説明

口腔用組成物

【課題】中性領域に調整され、且つプラーク形成抑制作用を奏する口腔用組成物を提供すること。
【解決手段】クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、両者を併せて15mmol/L以上の濃度で含み、且つpHが6.0〜8.0であることを特徴とする、液状口腔用組成物、並びに該組成物を水不溶性素材に含浸させたことを特徴とする、口腔清浄剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、両者を併せて15mmol/L以上の濃度で含み、且つpHが6.0〜8.0であることを特徴とする液状口腔用組成物、並びに該組成物を水不溶性素材に含浸させた口腔清浄剤、特に乳幼児や高齢者など、介助者による歯や口腔の手入れに適した口腔清浄用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
虫歯(う蝕)や歯周炎の原因である歯垢(プラーク)の除去や付着予防は、口腔衛生において重要である。一般にプラークの形成は、口腔内に残った飲食物中のショ糖の一部が、口腔内の微生物酵素、例えばグルコシルトランスフェラーゼの作用によって水不溶性且つ付着性の強いグルカンに変化し、それが口腔内微生物と共に歯の表面に付着することによるとされている。そして、プラーク内の微生物が食物中の糖を代謝して酸を作り、この酸が歯のエナメル質を脱灰し侵食するのがう蝕である。したがって、このう蝕を防止するために、プラークの除去や付着を予防する種々の口腔用組成物の研究・開発が行われている。
【0003】
このような口腔用組成物には、酸を中和又は緩衝するために、pH調整剤や緩衝剤が配合されている場合がある。例えば緩衝剤としては、リン酸緩衝系、クエン酸緩衝系、リンゴ酸緩衝系などの慣用のものが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一方、クエン酸のキレート形成能に着目し、配合した口腔用組成物も報告されている。例えば、改善された口内クリーニング性能と共に抗歯垢、抗歯肉炎及び抗歯石効果を示す口内組成物として、適切な口内キャリア中に酵素、界面活性剤、キレート化剤及びフッ化物イオン源を含有した口内組成物が報告されているが、かかる組成物において、キレート化剤は、適切なカルシウム結合定数を有するものとされ、好ましいものとしてクエン酸/クエン酸アルカリ金属塩が挙げられている(例えば、特許文献2参照)。また、活性成分として、クエン酸アルカリ金属塩、クエン酸、パパイン及び微小粒の酸化アルミニウムを含有する練り歯磨なども報告されている(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
また一方、乳幼児の口腔衛生用の組成物として、キシリトールの抗う蝕性に着目し、特定量のキシリトールを配合し、且つ研磨剤及び界面活性剤を含有しない、透明ゲル状の歯磨き組成物などが報告されている(例えば、特許文献4参照)。
【特許文献1】特開2000−297022号公報
【特許文献2】特表平8−505390号公報
【特許文献3】特許2628666号公報
【特許文献4】特開2004−244384号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
歯のエナメル質は酸に弱いため、上述のように口腔用組成物の液性は中性領域に調整し、且つ緩衝効果を持たせるために緩衝剤を配合しているものが多い。しかし一方で、口腔内でプラークを形成し、う蝕の原因となるStreptococcus mutansなどの口腔内細菌の至適pHも中性であることから、このような緩衝剤の配合が、プラークの形成を促進するおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、かかる課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、従来、口腔用組成物において緩衝剤として使用されていたクエン酸が、ある特定濃度未満(通常の緩衝剤としての使用量が包含される)では、プラーク形成促進効果を奏するものの、驚くべきことに、その特定濃度以上では、逆にプラーク形成抑制効果を奏するという予想外の効果を見出した。上述のように、口腔用組成物の緩衝剤としては、例えば、リン酸緩衝系、クエン酸緩衝系、リンゴ酸緩衝系などの慣用の緩衝剤が使用されるが、本発明者らは、クエン酸緩衝系のみがそのような効果を有することを見出した。
【発明の効果】
【0008】
本発明の液状口腔用組成物は、安全で、不快な味や臭いがなく、且つ安価な成分であるクエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、特定量配合するのみで、有意なプラーク形成抑制作用を奏する。すなわち本発明の液状口腔用組成物は、その緩衝能により口腔内を中性領域に保つことができるため、歯のエナメル質を酸から保護することができると同時に、有意なプラーク形成抑制作用を奏するため、極めて有用性が高い。したがって、特にかかる組成物を含浸させた水不溶性素材(好ましくは不織布)は、例えば、乳幼児や高齢者など、自発的にブラシなどにより口腔内のケアをすることが困難な対象に対しても、安全に使用することができると共に、歯のエナメル質を酸から保護し、プラーク形成を抑制し、う蝕防止に優れた効果を奏するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
すなわち、本発明は、クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、両者を併せて15mmol/L以上の濃度で含み、且つpHが6.0〜8.0であることを特徴とする、液状口腔用組成物に関する。
【0010】
本発明において、クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を合わせた濃度が15mmol/Lより低いとプラーク形成抑制効果を奏しないのみならず、逆にプラーク形成促進効果を奏するため好ましくない。一方、60mmol/Lより多く配合しても、プラーク形成抑制効果はもはや増加しないばかりか、酸味、塩味が強くなり風味の点で好ましくない。また塩類濃度が高いと、対象の腎臓などに負担がかかるおそれもあるため好ましくない。したがって、本発明の組成物は、クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、両者を併せて15mmol/L以上、好ましくは20〜60mmol/Lの濃度、より好ましくは25〜45mmol/Lの濃度で含む。
【0011】
かかる組成物は、組成物のpHが6.0〜8.0の範囲内、好ましくはpHが6.2〜7.5の範囲内、より好ましくはpH6.4〜7.0となるように、クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩の組成比を調整する。pHが酸性領域であると、歯のエナメル質が溶けやすくなるため好ましくなく、逆にアルカリ性領域であっても、歯石が形成されやすくなるため好ましくない。具体的には、組成物のpHが6.0〜8.0の範囲内となるように、クエン酸0.0002〜0.15重量%、好ましくは0.025〜0.035重量%に対し、クエン酸アルカリ金属塩0.4〜1.6重量%、好ましくは0.65〜1.1重量%を含むことを特徴とする。
【0012】
なお、本発明において、クエン酸は、通常、無水又は1水和物の形態で入手し得る市販品を使用すれば良く、いずれの形態であっても良い。また、クエン酸アルカリ金属塩とは、クエン酸2ナトリウム若しくは3ナトリウム、クエン酸2カリウム若しくは3カリウム又はそれらの水和物であり、好ましくはクエン酸3ナトリウム又はその水和物である。なお上記のように、配合量が重量%で表わされる場合、水和物は、その対応する無水物に換算した量で組成物に配合されているものとする。
【0013】
本発明の口腔用組成物は、液状組成物であり、さらに好ましくは水性組成物であるが、所望により、水性組成物にさらに粘度調整剤などを添加し、粘性を高めたものであってもよい。本発明の液状組成物の担体としては、水、エタノール、ポリエチレングリコール又はそれらの混合物など、通常口腔用組成物に汎用される、非毒性のものであれば良いが、好ましくは水、特には精製水、エタノール又はそれらの混液であり、より好ましくは精製水のみが用いられる。
【0014】
本発明の液状口腔用組成物は、さらにう蝕性を有さない多価アルコール0.1〜7.0重量%を含んでもよい。このような多価アルコールとしては、パラチノース、トレハロースなどのスクロース構造異性体、パノース、イソマルトース、カップリングシュガーなどのオリゴ糖、エリスリトール、マルチトール、キシリトール、パラチニットなどの糖アルコール、その他プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。好ましくは、口腔内細菌によって代謝されず、う蝕の原因となる酸を発生せず、プラークの付着抑制作用を奏することが知られている、エリスリトール又はキシリトールを含む。プラークの付着抑制作用の点、並びに安価で、安全性が高く、且つ緩下性が少ないとの点から、エリスリトールを含むものがより好ましく、エリスリトールを0.1〜7.0重量%含むものが最も好ましい。
【0015】
また、本発明の液状口腔用組成物は、ポリフェノール含有植物エキス0.003〜0.01重量%を含んでもよい。好ましくは、プラーク形成抑制作用が知られている緑茶エキス、ウーロン茶エキス又は紅茶エキスなどの茶抽出物、又はリンゴエキスなどのポリフェノール含有植物エキスが挙げられる。例えば、緑茶エキスとは、チャノキ(Thea sinensis Linne)の葉を製した緑茶を、水、熱水、アルコール又はそれらの混液などの溶媒で抽出して得られるエキスであり、一般に「緑茶エキス」として市販されているものであれば、特に限定なく使用することができる。本発明の組成物は、緑茶エキスを0.003〜0.01重量%を含むのが、最も好ましい。
【0016】
本発明の液状口腔用組成物は、例えば、洗口剤、うがい薬、歯みがきなどの歯科口腔用の製剤として調製される。好適には、口腔清浄剤、特には口腔清浄用シートとして調製される。すなわち、本発明は、該液状口腔用組成物を水不溶性素材に含浸させたことを特徴とする口腔清浄剤にも関する。かかる口腔清浄剤は、自発的な歯磨きが困難な対象、特に乳幼児や高齢者などの歯や口腔の手入れに有用なものである。
【0017】
本発明の液状口腔用組成物は、その用途及び剤型に応じ、上述した以外の成分、例えば通常使用される任意の添加剤をさらに配合することができる。そのような添加剤としては、例えば、可溶化剤、発泡剤、保存剤、矯味嬌臭剤、香味剤、その他の有効成分などが挙げられるが、それらに限定されない。しかしながら、本発明の液状口腔用組成物を、口腔清浄剤、特に乳幼児用の口腔清浄剤の調製に用いる場合、任意の添加剤の配合は無い方が好ましい。
【0018】
ここで、本発明の液状口腔用組成物を含浸させる水不溶性素材としては、例えば綿、パルプ、麻、絹などの天然繊維、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維などが挙げられる。特に綿、レーヨン、ポリエステル、ポリエチレンが好適に使用されるが、これらに限定されない。
【0019】
これらの素材は、そのまま使われるほか、織布又は不織布などに加工したり、必要に応じてエンボス加工等を加え、シート状、スティック状、球状又は立方体などの塊状に成形して用いることができるが、シート状に成形された不織布、特に綿不織布を用いるのが好ましい。
【0020】
上記水不溶性素材に、本発明の液状口腔用組成物を含浸させる方法に特に制限はなく、水不溶性素材の一部分又は全部に液状組成物を浸漬したり、噴霧するなどの方法で行うことができる。このようにして得られた口腔清浄剤は、所望によりアルミパック等の個包装に封入され、高圧蒸気滅菌処理を施された後、口腔清浄剤製品として提供される。
【0021】
以下、本発明を具体的態様を実施例として示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお下記の実施例において、特に言及のない限り、%は重量%を意味する。
【実施例】
【0022】
〔プラーク形成能の評価法〕
本発明の各実施例におけるプラーク形成抑制/促進効果の評価は、以下のように行った。なお、かかる試験法は、試料にStreptococcus mutansを添加してプラークを形成させ、その質量をブランクと比較することによりプラーク形成能を評価するものであり、北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センター・平成15年度試験研究事業報告書32〜34頁(オホーツク圏域の農水産物及び加工品からの健康賦活化因子の探索、1.歯垢形成阻害剤(グルコシルトランスフェラーゼ阻害剤)の探索(その1))に記載の方法に準じた。
【0023】
プラーク形成菌としてStreptococcus mutansを用い、培養にはBHI培地(Difco社)を用いた。水及び試料に、スクロースを1%濃度となるよう添加し、当該菌の前培養を接種し、試験管内で嫌気的に静置傾斜培養(37℃、40〜64時間)した。所定時間後に培養液を廃棄し、精製水で3回静かに濯ぎ、試験管を乾燥させた。乾燥した試験管を秤量し、プラーク付着量をブランク(水)における付着量と比較し、プラーク形成抑制率を求めた。
プラーク形成抑制率(%)=(P0−P)/P0×100
なお、試料溶液のプラーク付着量がブランクを上回った場合は、次式によりプラーク形成促進率を求めた。
プラーク形成促進率(%)=(P−P0)/P0×100
(P:試料のプラーク付着量、P0:ブランクのプラーク付着量)
【0024】
〔実施例1〕
クエン酸、リン酸及びリンゴ酸緩衝液のプラーク形成能の評価
pHが6.6となるように各濃度(10〜50mmol/L)のクエン酸緩衝液(クエン酸−クエン酸3ナトリウム又はクエン酸−クエン酸3カリウム)、リン酸緩衝液(リン酸カリウム−リン酸2カリウム)及びリンゴ酸緩衝液(リンゴ酸−リンゴ酸2ナトリウム)を試料として調製した。なお、ここで各緩衝液の濃度とは、それぞれ使用した酸のmol濃度とそのアルカリ金属塩のmol濃度との合計を意味する。
次いで、得られた試料を、上述したプラーク形成能の評価法に付した。結果を図1−1〜1−4に示す。リン酸緩衝液やリンゴ酸緩衝液は、いずれの濃度においてもプラーク形成促進効果のみを示した。一方、クエン酸緩衝液は、低濃度では前者の緩衝液と同様にプラーク形成促進効果を示したが、特定濃度(15mmol/L)以上ではプラーク形成抑制効果を示すことが見出された。かかる効果は濃度依存的に上昇し、一定濃度以上で飽和状態に達した。
【0025】
〔実施例2〕
クエン酸のプラーク形成能の評価
50mmol/Lのクエン酸水溶液(pH2.3)、50mmol/Lのクエン酸水溶液にNaOHを添加しpH6.6に調整した水溶液、及び50mmol/Lのクエン酸緩衝液(クエン酸−クエン酸3カリウム、pH6.6)を試料とし、これらを上述したプラーク形成能の評価法に付した。結果を図2に示す。緩衝能の有無に係らず一定のクエン酸濃度を有することにより、プラーク形成抑制効果を示すことが見出された。
【0026】
〔実施例3〕
液状口腔用組成物の調製
本発明の液状口腔用組成物を調製した。組成を以下に示す。得られた組成物のpHは、6.6であった。
【0027】
【表1】

【0028】
〔実施例4〕
液状口腔用組成物の調製
得られた組成物のpHは、6.6であった。
【0029】
【表2】

【0030】
〔実施例5〕
液状口腔用組成物の調製
得られた組成物のpHは、6.5であった。
【0031】
【表3】

【0032】
〔実施例6〕
口腔清浄剤の調製
実施例3で得られた組成物を、綿不織布(75mm×75mm×1mm)に含浸させ、シート状の口腔用清浄剤を得た。得られた各シート状の清浄剤を常法によりアルミ個包装した後、高圧蒸気滅菌処理を施し、口腔清浄剤製品を得た。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の液状口腔用組成物は、安全で、不快な味や臭いがなく、且つ安価な成分であるクエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩に加え、緑茶エキスやエリスリトールなどを適宜配合することにより、有意なプラーク形成抑制作用を達成することができるものである。本発明の液状口腔用組成物は、その緩衝能により口腔内を中性領域に保つことができるため、歯のエナメル質を酸から保護することができると同時に、有意なプラーク形成抑制作用を奏するため、極めて有用性が高い。好適には、特にかかる組成物を水不溶性素材(好ましくは不織布)に含浸させ、口腔清浄剤を得るが、かかる清浄剤は、例えば、乳幼児や高齢者など、自発的にブラシなどにより口腔内のケアをすることが困難な対象に対しても、安全に使用することができると共に、歯のエナメル質を酸から保護し、プラーク形成を抑制し、う蝕防止に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1−1】実施例1における、クエン酸−クエン酸3ナトリウム緩衝液のプラーク形成抑制率を示す。
【図1−2】実施例1における、クエン酸−クエン酸3カリウム緩衝液のプラーク形成抑制率を示す。
【図1−3】実施例1における、リン酸カリウム−リン酸2カリウム緩衝液のプラーク形成亢進率を示す。
【図1−4】実施例1における、リンゴ酸−リンゴ酸2ナトリウム緩衝液のプラーク形成亢進率を示す。
【図2】実施例2における、各クエン酸溶液(50mmol/L)のプラーク形成抑制率を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クエン酸及びクエン酸アルカリ金属塩を、両者を併せて15mmol/L以上の濃度で含み、且つpHが6.0〜8.0であることを特徴とする、液状口腔用組成物。
【請求項2】
クエン酸0.0002〜0.15重量%及びクエン酸アルカリ金属塩0.4〜1.6重量%を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
さらにう蝕性を有さない多価アルコール0.1〜7.0重量%を含む、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項4】
う蝕性を有さない多価アルコールが、エリスリトールである、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
さらにポリフェノール含有植物エキス0.003〜0.01重量%を含む、請求項1〜4いずれか1項記載の組成物。
【請求項6】
請求項1〜5いずれか1項記載の組成物を、水不溶性素材に含浸させたことを特徴とする、口腔清浄剤。
【請求項7】
水不溶性素材が、シート状に成形された不織布である、請求項6記載の口腔清浄剤。
【請求項8】
請求項6又は7記載の口腔清浄剤を個包装に封入し、高圧蒸気滅菌処理を施したものであることを特徴とする、口腔清浄剤製品。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図1−3】
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【図1−4】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−153841(P2007−153841A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−353996(P2005−353996)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【出願人】(000252322)和光堂株式会社 (13)
【Fターム(参考)】