、アクセスポイント102の費用を減じる。例えば、順方向リンク受信器がフェムトノードにおいて使用されて、近隣リストの設定を助けたり、送信電力を設定したりし得る。
【0058】
本明細書において記述されている同期方式はまた、他の同期方式の使用を通じて達成されるよりも正確なタイミングを提供し得る。例えば、インターネットから得られるタイミング基準は、精度および安定性(例えば約1マイクロセカンド)の所望のレベルを提供しない場合がある。また、アクセスポイントへの戻り信号(backhaul)がワイヤレスネットワーク運営者で制御されない場合があるので、戻り信号は、有効なシステム動作(例えばCDMA動作)に必要なタイミング許容差の外側にある、ジッタの遅延を経験し得る。
【0059】
ブロック904によって表わされているように、タイミング調整値が、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいて、アクセスポイント102のために割り出される。このタイミング調整値は、アクセスポイント104がタイミング信号を送信する時点と、アクセスポイント102がタイミング信号を受信する時点の間の任意の遅延を補うために用いられ得る。例えば、タイミング調整値(例えば、位相遅れを表わしている)は、アクセスポイント104からアクセスポイント102への信号伝播遅延時間(これは、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいて割り出され得る(例えば、割り出された距離が光の速度で除される))と同じとされ得る。この目的のために、システムはシステム内の基地局のアイデンティティーおよび位置を示す情報を維持し得る。
【0060】
これらのアクセスポイントの位置は様々な方法で割り出され得る。例えば、所与のアクセスポイントの位置は本明細書において記述されているような順方向リンク三角測量技術に基づいて、GPS技術に基づいて、アドレスデータベースに基づいて、または他の何らかの適切な技術に基づいて、割り出され得る。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102および104は、それぞれの位置を割り出し、そして、システム中の別のノードにその情報を(適用可能な場合)提供し得る。いくつかの実現形態では、所与のノード(例えばネットワークノード110)は、アクセスポイント102および104の一方または両方の位置を割り出し得る。
【0061】
次に、ブロック906によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばタイミング確定器1002)は、ブロック902で受信されたタイミング信号およびブロック904で割り出されたタイミング調整値に基づいて、自身のタイミングを確定し得る。こうして、アクセスポイント102は、自身のタイミングをアクセスポイント104のタイミングに同期させ得る。例として、アクセスポイント102と104との間の距離に基づいてアクセスポイント104からアクセスポイント102への信号伝播遅延が15マイクロセカンドであると割り出された場合、タイミング信号から導出されたタイミングは、15マイクロセカンドのタイミング調整値によって調整され(例えば、進められる)得る。
【0062】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102についてのタイミングは、複数のノード(例えばマクロアクセスポイント)から受信されたタイミング信号に基づいて確定され得る。そのような場合、一意的なタイミング調整値が、アクセスポイント102と、そのタイミング信号を送信したアクセスポイントとの間の距離に基づいて、これらのタイミング信号の各々について割り出され得る。
【0063】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、これらのノードの選択された1つから受信されたタイミング信号に基づいてそのタイミングを割り出す。この場合、アクセスポイント102は、選択されたタイミング信号に対応するタイミング調整値を使用してそのタイミングを確定し得る。
【0064】
他の実現形態では、アクセスポイント102は、いくつかのノードから受信されたタイミング信号に基づいてそのタイミングを割り出し得る。例えば、アクセスポイント102は第1タイミング信号およびその関連するタイミング調整値を使用して第1時点値を計算し、第2タイミング信号およびその関連するタイミング調整値を使用して第2時点値を計算し得る。次いで、アクセスポイント102は、これらの時間値に基づいて、最終時点値を確定し得る。例えば、いくつかの実現形態では、第2時点値は第1時点値を補強するだけのために使用され得る。いくつかの実現形態では、最終時点値は時間値の組合せに基づいて計算され得る。例えば、最終時点値は、第1時点値、第2時点値などの加重平均を具備し得る。いくつかの実現形態では、加重値(重み)は、所与のソースからのタイミング信号の予測される信頼度に基づき得る。例えば、最も高い受信信号強度を有するタイミング信号はより低い受信信号強度を有するタイミング信号より高い加重値を与えられ得る。別の例においては、最も近いタイミングソースからのタイミング信号はより遠方のタイミングソースからのタイミング信号より高い加重を与えられ得る。
【0065】
いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、自身が様々なマクロアクセスポイントからの信号に基づいて観察した位相シフト差分を測定し、この情報を使用してタイミングを確認し得る。ここで、受信された信号に基づいてアクセスポイント102によって計算された位相遅れ差分は、マクロアクセスポイント位置についての知識に基づいて計算された位相遅れ差分に相当すると予想され得る。
【0066】
アクセスポイント102についてのタイミング調整値は、アクセスポイント102の動作によって、別のノードのアクセスポイント102と独立してまたは協働によって計算され得る。例えば、図11は、ネットワークエンティティー(例えばネットワークノード110)が、アクセスポイント102によって提供される位置情報に基づいてタイミング調整値を計算し得る方式を記述している。そのような場合、アクセスポイント102は、ネットワークノード110に、位置情報を送信するとともに応答してタイミング調整値の表示を受信することによって、自身のタイミング調整値を割り出し得る。
【0067】
反対に、図12は、アクセスポイント102が受信されたマクロ信号およびアクセスポイント104の位置を示す受信された情報に基づいて、自身のタイミング調整値を割り出す方式を記述している。
【0068】
図11を参照すると、ブロック1102および1104は、アクセスポイント102(例えば位置割り出し器618)が自身の位置を割り出す実現形態に関する。いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、上に詳述されているような近隣マクロ基地局から受信したパイロット信号に基づいて自身の位置を割り出し得る。他の実現形態が他の技術を使用してアクセスポイント102の位置を割り出し得ることが認識されるはずである。ブロック1104によって表わされているように、この例において、アクセスポイント102はネットワークノード110(例えばOAM&Pエンティティー)に自身の位置の表示を送信する。
【0069】
ブロック1106によって表わされているように、ネットワークノード110(例えば距離割り出し器1004)は、アクセスポイント102および104の位置に関してネットワークノード110が得た情報に基づいてアクセスポイント102と104との間の距離を割り出す。いくつかの実現形態では、ネットワークノード110は、システム中のマクロアクセスポイントの位置の記録を有するように構成され得る。したがって、ネットワークノード110は、アクセスポイント104の位置に即座にアクセスし得る。いくつかの実現形態では、ネットワークノード110はマクロアクセスポイント104からこの位置情報を受信し得る。あるいは、ネットワークノード110は、他の何らかの方法でこの情報を割り出し得る。アクセスポイント102のタイミングが複数のアクセスポイントから受信されたタイミング信号に基づいている場合、ネットワークノードは、アクセスポイント102とこれらのアクセスポイントの各々のとの間の距離を割り出し得る。
【0070】
ブロック1108によって表わされているように、ネットワークノード110(例えばタイミング調整値割り出し器1006)はアクセスポイント102と104との間の距離に基づいて(例えばブロック904において上で詳述されているように)アクセスポイント102についてのタイミング調整値を割り出す。次に、ブロック1110によって表わされているように、ネットワークノード110は、このタイミング調整値の表示および対応するマクロアクセスポイントのアイデンティティー(例えばそのアクセスポイントについてのPN位相オフセット)をアクセスポイント102へ送信する。アクセスポイント102のタイミングが複数のアクセスポイントから受信されたタイミング信号に基づいている場合、ネットワークノード1110はこれらのタイミング信号の各々に対応するタイミング調整値を提供し得る。
【0071】
ブロック1112によって表わされているように、ある時点において、アクセスポイント102は、アクセスポイント104からタイミング信号(および他のアクセスポイントからのタイミング信号(アクセスポイント102のタイミングがこれらのタイミング信号にも基づいている場合))を受信する。したがって、この動作は、ブロック902と共に上記されている動作と一致し得る。
【0072】
次に、ブロック1114によって表わされているように、アクセスポイント102は、受信したタイミング信号および受信したタイミング調整値に基づいて、そのタイミングを確定し得る。したがって、この動作は、ブロック906と共に上記されている動作と一致し得る。
【0073】
次に図12を参照すると、上述のように、いくつかの実現形態では、アクセスポイント102は、上に詳述されているブロック1108の動作と同様に、タイミング調整値割り出し動作を行ない得る。ブロック1202において、アクセスポイント102は上に詳述されているように、自身の位置を割り出し得る。ブロック1204において、アクセスポイント102は、アクセスポイント104(および、随意的に、タイミング信号を送信する他のアクセスポイント)の位置の表示を受信する。例えば、アクセスポイント102は、アクセスポイント104またはネットワークノード110からこの表示を直接受信し得る。ブロック1206によって表わされているように、アクセスポイント102(例えばタイミング調整値割り出し器1008)は、上に詳述されているように、アクセスポイント102とアクセスポイント104(および、随意的に、1つまたは複数の他のアクセスポイント)との間の距離に基づいてタイミング調整値を割り出す。次に、アクセスポイント102はブロック1208においてアクセスポイント104(また他のアクセスポイント)からタイミング信号を受信し、ブロック1210において受信したタイミング信号およびタイミング調整値に基づいて、そのタイミングを確定する。
【0074】
アクセスポイント102は、近隣ノードに関する現在の情報(例えば位置動作についての情報)を維持し、また/または同期を維持するために、上記のような動作を、繰り返し行ない得る。例えば、アクセスポイント102は、一日単位(例えばネットワークトラフィックが低い夜または他の時点)でマクロアクセスポイントについての定期的な包括的捜索を行ない得る。加えて、またはこれに代えて、ネットワーク(例えばOAM&P)は、アクセスポイント102に、捜索および/または再同期を行なうように命じ得る。こうして、アクセスポイント102は、上記の動作に影響し得るマクロシステムのあらゆる変化(例えばセルの分割、アクセスポイント102の近くの新しいセルの設置)を認識し得る。
【0075】
本明細書の教示が様々な種類の通信装置において実現され得ることが認識されるはずである。いくつかの側面では、本明細書の教示は、複数の無線アクセス端末のための通信を同時にサポートし得る多元接続通信システムで採用され得る無線装置において実現され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上での送信によって1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(あるいは下りリンク)はアクセスポイントから端末への通信リンクを指し、また逆方向リンク(あるいは上りリンク)は端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは単入力単出力(single-in-single-out)システム、多入力多出力(multiple-in-multiple-out)(MIMO)システムまたは他の何らかの種類のシステムによって確立され得る。
【0076】
MIMOシステムはデータ送信のための複数の(NT個の)送信アンテナおよび複数の(NR個の)受信アンテナを使用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の送信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立のチャネル(これは空間チャネルとも称される)へ分解され得る。ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1次元に相当する。MIMOシステムは複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって形成されたさらなる数の次元が利用されると、改善された性能(例えばより高いスループットおよび/またはより大きな信頼度)を提供し得る。
【0077】
MIMOシステムは時分割2重化(TDD)および周波数分割2重化(FDD)をサポートし得る。TDD方式では、順方向リンク送信および逆方向リンク送信は、互恵主義が逆方向チャネルリンクからの順方向リンクチャネルの推定を可能にするように、同じ周波数範囲上にある。このことは、アクセスポイントが、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能な場合に順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することを可能にする。
【0078】
本明細書の教示は少なくとも1つの他のノードと通信するために様々な構成要素を使用するノード(例えば装置)に組み入れられ得る。図13は、ノード相互間の通信を円滑にするために使用され得るいくつかの実例的構成要素を例示している。具体的には、図13は、MIMOシステム1300の無線装置1310(例えばアクセスポイント)および無線装置1350を例示している。装置1310において、多くのデータストリームのためのトラフィックデータはデータソース1312から送信(TX)データプロセッサ1314に提供される。
【0079】
いくつかの側面では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナによって送信される。TXデータプロセッサ1314は、各データストリームのためのトラフィックデータを、そのデータストリーム用の選択された具体的な符号化法に基づいてフォーマットし、符号化し、インターリーブして、符号化されたデータを提供する。
【0080】
各データストリームのための符号化されたデータはパイロットデータとともにOFDM技術を使用して多重化され得る。パイロットデータは、典型的に、既知のやり方で処理されるとともにチャネル応答を推定するために受信器システムで使用され得る既知のデータパターンである。次に、多重化されたパイロットと各データストリームのための符号化されたデータは、そのデータストリーム用の選択された特定の変調方式(例えばBPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調されて(すなわちシンボルマッピングされて)変調シンボルを提供する。各データストリームのためのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1330によって行なわれる命令によって決定され得る。データメモリ1332は、プログラムコード、データ、およびプロセッサ1330または装置1310の他の構成要素によって使用される他の情報を格納し得る。
【0081】
次に、全てのデータストリームのための変調シンボルが、TXMIMOプロセッサ1320に提供される。TXMIMOプロセッサ1320は、この変調シンボルをさらに(例えばOFDMのために)処理し得る。次に、TXMIMOプロセッサ1320は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(「XCVR」)1322A〜1322Tに提供する。いくつかの側面では、TXMIMOプロセッサ1320は、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されているアンテナと、にビームフォーミング加重値を適用する。
【0082】
各トランシーバ1322は、それぞれのシンボルストリームを受信するとともに処理して1つまたは複数のアナログ信号を提供し、さらに、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、濾波、およびアップコンバート)してMIMOチャネル上の送信に適する変調された信号を提供する。次に、トランシーバ1322A〜1322Tからの変調されたNT個の信号は、それぞれNT個のアンテナ1324A〜1324Tに送信される。
【0083】
装置1350において、送信された変調された信号は、NR個のアンテナ1352A〜1352Rによって受信され、各アンテナ1352から受信された信号は、各トランシーバ(XCVR)1354A〜1354Rに提供される。各トランシーバ1354は、それぞれの受信された信号を調整(例えば濾波、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をディジタル化してサンプルを提供し、さらにサンプルを処理して対応する「受信された」シンボルストリームを提供する。
【0084】
次に、受信(RX)データプロセッサ1360は、特定の受信器処理技術に基づいてNR個のトランシーバ1354から受信されたNR個のシンボルストリームを受信するとともに処理してNT個の「検出された」シンボルストリームを提供する。次に、RXデータプロセッサ1360は、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブし、および復号してデータストリームのためのトラフィックデータを回復する。RXデータプロセッサ1360による処理は、装置1310のTXMIMOプロセッサ1320およびTXデータプロセッサ1314によって行なわれた処理と相補的である。
【0085】
プロセッサ1370は、どの前符号化行列を使用するかを周期的に決定する(後に詳述される)。プロセッサ1370は、行列インデックス部およびランク値部を具備する逆方向リンクメッセージを策定する(formulate)。データメモリ1372はプログラムコード、データ、およびプロセッサ1370または装置1350の他の構成要素によって使用される他の情報を格納し得る。
【0086】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信されるデータストリームに関する様々な種類の情報を具備し得る。次に、逆方向リンクメッセージは、TXデータプロセッサ1338(これはデータソース1336からの多くのデータストリームのためのトラフィックデータも受信する)によって処理され、変調器1380によって変調され、トランシーバ1354A〜1354Rによって調整され、また装置1310に送信される。
【0087】
装置1310において、装置1350からの変調された信号は、アンテナ1324によって受信され、トランシーバ1322によって調整され、復調器(DEMOD)1340によって復調され、またRXデータプロセッサ1342によって処理されて、装置1350によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。次に、プロセッサ1330は、ビームフォーミング加重値を割り出すためにどの前符号化行列を使用するかを割り出し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
【0088】
図13は、通信構成要素が本明細書において教示されているような設定(CONFIG)制御動作を行なう1つまたは複数の構成要素を含み得ることも例示している。例えば、設定制御構成要素1390は、プロセッサ1330および/または本明細書において教示されているような別の装置(例えば装置1350)へ/から信号を送信する/受信するための装置1310の他の構成要素と協働し得る。同様に、設定制御構成要素1392は、プロセッサ1370および/または別の装置(例えば装置1310)へ/から信号を送信する/受信するための装置1350の他の構成要素と協働し得る。各装置1310および1350に関して、記述されている構成要素の2つ以上の機能が1つの構成要素によって提供され得ることが認識されるはずである。例えば、1つの処理構成要素が、設定制御構成要素1390およびプロセッサ1330の機能を提供し得、また、1つの処理構成要素が、設定制御構成要素1392およびプロセッサ1370の機能を提供し得る。
【0089】
本明細書の教示は様々な種類の通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み入れられ得る。いくつかの側面では、本明細書の教示は、利用可能なシステム資源の共有によって(例えば帯域幅、送信電力、符号化、インターリーブの1つまたは複数を指定することによって)、複数ユーザとの通信をサポートすることが可能である多重アクセスシステムで使用され得る。例えば、本明細書の教示は下記の技術の任意のものまたは組合せに適用され得る。すなわち、符号分割多重接続(CDMA)システム、マルチキャリアキャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA、HSPA+)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、直交周波数分割多重接続(OFDMA)システム、または他の多重接続技術である。本明細書の教示を使用する無線通信システムはIS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、TDSCDMA、および他の規格のような1つまたは複数の規格を実現するように設計され得る。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、または他の何らかの技術のような無線技術を実現し得る。UTRAは、W−CDMAおよび低いチップレート(LCR)を含んでいる。cdma2000技術は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークはグローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実現し得る。OFDMAネットワークは、エボルブドUTRA(Evolved UTRA(E−UTRA))、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash-OFDM(米国登録商標)のような無線技術を実現し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。本明細書の教示は3GPPのロングタームエボルーション(Long Term Evolution(LTE))システム、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)システム、および他の種類のシステムで実現され得る。LTEはE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。本開示の側面は、3GPP用語を使用して記述され得るが、本明細書の教示は、3GPP(Re199、Re15、Re16、Re17)技術、および3GPP2(IxRTT、1xEV−DO RelO、RevA、RevB)技術、および他の技術と同様に適用され得ることが理解されるべきである。
【0090】
本明細書の教示は様々な装置(例えばノード)に組み入れられ得る(例えば、装置内でまたは装置によって実現される)。
【0091】
いくつかの側面では、本明細書の教示に従って実現されるノード(例えば無線ノード)は、アクセスポイントまたはアクセス端末を具備し得る。
【0092】
例えば、アクセス端末は、ユーザ装置、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、遠隔局、遠隔端末装置、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザ装置、または他のある用語を具備する、これらとして実現される、またはこれらとして知られているかもしれない。いくつかの実現形態では、アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話機、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を有する携帯型装置、または無線モデムに接続する他の何らかの適切な制御演算装置を具備し得る。したがって、本明細書において教示されている1つまたは複数の側面は、電話(例えば携帯電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えばラップトップ)、ポータブル通信装置、携帯コンピューティング機器(例えば個人用携帯情報端末)、娯楽装置(例えば音楽装置、ビデオ装置または衛星ラジオ)、全地球測位システム装置、または無線媒体によって通信するように構成されて他の適切な装置に組み入れられ得る。
【0093】
アクセスポイントは、NodeB、eNodeB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、ベーストランシーバ局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他のある同様の用語を具備し、これらとして実現され、またはこれらとして知られているかもしれない。
【0094】
いくつかの側面では、ノード(例えばアクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを具備し得る。そのようなアクセスノードは、例えば、ネットワークへの有線通信リンクまたは無線通信リンクによってネットワーク(例えばインターネットまたはセルラネットワークのような広域ネットワーク)のための、またはネットワークへの接続を提供し得る。したがって、アクセスノードは、別のノード(例えばアクセス端末)をネットワークまたは他の何らかの機能にアクセスさせることが可能であり得る。また、一方または両方のノードが携帯型であり、場合によっては比較的非携帯型(non-portable)であり得ることが認識されるべきである。
【0095】
また、無線ノードが、非無線的に(例えば有線接続で)情報を送信するかつ/または受信することが可能であり得ることが認識されるべきである。したがって、本明細書において詳述されているような受信器および送信器は、非無線媒体を介して通信するのに適切な通信インターフェース構成要素(例えば電気的構成要素または光インターフェース構成要素)を含み得る。
【0096】
無線ノードは、任意の適切な無線通信技術に基づくかまたはこれをサポートする1つまたは複数の無線通信リンクを介して通信し得る。例えば、いくつかの側面では、無線ノードはネットワークと対応付けられ得る。いくつかの側面では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを具備し得る。無線装置は、様々な無線通信技術、プロトコル、または本明細書において詳述されているような規格(例えばCDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fiなど)の1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。同様に、無線ノードは、様々な対応する変調または多重化方式の1つまたは複数をサポートまたは使用し得る。したがって、無線ノードは、上記のまたは他の無線通信技術を使用して1つまたは複数の無線通信リンクを確立およびこれを介して通信するための適切な構成要素(例えば無線インターフェース)を含み得る。例えば、無線ノードは、無線媒体上での通信を円滑にする様々な構成要素(例えば信号発生器と信号処理器)を含み得る、関連する送信器および受信器構成要素を伴った無線トランシーバを具備し得る。
【0097】
いくつかの実現形態では、ノード(例えばフェムトノード)は何らかの点で制限され得る。例えば、所与のフェムトノードはあるアクセス端末へのあるサービスのみを提供するように構成され得る。いわゆる制限された(またはクローズな(closed))結合(association)での設置では、所与のアクセス端末は、単にマクロセルモバイルネットワーク、および定められた組のフェムトノード(例えば図4に示されているような対応するユーザ住宅430内に位置しているフェムトノード410)のみからサービス提供され得る。例えば、図4では、各フェムトノード410は、関連するアクセス端末420(例えばアクセス端末420A)および、随意的に、ゲストアクセス端末420(例えばアクセス端末420B)にサービス提供するように構成され得る。換言すると、フェムトノード410へのアクセスは制限され得、それによって所与のアクセス端末420は、1組の指定されたフェムトノード(例えば住居のフェムトノード)からサービス提供され得るが、非指定のフェムトノード410(例えば近隣のフェムトノード410)のいずれからもサービス提供されないかもしれない。
【0098】
いくつかの側面では、制限されたフェムトノード(これは、クローズド(閉じた)加入者グループホーム(Closed Subscriber Group Home)NodeBとも称され得る)は、制限されたプロビジョン(供給)を受ける(provisioned)アクセス端末の組にサービスを提供するフェムトノードである。この組は必要なときに、一時的にまたは恒久的に拡張され得る。いくつかの側面では、クローズド加入者グループ(Closed Subscriber Group)(CSG)は、アクセス端末の共通アクセス制御リストを共有するアクセスポイント(例えばフェムトノード)の組として定義され得る。いくつかの実現形態では、ノードは、少なくとも1つのノードに対して、シグナリング、データアクセス、登録(registration)、ページング、またはサービスの少なくとも1つを提供しないように制限され得る。
【0099】
したがって、様々な関係が、所与のフェムトノードと所与のアクセス端末の間に存在し得る。例えば、アクセス端末の観点から、オープン(open(開いた)フェムトノードは、オープンな結合を有するフェムトノードを指し得る(例えば、フェムトノードは、あらゆるアクセス端末へのアクセスを許可する)。制限されたフェムトノードは、何らかの点で制限されているフェムトノードを指し得る(例えば、結合および/または登録に関して制限されている)。住居フェムトノードは、その上でアクセス端末がアクセスを認められるとともに動作するフェムトノードを指し得る(例えば、恒久的アクセスが、1つまたは複数のアクセス端末の定められた組に提供される)。ゲストフェムトノードは、その上でアクセス端末が一時的にアクセスを認められるとともに動作するフェムトノードを指し得る。他の(alien)フェムトノードは、その上でアクセス端末がアクセスを認められずまた動作も行なわない(恐らく緊急事態(例えば911の呼び出し)を除く)フェムトノードを指し得る。
【0100】
制限されたフェムトノードの観点から、住居アクセス端末は、制限されたフェムトノードへのアクセスを認められているアクセス端末を指し得る(例えば、アクセス端末は、フェムトノードに恒久的にアクセスする)。ゲストアクセス端末は、制限されたフェムトノードに一時的にアクセスするアクセス端末を指し得る(例えば、期限、使用時間、バイト、接続回数、または他の何らかの基準に基づいて制限される)。他の(alien)アクセス端末は、制限されたフェムトノードへのアクセスの許可を有していない(恐らく例えば911の呼び出しのような緊急事態を除く)アクセス端末を指し得る(例えば制限されたフェムトノードに登録するための資格や許可を有していないアクセス端末)。
【0101】
本明細書において記述されている構成要素は様々な方法で実現され得る。図14〜図16を参照すると、装置1400、1500、および1600は互いに関連する一連の機能的ブロックとして表わされている。いくつかの側面では、これらのブロックの機能は1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含んだ処理システムとして実現され得る。いくつかの側面では、これらのブロックの機能は、例えば、少なくとも1つまたは複数の集積回路(例えばASIC)の一部を使用して実現され得る。本明細書において詳述されているように、集積回路はプロセッサ、ソフトウェア、他の関連する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのブロックの機能は、本明細書において教示されているような何らかの他の方法でも実現され得る。いくつかの側面では、図14〜図16中の破線で表わされているブロックの1つまたは複数は随意的である。
【0102】
装置1400、1500、および1600は様々な図に関する上記の1つまたは複数の機能を行い得る1つまたは複数のモジュールを含み得る。例えば、受信手段1402または1502は、例えば受信器および/または本明細書において詳述されているような通信コントローラに相当し得る。シーケンス導出手段1404は、例えば本明細書において詳述されているようなシーケンスプロセッサに相当し得る。位置割り出し手段1406または1508は、例えば本明細書において詳述されているような位置割り出し器に相当し得る。周波数帯特定手段1408は、例えば本明細書において詳述されているような周波数帯特定器に相当し得る。タイミング調整値割り出し手段1504または1604は、例えば本明細書において詳述されているようなタイミング調整値割り出し器に相当し得る。タイミング確定手段1506は、例えば本明細書において詳述されるようなタイミング確定器に相当し得る。送信手段1510または1606は、例えば本明細書において詳述されているような送信器および/または通信コントローラに相当し得る。距離割り出し手段1602は、例えば本明細書において詳述されているような距離割り出し器に相当し得る。
【0103】
本明細書において「第1」、「第2」などの指定を使用しての要素へのあらゆる言及は、概してそれらの要素の量や順序を限定しないことが理解されるべきである。そうではなく、これらの指定は、2つ以上の要素または要素の例を識別する便利な方法として本明細書において使用されている。したがって、第1および第2要素への言及は、2つの要素のみがそこで使用され得ることや、第1要素がある点において第2要素に先行しなければならないことを意味しない。また、1組の要素は、そうでないとの明示が無い限り、1つまたは複数の要素を具備し得る。また、明細書および請求項において使用されている「A、B、またはCの少なくとも1つ」の形態の用語は、「AまたはBまたはCあるいはこれらの要素のあらゆる組合せ」を意味している。
【0104】
当業者は、情報と信号が様々な相違する技術および技術のうちの任意のものを使用して表わされ得ることを理解するだろう。例えば、上記の記述の全体に亘って参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光電場または光粒子またはそれらのあらゆる組合せによって表わされ得る。
【0105】
当業者は、様々な説明用の論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、および本明細書において開示されている側面に関して記述されているアルゴリズムステップのうちの任意のものが、電子回路ハードウェア(例えばディジタルの実現形態、アナログの実現形態、または2つの組合せ(これはソースコーディングまたは他の何らかの技術を使用して設計され得る))、命令を取り入れているプログラムあるいはデザインコードの様々な形態(これらは本明細書において、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)、あるいは両方の組合せとして実現され得ることをさらに認識するだろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を示すために、概して、様々な説明用の要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、それらの機能の観点で上に説明された。そのような機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課されている具体的な適用形態と設計制約に依存する。当業者は、記述されている機能を個々の具体的な適用形態向けの様々な形で実現し得、そのような実現形態を決定することが本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきでない。
【0106】
様々な説明用の論理ブロック、モジュール、および本明細書において開示されている側面に関して記述されている回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイントの中でまたはこれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理回路、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリート型ハードウェア構成機器、電気的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素、あるいは、これらの本明細書において記述されている機能を行なうように設計されたあらゆる組合せを具備し、また、IC内、IC外、またはその両方に位置しているコードまたは命令を実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得、または、汎用プロセッサはあらゆる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピュータ装置、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサ、またはあらゆる他のそのような構成、の組合せとして実現され得る。
【0107】
開示された工程中のステップのあらゆる具体的な順序または階層も、実例的アプローチの例であることが理解される。デザイン優先度に基づいて、本開示の範囲内にとどまりながら、工程中のステップの具体的な順序または階層が並べ替えられ得ることが理解される。添付の方法請求項は、実例的順序に様々なステップの要素を提供し、また提供される具体的な順序または階層に制限されることを意味されていない。
【0108】
記述されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそのあらゆる組合せにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、機能は1つまたは複数の指示またはコードとして、コンピュータ可読媒体上で格納または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶装置媒体、およびコンピュータプログラムのある位置から別の位置への移動を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体、の両方を含んでいる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能なあらゆる利用可能な物理的媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを運ぶか格納するために使用されることが可能で且つコンピュータによってアクセスされることが可能な他のあらゆる媒体を具備し得る。また、あらゆる接続も当然、コンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、ディジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれている。
【0109】
本明細書において使用されているディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ・ディスクを含んでいる。ここで、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生し、他方、ディスク(disc)はレーザーでデータを光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。要約すれば、コンピュータ可読媒体があらゆる適切なコンピュータプログラム製品において実現され得ることは認識されるべきである。上に開示されている側面の記述は、あらゆる当業者が本開示を実行または使用することを可能にするために提供されている。これらの側面に対する様々な修正は当業者にとって容易に明らかになり、また、本明細書において定義されている包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の側面に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書において示されている側面に制限されることを意図されておらず、本明細書において開示されている原理および新規な特徴と一貫している最も広い範囲と一致するべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信することと、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出することであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出することと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
を具備する通信方法。
【請求項2】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項3】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項4】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項3の方法。
【請求項5】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項6】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項1の方法。
【請求項7】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定することと、
前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターすることと、
をさらに含む、請求項1の方法。
【請求項8】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項7の方法。
【請求項9】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項7の方法。
【請求項10】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項1の方法。
【請求項11】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信するように構成された受信器と、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出するように構成されたシーケンスプロセッサであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンスプロセッサと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すように構成された位置割り出し器と、
を具備する通信装置。
【請求項12】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項13】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項14】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項13の装置。
【請求項15】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項16】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項11の装置。
【請求項17】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定するように構成された周波数帯特定器をさらに具備し、
前記受信器が、前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターするようにさらに構成されている、
請求項11の装置。
【請求項18】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項17の装置。
【請求項19】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項17の装置。
【請求項20】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信するための手段と、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出するための手段であって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出するための手段と、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すための手段と、
を具備する装置。
【請求項21】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項22】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項23】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項22の装置。
【請求項24】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項25】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項20の装置。
【請求項26】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定するための手段をさらに具備し、
前記受信するための手段が、前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターするように構成されている、
請求項20の装置。
【請求項27】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項26の装置。
【請求項28】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項26の装置。
【請求項29】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信することと、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出することであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出することと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項30】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項29のコンピュータプログラム製品。
【請求項31】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項29のコンピュータプログラム製品。
【請求項32】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことであって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すことと、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
を具備する通信方法。
【請求項33】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項32の方法。
【請求項34】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信することと、
をさらに含む、請求項33の方法。
【請求項35】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項32の方法。
【請求項36】
少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すことであって、前記少なくとも1つの他のタイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づく、タイミング調整値を割り出すことと、
前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
をさらに含む、請求項32の方法。
【請求項37】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項36の方法。
【請求項38】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項32の方法。
【請求項39】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信するように構成された受信器と、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すように構成されたタイミング調整値割り出し器であって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すタイミング調整値割り出し器と、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するように構成されたタイミング確定器と、
を具備する通信装置。
【請求項40】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項39の装置。
【請求項41】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すように構成された位置割り出し器と、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信するように構成された送信器であって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、送信器と、
をさらに含む、請求項40の装置。
【請求項42】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項39の装置。
【請求項43】
前記受信器が、少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信するようにさらに構成されており、
前記タイミング調整値割り出し器が、前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すようにさらに構成されており、
前記少なくとも1つの他のタイミング調整値が、前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づいており、
前記タイミング確定器が、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するようにさらに構成されている、
請求項39の装置。
【請求項44】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項43の装置。
【請求項45】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信するための手段と、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すための手段であって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すための手段と、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するための手段と、
を具備する通信装置。
【請求項46】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項45の装置。
【請求項47】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すための手段と、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信するための手段と、
をさらに含む、請求項46の装置。
【請求項48】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項45の装置。
【請求項49】
前記受信するための手段が、少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信するように構成されており、
前記タイミング調整を割り出すための手段が、前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すように構成されており、
前記少なくとも1つの他のタイミング調整値が、前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づいており、
前記タイミングを確定するための手段が、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するように構成されている、
請求項45の装置。
【請求項50】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項49の装置。
【請求項51】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことであって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すことと、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項52】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項51のコンピュータプログラム製品。
【請求項53】
前記コンピュータ可読媒体が、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信することと、
を前記コンピュータに行なわせるためのコードをさらに具備する、請求項52のコンピュータプログラム製品。
【請求項54】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すことと、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことと、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信することと、
を具備する通信方法。
【請求項55】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項54の方法。
【請求項56】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項54の方法。
【請求項57】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信することをさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項54の方法。
【請求項58】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項54の方法。
【請求項59】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すように構成された距離割り出し器と、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すように構成されたタイミング調整値割り出し器と、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信するように構成された送信器と、
を具備する通信装置。
【請求項60】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項59の装置。
【請求項61】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項59の装置。
【請求項62】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信するように構成された受信器をさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項59の装置。
【請求項63】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すための手段と、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すための手段と、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信するための手段と、
を具備する通信装置。
【請求項64】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項63の装置。
【請求項65】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項63の装置。
【請求項66】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信するための手段をさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項63の装置。
【請求項67】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すことと、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことと、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信することと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項68】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記距離に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、
請求項67のコンピュータプログラム製品。
【請求項69】
前記コンピュータ可読媒体が、前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信することを前記コンピュータに行なわせるためのコードをさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項67のコンピュータプログラム製品。
【請求項1】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信することと、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出することであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出することと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
を具備する通信方法。
【請求項2】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項3】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項4】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項3の方法。
【請求項5】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項1の方法。
【請求項6】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項1の方法。
【請求項7】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定することと、
前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターすることと、
をさらに含む、請求項1の方法。
【請求項8】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項7の方法。
【請求項9】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項7の方法。
【請求項10】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項1の方法。
【請求項11】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信するように構成された受信器と、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出するように構成されたシーケンスプロセッサであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンスプロセッサと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すように構成された位置割り出し器と、
を具備する通信装置。
【請求項12】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項13】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項14】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項13の装置。
【請求項15】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項11の装置。
【請求項16】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項11の装置。
【請求項17】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定するように構成された周波数帯特定器をさらに具備し、
前記受信器が、前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターするようにさらに構成されている、
請求項11の装置。
【請求項18】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項17の装置。
【請求項19】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項17の装置。
【請求項20】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信するための手段と、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出するための手段であって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出するための手段と、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すための手段と、
を具備する装置。
【請求項21】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項22】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項23】
前記位置を割り出すことが三角測量動作を具備する、請求項22の装置。
【請求項24】
前記シーケンス情報を導出することが、
前記複数のアクセスポイントと関連付けられている擬似乱数シーケンスオフセットを特定することと、
前記複数のアクセスポイントからの擬似乱数シーケンスの受信と関連付けられているタイミングを割り出すことと、
を具備する、請求項20の装置。
【請求項25】
前記受信されたパイロット信号と関連付けられている少なくとも1つのパラメータが、後続のパイロット信号捜索での使用のために格納され、
前記少なくとも1つのパラメータが、モニターされている周波数帯および/または検出された擬似乱数位相オフセットを具備する、
請求項20の装置。
【請求項26】
マクロアクセスポイントのために予約されている周波数帯を特定するための手段をさらに具備し、
前記受信するための手段が、前記パイロット信号を受け取るために前記特定された周波数帯をモニターするように構成されている、
請求項20の装置。
【請求項27】
前記周波数帯を特定することが、ネットワークエンティティーから周波数帯の表示を受け取ることを具備する、請求項26の装置。
【請求項28】
前記周波数帯を特定することが、
少なくとも1つのサポートされている周波数帯をモニターすることと、
前記サポートされている周波数帯をモニターすることの結果として少なくとも1つの信号が受信されたことを示すメッセージを送信することであって、前記周波数帯の表示が前記メッセージに応答して受信される、メッセージを送信することと、
を具備する、請求項26の装置。
【請求項29】
第1アクセスポイントにおいて複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信することと、
受信されたパイロット信号からシーケンス情報を導出することであって、前記シーケンス情報は前記複数のアクセスポイントと関連付けられている相違するシーケンス位相オフセットを示しかつ前記複数のアクセスポイントからの前記パイロット信号の受信と関連付けられているタイミングを示す、シーケンス情報を導出することと、
前記シーケンス情報に基づいて前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項30】
前記位置を割り出すことが、
ネットワークエンティティーに前記シーケンス情報を送ることと、
前記ネットワークエンティティーから前記位置の表示を受信することであって、前記表示は前記シーケンス情報に基づいている、表示を受信することと、
を具備する、請求項29のコンピュータプログラム製品。
【請求項31】
前記位置を割り出すことが、
前記複数のアクセスポイントの位置を示す位置情報を受信することと、
前記シーケンス情報および前記位置情報に基づいて前記第1アクセスポイントの前記位置を割り出すことと、
を具備する、請求項29のコンピュータプログラム製品。
【請求項32】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことであって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すことと、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
を具備する通信方法。
【請求項33】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項32の方法。
【請求項34】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信することと、
をさらに含む、請求項33の方法。
【請求項35】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項32の方法。
【請求項36】
少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すことであって、前記少なくとも1つの他のタイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づく、タイミング調整値を割り出すことと、
前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
をさらに含む、請求項32の方法。
【請求項37】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項36の方法。
【請求項38】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項32の方法。
【請求項39】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信するように構成された受信器と、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すように構成されたタイミング調整値割り出し器であって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すタイミング調整値割り出し器と、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するように構成されたタイミング確定器と、
を具備する通信装置。
【請求項40】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項39の装置。
【請求項41】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すように構成された位置割り出し器と、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信するように構成された送信器であって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、送信器と、
をさらに含む、請求項40の装置。
【請求項42】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項39の装置。
【請求項43】
前記受信器が、少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信するようにさらに構成されており、
前記タイミング調整値割り出し器が、前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すようにさらに構成されており、
前記少なくとも1つの他のタイミング調整値が、前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づいており、
前記タイミング確定器が、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するようにさらに構成されている、
請求項39の装置。
【請求項44】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項43の装置。
【請求項45】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信するための手段と、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すための手段であって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すための手段と、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するための手段と、
を具備する通信装置。
【請求項46】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項45の装置。
【請求項47】
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すための手段と、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信するための手段と、
をさらに含む、請求項46の装置。
【請求項48】
前記タイミング調整値を割り出すことが、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記第2アクセスポイントの位置の表示を受信することと、
前記第1および第2アクセスポイントの位置に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことと、
具備する、請求項45の装置。
【請求項49】
前記受信するための手段が、少なくとも1つの他のアクセスポイントからタイミング情報を受信するように構成されており、
前記タイミング調整を割り出すための手段が、前記第1アクセスポイントについての少なくとも1つの他のタイミング調整値を割り出すように構成されており、
前記少なくとも1つの他のタイミング調整値が、前記第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの他のアクセスポイントとの間の少なくとも1つの距離に基づいており、
前記タイミングを確定するための手段が、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントおよび前記少なくとも1つの他のタイミング調整値からの前記タイミング情報に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定するように構成されている、
請求項45の装置。
【請求項50】
前記第1アクセスポイントについての前記タイミングを割り出すことが、前記タイミング調整値および少なくとも1つの他のタイミング調整値の加重平均に基づく、
請求項49の装置。
【請求項51】
第1アクセスポイントにおいて、第2アクセスポイントからのタイミング情報を受信することと、
前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことであって、前記タイミング調整値は前記第1アクセスポイントと前記第2アクセスポイントとの間の距離に基づいている、タイミング調整値を割り出すことと、
前記受信されたタイミング情報および前記タイミング調整値に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミングを確定することと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項52】
前記タイミング調整値を割り出すことが、ネットワークエンティティーから前記タイミング調整値の表示を受信することを具備する、請求項51のコンピュータプログラム製品。
【請求項53】
前記コンピュータ可読媒体が、
前記第1アクセスポイントの位置を割り出すことと、
前記ネットワークエンティティーに前記位置の表示を送信することであって、前記タイミング調整値の前記受信された表示は前記位置の前記表示に基づいている、表示を送信することと、
を前記コンピュータに行なわせるためのコードをさらに具備する、請求項52のコンピュータプログラム製品。
【請求項54】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すことと、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことと、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信することと、
を具備する通信方法。
【請求項55】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項54の方法。
【請求項56】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項54の方法。
【請求項57】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信することをさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項54の方法。
【請求項58】
前記第1アクセスポイントがフェムトノードまたはピコノードを具備する、請求項54の方法。
【請求項59】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すように構成された距離割り出し器と、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すように構成されたタイミング調整値割り出し器と、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信するように構成された送信器と、
を具備する通信装置。
【請求項60】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項59の装置。
【請求項61】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項59の装置。
【請求項62】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信するように構成された受信器をさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項59の装置。
【請求項63】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すための手段と、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すための手段と、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信するための手段と、
を具備する通信装置。
【請求項64】
前記タイミング調整値が、前記第1アクセスポイントが前記第2アクセスポイントから受信した信号に基づいて前記第1アクセスポイントが導出し得るタイミングに関する、請求項63の装置。
【請求項65】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、請求項63の装置。
【請求項66】
前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信するための手段をさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項63の装置。
【請求項67】
第1アクセスポイントと第2アクセスポイントとの間の距離を割り出すことと、
前記距離に基づいて前記第1アクセスポイントについてのタイミング調整値を割り出すことと、
前記タイミング調整値の表示を前記第1アクセスポイントに送信することと、
をコンピュータに行なわせるためのコードを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
【請求項68】
前記タイミング調整値を割り出すことが、前記距離に基づいて前記第1および第2アクセスポイント間の信号伝播遅延時間を割り出すことを具備する、
請求項67のコンピュータプログラム製品。
【請求項69】
前記コンピュータ可読媒体が、前記第1アクセスポイントから前記第1アクセスポイントの位置の表示を受信することを前記コンピュータに行なわせるためのコードをさらに具備し、
前記距離を割り出すことが前記受信された表示に基づく、
請求項67のコンピュータプログラム製品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2011−504328(P2011−504328A)
【公表日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−533239(P2010−533239)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/082607
【国際公開番号】WO2009/061901
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/082607
【国際公開番号】WO2009/061901
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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