説明

受信器/デコーダの接続の管理のための機構

【課題】
【解決手段】
本発明は、通信装置に関し、変調および復調するための手段を有し、一方を通信ネットワークに接続し他方を少なくとの一つの受信器/デコーダに接続する通信装置であって、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応答して、前記通信ネットワークの利用可能なバンド幅に基づき、以下の異なる可能性について選択するための手段:
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること、
を有する通信装置である。
本発明は、通信方法にも関連する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報通信技術の領域に関する。
【0002】
本発明は、より詳細には受信器/デコーダに係る管理のための機構に関する。
【背景技術】
【0003】
特許文献1(モトローラ)は、IPサブネットワークのマルチキャスト・データの管理のための方法および装置を開示している。実施例の通信システムは、連結されるサブネットワークを監視する受信器/デコーダを有している。マルチキャスト・ルータは、受信器/デコーダの要請に応じて、一つ以上のグループ(例えばビデオ・プログラムグループ)に受信器/デコーダを連結する。例えば、受信器/デコーダが第1のグループを去る場合、ルーターに対して「切断」(leave)メッセージを送信する。他の受信器/デコーダは、これを認識しているので、この第1のグループにサブスクライブ(subscribe)するためには、「参加」(join)メッセージを送らなければならない。このため、ルーターは、それがこの第1のグループをサブネットワークに連結しなければならないということを直ちに知らされる。
【0004】
特許文献2(Marconi Communications)は、帯域幅制御を有する会議のための方法および装置を開示している。この先行技術文献は、受信器/デコーダの要求の受信に応答して、通信ネットワーク上の利用可能帯域幅を考慮し、以下の異なる可能性について選択するための手段を有する装置を開示していない。
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること。
【0005】
非特許文献1は、通信ネットワークのサービス品質を管理するための解決策を開示している。この先行技術文献は、受信器/デコーダの要求の受信に応答して、通信ネットワーク上の利用可能帯域幅を考慮した、以下の異なる可能性について選択するための手段を有する装置を開示していない。
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること。
【0006】
特許文献3は、マルチキャスト受信器のためのアドミッション制御手段を開示している。この先行技術文献は、受信器/デコーダの要求の受信に応答して、通信ネットワーク上の利用可能帯域幅を考慮した、以下の異なる可能性について選択するための手段を有する装置を開示していない。
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願番号第2003/035378号
【特許文献2】米国特許出願番号第2005/237952号
【特許文献3】米国特許出願番号第2006/146857号
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】「Multicasting in Differentiated Service Domains」 (Baijan Yang et al, IEEE Global Telecommunications Conference, 17 November 2003)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、ADSL(非同期デジタル加入者回線)ゲートウェイに関連し、複数の受信器/デコーダまたは、セットトップボックス(STB: Set Top Boxes)の技術に関する。他の受信器/デコーダによって伝送されるストリームによって使用されるADSLバンド幅があまりに広い場合、受信器/デコーダをマルチキャスト・ストリームに接続することを拒否するメカニズムが実装されなければならない。
【0010】
1つの解決策は、パケットが各受信器/デコーダによって送信されたIGMP(Internet Group Management Protocol)をゲートウェイが監視することである。そして、各ストリームの特性を定義しているサービス・プランを使用して、使用する総バンド幅を算出することである。マルチキャスト・ストリームを受信するためには、受信器/デコーダがマルチキャストにIGMP「参加」(join)パケットを送信しなければならない。このパケットはマルチキャスト・ルータのチェーンに反映され、一つのルーターが、要求されたストリームを、要求が受信された他のルーターのポートに要請する。「参加」パケットの受け取り通知は、受信器/デコーダに返送されない。
【0011】
ゲートウェイがこのIGMPパケットを傍受し、かつバンド幅がオーバーロードを防止すると決めた場合、受信器/デコーダへのためのストリームの増加は行われない。従って、テレビスクリーンは、黒いままの状態となる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、従来技術のようにバンド幅に負担をかすぎることのリスクを回避するために、受信器/デコーダにストリームが伝送されず、スクリーンが黒いままの状態になるという、欠点を解決するための手段を提供する。
【0013】
この目的のために、その典型的な例として、本発明は、一方が通信ネットワークに対接続され、他方が少なくとも一つの受信器/デコーダに接続される通信装置に関する。そして、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応答して、通信ネットワークのバンド幅に基づき、以下の異なる可能性について選択するための手段を有することを特徴とする:
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること。
【0014】
好ましくは、さらに前記装置は、すべてのマルチキャストアドレス、および少なくとも一つの対応するストリームの特徴、例えばプログラム名、使用するコーデックまたは使用するバンド幅、を含んでいるサービス・プランを操作するための手段を有する。
【0015】
都合のよいことに、前記要求は、確認されたIGMP要求によって確立し、前記装置は、当該通信装置に接続している受信器/デコーダの各々に受信されているストリームの表を操作するための手段を有する。
【0016】
好ましくは、前記装置は、通信ネットワークに使用されているバンド幅を計算するための手段および、サービス・プランおよびストリームの表から、新しいIGMP要求の新しいオンデマンドのストリームの受信のために必要とされる、通信ネットワークのバンド幅を計算するための手段を有する。
【0017】
都合のよいことに、前記装置は、ADSL(非同期デジタル加入者回線)と互換性を持つ。
【0018】
有利な変形例によれば、前記装置は、コンフィギュレーション表にURL(Uniform Resource Locator)を有し、かつ前記URLから前記予め設定されたマルチメディア・ファイルを読み出すための手段、および前記マルチメディア・ファイルを前記受信器/デコーダにマルチキャスト・ストリームの状態で、およびループの状態で送信するための手段を有する。
【0019】
好ましくは、マルチメディア・ファイルは、HTTPプロトコル(Hypertext Transfer Protocol)によって、前記URLから読み出される。
【0020】
実施例によれば、前記装置は、前記マルチメディア・ファイルをフォーマットするための手段を有する。
【0021】
前記マルチメディア・ファイルは、ビデオ、アニメーションおよび/または音声のメッセージを含んでもよい。
【0022】
好ましくは、前記装置は、変調および復調するための手段を有する。
【0023】
本発明は通信装置を使用する通信の方法に関し、一方が通信ネットワークに接続され、他方が少なくとも一つの受信器/デコーダに接続される通信装置を使用した通信方法であって、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応答して、前記通信ネットワークの利用可能なバンド幅に基づき、以下の異なる可能性について選択するステップ:
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること、を有する方法である。
【0024】
好ましくは、さらに前記方法は、すべてのマルチキャストアドレス、および少なくとも一つの対応するストリームの特徴、例えばプログラム名、使用するコーデックまたは使用するバンド幅、を含んでいるサービス・プランを操作するステップを有する。
【0025】
都合のよいことに、前記方法は、確認されたIGMP要求によって確立し、該通信装置に接続している受信器/デコーダの各々に受信されているストリームの表を操作するステップを有する。
【0026】
好ましくは、前記方法は、通信ネットワークに使用されているバンド幅を計算するステップおよび、前記サービス・プランおよび前記ストリームの表から、新しいIGMP要求の新しいオンデマンドのストリームの受信のために必要とされる、通信ネットワークのバンド幅を計算するステップを有する。
【0027】
有利な変形例によれば、前記方法は、コンフィギュレーション表にURL(Uniform Resource Locator)を有し、かつ前記URLから前記予め設定されたマルチメディア・ファイルを読み出すためのステップ、および前記マルチメディア・ファイルを前記受信器/デコーダにマルチキャスト・ストリームの状態で、およびループの状態で送信するステップを有する。
【0028】
本発明は、図を参照することによって、事例として示されている実施例に係る以下の記述から、よりよく理解される。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係る装置および方法は以下のように多数の効果がある:
・それらは、STBのいかなる修正も必要としない;
・それらは、受信器/デコーダ(ゲートウェイ)のいかなる付加的な計算機能も必要としない。なぜなら、ビデオ符号化を行わないからである;
・サービス拒否の各場合において、異なるURLを定めることが可能である;
・ゲートウェイによって送信されたHTTP(Hypertext Transfer Protocol)コマンドのパラメータを追加することが可能である。そして、HTTPサーバが、即座に(on the fly)、MPEG(Moving Picture Experts Group)情報ファイルを生成することを可能にする;および、
・より低くされたビットレートおよび低い解像度を有する他のストリームにリダイレクションすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の方法の実施例を例示した図である。
【図2】本発明の通信装置を例示した図である。
【図3】本発明の方法の実施例を例示した図である。
【図4】IGMPパケットを例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0031】
通信装置(または住宅用ゲートウェイ)(1)(図1および2に示される)は、次の部分を有する。
・プロセッサ(11)、
・ランダム・アクセス・メモリ(31)、
・記憶装置(32)、
・外部通信ネットワークに対するインタフェース(15)、例えばDSLまたは光ファイバーネットワークとのインタフェース、
・WLANインタフェース(14)、
・DECTインタフェース(12)、
・ブルートゥース・インタフェース(13)および、
・複数のイーサネット(登録商標)・インタフェース(21、22、23、24)。
【0032】
通信装置(または住宅用ゲートウェイ)(1)は、マルチキャストアドレスの全ておよび対応するストリームの特徴(プログラム名、コーデックおよび使用するバンド幅)を含む「サービス・プラン」を読み出す。通信装置は、IGMP要求を確認して、受信されたストリームの表を維持する。このテーブルおよびサービス・プランから、これは、新しいIGMP要求によって、使用するバンド幅、および必要とされる付加的なバンド幅を計算する。利用可能なバンド幅(例えばADSL)から、通信装置は、この要求が修正なしで送信するか、より低い品質のストリームにリダイレクトされなければならないかまたは、予め設定されたマルチメディア・ファイルを伝達することを拒否されなければならないかどうかを決める。
【0033】
実施例において、サービス・プランは、ネットワークで利用するために、ユーザの住宅に、いくつかのデコーダを設置する申し込みを要求する場合がある。申し込みはユーザ毎に異なるか、IP当たり異なってもよい:ポートアドレスは、サービス毎にユニークである。
【0034】
各サービスにかかわるパラメータのリストは、ゲートウェイの機能によって異ならせてもよい。
【0035】
特定の実施例では、ゲートウェイに供給されるサービス・プランは、以下の形を有する:すなわち、サービス名、IP:ポート・サービスアドレス、ビデオ符号化タイプ、音声符号化タイプ、サービスビットレートKbit/sである。
【0036】
本発明において、正しい符号化フォーマットの情報を送信するためには、ゲートウェイはビデオおよびおそらく音声(声のメッセージがユーザに提供される場合)のコーデックの形式を知っていることを必要とする。ゲートウェイは、接続したデコーダのキャパシティを知らない。しかし、デコーダがその復号の能力に対応しないストリームを要求しないと仮定してもよい。
【0037】
サービス・プランの例を表1に示す。
【0038】
【表1】

実際には、サービス・プランが、必ずしも表形式であるというわけではない。
【0039】
デコーダ(セットトップボックス)とIGMPスイッチ/ルーターの間に通過しているIGMPプロトコルによって、ゲートウェイ(例えばADSL)は、ネットワークに接続されている装置が受け入れるストリームの全てを知ることができ、受信されたストリームからテーブルを作成する。
【0040】
このストリームの表は、転送先の受信器のアドレスに係る受信されたストリームに対応するIPアドレスをパラメータとして有する。
【0041】
ストリーム・テーブルは、ペアのリストである。したがって、このペアは、ソース・ストリームのIPアドレスと関連した転送先のIPアドレスのペアを含む。
【0042】
例えば、その例を表2に示す。
【0043】
【表2】

実際には、ストリーム・テーブルが、必ずしも表形式であるというわけではない。ゲートウェイは、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応じて、低い品質のストリームの要求に変更してもよい。IGMPパケットに行う修正は、本明細書において説明する。IGMPプロトコルは、RFC 2236によって定義される。
【0044】
IGMPパケットは、8つのオクテットで形成される。図4にその書式を示す。
・タイプ(Type)には、送信されるコマンドが記述されている。
・最大応答時間(Max Resp Time)には、プロトコルを実装するステートマシンにおいて使用するタイマーの値が記述されている。
・チェックサムは、パケットデータの完全性を補償する。
・グループアドレスには、ユーザが、サブスクライブあるいは離れる(leave)グループのマルチキャストアドレスが記述されている。
【0045】
ゲートウェイは、アクセスするネットワークに発信する前にセットトップボックス(STB)から受信するIGMP要求を修正することを可能にするリソースを有する。
【0046】
このため、例えば、STBの要求より低い品質のストリームを受信するために、サービステーブルから、Type Membership Report(0x16)コマンドのグループアドレスのフィールドが修正される。
【0047】
Type Leave Group(0x17)の要求にも、同じ修正を行なわなければならない点に留意する必要がある。
【0048】
同様に、操作がSTBに対して透明であるようにするため、アクセスネットワークから受信されるType Membership Query(0x11)に対しては、グループアドレスのフィールドを修正してSTBに送信する。
【0049】
ゲートウェイは、以下の通りに進行してもよい:すなわち、IGMP要求をアクセスすべきネットワークに発信せず、そして、それ自身が、ビデオストリームを作り出し、おそらくそれがマルチキャストパケットの形で静止画像(fixed image)を表して、STBに発信するようにしてもよい。
【0050】
以下に、IGMP要求が拒否され、マルチメディア・ファイルが伝達される場合を詳述する。
【0051】
図1に示されるように、住宅用ゲートウェイは、そのコンフィギュレーション表に、ビデオ・ファイルがHTTPによって読み出されるURL(Uniform Resource Locator)を含む。このビデオ・ファイルは、フォーマッティングの後、ループした形で、マルチキャスト・ストリームとしてゲートウェイによってSTBに発信される。このため、ADSLバンド幅が、ループの配信の間、使われないこととなる。
【0052】
このファイルは、要請されたチャネルが配信されない理由をユーザに説明している情報を含む(例えば:あなたのADSLサブスクリプションは、2つの高精細ストリームの同時表示を許容しておりません。あなたの回線の要領を増加させるためには、次のURLにアクセスしてください:http://www.orange−ft.com)。それがビデオ・ファイルとして、アニメーション(および声のメッセージ)を含んでもよい。
【0053】
「サービス・プラン」を検索することによって、マルチキャストアドレスごとに、ビデオおよび使用するコーデックを通信装置が知ることができる。送信されるこの予め設定されたマルチメディア・ファイルは、同様の方式でエンコードされている。
【0054】
本発明は、上述した説明において例として記載されている。当業者は、特許の範囲を超えることなく、本発明の変形例を作り出すことができるものと理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方が通信ネットワークに接続され、他方が少なくとも一つの受信器/デコーダに接続される通信装置であって、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応答して、前記通信ネットワークの利用可能なバンド幅に基づき、以下の異なる可能性について選択するための手段:
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること、
を有する通信装置。
【請求項2】
すべてのマルチキャストアドレス、および少なくとも一つの対応するストリームの特徴、例えばプログラム名、使用するコーデックまたは使用するバンド幅、を含んでいるサービス・プランを操作するための手段、
を有する請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記要求は、確認されたIGMP要求によって確立し、当該通信装置に接続している受信器/デコーダの各々に受信されているストリームの表を操作するための手段、
を有する請求項1または2記載の通信装置。
【請求項4】
前記サービス・プランおよび前記ストリームの表から、通信ネットワークに使用されているバンド幅を計算するための手段および、新しいIGMP要求の新しいオンデマンドのストリームの受信のために必要とされる、通信ネットワークのバンド幅を計算するための手段、
を有する請求項2または3に記載の通信装置。
【請求項5】
ADSL(非同期デジタル加入者回線)と互換性を持つ、請求項1、2、3または4のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項6】
コンフィギュレーション表にURL(Uniform Resource Locator)を有し、かつ前記URLから前記予め設定されたマルチメディア・ファイルを読み出すための手段、および前記マルチメディア・ファイルを前記受信器/デコーダにマルチキャスト・ストリームの状態で、およびループの状態で送信するための手段、
を有する請求項1ないし5のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項7】
前記マルチメディア・ファイルは、HTTPプロトコル(Hypertext Transfer Protocol)によって、前記URLから読み出される、請求項6記載の通信装置。
【請求項8】
前記マルチメディア・ファイルをフォーマットするための手段、を有する請求項6または7記載の通信装置。
【請求項9】
前記マルチメディア・ファイルは、ビデオを含む、請求項1ないし8のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項10】
前記マルチメディア・ファイルは、アニメーションを含む、請求項1ないし9のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項11】
前記マルチメディア・ファイルは、音声メッセージを含む、請求項1ないし10のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項12】
変調および復調するための手段、を有する、請求項1ないし11のいずれか1項記載の通信装置。
【請求項13】
一方が通信ネットワークに接続され、他方が少なくとも一つの受信器/デコーダに接続される通信装置を使用した通信方法であって、前記受信器/デコーダからの要求の受信に応答して、前記通信ネットワークの利用可能なバンド幅に基づき、以下の異なる可能性について選択するステップ:
・前記要求を変更せずに通信ネットワークに伝送すること;または、
・より低い品質のストリームを求めるために要求を変更すること;または、
・前記要求をネットワークに伝送することを拒否し、かつ受信器/デコーダに予め設定されたマルチメディア・ファイルを送ること、
を有する通信方法。
【請求項14】
すべてのマルチキャストアドレス、および少なくとも一つの対応するストリームの特徴、例えばプログラム名、使用するコーデックまたは使用するバンド幅、を含んでいるサービス・プランを操作するステップ、
を有する請求項13記載の通信方法。
【請求項15】
前記要求は、確認されたIGMP要求によって確立し、該通信装置に接続している受信器/デコーダの各々に受信されているストリームの表を操作するステップ、
を有する請求項13または14記載の通信方法。
【請求項16】
前記サービス・プランおよび前記ストリームの表から、通信ネットワークに使用されているバンド幅を計算するステップおよび、新しいIGMP要求の新しいオンデマンドのストリームの受信のために必要とされる、通信ネットワークのバンド幅を計算するステップ、
を有する請求項14または15に記載の通信方法。
【請求項17】
コンフィギュレーション表にURL(Uniform Resource Locator)を有し、かつ前記URLから前記予め設定されたマルチメディア・ファイルを読み出すためのステップ、および前記マルチメディア・ファイルを前記受信器/デコーダにマルチキャスト・ストリームの状態で、およびループの状態で送信するステップ、
を有する請求項13ないし16のいずれか1項記載の通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−502071(P2010−502071A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−525091(P2009−525091)
【出願日】平成19年8月17日(2007.8.17)
【国際出願番号】PCT/FR2007/051827
【国際公開番号】WO2008/023130
【国際公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【出願人】(509047502)トムソン グラス バレー フランス ソシエテ アノニム (1)
【Fターム(参考)】