説明

地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法

【課題】地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法を提供する。
【解決手段】人工的な透水路面40を敷設し、透水路面40の下層に高速水誘導層30を設け、高速水誘導層30は、砕石或いは砂層からなり、高速水誘導層30の下層に仲介層20を設けた後、更に、固めた生態グラデーション層10を設ける。以上の構造により、下層の生態グラデーション層10は、支持の作用を備える以外に、層内に空心中空体を設けることにより(ニーズに応じて、防災貯水中空体、或いは、土質改良中空体、或いは、微生物培養中空体、或いは、保水中空体を設ける)、地面の雨水が地下に素早く滲みこんだ後、水をたくさん貯蔵するとともに、微生物の繁殖を助け、大気の温度が高い時には、地底の湿気が透水路面40の管体から蒸発し、環境の温暖化を改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法に関し、特に、地面の下の生態グラデーション層と地面の上の人工透水路面を構築することで、降った雨水を有効且つ素早く計画的に地下グラデーション層内に流れ込ませ、貯水を行い、地表面の水が溜まる量を減少させる効果を得ることができ、また、生態グラデーション層の土壌内に、微生物菌種や土壌内の原生動物が繁殖するのにより優れた環境が形成され、生物が多様化する効果があり、ひいては、土壌を湿った状態に保つことで、環境の温度と湿度を調整する作用があり、土質を改善する効果がある、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコンクリート路面の構築方法の多くは、まず十分な量の生コンクリートを流し込み、さらに、生コンクリートの表面を平らにする。その後、路面を構成するレンガを敷くと人工コンクリート路面の施工が完成する。
【0003】
この従来の地表路面は、コンクリート、或いは、コンクリートとレンガを結合させて構成されるが、コンクリートは一般的に透水性を備えておらず、たとえ透水性コンクリートだったとしても、その隙間は極めて詰まりやすく、また、コンクリートレンガは酸化カルシウムが生じ、自然に隙間が詰まってしまい、しかも掃除することができない。そのため、透水効率は大雨が降る速度に追いつかず、そのため、地面に水が溜まった時、素早く地表の雨水を地底の土壌層内に流し込むことができず、その地域は、大雨で水が溜まって水害を引き起こしやすくなる。
【0004】
一般的な道路や都会の地域では、地面の路面を建設する時、施工が便利であるため地表面を透水性のない路面にすることが多い。それにより、地底の土壌は地面の上の空気と接触することができず、また、雨が降った時に地下水を補充することができないという欠点がある。このことは環境保護に対して疑いもなく大きな害を及ぼす。従って、この透水作用構造をもたないコンクリート路面は理想的とはいえない。また、都市の中では、一旦雨が降ると、その地表は水を滲みこませる能力を備えていないため、大量の雨水が全部排水溝に流れ込み、各排水溝を経由して下水道管へ流れ、さらに海へと流れ出るため、水資源の無駄となる。或いは、低い窪地の地域へ流れて水害を引き起こし、人々の生命や、財産の損害を引き起こす。
【0005】
古くから知られていることだが、土壌は水分を吸着する機能があり、また、大気層に接触するため、大気環境が乾燥或いは非常に熱い状態にある時、湿り気が十分にある土壌は水蒸気を発し、大気環境と熱交換を行う作用がある。また、それ自体に湿度を調整する機能があるため、ヒートアイランド現象が生じるのを避けることができる。
【0006】
従来の技術で知られているように、地面の下に素早く水が滲みこむ機能を備えていない場合、地面の上で雨水を排出する機能は大幅に下がる。従って、水が滲みこむ作用と保水作用の優れたグラデーション層を構築することは極めて重要である。また、土質の生態環境を改善するために、微生物と土壌の中の原生動物が生存しやすい土壌内の環境を作り出すことが必要である。土壌微生物は、主に、細菌(真性細菌と古細菌)、真菌(糸状真菌と酵母菌)、藻類である。また、土壌原生動物は、変形虫類、繊毛虫類、鞭毛虫類等の数が非常に多く、有機質の分解への貢献が大きい。また、土壌内の昆虫、例えば、蟻、ムカデ、ダニ、節足動物等は、土壌を動かしたり、生物の残骸を消化し有機質を提供したりする。ミミズは、土壌団粒を形成するのに役立っており、通気や排水をよくする。線虫は、有機物やその他の小さい生物を消化する。土壌内には、ネズミ類等の脊椎動物も存在し、それらは、土壌を軟らかくするとともに、その排泄物によって土壌に栄養を与えており、地下の生物連鎖の一員となっている。
【0007】
土壌の微生物は、土壌を高い品質に保つ上で重要な役割を演じている。土壌生物の生存と、土壌環境の変化及び優劣が密接な関係があることは既に知られている。
【0008】
研究によると土壌の重要性は以下の通りである。
1、有機物質を分解する。土壌は、有機物を分解して栄養要素にするミネラル化作用を行う。
2、空気中の窒素ガス(N2)を固定して、NH3に変え、その他の生物が利用可能な窒素源にすることができる。
3、硝化作用を行い、NH4+を亜硝酸性窒素(NO2−)、そして硝酸性窒素(NO3−)に変え、植物が吸収できるようにする。
4、脱窒素作用を行い、NO3−をN2O及びN2に還元する。
5、結合された、或いは、固定されたリン、硫黄、鉄、マンガン等の化合物の溶解を促進する。
6、その他の土壌の微生物と相互に影響する。土壌の微生物が環境で生存するのに密接な関係がある。
【0009】
以上の土壌の効果により、優れた環境を作り出されるため、土壌の微生物は大量に繁殖し、地球環境の土質の改善を行うことができる。それと同時に、人工透水路面底下に、保水グラデーション層を構築することで、透水性路面の上表面に直接接触させることができるため、土壌層と大気環境を相互に接触させることができ、その湿度及び温度の熱交換が呼吸のように行われ、温度調整と湿度調整を行うことができる。全体として、素早い水誘導作用により地表面に水が溜まるのを防ぐことができ、実際の効果を十分に発揮することができる。
【0010】
以上のことに鑑み、本発明者は、積極的に研究開発を行って改良を重ね、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法を設計した。本発明では、環境を保護する透水作用を備えるコンクリート路面を簡単に構築することができ、その地底のグラデーション層を生態グラデーション層にすることで、活性化土壌の有機質を改造することができるとともに、地球の温暖化を改善することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、高い透水性を備え、地表面の雨水を素早く地底の土壌にしみこませることができ、地表面に水が溜まって水害になる確率を減らし、十分な貯水機能と雨水資源を回収する効果を達成することが可能な、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、地面の下の土壌のグラデーション層を生態グラデーション層に変化させることで、外界の気温が非常に高温度の時、地質には多くの水分が含まれているため、貫通した管体により、水分が水蒸気に変化して外へ排出され、環境内の全体の温度と湿度を調整することができ、それにより、ヒートアイランド現象が生じるのを防ぐこと、或いは、ヒートアイランド現象を減らすことができる、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、土壌の生態グラデーション層は、地表の透水性路面により、水分を吸収しやすく、また、地表の下に排水兼貯水管体と排水兼凝縮管体を設けることで、その複数の管体により、地表面上の雨水を地面の下のグラデーション層に流れ込ませることができ、下に滲みこんだ水は地底の地下水層に入り込み、それにより、人工透水路面の下には、土壌の微生物と土壌の原生動物にとって優れた環境が形成され、グラデーション層は生態グラデーション層であるため、土壌と地面の大気層の間に地球の温暖化を改善する作用が形成される、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述の目的を達成するために、本発明は、人工的な透水路面を設け、透水路面の下層には、高速水誘導層を選択的に設け、高速水誘導層は砕石、或いは、砂層からなり、或いは、高速水誘導層の下層には、選択的に仲介層を設けた後、更に、固めた生態グラデーション層を設ける。以上の構造により、下層の生態グラデーション層は、支持作用を備える以外に、生態グラデーション層内には空心中空体を設け(ニーズに応じて、防災貯水中空体、或いは、土質改良中空体、或いは、微生物培養中空体、或いは、保水中空体を設け)、それにより、地面の雨水が地下に素早く滲みこんだ後、さらに、生態グラデーション層は、水をたくさん貯蔵するとともに、微生物の繁殖を助け、大気の温度が高い時には、地底の湿気が透水路面の管体から蒸発し、環境の温暖化を改善する最も有効な方法となる。前記透水路面には、フレームワークにコンクリートを注入して排水機能をもつ複数の管体にする以外に、コンクリートで不透水路面を形成させ、さらにドリルで硬い路面に複数の排水孔を開け、さらに、排水と空気貯蔵機能をもつ凝縮管や排水と貯水機能を備える貯水管を、孔を開けた排水孔内に嵌合させる。以上により、人工路面は環境温暖化を改善する効果を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明で構築した人工地層の構造を示した概略図である。
【図2】本発明の透水路面の排水フレームワークの構成を示した分解図である。
【図3】本発明の透水路面の排水フレームワークを組みたてた後の外観を示した説明図である。
【図4】本発明の空気貯蔵機能を備えた排水管の構造を示した分解図である。
【図5】本発明の貯水装置の構造を示した分解図である。
【図6】本発明のグラデーション層内に中空体を設けた状態を示した説明図である。
【図7】本発明のグラデーション層内に、異なる機能をもつ中空体を設ける構造を示した説明図である。
【図8】本発明の透水路面内の排水兼凝縮管の作用を示した説明図である。
【図9】本発明の透水路面内の排水兼貯水管の作用を示した説明図である。
【図10】コンクリート路面に排水孔を開けた本発明の別の実施例を示した概略図である。
【図11】本発明の別の実施例の排水と空気貯蔵作用を備えた凝縮管構造を示した分解図である。
【図12】本発明の図11の管体を組み合わせた後の外観を示した概略図である。
【図13】本発明の図11の管体をコンクリート路面に嵌合させた後の状態を示した断面図である。
【図14】本発明の別の実施例の排水と貯水作用を備えた貯水管構造を示した分解図である。
【図15】本発明の図14の管体を組み合わせた後の外観を示した概略図である。
【図16】本発明の図14の実施例の管体をコンクリート路面に嵌合させた後の状態を示した断面図である。
【図17】本発明の図14の実施例の管体貯水管の別の構造を示した概略図である。
【図18】本発明の生態グラデーション層の別の実施例を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に示すように、本発明による地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法は、まず地表を平らにした後、生態グラデーション層10を敷設する。その生態グラデーション層10には、現地の土砂や、一般的な道路工事のグラデーション材料(砂石、或いは、粘土、或いは、砕石、或いは、混合透水コンクリートなどを含む)が用いられ、さらに、特殊作用をもつ中空体11が設けられ、各要素を混ぜ合わせた後、底層に敷設し、適度な圧力をかけて固めた後、さらに、その上に仲介層20を選択的に設けることができる。なお、仲介層20は、不織布であるか、ネット或いは砂層にすることができる。さらに、仲介層20には高速水誘導層30が設けられ、高速水誘導層は、砕石、或いは、砂、或いは、両者を混ぜ合わせてなる。最後に、高速水誘導層30の上方には透水路面層40が設けられる。以上の構造により、地面の上の雨水は、各種の人工で設けられた地質層に浸透し、最終的に、地底土壌層50下の地下水源層60内に滲みこむ。従って、雨水を、計画的に、地層の深いところの地下水源層60内に流し込み地下水源を補充することができる。また、グラデーション層を生態グラデーション層10に変えることもできる。さらに、透水路面層40を併せることにより、複数の機能を提供して、土壌の微生物や土壌内の原生動物に優れた生存環境を提供することができる。
【0017】
なお、仲介層20と高速水誘導層30は、単独で設けることも、二つ同時に設けることもできる。また、生態グラデーション層10の上方には、透水路面層40を直接設けることもでき、仲介層20と高速水誘導層30は、施工する現地の実際の排水状況に応じて、設置するかどうかが決められる。いずれも、同様に、効果的な水誘導作用を達成するとともに、地球温暖化を防ぐ効果を発揮することができる。
【0018】
図2、図3に示すように、透水路面層40(図1に図示)は、排水に用いられる複数の管体41と、上連結柱42と、下連結柱43、密封蓋プレート44と、空気貯蔵機能を備えた凝縮管45と、貯水装置46とを相互に組み合わせてなる。凝縮管45は空気貯蔵室機能を備え、地面に水が溜まって水害になったときに、土壌の地底の微生物や原生動物に呼吸する空間をあたえ生存させることができる。管体41の頂端には小直径段部411が設けられ、管体41の底端には環状係止部412と斜面係止ほぞ413とが設けられる(図4に図示)。管体41の上端の小直径段部411は、上連結柱42の短管421に嵌合され、管体41の下端は、下連結柱43の環状体431に嵌合され、環状体431は環状係止部412と斜面係止ほぞ413の間に挿入・固定される。管体41の中央は空心状であり、生コンクリートを注入する時、密封蓋プレート44が滑って動いて、管体が詰まるのを防ぐために、密封蓋プレート44の底面には、複数の密封蓋441が設けられ、密封蓋441を管体41上端の開口箇所に被せることで、施工時に生コンクリートの注入で詰まるのを防ぐことができ(図3に図示)、成型させた後にさらに撤去し、コンクリート透水路面層を形成させることができる。
【0019】
図4は、空気貯蔵機能を備えた凝縮管45の構造を示している。本実施例においては、管体41の上に外管414を連結させる。外管414を製造する際に、その頂端には孔4141が設けられ、外管414の内層には挟み層4142が設けられ、管体41と外管414の両者を結合させることにより、排水、通気を行えるとともに且つ水の凝縮も行える管体を形成させることができる。挟み層4142は、別の実施例では、外管と管体を連結させた外管の内壁と管体の外壁からなる。
【0020】
図5に示すように、貯水装置46は管体41の末端に連結され、貯水装置46は、上蓋461と、下容器462とによって構成する。上蓋461の頂端には孔4611が設けられ、上蓋の外周縁には凸縁4612が設けられ、上蓋461の直径は、下容器462の直径より大きく、生コンクリートを注入する時、生コンクリートや、高速水誘導層の細かい砂が下容器内に入り込むのを防ぐことができる。下容器462には、中央管4621と挟み層4622が設けられ、下容器の頂縁には凸点4623が設けられ、中央管4621の内管壁には凸リブ4624が設けられ、それにより、下容器462を管体41末端に嵌合する時に便利であり、固定する効果がある。管体41と貯水装置46の両者を結合すると、排水と通気を行えるとともに且つ貯水が可能な管体を形成させることができる。また、上蓋461と下容器462を相互に合わせた時、凸点4623により空間に水が進入する隙間が形成される。また、別の実施例では、中央管4621の頂端の高さを、下容器462の最も外側の壁面の高さより高くすることで、上蓋461と下容器462を相互に合わせた時に、水が進入する隙間を形成させることができる。
【0021】
図6と図7に示すように、前述した生態グラデーション層10には、中空体11が設けられ、現地の土砂(砂石、或いは、粘土、或いは、砕石、或いは、混合透水コンクリートなどを含む)を用いることもできるし、環境に無害で路面になるその他のグラデーション材料(例えば、セラムサイト)を混ぜて使用することもできる。また、特殊作用をもつ中空体11は円形状にするのが好ましい。なぜなら、円形は、いずれの面も、最大の圧縮応力を受けることができ、しかも、グラデーション層に空間を提供することができるためである。ただし、中空体11はその他の各種の幾何形態にすることもできる。中空体11は、二等分にされた半分の殻111にすること、或いは、ブロー成形、注入成形で加工して一体成型の中空体にすることができる。中空体11の材料は、プラスチックからなるのが好ましいが、その他の従来の材料にすることもできる。また、中空体の殼は厚い壁を備え、殻111には複数の透孔112が設けられる。本発明に使用される中空体11は、需要に応じて、様々な機能をもった中空体にすることができる。それは、防災貯水中空体、或いは、土質改良中空体、或いは、微生物培養中空体、或いは、保水中空体、或いは、現地の生態が必要な機能をもつ中空体である。
【0022】
図の実施例の防災貯水中空体は、二つの殻111を使用する。その殻は、相互に合わせると中空状を呈するとともに、透孔112を備える。中空体をグラデーション層内に混ぜと、地面に大量の雨が降り注いだ時、透水路面層40によって雨水が下へ流れ、グラデーション層10が瞬間的に水で一杯になった時、水分が殻の透孔112から中空体内の空間内に入り込むことで、地域の水害が発生する確率を下げることができる。そして、水が滲みこんで一定時間が経過し、地下水源層に滲みこんだ後、防災貯水中空体内に短期的に貯蔵された水は、ゆっくりと内部に含まれた水を放出する。以上により、地面は短時間で効果的に素早く水を排出する機能を得ることができる。
【0023】
土質改良中空体は、二つの殻111を使用する。その殻を相互に合わせる時に、中空体内には炭素物質113(例えば、活性炭、或いは、備長炭)が詰め込まれるか、或いは、現地の土質の必要性に応じて土質改良剤が詰め込まれる。土質改良中空体をグラデーション層内に混ぜると、水が滲みこんでいく過程の中で、炭素物質113によって、土壌内や水中内の酸化物質や有害物質が吸収されるとともに活性化され、土質を改善することができる。
【0024】
微生物培養中空体は二つの殻111を使用する。その殻を相互に合わせる時に、中空体内には微生物菌種114が詰め込まれる。それにより、大量の微生物に、極めて優れた生息環境を提供することができる。微生物培養中空体をグラデーション層材料内に混ぜると、微生物は優れた繁殖環境空間で効果的に培養され、土壌微生物が有機物質を分解し、硝化作用と脱窒素作用が行われることにより、土質の生態環境を改善することができるなどの利点がある。
【0025】
保水中空体は二つの殻111を使用する。その殻を相互に合わせる時に、中空体内には含水物質115(例えば、スポンジ、或いは、水分を吸収でき且つ微生物に分解されにくい物質)が詰められる。保水中空体をグラデーション層内に混ぜると、水が滲みこんでいく過程の中で、含水物質115が水分を吸収するため水分が流失しにくく、微生物に水分の養分を与えることができる。それにより、干魃地域の土壌の保水状態や土質に含まれる水の量を改善することができる。さらに、地面が非常に熱くなり高温度の時、地質には多くの水分が含まれているため、それが水蒸気に変化して外へ排出され、外部環境との熱交換が行われる。それにより、ヒートアイランド現象が生じるのを防ぐこと、或いは、ヒートアイランド現象を減らすことができる。
【0026】
図8に示すように、透水路面層40の透水路面組織フレームワーク内には、空気貯蔵機能を備えた複数の凝縮管45が設けられ、上連結柱42、下連結柱43は凝縮管の上下端に固定され、凝縮管45の内部には挟み層4142が設けられる。寒冷気候の地域では、環境温度が極めて低温の時、地底高速水誘導層30の土壌温度は地面外界の環境温度より高くなるため、挟み層4142内の管壁に凝縮水4143が形成される。それにより、大気中から水分が取り込まれ、土壌内の水分が自然に補充される。雨が降ってきた時、雨水は、透水路面の表層の水誘導溝401を経由して短管421に流れ込み、さらに下方の管体41へ間接的に流れ込み、さらに高速水誘導層30内に流れ込む。従って、水資源を有効に集めることができ、用水路に流れ込んで海へ流れ無駄になることを防ぐことができる。また、大雨で水害が発生したような場合は、空気貯蔵機能を備えた凝縮管45の挟み層4142は上端が密封されているため、密閉された空気貯蔵空間を形成される。それにより、土壌内の微生物、或いは、原生動物にとって、呼吸するための空気を備えた避難室となり、全体が雨水につかった地域の地底の土壌内でも、そこから生存に必要な空気を得ることができるため、水で埋もれて死にいたるということを防ぐことができ、また、土壌内で生き残った微生物や原生動物は、短期間で自然に繁殖して元通りになり、土壌の有機物質に対して役に立つ。
【0027】
図3、図5、図9に示すように、透水路面層40の透水路面組織フレームワーク内には、複数の貯水機能を備えた貯水装置46が設けられる。上連結柱42、下連結柱43の間には、排水に用いられる管体41が固定される。また、管体41の下端には貯水装置46が設けられ(図3に図示)、貯水装置46の上蓋461と下容器462には、中央管4621の頂端の高さが他の部分より高くなっている、或いは、凸点4623が設けられている(図5、図9に図示)ため、水が進入する隙間が形成される。それにより、高速水誘導層30の水が一杯になった時に、下に滲みこんだ雨水が、水が進入する隙間から挟み層4622内へと溢れ貯蔵される。それにより、貯水された水分は、土壌内の微生物や原生動物が土壌の旱魃した時に生存に必要な水分となる。また、旱魃地区の地下水の温度と湿度を調整することができ、草木に水分が供給されることにより枯れてしまうことを減らし、土壌の砂漠化を防ぐことができる。
【0028】
図10、図11、図14は、本発明の別の実施例を示している。図に示すように、本実施例の特徴は、前述した透水路面層にある。まず地表を平らにし、生態グラデーション層10を敷設した後、生態グラデーション層10の上方に路面層40aを設けるが、路面層40aには鉄筋402が設けられる。鉄筋402は、縦横へと将棋盤式にくくるか、その他の補強部材を加えた後、生コンクリートを注入することで、凝固して硬いコンクリート路面になる。路面層40aは、コンクリートと補強部材を結合させなかった場合、アスファルト路面にすることができる。また、ドリル47で硬い路面に複数の排水孔403が開けられる。また、排水、空気貯蔵機能を備える凝縮管45a(図11に図示)、或いは、排水と貯水機能を備える貯水管46a(図14に図示)は単一の管体形態であり、さらに、施工する地域の環境特性に応じて、一つ、或いは、二つを選択することができ、少なくとも一種類の管体を予め開けられた排水孔403内に嵌め込むと、同様に、環境の温暖化の改善効果をもつ人工路面が形成される。
【0029】
図11、図12、図13を参照する。図10に採用した排水、空気貯蔵機能を備える単一形態の凝縮管45aは、内管41aと外管414aとからなる。内管41aは中空管であり、内管41aの頂端には、外径が大きな外径拡大縁415が設けられ、外管414aを製造するときに、その頂端に孔4141が設けられる。外管414aの内層は内斜面4144を形成し、外管414aの外表層には凸出構造4145が設けられる。それにより、凝縮管45aを、路面層40aに予め開けられた排水孔403内に嵌合させると(図13に図示)、路面層40aが透水路面層となる。それにより、透水可能な路面層40aが水に埋もれた時、下方の生態グラデーション層10が水で一杯になった後、雨水が挟み層4142内に流れ込む(図13に図示)が、挟み層の上方に一定の空気が確保されるため、地面に水が溜まって水害になった時、土壤の地底の微生物と原生動物に呼吸ができる空間を提供し、生存させることができる。それと同時に、その外管414aと内管41aの間の挟み層の管壁は、凝縮水の製造の空間を形成する。
【0030】
図14、図15、図16を参照する。図10内で採用した単一形態の排水と貯水機能を備える貯水管46aは、排水管41bに貯水装置46を結合させてなる。貯水装置46は、上蓋461と下容器462とによって構成する。上蓋461の頂端には孔4611が設けられ、上蓋の外周縁には凸縁4612が設けられ、上蓋461の直径は下容器462の直径より大きく、下容器462には、中央管4621と挟み層4622が設けられ、下容器の頂縁には、好ましくは凸点4623が設けられ、中央管4621の内管壁には凸リブ4624が設けられ、それにより、下容器462を管体41b末端に嵌合する時に便利であり、凸リブ4624により固定する効果がある。排水管41bと貯水装置46の両者を結合すると、排水ができるとともに貯水可能な貯水管46aが形成される。図中の実施例の下容器462の頂縁には凸点4623が設けられて、水が進入する隙間が形成される。また、別の実施例では、中央管4621の頂端Aの高さを、下容器462の最も外側の壁面の頂端Bの高さより高くする(図16に図示)。それにより、上蓋461と下容器462を相互に合わせた時、水が進入する隙間が形成される。
【0031】
図16の実施例の貯水管46aを、路面層40aに予め開けられた排水孔403内に嵌合させると(図16に図示)、路面層40aに透水路面層を形成させることができる。それにより、透水可能な路面層40aに雨が降って下方の生態グラデーション層10に排水された後、下方の生態グラデーション層10は水が一杯になり、その後、下に滲みこんだ雨水は、水が進入する隙間から挟み層4622内に溢れて貯蔵される。それにより、貯水された水分は、土壌が旱魃してしまったときに、土壌内の微生物、或いは、原生動物に生存に必要な水分を提供する。また、旱魃地区の地下水の温度と湿度を調整することができ、草木に水分が供給されることにより枯れてしまうことを減らし、土壌の砂漠化を防ぐことができる。
【0032】
生態グラデーション層10と透水性路面層40aの間には、その土地の土質の需要に応じて、仲介層、或いは、高速水誘導層を設けることもできるし、また、両者を同時に設けることもできる。
【0033】
図17を参照する。本図の実施例に示す貯水管の別の構造において、単一形態の排水と貯水機能を備える貯水管46bは、排水管41cに直接、下容器462を結合させてなる。排水管41cの頂端の外周縁には凸縁416が設けられ、凸縁416の直径は下容器462の直径より大きく、下容器462には、中央管4621と挟み層4622が設けられ、下容器の頂縁は、好ましくは凸点4623が設けられ、中央管4621の内管壁には凸リブ4624が設けられ、下容器462を排水管41cの末端に被せた時、凸リブ4624によって固定効果が生じ、排水が可能であるとともに貯水も可能な貯水管46bが形成される。
【0034】
また、図の実施例の下容器462の頂縁には凸点4623が設けられて、水が進入する隙間を形成し、別の実施例では、中央管4621の頂端の高さAを、下容器462の最も外側の壁面の頂端Bの高さより高くすることで、上蓋461と下容器462を合わせた時に、水が進入する隙間が形成される。
【0035】
図18に示すように、本実施例において、生態グラデーション層10は、現地の土砂や一般的な道路工事のグラデーション材料(砂石、或いは、粘土、或いは、砕石、或いは、混合透水コンクリートなどを含む)を用いることもできるし、環境に無害で路面になるその他のグラデーション材料を混ぜて使用することもできる。生態グラデーション層10には、特殊作用をもつ中空体11が設けられ、また、その中空体11は網袋に複数個集められて、袋状の中空体ユニット12を形成する。なお、袋状の中空体ユニット12は、直接グラデーション層に加えられるか、或いは、中空体ユニット12は、現地の土砂に混ぜられた後にグラデーション層内に堆積される。それにより、前述したものと同様の効果を得ることができる。
【0036】
以上で述べた説明は本発明の実施例にすぎず、本発明の特許請求の範囲の範囲を限定するものではない。従って、本発明の明細書及び図の内容を若干変更したものや同じ効果を生じる構造の変化などは、いずれも本発明の特許請求の範囲の範囲内であるものとする。
【符号の説明】
【0037】
10 生態グラデーション層
11 中空体
111 殻
112 透孔
113 炭素物質
114 微生物菌種
115 含水物質
12 中空体ユニット
20 仲介層
30 高速水誘導層
40、40a 透水路面層
401 水誘導溝
402 鉄筋
403 排水孔
41 管体
41a 内管
41b、41c 排水管
411 小直径段部
412 環状係止部
413 斜面係止ほぞ
414、414a 外管
415 外径拡大縁
416 凸縁
4141 孔
4142 挟み層
4143 凝縮水
4144 内斜面
4145 凸出構造
42 上連結柱
421 短管
43 下連結柱
431 環状体
44 密封蓋プレート
441 密封蓋
45、45a 凝縮管
46 貯水装置
46a、46b 貯水管
461 上蓋
4611 孔
4612 凸縁
462 下容器
4621 中央管
4622 挟み層
4623 凸点
4624 凸リブ
47 ドリル
50 地底土壌層
60 地下水源層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生態グラデーション層と透水路面層からなる地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法であって、
まず地表を平らにした後、一般的な道路工事のグラデーション材料や現地の土砂を用いた生態グラデーション層内に透孔を備えた中空体を混ぜ合わせ、その生態グラデーション層を敷設した後、適度な圧力をかけて固め、
生態グラデーション層の上方に、透水路面層を設け、
以上の構造により、地面の上の雨水は、各種の人工で設けられた地質層に浸透し、最終的に、地底土壌層下の地下水源層内に滲みこみ、雨水を、計画的に、地層の深いところの地下水源層内に流し込み地下水源を補充することができ、生態グラデーション層は、土壌の微生物や土壌内の原生動物に優れた生存環境を提供することができることを特徴とする、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項2】
生態グラデーション層の上方と透水路面層下方の間には、仲介層が敷設されることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項3】
生態グラデーション層の上方と透水路面層の下方の間には、高速水誘導層が敷設されることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項4】
仲介層の上方には高速水誘導層が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項5】
前記中空体は防災貯水中空体であり、その中空体の殻は中空状であるとともに、その中空体には透孔が設けられ、中空体はグラデーション層内に混ぜられることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項6】
前記中空体は土質改良中空体であり、中空体内には炭素物質が詰められるか、土質改良剤が詰められることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項7】
前記中空体は微生物培養中空体であり、中空体内には微生物菌種が詰められることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項8】
前記中空体は保水中空体であり、中空体内には、スポンジ、或いは、水分を吸収でき且つ微生物に分解されにくい物質などの含水物質が詰められることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項9】
前記中空体は、二等分にされた半分の殻を相互に合わせてなるか、或いは、ブロー成形或いは注入成形で一体成型されることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項10】
仲介層は、不織布、或いは、ネット、或いは、砂層であることを特徴とする、請求項2に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項11】
前記高速水誘導層は、砕石或いは砂からなるか、或いは、両者を混ぜ合わせてなるか、或いは、砂土のグラデーション材料からなることを特徴とする、請求項3、または、請求項4に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項12】
前記透水路面層は、排水を行うための複数の管体と、上連結柱と、下連結柱と、空気貯蔵機能を備えた凝縮管とからなり、前記凝縮管は、管体に外管を結合させてなり、外管の頂端には孔が設けられ、外管の内層には挟み層が設けられ、管体と外管の両者が結合されると、排水を行えるとともに且つ水の凝縮を行えることができる管体が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項13】
前記透水路面層は、排水に用いられる複数の管体と、上連結柱と、下連結柱と、貯水装置とからなり、
貯水装置は管体の末端に連結され、貯水装置は上蓋と下容器とからなり、上蓋の頂端には孔が設けられ、上蓋の外周縁には凸縁が設けられ、上蓋の直径は下容器の直径より大きく、下容器には、中央管と挟み層が設けられ、中央管の頂端の高さは他の箇所より高く、下容器の頂縁には凸点が設けられ、上蓋と下容器を組み合わせると水が進入する隙間が形成され、中央管の内管壁には凸リブが設けられ、
管体と貯水装置の両者が結合されると、排水が行えるとともに貯水を行うことが可能な管体が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項14】
生態グラデーション層と透水路面層からなる地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法であって、
まず地表を平らにした後、一般的な道路工事のグラデーション材料や現地の土砂を用いた生態グラデーション層内に透孔を備えた中空体を混ぜ合わせ、その生態グラデーション層を敷設した後、適度な圧力をかけて固め、
生態グラデーション層の上方に、透水路面層を設け、
前記路面層に、ドリルで複数の排水孔を開け、
さらに、前述の排水孔上に、排水と空気貯蔵機能を備える凝縮管を設け、それにより、路面層は排水性路面層になり、
以上の構造により、地面の上の雨水は、各種の人工で設けられた地質層に浸透し、最終的に、地底土壌層下の地下水源層内に滲みこみ、雨水を、計画的に、地層の深いところの地下水源層内に流し込み地下水源を補充することができ、生態グラデーション層は、土壌の微生物や土壌内の原生動物に優れた生存環境を提供することができることを特徴とする、地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項15】
前記路面層は、生コンクリートを凝固させてなる硬い路面であることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項16】
前記路面層は、アスファルト路面であることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項17】
前記凝縮管は、排水と貯水機能を備える貯水管で代替されることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項18】
前記排水孔の上には、排水と空気貯蔵機能を備えた凝縮管が設けられる以外に、排水と貯水機能を備える貯水管も同時に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項19】
排水と空気貯蔵機能を備える前記凝縮管は、内管と外管とからなり、前記内管は中空管であり、前記内管の頂端には外径が大きな外径拡大縁が設けられ、外管の頂端には孔が設けられ、外管の内層は内斜面を形成し、外管の外表層には凸出構造が設けられていることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項20】
前記排水と貯水機能を備える貯水管は、排水管を貯水装置に結合してなり、貯水装置は、上蓋と下容器とからなり、上蓋の頂端には孔が設けられ、上蓋の外周縁には凸縁が設けられ、上蓋の直径は下容器の直径より大きく、下容器には中央管と挟み層が設けられ、上蓋と下容器を組み合わせると、水が進入する隙間が形成されることを特徴とする、請求項17に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項21】
前記排水と貯水機能を備える貯水管は、排水管を下容器に直接結合させてなり、前記排水管の頂端の外周縁には凸縁が設けられ、凸縁箇所の直径は下容器の直径より大きく、下容器には、中央管と挟み層が設けられ、下容器の頂縁と排水管の間には、水が進入する隙間が形成されることを特徴とする、請求項17に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項22】
生態グラデーション層の上方と透水路面層の下方の間に、仲介層が設けられることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項23】
生態グラデーション層の上方と透水路面層の下方の間に、高速水誘導層が設けられることを特徴とする、請求項14に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。
【請求項24】
仲介層の上方には高速水誘導層が設けられることを特徴とする、請求項22に記載の地球の温暖化を改善する人工路面の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−67589(P2012−67589A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−195604(P2011−195604)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(511219386)
【氏名又は名称原語表記】CHEN,JUI−WEN
【出願人】(511219364)
【Fターム(参考)】