説明

塩類溶解槽

【課題】塩類溶解槽の壁面に塩類の析出および結晶成長が生じる状況でも、塩類の析出が塩類溶解槽の外へ及ばない塩類溶解槽を提供する。
【解決手段】本発明による、塩類溶解水を収容する塩類溶解槽1は、塩類溶解水を電解して電解水を生成する電解槽2との間で該塩類溶解水を循環させる循環路としての導入管10および導出管11を備える。塩類溶解槽1の側壁の内周に沿って、水で満たされ且つ上部が開放された溝からなる水槽19が設けられている。さらに、水槽19に水を供給する供給管20が備えられ、これにより、水を水槽19の上部開口縁から越流させて塩類溶解槽1内に補給する構成になっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩類を溶解させた水(以下、塩類溶解水)を収容する塩類溶解槽に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の塩類溶解槽を備えた装置として電解装置がある。例えば図3に示すように、電解槽60の本体内部を中間室Aとその両側の陽極室B及び陰極室Cにイオン交換膜62,63で分離し、陽極室B側のイオン交換膜62近傍に陽極64を、陰極室C側のイオン交換膜63近傍に陰極65を設け、中間室Aに食塩水タンク66から食塩水を循環供給して両電極64、65間にて電気分解し、それによってそれぞれ陽極室B及び陰極室Cに供給される水から酸性水及びアルカリ性水を生成させ、これらの電解水を取り出す装置が知られている。(特許文献1及び2等)
このような三室型の電解槽60においては、中間室Aに供給された食塩水などの塩類溶解水は電気分解により、中間室Aと陽極64の間に配置された陰イオン交換膜62を介して陽極室Bに陰イオンが供給され、また中間室Aと陰極65の間に配置された陽イオン交換膜63を介して陰極室Cに陽イオンが供給される。そのため、中間室Aから排出される塩類溶解水の塩濃度は低下している。この塩類溶解水の塩濃度は低下しているものの、まだ塩分は残っているため、その塩類溶解水をそのまま捨ててしまうと効率的でない。
【0003】
このため、中間室Aから排出される塩類溶解水を食塩水タンク66(以下、塩類溶解槽)に戻して循環させる方法が行われている。しかしこの場合、一般的には塩類濃度を再び高濃度にするために粉末状の塩類を加えているが、不足なく必要十分な濃度にするために、塩類溶解槽内に塩類を飽和濃度以上に加えておき、未溶解の塩類が常に残っている状態に塩類溶解槽内を管理している。
【0004】
また、塩類溶解槽を備えたその他の装置として、カチオン交換樹脂を用いた軟化器も知られている。水を扱う一部の機器類は、その水中に硬度成分が多く含まれる場合、様々な障害(ボイラーをはじめとする様々な機器でのスケール生成による流路の閉塞、伝熱効率の低下、洗濯等の洗剤の泡立ち不良など)が起こる。これを解決するためにカチオン交換樹脂を用いた軟化器が使われている。硬水を多く含む被処理水を通水することで硬度成分(カルシウムとマグネシウム)をナトリウムと置き換えることができる。但し、この装置は所定の処理量に達したら再生を行う必要がある。そこでカチオン交換樹脂を再びナトリウム型にするのに、食塩水が使われる。この食塩水は一定の濃度にしておく必要がある。そのため、塩類溶解槽底部に食塩が通過しない孔を開けた板を脚を履かせて敷き、その上に飽和溶解度以上の量の食塩を投入しておき、塩類溶解槽内に所定量の水を適時補給することで、食塩水の濃度が自動的に一定になるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−299457号公報
【特許文献2】特開2009−50797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、塩類溶解水を常に飽和濃度以上に保つようにされている塩類溶解槽は、通常、簡単な蓋がされた構造であるが、食塩の補充や呼吸のために密閉構造にはされていない。よって、塩類溶解槽内が必ず高湿度に保たれるというものではなく、周囲湿度や塩類溶解槽の形状によっては塩の析出が発生することがある。塩類が槽内壁面伝いに結晶成長して塩類投入口から塩類溶解槽の外へ出てしまうと、塩類が無駄になるばかりでなく、塩類溶解槽の周囲の機器類などの金属部品を腐食させてしまうという問題が発生する。
【0007】
また、塩類溶解槽を備えた電解装置の場合、塩類溶解槽内の塩類溶解水は塩類溶解槽と中間室との間を循環する。この場合、陽極室で発生した有効塩素の一部が、拡散により中間室に移行し、塩類溶解水に含有される。したがって、塩類溶解水のpH条件(中性〜酸性)によっては、塩類溶解槽内に塩素ガスが発生する。また、図3のような中間室Aを設置せずに陽極室B及び陰極室Cをイオン交換膜で分離する二室型においても、陽極室で生成される酸性水を必要としない場合、酸性水を塩類溶解槽に戻して循環させることが考えられ、この場合も三室型と同じように塩類溶解槽内に塩素ガスが発生する。そのため、電解装置に適用する塩類溶解槽では、槽の上部を開放あるいは、ブロアやファンなどの換気装置を設置して塩素ガス濃度を低下させる手段を講じている。しかし、電解装置用の塩類溶解槽にはブロアやファン等が必要である反面、これは塩類溶解槽内の湿度を下げ、塩類の析出および結晶成長を促進させる原因でもあった。
【0008】
析出した塩類が成長して塩類溶解槽の外へ出てしまわないようにするには、塩類溶解槽内の塩類溶解水の塩類濃度を、水の蒸発で濃縮された際に飽和に達する濃度未満に予め調整しなければならず、高精度な濃度調整機構が必要になる。
【0009】
そこで本発明の目的は、上述した実情の下、塩類溶解槽の壁面に塩類の析出および結晶成長が生じる状況でも、塩類の析出が塩類溶解槽の外へ及ばない塩類溶解槽及びこれを備えた電解装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一の態様は、塩類溶解水を収容する塩類溶解槽において、該塩類溶解槽の側壁の内周に沿って設けられた、水で満たされ且つ上部が開放された溝からなる水槽と、水を該水槽に供給することで、該水を該水槽の上部開口縁から越流させて該水槽の外側壁面に沿って流しつつ該塩類溶解槽内に補給する供給管と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、塩類溶解槽の液面より上の壁面に塩類の析出および結晶成長が生じる状況でも、塩類の析出が塩類溶解槽の外へ及ばないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る塩類溶解槽を適用した電解装置の概略構成を示す正面図。
【図2】図1のX―X’断面での塩類溶解槽の上面図。
【図3】従来の電解装置を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施形態に係る塩類溶解槽を適用した電解装置の概略構成を示す正面図、図2は図1のX−X’断面での塩類溶解槽の上面図である。
【0015】
本実施形態の電解装置は、図1に示すように、電解される食塩水等の塩類溶解水を貯留する塩類溶解槽1と、該塩類溶解水を電解して電解水を生成する三室型の電解槽2とを備える。三室型の電解槽2は、電解槽本体3と、この本体3内部を中央の中間室4とその両側の陽極室5及び陰極室6に分離する2枚のイオン交換膜7A,7Bと、陽極室5の内側であって一方のイオン交換膜7Aの近傍に設けられた液体通過可能な陽極8と、陰極室6の内側であって他方のイオン交換膜7Bの近傍に設けられた液体通過可能な陰極9とを備える。
【0016】
中間室4の底部又は側面下部には、塩類溶解水を塩類溶解槽1の底部又は側面下部から中間室4内へ導入する導入管10が接続され、中間室4の天井又は側面上部には、塩類溶解水を中間室4の内部から塩類溶解槽1内へ導出する導出管11が接続され、これによって、塩類溶解水の循環経路が構成されている。導入管10及び導出管11のいずれか一方に、塩類溶解槽1と中間室4との間で塩類溶解水を循環させる循環ポンプ12が設けられている。なお、塩類溶解槽1に対する導出管11の接続箇所は、塩類溶解槽1内の塩類溶解水が直接流れ出るように塩類溶解槽1の塩類溶解水水面下近傍の側壁であることが好ましい。中間室4からの塩類溶解水を塩類溶解槽1内にノズルを使って塩類溶解槽水の水面の上から落とすと塩類溶解水が跳ねて塩類溶解槽の内壁に塩類が析出する、又はノズル先端部の縁からの蒸発により析出が成長し、ノズルの外周を遡って塩類溶解槽内壁に蔦ってしまうからである。
【0017】
陽極室5及び陰極室6の底部又は側面下部には、水道水等の水を陽極室5及び陰極室6の中に供給する給水管13が接続されている。さらに、陽極室5の天井又は側面上部には酸性水を取り出す配管14が接続され、陰極室6の天井又は側面上部にはアルカリ性水を取り出す配管15が接続されている。
【0018】
塩類溶解槽1の中には、ハロゲン化物イオンを含有する塩類、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)等が水に飽和濃度以上に十分に加えられた塩類溶解水が収容されている。そして、塩類溶解槽1内の未溶解の塩類が槽の底部又は側面下部の導入管10の入口を塞がないように、塩類溶解槽1内の底面より高い位置に、未溶解の塩類の塊23を捕らえるが塩類溶解水を通過させる大きさの孔が形成された板16が配置されている。
【0019】
このような電解装置では、塩類溶解槽1内の塩類溶解水は、塩類溶解槽1と中間室4との間を循環する。この場合、陽極室5で発生した有効塩素の一部が、拡散により中間室4に移行し、塩類溶解水に含有される。したがって、塩類溶解水のpH条件(中性〜酸性)によっては、塩類溶解槽1内に塩素ガスが発生する。あるいは、上記の構成の電解装置を電解アルカリ水製造装置として使用する場合、ハロゲン化物イオンを含有しない塩類、例えば炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸水素カリウム(KaHCO3)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)等が使用されている。この場合には、塩類溶解槽1内の塩類溶解水は、塩類溶解槽1と中間室4との間を循環することによって、陽極室5で発生した炭酸ガスや生臭いオゾンガスの一部が、拡散により中間室4に移行し、塩類溶解水に含有される。
【0020】
また、この場合は陽極水を必要としなければ、陽極室5の入口にも分岐して中間室出口水をつなぎ、陽極室5の出口を塩類溶解槽1への導入管に合流させることもできる。さらには陰イオン交換膜を取り除き、陽極室5と中間室4を一室にすることもできる。
【0021】
上記のような塩類溶解槽1内に発生する塩素ガスや、炭酸ガス、オゾンガス等の濃度を低減するため、塩類溶解槽1の上部は開放されているか、もしくは、塩類溶解槽1の上部の壁に、図1に示すようなファン、ブロア等の換気設備17および換気口18が設けられている。塩類溶解槽1の側壁の上部には、塩類溶解層1内に塩類を投入するための塩類投入口(不図示)もある。
【0022】
さらに、塩類溶解槽1の側壁の内周には、水道水等の水で満たされ上部が開放された溝からなる水槽19が存在している。水槽19を形成する溝の両側壁のうちの一方は塩類溶解槽1の側壁からなり、もう一方の側壁は、塩類溶解槽1の塩類溶解水の中からその水面より十分に高い所定の位置まで延びている。
【0023】
水槽19の下部には、水道水等の水を水槽19内に供給する供給管20が接続されている。水槽19の下部に水が供給されると、水槽19の上部の開口縁まで達している水が水槽19から外へ溢れる。溢れた水は、塩類溶解槽1の内側空間に面する水槽19の外側壁面19aを伝って下側へ流れ、塩類溶解槽1内の塩類溶解水に加わる。なお、塩類溶解槽1が装置に搭載されるような小型のものの場合だけでなく、塩類溶解槽単体で用いられて、それが大型且つ、補給水も多量な場合には、補給水を全て水槽19から越流させる必要がない場合もある。このような場合では供給管20が水槽19に接続される前に分岐され、その分岐管からも塩類溶解槽1内に水が供給されてもよい。例えば、供給管20の分岐管により塩類溶解槽1の塩類溶解水水面下近傍の側壁から水が供給される構造となっていても良い。
【0024】
ところで塩は、塩に接する空気中の相対湿度が75%以上である場合には空気中の水分を吸収し、75%未満では塩の結晶の周りについている水分を空気中に出すという性質がある。そのため、塩類溶解槽1内の塩類溶解水の水面より上に未溶解の塩類が出ている状態で、塩類溶解槽1内の湿度が75%未満になると、水面より上に露出している塩類は結晶成長する。したがって、塩類溶解槽1内の塩類溶解水の水面より上に位置する水槽19の外側壁面19aに塩類が析出すると、ファン等で塩類溶解槽1内を換気している状況すなわち塩類溶解槽1内の湿度が下がる状況では、塩類は外側壁面19aに沿って上方へと結晶成長していくおそれがある。
【0025】
しかし本発明による塩類溶解槽1では、上記のように水槽19から水が外側壁面19a上を流れ落ちるため、外側壁面19a伝いに成長してきた塩類は水と一緒に流し落とされる。結果、外側壁面19aの上端側への塩類の成長、ひいては、塩類溶解槽1の側壁上側の塩類投入口(不図示)から装置周囲への塩類の漏出が抑えられる。
【0026】
水槽19内への水の供給は、塩類溶解槽1内の塩類溶解水の水面位置を監視して行なわれる。このため、塩類溶解水の水面が所定のレベルにあることを検出する液面レベルセンサ21が備えられている。槽上部の開放による自然乾燥やファン等の換気により塩類溶解槽1内の塩類溶解水が蒸発するため、および、電解により中間室4からイオンと共に一部の塩類溶解水が同伴水として各電極室に出て行くため、塩類溶解水が減り、塩類溶解槽1内に水を補給する必要が生じる。この水の補給は、液面レベルセンサ21が塩類溶解水の液面を検知したタイミングで供給管20の止水バルブ22を一定時間開放することにより行われる。この止水バルブ22の開放時間は調整可能である。
【0027】
なお、水槽19への供給管20の接続口は水槽19の下部としているが、これは、水槽19の上部が開放されているために水槽19内に塩類が入ることがあるのでそうした塩類を水槽19の底側に留めることなく水槽19の外へ排出させるためである。つまり、水槽19への給水開始位置が水槽19の上部からであると、水槽19内の上澄み液だけが水槽19の外へ出てしまって水槽19下部の塩類濃度が上昇し、水槽19の底に未溶解の塩類が溜まるおそれがある。こうした状況では、水槽19内の水面より上側の塩類溶解槽1の内側壁に塩類が析出しやすくなり、析出した塩類が塩類溶解槽1の内側壁伝いに成長して装置の周囲に漏出するおそれがある。そのため、水槽19へ給水開始位置を水槽19の下部としている。
【0028】
以上、本発明について具体的な態様を開示して説明したが、本発明は、上で述べた実施形態に限定されるものはなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で様々な変更をすることが可能である。例えば、三室型の電解槽2を備えた電解装置を例示したが、本発明に係る塩類溶解槽1は二室型の電解槽を備えた電解装置に適用することも可能である。特に、上述した電解槽2の構成要素に関して中間室4を設置せずに陽極室5及び陰極室6をイオン交換膜で分離してなる二室型の電解槽を備えた電解装置であって、陽極室5で生成される酸性水を塩類溶解槽1に循環させる方式の電解装置に、上述した構成の塩類溶解槽1を適用することができる。
【0029】
また本明細書では本発明の一実施形態として電解装置を示したが、本発明の塩類溶解槽を適用できる装置は電解装置に限定されない。例えば、他の適用可能な装置として、背景技術の欄で述べたような、カチオン交換樹脂を用いた軟化器が挙げられる。この用途においても本発明を適用することで塩の析出がタンク外部に出ることを防止できる。尚、軟化器の場合、食塩のグレードとしては並塩が使われることがあるが、塩化ナトリウムが主成分であることには変わりない。
【符号の説明】
【0030】
1 塩類溶解槽
2 三室型の電解槽
3 電解槽本体
4 中間室
5 陽極室
6 陰極室
7A,7B イオン交換膜
8 陽極
9 陰極
10 導入管
11 導出管
12 循環ポンプ
13 給水管
14,15 配管
16 板
17 換気設備
18 換気口
19 水槽
19a 水槽の外側壁面
20 供給管
21 液面レベルセンサ
22 止水バルブ
23 未溶解の塩類の塊

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩類溶解水を収容する塩類溶解槽において、
前記塩類溶解槽の側壁の内周に沿って設けられた、水で満たされ且つ上部が開放された溝からなる水槽と、
前記水を前記水槽に供給することで、前記水を前記水槽の上部開口縁から越流させて前記水槽の外側壁面に沿って流しつつ前記塩類溶解槽内に補給する供給管と、
を備えたことを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項2】
請求項1に記載の塩類溶解槽において、
前記塩類溶解水の液面が所定のレベルにあることを検出し、前記供給管により前記水槽を介して所定量の前記水を前記塩類溶解槽内に補給する液面検知手段をさらに備えたことを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項3】
請求項1または2に記載の塩類溶解槽において、
前記塩類溶解槽の一部が開放されているか、もしくは前記塩類溶解槽に換気設備が設けられていることを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塩類溶解槽において、
前記供給管による前記水槽への給水位置は前記水槽の下部からであることを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塩類溶解槽において、
前記塩類溶解水に溶解される塩類はハロゲン化物イオンを含有する塩類であることを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項6】
請求項5に記載の塩類溶解槽において、
前記塩類が塩化ナトリウムもしくは塩化カリウムであることを特徴とする塩類溶解槽。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の塩類溶解槽において、
前記塩類溶解槽から供給される塩類溶解水を直接又は希釈して電解する電解槽と、
前記塩類溶解槽と前記電解槽の間で前記塩類溶解水を循環させる循環路と、
をさらに備えた塩類溶解槽。
【請求項8】
請求項7に記載の塩類溶解槽において、
前記電解槽が三室型であることを特徴とする塩類溶解槽。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−36471(P2012−36471A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179410(P2010−179410)
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【出願人】(000004400)オルガノ株式会社 (606)
【Fターム(参考)】