説明

塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワー

【課題】水道水に含まれる塩素の除去と負イオンの発生。
【解決手段】カートリッジ12が、ハウジング11内に着脱自在に装着されている。一対のフィルターFが、上記のカートリッジ用の水流入口12aとカートリッジ用の水流出口12bに一体的又は別途に設けられている。水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物15がある。この亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及び焼成風化造礁サンゴの粒状物15は、上記のカートリッジ12内に挿入される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広くは浴用のシャワーに関するものであり、特に塩素を除去する浴用シャワーに関するものである。就中、マイナスイオンをも発生する浴用シャワーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
浴用シャワーは各種有って、そのデザインも多くあり気分転換にいろいろ取り替えて使われることも少なくない。機能的には、断続噴射タイプによるマッサージ効果をねらったものや、これまたマッサージ効果をねらった中心集中シャワー放水と、通常の拡散シャワー放水の切り替えタイプのものとか、さらには水道水の塩素を除去するタイプのものなどがある。
【0003】
一方、焼成風化珊瑚流を用いて、水と超音波などの外力により、イオン解離作用を利用して従来では考えられないほどの膨大なマイナスイオンの霧滴を発生させる装置の発明も本願発明の発明者等により成された。
【特許文献1】特開2000−227239
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかして、本願発明が解決しようとする問題点は、まず水道水に含まれる塩素である。水道水に殺菌目的の為に添加してある塩素が頭髪、頭皮、身体の皮膚に触れる事により、髪の毛はぼさぼさになり、皮膚はかさかさになることは承知の事実である。特に、水の状態から、水温を上げた状態でシャワーを使用すると塩素量は7〜13倍に増加する(大阪水道局発表)、夏季は水のシャワーを浴びることもあるが、一般的には温度を上げた状態で使用する。この温度を上げることにより塩素の多い最悪の状態で頭髪、頭皮、及び身体全体で濃度の多い状態でシャワーを浴びることになる。それ故に、活性炭及び亜硫酸カルシウムで塩素を除去して使用する事が考えられ、これらの方法のものは既に販売されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
水泳選手は、長時間プールに入って練習する。そのために、プールに使用の水道水の塩素により、髪の色が抜けて茶髪になるほどである。本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーは、以上の課題を解決するために、第一に塩素除去剤を用いた。その上で、上記の焼成風化サンゴ利用のマイナスイオン発生装置を応用してその外力には超音波に代えて、浴用シャワーの握り手に挿入のカートリッジにまたは、シャワーヘッドの握り手部分のハウジングに直接に詰められた下記の物質により水路が狭まれることに目をつけて、シャワーヘッド内を勢いよく流れる水流を利用したものである。
【0006】
以下に、本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーの具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明の請求項1に記載した発明の構成を説明する。この発明は、まず、シャワーヘッドの握り手となる部分のハウジングがある。つぎに、カートリッジがある。このカートリッジは、上記のハウジング内に着脱自在に装着されるものである。そして、一対のフィルターがある。この一対のフィルターは、上記のカートリッジ用の水流入口とカートリッジ用の水流出口に設けられたものである。最後に、水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物がある。この亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及び焼成風化造礁サンゴの粒状物は、上記のカートリッジ内に挿入されるものである。
【0007】
つぎに、本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーの請求項2に記載した発明の構成を説明する。この発明は、まず、シャワーヘッドの握り手となる部分のハウジングがある。つぎに、一対のフィルターがある。この一対のフィルターは、上記のハウジングの水流入口と水流出口に直接又は間接的に設けられたものであってその少なくとも一方が上記のハウジングに直接又は間接的に着脱自在に装着されるものである。最後に、水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物がある。この塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及び焼成風化造礁サンゴの粒状物は、上記の一対のフィルター間に挿入されるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーは、以上のごとくになしたゆえに、上記の課題を解決して以下のごとき多大な効果が生じた。すなわち、本願発明のシャワーヘッドは、従来の塩素除去手段に、焼成して風化造礁サンゴ粒を加えるものである。風化造礁サンゴを摂氏800度位で焼成して、最高毎分7リッターの温水や冷水が塩素除去顆粒と焼成風化造礁サンゴ顆粒入りのカートリッジを通過して、弱アルカリを保ち、身体の皮膚荒れを防止でき、身体に優しい状態でシャワーを浴びることが出来ると言う利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
シャワーヘッドの握り手部分の内部に空間を設けて、その空間部分に交換が出来るカートリッジを入れる。カートリッジの中に入れる素材は、塩素除去の為に、亜硫酸カルシウムを20%、活性炭を20%、残り60%を摂氏800度で焼成した風化造礁サンゴ粒(1.0〜2.5mm Dia.)を混ぜる。カートリッジ交換は、約6000Lを目安に交換する。
【実施例1】
【0010】
しかして、本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーをその具体的な実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。この実施例1の発明は請求項1のものであって、図2に示すようにカートリッジを用いたものである。まず、シャワーヘッド10の握り手となる部分のハウジング11がある。つぎに、カートリッジ12がある。このカートリッジ12は、上記のハウジング11内に着脱自在に装着されるものである。そして、一対のフィルターFがある。この一対のフィルターFは、上記のカートリッジ用の水流入口12aとカートリッジ用の水流出口12bに一体的又は別途に設けられたものである。最後に、水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物15がある。この亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及び焼成風化造礁サンゴの粒状物15は、上記のカートリッジ12内に挿入されるものである。なお、この亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及び焼成風化造礁サンゴの粒状物15は、区分けされて上記のカートリッジ12に挿入されてもよいが、全てを混合しての使用も可能である。図面では、その内容が分かりやすくするために区分けをした状態で記載し、その上にそれらの一部の量のみを記載したが、実際はそれらはそのカートリッジ12に満杯の状態で詰められている。
【実施例2】
【0011】
つぎに、請求項2記載した発明の実施例を説明する。この発明は、図3に示すように、カートリッジを用いないものである。まず、シャワーヘッド10の握り手となる部分のハウジング11がある。つぎに、一対のフィルターFがある。この一対のフィルターFは、上記のハウジング11内の水流入口11aと水流出口11bに設けられたものであって、その少なくとも一方が上記のハウジング11に着脱自在に装着されるものである。このフィルターFの開閉により、下記の粒状物の詰め替えがなされる。なお、この水流出口11bに装着のフィルターFは、図1に点線で示したように、上記のシャワーヘッド10の放水ヘッドhの放水ヘッド水流入口h1に設けてもよい。この場合は、このシャワーヘッドhをそのハウジング11に着脱することにより、その放水ヘッド水流入口h1に設けられたフィルターFがそのハウジング11に着脱されることになる。最後に、水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物15がある。この塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及び焼成風化造礁サンゴの粒状物15は、上記の一対のフィルター間に挿入されるものである。なお、この亜硫酸カルシウムの粒状物13と活性炭の粒状物14及び焼成風化造礁サンゴの粒状物15は、実施例1の場合と同様に、区分けされて上記のハウジング11に挿入されてもよいが、全てを混合しての使用も可能である。図面では、その内容が分かりやすくするために区分けをした状態で記載し、その上にそれらの一部の量のみを記載したが、実際はそれらはそのハウジング11に満杯の状態で詰められている。
【産業上の利用可能性】
【0012】
浴用シャワーに、マッサージのみでなく、マイナスイオンによる健康産業分野の発展の可能性があるる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明にかかる塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワーの一実施例の側面図を示したものである。
【図2】図1の実施例の握り手部分の側面断面図を示したものである。
【図3】図1のものの別の実施例の握り手部分の側面断面図を示したものである。
【符号の説明】
【0014】
10 シャワーヘッド
11 握り手
11a ハウジング内の水流入口
11b ハウジング内の水流出口
12 カートリッジ
12a カートリッジ用の水流入口
12b カートリッジ用の水流出口
13 亜硫酸カルシウムの粒状物
14 活性炭の粒状物
15 焼成風化造礁サンゴの粒状物
F フィルター
h 放水ヘッド
h1 放水ヘッド水流入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャワーヘッドの握り手となる部分のハウジング、該ハウジング内に着脱自在に装着されるものであって水流入口と水流出口を有するカートリッジ、該カートリッジの水流入口と水流出口に設けられた一対のフィルター、上記のカートリッジ内に挿入される水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物、より構成されることを特徴とした塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワー。
【請求項2】
シャワーヘッドの握り手となる部分のハウジング、該ハウジングの水流入口と水流出口に直接又は間接的に設けられたものであってその少なくとも一方が上記のハウジングに直接又は間接的に着脱自在に装着される一対のフィルター、該一対のフィルター間に挿入される水道水中の塩素除去用の亜硫酸カルシウムの粒状物と活性炭の粒状物及びマイナスイオン発生用の焼成風化造礁サンゴの粒状物、より構成されることを特徴とした塩素除去・サンゴによるマイナスイオン発生の浴用シャワー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−159757(P2007−159757A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−358594(P2005−358594)
【出願日】平成17年12月13日(2005.12.13)
【出願人】(598032597)アイシーシー株式会社 (7)
【Fターム(参考)】