説明

増幅回路

【課題】パッシブパスが付帯した増幅器を持つ増幅回路において、アクティブパスを用いている状態とパッシブパスを用いている状態との間の切替わりの過渡期間における出力データの欠損を低減した増幅回路を実現する。
【解決手段】外部からのモード切替え制御信号φ2により増幅器100が省電力で動作するパワーダウンモードと正規に動作するパワーアップモードとの両モード間を遷移する際の過渡期間を回避して、状態切替え制御信号φ3によりアクティブパス101が有効に機能する状態とパッシブパス102が有効に機能する状態との両状態間の切替わりが行われるように、タイミング制御回路110からモード切替え制御信号φ2と状態切替え制御信号φ3を増幅器100、切替え回路(SW1、SW2、SW3)に供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅器を通して信号を増幅するアクティブパスと、増幅器をバイパスして信号をそのまま通すパッシブパスとを切替えることができる増幅回路に関する。
【背景技術】
【0002】
増幅器にバイパス回路であるパッシブパスを付設し、一定の期間中は入力信号がこのパッシブパスを通るように切替えて、その期間中はアクティブパスに比し低いゲインが選択されるようにした増幅回路が知られている(特許文献1、特許文献2等参照)。
図3は、アクティブパスとパッシブパスとを切替えることができる従来の増幅回路を表す図である。
【0003】
図3において、増幅器100の入力端への入力信号Vinの供給路にスイッチSW1が介挿され、また、増幅器100の出力端からの出力信号Voutの導出路にスイッチSW2が介挿されている。即ち、入力信号Vinが、スイッチSW1、増幅器100、スイッチSW2を上記の順に通って出力信号Voutとして出力されるアクティブパス101が形成されている。
【0004】
一方、増幅器100をバイパスして、入力信号Vinをそのまま出力信号Voutとして出力させるパッシブパス102にスイッチSW3が介挿されている。
そして、上述の増幅器100を持つアクティブパス101とスイッチSW1、SW2、パッシブパス102とスイッチSW3を含んで増幅回路30が構成されている。
外部から供給する制御信号φ1によりスイッチSW1およびSW2のオンオフを切替える。また、制御信号φ1を、増幅器100がパワーアップモードとなるように切替えるための信号PUとして、増幅器100のモード切替え制御信号入力端に供給する。従って、スイッチSW1、SW2のオン状態、および、増幅器100のパワーアップモードは同期して切替わる。
【0005】
また、制御信号φ1をインバータ103により極性を反転した信号によってスイッチSW3のオンオフを切替える。
従って、上述のアクティブパス101が形成されている期間とパッシブパス102が形成されている期間とは、これら双方の期間が排他的に現われる。
【0006】
次に、図面を参照して図3の回路の動作について更に詳細に説明する。
図4は、図3の回路の各部の信号波形図である。
入力信号Vinは、周波数、位相、振幅とも時間の経過によらず一定である特性を持つ正弦波である。
これに対し、出力信号Voutは、入力信号Vinがアクティブパス101を通るかパッシブパス102を通るかに応じて図示のとおり振幅に変化を来たす。
【0007】
制御信号φ1がLレベルである期間においては、スイッチSW1、SW2がオフであり、且つ、スイッチSW3がオンであるため、パッシブパス102が有効に機能する。
このパッシブパス102が有効に機能する期間では、出力信号Voutは、周波数、位相、振幅とも入力信号Vinと等しいか、いくらかのロスを持って出力される。
一方、制御信号φ1がHレベルである期間においては、スイッチSW1、SW2がオン状態で且つスイッチSW3がオフ状態であるため、上述のアクティブパス101が有効に機能する。
【0008】
このアクティブパス101が有効に機能する期間では、出力信号Voutは、周波数、位相が入力信号Vinと等しく振幅が増幅器100のゲインに相応して増大した波形を呈する。
しかしながら、図3の従来の増幅回路30では、スイッチSW1、SW2、SW3の切替えと信号PU(制御信号φ1と同じ)による増幅器100のパワーアップモードへの切替えとが同時に実行されていたため、次のような問題があった。
【0009】
一般に、増幅器を、電力節減のためのスタンバイモード或いは休止モード等とも通称されるパワーダウンモードから、定格通りの通常動作を行うノーマルモード等とも通称されるパワーアップモードに遷移させるに際しては、電源のコモン電圧は一定の時定数で徐々に立ち上がる。このように電源電圧が既定値まで徐々に立ち上がる様子が、図4の「増幅器状態」の信号波形図における過渡期間tに該当する部分に表されている。
【0010】
従って、スイッチSW1、SW2、SW3の切替えによるパッシブパス102からアクティブパス101への切替と、増幅器100のパワーアップモードへの切替えとを同時に実行してしまうと、過渡期間tでは、増幅器100の動作が安定状態に到らず、出力信号Voutには過渡期間tに相当する数μsec程度の出力データの欠損(出力信号が正規のレベルでない状態)が発生してしまう。
【0011】
一方、アクティブパス101を有効に機能させている状態からパッシブパス102を有効に機能させる状態に切替える場合においても、上述のような過渡期間が生じる。例えば、増幅器100がパワーダウンしつつある過渡期間では、増幅器100の動作が不安定になる。この場合も、出力データの欠損が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2010−87954号公報
【特許文献2】特開平11−88082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり、パッシブパスが付帯した増幅器を持つ増幅回路において、アクティブパスを用いている状態とパッシブパスを用いている状態との間の切替わりの過渡期間における出力データの欠損を低減した増幅回路を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述の課題を解決するために、ここに、次に列挙するような技術を提案する。
(1)外部からのモード切替え制御信号に応じて、省電力で動作するパワーダウンモードと正規に動作するパワーアップモードとの両モード間を遷移する増幅器と、
前記増幅器を通して入力信号を増幅するアクティブパスと、
前記入力信号を前記増幅器を介さずにそのまま出力するパッシブパスと、
外部からの状態切替え制御信号に応じて、前記アクティブパスが有効に機能するアクティブパス状態と前記パッシブパスが有効に機能するパッシブパス状態との両状態を選択的に切替える切替え回路と、
前記増幅器が前記両モード間を遷移する際の過渡期間を回避して、前記アクティブパス状態と前記パッシブパス状態との両状態間の切替わりが行われるように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成するタイミング制御回路と、
を備えたことを特徴とする増幅回路。
【0015】
上記(1)の増幅回路では、増幅器は外部からのモード切替え制御信号に応じて、省電力で動作するパワーダウンモードと正規に動作するパワーアップモードとの両モード間を遷移するものである。
上記増幅器を通して入力信号を増幅するアクティブパスと、入力信号を上記増幅器を介さずにそのまま出力するパッシブパスとが設けられる。
また、切替え回路により、外部からの状態切替え制御信号に応じて、上記アクティブパスが有効に機能するアクティブパス状態と上記パッシブパスが有効に機能するパッシブパス状態との両状態を選択的に切替えられる。
そして、タイミング制御回路により、上記増幅器が上記両モード間を遷移する際の過渡期間を回避して、上記アクティブパス状態と上記パッシブパス状態との両状態間の切替わりが行われるように、上記モード切替え制御信号と上記状態切替え制御信号とが生成される。
【0016】
(2)前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーダウンモードから前記パワーアップモードに遷移した後に、前記切替え回路が前記パッシブパス状態から前記アクティブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする(1)の増幅回路。
上記(2)の増幅回路では、上記(1)の増幅回路において特に、上記タイミング制御回路は、上記増幅器が前記パワーダウンモードから前記パワーアップモードに遷移した後に、上記切替え回路が上記パッシブパス状態から上記アクティブパス状態への切替えを行うように、上記モード切替え制御信号と上記状態切替え制御信号とを生成する。
【0017】
(3)前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーダウンモードから前記パワーアップモードに遷移した後、さらに既定の時間が経過した後に、前記切替え回路が、前記パッシブパス状態から前記アクティブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする(1)の増幅回路。
上記(3)の増幅回路では、上記(1)の増幅回路において特に、上記タイミング制御回路は、上記増幅器が上記パワーダウンモードから上記パワーアップモードに遷移した後、さらに既定の時間が経過した後に、上記切替え回路が、上記パッシブパス状態から上記アクティブパス状態への切替えを行うように、上記モード切替え制御信号と上記状態切替え制御信号とを生成する。
【0018】
(4)前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーアップモードから前記パワーダウンモードに遷移するに先立って、前記切替え回路が、前記アクティブパス状態から前記パッシブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする(1)ないし(3)の何れか一の増幅回路。
上記(4)の増幅回路では、上記(1)ないし(3)の何れか一の増幅回路において特に、上記タイミング制御回路は、上記増幅器が上記パワーアップモードから上記パワーダウンモードに遷移するに先立って、上記切替え回路が、上記アクティブパス状態から上記パッシブパス状態への切替えを行うように、上記モード切替え制御信号と上記状態切替え制御信号とを生成する。
【発明の効果】
【0019】
パッシブパスが付帯した増幅器を持つ増幅回路において、アクティブパスを用いている状態とパッシブパスを用いている状態との間の切替わりの過渡期間を短縮し、データの欠損を低減した増幅回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態としての増幅回路を表す図である。
【図2】図1の増幅回路に係る信号波形図である。
【図3】従来の増幅回路を表す図である。
【図4】図3の増幅回路に係る信号波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態としての増幅回路について詳述ことにより本発明を明らかにする。
図1は、本発明の実施の形態としての増幅回路を表す図である。
図1において、増幅器100の入力端への入力信号Vinの供給路にスイッチSW1が介挿され、また、増幅器100の出力端からの出力信号Voutの導出路にスイッチSW2が介挿されている。即ち、入力信号Vinが、スイッチSW1、増幅器100、スイッチSW2を上記の順に通って出力信号Voutとして出力されるアクティブパス101が形成されている。
【0022】
一方、増幅器100をバイパスして、入力信号Vinをそのまま出力信号Voutとして出力させるパッシブパス102にスイッチSW3が介挿されている。
また、外部から供給する制御信号φ1に既定のタイミング調整を与えて、パワーモード切替え制御信号φ2(PU)、スイッチ切替え制御信号φ3を生成する遅延時間制御回路110が設けられている。
【0023】
パワーモード切替え制御信号φ2(PU)は、増幅器100のパワーアップモードとパワーダウンモードとの両モード間を遷移させる制御信号である。
既述のように、パワーアップモードとは、定格通りの通常動作を行うノーマルモード等とも通称される動作モードである。また、パワーダウンモードとは、電力節減のために電源の供給を低減したスタンバイモード或いは休止モード等とも通称される動作モードである。
【0024】
スイッチ切替え制御信号φ3は、また、スイッチSW1、SW2、のオンオフを切替え、更に、インバータ103によりその極性を反転した信号によってスイッチSW3のオンオフを切替える。従って、上述のアクティブパス101が形成されているアクティブパス状態の期間とパッシブパス102が形成されているパッシブパス状態の期間とは、これら双方の期間が排他的に現われる。
そして、上述の増幅器100を持つアクティブパス101、および、スイッチSW1、SW2、SW3、パッシブパス102、ならびに、遅延時間制御回路110を含んで増幅回路10が構成されている。
【0025】
次に、図面を参照して図1の回路の動作について更に詳細に説明する。
図2は図1の回路の各部の信号波形図である。
図2のとおり、制御信号φ1は期間Tに亘ってHレベルをとる。
一方、パワーモード切替え制御信号φ2は、制御信号φ1に対し、その立ち上がり(パルスの前縁)が同時であり、その立ち下がり(パルスの後縁)が遅延時間Td2だけ遅延している。
また、スイッチ切替え制御信号φ3は、制御信号φ1に対し、その立ち上がり(パルスの前縁)が遅延時間Td1だけ遅延しており、その立ち下がり(パルスの後縁)が同時である。
【0026】
増幅器100は、上述のようなパワーモード切替え制御信号φ2によって、信号φ2の立ち上がりに同期してパワーダウンモードからパワーアップモードへと遷移を開始し、動作が不安定な過渡期間t1(t1<Td1)を経てパワーアップモードに移行し、このモードで安定する。
そして、増幅器100は、信号φ2の立ち下がりに同期してパワーアップモードからパワーダウンモードへと遷移を開始し、動作が不安定な過渡期間t2を経てパワーダウンモードに移行し、このモードで安定する。
【0027】
一方、アクティブパス状態とパッシブパス状態との切替えは、上述のようなスイッチ切替え制御信号φ3によって、信号φ3の立ち上がりに同期してパッシブパス状態からアクティブパス状態に切替わる。そして、信号φ3のHレベル期間に亘りアクティブパス状態を維持した後、信号φ3の立ち下がりに同期してアクティブパス状態からパッシブパス状態に切替わる。
【0028】
上記より容易に理解されるとおり、増幅器100がパワーダウンモードからパワーアップモードへと遷移するときの過渡期間t1が経過して増幅器100の動作が安定した後に、パッシブパス状態からアクティブパス状態への切替えが行われる。
この実施の形態では、より詳細には、増幅器100がパワーダウンモードからパワーアップモードへと遷移するときの過渡期間t1が経過して増幅器100の動作が安定した後、さらにTd1−t1という既定の時間が経過した後に、パッシブパス状態からアクティブパス状態への切替えが行われる。
【0029】
従って、アクティブパス状態にあるときに増幅器100を通して増幅される信号Vm1(入力信号Vinのうちアクティブパス状態の期間に該当する部分)は、上述の過渡期間t1に増幅器100の動作が不安定になることの影響を略完全に免れる。このため、信号Vm1は増幅器100により既定のとおり増幅される。その結果、出力信号Vm2が得られる。
【0030】
また、増幅器100がパワーアップモードからパワーダウンモードへと遷移するときには、この遷移が開始するに先立って、アクティブパス状態からパッシブパス状態への切替えが行われる。
従って、アクティブパス状態からパッシブパス状態への切替えは、増幅器100がパワーアップモードからパワーダウンモードへと遷移するときの過渡期間t2に増幅器100の動作が不安定になることの影響を免れる。
【0031】
結果的に、増幅回路10の出力信号Voutは、アクティブパス状態とパッシブパス状態との双方の状態の切替えに際して、増幅器100がパワーアップモードとパワーダウンモードとの両モード間を遷移するときの過渡期間にその動作が不安定になってしまうことの影響を免れることになる。
実際の設計においても、従来は過渡期間t(図4)に相当する例えば数μsec程度の出力データの欠損が発生していたところ、本実施の形態では、出力データの欠損が発生せず、且つ、アクティブパス状態とパッシブパス状態との双方の状態の切替わりの遅れを、スイッチの切替え時間に相当する数十nsec程度にまで短縮することができる。
【0032】
以上において、パワーモード切替え制御信号φ2は、増幅器100を、省電力で動作するパワーダウンモードと正規に動作するパワーアップモードとの両モード間を遷移させるように制御するモード切替え制御信号として作用する。
また、スイッチSW1、SW2、SW3は、アクティブパス101が有効に機能するアクティブパス状態とパッシブパス102が有効に機能するパッシブパス状態との両状態を選択的に切替える切替え回路を構成している。
【0033】
さらに、スイッチ切替え制御信号φ3は、上述の切替え回路に上記両状態の切替え動作を行わせる状態切替え制御信号として作用する。
また、遅延時間制御回路110は、増幅器100が上記両モード間を遷移する際の過渡期間を回避して、上記アクティブパス状態と上記パッシブパス状態との両状態間の切替わりが行われるように、上記モード切替え制御信号φ2と上記状態切替え制御信号φ3とを生成するタイミング制御回路を構成している。
【符号の説明】
【0034】
10,30………………………………増幅回路
100……………………………………増幅器
101……………………………………アクティブパス
102……………………………………パッシブパス
103……………………………………インバータ
110……………………………………遅延時間制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部からのモード切替え制御信号に応じて、省電力で動作するパワーダウンモードと正規に動作するパワーアップモードとの両モード間を遷移する増幅器と、
前記増幅器を通して入力信号を増幅するアクティブパスと、
前記入力信号を前記増幅器を介さずにそのまま出力するパッシブパスと、
外部からの状態切替え制御信号に応じて、前記アクティブパスが有効に機能するアクティブパス状態と前記パッシブパスが有効に機能するパッシブパス状態との両状態を選択的に切替える切替え回路と、
前記増幅器が前記両モード間を遷移する際の過渡期間を回避して、前記アクティブパス状態と前記パッシブパス状態との両状態間の切替わりが行われるように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成するタイミング制御回路と、
を備えたことを特徴とする増幅回路。
【請求項2】
前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーダウンモードから前記パワーアップモードに遷移した後に、前記切替え回路が前記パッシブパス状態から前記アクティブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
【請求項3】
前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーダウンモードから前記パワーアップモードに遷移した後、さらに既定の時間が経過した後に、前記切替え回路が、前記パッシブパス状態から前記アクティブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
【請求項4】
前記タイミング制御回路は、前記増幅器が前記パワーアップモードから前記パワーダウンモードに遷移するに先立って、前記切替え回路が、前記アクティブパス状態から前記パッシブパス状態への切替えを行うように、前記モード切替え制御信号と前記状態切替え制御信号とを生成することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の増幅回路。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate