説明

噴射釦

【課題】内容物を広範囲に噴射でき、しかも噴射粒子径を小さくすることができる噴射釦を得る。
【解決手段】噴射釦及びノズル体からなり、旋回室、噴射口、複数の噴射溝を有する噴射釦において、旋回室径D、噴射口径Da、噴射溝と旋回室の接続部の幅Dd、ノズル体のステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLとした場合、D/Da>1、D/Dd≧5及びD/L≧3の関係を満たすようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を噴射する噴射釦、特に、エアゾール容器に装着してエアゾール内容物を噴射する噴射釦でメカニカルブレークアップ式の噴射釦に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エアゾール内容物の噴射粒子径を小さくしたり、広い範囲に内容物を噴射する要求を満たす噴射釦としてメカニカルブレークアップ釦が用いられている。メカニカルブレークアップ釦は、噴射口付近で内容物に旋回力を与えて噴射口から噴射することによって噴射粒子を細かく均一化する機構として知られており、特に噴射剤が圧縮ガスである場合に有効である。従来のメカニカルブレークアップ釦は、噴射釦の凹部に嵌合するチップを有し、該チップの周面に噴射液通路が形成され、チップ前端又はノズル体内面側に形成された溝から旋回室を経て噴射口から回転しながら広角に噴射するように種々工夫したものが知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−180770号公報
【特許文献2】特開2000−153188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにメカニカルブレークアップ式の噴射釦は広角噴射に有効であるが、従来の噴射釦の噴射角度は80゜以下、大きくても90゜以内のものしか実用化されていない。従って、従来例えばヘアスプレー等の頭髪用品や園芸用殺虫剤あるいはごみ用消臭剤等を圧縮ガス、液化ガスによる内容物の噴射において、良好な塗布効果を奏するためにはより広角噴霧と粒子の微細化が求められているが、このような要求に対して未だ満足するものではなかった。
そこで、本発明は、内容物を広角度で広範囲に噴射でき、且つ噴射粒子径を小さくすることができ、しかも構造が簡単な噴射釦を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、従来のメカニカルブレークアップ式の噴射釦が、噴射角度80゜〜90゜より大きくすることができない原因を究明するために、図3に模式的に示す噴射釦を構成する諸次元のうち、噴射口径Da、旋回室径D、ノズル体のステム側側壁から噴射口先端までの長さL、噴射口のランド長さLa、旋回室厚さLb、噴射溝幅Dd、噴射溝深さ、噴射溝数に着目して、特に旋回室径Dと噴射口径Daとの比D/Da、旋回室径Dと噴射溝幅Ddとの比D/Dd、旋回室径Dとノズル体のステム側側壁から噴射口先端までの長さLとの比D/Lの3要素が、噴射角度と内容物の粒子径に大きく影響するものと予測して、これらの値が噴射角度にどのような影響を及ぼすか数値解析で分析した。
【0006】
図4に示すグラフは、旋回室径Dと噴射溝幅Ddとの比D/Ddが噴射角に対してどのような影響を及ぼすかを数値解析を行なったものであり、旋回室径Dと噴射溝幅Dd以外の他の寸法を固定して、旋回室径Dと噴射溝幅Ddを変えてD/Ddを変更させて、その時の噴射角度を求めた。その結果、D/Dd値が大きい程広角噴射になることが分かった。また、図5に示すグラフは、同様に旋回室径Dとノズル体のステム側側壁から噴射口先端までの長さL以外の寸法を固定して、D/L値を変更させた場合の噴射角度に及ぼす影響を数値解析により調べたものである。その場合、D/L値が大きい程広角噴射になることが分かった。さらに、図6はランド長さLaが噴射角度に及ぼす影響をランド長さLa以外は固定した寸法で数値解析した結果を示すものであり、ランド長さLaが短いほど広角噴射になることが分かった。そして、ランド長さLaは0mmに近づく程、角度変化は大きくなっている。さらにまた図7は噴射溝幅Ddが噴射角度に及ぼす影響を、噴射溝幅Dd以外は固定した寸法で数値解析した結果を示すものであり、噴射溝幅は狭い程広角噴射が得られることが分かった。
以上の数値解析と並行して、実験を繰り返した結果、ある一定の条件を満たすように組合せることによって、90゜以上の噴射角度での噴射を可能とし、且つ内容物の粒子径を小さくすることができることを知得し、本発明に到達したものである。
【0007】
即ち、上記課題を解決する請求項1に係る発明の噴射釦は、旋回室、噴射口、複数の噴射溝を有する噴射釦において、旋回室径D、噴射口径Da、噴射溝と旋回室の接続部の幅Dd、ノズル体のステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLとした場合、i)D/Da>1,ii)D/Dd≧5,iii)D/L≧3の関係を満たすことを特徴とするものである。
【0008】
上記条件において、旋回室径が噴射口径と等しいかそれよりも小さい場合、即ちD/Da≦1であると、内容物に回転を生じさせることが困難であり、広角噴射が出来ないのでD/Da>1、望ましくはD/Da≧3とする。また、D/Dd<5であると、内容物に旋回室で充分な回転が与えられないため広角噴射ができず、且つ微粒子化することもできないので、D/Dd≧5とする。さらに、D/Lとの関係は旋回室の直径に対して、ステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLが長い場合、内容物の流動抵抗が大きくなり、回転が失われて噴射されることになるので、90゜以上の噴射角を達成するためにはD/L≧3でなければならない。
【0009】
本発明の噴射釦は、上記条件に加えて、さらに噴射口のランド長さが0.3mm以下、旋回室のステム側側壁から前記噴射口先端までの長さが0.6mm以下、旋回室の直径が1.5mm〜3.0mm、前記噴射溝と前記旋回室の接続部の幅が0.1mm〜0.3mmであることがより望ましい。そして、前記噴射溝は3つ以上であることが望ましい。前記噴射釦は圧縮ガスにより噴射される容器に好適に用いることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記のように構成することによって、内容物を今まで達成できなかった90゜以上の広角噴射ができ、且つ噴射粒子径を小さくすることができ、しかも構造を簡素化することができるという格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る噴射釦の正面断面概略図である。
【図2】そのノズル体のステム側から見た側面図である。
【図3】ノズル体の寸法関係を示す模式図であり、(a)はステム側から見た側面の模式図、(b)は正面断面の模式図である。
【図4】数値解析による旋回室径D/噴射溝幅Ddと噴射角度の関係を示すグラフである。
【図5】数値解析による旋回室径D/ステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLと噴射角度の関係を示すグラフである。
【図6】数値解析によるランドから長さLaと噴射角度の関係を示すグラフである。
【図7】数値解析による噴射溝幅Ddと噴射角度の関係を示すグラフである。
【図8】実施例及び比較例により得られた実測に基づく噴射角度と粒子径の関係を示すグラフである。
【図9】実施例及び比較例における旋回室径D/噴射溝幅Ddと噴射角度の関係を示すグラフである。
【図10】実施例及び比較例における旋回室径D/ステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLと噴射角度の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る噴射釦の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る噴射釦の正面概略断面図である。本実施形態に係る噴射釦1は、噴射釦本体2とノズル体3の2ピースの組み合わせからなり、ノズル体3が噴射釦本体2の突出部4に嵌合して組み立てられている。噴射釦本体2は、合成樹脂で一体成形され、中央部内部に容器のステムが嵌合する流入路6が形成されている。そして、流入路6に略直交する連通孔7が形成されている。突出部4の外周部と噴射釦本体2との間には、ノズル体3の環状壁15が嵌合する環状溝8が形成され、該環状溝が後述するように内容物の噴射流路となってノズル体との間に形成される旋回溝に連通している。
【0013】
ノズル体3は、ノズル基盤14と該ノズル基盤の裏面(ステム側)に突出形成された環状壁15とから構成されている。環状壁15は、図1に示すように、環状溝8の途中まで嵌合する長さに形成されている。そして、環状壁15の内周面には等間隔に複数本(図の実施形態では3本)の通路16が突出部4の外周面に沿って形成され、その基端部はノズル体のステム側壁面23に形成されている噴射溝17に連通している。噴射溝17は、後述する旋回室20の外周部に対して略接線方向から接するように形成されて、旋回室20に内容物を接線方向に本実施形態では3方から供給して旋回室で旋回流が形成されるようになっている。噴射溝17は図2に示すように、旋回室との接続部18に至るに従って細幅となるように形成されている。噴射溝17は本実施形態ではノズル体のステム側壁面23に形成されているが、噴射釦本体の突出部4の先端面に形成することも可能である。
【0014】
旋回室20は、ノズル基盤裏面に円形凹部として形成されて噴射釦本体2の突出部4の先端面との間に形成される。本実施形態では円形凹部として形成してあるが、ドーム状又は円錐台凹部として形成しても良い。旋回室20の中心部からノズル基盤14を貫通して噴射口21が形成されている。噴射口21は、本実施形態で図1に示すようにノズル基盤の表面にドーム状凹部22を形成して、その底部中心に開口して内容物の良好な広角噴射ができるようにしている。
【0015】
本実施形態の噴射釦は、以上の構造を有し、図示しない容器のステムに装着され、下方に押圧してステムを押下げることによって、バルブが開き内容物が加圧ガス、液化ガスやトリガー式ポンプの圧力により流入路6から環状溝8を通り、その先端から環状壁内周面に形成された液通路16を通って旋回室に120゜間隔の3方位置で接線方向から流入する。内容物は高圧で接線方向3方から旋回室内に流入することによって、旋回室で強い旋回流となって回転を保ったまま、噴射口21から外部に噴射される。その際、内容物は回転過程において微細な粒子に破砕されて所定の噴射角度で噴射することができる。
【0016】
以上のような構造の噴射釦において、本実施形態では前述したように、図3に模式的に示すように、旋回室20の旋回室径D、噴射口21の噴射口径Da、噴射溝と旋回室の接続部18の幅Dd、ステム側側壁面23から噴射口先端24までの長さLとした場合、D/Da>1,D/Dd≧5,及びD/L≧3の関係を満たすように形成されている。また、噴射口21のランド長さLaを0.3mm以下、前記旋回室20のステム側側壁面23から前記噴射口先端面24までの長さLを0.6mm以下、旋回室の直径Dを1.5mm〜3.0mm、噴射溝17と旋回室20の接続部18の幅を0.1mm〜0.3mmの範囲内となるように形成してある。
【0017】
ランド長さLaは、旋回室で回転を与えた内容物に噴射時の流量抵抗を与えないように短いのが望ましいが、ランド長さが0.1mmに満たない場合は、耐久性に欠けるので0.1mm以上0.3mmの範囲が望ましい。本発明者は、ランド長さLaを0.2〜0.7の範囲で変更して実験及び数値解析を行なったが、後述する実施例で0.2mmで90゜以上の噴射角が実現できたが、0.3mm〜0.7の範囲では、48゜〜80゜の範囲の噴射角しか得られなかった。
【0018】
前記旋回室20のステム側側壁面23から前記噴射口先端面24までの長さLは、ランド長さLaの場合と同様に旋回流の流動抵抗を少なくするために、できるだけ短くするのがよく、0.6mm以下が望ましいが、噴射口21の強度及び旋回室を形成する厚さを考慮すれば、0.3〜0.6mmの範囲が望ましい。同様に数値計算及び実験によれば、Lを0.65〜1.15mmにした範囲では、良好な噴射角度は得られなかった。
【0019】
回室の直径Dは、旋回流を形成するには大きい方が望ましいが、大きくするとノズル体の直径を大きくしなければならないので、1.5mm〜3.0mmの範囲が望ましい。旋回室径Dが1.5mm以下であると強い旋回流を形成することが困難であり、広角噴射が出来ない。さらに、前記噴射溝と前記旋回室の接続部の幅は0.1mm〜0.3mmであることがより望ましい。接続部の幅は、良好な噴射をえるためには前記したように旋回室直径との相対的な関係があり、旋回室直径を1.5mm〜3.0mmに形成した場合、接続部の幅は0.1mm〜0.3mmの範囲が望ましい。そして、前記噴射溝は旋回室20で内容物に均一な高速旋回を発生させるためには3つ以上であることが望ましい。
【0020】
本実施形態の噴射釦は、種々の内容物を噴射する容器、特に、圧縮ガスにより噴射されるエアゾール容器に適用でき、圧縮ガスとしては窒素、炭酸ガス、亜酸化窒素等が採用できる。また、内容物としては粘度が100cp以下のエアゾール内容物の噴射に好適に適用でき、これらの内容物を90゜以上の広角噴射で且つ平均粒子径65μm以下で噴射できる。したがって、ヘアスプレー等の頭髪用品や園芸用殺虫剤あるいはごみ用消臭剤等、水又はアルコールベースのエアゾール内容物の噴射に採用して、従来の噴射釦に比して広範囲に且つ微粒子状態で噴霧することができ、塗布効果に優れた噴射釦が得られる。
【実施例】
【0021】
図1に示す構造の噴射釦において、実施例1及び実施例2として、噴射口径Da、旋回室径D、ステム側側壁から前記噴射口先端までの長さL、ランド長さLa、旋回室厚Lb、噴射溝幅Dd、噴射溝深、噴射溝数を表1に示す寸法に構成して、エアゾール内容物として粘度1cpの水を、圧縮ガスとして圧力0.7MPaの窒素で噴射して、その噴射角度及び平均粒子径を測定した。なお、噴射角度は噴射した瞬間を撮影した画像から測定した。
また、平均粒子径はレーザー回折式粒度分布測定装置にて、測定地点から噴射口までの距離を15cmとして測定した。その結果を表1に示す。
また、比較例1〜4として、市販のメカニカルブレークアップ式の噴射釦#1〜4を用いて実施例と同様な条件で噴射して噴射角度及び平均粒子径を測定した。なお、比較例における各寸法は実測値である。その結果を実施例と共に表1に示す。
【0022】
【表1】

【0023】
表1に示す結果において、実施例1〜2及び比較例1〜4における噴射角度と平均粒子径を図8のグラフに示す。表1及び図8から明らかなように、実施例1では噴射角度90゜、実施例2では95゜と何れの実施例でも90゜以上の広角噴射ができたのに対し、比較例では比較例2が80゜の噴射角度が得られたが最高で、80゜〜40゜の噴射角度しか得られてない。そして、エアゾール内容物の平均粒子径は、実施例1が65μm、実施例2が64μmで、比較例2の63μmや比較例4の64μmといった良好な微粒子と同等の微粒子が得られた。
以上の実施例から明らかなように、本発明の噴射釦は、従来の噴射釦にない広角噴射及び充分小さい噴霧粒子径が得られ、塗布効果の高い噴射釦であることが確認できた。
【0024】
上記結果をさらに分析して、実施例及び比較例における噴射溝径Dと旋回室の接続部の幅Ddとの比D/Ddが噴射角度に及ぼす影響を調べた。その結果を図9のグラフに示す。その結果、数値解析の結果と同様に実施例、比較例ともD/Ddが大きい程噴射角度が大きくなっていることが分かる。しかしながら、実施例1ではD/Ddが7.5で噴射角度90゜が得られ、実施例2ではD/Dd=10.5で噴射角度95゜が得られたのに対し、比較例2ではD/Dd=9.37で噴射角度80゜、比較例3ではD/Dd=2.83で噴射角度63゜しか得られていない。
【0025】
また、旋回室径Dと、ステム側側壁面から噴射口先端までの長さLとの比D/Lが噴射角度に及ぼす影響を同様に調べた。その結果を図10のグラフに示す。該グラフから明らかなように、数値解析結果と同様に実施例、比較例ともD/Lが大きい程噴射角度が大きくなっていることが分かる。実施例1ではD/L=3.33、実施例2ではD/L=4.6にすることで、噴射角度90゜、95゜を達成している。これに対して、比較例2ではD/L=2.8、比較例3ではD/L=1.06であり、それらのものでは噴射角80゜、63゜しか得られていない。このことから、噴射角度90゜以上を達成するにはD/L>3であることが必要であることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明の噴射釦は、種々の内容物を噴射する噴射釦に適用でき、特に圧縮ガス噴射剤で内容物を80゜〜100゜の広範囲に且つ噴射粒子径を小さくして噴射するのに好適であり、エアゾール容器用噴射釦として利用可能性が高い。
【符号の説明】
【0027】
1 噴射釦 2 噴射釦本体
3 ノズル体 4 突出部
6 流入路 7 連通孔
8 環状溝
14 ノズル基盤 15 環状壁
16 液通路 17 噴射溝
18 接続部 20 旋回室
21 噴射口 22 ドーム状凹部
23 ステム側壁面 24 噴霧口先端面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
旋回室、噴射口、複数の噴射溝を有する噴射釦において、旋回室径D、噴射口径Da、噴射溝と旋回室の接続部の幅Dd、ノズル体のステム側側壁から前記噴射口先端までの長さL、とし、
i) D/Da>1
ii) D/Dd≧5
iii) D/L≧3
の関係を満たすことを特徴とする噴射釦。
【請求項2】
前記噴射口のランドの長さが0.3mm以下である請求項1に記載の噴射釦。
【請求項3】
前記旋回室のステム側側壁から前記噴射口先端までの長さLが0.6mm以下である請求項1又は2に記載の噴射釦。
【請求項4】
前記旋回室の直径Dが1.5mm〜3.0mmである請求項1〜3の何れかに記載の噴射釦。
【請求項5】
前記噴射溝と前記旋回室の接続部の幅Ddが0.1mm〜0.3mmである請求項1〜4の何れかに記載の噴射釦。
【請求項6】
前記噴射溝が3つ以上である請求項1〜5の何れかに記載の噴射釦。
【請求項7】
圧縮ガスにより噴射される容器に用いる噴射釦である請求項1〜6の何れかに記載の噴射釦。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−235174(P2010−235174A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−86745(P2009−86745)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【出願人】(000003768)東洋製罐株式会社 (1,150)
【出願人】(000222129)東洋エアゾール工業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】