説明

地盤削孔装置及び地盤削孔工法

【課題】 真空を利用した簡単な構造のバキュームホース等により、約7
m以下の地盤削孔装置及び地盤削孔工法で、水に比較して処理が容易でな
い泥水を使用しないことにより、既設住宅等の場所打ち杭を造成すると共
に、産業廃棄物の処理を容易する等を図る。
【解決手段】 バキューム車に接続されているバキューム用ホースと、こ
のバキューム用ホースに取付けられているウオータジェットノズルと、こ
のウオータジェットノズルに接続されている送水機構と、空気供給機構等
を有し、水と土の混合体を吸引することにより、泥水を使用しないで孔を
掘り、杭を造成することが出来るので、制約条件の多い既設住宅等の場所
打ち杭を造成することが出来ると共に、泥水を使用しないことにより産業
廃棄物の処理を容易する等を図る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤削孔装置及び地盤削孔工法に係り、特に真空を利用した
簡単な構造のバキュームホース等により、約7m以下の地盤削孔装置及び
地盤削孔工法で、水に比較して処理が容易でない泥水を使用しないことに
より、産業廃棄物の処理を容易する等を図ることに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の地盤削孔工法は、リバース工法等が提案されていた。
【0003】
特許文献1である特願2005−248435及び特許文献2であ
る特願2004−211421のリバース工法は、泥水(通常は、ベント
ナイト(特殊な粘土鉱物)を、水に溶解したもので、比重を約1.03〜
1.08に調整してある)を循環する工法である。上記従来のリバース工
法においては、泥水を、削孔するときに孔壁の保持及び削孔した土を地上
に搬出するために使用している。このような泥水は、水と比較して処理が
困難な産業廃棄物となるので、産業廃棄物の処理費が増加する問題点を有
している。 また、上記従来のリバース工法においては、外径が約600
mm〜3,000mmの場所打ち杭を、大型クレーン車を使用して施工す
る工法である。このためリバース工法等は、密集している住宅地・幅員の
狭い道路に接している住宅等の制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭の
造成に、使用することが出来なかった。
【特許文献1】特願2005−248435
【特許文献2】特願2004−211421
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来工法のリバース工法において使用していた泥水を、
使用しないように改良して、産業廃棄物の処理費の減少を図ることにある

また、上記従来のリバース工法においては、外径が約600mm〜3,
000mmの場所打ち杭を、大型クレーン車を使用して施工する工法であ
る。このためリバース工法等は、密集している住宅地・幅員の狭い道路に
接している住宅等の制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭の造成に、使
用することが出来なかった。このような問題点を解決するために、バキュ
ームホース等による簡単な構造により、約7m以下の杭を造成する地盤削
孔装置及び地盤削孔工法により、制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭
を造成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そして、本発明は上記目的を達成するために、第1の解決手段は、バキ
ューム車と、このバキューム車に接続されているバキューム用ホースと、
このバキューム用ホースの下部に取付けられているウオータジェットノズ
ルと、このウオータジェットノズルに接続されている送水機構とを有し、
制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を造成する。

【0006】
また、第2の解決手段は、バキューム車と、このバキューム車に接続さ
れているバキューム用ホースと、このバキューム用ホースの下部に取付け
られているウオータジェットノズルに接続されている送水機構とを有する
地盤削孔装置を、場所打ち杭を造成する位置に設置して、送水機構からウ
オータジェットノズルに送水して掘削し、水と土の混合体をバキューム車
の運転によりバキューム用ホースで吸引することにより、深さが約7m以
下を削孔して場所杭を形成する。 このように、従来工法で使用していた
産業廃棄物としての泥水が使用されていない。
【0007】
また、第3の解決手段は、バキューム車と、このバキューム車に接続さ
れているバキューム用ホースと、このバキューム用ホースの下部に取付け
られているウオータジェットノズルと、このウオータジェットノズルに接
続されている送水機構と、前記バキューム用ホースに取付けられている空
気供給機構とを有し、制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を造成する
と共に、水と土の混合体の排出効率の向上を図る。
【0008】
また、第4の解決手段は、バキューム車と、このバキューム車に接続さ
れているバキューム用ホースと、このバキューム用ホースの下部に取付け
られているウオータジェットノズルと、このウオータジェットノズルに接
続されている送水機構と、前記バキューム用ホースに取付けられている空
気供給機構とを有する地盤削孔装置を、場所打ち杭を造成する位置に設置
して、送水機構からウオータジェットノズルに送水して掘削し、水と土の
混合体をバキューム車の運転によりバキューム用ホースで吸引することに
より、深さが約7m以下を削孔して場所杭を効率良く形成する。
このように、従来工法で使用していた産業廃棄物としての泥水が使用さ
れていない。
【0009】
また、第5の解決手段は、バキューム車と、このバキューム車に接続さ
れているバキューム用ホースと、このバキューム用ホースの下部に取付け
られている掘削刃と、前記バキューム用ホースの外周面の近傍に設けられ
ている貯水用ピットとを有し、制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を
造成する。
【0010】
さらにまた、第6の解決手段は、バキューム車と、このバキューム車に
接続されているバキューム用ホースと、このバキューム用ホースの下部に
取付けられている掘削刃と、前記バキューム用ホースの外周面の近傍に設
けられている貯水用ピットとを有する杭の造成装置を、場所打ち杭を造成
する場所に設置して、給水ホースより供給された水と掘削刃で掘られた土
と水の混合体が作られ、この水と土の混合体をバキューム車の運転により
バキューム用ホースで吸引することにより、水と土の混合体をバキューム
車の運転によりバキューム用ホースで吸引することにより、約7m以下の
削孔をして場所杭を形成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、ウオータジェットノズルからの水で切削した土と水との
混合体を、バキューム車に接続されているバキューム用ホースで吸引して
、約7m以下の場所打ち杭を造成することが出来る。
このため、密集している住宅地・幅員の狭い道路に接している住宅等の
制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を、造成することが出来る。
【0012】
また、本発明は、バキューム用ホースに取付けられているウオータジェ
ットノズル及び送水ホース等を有する地盤削孔装置を、約7m以下の場所
打ち杭を造成する場所に設置する。このような状態において、ウオータジ
ェットノズルからの水で切削した土と水の混合体を作り、この水と土の混
合体をバキューム車の運転によりバキューム用ホースで吸引する。
このようにして、泥水を使用しないで、孔を掘ることが出来る。
したがって、従来のリバース工法で発生した泥水は、本発明の地盤削孔
工法においては発生しない。
このため、本発明の地盤削孔工法においては、産業廃棄物となる泥水の
廃棄処理費用が減少し、従来と比較して経済的効果が顕著である。
【0013】
また、本発明は、ウオータジェットノズルからの水で切削され土と水の
混合体を、バキューム車に接続されているバキューム用ホースで吸引して
すると共に、空気供給機構からの空気が該切削され土と水の混合体の排
出を促進させるので、約7m以下の場所打ち杭を効率良く造成することが
出来る。
このため、密集している住宅地・幅員の狭い道路に接している住宅等の
制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を、効率良く造成することが出来
る。
【0014】
また、本発明は、バキューム用ホースに取付けられているウオータジェ
ットノズル・送水ホース及び空気供給機構等を有する地盤削孔装置を、約
7m以下の場所打ち杭を造成する場所に設置する。
このような状態において、ウオータジェットノズルからので切削された
土と水の混合体を、バキューム車の運転によりバキューム用ホースで吸引す
と共に、空気供給機構からの空気が該切削され土と水の混合体の排出を促
進させるので、約7m以下の場所打ち杭を効率良く造成することが出来る。
このため、密集している住宅地・幅員の狭い道路に接している住宅等の
制約条件の多い既設住宅等の場所打ち杭を、効率良く造成することが出来
る。
したがって、従来のリバース工法で発生した泥水は、本発明の地盤削孔
工法においては発生しない。
このため、本発明の地盤削孔工法においては、産業廃棄物となる泥水の
廃棄処理費用が減少し、従来と比較して経済的効果が顕著である。
【0015】
また、掘削刃により掘られた場所に送水された水と土との混合体を、バ
キューム車に接続されているバキューム用ホースで吸引して、約7m以下
の場所打ち杭を造成することが出来る。このため、密集している住宅地・
幅員の狭い道路に接している住宅等の制約条件の多い既設住宅等の場所打
ち杭を、造成することが出来る。
【0016】
上記の地盤削孔装置は、従来のリバース工法等と比較して、構造が簡単
に構成されている。
このため、本発明のバキューム車等を含めた装置全体の価格は、従来と
比較して安価で経済的である。
【0017】
さらに、本発明は、バキューム用ホースに取付けられている掘削刃と、
前記バキューム用ホースの外周面の近傍に設けられている貯水用ピット等
を有する地盤削孔装置を、約7m以下の場所打ち杭を造成する場所に設置
する。このような状態において、給水ホースより供給された水と掘削刃で
掘られた土との混合体を作り、この水と土の混合体をバキューム車の運転
によりバキューム用ホースで吸引することにより、孔を掘る。このように
して、泥水を使用しないで、孔を掘ることが出来る。
このため、本発明の地盤削孔工法においては、産業廃棄物となる泥水の
廃棄費用が減少し、従来と比較して経済的効果が顕著である。
上記の地盤削孔装置は、従来のリバース工法等と比較して、構造が簡単
に構成されている。
このため、本発明のバキューム車等を含めた装置全体の価格は、従来と
比較して安価で経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0019】
図1は、地盤削孔装置の第1実施例を示す概略構成の説明図である。地盤
削孔装置1は、外径が約300mmで長さが約10mで構成されて合成樹
脂等からなるバキューム用ホース10を有する。このバキューム用ホース
10の先端には、先端装置であるウオータジェットノズル11が取付けら
れている。このウオータジェットノズル11は、図2に示すように、リン
グ状で構成され、3個が外側の矢印方向に噴射する位置に取付けられ、3
個が内側の矢印方向に噴射する位置に取付けられ、合計6個が等間隔で取
付けられている。前記ウオータジェットノズル11には、図2に示すよう
にリング状に形成されホース状の送水管12が、取付けられている。この
送水管12は、送水ホース13が接続され、この送水ホース13はポンプ
(図示省略)に接続されている。前記バキューム用ホース10の上部の先
端は、バキューム車14に接続されている。15は水と土の混合体を示す
。なお、図1においては、ウオータジェットノズル11が外側に噴射する
矢印だけを表示し、内側に噴射する矢印の表示は省略している。
【0020】
上記のウオータジェットノズル11からの水量は、約10〜20Mpaの
高圧噴射を条件に水量を少なくする方法と、約0.5〜1.0Mpaの低圧
噴射を条件に水量を多くする方法とがあり、地質等を配慮して選択する。
【0021】
上記構成の第1実施例である地盤削孔装置においては、前記バキューム
用ホース10を、杭を造成する場所に配置する。
このような状態において、送水ポンプ(図示省略)に接続されている送
水ホース13により、水量を増加すると先端装置であるウオータジェット
ノズル11からウオータジェットが噴射する。
このようなウオータジェットノズル11から噴射されたウオータジェッ
トにより、土が切削される。
このようにして切削された土は、ウオータジェットノズル11から噴射
された水と混合して、水と土の混合体15を形成し、この水と土の混合体
15は、バキューム用ホース10によりバキューム車14に吸引される。
【0022】
図3は、地盤削孔装置の第2実施例を示す概略構成の説明図であり、前
記第1実施例と同一部分は同一符号で示す。図3において、地盤削孔装置
1は、外径が約300mmで長さが約10mで構成されている合成樹脂等
からなるバキューム用ホース10を有する。このバキューム用ホース10
の先端には、先端装置であるウオータジェットノズル11が取付けられて
いる。このウオータジェットノズル11は、前記図2に示すように、リン
グ状で構成され、3個が外側の矢印方向に噴射する位置に取付けられ、3
個が内側の矢印方向に噴射する位置に取付けられ、合計6個が等間隔で取
付けられている。前記ウオータジェットノズル11には、図2に示すよう
にリング状に形成されホース状の送水管12が、取付けられている。この
送水管12は、送水ホース13が接続され、この送水ホース13はポンプ
(図示省略)に接続されている。前記バキューム用ホース10には、空気
供給孔16が取付けられ、この空気供給孔16には空気ホース17が接続
され、この空気ホース17はポンプ(図示省略)に接続されている。この
ように、図3に示す第2実施例においては、前記第1実施例と相違して、
空気供給孔16及び空気ホース17等から構成されている空気供給機構が
、形成させている。前記バキューム用ホース10の上部の先端は、バキュ
ーム車14に接続されている。15は水と土の混合体を示す。なお、図3
においては、前記第2実施例と同様に、ウオータジェットノズル11が外
側に噴射する矢印だけを表示し、内側に噴射する矢印の表示は省略してい
る。
【0023】
上記のウオータジェットノズル11からの水量は、前記第1実施例と同
様に、約10〜20Mpaの高圧噴射を条件に水量を少なくする方法と、約
0.5〜1.0Mpaの低圧噴射を条件に水量を多くする方法とがあり、地
質等を配慮して選択する。また、上記の空気供給孔15からは、0.1〜
1.7MPaの空気が供給される。
【0024】
上記構成の第2実施例である地盤削孔装置においては、前記バキューム
用ホース10を、杭を造成する場所に配置する。
このような状態において、ポンプ(図示省略)に接続されている送水ホ
ース13により、水量を増加すると先端装置であるウオータジェットノズ
ル11からウオータジェットが噴射する。このようなウオータジェットノ
ズル11から噴射されたウオータジェットにより、土が切削される。また
、空気ホース17により空気供給孔16から0.1〜1.7Mpaの空気が
供給される。
【0025】
上記のように、第2実施例の地盤削孔装置においては、空気ホース17
により空気供給孔16から0.1〜1.7Mpaの空気が供給されるので、
前記の第1実施例に比較して、水と土の混合体15の排出の効率が向上す
る。
【0026】
図4は、地盤削孔装置の第3実施例を示す概略構成の説明図である。地
盤削孔装置1には、外径が約300mmで長さが約10mで構成されて合
成樹脂等からなるバキューム用ホース20を有する。このバキューム用ホ
ース20の下部の先端には、先端装置である鋼製等で構成され外径が約3
50mmの掘削刃21が取付けられ、この掘削刃21の先端が約20度の
傾斜になっていると共に、送水孔21Aが形成されている。
前記バキューム用ホース20を、杭を造成する場所に配置した状態にお
いて、貯水用ピット22を設け、この貯水用ピット22には、給水ホース
23より給水する。前記バキューム用ホース20の上部の先端は、バキュ
ーム車24接続され、このバキューム車24は、一体化されて移動性を有
している。25は送水路、26は水と土の混合体を示す。
【0027】
上記構成の第3実施例である地盤削孔装置1においては、前記バキュー
ム用ホース20を、杭を造成する場所に配置する。この状態において、前
記バキューム用ホース20を、人力で上下動を反復することにより、土質
に進入して埋設した状態にする。この場合、掘削刃21の外径が約350
mmであるのに対して、バキューム用ホース20の外径が約300mmで
あるので、バキューム用ホース20の外周面には、送水路25が形成され
ている。この貯水用ピット22に、貯水すると、前記バキューム用ホース
20の外周面に浸水し、送水孔21Aを通じて掘削刃21の内側に供給さ
れ、水と土の混合体26が形成される。この水と土の混合体26は、バキ
ューム車24の運転によりバキューム用ホース20に吸引されるので、孔
を掘ることが出来る。
【0028】
上記の本発明に係わる地盤削孔装置及び地盤削孔工法は、上記の実施例
に限定されものではなく、種々の応用例及び変形例があり、たとえば、前
記バキューム用ホース10及びバキューム用ホース20は、地質等によっ
ては外径が約150mm〜400mmで構成する場合もある。また、前記
掘削刃21の先端が約10度〜30度の傾斜にする場合もある。さらにま
た、前記バキューム用ホース10及びバキューム用ホース20は、地質等
によっては鋼製で構成する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係わる地盤削孔装置の第1実施例を示す概略構成説明図である。
【図2】本発明に係わる地盤削孔装置の第1実施例におけるウオータジェットノズルの概略構成説明図である。
【図3】本発明に係わる地盤削孔装置の第2実施例を示す概略構成説明図である。
【図4】本発明に係わる地盤削孔装置の第3実施例を示す概略構成説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1・・・地盤削孔装置
10・・・バキューム用ホース
11・・・ウオータジェットノズル
12・・・送水管
13・・・送水ホース
14・・・バキューム車
15・・・水と土の混合体
16・・・空気供給孔
17・・・空気ホース
20・・・バキューム用ホース
21・・・掘削刃21
21A・・・送水孔
22・・・貯水ピット
23・・・給水ホース
24・・・バキューム車
25・・・送水路
26・・・水と土の混合体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられているウオータジェットノズルと、
該ウオータジェットノズルに接続されている送水機構とを有していること
を特徴とする地盤削孔装置。
【請求項2】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられているウオータジェットノズルと、
該ウオータジェットノズルに接続されている送水機構とを有する地盤削孔
装置を、場所打ち杭を造成する位置に設置して、該ウオータジェットノズ
ルからの送水で掘削し、水と土の混合体を該バキューム用ホースで吸引す
ることにより、所定の深さに削孔して場所杭を形成すること特徴とする地
盤削孔工法。
【請求項3】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられているウオータジェットノズルと、
該ウオータジェットノズルに接続されている送水機構と、前記バキューム
用ホースに取付けられている空気供給機構とを有していることを特徴とす
る地盤削孔装置。
【請求項4】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられているウオータジェットノズルと、
該ウオータジェットノズルに接続されている送水機構と、前記バキューム
用ホースに取付けられている空気供給機構とを有する地盤削孔装置を、場
所打ち杭を造成する位置に設置して、該ウオータジェットノズルからの送
水で掘削し、水と土の混合体を該バキューム用ホースで吸引することによ
り、所定の深さに削孔して場所杭を形成すること特徴とする地盤削孔工法

【請求項5】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられている掘削刃と、該バキューム用ホ
ースの外周面の近傍に設けられている貯水用ピットとを有していることを
特徴とする地盤削孔装置。
【請求項6】
バキューム車と、該バキューム車に接続されているバキューム用ホースと
、該バキューム用ホースに取付けられている掘削刃と、該バキューム用ホ
ースの外周面の近傍に設けられている貯水用ピットとを有する地盤削孔装
置を、場所打ち杭を造成する位置に設置して、該掘削刃で掘削し、水と土
の混合体を該バキューム用ホースで吸引することにより、所定の深さに削
孔して場所杭を形成すること特徴とする地盤削孔工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−69623(P2008−69623A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−166575(P2007−166575)
【出願日】平成19年6月25日(2007.6.25)
【出願人】(506238352)
【出願人】(502170935)
【Fターム(参考)】