説明

回転体の連結構造および方法

【課題】回転体の開閉部の連結および切り離しの作業性の向上を図ることができ、しかも異物の流入を防止する。
【解決手段】水平な回転軸回りに回転可能に設けられ、開閉部34を有する回転体3と、回転体3を、開閉部34が受取位置Aと排出位置Bにあるときに停止可能に回転駆動する回転駆動手段と、回転体3の上方に配置され、処理前被処理物を払い出す払出口20を受取位置Aの鉛直方向上方位置に有するホッパー2と、回転体3の下方に配置され、処理済被処理物を受け取る受取口4aを排出位置Bの鉛直方向下方位置に有する空気搬送ライン4と、払出口20と受取位置Aとの間に設けられ、ホッパー2から回転体3へ処理前被処理物を供給する第1供給手段5と、受取口4aと排出位置Bとの間に設けられ、回転体3から空気搬送ライン4へ処理済被処理物を供給する第2供給手段6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば水が付着した樹脂材料の乾燥等を行うためにホッパーから回転体に投入し、処理後の樹脂材料を回転体から搬送ラインへ排出するための回転体の連結構造および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上述した乾燥等に用いる回転体は、樹脂材料をホッパーから受け取るときと、搬送ラインへ排出するときとにおいては、回転体をホッパー又は搬送ラインに対して連結する必要があり、一方、乾燥等に際して回転させるときには、回転体をホッパー及び搬送ラインに対して切り離す必要がある。
【0003】
このような回転体をホッパーや搬送ラインに対して連結する回転体の連結構造として、図11に示すように、回転体100の開閉部101に、ホッパー110や搬送ライン120側に設けた伸縮可能な連結部111、121を繋いだり、離したりする構成のものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
【特許文献1】特開平5−319449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の回転体の連結構造においては、伸縮可能な連結部111、121を回転体100の開閉部101に繋いだり離したりするに際し、手作業で行う必要があり、作業が煩わしく、また連結や切り離しに長時間を要するという難点があった。更には、ホッパー110に連結する際に上向きにする回転体100の開閉部101から、或いは上向きに設けた搬送ライン120の連結部121から、切り離しや長時間搬送ラインが開放されることに伴ってゴミ等の異物が流入する虞があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、回転体の開閉部の連結および切り離しを自動的に行う構成とし、これにより前記連結および切り離しの作業性の向上を図ることができ、しかも異物の流入を防止することが可能な回転体の連結構造および方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る回転体の連結構造は、水平な回転軸回りに回転可能に設けられ、処理前の被処理物を受け取るとともに処理済みの被処理物を排出する開閉部を有する回転体と、前記回転体を、前記開閉部が処理前被処理物の受取位置と処理済被処理物の排出位置にあるときに停止可能に回転駆動する回転駆動手段と、前記回転体の上方に配置され、処理前被処理物を払い出す払出口を前記受取位置の鉛直方向上方位置に有する供給部と、前記回転体の下方に配置され、処理済被処理物を受け取る受取口を前記排出位置の鉛直方向下方位置に有する排出部と、前記供給部の払出口と前記受取位置との間に設けられ、供給部から回転体へ処理前被処理物を供給する第1供給手段と、前記排出部の受取口と前記排出位置との間に設けられ、回転体から排出部へ処理済被処理物を供給する第2供給手段とを備え、前記第1供給手段が、蛇腹を有する第1管材と、その第1管材を鉛直方向に伸縮させる第1駆動手段とを有し、その第1駆動手段により伸長した第1管材を介して前記供給部の払出口と前記受取位置にある前記開閉部とが連通連結される構成であり、前記第2供給手段が、蛇腹を有する第2管材と、その第2管材を鉛直方向に伸縮させる第2駆動手段とを有し、その第2駆動手段により伸長した第2管材を介して前記排出部の受取口と前記排出位置にある前記開閉部とが連通連結される構成であることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る回転体の連結構造は、請求項1に記載の回転体の連結構造において、前記回転体の開閉部が開閉弁を有し、その開閉弁を開閉駆動する駆動部とその駆動部に駆動源を接続するための継手とが回転体側に取付けられた構成であり、前記第1駆動手段および前記第2駆動手段は、それぞれ前記駆動源に繋がった継手を有するとともに、第1駆動手段の継手が、前記回転体の継手に対して、前記開閉部が前記受取位置にあるときに対向し、かつ、第2駆動手段の継手が、前記回転体の継手に対して、前記開閉部が前記排出位置にあるときに対向するように配置され、第1駆動手段により伸長した第1管材を介して前記供給部の払出口と前記受取位置にある前記開閉部とが連通連結されることで第1駆動手段の継手と回転体の継手とが接続され、かつ、第2駆動手段により伸長した第2管材を介して前記排出部の受取口と前記排出位置にある前記開閉部とが連通連結されることで第2駆動手段の継手と回転体の継手とが接続される構成であることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る回転体の連結構造は、請求項1または2に記載の回転体の連結構造において、前記第1管材は、前記受取位置にある前記開閉部に接続される第1接続部を有し、この第1接続部が前記開閉部の受取位置からの位置変化に対応できるように鉛直方向及び水平方向に移動可能に第1支持手段により支持されており、前記第2管材は、前記排出位置にある前記開閉部に接続される第2接続部を有し、この第2接続部が前記開閉部の排出位置からの位置変化に対応できるように鉛直方向及び水平方向に移動可能に第2支持手段により支持されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る回転体の連結構造は、請求項3に記載の回転体の連結構造において、前記第1支持手段は、前記第1駆動手段により昇降可能に支持された第1支持枠と、この第1支持枠に取付けられ、前記開閉部の位置変化に対応させて前記第1接続部を鉛直方向および水平方向へ移動可能に支持する第1押圧手段とを有し、前記第2支持手段は、前記第2駆動手段により昇降可能に支持された第2支持枠と、この第2支持枠に取付けられ、前記開閉部の位置変化に対応させて前記第2接続部を鉛直方向および水平方向へ移動可能に支持する第2押圧手段とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る回転体の連結構造は、請求項4に記載の回転体の連結構造において、前記第1押圧手段は、前記第1接続部を鉛直方向に押圧する第1鉛直押圧手段と、前記第1接続部を前記回転体の回転軸に沿った水平方向に押圧する第1軸方向押圧手段と、水平方向であって前記回転体の回転接線方向に前記第1接続部を押圧する第1接線方向押圧手段とを有し、前記第2押圧手段は、前記第2接続部を鉛直方向に押圧する第2鉛直押圧手段と、前記第2接続部を前記回転体の回転軸に沿った水平方向に押圧する第2軸方向押圧手段と、水平方向であって前記回転体の回転接線方向に前記第2接続部を押圧する第2接線方向押圧手段とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項6に係る回転体の連結構造は、請求項1または2に記載の回転体の連結構造において、前記供給部と前記第1供給手段とが前記払出口で分離されていて、前記供給部が少なくとも水平方向に移動可能となったもので、前記第1管材は、前記払出口に上端部を連結する供給部側管材と、その供給部側管材の下端部に上端部を連通し下端部を前記開閉部に連結する開閉部側管材とを有し、供給部側管材の上端部と開閉部側管材の下端部が上下動可能に構成されており、前記開閉部側管材の下端部が前記第1駆動手段により開閉部に連通連結され、前記供給部側管材の上端部が別の駆動手段により前記払出口に連通連結されることを特徴とする。
【0012】
請求項7に係る回転体の連結方法は、請求項1乃至6のいずれかに記載の回転体の連結構造を備え、前記被処理物を前記回転体に供給するときに、前記回転駆動手段により前記開閉部を鉛直方向上向きになるように前記回転体を停止させ、その後に前記第1駆動手段により第1管材を鉛直方向に伸長させることで前記開閉部側に押し付けて接続し、前記被処理物を前記回転体から排出するときに、前記回転駆動手段により前記開閉部を鉛直方向下向きになるように前記回転体を停止させ、その後に前記第2駆動手段により第2管材を鉛直方向に伸長させることで前記開閉部側に押し付けて接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の回転体の連結構造及び方向による場合には、回転体の開閉部が受取位置で停止しているとき、第1供給手段の第1駆動手段が第1管材を鉛直方向に伸長させると伸長した第1管材を介して供給部と開閉部とが連通連結され、これにより供給部からの処理前の被処理物が回転体に受け取り可能となる。一方、回転体の開閉部が排出位置で停止しているとき、第2供給手段の第2駆動手段が第2管材を鉛直方向に伸長させると伸長した第2管材を介して排出部と開閉部とが連通連結され、これにより回転体からの処理済被処理物を排出部へ排出可能となる。また、第1供給手段及び第2供給手段は、被処理物の供給が不要なときは、各管材を収縮させることで、回転体の回動を支障なく行わせることができる。よって、連結および切り離しの作業性の向上を図ることができ、しかも連結および切り離しの作業時に人が介在する必要がなく、異物の流入を防止することが可能になる。
【0014】
請求項2による場合には、第1駆動手段または第2駆動手段により、回転体に対して供給部または排出部を連結すると、その連結に伴って回転体の継手に対し、供給部の継手または排出部の継手が接続される。よって、継手接続のための駆動手段を別途必要とせず、構成を簡略化することが可能になる。
【0015】
請求項3による場合には、第1管材の第1接続部および第2管材の第2接続部が鉛直方向及び水平方向に移動可能であるので、回転体の停止位置にずれが、機械的な摩耗等に伴う経時的な変化により発生して、回転体の開閉部が受取位置や排出位置からずれて停止しても、第1接続部および第2接続部の移動可能な範囲において供給部の払出口および排出部の受取口に連通連結させ得る。
【0016】
請求項4による場合には、第1駆動手段により昇降可能に支持された第1支持枠に取付けた第1押圧手段により、第1接続部が鉛直方向および水平方向へ移動可能となっているので、これにより開閉部の受取位置からの位置変化に対応して第1接続部を開閉部へ確実に接続させ得る。また、第2駆動手段により昇降可能に支持された第2支持枠に取付けた第2押圧手段により、第2接続部が鉛直方向および水平方向へ移動可能となっているので、これにより開閉部の排出位置からの位置変化に対応して第2接続部を開閉部へ確実に接続させ得る。
【0017】
請求項5による場合には、回転体の開閉部が受取位置または排出位置からずれて停止しても、第1押圧手段または第2押圧手段により回転体の開閉部に対し、第1管材または第2管材を追従して接続させることができる。また、第1、第2接線方向押圧手段と、第1、第2軸方向押圧手段とに分けており、回転体の軸方向では位置ずれが少ないので、第1、第2軸方向押圧手段を小型化することができる。
【0018】
請求項6による場合には、供給部が移動するものであっても、供給部の払出口が受取位置の鉛直方向上方位置に位置するとき、第1駆動手段とは別の駆動手段により供給部側管材を伸長させると、供給部側管材の上端部を供給部の払出口に連通連結することができる。一方、第1駆動手段により開閉部側管材を伸長させると、開閉部側管材の下端部を回転体の開閉部に連通連結することができる。これにより、移動する供給部から処理前の被処理物を回転体へ供給することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明を具体的に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態に係る回転体の連結構造を模式的に示す正面図であり、図2はその回転体の連結構造における上部側を示す正面図、図3は回転体の連結構造における下部側を示す正面図である。
【0021】
この回転体の連結構造1は、造粒された樹脂材料と造粒時の水分とを含む処理前の被処理物を貯留する供給部としてのホッパー2と、ホッパー2の下側に設けられた回転しつつ乾燥を行うための回転体3と、回転体3の下側に設けられた排出部としての空気搬送ライン4と、ホッパー2の下部に設けられていてホッパー2内の樹脂材料及び水分を回転体3に供給する第1供給手段5と、回転体3により乾燥された樹脂材料を空気搬送ライン4に供給する第2供給手段6とを備える。
【0022】
回転体3は、例えば円筒部30の両側に円錐部31が設けられた中空のもので、円筒部30の前後位置からそれぞれ外方に突出させた一対の軸部32を有し、これら両軸部32は支持部材33により支持されていて、回転体3を回転させる水平軸として機能する。また、回転体3は、図示しない回転駆動手段により水平軸回りに回転し、一方の円錐部31に設けた開閉部34が水平軸の真上に位置する受取位置Aと、開閉部34が水平軸の真下に位置する排出位置Bとで停止するように構成されている。
【0023】
前記回転駆動手段は、例えば回転体3を回転駆動するためのものでクラッチ付きの回転駆動モータと、回転体3の回転角度が所定の角度に達したことを検出する一対のセンサと、回転体3の回転を停止させるブレーキとを備え、受取位置Aと排出位置Bの回転方向手前の所定位置に各センサを配置し、回転体3の停止に際しては各センサでの検出タイミングに基づいて回転駆動モータのクラッチを切ってブレーキにより受取位置A又は排出位置Bで開閉部34を停止させるように構成されている。
【0024】
開閉部34は、先端側に概略円筒状をした被接続部35を有し、その被接続部35の先端面にはシール部材、例えばOリング36が設けられている。更に、この回転体3の内部は、暖められるとともに、真空または減圧されて、処理前の被処理物が乾燥処理される。なお、被処理物を乾燥処理する間は、回転体3が回転駆動される。
【0025】
ホッパー2は、本実施形態では所定箇所に固定配置されていて、ホッパー2の内部には図示しない造粒装置から送られてきた処理前の被処理物が貯留される。その処理前の被処理物は、ホッパー2の下端部2aに設けられた払出口20から下側に排出される。払出口20には、例えばボール弁が設けられ、開閉可能となっている。
【0026】
払出口20は、前記受取位置Aの鉛直方向上方に位置し、その払出口20と受取位置Aとの間には第1供給手段5が設けられている。この実施形態では、第1供給手段5は、払出口20の下側に取付けられている。
【0027】
第1供給手段5は、ホッパー2から回転体3へ処理前被処理物を供給するもので、鉛直方向に伸縮する第1管材50と、その第1管材50を鉛直方向に伸縮させる第1駆動手段51とを有する。
【0028】
第1管材50は、内側のガイド管52と外側の第1可動管材53とで構成されていて、第1可動管材53の上部には伸縮可能な蛇腹53aが設けられ、第1可動管材53の下部には概略円筒状をした第1接続部53bが設けられている。ガイド管52は、処理前被処理物を蛇腹53aの内面に引っ掛かることなく回転体3へ供給するべく設けている。また、第1可動管材53の下側には、第1可動管材53の下端開口53dを開閉する蓋54が、水平面に沿って揺動しかつ開口53dと対向する箇所で上下動するように設けられている。蓋54の揺動および上下動は、例えばロータリークランプシリンダ54aにより行われるようになっている。上記第1接続部53bの内側は段付部53cを有し、その段付部53cが被接続部35に当接して、段付部53cと被接続部35とが前記Oリング36によりシールされるようになっている。また、開口53dに近い箇所には、下側が大径、上側が小径のテーパー面53eが形成されている。
【0029】
第1駆動手段51は、ホッパー2の下端部2aに固定された固定枠55と、その固定枠55にロッド56aを下向きにして取付けられたシリンダ56とを有し、ロッド56aの先端には後で詳述する枠体58を介して第1接続部53bが取付けられている。枠体58には、前記ロータリークランプシリンダ54aも取付けられている。
【0030】
図4〜図6は枠体58の機構説明図であり、図4は正面図、図5は右側面図、図6は平面図である。
【0031】
枠体58は、シリンダ56のロッド56aが取付けられた第1支持枠としての外枠58aと、第1可動管材53の第1接続部53bが取付けられた内枠58bとを有し、外枠58aに取付けられた複数の第1押圧部材(第1押圧手段)、図示例では12個の第1押圧部材59a〜59lにより内枠58bが支持されている。4つの第1押圧部材59a〜59dは鉛直方向下向きに押圧方向を向けて配されており、これら第1押圧部材59a〜59dは第1接続部53bを下向きに押圧し、第1接続部53bと被接続部35との間でのシール性を向上させるとともに、当接する際における第1接続部53bと被接続部35との衝撃を吸収する働きを有する。
【0032】
他の4つの第1押圧部材59i〜59lは回転体3の回転軸、つまり軸部32に沿った水平方向、図示例では前後方向に押圧方向を向けて配されていて、そのうちの2つの第1押圧部材59l、59kは後方向に押圧方向を向けて配され、同じく第1押圧部材59i、59jは前方向に押圧方向を向けて配されている。残り4つの第1押圧部材59e〜59hは水平方向であって回転体3の回転接線方向、図示例では左右方向に押圧方向を向けて配されていて、そのうちの2つの第1押圧部材59e、59fは左方向に押圧方向を向けて配され、同じく第1の押圧部材59g、59hは右方向に押圧方向を向けて配されている。
【0033】
各第1押圧部材59a等は、長さ寸法を適宜変更するものの構成自体は同一になっている。具体的な構成は、円筒状のチューブ59−1と、このチューブ59−1の内側に同心状に設けられ、先端側がチューブ59−1の端部から外側に突出して内枠58bに取付けられたピストン59−2と、このピストン59−2を先端側へ押圧するコイルバネ59−3とを有する。
【0034】
上記固定枠55には、ガイド筒55cが軸心を鉛直方向にして取付けられており、このガイド筒55cの内部に挿通され、下端が外枠58aの上面に取付けられたガイド棒55dが、ガイド筒55cに案内されるようになっている。よって、これらガイド筒55c及びガイド棒55dからなるガイド55bを介して、外枠58aはシリンダ56の駆動により鉛直方向に沿って上下する。なお、図4〜図6中の55aは固定枠55に設けた鉛直方向に長い4本の支柱である。
【0035】
したがって、シリンダ56のロッド56aの長さを調整することにより、蛇腹53aを有する第1可動管材53が鉛直方向に伸縮して第1接続部53bの高さ位置が変化することは勿論であり、加えて第1接続部53bが取付けられた内枠58bが、高さ調整のみ可能な外枠58aに対して上下、前後および左右の全方向へ移動可能である。その移動は、例えば回転体3の開閉部34が受取位置Aから回転方向にずれること等により、第1可動管材53の第1接続部53bと回転体3の被接続部35との軸心にずれが発生した場合に、被接続部35の上部外縁が前記テーパー面53eに当接することにより起こる。
【0036】
そして、第1可動管材53の第1接続部53bが上下、前後および左右の方向へ移動することにより、第1接続部53bと被接続部35との軸心が同一又はほぼ同一になって、段付部53cが被接続部35に当接して、段付部53cと被接続部35とが前記Oリング36によりシールされる。
【0037】
上記シリンダ56には、図示しないエア駆動源からエアが供給されていて、そのエアによりロッド56aの進出・退入が行われるようになっている。また、第1接続部53bには、前記エア駆動源からのエアが供給される継手57が支持部57aを介して取付けられている。
【0038】
よって、シリンダ56により伸長した第1可動管材53を介して、ホッパー2の払出口20と受取位置Aにある開閉部34の被接続部35とが連通連結される。換言すると、第1可動管材53の段付部53cが、回転体3の被接続部35に当接することになる。加えて、段付部53cの被接続部35への当接に伴って、図2に示すように前記継手57が、回転体3に設けた継手37、38のうちの一方37と接続される。これら継手37と継手57とは、回転体3の開閉部34が受取位置Aで停止した状態で、対向位置に鉛直方向へ沿って所定間隔だけ離隔して配置されるように構成されており、継手37は、開閉部34を開閉制御する弁にエアを供給するためのもので、継手57との接続により開閉部34の開閉制御が行われる。一方、継手38は、回転体3の外部を叩くエアノッカー38aにエアを供給するためのものである。
【0039】
回転体3の下方には、図3に示すように受取口4aを有する前記空気搬送ライン4が配置されている。前記受取口4aは、回転体3により処理された処理済被処理物を受け取るもので、前記排出位置Bの鉛直方向下方に位置している。そして、受取口4aと排出位置Bとの間には、第2供給手段6が設けられている。本実施形態では、第2供給手段6は受取口4aの上側に取付けられている。
【0040】
第2供給手段6は、回転体3から空気搬送ライン4へ処理済被処理物を供給するもので、鉛直方向に伸縮する第2管材60と、その第2管材60を鉛直方向に伸縮させる第2駆動手段61とを有する。
【0041】
第2管材60は、その下端60aが受取口4aに取付けられていて、第2管材60の途中には伸縮可能な蛇腹60bが設けられ、第2管材60の上部には第2第2接続部60cが設けられている。また、第2管材60の上側には、第2管材60の上端開口60dを開閉する蓋62が、水平面に沿って揺動しかつ開口60dと対向する箇所で上下動するように設けられている。蓋62の揺動および上下動は、例えばロータリークランプシリンダ62aにより行われるようになっている。上記第2第2接続部60cの内側は段付部60eを有し、その段付部60eが被接続部35に当接して、段付部60eと被接続部35とが前記Oリング36によりシールされるようになっている。また、開口60dに近い箇所には、上側が大径、下側が小径のテーパー面60fが形成されている。
【0042】
第2駆動手段61は、空気搬送ライン4の受取口4aに固定された固定枠63と、その固定枠63にロッド64aを上向きにして取付けられたシリンダ64とを有し、ロッド64aの先端には枠体68を介して第2第2接続部60cが取付けられている。枠体68には、前記ロータリークランプシリンダ62aも取付けられている。
【0043】
図7〜図9は枠体68の機構説明図であり、図7は正面図、図8は左側面図、図9は平面図である。
【0044】
枠体68は、シリンダ64のロッド64aが取付けられた第2支持枠としての外枠68aと、第2管材60の第2接続部60cが取付けられた内枠68bとを有し、外枠68aに取付けられた複数の第2押圧部材(第2押圧手段)、図示例では11個の第2押圧部材69a〜69f、69h〜69lにより内枠68bが支持されている。4つの第2押圧部材69a〜69dは鉛直方向上向きに押圧方向を向けて配されており、これら第2押圧部材69a〜69dは第2接続部60cを上向きに押圧し、第2接続部60cと被接続部35との間でのシール性を向上させるとともに、当接する際における第2接続部60cと被接続部35との衝撃を吸収する働きを有する。
【0045】
他の4つの第2押圧部材69i〜69lは回転体3の回転軸、つまり軸部32に沿った水平方向、図示例では前後方向に押圧方向を向けて配されていて、そのうちの2つの第2押圧部材69k、69lは後方向に押圧方向を向けて配され、同じく第2押圧部材69i、69jは前方向に押圧方向を向けて配されている。残り3つの第2押圧部材69e、69f、69hは水平方向であって回転体3の回転接線方向、図示例では左右方向に押圧方向を向けて配されていて、そのうちの2つの第2押圧部材69e、69fは左方向に押圧方向を向けて配され、同じく第2押圧部材69hは右方向に押圧方向を向けて配されている。
【0046】
各第2押圧部材69a等は、長さ寸法を適宜変更するものの構成自体は前記第1押圧部材59a等と同一になっている。
【0047】
上記固定枠63には、ガイド筒63cが軸心を鉛直方向にして取付けられており、このガイド筒63cの内部に挿通され、下端が外枠68aの上面に取付けられたガイド棒63dが、ガイド筒63cに案内されるようになっている。よって、これらガイド筒63c及びガイド棒63dからなるガイド63bを介して、外枠68aはシリンダ64の駆動により鉛直方向に沿って上下する。なお、図7〜図9中の63aは固定枠63に設けた鉛直方向に長い4本の支柱である。
【0048】
したがって、シリンダ64のロッド64aの長さを調整することにより、蛇腹60bを有する第2管材60が鉛直方向に伸縮して第2接続部60cの高さ位置が変化することは勿論であり、加えて第2接続部60cが取付けられた内枠68bが、高さ調整のみ可能な外枠68aに対して上下、前後および左右の全方向へ移動可能である。その移動は、例えば回転体3の開閉部34が排出位置Bから回転方向にずれること等により、第2管材60の第2接続部60cと回転体3の被接続部35との軸心にずれが発生した場合に、被接続部35の上部外縁が前記テーパー面60fに当接することにより起こる。
【0049】
そして、第2管材60の第2接続部60cが上下、前後および左右の方向へ移動することにより、第2接続部60cと被接続部35との軸心が同一又はほぼ同一になって、段付部60eが被接続部35に当接して、段付部60eと被接続部35とが前記Oリング36によりシールされる。
【0050】
上記シリンダ63には、前記エア駆動源からエアが供給されていて、そのエアによりロッド63aの進出・退入が行われるようになっている。また、第2接続部60cには、前記エア駆動源からのエアが供給される継手65、66が支持部67を介して取付けられている。
【0051】
よって、シリンダ64により伸長した第2管材60を介して、空気搬送ライン4の受取口4aと排出位置Bにある開閉部34の被接続部35とが連通連結される。換言すると、段付部60eが、回転体3の被接続部35に当接することになる。加えて、段付部60eの被接続部35への当接に伴って、前記継手65、66が、回転体3に設けた継手37、38とそれぞれ接続される。これら継手37と継手65、継手38と継手66とは、回転体3の開閉部34が排出位置Bで停止した状態で、対向位置に鉛直方向へ沿って所定間隔だけ離隔して配置されるように構成されており、継手37と継手65との接続により、開閉部34が開閉制御される。一方、継手38と継手66との接続により、エアノッカー38aから回転体3の内部にエアが吹き付けられる。
【0052】
したがって、このように構成された本実施形態の回転体の連結構造1による場合には、回転体3の開閉部34が受取位置Aで停止しているとき、第1供給手段5の第1駆動手段51が第1可動管材53を伸長させると伸長した第1可動管材53を介してホッパー2と開閉部34とが連通連結され、これによりホッパー2からの処理前の被処理物が回転体3に受け取り可能となる。一方、回転体3の開閉部34が排出位置Bで停止しているとき、第2供給手段6の第2駆動手段61が第2管材60を伸長させると伸長した第2管材60を介して空気搬送ライン4と開閉部34とが連通連結され、これにより回転体3からの処理済被処理物を空気搬送ライン4へ排出可能となる。また、第1供給手段5及び第2供給手段6は、被処理物の供給が不要なときは、各管材53、60を収縮させることで、回転体3の回動を支障なく行わせることができる。よって、連結および切り離しの作業性の向上を図ることができ、しかも連結および切り離しの作業時に人が介在する必要がなく、異物の流入を防止することが可能になる。
【0053】
また、本実施形態においては、第1駆動手段5または第2駆動手段6により、回転体3に対してホッパー2または空気搬送ライン4を連結すると、その連結に伴って回転体3の継手37、38に対し、ホッパー2の継手57または空気搬送ライン4の継手65、66が接続されるので、継手接続のための駆動手段を別途必要とせず、しかも接続に要する時間を短縮することができる。
【0054】
更に、本実施形態においては、第1管材50の第1可動管材53および第2管材60が、鉛直方向および水平方向に移動可能であるので、回転体3の停止位置(受取位置A、排出位置B)にずれが、機械的な摩耗等に伴う経時的な変化により発生して、回転体3が受取位置Aおよび排出位置Bからずれて停止しても、第1可動管材53および第2管材60の移動可能な範囲においてホッパー2の払出口20および空気搬送ライン4の受取口4aに連通連結させ得る。
【0055】
更にまた、本実施形態においては、回転体3の開閉部34が受取位置Aまたは排出位置Bからずれて停止しても、第1押圧手段(59a等)または第2押圧手段(69a等)により回転体3の開閉部34に対し、第1可動管材53の第1接続部53bまたは第2管材60の第2接続部60cを追従して接続させることができる。また、第1、第2接線方向の押圧部材と、第1、第2軸方向の押圧部材とに分けており、回転軸の軸方向では位置ずれが少ないので、第1、第2軸方向の押圧部材を小型化することができる。
【0056】
なお、上述した実施形態では供給部としてのホッパー2が固定された例につき説明しているが、本発明はこれに限らず、ホッパーが移動可能なものであっても適用することができる。
【0057】
この移動式ホッパーの場合には、図10に示すように、ホッパー2Aと第1供給手段5Aとが払出口20で分離されている必要があるとともに、第1供給手段5Aの第1管材50Aは、払出口20に上端部51A−aを連結する供給部側管材51Aと、その供給部側管材51Aの下端部51A−bに上端部51B−aを連通し下端部51B−bを前記開閉部34に連結する開閉部側管材51Bとを有し、供給部側管材51Aの上端部51A−aが上下動可能に、開閉部側管材51Bの下端部51B−bが鉛直方向及び水平方向に移動可能に構成されており、開閉部側管材51Bの下端部51B−bが第1駆動手段51により開閉部34に連通連結され、供給部側管材51Aの上端部51A−aが別の駆動手段により払出口20に連通連結される構成とする必要がある。
【0058】
これにより、ホッパー2Aが移動するものであっても、ホッパー2Aの払出口20が受取位置Aの鉛直方向上方位置に位置するとき、第1駆動手段51とは別の駆動手段により供給部側管材51Aを伸長させると、供給部側管材51Aの上端部51A−aをホッパー2Aの払出口20に連通連結することができる。一方、第1駆動手段51により開閉部側管材51Bを伸長させると、開閉部側管材51Bの下端部51B−bを回転体3の開閉部34に連通連結することができる。これにより、移動するホッパー2Aから処理前の被処理物を回転体3へ供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施形態に係る回転体の連結構造を模式的に示す正面図である。
【図2】図1の回転体の連結構造における上部側を示す正面図である。
【図3】図1の回転体の連結構造における下部側を示す正面図である。
【図4】第1供給手段の枠体の機構説明図(正面図)である。
【図5】第1供給手段の枠体の機構説明図(右側面図)である。
【図6】第1供給手段の枠体の機構説明図(平面図)である。
【図7】第2供給手段の枠体の機構説明図(正面図)である。
【図8】第2供給手段の枠体の機構説明図(左側面図)である。
【図9】第2供給手段の枠体の機構説明図(平面図)である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る回転体の連結構造における第1供給手段を示す模式図である。
【図11】従来例の回転体の連結構造を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
【0060】
A 受取位置
B 排出位置
1 回転体の連結構造
2、2A ホッパー(供給部)
3 回転体
34 開閉部
4 空気搬送ライン(排出部)
4a 受取口
5、5A 第1供給手段
50、50A 第1管材
51 第1駆動手段
58a 外枠(第1支持枠)
59a〜59l 第1押圧部材(第1押圧手段)
37、38、57、65、66 継手
6 第2供給手段
60 第2管材
61 第2駆動手段
68a 外枠(第2支持枠)
69a〜69f、69h〜69l 第2押圧部材(第2押圧手段)
51A 供給部側管材
51B 開閉部側管材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平な回転軸回りに回転可能に設けられ、処理前の被処理物を受け取るとともに処理済みの被処理物を排出する開閉部を有する回転体と、
前記回転体を、前記開閉部が処理前被処理物の受取位置と処理済被処理物の排出位置にあるときに停止可能に回転駆動する回転駆動手段と、
前記回転体の上方に配置され、処理前被処理物を払い出す払出口を前記受取位置の鉛直方向上方位置に有する供給部と、
前記回転体の下方に配置され、処理済被処理物を受け取る受取口を前記排出位置の鉛直方向下方位置に有する排出部と、
前記供給部の払出口と前記受取位置との間に設けられ、供給部から回転体へ処理前被処理物を供給する第1供給手段と、
前記排出部の受取口と前記排出位置との間に設けられ、回転体から排出部へ処理済被処理物を供給する第2供給手段とを備え、
前記第1供給手段が、蛇腹を有する第1管材と、その第1管材を鉛直方向に伸縮させる第1駆動手段とを有し、その第1駆動手段により伸長した第1管材を介して前記供給部の払出口と前記受取位置にある前記開閉部とが連通連結される構成であり、
前記第2供給手段が、蛇腹を有する第2管材と、その第2管材を鉛直方向に伸縮させる第2駆動手段とを有し、その第2駆動手段により伸長した第2管材を介して前記排出部の受取口と前記排出位置にある前記開閉部とが連通連結される構成であることを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項2】
請求項1に記載の回転体の連結構造において、
前記回転体の開閉部が開閉弁を有し、その開閉弁を開閉駆動する駆動部とその駆動部に駆動源を接続するための継手とが回転体側に取付けられた構成であり、
前記第1駆動手段および前記第2駆動手段は、それぞれ前記駆動源に繋がった継手を有するとともに、第1駆動手段の継手が、前記回転体の継手に対して、前記開閉部が前記受取位置にあるときに対向し、かつ、第2駆動手段の継手が、前記回転体の継手に対して、前記開閉部が前記排出位置にあるときに対向するように配置され、第1駆動手段により伸長した第1管材を介して前記供給部の払出口と前記受取位置にある前記開閉部とが連通連結されることで第1駆動手段の継手と回転体の継手とが接続され、かつ、第2駆動手段により伸長した第2管材を介して前記排出部の受取口と前記排出位置にある前記開閉部とが連通連結されることで第2駆動手段の継手と回転体の継手とが接続される構成であることを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の回転体の連結構造において、
前記第1管材は、前記受取位置にある前記開閉部に接続される第1接続部を有し、この第1接続部が前記開閉部の受取位置からの位置変化に対応できるように鉛直方向及び水平方向に移動可能に第1支持手段により支持されており、
前記第2管材は、前記排出位置にある前記開閉部に接続される第2接続部を有し、この第2接続部が前記開閉部の排出位置からの位置変化に対応できるように鉛直方向及び水平方向に移動可能に第2支持手段により支持されていることを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項4】
請求項3に記載の回転体の連結構造において、
前記第1支持手段は、前記第1駆動手段により昇降可能に支持された第1支持枠と、この第1支持枠に取付けられ、前記開閉部の位置変化に対応させて前記第1接続部を鉛直方向および水平方向へ移動可能に支持する第1押圧手段とを有し、
前記第2支持手段は、前記第2駆動手段により昇降可能に支持された第2支持枠と、この第2支持枠に取付けられ、前記開閉部の位置変化に対応させて前記第2接続部を鉛直方向および水平方向へ移動可能に支持する第2押圧手段とを有することを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項5】
請求項4に記載の回転体の連結構造において、
前記第1押圧手段は、前記第1接続部を鉛直方向に押圧する第1鉛直押圧手段と、前記第1接続部を前記回転体の回転軸に沿った水平方向に押圧する第1軸方向押圧手段と、水平方向であって前記回転体の回転接線方向に前記第1接続部を押圧する第1接線方向押圧手段とを有し、
前記第2押圧手段は、前記第2接続部を鉛直方向に押圧する第2鉛直押圧手段と、前記第2接続部を前記回転体の回転軸に沿った水平方向に押圧する第2軸方向押圧手段と、水平方向であって前記回転体の回転接線方向に前記第2接続部を押圧する第2接線方向押圧手段とを有することを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項6】
請求項1または2に記載の回転体の連結構造において、
前記供給部と前記第1供給手段とが前記払出口で分離されていて、前記供給部が少なくとも水平方向に移動可能となったもので、
前記第1管材は、前記払出口に上端部を連結する供給部側管材と、その供給部側管材の下端部に上端部を連通し下端部を前記開閉部に連結する開閉部側管材とを有し、供給部側管材の上端部と開閉部側管材の下端部が上下動可能に構成されており、
前記開閉部側管材の下端部が前記第1駆動手段により開閉部に連通連結され、前記供給部側管材の上端部が別の駆動手段により前記払出口に連通連結されることを特徴とする回転体の連結構造。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の回転体の連結構造を備え、
前記被処理物を前記回転体に供給するときに、前記回転駆動手段により前記開閉部を鉛直方向上向きになるように前記回転体を停止させ、その後に前記第1駆動手段により第1管材を鉛直方向に伸長させることで前記開閉部側に押し付けて接続し、
前記被処理物を前記回転体から排出するときに、前記回転駆動手段により前記開閉部を鉛直方向下向きになるように前記回転体を停止させ、その後に前記第2駆動手段により第2管材を鉛直方向に伸長させることで前記開閉部側に押し付けて接続することを特徴とする回転体の連結方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−214982(P2009−214982A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−59559(P2008−59559)
【出願日】平成20年3月10日(2008.3.10)
【出願人】(503405689)ナブテスコ株式会社 (737)
【Fターム(参考)】