説明

圧力調整器

【課題】 圧力調整器判定装置を用いる場合に、その駆動電源を長期間に渡って確保することができるようにする。
【解決手段】 この発明の圧力調整器1は、ガス出口通路20に配置され、ガス流を受けて回転する回転翼41と、その回転翼41の軸回転を電気に変換し蓄電する蓄電手段(45,5)と、その蓄電手段5から電力供給を受けて作動し、調整器本体2の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置6と、を備えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
圧力調整器は、ガス供給側であるLPガスボンベから、ガス消費側であるガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給通路の途中に設けられている。この圧力調整器は、保安上重要な機器であり、LPガスボンベ交換に伴う点検時に、使用上支障のないものであることを確認することが、法令により義務付けられている。この点検では調整圧力や閉塞圧力を測定し、その測定圧力が正常範囲内に入っているかどうかで判定している。
【0003】
ところで、この測定圧力は、圧力調整器内部に使用しているダイアフラムなどのゴム部品が劣化してきても、正常範囲内に入っていることが多く、測定圧力からはゴム部品の劣化を発見しにくい。このため、ゴム部品劣化を確認するには、圧力調整器を分解する必要があった。
【0004】
そこで近年、圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置が提案され、分解することなく、自動的に常時検出できるようにすることが検討されている。
【0005】
しかし、圧力調整器は長期間に渡って取り付けられ使用されるため、その間継続して圧力調整器判定装置も駆動させる必要がある。一方、その使用環境には商用電源が設けられていない場合が多く、電池を電源として使用することが試みられているが、その場合は電池交換という煩雑な作業が要求され、長期間に渡って駆動電源を確保するのが困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は上記に鑑み提案されたもので、圧力調整器判定装置を用いる場合に、その駆動電源を長期間に渡って確保することができる圧力調整器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、ガス出口通路に配置され、ガス流を受けて回転する回転翼と、上記回転翼の軸回転を電気に変換し蓄電する蓄電手段と、上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、を備えることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、流入するガスの圧力変動に応じて振動するダイアフラムと、上記ダイアフラムと一体に取り付けられてダイアフラムとともに振動する磁石と、上記磁石の磁束が鎖交するように配置されたコイルと、上記コイルに発生した誘導電流を蓄電する蓄電手段と、上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、を備えることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、流入するガスの圧力変動に応じて振動するダイアフラムと、上記ダイアフラムと一体に取り付けられてダイアフラムとともに振動するコイルと、磁束が上記コイルと鎖交するように配置された磁石と、上記コイルに発生した誘導電流を蓄電する蓄電手段と、上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、を備えることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、上記した請求項1から3の何れか1項に記載の発明の構成に加えて、上記圧力調整器判定装置は、上記圧力調整器で発生する圧力変動を検出する高感度圧力センサと、上記高感度圧力センサからの検出信号に基づいて、圧力調整器が異常または寿命であるか否かの判別を行う調整器判別手段と、上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、ことを特徴としている。
【0011】
また、請求項5に記載の発明は、上記した請求項2または3に記載の発明の構成に加えて、上記圧力調整器判定検出装置は、上記コイルに発生した誘導電流のパルス数をカウントし、パルス数が所定数を超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別する調整器判別手段と、上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、ことを特徴としている。
【0012】
また、請求項6に記載の発明は、上記した請求項2または3に記載の発明の構成に加えて、上記圧力調整器判定検出装置は、上記コイルに発生した誘導電流の波高値を検出し、その波高値が所定高さを超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別する調整器判別手段と、上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
この発明の圧力調整器では、そのガス流やダイアフラムの振動を利用して発電と蓄電を行い、その自家発電の電気で圧力調整器判定装置を駆動するようにしたので、商用電源がない環境でも駆動電源を長期間に渡って確保することができ、圧力調整器の監視を確実に行うことができる。
【0014】
また、電池が不要となるのでコストを低減することができ、電池交換の手間も省くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1はこの発明の圧力調整器の第1の構成例を示す図である。図において、この発明の圧力調整器1は、調整器本体2と、発電部4と、蓄電部5と、圧力調整器判定装置6とから構成されている。
【0017】
上記の調整器本体2は、ボディ21と、このボディ21の上部開口に装着されるキャップ22とで構成されている。ボディ21の図面左側には、LPガスボンベ(図示省略)からのガスが導入されるガス入口通路23が形成されており、ボディ21の図面右側には、所定圧に減圧されたガスが流出するガス出口通路20が形成されている。
【0018】
ガス入口通路23とガス出口通路20との間には、減圧室24が設けられており、この減圧室24は、流入されたガスの圧力(0.1〜1.56MPa程度の圧力)を2.8kPa程度の圧力に減圧し、減圧されたガスは出口33からガス出口通路20に向けて流出する。減圧室24は、気圧室としての大気室25側から押圧部材としてのスプリング26により当該減圧室24側に押圧されるダイアフラム27を備えている。ダイアフラム27は、ゴム部材からなり周縁がボディ21とキャップ22との間に挟持固定されて、大気室25と減圧室24とを気密に区画している。キャップ22には、大気室25を大気と連結する通気孔(図示省略)が設けられている。
【0019】
スプリング26は大気室25に設けられており、比較的大径のばねからなり、一端が大気室25の上壁側に当接し他端がダイアフラム27の上面に当接して配置されている。
【0020】
ダイアフラム27の中心には、作動桿28が上下に貫通して設けられており、この作動桿28の下部にはレバー29の一端が連結されている。レバー29の他端には、支点ピン29aと可動ピン29bとが挿通しており、レバー29が支点ピン29aを中心として回動可能になっている。可動ピン29bは、弁棒30の一端にも挿通しており、弁棒30の他端には、ノズル31を開閉すべく左右方向に移動可能な弁体としての弁32が設けられている。
【0021】
上記の調整器本体2は次のように作用する。LPガスボンベのバルブが開かれると、LPガスボンベからの高圧ガスはノズル31を通って減圧室24に入る。このとき、ガス出口通路20が閉じられていると、減圧室24のガス圧力は高くなり、ダイアフラム27を押し下げているスプリング26に打ち勝って、ダイアフラム27は上方に押し上げられる。これにより、ダイアフラム27に作動桿28を介して連結されているレバー29は、支点ピン29aを中心として反時計方向に回動するため、可動ピン29bが左方に移動する。このため、弁棒30も左方に移動してガス入口通路23のノズル31を閉止するので、減圧室24へのガス流入は止まり、減圧室24の圧力はそれ以上に上昇しない。
【0022】
一方、ガスをガス出口通路20から流出させる、つまり燃焼器側でガスの消費を始めると、減圧室24の圧力は下がり、ダイアフラム27も下がる。これにより、ダイアフラム27に連結されているレバー29は支点ピン29aを中心として時計方向に回動するため、可動ピン29bが右方に移動する。このため、弁棒30と弁32が右方に移動してノズル31が開き、ガス入口通路23から高圧のガスが流入する。このように、調整器本体2は、ダイアフラム27の上下動によって、ガス入口通路23から流出するガスの圧力を所定の圧力に減圧制御している。
【0023】
次に上記の発電部4について説明する。発電部4は、回転翼41と発電体45とを備えている。回転翼41はガス出口通路20の内部に配置され、ガス流を受けて、図2に示すように回転し、その軸端には磁石41aが設けられている。一方の発電体45は回転翼41と対向させて、ガス出口通路20の管外壁に設けられている。発電体45は、カバー46の内部中央の軸45aに軸端側磁石47と発電用磁石48とを回転自在に有し、発電用磁石48の外周には、離間させてコイル49が配置されている。この構成を備えた発電部4において、ガス流を受けて回転翼41および磁石41aが回転すると、対向する軸端側磁石47が連動して回転し、同軸の発電用磁石48が回転する。この発電用磁石48の回転により、コイル49に誘導電流が発生する。この誘導電流は取り出されて、上記の蓄電部5に蓄電される。なお、請求項1に記載の蓄電手段は、この発電体45と蓄電部5とを含めて構成されている。
【0024】
次に上記の圧力調整器判定装置6について説明する。この圧力調整器判定装置6は蓄電部5から電力供給を受けて作動し、調整器本体2の異常または寿命の判定を行う装置である。この圧力調整器判定装置6は、調整器本体2で発生する圧力変動を検出する高感度圧力センサ69、およびその高感度圧力センサ69の検出信号に所定の信号処理を施して異常かどうかの判別を行うとともに異常であれば報知する異常判定器60から構成されている。この異常判定器60は、増幅器61、バンドパスフィルター62、判定回路63、および報知部64から成り、判定回路63は、マイコンのCPUを中心に形成されている。
【0025】
高感度圧力センサ69は、低周波マイクロホンであり、大気室25に臨むように取り付けられている。この高感度圧力センサ69の特性は10Hz〜20kHzでゲインが−45dB(0dB=0V/Pa)=5.6mV/Paであって、0.1Hz〜20kHzの超微小圧力を計測可能となっている。
【0026】
ところで、上記の調整器本体2において、燃焼器側でガスの消費を始めると、調整器本体2は、導入された高圧ガスを所定の低い圧力に調整する制御を開始する。その場合、ダイアフラム27は、初期の上下振動は大きく、その後は微小な減衰振動を繰り返しながらその振動を収束させており、ゴムの劣化が少ないとき、その微小な振動は、図3(a)に示すように、早い時期に収束し、ゴムが劣化するにつれて、図3(b)に示すように、収束に時間を要するようになる。そして、ゴムの劣化が進むにつれて、ゴム損失係数は減少する。圧力調整器判定装置6は、このゴム劣化に伴うゴム損失係数の減少に着目し、空気の振動音からダイアフラム27の微小な減衰振動を抽出し、その抽出した減衰振動からゴム損失係数を求め、そのゴム損失係数が閾値より小さくなるとゴムの劣化であると判別している。
【0027】
すなわち、図1において、高感度圧力センサ69は、調整器本体2の大気室25で集音し、その検出信号を異常判定器60に出力する。この高感度圧力センサ69は、上記したように、0.1Hz〜20kHzの超微小圧力を計測可能なものであり、従来検出するのが困難であったダイアフラム27の微小減衰振動を検出する。
【0028】
異常判定器60は、その高感度圧力センサ69からの検出信号に所定の信号処理を施す。先ず増幅器61で増幅し、バンドパスフィルター62で所定周波数の信号を抽出し、その抽出信号を判定回路63に出力する。判定回路63では、抽出信号の波数をカウントし、調整器本体2を取り付けてから現時点までの使用期間全体における波数の総数が所定数を超えたか否かの判定を行い、所定数を超えたと判定したとき、調整器本体2が寿命である、あるいはゴム劣化により異常であるとし、報知部64にその情報を出力する。報知部64は、LEDを点灯したり、液晶画面に表示したり、あるいは警報音を発して、オペレータに報知する。
【0029】
そして、この発明では、圧力調整器判定装置6の電源として蓄電部5を用い、蓄電部5の電力を圧力調整器判定装置6の各部位に供給するようにしている。したがって、自家発電の電力で圧力調整器判定装置6を駆動することができ、商用電源がない環境でも駆動電源を長期間に渡って確保することができ、調整器本体2の監視を確実に行うことができる。
【0030】
また、電池が不要となるのでコストを低減することができ、電池交換の手間も省くことができる。
【0031】
なお、上記の説明では、異常判定器60の判定回路63は、抽出信号の波数をカウントし、その総数に基づいて判定を行うようにしたが、波数でなく、抽出信号の波高値を検出し、その波高値が、ゴム劣化により所定の波高値より高くなったとき異常または寿命であると判定するように構成してもよい。
【0032】
図4はこの発明の圧力調整器の第2の構成例を示す図である。なお、この第2の構成例において、上記の第1の構成例と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0033】
この第2の構成例において、発電部40は、ダイアフラム27と一体に取り付けられてダイアフラム27とともに振動する磁石410と、磁石410の磁束が鎖交するように配置されたコイル420とで構成されている。すなわち、ダイアフラム27に支軸430を立設し、その支軸430に磁石410を取り付け、その磁石410の外周に離間させてコイル420を配置している。この構成を備えた発電部40において、磁石410がダイアフラム27とともに振動すると、コイル420に誘導電流が発生し、この誘導電流は取り出されて、蓄電部5に蓄電される。
【0034】
この第2の構成例における圧力調整器判定装置6は、異常判定器60のみで構成されている。この異常判定器60は、コイル420からの誘導電流に所定の処理を施し、その誘導電流のパルス数をカウントし、パルス数が所定数を超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別する。すなわち、使用年数とともにダイアフラム27の振動回数がパルス数として加算されていき、その振動回数が例えば10万回になったとき、ダイアフラム27が寿命に達していると判定するようにしている。
【0035】
したがって、この第2の構成例においても、上記の第1の構成例と同様に、自家発電の電力で圧力調整器判定装置6を駆動することができ、商用電源がない環境でも駆動電源を長期間に渡って確保することができ、調整器本体2の監視を確実に行うことができる。
【0036】
また、電池が不要となるのでコストを低減することができ、電池交換の手間も省くことができる。
【0037】
なお、上記の説明では、磁石410をダイアフラム27とともに振動させるようにしたが、磁石410を固定しておきコイル420をダイアフラム27とともに振動させるように構成してもよい。
【0038】
また、上記の説明では、コイルに発生した誘導電流のパルス数が所定数を超えたとき異常または寿命であるとしたが、コイルに発生した誘導電流の波高値を検出し、その波高値が所定高さを超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別するように構成してもよい。これは、ダイアフラムが劣化すると、その振幅も大きくなる現象を利用したものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の圧力調整器の第1の構成例を示す図である。
【図2】第1の構成例における回転翼の説明図である。
【図3】ダイアフラムの微小な減衰振動を示し、(a)は正常な場合を、(b)はゴムが劣化した場合をそれぞれ示す図である。
【図4】この発明の圧力調整器の第2の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 圧力調整器
2 調整器本体
4 発電部
5 蓄電部
6 圧力調整器判定装置
20 ガス出口通路
21 ボディ
22 キャップ
23 ガス入口通路
24 減圧室
25 大気室
26 スプリング
27 ダイヤフラム
28 作動桿
29 レバー
29a 支点ピン
29b 可動ピン
30 弁棒
31 ノズル
32 弁
33 出口
40 発電部
41 回転翼
41a 磁石
45 発電体
45a 軸
46 カバー
47 軸端側磁石
48 発電用磁石
49 コイル
60 異常判定器
61 増幅器
62 バンドパスフィルター
63 判定回路
64 報知部
69 高感度圧力センサ
410 磁石
420 コイル
430 支軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、
ガス出口通路に配置され、ガス流を受けて回転する回転翼と、
上記回転翼の軸回転を電気に変換し蓄電する蓄電手段と、
上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、
を備えることを特徴とする圧力調整器。
【請求項2】
ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、
流入するガスの圧力変動に応じて振動するダイアフラムと、
上記ダイアフラムと一体に取り付けられてダイアフラムとともに振動する磁石と、
上記磁石の磁束が鎖交するように配置されたコイルと、
上記コイルに発生した誘導電流を蓄電する蓄電手段と、
上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、
を備えることを特徴とする圧力調整器。
【請求項3】
ガス圧力をより低圧のガス圧力に調整する圧力調整器において、
流入するガスの圧力変動に応じて振動するダイアフラムと、
上記ダイアフラムと一体に取り付けられてダイアフラムとともに振動するコイルと、
磁束が上記コイルと鎖交するように配置された磁石と、
上記コイルに発生した誘導電流を蓄電する蓄電手段と、
上記蓄電手段から電力供給を受けて作動し、当該圧力調整器の異常または寿命の判定を行う圧力調整器判定装置と、
を備えることを特徴とする圧力調整器。
【請求項4】
上記圧力調整器判定装置は、
上記圧力調整器で発生する圧力変動を検出する高感度圧力センサと、
上記高感度圧力センサからの検出信号に基づいて、圧力調整器が異常または寿命であるか否かの判別を行う調整器判別手段と、
上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、請求項1から3の何れか1項に記載の圧力調整器。
【請求項5】
上記圧力調整器判定検出装置は、
上記コイルに発生した誘導電流のパルス数をカウントし、パルス数が所定数を超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別する調整器判別手段と、
上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、請求項2または3に記載の圧力調整器。
【請求項6】
上記圧力調整器判定検出装置は、
上記コイルに発生した誘導電流の波高値を検出し、その波高値が所定高さを超えたとき圧力調整器が異常または寿命であると判別する調整器判別手段と、
上記調整器判別手段の判別結果を報知する判別結果報知手段とを備える、請求項2または3に記載の圧力調整器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−185301(P2006−185301A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−379872(P2004−379872)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(000168643)高圧ガス保安協会 (92)
【出願人】(591148325)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】