説明

商品情報取得システム、商品情報取得方法、データ送信方法、コンパクトディスク試聴システム、およびアドレスが表示されているコンパクトディスク

【課題】 CDショップにおいて、その場で手にしたCDの内容を携帯電話を介して試聴できる店内CD試聴システムを提供することである。
【解決手段】 CDショップ(店舗)20内において、あるユーザーが店内に展示されている1枚のCDを試聴する場合、そのCDには当該楽曲が収録されているサイトのアドレスが表示されているシールが貼付されている。ユーザーがこのアドレスを取得して携帯電話利用者端末10に当該アドレスを認識させる。このアドレスは各楽曲へ直接アクセスできるため、携帯電話利用者端末10からインターネット14にアクセスし、その場でそのCDに収録されている楽曲を試聴できる。このシステムによれば、CDショップの店内で、そのCDを持ち歩くことなく、検索などをすることもなく、その場で直ちに、自ら保有する携帯電話利用者端末10でそのCDを試聴することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に関する情報を取得する商品情報取得システム、商品情報取得方法、商品情報が格納先を示すURLのデータを送信するデータ送信方法、携帯電話を用いて店内でCDを試聴するコンパクトディスク試聴システム、およびコンパクトディスクの本体または当該コンパクトディスクに入力されている楽曲を試聴できるサイトのアドレスがパッケージに表示されているコンパクトディスクに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、音楽を楽しもうとするリスナーは、好みの楽曲が収録されたコンパクトディスク(CD)をショップに出向いて購入し、それを持ち帰って、自宅や乗用車の中で聴くのが一般的である。このようなCDを購入しようとする人は、ショップに向かう際に、購入予定の楽曲やアーティストを予め決めている場合もあるが、何か好みに合致する面白いCDはないかと店内を歩き回ってあれこれと詮索する者もいる。
このような場合、CD選択の要素となるのは、ジャケット、タイトル名、およびジャケットケースに巻き付けられた帯に書かれた文言であり、これらを頼りに選択を行っているのが実情である。
そのため、せっかくCDを購入しても内容が期待はずれのことも多々あり、結果としてCD全体の売り上げの減少も引き起こし、一方でテレビなどで露出の多いごく一部のアーティストに需要が集中する原因にもなっていた。
【0003】
そこで、多くのショップでは、試聴機を導入してCDの購入前に楽曲を試聴できるサービスを提供しているが、現実に試聴できるのは、発売間もない著名アーティストの売れ筋のCDが中心であり、聴きたい曲を常に試聴できるものではない。また、他の客が試聴機を使っている場合は、試聴が終わるまで待たざるを得ず、「聴きたい曲を直ぐに聴く」というユーザの真の需要に応えてはいなかった。
また、バーコードリーダーを用いて試聴用の楽曲を提供するシステムとして以下の特許文献に記載された技術がある。
【特許文献1】特開2002−25184公報
【0004】
この文献にはショップ内で試聴を希望するCDのパッケージに貼付けられたバーコードを店内に設置されたバーコードリーダーで読み取り、当該バーコードに該当する楽曲をデータベースから検索し、それをユーザに提供する技術が開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載されたバーコードリーダーを用いて楽曲を特定してユーザに提供する方法では、バーコードリーダーを設置してある場所まで商品(CD)を持ち運ばなければならず、そこに他の客がいる場合は、待つ必要が生じる。結局、このシステムの利便性は試聴機を用いた場合とあまり変わらないというのが実態である。
一方、近年のインターネットの急速な普及に伴い、パーソナルコンピュータ(PC)やインターネットにアクセス可能な携帯電話からアクセス可能な音楽サイトも広く利用されるようになってきている。このような音楽サイトは時と場所を選ばず利用できる点で大きな可能性を秘めているが、楽曲を選択する際、アーティスト名、曲名またはジャンルからセレクトせねばならない。このようなサイトでは、膨大な量の楽曲が収録されているため、50音順にチェックするのも時間がかかり、結局知っているアーティスト、曲名から聴きたい曲を中心に選択することとなる。
また、CDなどの音楽メディアに限らず、商品の購入時に消費者が、商品のパッケージに記載されている情報だけでなく、さらに多くのその商品に関する情報の提供を希望する場合がある。
【0006】
そこで、本発明の第1目的は、商品に関する情報を携帯電話を介して取得することができる商品情報取得システム、または商品情報取得方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、例えば、URL等の入力処理などの煩わしい処理を行うことなく、容易に商品に関する情報を取得することができる商品情報取得システム、またはデータ送信方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、CDショップにおいて、その場で手にしたCDの内容を携帯電話を介して試聴できる店内CD試聴システムを提供することである。
本発明の第4の目的は、CDのケースにアドレスを表示することで、携帯電話を介して当該CDとその楽曲が収録されているサイトを接続し、その場(店内)でCDの試聴を可能とするコンパクトディスクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明では、所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、商品に貼付され、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、から構成され、前記携帯電話に、前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得するURL取得手段と、前記取得手段により取得された前記URLへアクセスするアクセス手段と、前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、を備えることにより前記第1の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記URL取得手段は、前記携帯電話が発する、当該携帯電話の基地局との交信を行うための交信電磁波を動作電力として前記ICタグから発信される、所定の信号を受信することによって前記URLのデータを取得することにより前記第2の目的を達成する。
【0009】
請求項3記載の発明では、所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、商品に貼付され、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、を備えた商品情報取得システム内での情報の遣り取りに使用する商品情報取得方法において、前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得する第1ステップと、前記第1ステップにより取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスする第2ステップと、前記第2ステップとによりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する第3ステップと、を有することにより前記第1の目的を達成する。
【0010】
請求項4記載の発明では、商品に貼付され、当該商品の商品情報が格納先を示すURLのデータが格納されている前記ICタグから、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話へ、前記URLのデータを送信する際に使用するデータ送信方法において、前記携帯電話が発する、当該携帯電話の基地局との交信を行うための交信電磁波を受信する第1ステップと、前記第1ステップにより受信された前記交信電磁波を動作電力として発振回路を起動させる第2ステップと、前記第2ステップにより起動された前記発振回路を介して前記URLのデータを前記携帯電話へ送信する第3ステップと、を有することにより前記第2の目的を達成する。
【0011】
請求項5記載の発明では、コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽をコンパクトディスク毎にURLを割り振って収録した音楽データベースと、各コンパクトディスクに前記URLを表示する表示手段と、この表示手段に表示されたURLを取得する機能を備え、インターネットにアクセス可能な携帯電話とからなる携帯電話を利用してコンパクトディスクに収録された楽曲の試聴をするシステムであって、前記携帯電話が前記URLを取得した後、インターネットを介して、前記音楽データベースにアクセスし、当該コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽を当該携帯電話に送信することにより、前記第3の目的を達成する。
【0012】
請求項6記載の発明では、コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽をコンパクトディスク毎にURLを割り振って収録した音楽データベースにアクセスするために、当該コンパクトディスクのパッケージに当該URLを表示したシールを視覚上認識可能に貼付したことにより、前記第4の目的を達成する。
【0013】
請求項7記載の発明では、所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、商品に組み込まれ、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、から構成され、前記携帯電話は、前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得するURL取得手段と、前記取得手段により取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスするアクセス手段と、前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、を備えることにより、前記第1の目的を達成する。
【0014】
請求項8記載の発明では、所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、商品に組み込まれ、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得する、前記携帯電話に装着可能な前記ICタグリーダと、から構成され、前記携帯電話は、前記ICタグリーダにより取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスするアクセス手段と、前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、を備えることにより前記第1の目的を達成する。
【発明の効果】
【0015】
請求項1、請求項3、請求項7または請求項8記載の発明によれば、商品を購入しようとした消費者が、店内で自ら保有する携帯電話で直ぐに商品に関する情報を取得することができる。
請求項2または請求項4記載の発明によれば、ICタグからURLデータが送信されることにより、商品に関する情報を取得する際に必要となるURLの入力処理を容易に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、コンパクトディスクを購入しようとした消費者が、CDショップ店内で、自ら保有する携帯電話で直ぐに試聴することができる。
請求項6記載の発明によれば、コンパクトディスクを購入しようとした消費者に対し、携帯電話で当該コンパクトディスクに収録された楽曲を試聴するためのサイトを提示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施の形態を図1ないし図19を参照して、詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施の形態に係る携帯電話を用いて店内でCDを試聴するシステムの構成を示した図である。
このシステムは、インターネットへのアクセス機能を備えた携帯電話利用者端末10と、携帯電話回線網12と、携帯電話事業者設備13と、インターネット14と、音楽データ配信端末15とからなる。まず、携帯電話利用者端末10は、インターネット14にアクセス可能な携帯電話からなり、無線回線を経て携帯電話回線網12に接続される。この携帯電話回線網12は、各々の無線回線を介して、複数の携帯電話利用者端末10と携帯電話事業者設備13とを接続している。
【0017】
この携帯電話事業者設備13は、各々の無線回線を介して複数の携帯電話利用者端末10相互に接続すると同時に携帯電話利用者端末10とインターネット14との接続を行う。そして、このインターネット14は、携帯電話事業者設備13および音楽データ配信端末15を含む多数の端末を相互に接続する。
音楽データ配信端末15は、音楽データベース51を備えており、携帯電話事業者設備13を含む複数の携帯電話利用者端末10に対し、インターネット14を介して音楽データを配信する。
【0018】
図2は、携帯電話利用者端末10の外観を示した図である。携帯電話利用者端末10は、インターネット14にアクセスする機能を備えている。
図3は、音楽データ配信端末15の構成を示したブロック図である。
この音楽データ配信端末15は、音楽データベース51、インターネット通信部53、制御部55を備えている。
この音楽データ配信端末15は、独自のURLを備えているが、その下層として音楽データベース51に収録されている多数の楽曲のそれぞれにURLが割り振られており、携帯電話利用者端末10からインターネット14を介してアクセスされた場合、当該音楽サイトだけでなく、そこに収録されている各楽曲へ直接アクセスできるようになっている。
図4は、このシステムで用いる、当該音楽を試聴するためのURLが記載されたシール62がパッケージ60に貼付されているコンパクトディスク(CD)の例を示した図である。
【0019】
図5は、このシステムで用いる、当該音楽を試聴するためのURLが直接パッケージ60に記載されたコンパクトディスク(CD)の例を示した図である。
シールを貼る位置、またはURLを記載する位置は、消費者の視覚上認識可能な位置であれば、ケースの背面でも側面でもよい。しかし、購入前の試聴を前提としているので、パッケージを開封しないと見えない位置に記載したのでは意味がない。
【0020】
次に、このシステムの処理手順を説明する。
まず、CDショップ(店舗)20内において、あるユーザが店内に展示されている1枚のCDに興味を持ち、一度試聴してみたいと考えたとする。すると、そのCDには当該楽曲が収録されているサイトのアドレスが表示されているシール(図4参照)が貼付されている。ユーザがこのアドレスを取得して携帯電話利用者端末10に当該アドレスを認識させる。このアドレスは各楽曲へ直接アクセスできるため、携帯電話利用者端末10からインターネット14にアクセスし、その場でそのCDに収録されている楽曲を試聴できる。このシステムによれば、CDショップの店内で、そのCDを持ち歩くことなく、他の客の順番待ちをする必要もなく、特に検索などをすることもなく、その場で直ちに、自ら保有する携帯電話利用者端末10でそのCDを試聴することができる。
【0021】
携帯電話利用者端末10がCDのパッケージ(ケース)に貼付されたシール62からアドレスを取得する方法は種々の方法が可能であるが、その一例としてシール内にチップを埋め込み、このチップが至近距離(例えば5cm)に近づけた携帯電話利用者端末10にパケットの通信を発信する方法がある。
他の方法として、携帯電話利用者端末10に備えられたカメラ機能を用いてシール62上のアドレスを取得し、文字認識機能を使用してアドレスを携帯電話利用者端末10に認識させることもできる。
【0022】
なお、このシステムは、CDの試聴を中心に説明したが、他の商品にも応用可能である。例えば、薬品やサプリメントの効能や使用上の注意を所定のサイトに用意しておき(画像を含むものも可)、商品のパッケージにそのサイトのアドレスを記載しておけば、その商品の購入を検討していた消費者は、携帯電話利用者端末10を介して、その商品の効能等を認識したうえで購入するか否かの判断をすることができる。特に、サプリメントなどは薬剤師も必ずしも詳しい知識を持っているとは限らず、さらに、コンビニエンスストアなどで販売される場合には有効であると考えられる。
また、このシステムを利用すれば、目の不自由な人にも大きな助けとなることが予想できる。即ち、携帯電話利用者端末10でそのCDの音楽、商品の説明を聞くことができれば、自らの判断で商品をセレクトすることができる。
さらに、このシステムは、ショップ内に限らず他の場所でCDの試聴もできることは勿論である。例えば、URLを取得できれば、自宅から当該CDを試聴することができる。この場合、PC(パーソナルコンピュータ)を利用して、サイトにアクセスすることもできる。
【0023】
(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態において説明した携帯電話利用者端末10がCDのパッケージ(ケース)に貼付されたシール62からアドレスを取得する方法の一例として、シール62にICチップを内蔵したICタグ72を用いた場合における商品71の情報を取得するシステムについて説明する。
図6は、本実施の形態に係る商品71の情報取得システム(以下情報取得システムとする)の構成を示した図である。
図6に示すように情報取得システムは、ICタグ72、携帯電話利用者端末73、携帯電話利用者端末73の基地局74、携帯電話利用者端末73の交換局75、ネットワーク網76、Webサーバ79から構成されている。
【0024】
ICタグ72は、販売店内に置かれている商品71のパッケージに貼付されているシール状の識別タグである。商品71としては、例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ビデオテープ、薬品、サプリメント等が想定されている。また、商品71は、このような実際の物に限られるものではなく、例えば、旅行ツアーのパンフレットや不動産広告等を商品71と想定するようにしてもよい。なお、ICタグ72の詳細の構成については後述する。なお、このICタグ72は、盗難防止タグと兼用するようにしてもよい。
携帯電話利用者端末73は、インターネット等のネットワーク網76へ接続する機能を有する移動通信端末装置である。なお、携帯電話利用者端末73の詳細の構成については後述する。
【0025】
基地局74は、携帯電話利用者端末73の接続を制御する無線局である。基地局74は、電話網の末端にある交換局75と有線回線で接続されており、無線集線装置を構成している。基地局74には、割り当て可能なアクセス回線のチャネル数が設定されている。そのため、基地局74では、ユーザからの接続要求に応じて、空いているチャネルを割り当て、多重アクセス制御を実行している。
交換局75は、各々の無線回線を介して複数の携帯電話利用者端末73を相互に接続すると同時に携帯電話利用者端末73とネットワーク網76との接続を行う携帯電話事業者設備である。つまり、交換局75は、ネットワーク網76に接続するためのネットワーク・プロバイダの機能を有している。
【0026】
ネットワーク網76は、インターネットなどのネットワークによって構成されている。ネットワーク網76上では、電子メールのやり取りのほか、WWWと呼ばれる情報発信用のシステムによるホームページの公開や、ニュースグループによる情報交換、FTP(File Transfer Protocol)によるファイルの配信などが可能となっている。
Webサーバ79は、ネットワーク網76上に設けられた商品71の情報を提供する端末装置である。Webサーバ79は、商品71の情報の格納先の場所(URL)を示すWebサイト77と、該当するWebサイト77上に設けられたコンテンツサーバ78を有している。
即ち、携帯電話利用者端末73は、所定のWebサイト77へアクセスすることによって、コンテンツサーバ78からコンテンツを取得することができるようになっている。
【0027】
次に、ICタグ72の詳細な構成について説明する。
図7は、本実施の形態に係るICタグ72の構成を示した図である。
図7に示すようにICタグ72は、アンテナ721、整流回路723、蓄電回路724、発振回路725、メモリ726から構成されている。なお、整流回路723、蓄電回路724、発振回路725およびメモリ726は、1つのICチップ722に内蔵されている。
【0028】
アンテナ721は、渦巻き状に形成されたワイヤあるいはプリント配線によって形成された電磁波を送受信する装置である。アンテナ721は、外部から電磁波を受信すると電磁誘導の原理によって交流電流を発生するようになっている。
整流回路723は、アンテナ721で発生した交流電流を整流する回路であり、ダイオードなどの整流素子によって構成されている。
蓄電回路724は、整流回路723によって整流された電流を蓄電する回路であり、コンデンサや電池などの蓄電素子によって構成されている。
【0029】
発振回路725は、無線周波数の電磁波を発生させる発振器と、メモリ726内のデータ信号を電磁波にのせ、無線によって携帯電話利用者端末73へ送信する送信回路から構成されている。
メモリ726は、商品71に関する所定のデータが格納された記憶装置である。メモリ726は、例えば、ROM(リード・オンリ・メモリ)、マスクROM、EPROM、EEPROM等によって構成されている。メモリ726には、商品71に関するデータ(情報)として、例えば、商品71の説明等のコンテンツが格納されているサーバのURLデータ、商品71の説明等の音声データが格納された端末装置の電話番号、また、商品71の販売担当者の電子メールアドレス等が格納(記憶)されている。
なお、ICタグ72における無線送信、つまりメモリ726内のデータを携帯電話利用者端末73へ転送する無線送信に関する無線について、以下特定無線と示す。
【0030】
次に、携帯電話利用者端末73の詳細な構成について説明する。
図8は、本実施の形態に係る携帯電話利用者端末73の構成を示した図である。
図8に示すように携帯電話利用者端末73は、入力キー731、マイク732、アンテナ733、無線回路734、CPU735、メモリ736、スピーカ737、ディスプレイ738、特定無線受信ユニット739から構成されている。
【0031】
入力キー731は、ダイヤルキー、マルチファンクションキー、方向キー等からなる入力装置であり、これらのキーを用いて、文字や数字を入力することができるようになっている。
マイク732は、音声を入力するための入力装置であり、入力された音声は、電気信号に変換され処理されるようになっている。
アンテナ733は、基地局74との間で無線通信を行う際に電磁波を送受信するための装置である。
無線回路734は、基地局74との間で無線通信を行うための無線信号を発信する回路である。
【0032】
CPU735は、マイクロコンピュータを主体とする、携帯電話利用者端末73としての動作をさせるプログラムを実行する演算処理装置である。CPU735は、周辺装置を制御してデータを受け取り、そのデータを演算・加工し、メモリ736に記憶したり結果を出力したりするまでの一連の動作を行う。
メモリ736は、携帯電話利用者端末73で使用されるデータやプログラムを記憶し、必要な場合に取り出すことのできる記憶装置である。メモリ736は、読み書き可能であるRAMと、読み込み専用であるROMによって構成されている。RAMは、CPU735の作業領域であり、CUP735が演算処理を実行する際に必要なデータを一時的に格納する。ROMには、CPU735が処理する各種プログラムが格納されている。例えば、特定無線受信プログラム、メモ保存プログラム、通話プログラム、録音プログラムなどのプログラムが格納されている。
【0033】
スピーカ737は、電気信号を音声に変換して出力する音声出力装置であり、通話時における相手先の音声や、着信音、各種警告音(アラーム音)等を出力する。
ディスプレイ738は、携帯電話利用者端末73内で処理された文字や図形、イメージなどの結果を表示するための出力装置であり、例えば、液晶ディスプレイなどによって構成されている。
特定無線受信ユニット739は、特定無線つまりICタグ72間における無線を介してデータ(信号)の受信を行う装置である。特定無線受信ユニット739は、受信部740および復号部741から構成されている。受信部740では、ICタグ72から発信された信号の受信を行う。復号部741では、受信部740で受信した、即ちICタグ72から発信された信号の復号処理を行う。特定無線受信ユニット739を設けることにより、商品71に関するデータをICタグ72から特定無線を介して取得することが可能になる。
【0034】
次に、このように構成された情報取得システムにおける、商品71の情報を取得する処理手順について説明する。
図9は、本実施の形態に係る情報取得システムにおける、商品71の情報を取得する処理の手順を示したフローチャートである。
ここでは、情報取得システムの利用方法の一例として、販売店においてサプリメントの購入を検討しているユーザが、当該サプリメントの詳細情報を取得する場合について説明する。
【0035】
まず、ユーザは、購入を検討している商品71(サプリメント)を棚から取り出し、その商品71に貼付されているICタグ72を携帯電話利用者端末73に近づける。ここでは、両者が接触するまで近づけられることが理想的である。
図10は、ICタグ72と携帯電話利用者端末73との配置状況を示した図である。
図10に示すように、携帯電話利用者端末73の背面側つまり特定無線受信ユニット739をICタグ72と対向するように配置する。ICタグ72から送信される信号を受信可能な範囲つまり対象物との距離αが予め設定されている。この距離αは、ICタグ72に設けられている発振回路725の出力容量を調節することによって任意に設定することができるようになっている。
【0036】
なお、他のユーザの所持する携帯電話利用者端末73において、ICタグ72から送信される信号が受信されてしまわないようにするために、つまり、信号の誤送信および誤受信を抑制するために、距離αは、概ね最大5cmに設定されている。
さらに信号の誤送信および誤受信を抑制するために、ICタグ72に特定無線受信ユニット739を検出する機能とカウンタ機能を設け、所定の期間(例えば、1秒、2秒)連続して特定無線受信ユニット739を検出することができた場合にのみ信号を送信するようにしてもよい。
また、信号の誤受信を規制するために、携帯電話利用者端末73にICタグ72から送信される信号を拒否する特定無線受信拒否機能や、特定無線受信機能をオン/オフさせることが可能な特定無線受信切替機能を搭載するようにしてもよい。
【0037】
ICタグ72と携帯電話利用者端末73との間隔が距離αよりも小さくなる位置まで両者が近づけられると、ICタグ72は、携帯電話利用者端末73から発せられる電磁波(以下、交信電磁波とする)をアンテナ721を介して受信する(ステップ11)。
ここで、携帯電話利用者端末73から発せられる交信電磁波について説明する。携帯電話利用者端末73は、待ち受け時(非通話時)においても常に、基地局74との間で交信を行っている。そして、携帯電話利用者端末73が存在するエリアやその地点における電界強度の測定を行っている。このような基地局74との交信に、交信電磁波が用いられている。従って、たとえ携帯電話利用者端末73が、利用範囲外エリア(圏外)に存在している場合であっても交信電磁波は、常時、携帯電話利用者端末73から発せられている。
【0038】
ICタグ72は、携帯電話利用者端末73の交信電磁波を受信すると、アンテナ721を形成するコイルを貫く磁束が変化するため、電磁誘導の原理によって交流電流が発生する。
ICタグ72は、発生した交流電流を整流回路723に流して整流を行う(ステップ12)。
続いて、ICタグ72は、整流回路723で整流された電流を蓄電回路724に蓄電する(ステップ13)。
そして、ICタグ72は、蓄電回路724に発振回路725の起動電圧値を超える電荷が蓄電されると、発振回路725が起動し、メモリ726に格納されたデータを信号に変換した後、アンテナ721を介して携帯電話利用者端末73へ送信する(ステップ14)。
【0039】
そして、ICタグ72から信号が送信されると、携帯電話利用者端末73は、特定無線受信ユニット739の受信部740でこの信号を受信する(ステップ15)。
携帯電話利用者端末73は、受信部740で信号を受信したことを検知すると、メモリ736に格納されている特定無線受信プログラムを起動する(ステップ16)。CPU735は、特定無線受信プログラムに基づいて処理を実行する。
まず、受信部740で受信した信号を復号部741へ転送し、復号部741においてテキストデータに変換(復号)する。変換された後のテキストデータ、つまり商品71に関する所定のデータをメモリ736に格納する。
【0040】
次に、CPU735は、商品71に関する所定のデータをメモリ736から読み出し、ディスプレイ738に表示させる(ステップ17)。
図11は、商品71に関する所定のデータを表示させた、ディスプレイ738の表示画面の一例を示した図である。
図11に示すように、ディスプレイ738には、商品71の商品名と共に、商品71の説明のコンテンツが格納されているコンテンツサーバ78(図6)のURLデータが表示されるようになっている。なお、サーバのURLデータは、図の反転部に示すように、ディスプレイ738上で選択し実行(アクセス)することができるようになっている。URLデータ選択は、入力キー731の方向キーを操作することで行うことができる。
また、選択項目が単数である場合には、ディスプレイ738への表示と同時に、あるいは、ディスプレイ738への表示を実行せずに、直接該当するサーバのURLにアクセスするようにしてもよい。
【0041】
ユーザがサーバのURLデータを選択し、そのURLへのアクセスが実行されると、または、自動的にURLへのアクセスが実行されると、上述した基地局74、交換局75を介してネットワーク網76に接続され、そして該当するWebサイト77にアクセスする(ステップ18)。
Webサーバ79は、携帯電話利用者端末73からのWebサイト77へのアクセスを検知すると、該当するコンテンツサーバ78からコンテンツデータを読み出し、これを携帯電話利用者端末73へ配信する。
携帯電話利用者端末73は、Webサーバ79から配信されたコンテンツデータをダウンロードする(ステップ19)。
携帯電話利用者端末73におけるコンテンツデータのダウンロードが完了した後、商品71の情報を取得する処理を終了する。
なお、ここでは、Webサーバ79からダウンロード方式でコンテンツデータ(商品71に関する情報)を取得するようにしているが、ストリーミング方式でコンテンツデータを取得するようにしてもよい。
また、ICタグ72においても第1実施例で示したシール62と同様に、商品71に関する情報の格納場所を示すURLを記載するようにしてもよい。
【0042】
コンテンツデータのダウンロードが完了すると、この取得した(提供された)コンテンツデータに基づいて商品71の説明が携帯電話利用者端末73から出力される。商品71(サプリメント)の説明の出力方法としては、当該サプリメントの効能、使用上の注意、副作用等の解説文を、ディスプレイ738に表示させたり、またスピーカ737から音声として出力させたり等の方法がある。
また、商品71がCD、DVD、ビデオ等である場合には、商品71に記憶されている楽曲(映像)の試聴データをコンテンツデータとして取得し、携帯電話利用者端末73のスピーカ737を試聴機とするようにしてもよい。さらに、当該商品71に関係するアーティストやPRコメントをディスプレイ738に表示させたり、プロモーション映像を表示させたりするようにしてもよい。
【0043】
上述したような情報取得システムによれば、携帯電話利用者端末73は、商品71に関す情報を取得する際に、商品71に関する情報の格納場所を示すURL(または電話番号)を特定無線を介してICタグ72から取得することができる。そのため、ユーザは、URL(または電話番号)の入力処理などといった煩わしい処理を行わずに該当するURLへアクセスすることができる。また、これによりURLの誤入力を抑制することができる。
【0044】
(変形例)
次に、上述した第2実施形態に係る情報取得システムの利用方法の変形例について説明する。
ここでは、情報取得システムの変形の一例として、ICタグ72を商品71の代わりに名刺の裏面に貼付した場合について説明する。
図12(a)は、ICタグ72を貼付した名刺の表面を示した図であり、(b)は、ICタグ72を貼付した名刺の裏面を示した図である。
図12(a)に示すように、ICタグ72を貼付した名刺の表面には、通常の名刺と同様に、会社名、部署名、役職名、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、ホームページURLを記載する。
さらに、当該名刺にICタグ72が貼付されていることをユーザに対して視覚的に認識させるために、「※特定無線送信対応」(波線部)等のコメントを記載しておくようにする。
【0045】
図12(b)に示すように、名刺の裏面には、ICタグ72を任意の箇所に貼付する。さらに、ICタグ72の利用方法に関する取扱説明を記載しておくようにする。
また、ICタグ72のメモリ726(図7)には、名刺の表面の記載内容と同様の個人データ(名刺データ)を格納しておく。
そして、上述した本実施の形態に係る情報取得システムにおける、商品71の情報を取得する処理の手順(図9)と同様の処理を行う。
ICタグ72を貼付した名刺に携帯電話利用者端末73を近づけ、ICタグ72のメモリ726に格納されている名刺データを特定無線を介して携帯電話利用者端末73に入力する。
【0046】
そして、携帯電話利用者端末73に入力された名刺データをディスプレイ738上に表示する。
図13は、名刺データを表示させた、ディスプレイ738の表示画面の一例を示した図である。
図13に示すようにディスプレイ738には、名刺データ、例えば、氏名、電話番号、電子メールアドレス、ホームページURLのデータが表示されるようになっている。なお、電話番号、電子メールアドレス、ホームページURLのデータは、図の反転部に示すように、ディスプレイ738上で選択し実行(アクセス)することができるようになっている。データの選択は、入力キー731の方向キーを操作することで行うことができる。
【0047】
例えば、電話番号が選択され実行されると、通話プログラムが起動されて当該電話番号へのダイヤル(呼び出し処理)が開始されるようになっている。また、電子メールアドレスが選択され実行されると、電子メール作成プログラムが起動され、所定の宛先入力欄に当該電子メールアドレスが入力されるようになっている。
また、アドレス管理プラグラムを起動させることによって、携帯電話利用者端末73に入力された名刺データを、携帯電話利用者端末73のメモリ736に格納されているアドレス帳に追加させるようにしてもよい。
このようにICタグ72を名刺に貼付することによって、携帯電話利用者端末73は、名刺に記載されている内容と同様の名刺データを、特定無線を介してICタグ72から取得することができる。そのため、ユーザは、名刺に記載されている各データ(電話番号、電子メールアドレス等)の入力処理などといった煩わしい処理を行わずに携帯電話利用者端末73のアドレス帳へ入力することができる。
【0048】
(第3実施形態)
次に、本発明における第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、非接触型ICタグを利用した音楽CD、DVDの試聴システムおよび携帯端末装置102の抑制システムについて説明する。なお、非正規商品(海賊版)とは、著作権者に無断で複製した商品を示す。
図14は、本実施の形態に係るICタグを用いて商品に格納されたコンテンツの試聴および商品の正規登録を実施するシステムの構成を示した図である。
ここでは、CD、DVDなどの商品に格納されたコンテンツの試聴および商品の正規登録を実施するシステム(以下、コンテンツ試聴・登録システムとする)について説明する。
【0049】
図14に示すように、本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムは、コンテンツメーカサイト100、サーバ101、携帯端末装置102、PC(パーソナル・コンピュータ)105、商品107から構成されている。
商品107は、CD、DVDなどのメディアにコンテンツが格納されたものであり、さらに、商品107にはICタグ108が組み込まれている。
ICタグ108は、第2実施形態(図7)で説明したICタグ72と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
ICタグ108は、商品107のパッケージ(ケース)に貼付するシールに組み込むようにしてもよく、ICタグ108をシルク印刷(スクリーン印刷)でシール化したものを商品107のパッケージに貼付するようにしてもよい。
また、ICタグ108は、商品107に直接組み込むようにしてもよい。
【0050】
図15は、ICタグ108の商品107への組み込み例を示した図である。
図15に示すように、例えば、CDやDVDなどの光ディスクを用いた商品107は、ポリカーボネートなどの樹脂で形成された樹脂領域109と、アルミニウムなどで形成されたデータを記録する記録層(反射膜領域)110と、から構成されている。
このように構成されている光ディスクを用いた商品107では、データの記録に用いられていない樹脂領域109にICタグ108を配設することによって、直接商品107にICタグ108を内蔵させることができる。詳しくは、図15に示すように、光ディスク盤面のセンター部(中心部)の樹脂領域109に組み込む。
このように、ICタグ108を直接光ディスクを用いた商品107に組み込むことにより、ICタグ108の誤貼付や紛失を抑制することができるため、商品107とICタグ108との関連付け(紐付け)が確実となる。
また、ICタグ108を商品107に直接組込むことにより、複製品の製造を困難にすることができるため、非正規商品(海賊版)の市場への流出を適切に抑制することができる。
【0051】
図14に戻り、本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムにおけるコンテンツメーカサイト100(サーバ101含む)、携帯端末装置102、PC105はインターネット106を介して、各種データの送受信が可能である。
コンテンツメーカサイト100は、商品107の製造、販売(提供)を行う業者が運営するサービスサイトであり、アクセス要求に基づいてサーバ101に格納されているデータの配信などのサービスを提供する。
サーバ101は、コンテンツメーカサイト100が提供するサービスに関するデータを格納したコンピュータであり、例えば、コンテンツのプロモーション用の音声データや画像データ、試聴用データ、売れ筋商品ランキングデータ、発売予定商品に関するデータ等が格納されている。
また、サーバ101には、正規登録処理を実施する際に必要となる、製造済み(発売済み)商品に組み込まれているICタグ108に関するデータが格納されている。ICタグ108に格納されているデータとしては、例えば、正規品であることを示すID(識別子)データなどがある。
【0052】
携帯端末装置102は、携帯電話103と、この携帯電話103接続されるICタグリーダ104から構成されている。
携帯電話103は、インターネット106への接続機能を有している。詳しくは、この携帯電話103は、前述した第1実施形態で用いられる携帯電話利用者端末10と同様に、無線回線を経て携帯電話回線網に接続した後、各々の無線回線を介して、携帯電話事業者設備とを接続される。そして、この携帯電話事業者設備を介して、インターネット106に接続されるようになっている。
ICタグリーダ104は、携帯電話103と着脱可能なスティック形状のICタグ108の読取装置である。このICタグリーダ104は、第2実施形態で用いた携帯電話利用者端末73に内蔵されている特定無線受信ユニット739と同様の機能を備えている。
そのため、第3実施形態では、特定無線受信ユニット739を備えていない携帯電話103であっても、ICタグリーダ104を用いることによりICタグ108に格納されているデータを携帯電話103に読み出すことができるようになっている。
なお、ICタグリーダ104の詳細な構成については後述する。
【0053】
PC105は、ICタグ108の読取機能を有するCD・DVDドライブ(駆動装置)を備えている。つまり、PC105において商品107を再生した場合、自動的にICタグ108に格納されているデータを読み出すことができるようになっている。
PC105は、携帯電話103と同様にインターネット106への接続機能を有しており、コンテンツメーカサイト100、サーバ101などへのアクセス、データの送受信ができる。
なお、本実施の形態では、ネットワーク網としてインターネット106を利用しているが、これに限られるものではなく、キャプテンシステム、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのデータの送受信が可能なネットワークを利用することも可能である。
【0054】
次に、ICタグリーダ104の詳細な構成について説明する。
図16は、本実施の形態に係るICタグリーダ104の概略構成を示した図である。
図16に示すように、ICタグリーダ104は、コントロール部111、タグリーダ部112、および電源供給部113から構成されている。
コントロール部111は、CPU(中央演算処理装置)114、ROM(リード・オンリ・メモリ)115、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)116、およびI/F(インターフェース)117を備え、これらの装置はバスラインを介して接続されている。
【0055】
CPU114は、ROM115に格納されている制御プログラムをRAM116に展開し、各種制御信号に基づいて処理を実行する演算処理装置である。
ROM115は、ICタグリーダ104で実行される各種演算や制御を行うためのプログラム、データおよびパラメータなどを格納した読込専用メモリである。
RAM116は、CPU114にワーキングメモリとして使用される書込読出メモリである。CPU114は、RAM116にプログラムやデータなどを書き込んだり消去したりすることができる。本実施の形態では、RAM116には、CPU114がクラスタを生成したりなど、演算処理に必要なエリアが確保可能となっている。また、RAM116は、ICタグ108に格納されているデータ、例えば、URLテキストデータなどを受け取り格納するための格納領域を有している。
I/F117は、携帯電話103との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0056】
また、タグリーダ部112は、受信部119および復号部118を備えている。
受信部119は、ICタグ108から発信された信号の受信を行う。
そして、復号部118は、受信部119で受信した、即ちICタグ108から発信された信号の復号処理を行う。
なお、このタグリーダ部112で取得されたICタグ108のデータは、例えば、RS232Cインターフェースなどのシリアルインターフェースを用いてコントロール部111に転送され、RAM116内に格納される。
【0057】
電源供給部113は、電池120および切換器121を備えている。
電池120としては、例えば、ICタグリーダ104への組み込みが可能な形状(サイズ)のボタン型電池が用いられる。
切換器121は、タグリーダ部112への電源供給のオン/オフ切換を行うための回路スイッチである。
ICタグリーダ104は、携帯電話103へ接続されたタイミングで、電池120からコントロール部111およびタグリーダ部112への電力供給が開始されるようになっている。
【0058】
そして、タグリーダ部112におけるICタグ108のデータ読取処理が済み次第速やかに、切換器121によってタグリーダ部112への電力供給が遮断されるようになっている。例えば、ICタグ108のデータ読取処理の実行後、2〜3秒後に自動的に切換器121によって、電源供給回路が遮断されるようになっている。
このように、タグリーダ部112へは、ICタグ108のデータ読取処理時にのみ電源供給を行うことにより、電池120の消費を低減することができるため、また、タグリーダ部112への負荷が軽減されるためICタグリーダ104の耐用期間を飛躍的に延ばすことができる。
【0059】
次に、このように構成されたコンテンツ試聴・登録システムの動作について説明する。
図17は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムにおけるコンテンツの試聴サービスの提供処理の手順を示したフローチャートである。
はじめに、コンテンツの試聴サービスを利用するユーザがICタグリーダ104を携帯電話103に装着すると、電源供給部113からの給電が開始され、コントロール部111は、タグリーダ部112から転送されるデータの受信を待機する状態となる。
そして、携帯端末装置102によるICタグ108のデータの読取を実行する(ステップ21)。
【0060】
なお、ICタグ108におけるデータの送信処理は、第2実施例(図9)で説明したステップ11〜14と同様の処理が実行されることによりなされる。
ICタグ108から信号が送信されると、ICタグリーダ104は、タグリーダ部112における受信部119でこの信号を受信する。
受信部119で受信された信号は、復号部118に転送され、復号部118においてテキストデータに変換(復号)される。
そして、復号部118で変換されたデータは、コントロール部111へ転送されRAM116内に格納される。
【0061】
次に、ICタグリーダ104は、RAM116に格納されたデータを携帯電話103へ転送し、携帯電話103は、転送されたデータ(URLデータ)に基づいて該当するコンテンツメーカサイト100へのアクセス(接続)する(ステップ22)。
コンテンツメーカサイト100は、携帯端末装置102からのアクセス要求内容に基づいてサーバ101内を検索して要求内容と合致するデータを読み出し、この読み出したデータを携帯端末装置102へダウンロードする(ステップ23)。
携帯端末装置102、即ち、携帯電話103は、コンテンツメーカサイト100からダウンロードしたデータを受信し、装置内の記憶領域に格納する。
そして、携帯電話103の有する音声再生機能を用いてダウンロード済みデータの再生処理を実行し(ステップ24)、処理を終了する。
このようにして、利用者は、ICタグリーダ104を用いてICタグ108のデータを読み取ることにより、容易に携帯電話103からコンテンツメーカサイト100にアクセスがすることができるため、商品107の試聴をする際の煩わしいキー入力操作などの手間を省くことができる。
【0062】
本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムでは、上述したようなコンテンツの試聴サービスの他、商品107に格納されているコンテンツの正規登録サービスを提供する(受ける)ことができる。
ここで、本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムにおける商品107に格納されているコンテンツの正規登録処理について説明する。
なお、ここでは、ICタグ108が図15に示されるように、直接商品107に組み込まれている光ディスクに格納されているコンテンツの正規登録を行う場合について説明する。
はじめに、利用者は、商品107をPC105に備えられているICタグ108の読取機能を有するCD・DVDドライブ(駆動装置)に挿入する。
すると、PC105は、CD・DVDドライブが駆動すると、ICタグ108の読取機能が作動し、ICタグ108のデータ読取を自動的に開始する。
【0063】
次に、PC105は、CD・DVDドライブで読み取ったICタグ108データに基づいて、インターネット106を介してコンテンツメーカサイト100へ自動アクセスする。そして、コンテンツメーカサイト100は、送信されたアクセス要求(正規登録要求)を受けると、受信したデータに基づいて商品107に格納されているコンテンツの正規利用に関する処理を実行する。
なお、コンテンツメーカサイト100は、正規登録された商品107に対して、様々な特典を与えるようになっている。このように、正規登録することができる商品107にのみ特典を付与するシステムを構築することにより、海外製の非正規商品(海賊版)の製造・販売が絶えない状況において、日本のコンテンツの正規利用のユーザを世界市場に普及させることができる。
【0064】
また、ICタグ108に予め正規品判別用に固有のシリアルデータを記録しておき、携帯端末装置102を用いてICタグ108のデータの読み取りを行った場合に、携帯電話103の画面に“正規品である”旨を示す表示をするようにしてもよい。
このように、ICタグ108を読み取った時点で正規品であるか否かを視覚的に認識させることにより、個人ユーザや輸入業者が容易に非正規商品(海賊版)を識別することができるため、非正規商品(海賊版)の販売防止を図ることが容易になる。
【0065】
次に、上述したコンテンツ試聴・登録システムの変形例について説明する。
図18は、本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムの変形例の構成を示した図である。
図18に示すように、この変形例では、図14に示すコンテンツ試聴・登録システムに対して、さらにゲートウェイサーバ122およびポイント管理用DB(データベース)123を追加したものである。
ゲートウェイサーバ122は、携帯電話103の電話番号データおよびICタグリーダ104に格納されている固有のID(識別子)データに基づいて、所定サイトへのアクセスを制御する認証用サーバである。
ポイント管理用DB123は、ゲートウェイサーバ122で認証された利用者のみが利用(アクセス)可能なデータベースである。そして、ゲートウェイサーバ122で認証完了時に、ポイント管理用DB123が提供する各種サービス(ポイント獲得サービス等)を利用することができるようになっている。
【0066】
例えば、ゲートウェイサーバ122で認証された利用者がコンテンツメーカサイト100へアクセスして試聴サービスの提供を受けた場合や、試聴サービスの提供を受けた後にその商品を購入した場合などに、ポイントが加算されるようになっている。
詳しくは、当該携帯端末装置102毎に予め付与されている利用者識別用のID別に、ポイント管理用DB123に格納されているポイントデータの更新が行われる。
このようにゲートウェイサーバ122を介して所定サイトのアクセスを管理することにより、商品107購入やサイト閲覧などによるポイントデータをICタグリーダ104に格納されている固有IDに基づいて一元管理できるようになっている。
このようにICタグリーダ104で各種ポイントを一元管理することにより、利用者は複数のポイントカード(識別ID)を管理することなく容易にポイントサービスを利用することができる。
【0067】
次に、このように構成されたコンテンツ試聴・登録システム(変形例)の動作について説明する。
図19は、本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムの変形例におけるコンテンツの試聴サービスの提供処理の手順を示したフローチャートである。
はじめに、コンテンツの試聴サービスを利用するユーザがICタグリーダ104を携帯電話103に装着すると、電源供給部113からの給電が開始され、コントロール部111は、タグリーダ部112から転送されるデータの受信を待機する状態となる。
そして、携帯端末装置102によるICタグ108のデータの読取を実行する(ステップ31)。
【0068】
なお、ICタグ108におけるデータの送信処理は、第2実施例(図9)で説明したステップ11〜14と同様の処理が実行されることによりなされる。
ICタグ108から信号が送信されると、ICタグリーダ104は、タグリーダ部112における受信部119でこの信号を受信する。
受信部119で受信された信号は、復号部118に転送され、復号部118においてテキストデータに変換(復号)される。
そして、復号部118で変換されたデータは、コントロール部111へ転送されRAM116内に格納される。
【0069】
次に、ICタグリーダ104は、RAM116に格納されたデータおよびROM115内に格納されているICタグリーダ104固有の識別IDのデータを携帯電話103へ転送する。
携帯電話103は、当該携帯電話103の電話番号データを読み出し、この電話番号データを転送されたデータ(URLデータ)およびICタグリーダ104固有の識別IDのデータに貼付して、ゲートウェイサーバ122へアクセス(接続)する(ステップ32)。なお、電話番号データおよびICタグリーダ104固有の識別IDのデータは、送信する際に暗号化されていることが望ましい。
ゲートウェイサーバ122は、携帯端末装置102から送信された電話番号データおよびICタグリーダ104固有の識別IDのデータに基づいて認証処理を行う(ステップ33)。
ゲートウェイサーバ122では、予めデータベースに登録されているデータと電話番号データおよびICタグリーダ104固有の識別IDのデータを照合することによって認証処理を行う。
【0070】
ゲートウェイサーバ122において、登録済みの利用者であることが認証された後、ゲートウェイサーバ122は、試聴サイトを示したURLデータを携帯端末装置102(携帯電話103)へ送信(返信)する。
携帯電話103は、ゲートウェイサーバ122から送信されたデータ(URLデータ)に基づいて該当するコンテンツメーカサイト100へのアクセス(接続)する(ステップ34)。
コンテンツメーカサイト100は、携帯端末装置102からのアクセス要求内容に基づいてサーバ101内を検索して要求内容と合致するデータを読み出し、この読み出したデータを携帯端末装置102へダウンロードする(ステップ35)。
携帯端末装置102、即ち、携帯電話103は、コンテンツメーカサイト100からダウンロードしたデータを受信し、装置内の記憶領域に格納する。
そして、携帯電話103の有する音声再生機能を用いてダウンロード済みデータの再生処理を実行し(ステップ36)、処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本実施の形態に係る携帯電話を用いて店内でCDを試聴するシステムの構成を示した図である(第1実施形態)。
【図2】本実施形態で用いる携帯電話利用者端末の例を示した図である(第1実施形態)。
【図3】本実施形態に係る音楽データ配信端末の構成を示したブロック図である(第1実施形態)。
【図4】コンパクトディスクのパッケージにアドレスを記載したシールを貼付した例を示した図である(第1実施形態)。
【図5】コンパクトディスクのパッケージにアドレスを直接記載した例を示した図である(第1実施形態)。
【図6】本実施の形態に係る商品の情報取得システムの構成を示した図である(第2実施形態)。
【図7】本実施の形態に係るICタグの構成を示した図である(第2実施形態)。
【図8】本実施の形態に係る携帯電話利用者端末の構成を示した図である(第2実施形態)。
【図9】本実施の形態に係る情報取得システムにおける、商品の情報を取得する処理の手順を示したフローチャートである(第2実施形態)。
【図10】ICタグと携帯電話利用者端末との配置状況を示した図である(第2実施形態)。
【図11】商品に関する所定のデータを表示させた、ディスプレイの表示画面の一例を示した図である(第2実施形態)。
【図12】(a)は、ICタグを貼付した名刺の表面を示した図であり、(b)は、ICタグを貼付した名刺の裏面を示した図である(変形例)。
【図13】名刺データを表示させた、ディスプレイの表示画面の一例を示した図である(変形例)。
【図14】本実施の形態に係るICタグを用いて商品に格納されたコンテンツの試聴および商品の正規登録を実施するシステムの構成を示した図である(第3実施形態)。
【図15】ICタグの商品への組み込み例を示した図である(第3実施形態)。
【図16】本実施の形態に係るICタグリーダの概略構成を示した図である(第3実施形態)。
【図17】本発明の実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムにおけるコンテンツの試聴サービスの提供処理の手順を示したフローチャートである(第3実施形態)。
【図18】本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムの第3実施形態の変形例の構成を示した図である。
【図19】本実施の形態に係るコンテンツ試聴・登録システムの第3実施形態の変形例におけるコンテンツの試聴サービスの提供処理の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
10 携帯電話利用者端末
12 携帯電話回線網
13 携帯電話事業者設備
14 インターネット
15 音楽データ配信端末
20 CDショップ
51 音楽データベース
53 インターネット通信部
55 制御部
60 コンパクトディスクのパッケージ
62 シール
72 ICタグ
721 アンテナ
722 ICチップ
723 整流回路
724 蓄電回路
725 発振回路
726 メモリ
100 コンテンツメーカサイト
101 サーバ
102 携帯端末装置
103 携帯電話
104 ICタグリーダ
105 PC
106 インターネット
107 商品
108 ICタグ
109 樹脂領域
110 記録層(反射膜領域)
111 コントロール部
112 タグリーダ部
113 電源供給部
114 CPU(中央演算処理装置)
115 ROM(リード・オンリ・メモリ)
116 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
117 I/F(インターフェース)
118 復号部
119 受信部
120 電池
121 切換器
122 ゲートウェイサーバ
123 ポイント管理用DB(データベース)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、
インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、
商品に貼付され、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、から構成され、
前記携帯電話は、
前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得するURL取得手段と、
前記取得手段により取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスするアクセス手段と、
前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、
を備えたことを特徴とする商品情報取得システム。
【請求項2】
前記URL取得手段は、前記携帯電話が発する、当該携帯電話の基地局との交信を行うための交信電磁波を動作電力として前記ICタグから発信される、所定の信号を受信することによって前記URLのデータを取得することを特徴とする請求項1記載の商品情報取得システム。
【請求項3】
所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、商品に貼付され、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、を備えた商品情報取得システム内での情報の遣り取りに使用する商品情報取得方法であって、
前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得する第1ステップと、
前記第1ステップにより取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスする第2ステップと、
前記第2ステップとによりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する第3ステップと、
を有することを特徴とする商品情報取得方法。
【請求項4】
商品に貼付され、当該商品の商品情報が格納先を示すURLのデータが格納されている前記ICタグから、インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話へ、前記URLのデータを送信する際に使用するデータ送信方法であって、
前記携帯電話が発する、当該携帯電話の基地局との交信を行うための交信電磁波を受信する第1ステップと、
前記第1ステップにより受信された前記交信電磁波を動作電力として発振回路を起動させる第2ステップと、
前記第2ステップにより起動された前記発振回路を介して前記URLのデータを前記携帯電話へ送信する第3ステップと、
を有することを特徴とするデータ送信方法。
【請求項5】
コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽をコンパクトディスク毎にURLを割り振って収録した音楽データベースと、
各コンパクトディスクに前記URLを表示する表示手段と、
この表示手段に表示されたURLを取得する機能を備え、インターネットにアクセス可能な携帯電話とからなる携帯電話を利用してコンパクトディスクに収録された楽曲の試聴をするシステムであって、
前記携帯電話が前記URLを取得した後、インターネットを介して、前記音楽データベースにアクセスし、当該コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽を当該携帯電話に送信することを特徴とするコンパクトディスク試聴システム。
【請求項6】
コンパクトディスクに収録された楽曲の試聴用に編集された音楽をコンパクトディスク毎にURLを割り振って収録した音楽データベースにアクセスするために、当該コンパクトディスクのパッケージに当該URLを表示したシールを視覚上認識可能に貼付したことを特徴とするアドレスが表示されているコンパクトディスク。
【請求項7】
所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、
インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、
商品に組み込まれ、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、
から構成され、
前記携帯電話は、
前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得するURL取得手段と、
前記取得手段により取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスするアクセス手段と、
前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、
を備えたことを特徴とする商品情報取得システム。
【請求項8】
所定の商品情報を商品毎にURLを割り振って格納したサーバ装置と、
商品に組み込まれ、当該商品に対応する前記URLのデータが格納されている前記ICタグと、
インターネットへのアクセス機能を搭載した携帯電話と、
前記ICタグに格納されている前記URLのデータを取得する、前記携帯電話に装着可能な前記ICタグリーダと、
から構成され、
前記携帯電話は、
前記ICタグリーダにより取得された前記URLへ前記インターネットを介してアクセスするアクセス手段と、
前記アクセス手段によりアクセスされた前記URLに格納されている前記所定の商品情報を取得する商品情報取得手段と、
を備えたことを特徴とする商品情報取得システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【国際公開番号】WO2005/015541
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【発行日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−512954(P2005−512954)
【国際出願番号】PCT/JP2004/011252
【国際出願日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(503288303)
【Fターム(参考)】