説明

吸着板が取り付けられたLED

【課題】本発明は、吸着板が取り付けられたLEDに関する。
【解決手段】LEDに光が透過できる材質の投光部覆って光が乱射することを防ぎ、光の照射範囲を投光部のサイズに指定するが、投光部は、薄膜投光部と厚膜投光部を備えて近距離/遠距離及び正面/側面での視認性を向上させ、さらに使用者がいつでも複数の吸着板が取り付けられたLEDを組み合わせて希望とする内容を表現することができ、同時に容易にその内容を変更することが可能な吸着板が取り付けられたLEDに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着板が取り付けられたLEDに関するもので、より詳しくは、LEDに光が透過できる材質の投光部を覆って光が乱射することを防ぎ、光の照射範囲を投光部のサイズに指定するが、投光部は、薄膜投光部と厚膜投光部を備えて近距離/遠距離及び正面/側面での視認性を向上させ、さらに使用者がいつでも複数の吸着板が取り付けられたLEDを組み合わせて希望とする内容を表現することができ、同時に容易にその内容を変更することが可能な吸着板が取り付けられたLEDに関する。
【背景技術】
【0002】
商店のガラス窓には、販売する商品に関する情報提供や飾りのために様々な形の小型の看板が設置されている。このような小型の看板は、ただ単純に紙や布に文字または図形が印刷されたものからアクリル板を用いて高級に製作された看板に至るまで様々な種類がある。このような小型の看板の中にはLEDを用いた小型の看板が使われている。
【0003】
しかし、このようなLEDを使った小型の看板の一番の短所は、LEDは正面発光をするため、LEDの直ぐ前からLEDを眺めると輝度が高いため眩しい現象があり、これによって目が疲れやすくなる。また、LEDから発光する光は直進する性質があるため、LEDの側面には光が殆ど届かず側面からこれを認識することが容易ではないという問題がある。
【0004】
さらに、小型の看板に取り付けられたLEDから出る光は、輝度が高いため、小型の看板の前に位置するガラス窓に乱反射が激しく、LED光がガラス窓に広がり、外部からはLEDが伝えようとする文字、数字または図形を認識することが難しいという問題があった。
【0005】
従って、小型の看板に複数のLEDを組み合わせて文字、数字または図形を表現する場合には、LED正面の直ぐ前では眩しさによって目が疲れやすくなり、投光部の形状を認識することが難しく、逆に側面では光が届かないことがあって投光部の形状を認識することが困難であり、さらにLEDから放出される光はガラス窓に乱反射して全体的に文字、数字または図形を認識することが難しい場合がある。
【0006】
さらに、上記のLEDの正面発光とLEDから発光された光の直進性のため、従来のLEDを用いた発光装置は、一つのLED光が照射される範囲が相対的に狭いため、複数のLEDを使用して遠距離及び近距離での視認性を向上させた。しかし、この場合には、複数のLEDを設置しなければならないため回路の構成が複雑になり、設置代、材料費などが高く、さらにメンテナンスも難しいという問題があった。
【0007】
また、このような小型の看板は、単純にマジックペンなどを用いて紙に文字または図形を描いた後に、これをガラス窓に両面テープを使って貼り付けるときを除いては、一度製作された小型の看板は製作された内容そのままの情報のみ提供し、他の内容を掲示するためには小型の看板を新たに製作しなければならないため、時間及び費用が掛かるという問題があった。勿論、電光板を用いた場合には、その内容を容易に変更することはできるが、電光板の制作費用が高いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決すべく発明されたもので、本発明は、LEDに光が透過できる材質の薄膜投光部と厚膜投光部を備えた投光部を覆って光が乱射することを防ぎ、光の照射範囲を投光部のサイズに指定するが、薄膜投光部では光を遠くまで届けることができるようにしながらも、LED正面の直ぐ前での眩しさを緩和させ、厚膜投光部では媒質が厚いため媒質を通過する光の一部が内部で反射して光を側面にも伝えながらも、LEDが取り付けられるガラス窓によるLED光の乱反射を最小化して、光が広がることを防いで近距離/遠距離及び正面/側面での視認性を向上させ、さらに使用者がいつでも複数の吸着板が取り付けられたLEDを組み合わせて自分が希望とする内容を表現することができると共に、その内容の変更も容易な吸着板が取り付けられたLEDを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、上記LEDの発光部分を囲い上記LEDの光を外部に透過させる投光部と、上記投光部の上部に上記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して上記投光部を固定体に固定させる吸着板と、上記LEDの底面に位置して上記投光部の下部を囲うキャップと、上記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記連結部は、フレキシブルな連結電線と連結ジェンダーで構成されている。
【0011】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記連結部は、上記キャップに固定された連結ポートである。
【0012】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記キャップは、内部に内部電線が納まる溝の形態を有する電線溝と、上記電線溝に納まっている内部電線と、及び上記LEDの陽極と陰極を上記内部電線の陽極線と陰極線にそれぞれ連結する螺旋状の2つの連結ねじと、を含む。
【0013】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記投光部の下部には、反射板が設置されている。
【0014】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記投光部は、上記LEDの直ぐ前での眩しい現象を緩和させ、遠距離での視認性を高めるために、投光部の厚みの薄い少なくともひとつ以上の薄膜投光部と、上記LEDの光を広く分散させてLEDの側面にも光を発光させるための投光部の厚みが上記薄膜投光部より厚い少なくともひとつ以上の厚膜投光部と、を含む。
【0015】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記薄膜投光部または厚膜投光部が図形、数字または文字の形態を有する。
【0016】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記薄膜投光部または厚膜投光部には色が塗られている。
【0017】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記薄膜投光部または厚膜投光部は、透明、半透明または不透明な材質のうちいずれかひとつ以上の組み合わせからなる。
【0018】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記LEDの下部に位置し上記投光部の側面と密着して結合される支持台をさらに含む。
【0019】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記支持台の直径は、上記LEDの直径より長く、上記支持台には上記LEDの周りに上記LEDを保護するための保護壁が設置されている。
【0020】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記LEDの外部には、上記LEDを囲んだ凸レンズ部が形成され、上記凸レンズ部は、下部が上記キャップに結合され、キャップの下部からLEDの側面に沿って薄い壁を形成してLEDの上部に上がり、LEDの上部には凸レンズが形成されている形状である。
【0021】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記投光部の上部にはポリカーボネート層がさらに取り付けられている。
【0022】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記LEDの上部と対向する上記投光部の内部には拡散層がさらに取り付けられている。
【0023】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記拡散層は、クリスタルからなっている。
【0024】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記LEDと接する上記投光部の側面には、少なくともひとつ以上の空気排出溝またはエンボスが形成されている。
【0025】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記吸着板と投光部は分離することが可能で、上記吸着板に上記投光部が結合されている。
【0026】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記LEDに供給される電源は、バッテリー、交流電源、直流電源、ソーラーセルまたはハイブリッドのうちいずれかひとつ以上の組み合わせである。
【0027】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記投光部は、ガラス、プラスチック、シリコン、ラテック、ゴム、ウレタン、レジン、エポキシ樹脂、ポリカーボネートまたはポリマーのいずれかひとつ以上の材質からなる。
【0028】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、複数の吸着板が取り付けられたLEDが結合されて文字または図形を表現し、上記それぞれの吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、上記LEDの発光部分を囲い上記LEDの光を外部に透過させる投光部と、上記LEDの底面に位置して上記投光部の開放された部分を囲うキャップと、上記吸着板が取り付けられたLEDの両端に位置するキャップから突出した連結部と、及び上記複数の吸着板が取り付けられたLEDを連結するために、キャップから突出して隣接したキャップと連結される連結電線と、を含み、上記投光部のうち少なくともいずれかひとつ以上の投光部には、上記投光部の上部に上記投光部と連結されて固定体に密着して上記複数の吸着板が取り付けられたLEDを固定体に固定させる吸着板が取り付けられていることを特徴とする。
【0029】
本発明の他の好ましい特徴によると、上記複数の吸着板が取り付けられたLEDは、取付板に一定の間隔で取り付けられている。
【0030】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、固定部を中心としてそれぞれ両面に取り付けられた第1及び第2LEDと、上記第1及び第2LEDをそれぞれ囲い上記第1及び第2LEDの光を外部に透過させる第1及び第2投光部と、上記第1投光部の上部に上記第1投光部と連結された形態であり、固定体に密着して上記投光部を固定体に固定させる吸着板と、上記固定部から突出した連結部と、を含むことを特徴とする。
【0031】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、特定の内容が印刷された布またはフィルム紙に一定の間隔で複数の溝を作って上記溝に吸着板が取り付けられたLEDが挿入され、上記吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、上記LEDの発光部分を囲い上記LEDの光を外部に透過させる投光部と、上記投光部の上部に上記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して上記投光部を固定体に固定させる吸着板と、上記LEDの底面に位置して上記投光部の開放された部分を囲うキャップと、上記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする。
【0032】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、遮光性フィルムに一定の間隔で複数の吸着板が取り付けられたLEDが取り付けられ、上記吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、上記LEDの発光部分を囲い上記LEDの光を外部に透過させる投光部と、上記投光部の上部に上記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して上記投光部を固定体に固定させる吸着板と、上記LEDの底面に位置して上記投光部の開放された部分を囲うキャップと、上記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明によるLEDが取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDは、特殊に作られた投光部を採用することで、遠距離/近距離及び正面/側面での視認性が向上して情報伝達、外見向上及び広告効果を最大化することができる。また本発明によるLEDが取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDは、使用者がいつでも自分が希望とする内容に容易に表現を変更することができ、必要に応じては複数の吸着板が取り付けられたLEDを連結していかなる文字や図形であっても容易に表現することができる。
【0034】
また従来の電光板とは異なって、初期設置費用が殆どかからず、また内容の変更も非常に簡単に追加費用無く行うことができる。
【0035】
さらにLEDを使用するため、電力消費が最小化され、ほぼ半永久的に使用できるという長所がある。
【0036】
商店や店舗の広告用のポールサイン(pole sign)の視認性の確保のために、本発明による吸着板が取り付けられたLEDを使用することで、投光された閃光を用いて形態や文字を効果的に伝えることができ、さらにサイズや体積の大きくないスリムな吸着板が取り付けられたLEDを使用してガラス窓の限られた空間をより効率的に活用してディスプレイ用インテリアの演出及び広告用の演出ができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図2】LED発光部分が小さい場合の本発明による吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図3】本発明による吸着板が取り付けられたLEDが固定体に固定されたことを示した図面である。
【図4】連結部の他の実施例を示した断面図である。
【図5】半球形の投光部を有する吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図6】本発明による吸着板が取り付けられたLEDを上から見たときの断面図である。
【図7】凸レンズ部がさらに形成された吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図8】ポリカーボネート層が取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。
【図9】拡散層が取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。
【図10】支持台がさらに設けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。
【図11】保護台がさらに設けられた吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図12】二つの空気排出溝が形成されたLEDアセンブリの断面図である。
【図13】図12のAA部分の断面図である。
【図14】エンボスが形成されたLEDアセンブリの断面図である。
【図15】反射板が設けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。
【図16】複数の吸着板が取り付けられたLEDが結合された実施例を示した図面である。
【図17】取付板が設けられた吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。
【図18】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの他の実施例を示した図面である。
【図19】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの活用例を示した図面である。
【図20】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの活用例を示した図面である。
【図21】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの活用例を示した図面である。
【図22】本発明による吸着板が取り付けられたLEDの活用例を示した図面である。
【図23】匸字状の取付板の概略図である。
【図24】結合口が形成された吸着板の概略図である。
【図25】本発明による吸着板が取り付けられたLEDが電線に沿って移動しながら必要に応じて固定させることができる形態のキャップを有する吸着板が取り付けられたLEDの平面図である。
【図26】本発明による吸着板が取り付けられたLEDが電線に沿って移動しながら必要に応じて固定させることができる形態のキャップを有する吸着板が取り付けられたLEDの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下に例示図をもとに本発明の一実施例に関する構成及び作用を詳しく説明する。但し、以下の実施例は、本発明が属した技術分野において通常の知識を有する者が本発明を十分理解するようにするために提供されるもので、本発明の範囲がこれによって限定されるのではない。
【0039】
本発明において吸着板が取り付けられたLEDとは、広告、情報伝達または外見の向上などの目的で発光体の外部に光が透過できる透明または半透明な材質の投光体を覆ったものを意味し、一つの吸着板が取り付けられたLEDのみで使われることもできるが、通常、複数の吸着板が取り付けられたLEDを組み合わせて文字、数字または図形などを表現することとなる。図1は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。図1のように、本発明による吸着板が取り付けられたLED100は、LED1、投光部10、吸着板20、キャップ30、連結部40を含む。以下、各部分について説明する。
【0040】
本発明で使われるLEDは、その形態に特に制限は無い。例えば、LEDの発光部分が図1のように長い場合だけでなく、図2のようにLEDの発光部分が短い場合も含む。ここで、図2のようにLEDの発光部分が短い場合には、図1と比べてLEDの側面の明るさがより強調されることができる。さらに、図2のようにLEDの発光部分が短い場合には、投光部の形状がLED発光の形状によって変わることもできる。他にも、発光部分が短いが広い形態のLED及び丸い形態のLEDも本発明に適用できることは当然である。
【0041】
本発明に使われるLEDは、少なくともひとつ以上設けられる。ここで、LEDの数には特に制限は無い。複数のLEDが設けられる場合には、互いに異なる色のLEDが設けられることができ、さらにそれぞれのLEDが設けられる角度を変えて設けることもできる。これは、LEDから放出される光の直進性を考えて様々な角度からの視認性を向上させるためである。
【0042】
投光部10は、LED1の発光部分を囲んでLED1の光を外部へ透過させる。投光部10は、光が乱射することを防ぎ、照射範囲を形状の大きさに指定して光の集中度を高め、その形状によって様々な表現ができ、一つのLEDアセンブリに複数の色、形及び明るさが表現できるようにする。また、投光部10は、LED1の発光部分を囲んでいるため、LED1に与えられる外部の衝撃からLED1を保護する役割をする。LED1から放出された光は、投光部10を経て外部へ放出されるが、投光部10を通りながら光は反射、回折などをする。
【0043】
投光部10の構造には特に制限は無い。但し、投光部10は、内部にLED1が収まるような空間が必要で、LED1が嵌められる下部は開放された形態である。また投光部10は、吸着板20の着脱の際に手で握る手段としても使われるため、図1に図示されたように、吸着板20の一方向のみに形成されなければならない。
【0044】
吸着板20は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDをガラスまたは光が透過できる透明または半透明な材質の平らな固定体に固定させるための固定手段に該当する。固定手段には特に制限は無いが、本発明では、このような固定手段として吸着板20を使用することで、誰でも容易に本発明によるヌードサイン100を固定体に着脱できるようにした。従って、いつでも使用者のニーズに合わせて吸着板が取り付けられたLEDの配列を変えることができるため、吸着板が取り付けられたLEDによって伝えようとする内容を容易かつ簡単に変更できるという長所がある。吸着板20は、投光部10の上部の周りに投光部10と連結された形態または投光部10の上部に連結された形態を有し、ガラスのような固定体90に密着して上記投光部10を固定体90に固定させる役割をする。図3は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDが固定体に固定されたことを示した図面である。
【0045】
吸着板20は、ガラスまたは光が透過できる固定体に本発明による吸着板が取り付けられたLEDの取り付けが容易にできる、密着力に優れた材質であれば良い。好ましくは、投光部10と吸着板20は、固定体に容易に取り付け可能な同じ材質で製作する。また吸着板20は、特別な目的で光を遮断する必要があるときを除いては、厚膜投光部14から放出された光が全て外部へ放出されることを妨げないよう透明な物質からなることが好ましい。結局、透明性、密着性及び成型優秀性などを考えたとき、吸着板はシリコンで作られることが最も好ましい。
【0046】
キャップ30は、LEDの底面に位置し、投光部の開放された部分を含む投光部の下部を囲う蓋の一種に該当する部分である。キャップ30の内部には、LED1に電源を供給するための電線がLED1と連結され、必要によってはこの部分にPCB基板32が位置することもできる。すなわち、これはコネクターの役割をする。
【0047】
キャップの形態には特に制限は無いが、好ましくは、本発明による吸着板が取り付けられたLEDが電線38に沿って移動しながら必要に応じて固定させる形態を有することが好ましい。
【0048】
図25と図26は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDが電線に沿って移動しながら必要に応じて固定できる形態のキャップを有する吸着板が取り付けられたLEDの平面図と側面図である。図25と図26のように、キャップ30は、内部に内部電線38が納まる溝の形態を有する電線溝36、電線溝36に納まっている内部電線38及びPCB基板32の陽極と陰極を内部電線の陽極線と陰極線にそれぞれ連結する螺旋状の2つの連結ねじ34を含む。
【0049】
連結ねじ34を緩めて電線溝36に納まっている内部電線38を移動させた後、再度連結ねじ34を締めると、連結ねじ34の末端の鋭い部分が内部電線38を貫通する。これによって内部電線38は、連結ねじ34を通じてLEDに電気的に連結される。これによって吸着板が取り付けられたLEDの間に不要な電線が残らないため外見上きれいになり、電気事故を防ぐことができる。
【0050】
連結部40は、キャップの内部の電線と連結されてキャップ30の両側面を通じて外部に突出された部分であって、連結部40は、外部の他の吸着板が取り付けられたLEDの連結部と連結されたり、外部の電源供給装置(未図示)に連結されたりする。
【0051】
連結部40は、キャップの両側面に突出したフレキシブルな連結電線42とこれに連結された連結ジェンダー44で構成されることができる。フレキシブルな連結電線42は、隣接した他の吸着板が取り付けられたLEDの連結部と連結できるような長さを有する。連結電線42の長さは、多様に製作して販売することができる。連結ジェンダー44は、他の吸着板が取り付けられたLEDの連結ジェンダーと連結される部分であって、本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、使用者のニーズによってその配列を容易に変えることが可能でなければならないため、連結ジェンダー44は簡単に結合と分離が可能である必要がある。例えば、ひとつの吸着板が取り付けられたLEDにおける2つの連結ジェンダーは、それぞれ雌連結ジェンダーと雄連結ジェンダーで構成され、これらは他の吸着板が取り付けられたLEDの雄連結ジェンダーと雌連結ジェンダーにそれぞれ連結される。
【0052】
図4は、連結部の他の実施例を示した断面図である。図4のように、連結部40は、キャップに固定された連結ポート46の形態を有する。この場合は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDを隣接して複数設置するときに使用することができる。ここで連結ポート46は、上記の連結ジェンダー44と同じ概念の製品が使われる。
【0053】
さらに、遠く離れている2つの吸着板が取り付けられたLEDを連結する必要がある場合には、その間に追加の連結線を使用することができる。ここで追加の連結線は、両端に雌連結ジェンダーと雄連結ジェンダーをそれぞれ有している。追加の連結線については図19に図示されている。図19において追加の連結線130は、両端に連結ジェンダー132を有し、これは吸着板が取り付けられたLEDの連結部40に連結される。
【0054】
また本発明による投光部10は、遠距離/近距離及び正面/側面での視認性を向上させるため、少なくともひとつ以上の薄膜投光部12と少なくともひとつ以上の厚膜投光部14で構成されることが好ましい。
【0055】
薄膜投光部12は、LED1の光を遠距離まで届けるが、近距離、特にLEDの直ぐ前での眩しい現象を緩和させるために投光部の厚みが薄い部分であり、厚膜投光部14は、LED1の光を広く分散させてLED1の側面からもLED1の光を容易に認識して形状を強調するために投光部の厚みが上記薄膜投光部12より厚い部分である。薄膜投光部12ではLED1の光が通過する媒質の厚みが薄いため、光はエネルギーの損失無く殆ど通過するようになり、従って、比較的に遠距離にいる人も薄膜投光部12から放出された光を認識することができる。しかし、薄膜投光部12にも薄い膜が存在するため、これによってLEDの正面の直ぐ前での眩しい現象が緩和される。
【0056】
薄膜投光部12の厚みは、設置されるLEDの輝度によって変わる。通常のLEDの場合には、厚みが0.1〜10mmであることが好ましい。0.1mm未満であると直ぐ前での眩しい現象があり、10mmを超えるとLED光が薄膜投光部によって妨害を受け遠くまで届き難くなる。
【0057】
薄膜投光部12は、光を遠距離まで届けることを可能にしながらも、LEDの直ぐ前での眩しい現象を緩和させて全体的に視認性を向上させる。
【0058】
このような薄膜投光部12は、投光部10の内部に孔を開けて薄膜投光部を周りより薄くしたり、投光部の外部の表面のうち光が強く発散される必要のある部分を周りより薄く成型する方法で形成することができる。
【0059】
厚膜投光部14は、投光部の厚みが薄膜投光部12より厚い部分であって、媒質が厚いため媒質を通過する光の一部は、内部で反射して厚膜投光部14の全体にわたって光が分散して外部へ放出されることになる。従って、厚膜投光部14から放出される光は、薄膜投光部12から放出される光に比べると暗いが、全体的に分散してLED1の発光方向の正面だけでなく側面からもその形態を認識することができる。
【0060】
また投光部、特に厚膜投光部が存在することでLEDの強い光が1次的に投光部によって拡散するため、ガラス窓での輝度が相対的に低くなりガラス窓からの光の乱反射による光の広がり現象を防ぐことができる。
【0061】
結果として、薄膜投光部12から放出される光は、LED1の正面から遠くまで到達して遠い距離にいる人も容易に認知することができながらも、LED正面の直ぐ前での眩しい現象を緩和させて近距離、特に直ぐ前からも目の疲れ無くLED1光を認識することができ、厚膜投光部14から放出される光は、LED1の側面にもLED光が放出されてLED1の光の進行方向の側面からもその形態を人が容易に認知できるようにし、さらにガラス窓による光の広がり現象を防いで形態性の向上に役立つ。さらに、薄膜投光部12からの光は明るく厚膜投光部14からの光はかすかに照らして、薄膜投光部12と厚膜投光部14がバランス良く視覚的に非常に優れた効果を奏している。
【0062】
厚膜投光部14の厚みには特に制限は無いが、厚膜投光部は光が側面に放出されるために薄膜投光部12より1.5〜20倍の厚みを有することが好ましい。20倍を超えると外部へ放出される光の量が少なすぎるという問題がある。
【0063】
薄膜投光部12と厚膜投光部14の位置には特に制限は無いが、薄膜投光部12からの光が遠距離まで到達するためには、LED1から放出される光の直進性を考えると、LED1光が最も強く放出される方向である前面に形成されることが好ましく、厚膜投光部14は薄膜投光部12の周りに設置されることが好ましい。
【0064】
また、薄膜投光部12と厚膜投光部14の数には特に制限は無く、必要に応じて複数を形成することもできる。
【0065】
投光部10の全体的な形態には特に制限は無い。図1では四面体を基準として図示したが、必要によっては、三面体、五面体、六面体、半球形などの様々な立体的な形状を有することもできる。図5は、様々な立体的な形状の例示であって、半球形の形状を有する投光部を図示した。
【0066】
また、吸着板20、薄膜投光部12と厚膜投光部14を上から見たときの形態には特に制限は無い。一般に円形を成すが、場合によって、星、三角形、四角形、動物、人、文字などを含む特定の図形或いは文字の形態を有することもできる。この場合に、薄膜投光部12または厚膜投光部14に形成されている図形や文字の形態を外部から認識することが可能となる。図6は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDを上から見たときの断面図であって、様々な形態を有する吸着板20、薄膜投光部12、厚膜投光部14を例示したものである。
【0067】
また、LED発光装置の視覚的な効果を強調するために薄膜投光部12や厚膜投光部14には色を塗ることもできる。ここで、薄膜投光部12と厚膜投光部14は同じ色で塗ることもできるが、互いに異なる色で塗ることもできる。また、薄膜投光部12と厚膜投光部14に複数の色を同時に塗ることもできる。さらに、薄膜投光部12と厚膜投光部14の外部のみ色を塗ることもできる。また、LEDと投光部の色を互いに同じ或いは異なるようにして一つのLEDから放出される光を多様に表現することができる。
【0068】
さらに薄膜投光部12または厚膜投光部14は、透明、半透明または不透明な材質のいずれかひとつ以上の組み合わせで様々な表現ができる。
【0069】
投光部10の材質には特に制限は無く、成型が可能で光が透過できる材質であれば良い。一例として、ガラス、プラスチック、シリコン、ラテック、ゴム、ウレタン、レジン、エポキシ樹脂、ポリカーボネートまたはポリマーなどが挙げられる。このうち成型性に優れたシリコンや光拡張性に優れたポリカーボネートが最も好ましい。
【0070】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、遠距離及び近距離からの視認性を向上させるため、凸レンズ部をさらに形成することができる。図7は、凸レンズ部がさらに形成された吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。凸レンズ部80は、LED1を囲う形態であり、凸レンズ部80の下部はキャップ30に結合され、キャップ30の下部からLED1の側面に薄い壁を形成して上部に上がり、LED1の上部に凸レンズが形成されている形態である。LED1から放射された光を凸レンズ部80で1次的にさらに広く分散し、再度凸レンズ部80の外部に位置する投光部10によって2次的にさらに広く分散する。凸レンズの形状は図7とは異なって両面とも膨らんでいることもできる。
【0071】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、視認性を向上させるため投光部の上部にポリカーボネート層をさらに取り付けることができる。ポリカーボネートは、光の拡散性が大きく可視光線の透過率が高いため、非常に安定した感じの光を放出する。投光部を通過しながら1次的に拡散した光は、ポリカーボネートを通過しながら2次的に拡散して安定した感じの光に変わって全体的に視認性が向上するという効果がある。図8は、ポリカーボネート層が取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。図8のように、投光部10の上部にポリカーボネート層84が取り付けられる。ここで取り付けられるポリカーボネート層84の形状には特に制限は無いが、光の拡散のためには上部が凸レンズの形状を有することが好ましい。ポリカーボネート層84は、投光部に取り付ける方法には特に制限は無いが、投光部の上部に印刻をして形成された溝にポリカーボネート層84を挿入することで簡単に設置することもできる。
【0072】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDから放出されるLED光を広く拡散させるため、LEDの上部と対向する投光部の下部には、拡散層がさらに取り付けられることもできる。図9は、拡散層が取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。拡散層86は、光を最大限に拡散できる材質からなり、特に乱反射を引き起こすためクリスタルで製作することが好ましい。拡散層86による乱反射によって1次的に拡散した光は、投光部10を通過しながらさらに拡散して全体的にひとつの吸着板が取り付けられたLEDによって照らす範囲が広くなる。拡散層86は、投光部10に取り付ける方法には特に制限は無いが、投光部に形成された溝に拡散層86を挿入することで簡単に設置することもできる。
【0073】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、投光部10とLED1が一体型で結合された形態で存在することもできるが、分離して存在することもできる。ここでLED1と投光部10が分離できる場合には、LEDの取替えや色を変える必要があるときに、投光部10はそのまま使用できるという長所がある。この場合には、投光部10にLED1を押して結合させることとなる。
【0074】
この場合の結合の強度を強くするため、LED1の下部に支持台50をさらに設置することができる。支持台50は、投光部10と完全に密着しているためLED1を投光部10内に完全に固定させ、LED1の揺れによる破損を防ぐための部分である。図10は、支持台がさらに設けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。図10のように、支持台50は投光部10の側面に完全に密着する。
【0075】
図11は、保護台がさらに設けられた本発明による吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。図11のように、支持台50の直径はLED1の直径より長く、支持台50にはLED1の周りにLED1を保護するための保護壁52が設置されることができる。保護壁52は、本発明によるヌードサインが、底飾り用のようにLED1が破損されやすい部分に使用するとき、LED1が容易に破損することを防ぐためにLED1の周りに円形で形成されたものである。ここで保護壁52は必ずしもLED1の周りを全て囲う必要は無い。
【0076】
LED1と投光部10が分離してこれを嵌めて固定物90に固定させる場合には、LED1が投光部10に嵌められる過程で投光部10のLED1が嵌められる部分の空気がLED1が挿入されることによって圧縮して、長時間使用するときLED1が圧縮空気によって押されLED1の部分と投光部10が分離するという問題があった。本発明では、このような問題点を解決すべく、投光部10の内部に空気排出手段を形成することができる。
【0077】
本発明における空気排出手段は、空気排出溝18またはエンボス19が挙げられる。図12は、2つの空気排出溝が形成されたLEDアセンブリの断面図で、図13は、図12のAA部分の断面図である。図12と図13のように、投光部10の内部のLED1と接する部分にLED1の挿入方向に少なくともひとつ以上の溝が形成されている。空気排出溝18は、LED1が嵌められる過程で投光部10の内部の空気を外部へ排出する役割をする。
【0078】
図14は、エンボスが形成されたLEDアセンブリの断面図である。また、図14のように、投光部10の内部のLED1と接する部分に少なくともひとつ以上のエンボスが形成されている。LED1が嵌められる過程で投光部10の内部の空気は、エンボス19の間の空間を通じて外部へ排出され、投光部の内部に過度な圧縮空気が形成されることを防ぐ。ここで、空気排出溝18またはエンボス19は、LEDの側面だけでなく、場合によっては支持台の側面に形成することができる。
【0079】
また本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、吸着板20と投光部10は分離しており、吸着板20に投光部10が挟まる形態で結合されることもできる。結合する手段には特に制限は無く、図24に図示されたように、吸着板20には投光部10が挟まるよう投光部10の外部を囲う結合部22があって、ここに投光部10が嵌って結合されることができる。
【0080】
また本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、投光部10の底面に反射板60が形成され、LEDから放出された光を前方に反射させて広告効果を増大することができる。図15は、反射板が設けられた吸着板が取り付けられたLEDの断面図である。
【0081】
また本発明による吸着板が取り付けられたLEDの電源供給手段には特に制限は無く、LEDが作動できれば問題ない。このような電源供給手段の一例としてバッテリー(蓄電器)、交流電源、直流電源、ソーラーセルまたはハイブリッドなどが挙げられる。
【0082】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、上記のように、ひとつのヌードサインが使われることもできるが、殆どの場合は、複数の吸着板が取り付けられたLEDが結合して文字または図形を表現する方式で使われる。ここでそれぞれの吸着板が取り付けられたLEDを連結して使用することもできるが、適当な数の吸着板が取り付けられたLEDが連結された形態で販売されることもできる。
【0083】
この場合、それぞれの吸着板が取り付けられたLEDは、全て吸着板を有することもできるが、一部のみ吸着板を有しても構わない。図16は、5つの吸着板が取り付けられたLEDが結合された実施例を示した図面である。図16のように、それぞれの吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLED1と、上記LEDの発光部分を囲い上記LEDの光を外部に透過させ、上記LEDの下部が開放された形態の投光部10と、上記LEDの底面に位置し、上記投光部の開放された部分を囲うキャップ30と、吸着板が取り付けられたLEDの両端に位置するキャップから突出した電線に連結された連結部40と、上記吸着板が取り付けられたLEDの中間部分に位置するキャップから突出して隣接したキャップと連結される連結電線48を含み、上記投光部のうち少なくともいずれかひとつ以上の投光部には、固定体に密着して上記複数の吸着板が取り付けられたLEDを固定体に固定させる吸着板20が取り付けられている。
【0084】
ここで重要なのは、複数の吸着板が取り付けられたLEDが結合した場合には、図16(a)のように、全ての吸着板が取り付けられたLEDが吸着板を有することもできるが、図16(b)乃至(d)のように、一部の吸着板が取り付けられたLEDのみ吸着板20を有することもできるということである。
【0085】
また複数の吸着板が取り付けられたLEDが単純に連結電線48によってのみ連結されていると、使用者がこれをガラス窓に貼るときに必要な形とおりに正確に貼ることは難しい。特に、直線に貼る必要がある場合には、使用者がこれを直線に合わせるためにはひとつの吸着板が取り付けられたLEDを取り付け、その次に吸着板が取り付けられたLEDを取り付けるとき、その位置に非常に注意しなければならないという厄介さがあった。そこで、本発明における吸着板が取り付けられたLEDは、複数の吸着板が取り付けられたLEDが取付板70に固定される形態になることもできる。ここで取付板70は、使用者がある程度以上の力を加えると曲がることはあるものの、それ以下の力では曲がらない材質からなることが好ましい。
【0086】
図17は、このような取付板が設けられた吸着板が取り付けられたLEDの概略図である。図17のように、複数の吸着板が取り付けられたLEDは、取付板に連結されている形態である。ここで取付板70は、投光部10を連結することもできるが、キャップ30の部分が連結されることもできる。勿論、吸着板が取り付けられたLEDの他の部分にも結合できるということは当然である。
【0087】
図17のように、取付板70が投光部10に連結される場合には、取付板70に一定の間隔で溝を形成し、上記溝にそれぞれの吸着板が取り付けられたLEDを嵌めて結合して使用すれば良い。一方、取付板70をキャップ30に嵌めて連結する場合には、キャップ30の中央に突出部が形成され、上記突出部と結合できる

状の取付板70があって、キャップと取付板を結合して使用することとなる。図23は、

状の取付板70の概略図である。キャップ30は、上記取付板70の溝72に嵌められる形態で製作される。さらにこの場合には、取付板70は、吸着板が取り付けられたLEDをガラスなどの固定体に取り付けた後に分離することもできる。この場合の取付板は、吸着板が取り付けられたLEDが所望の形態に取り付けられるように手伝う役割をする。
【0088】
図18は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDの他の実施例である。ここで吸着板が取り付けられたLEDは、上記の実施例とは異なって両面に光を放射するようLEDが2つ設けられたことを特徴とする。図18のように、本実施例における吸着板が取り付けられたLEDは、上記の実施例におけるキャップに該当する役割をする固定部35を中心としてそれぞれ両面に取り付けられた第1及び第2LED1’、1”と、上記第1及び第2LEDをそれぞれ囲い上記第1及び第2LEDの光を外部に透過させる第1及び第2投光部10’、10”と、上記第1投光部の上部の周りに上記第1投光部と連結された形態であり、固定体に密着して上記投光部を固定体に固定させる吸着板20と、上記固定部35から突出した連結部40と、を含む。
【0089】
図18では、左側部Xと右側部Yを吸着板の方向から見たとき同じ形状を有しているが、必要によっては左右側部の形状が相互異なることもできる。例えば、左側部Xは半球状で、右側部Yは星状であることもできる。
【0090】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDを用いて文字または図形を表現する方法について説明する。本発明による吸着板が取り付けられたLEDを用いて様々な方法で文字または図形を表現することができる。
【0091】
例えば、使用者が‘

’という文字を表現する場合、1)本発明による吸着板が取り付けられたLEDを‘

’の形状になるように直接ガラス窓のような固定体に貼って表現したり、2)‘

’という文字が書かれた布、フィルムまたは紙などに一定の間隔で溝を作り、その溝に本発明による吸着板が取り付けられたLEDを一定の間隔で挟んだ後、ガラス窓のような固定体に貼って表現することもでき、3)ガラス窓のような固定体に‘

’状の遮光性フィルムを貼って、その上に一定の間隔で本発明による吸着板が取り付けられたLEDを取り付けて‘

’という文字を表現することができる。
【0092】
図19は、本発明による吸着板が取り付けられたLEDによって‘

’が表現されたことを示した図面である。図19は、ガラス窓に‘

’という形状が刻まれた遮光性フィルム120に本発明による吸着板が取り付けられたLED100を一定の間隔で取り付けたことを示す。ここで‘

’部分と‘

’部分はそれぞれ図17に図示された吸着板が取り付けられたLEDで表現され、‘

’部分と‘

’部分の間には連結ジェンダー132がある追加の連結線130によって連結されている。‘

’部分と‘

’部分の他の側の末端には連結部40が出ており、他の吸着板が取り付けられたLEDまたは外部電源供給装置と連結されることができる。
【0093】
このように作られた文字‘

’は、遮光性フィルム120によっても認識できるだけでなく、これに取り付けられた吸着板が取り付けられたLEDによってその視認性がさらに向上する。特に、薄膜投光部からの明るい光によって遠距離まで情報を伝えることができ、厚膜投光部からのかすかに側面に伝播される光によって側面からもその内容を容易に分かることができ、投光部によってガラス窓による光の広がり現象を最小化し、また、薄膜投光部と厚膜投光部の調和によってその視覚的な効果が大きいため、遠距離/近距離及び正面/側面での視認性が全体的に向上する。
【0094】
図20乃至図22は、相互異なる文字または図形が表現されたことを示した図面である。図面において連結電線の図示は省略した。
【0095】
上記の本発明について説明するとき、商店のガラス窓を中心に説明したが、本発明はガラスのような透明または半透明の平らな固定体が使われる所であれば全て適用可能である。例えば、車のガラス、鏡などが挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明による吸着板が取り付けられたLEDは、広告、ディスプレイ、インテリア用として多様に使われることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともひとつ以上のLEDと、前記LEDの発光部分を囲い前記LEDの光を外部に透過させる投光部と、前記投光部の上部に前記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して前記投光部を固定体に固定させる吸着板と、前記LEDの底面に位置して前記投光部の下部を囲うキャップと、前記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする吸着板が取り付けられたLED。
【請求項2】
前記連結部は、フレキシブルな連結電線と連結ジェンダーで構成されていることを含むことを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項3】
前記連結部は、前記キャップに固定された連結ポートであることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項4】
前記投光部の下部には、反射板が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項5】
前記投光部は、前記LEDの直ぐ前での眩しい現象を緩和させ、遠距離からの視認性を高めるために投光部の厚みの薄い少なくともひとつ以上の薄膜投光部と、前記LEDの光を広く分散させてLEDの側面にも光を発光させるための投光部の厚みが前記薄膜投光部より厚い少なくともひとつ以上の厚膜投光部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項6】
前記薄膜投光部または厚膜投光部が図形、数字または文字の形態を有することを特徴とする請求項5に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項7】
前記薄膜投光部または厚膜投光部には色が塗られていることを特徴とする請求項5に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項8】
前記薄膜投光部または厚膜投光部は、透明、半透明または不透明な材質のいずれかひとつ以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項5に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項9】
前記LEDの下部に位置して前記投光部の側面と密着して結合される支持台をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項10】
前記支持台の直径は前記LEDの直径より長く、前記支持台には前記LEDの周りに前記LEDを保護するための保護壁が設置されていることを特徴とする請求項9に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項11】
前記LEDの外部には前記LEDを囲う凸レンズ部が形成され、前記凸レンズ部は、下部が前記キャップに結合され、キャップの下部からLEDの側面に沿って薄い壁を形成してLEDの上部に上がり、LEDの上部には凸レンズが形成された形状であることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項12】
前記投光部の上部には、ポリカーボネート層がさらに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項13】
前記LEDの上部と対向する前記投光部の内部には、拡散層がさらに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項14】
前記拡散層は、クリスタルであることを特徴とする請求項13に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項15】
前記LEDと接する前記投光部の側面には、少なくともひとつ以上の空気排出溝またはエンボスが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項16】
前記吸着板と投光部は分離可能であり、前記吸着板に前記投光部が結合することを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項17】
前記LEDに供給される電源は、バッテリー、交流電源、直流電源、ソーラーセルまたはハイブリッドのうちいずれかひとつ以上であることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項18】
前記投光部は、ガラス、プラスチック、シリコン、ラテック、ゴム、ウレタン、レジン、エポキシ樹脂、ポリカーボネートまたはポリマーのいずれかひとつ以上の材質からなることを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項19】
複数の吸着板が取り付けられたLEDが結合して文字または図形を表現し、前記それぞれの吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、前記LEDの発光部分を囲い前記LEDの光を外部に透過させる投光部と、前記LEDの底面に位置して前記投光部の開放された部分を囲うキャップと、前記吸着板が取り付けられたLEDの両端に位置するキャップから突出した連結部と、前記複数の吸着板が取り付けられたLEDを連結するためにキャップから突出して隣接したキャップと連結される連結電線と、を含み、前記投光部のうち少なくともいずれかひとつ以上の投光部には、前記投光部の上部に前記投光部と連結されて固定体に密着して前記複数の吸着板が取り付けられたLEDを固定体に固定させる吸着板が取り付けられていることを特徴とする吸着板が取り付けられたLED。
【請求項20】
前記複数の吸着板が取り付けられたLEDを取付板に一定の間隔で取り付けられていることを特徴とする請求項19に記載の吸着板が取り付けられたLED。
【請求項21】
固定部を中心にそれぞれの両面に取り付けられた第1及び第2LEDと、前記第1及び第2LEDをそれぞれ囲い前記第1及び第2LEDの光を外部に透過させる第1及び第2投光部と、前記第1投光部の上部に前記第1投光部と連結された形態であり、固定体に密着して前記投光部を固定体に固定させる吸着板と、前記固定部から突出した連結部と、を含むことを特徴とする吸着板が取り付けられたLED。
【請求項22】
特定の内容が印刷された布またはフィルム紙に一定の間隔で複数の溝を作り、前記溝に吸着板が取り付けられたLEDが挿入され、前記吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、前記LEDの発光部分を囲い前記LEDの光を外部に透過させる投光部と、前記投光部の上部に前記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して前記投光部を固定体に固定させる吸着板と、前記LEDの底面に位置し、前記投光部の開放された部分を囲うキャップと、前記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする吸着板が取り付けられたLED。
【請求項23】
遮光性フィルムに一定の間隔で複数の吸着板が取り付けられたLEDが取り付けられ、前記吸着板が取り付けられたLEDは、少なくともひとつ以上のLEDと、前記LEDの発光部分を囲い前記LEDの光を外部に透過させる投光部と、前記投光部の上部に前記投光部と連結された形態であり、固定体に密着して前記投光部を固定体に固定させる吸着板と、前記LEDの底面に位置して前記投光部の開放された部分を囲うキャップと、前記キャップから突出した連結部と、を含むことを特徴とする吸着板が取り付けられたLED。
【請求項24】
前記キャップは、内部に内部電線が納まる溝の形態を有する電線溝と、前記電線溝に納まっている内部電線と、前記LEDの陽極と陰極を前記内部電線の陽極線と陰極線にそれぞれ連結する螺旋状の2つの連結ねじと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の吸着板が取り付けられたLED。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate


【公表番号】特表2012−518265(P2012−518265A)
【公表日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−551005(P2011−551005)
【出願日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際出願番号】PCT/KR2010/000998
【国際公開番号】WO2010/095863
【国際公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(511196021)
【Fターム(参考)】