説明

壊れやすい開封防止機能の付いたバンドを備える封止部材

【課題】
【解決手段】この発明は、容器の封止部材に関し、特に、容器の開封防止機能に関するものである。本発明のある実施例は、容器および容器に接続するための封止部材を提供し、封止部材は、上側の壁(102)と、この上側の壁と一体に形成され上側の壁から下の方向に向かって延びるスカートであって、封止部材を容器に固定するために容器のネック部に係合するようにされたスカート(104)と、スカートに対し壊れやすく接続された開封防止機能の付いたバンド(110)と、を備え、容器のネック(10)は、このネックから外側の方向に延び、開封防止機能の付いたバンドのタブ(122)と係合するようにされた、複数の不連続に間隔を開けて設けられた突起(18)を備えることで、容器のスカートからバンド(110)を容易に破壊する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の封止部材に関し、特に、容器の開封防止機能に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この明細書を通して先行技術のいかなる議論も、そのような先行技術が、広く知られていること、あるいは、その技術分野における共通の一般知識の一部を形成すること、を承認するものとして決して考えるべきではない。
【0003】
米国特許番号4,653,657(Papavasilopolous)、4,807,771(Roy)、5,660,288(Nyman)、6,551,093(Taha)、6,640,988(Taha)に例示されるように、容器の開封防止機能付き封止部材のデザインおよび製造に関する多数の先行技術が存在し、それらの開示はクロスリファレンスによりこの明細書に組み込まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
開封防止機能付き封止部材の先行技術に存在する1つの問題は、開封防止機能の特徴を実際に使用する前に、封止部材と容器の開口との間のシールがなくなることである。
【0005】
更に他の問題は、開封防止機能の特徴の状態がよく見えないことであり、その結果、使用者は容器のシールが破壊されたことを認識することができない。
【0006】
多くの封止部材における開封防止機能付きバンドのデザインは、容器のネックと開封バンドとの間の干渉を含む。封止部材を開けて除去する際、しばしば、開封防止機能付きバンドは封止部材本体から除去できず、開封防止機能付きバンドとネックで保持された容器のネックとの間の干渉によって、未開封のパッケージにおける開封バンドと同じような位置に残り、あるいは、不当に開封しようとする場合、容器を開け、汚染物質を誘導し、封止部材を置き換え、開封防止機能付きバンドを封止部材の非常に近くに戻すことで、未使用のパッケージの外観を与えることができる。
【0007】
本発明の目的は、先行技術の問題点の少なくとも1つを解消または改善し、あるいは、有効な他の選択肢を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある実施例、開封防止機能付きの手段がシールがなくなる前に動作するように、シール手段と開封防止機能付きの手段との間の適切な関係の必要性を特に扱う。これは、多くのいわゆる開封防止機能付き封止部材で明らかな可能性を回避し、それによって、封止部材と容器のネックとの間のシールを劣化させる原因となる、不当な開放または不適切な適用トルクおよび/または封止部材の緩和により、雰囲気の作用または汚染物質の不当な導入により、開封防止機能付き手段が、その内容物を劣化させないようにする。
【0009】
本発明のさらに他の実施例は、開封防止機能付きの手段、1つ以上の添加剤を容器に分配する手段、添加剤分配手段を保護する開封防止カバーを有する容器の開封防止機能付き封止部材を提供する。
【0010】
本発明のさらに他の実施例は、開封防止機能付きの手段、容器の内容物を制御されたそして限定された方法で分配するための分配手段、分配手段の再利用可能な開封防止カバーを有する容器の開封防止機能付き封止部材を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の好ましい実施例を、以下の通り図面を参照して、一例として記載する:
【0012】
図1は容器のネック部10を示す。特に、容器は、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような望ましい材料から形成されたインクジェットブローモールドされた容器である。しかし、本発明は各種の材料から成る容器の各種の形態に適用できることに注意すべきである。ネック10は、ネック10の外表面14上に形成されたヘリカル状のネジ山部12を備える。特に、ネジ山部12はネック10と一体に形成される。ネジ山部12は、開封防止機能付き封止部材のスカートの内面上のヘリカル状のネジ山部と補完的に歯合するよう構成されている。
【0013】
ネック10は、ネジ山部の下に位置し、ネック10の外表面からラジアル方向外側に延びる、環状の開封防止機能付きビード16を備える。開封防止機能付きビード16は、好ましくは、ネックの外表面上にモールドされる。ビード16から下側に延びて、ネック10の全周にわたって位置する1つあるいはそれ以上の分離してスペースを開けた突起18が存在する。ある例では、容器のネック10は4つの実質的に等間隔でスペースを開けた突起18を備えている。突起18は、封止部材の開封防止機能付きバンド上のタブとかみ合うよう構成され、封止部材のスカートからバンドを容易に破壊する。
【0014】
図3は、図1に示す容器のネック部10に装着するよう構成された開封防止機能付き封止部材100の断面である。封止部材100は、容器10に適用される前の状態を示されている。封止部材100は、頂上の壁102および下側に延びるスカート104を備える。封止部材は、容器のネック10の外表面上のヘリカル状のネジ山部12に対応してかみ合うよう構成された、スカートの内面108上に位置するヘリカル状のネジ山部106を備える。封止部材はさらに、封止部材のスカートから下側に延びる開封防止機能付きバンド110を備える。開封防止機能付きバンドは、スロット118によって分離された連続して周方向にスペースを開けて設けられたリブ116により形成された壊れやすい部分により、スカート104の下側の表面112に接続される。リブ116は、ハンドリングの間および/または容器のネックに封止部材を適用する間に与えられる典型的な力に耐えるのに十分な力を提供する。開封防止機能付きバンドは、そこから一連の分離して間隔を開けたタブ122を延ばす環状の壁120を備える。タブ122は、ヒンジ部124により環状の壁120の下側の表面に接続される。最初、タブ122は環状の壁120に対して鈍角にラジアル方向内側に延び、モールドからの除去を促進する。封止部材のモールディングに続き、タブ122は環状の壁120に対して垂直方向または鋭角をなす方向に移動する。各タブ122は、容器から封止部材を除去する間に容器のネック10上の突起18と係合するよう構成された係合面124を備える。
【0015】
環状のシール部材130は、封止部材の頂上の壁102の内面から下側に延びる。シール部材130は、容器のネック部の内壁に対し着座して容器のシールを提供するよう設けられた、円周方向に延びるアペックス132を備える。ネック10の外表面14および/または内表面15を係合する第2のシール部材132は、壁108から内側へ、そして、トップ102から下側へ、延びる。
【0016】
次に、突起18のデザインをさらに詳細に記載する。図5は、突起18のプロファイルを示す、Z−Z’間における図1のY−Y面に沿った断面であり、図6は、ネックの外側縁部における突起18の好ましい位置を示す、図1のW−W面に沿ったネック部の断面である。封止部材を容器のネックから除去するために、封止部材は、図6で矢印Xで示された反時計方向に回転する。
【0017】
図5および図6を参照すると、突起18は、開封防止機能付きビード16の下のネックの外表面上にモールドされている。各突起は一連の面18a、18bおよび18cを備える。面18aは、開封防止機能付きビード16が容器のネックの外表面を超えて突出する距離と同じかそれより小さい大きさJを有する。面18aは封止部材100上のタブ122と相互に作用するよう設計されており、封止部材を回転することで、タブ122の係合面124は角度が付いた係合面18aと係合する。さらに封止部材を回転することで、タブ120は角度の付いた係合面18aに沿って下側に駆動され、それにより、壊れやすいリブ116に圧力を与えて壊れやすいリブ116の断絶分離を促進し、そのため、スカート104の下側エッジと開封防止機能付きバンド110との間の認識できるギャップを開放することによって、早い開封防止機能の動作を助長する。
【0018】
図2は、面18aが開封防止機能付きビード16の下側の表面に対し角度を変える部分18a’を備える、他の実施例を示す。ある実施例において、面は、ビードの下側の表面に対し緩やかに角度を増加する、最初に曲がった部分を有する。これは壊れやすいリブ116を徐々に激しく伸ばして弱めるよう作用し、開封防止機能付きバンド110上のタブ122の係合面124が面18a’のより大きな角度を有する部分に達すると、壊れやすいリブ116はすでに十分弱められてさらに封止部材を回転することで面18mの下の係合面124が刺激され、それにより壊れやすいリブの破壊を促進する。他の実施例(図示せず)において、面18aは、開封防止機能付きビード16に対し急激に角度を増加する2つあるいはそれ以上の分離した平面を備えることもできる。この実施例では、面18aは、開封防止機能付きビード16下側面の平面に対し角度を増加させる1つあるいはそれ以上のさらなる面に続く、開封防止機能付きビード16の下側面の平面に対し角度を有する初期表面を有している。
【0019】
図4は容器ネック10の外壁とシールした状態で係合するシール手段を示す。
【0020】
本発明の他の例によると、容器の開封防止機能付きビード16の下側の面と突起面18mとの間の距離、および、突起面18aの急激に傾斜した部分18a’の傾きの程度と位置は、以下の事項を考慮して設計される:
(i) 封止部材が完全に容器に適用されたときの、開封防止機能付きバンド110の係合面124と開封防止機能付きビード16との間のクリアランスを示す距離。すなわち、係合面124と突起面18aの急激に傾斜した部分18a’との相互位置を考慮することで、突起面18aのより急勾配の角度を有する部分と接触する前に、係合面124が急激に傾斜した部分18a’と接触する;および
(ii)破壊前に壊れやすいリブ116が軸方向に変形する距離。
【0021】
特別な容器では、前もって、封止部材が完全に容器に適用されたときの突起18に対する封止部材の開封防止機能付きバンド110のいかなる相対位置をも決定することができることに考慮すべきである。
【0022】
1つあるいはそれ以上の壊れやすいリブ116を選択的に弱めて設計することによって、第1の壊れやすいリブを最初に伸ばして破壊するために必要な力を減少させることができる。封止部材を除去したときにどのリブを突起18まで最初に伸ばすかを決めておいてもよく、これにより突起面18aに沿って下向きに付勢すると壊れやすいリブが最初に伸ばされるよう配置される。
【0023】
面18bは、開封防止機能付きバンド110の係合部122間のスペース122cを少なくとも超える大きさKを有し、その結果タブ122の自由端126は突起18の端部18mの下に保持され、それによって使用済みの開封防止機能付きのバンド110と封止部材のスカート104との間により視認しやすいギャップを形成する。
【0024】
面18cは、干渉を最小限とし、容器のネックに封止部材を最初に適用するときタブ122が突起を容易に通過することを可能とする、傾斜面を有する。回転によってというよりはむしろ軸方向の動き(例えば複数のネジ山を使用することによる)によって、封止部材が適用されるよう設計できることに注意すべきである。
【0025】
図7は、容器に適用される前の開封防止機能付きバンド110の好ましい実施例の部分的に斜視図で示す断面図である。開封防止機能付きバンド110は、壊れやすい部分を形成する一連のリブ116によって、封止部材(図示せず)のスカートの下面から垂れ下がる。バンドは、環状の壁120と環状の壁の内面に接続された円周方向に間隔を有する複数のタブ122とを備える。タブ122は、ヒンジ部124によって環状の壁118の下面から延びる。タブ122は係合面124を備える自由端で終了する。最初タブ122は、環状の壁120に対し鈍角にラジアル方向内側に延び、次にヒンジライン124に沿って内側に連続的に曲がる。
【0026】
ある実施例(図示せず)では、タブ122の係合面124は突起18の角度を有する面18aに対応する角度を有し、その結果、係合面124は係合面124の大部分にわたって面18aと接触するようになる。これは表面124と124aとの接続部の曲がりや折れ曲がりを防止することとなり、それにより角度を有する面18aに沿って係合面124aを下側に向ける。
【0027】
好ましくは、1つあるいはそれ以上の穿孔128がヒンジライン124に沿って設けられ、充填工程中にこぼれる製品の排水を可能とする。
【0028】
幅Rおよび深さSの溝122aが各タブ122の間に設けられる。深さ「S」は、容器に封止部材を適用している間、溝122aの基部122eから延びるラインに沿ってバンドの連続する環状部に存在する周方向の力が、より簡単な容器への封止部材の適用を促進するために溝122aの基部122eのラインに沿って曲がることが可能な程度まで十分減少することができる深さであることが好ましい。
【0029】
溝122aの深さ「S」は図1の点線WとXとの間の距離より大きいことが好ましく、それにより、少なくとも角度の付いた係合面18aに隣接するときに、タブ122の自由端124が容器のネックに非常に近い位置に残ることが可能となり、また、封止部材の係合面124aの自由端が角度の付いた係合面18aを係合することを可能とする。除去のための回転が続いているため、係合面124aの自由端は角度の付いた係合面18aに沿って下側へ駆動され、それにより壊れやすいリブ116中に軸方向の応力を誘起し、その結果、1つあるいはそれ以上のリブを破壊し、封止部材100からの開封防止機能付きバンド110の迅速な分離を促進する。溝122aの基部122eから延びるラインに沿った開封防止機能付きバンド110の係合部122の連続する環状の部分は、係合面124aの位置の維持の手助けをすることによって、係合面124aと角度付きの係合面18aとの間の接触の有効性をより高める。
【0030】
封止部材を容器に適用するとき、開封防止機能付きのビード16の傾斜した上側のショルダー部は、開封防止機能付きバンド110の開封防止機能付きバンド係合部122を開封防止機能付きバンドの内壁に対し押し付け、その結果、開封防止機能付きバンド110は開封防止機能付きビード16を通り過ぎることができ、突起18の傾斜面18cは、係合部122の上側の領域の自由端を防止機能付きバンド110の内壁に対し押し付け、その結果、開封防止機能付きバンド110の係合部は突起18を通りすぎる。
【0031】
封止部材の開封防止機能付きバンドの他の例では、位置溝として参照する少なくとも4つの溝122aがサイズ的に増加した大きさ「R」を有することができ、容器のネックに完全に適用するとき、位置溝の中央部は類似した数(この例では4個)の突起18の各々の中央にほぼ近接し、係合面124が突起18の少なくとも面18bのどちらかの側部からのクリアランスを有する。同じ例において、少なくとも4つの他の溝122aは、位置溝より「R」の大きさにおいて小さい、理想的には、突起18の面18bに隣接する下側の面18mの部分の長さより「R」の大きさにおいて小さい。除去のための回転のとき、係合面124は突起18と接触して面18aに沿って下側に押し付けられ、それにより、軸応力を連続的に位置させ、壊れやすいリブ116の少なくとも大部分に実質的にダメージを与え、開封防止機能付きのバンド110を突起18の下側の面18mより下に移動させる。大きさ「R」の小さい位置溝以外の溝122aが、突起18の面18bに隣接する下側の面18mのこれらの部分の下を通過し、それにより、連続する軸方向応力をかけ続けるとともに、壊れやすいリブ116に実質的なダメージをかけ続け、封止部材100から開封防止機能付きバンド110を分離し、開放状態を知らせる迅速でより見やすい同時発生する証拠を増進する。
【0032】
図28を参照して、容器および封止部材のネック部の部分断面を示す。容器のネック部は、ある平面に存在し、より下側の表面を有する開封防止機能付きビード16を備える。本発明のさらに他の実施例によると、封止部材は以下の式(式A)に従って設計される:
A≧B+C+D+E+F
ここで、
(i) Aは、シール部材が容器のネック部の内壁または外壁(例を図示せず)に対しシールできる距離であり;
(ii)Bは、封止部材が容器に完全に適用されたときの、開封防止機能付きビード16の係合面61とタブ122の係合面124との間の距離であり;
(iii) Cは、封止部材の除去工程中に開封防止機能付きバンドのタブ122で起きる圧縮量であり;
(iv)Dは、スカートおよび開封防止機能付きバンド110を封止部材のスカート104に接続する壊れやすいリブ116における封止部材除去中の圧力下で起きる伸張量であり;
(v) Eは、容器のネック10および封止部材100の測定仕様において許容される誤差と同等の距離であり;
(vi)Fは、封止部材と容器のネックとの間のシールのロスが発生する前に開封防止機能付き手段の動作を促進するための、特別な封止部材およびネックの組み合わせに対する安全のマージンに必要な距離である。
【0033】
上述した式(式A)の変形において、寸法の単位は封止部材の除去のための回転角度で測定される。この変形された式は、図1および2に示されたタイプの突起18を使用する開封防止機能付き封止部材システムにおいて有効である。
【0034】
上述した本発明の封止部材の各種実施例は、モールド装置とUS特許番号6,551,093および6,640,988(Taha)に記載された方法を使用して製造するよう設計することができ、それらの記載をこの明細書において合併している。図7に示されたある変形例において、開封防止機能付きバンド110の係合部は、開封防止機能付きバンド110の内壁から平行に延びるラインA1と開封防止機能付きバンドの環状の係合部122の外壁から平行に延びるラインA2との間の角度「A」が、0°より大きく45°より小さい、好ましくはほぼ30°となるような位置にモールドすることができる。
【0035】
図6は、開封防止機能付きバンド16(環状の破線で示された)の下の傾斜した突起18の好適な位置を示す容器ネック10の断面図である。製造方法および容器のネックを形成するためのモールドアセンブリは以下の通りである。
【0036】
ラインV−Vは2つのモールド部の分離ラインである。図1のラインV1−V1によって示されるように、モールド分離ラインは面18aと18bまたは面18bと18cとの間の境界によって決定されるパスに有利に続き、その結果、少なくとも突起18−1および18−2中の傾斜面18aはモールド部Q、Qのそれぞれで形成することができる。
【0037】
図6中「F」で示された、突起の立ち上がり端部とネックの壁との間の角度は好ましくは90°あるいはそれ以下である。
【0038】
2ピースモールドにおいて、ネックおよび突起18を形成するための容器モールドの部分の断面が、0°を12時としたときの90°から270°(3時から9時)の直線からなる分離ラインを有するものとすると、断面は、名目上、モールドの第1ハーフに存在する象限QおよびQと、モールドの第2ハーフに存在する象限QおよびQとの、4つの同じ象限に分割され、ここで、Qは270°から360°の間に存在し、Qは0°から90°の間に存在し、Qは90°から180°の間に存在し、Qは180°から270°の間に存在する。
【0039】
象限QおよびQのみにおいて、または、それらと象限QおよびQとの接続部分で、面18aは90°またはそれ以下の角度「F」で形成される。
【0040】
270°から約359°(359°と360°との相違は、モールドが少なくとも面18aと干渉することなく開放可能とするための「ドロー」に対する遊びを示す)象限Qで形成された面18aとモールドされた突起18は、359°未満の各階級に対し1°だけ90°から減少した角度「F」を有する面を持つことができ、179°からの象限Qでも同様である。
【0041】
角度「F」を90°未満とすることは、封止部材の除去のための回転および面18aとの接触のとき、係合部122の自由端124、124aが、面18aを越えてネックの壁14に向かって内側に押し付けられるようになり、それにより、面18aの非常に近くに残り、容器のネックの壁14が面18aに沿って連続して下側に移動することを保証するようになる点で、有利である。
【0042】
しかしながら、もし突起18が象限QおよびQ(象限1および3との接続部分以外)におけるモールドによって形成された面18aの少なくとも表面とともにモールドされるとしたならば、面18aは、封止部材の除去のための回転のとき、係合部122の自由端124、124aが容器の壁14から離れていく方向となり突起18を通過する望ましくない効果を有する、90°以上の角度「F」を持つようになる。
【0043】
モールドの分離ラインが(一方のモールドハーフが他方のミラーとなる中心線から)ずれて、モールドの一方のハーフが「ミラー画像の分離ライン」を越えて通常であれば第2のモールドハーフで占められるスペースに突出し、第2のモールドハーフが突出した第1のハーフを収容するのに対応する形状となり、1つあるいは2つの突起18の形成を行うようになる場合があることに注意すべきである。
【0044】
最も一般的に使用される単一のネジ山の封止部材における除去操作において、容器から除去のための回転の少なくとも最初の90°は、容器および封止部材の協働するネジ山の間に最初は大きさの誤差による相違があるため、除去方向に封止部材を持ち上げない。
【0045】
本発明の1つの例では、容器のネックは、好ましくは、等距離あるいは実質的に等距離に位置された4つの突起18を有し、封止部材除去用の回転の最初のほぼ90°から120°内で、係合部の自由端124および124aの多くは突起と接触し、面18aに沿って下側に押し付けられ、それにより、軸方向応力を実質的にその上に与え、大部分の壊れやすいブリッジにダメージを与え、開封防止機能付きバンド110を突起18の下側の面18mより下に移動させて、迅速でより視認性の良い開封防止機能を提供している。
【0046】
本発明の他の例では、容器のネックは、好ましくは、全ての突起18が90°未満の角度「F」または実質的に等間隔の間隔を有するように象限QおよびQに位置する2つまたはそれ以上の突起18を有し、封止部材除去用の回転のほぼ最初の90°内で、係合部の自由端124および124aの多くは突起と接触し、面18aに沿って下側に押し付けられ、それにより、軸方向応力を実質的にその上に与え、大部分の壊れやすいブリッジにダメージを与え、開封防止機能付きバンド110を突起18の下側の面18mより下に移動させて、迅速でより視認性の良い開封防止機能を提供している。
【0047】
図1の分離ラインV1−V1は、図示された状態から変化することができ、傾斜した突起の形成を達成することもできる。
【0048】
容器のモールドは、2つ以上のセグメントを有する膨張キャビティタイプでも良く、膨張キャビティモールドの各セグメントにおいて少なくとも1つの突起18のモールディングを許容する。
【0049】
次に、図4に示す封止部材100のモールディングを図7aを参照して記載する。モールディングステップの手順は以下のとおりである。ボアシール130の輪郭に従って、コア4内部のボアシール130を開放するために矢印の方向に移動する。しかし、ボアシール130の輪郭に従った、そのようなコア4の移動は必要性がないことに注意すべきである。外部のコアスリーブは、開封防止機能付きバンド110の外側を開放するために、同じ方向に移動する。
【0050】
ストリッパーリング22、エジェクタスリーブ5および内部コア6は反対の方向に移動する。この動きの最後に、封止部材100はネジ山コア3をはぎ取られ、ボアシール130は完全にネジ山コア3を無しとする。内部バレル42もまたコア4の正面から除かれる。この点で、内部コア6およびストリッパー21は拘束される。エジェクタスリーブ5はさらに前の方向に押され、その結果内部バレル42は内部コア6を押し出し、開封防止機能付きリング110外部がストリッパーリング22の外部を押す。アンダーカット44は、コア4が完全に内部バレル42から開放されるため、内部コア6を越えて自由に通過する。
【0051】
図8から11は本発明のさらに他の実施例を示す。この実施例は、分配手段内に含まれる1つあるいはそれ以上の添加剤を封止部材に接続された容器内に分配するための分配手段を備え、好ましくは開封防止機能付き手段を有する、容器の封止部材を提供する。そのような分配手段の効果は、使用者による使用時まで、容器の雰囲気および内容物の両者から添加剤を分離して保存する能力にある。
【0052】
図8は、内部に形成された半径「P」の円形状の開口22を有する頂上の壁20を備える封止部材100を示す。1つあるいはそれ以上の環状のリブ24が、開口22の縁部表面に設けられている。
【0053】
封止部材100は、封止部材を容器のネックに適用し、封止部材を容器のネックから除去するための、容器のネック60の外表面上の対応するヘリカル状のネジ山66と協働するよう構成されたヘリカル状のネジ山32を備える付随的なスカート30を備える。
【0054】
図9は、頂上の壁20の開口22にフィットするプランジャーハウジング200を備える図8の封止部材100を示す。図示した実施例ではプランジャーハウジング200が分離された構成で示されているが、封止部材100の一部として一体に形成することもできることに注意すべきである。図示した実施例では、プランジャーハウジング200は、ハウジング200を封止部材の頂上の壁20内に位置させて保持するよう作用する、一対のラジアル方向に延びるフランジ210、212を備える。ハウジング200は、開口22へのプランジャーハウジングの挿入を容易にする角度付き面214を備える下側のフランジ210の位置に、頂上の壁20中を押される。上側のフランジ212は下側のフランジ210よりも大きな半径を有することができる。
【0055】
ラジアル方向のフランジ210、212間に位置することで、プランジャーハウジング200は、頂上の壁20の開口内に位置する環状のリブ24とシール状態で係合する、半径「R」の外側の壁220を有する。
【0056】
プランジャーハウジング200は、プランジャー240を受けるためのボア232を定義する内壁230を有する。ボア232は、プランジャー240の外側の壁242をシール状態で係合する一対の環状のリブ234、236を備える。環状のリブ234、236は、環状のリブおよび環状のリブ225を、湾曲させて下側へ搬送するために、プランジャー端部の壁221の最も近い位置にするのに十分な「Q」方向に作用する力の適用まで、非動作位置(図9に示すように)にプランジャー240を保持するために用いる。
【0057】
プランジャーハウジング200は、プランジャーハウジング200の開口端をカバーしてシールするシール部材250をそこに貼り付ける環状の端部壁を備える。シール部材は、例えば、アルミニウムホイル、プラスチックまたはその他の適切な物質から形成することができる。
【0058】
他の実施例(図示せず)では、シール部材250はプランジャーハウジング200の部分として一体に形成することができ、プランジャー230が「Q」方向に十分移動したとき、シール部材250の破壊を促進するための弱いラインとともに製造される。
【0059】
図10では、添加物260が点線で示されている。添加物は、例えば、1つあるいはそれ以上のカプセルまたはタブレット、パウダー、液体などから引き離すことができる。添加物は、例えば、ビタミン、ダイエットサプリメント、ハーブの製品、アルコール飲料またはスピリッツ酒、香辛料、甘味料または風味料を備える。添加物は、アルミニウムホイルなどのパッケージ用材料内に分離してシールすることができる。好ましくは、添加物は、プランジャーハウジング、内壁230、シール部材250およびプランジャーアクチュエータの端部壁221によって境界を画するスペースの実質的な部分を占める。
【0060】
添加物260は、プランジャーハウジング、内壁230、外壁208、環状のシール係合特徴部201および201a、シール部材250、プランジャーアクチュエータ、プランジャー端部壁221、環状のシール係合特徴部225によって、容器(図示せず)の内容物から分離して、そして、雰囲気から分離して、保持される。
【0061】
添加物が分離したパッケージ内に含まれている場合、分離したパッケージのある端部壁は好ましくは外壁208の環状の端部に延び、分離したパッケージは、シール部材250の位置によって示される例と同様にして端部壁207に貼付されシールされ、あるいは、端部壁207およびすぐ隣の外部壁208に貼付されシールされ、その結果、分離したパッケージの物質の外側端部は端部壁207上に保持され、プランジャー240が「Q」方向に最大に移動したときの端部壁またはディスク221の移動によって、分離したパッケージの端部を介して容器の内容物中に添加物が押される。
【0062】
端部壁221の相対位置について、プランジャー240は、アクチュエータ224の下側の壁227がプランジャーハウジング200の上側の壁231と接触するとき、端部壁または端部壁221による「Q」方向の搬送距離が、プランジャーハウジング200から添加物260を完全にエジェクトするに十分なように、設計することができる。
【0063】
添加物を容器内に注入した後に、封止部材100は、通常の方法でネジを緩めることによって容器から除去され、それにより、容器の内容物に対するアクセスを提供する。
【0064】
図10に示す他の実施例では、プランジャー240の本体は、それが開口端を有するよう設計することができる。アクチュエータディスク224は、カバーキャップまたは封止部材として別に形成される。カバーキャップまたは封止部材は、プランジャーの外壁または内壁の少なくとも一方に形成された協働するネジ山またはクリップ手段241のような公知の手段によって、プランジャーの本体に装着することができる。プランジャー240の外壁上に位置するストップ手段229は、ストップ手段229がプランジャーハウジング200の上部壁231と接触することで、プランジャーの「Q」方向の移動の程度を制限するよう作用する。
【0065】
他の実施例(図示せず)において、カバーキャップ240およびプランジャーアクチュエータシリンダー226は、封止部材の製造および飲料マーケッティングの業界において「プッシュプルキャップ」または「スポーツキャップ」として広く参照されている、従来公知のはずすことのできる分配封止部材と同様に動作する2ピースのアセンブリとして形成することができる。
【0066】
添加物を容器に注入後、カバーキャップ224は除去され、プランジャーアクチュエータシリンダー226の開口を介して容器の内容物はそれにより流動体状となり、使用者が簡単にアクセスできるようになる。
【0067】
図12から15は本発明のさらに他の実施例を示す。図12は封止部材および容器のネックの断面図を示す。封止部材100は、容器のネック上の対応するネジ山12と協働するよう構成されたネジ山106を有する付随的な環状のスカート104を備える頂上壁102を持つ。封止部材は、随意的に、環状の開封防止機能付きバンド110を備える。分配手段のコア208は、頂上壁20の上部表面11上に延び、壁206と飲み口ポスト支持部材203を有する飲み口ポスト205上に、複数の分配キャップリフト用傾斜部209、分配キャップ下降用傾斜部201、環状壁207、保持特徴部202を有する封止部材100の一部として製造される。
【0068】
図13は、コニカル状の分配キャップ300および開封防止機能付きカバー400を有する封止部材100の中心を通る断面を示す。コニカル状の分配キャップ300はシール特徴部301とともに設けられている。キャップ300の外表面上の複数の溝304はぎざぎざのローレット加工を与え、分配キャップを閉じた位置と開けた位置との間で反転するときにグリップ手段を提供する。シール特徴部302は、分配キャップの開ける動作と閉じる動作の間補完的な環状壁207とシール状態で接触し、壁207に沿ってオリフィス204からの内容物の漏れを防ぐシールを提供する。シール特徴部302は保持特徴部202によって制止される。
【0069】
リフト用傾斜係合特徴(図示せず)はリフト用傾斜部209と係合し、開ける方向での分配キャップの回転により、分配キャップ300は開ける位置にリフトされ、環状のクローズ用傾斜係合特徴部303は、閉じるための回転により閉止傾斜部201と協働して、分配キャップを閉止方向「C」に移動させる。
【0070】
環状のオリフィス305は、飲み口用ポスト205の外径よりも小さい半径「K」を有し、閉じる方向の回転により、シール特徴部301は壁206とシール状態で係合し、それにより、雰囲気からの容器内容物の確実な閉止を提供する。
【0071】
環状の基部306は、その外壁307上に、カバーの回転が環状の基部を回転させるように、カバー400の内壁405上の対応する特徴部(図示せず)と協働して係合する成形領域(図示せず)を有する。
【0072】
開封防止機能付きカバー400は円状の頂上壁403を有する。そこから、環状のリングからなる係合部材を有する、または、1つ以上の独立特徴部から構成される環状のスカート404がぶらさがっている。特徴または特徴部は分配キャップ300の環状の基部306の上面と係合し、それにより、カバーを環状の基部上に位置させる。
【0073】
内壁405は、分配キャップ300を有するカバー400のロック用の係合を提供するために、分配キャップ300の外壁307上に対応する特徴部(図示せず)と協働する成形領域(図示せず)を有する。図15に示す他の配置では、カバー400は、環状の基部306および下側の壁408上の協働する突起および協働する溝の一方または両者の1つあるいはそれ以上によって、分配キャップ300に位置し、あるいは、分配キャップ300とロックした係合状態となる。突起および溝は、環状の基部306上では308および309の番号が付され、下側の壁408上では409および410の番号が付される。
【0074】
1つ以上の壊れやすいブリッジ402は、頂上壁20上の13および14で示されたタイプのような対応する特徴部と係合する、そこから垂れ下がる、環状またはその他の形状の開封防止機能付きバンドまたは手段(図示せず9を有する。
【0075】
成形した内壁405の他の例として、カバー400は、頂上壁403から垂れ下がる、溝304と係合する1つ以上の位置係合フィン407(点線および斜線)のような開封防止機能付き特徴部の動作の後、分配キャップ300とロックした状態で係合するよう設計することもできる。位置係合フィンは、頂上壁403から垂れ下がった中空形状部406(点線)の内壁上に形成することができる。
【0076】
図14は、頂上壁の表面11、下降用傾斜部201、飲み口ポスト支持部203、オリフィス204、飲み口ポスト205およびリフト用傾斜部209を備える、封止部材100の平面図を示す。
【0077】
図15は、開封防止機能付き手段(公知の図示しない手段を含む)が例えば壊れやすいブリッジ402で壁部404の下側の先端から分離された後の、カバー400、分配キャップ300と係合する係合手段409、410、係合手段308、309の断面図を示す。係合または固定状態の係合手段は、分配キャップ300が、カバー400の軸方向の移動によって起きる開ける状態への第1の反転において、カバーをグリップするか反転することにより、閉じる位置から開ける位置へおよび開ける位置から閉じる位置への反転を許容することを意図しており、一方、開封防止機能付き手段は、分配キャップがリフト用傾斜部(図12の209)と係合することによるリフト動作で上側の壁102(図12における)上の13および14(図13)のような突起または溝と係合して制止され、それにより壊れやすいブリッジ402にダメージを与える。
【0078】
図15は、また、カバー400および分配キャップ300を係合または位置決めまたはロックするための係合部412の付加的または代わりの手段を示し、頂上壁403の直径を分配壁404を超えて延長することで、頂上壁403の直径が増加して、それがパッケージを容器の内容物を重力によって分配オリフィスの方向に排出しようと望むとき、パッケージが立設するより丈夫な基部を提供する。
【0079】
図16は、部品を少なくしてそれにより製造にコストがかからない単純化した分配封止部材の他の例の部分断面図を示す。
【0080】
封止部材100は環状の分配オリフィス22を有する分配手段20を組み込んでいる。環状の分配オリフィス22は、開封防止機能付きシールカバー40上の環状のシール装置42によりシールされる。
【0081】
開封防止機能付きシールカバー40は、分配部20の形状から続く形状のように如何なる形状もとることができ、開封防止機能付きバンド110の位置によって示される場所以外の場所で封止部材に装着することもできる。
【0082】
開封防止機能付きバンド110を開封防止機能付きシールカバーの壁に装着する壊れやすい部分114は、開封防止機能付きシールカバーの除去のための回転でダメージを与えられる。開封防止機能付きバンド110は、除去のための回転を制限し、壊れやすいブリッジの破壊を促進するための係合手段を有する。
【0083】
開封防止機能付きシールカバー40は、環状の係合リッジ123と協働して開封防止機能付きシールカバー40を位置決めして保持する環状の突起47によって、最初に開封した後封止部材の本体に再び装着することができる。
【0084】
封止部材100は、その形状を中空の分配部120に形成するように頂上壁の環状ディスク102上の封止部材の部分の形状を変形することによって、図16に示すタイプのモールドアセンブリで製造することができる。
【0085】
分配すべき内容物の粘度および粒子径に従って、分配オリフィス22により小さいまたはより大きい直径を持たすことができることが好ましい。図18は、分配部20とロックした状態で係合するオリフィス装置630を示す。オリフィス装置は、参照番号31、32および33によって示されるように望ましい直径の環状のオリフィスを有することができる。オリフィス装置は、環状のシール装置542と協働して容器をシールする。好ましくは、オリフィス装置630を使用することで、各種の分配のための要求を満たすたった1つのサイズの封止部材の製品を可能とする。これは、コストの効率を有する、全てのオリフィスサイズを収容するための1つのより大きなキャビティの封止部材の作製を可能とするという利益を与える。
【0086】
好ましくは、もしオリフィス装置630が充填後に装着されるのであれば、顧客は少ないオリフィスサイズの装置の各種のサイズを持つ代わりに1つの封止部材のサイズを持つことができるため、種々のサイズの分配オリフィスを有する分配封止部材を要求する顧客の封止部材のストックを減少させることができる。
【0087】
図17に示す他の実施例において、封止部材は回転によって開けたり閉じたりしない。この実施例では、封止部材は、開封防止機能付きシールカバー540を除去および/または置き換えによって、開けたり閉じたりする。シールカバー540は、封止部材100の分配部20における環状のオリフィス22と係合する環状のシール装置542を有する。開封防止機能付きリング543は、壊れやすいブリッジ545によってカバーの壁546に接続される。
【0088】
次に、図12から15に示す封止部材の製造を図16を参照して記載する。図16は、分配封止部材100を作製するために使用されるモールド装置の断面を示す。モールド装置は、プレート1に装着されて、壁30の下面、壊れやすいリブ116および開封防止機能付きバンド110を形成する環状のストリッパーリング1Cを備える。装置は、また、プレート2に装着されて、外部壁の部分、開封防止機能付きバンド110の下面、開封防止機能付きバンドの係合手段122の外壁を形成する外側コア2Cを備える。装置は、さらに、プレート3(図示せず)に装着された環状のネジ山コア3C、プレート4(図示せず)に装着された環状のコア4C、プレート5(図示せず)に装着された環状のコアまたはストリッパースリーブ5Cを備える。
【0089】
環状のコア6Cはプレート6(図示せず)に装着される。環状のコア6は、内部に、環状の空間8と、環状のコア6の最上部に、および、少なくとも封止部材100の上側の壁102の上に、冷却水を導くために使用される中空チューブ7とを有する。内壁を形成する封止部材100の上側の壁11上の環状のコア6の部分、および、外壁に続く形状にされた内壁を含む特徴部分、および、例えばリフト用傾斜部209の内壁の表面のような分配コア手段208を形成する特徴部分は、分配キャップ300の内部に形成された対応するリフト用傾斜部の係合手段310と係合する上面または外表面と平行に配置することができる。
【0090】
モールド装置の動作は以下の通りである。
【0091】
溶けたプラスチックは、モールド部分のキャビティインサート9Cと環状のコア1C、2C、3C、4C、5Cおよび6Cとの間に示されたモールドの閉じられた位置に形成された空間V2と流体的に連通するオリフィス502を介して、圧力のもと充填される。空間V2は、そのため、分配封止部材100を作製するために望ましい形状に形成される。
【0092】
プラスチックが空間V2に充填された後、キャビティインサート9Cから冷却水循環チャンネル9Wを通った熱伝導、および、環状のコア6Cから冷却水循環チャンネル8Wを通った熱伝導により、プラスチックの固化が起こり、ここで、冷却水循環チャンネル8Wは、より小さい直径の中空チューブ7および冷却水循環チャンネルWの直径減少部を使用することによって、必要ならば、環状の外側コア2C(図示せず)を通って1つあるいはそれ以上の冷却水循環チャンネルの形状の付加的な冷却手段を追加することによって、環状の保存特徴部202に向けてさらに延ばすことができる。
【0093】
プレート6とプレート1、2、3、4、5および9との間の相対的な移動により、プレート6は、少なくとも環状の保存特徴部202の近傍の分配コア手段208の内部に空間を作製するのに十分な程度に環状のコア6を引き出すように、「C」方向に移動し、それにより、モールドの開口上に環状の保持特徴部202を偏向させる空間を提供する。
【0094】
プレート9が「O」方向に移動すると、モールドは分離ライン9Aで開く。
【0095】
次に、プレート1、3、5および6は一斉に「O」方向に移動し、プレート2および4は移動しないか少なくともプレート1、3、5および6に対し移動せず、プレートに接続した環状のコアの間の相対移動は、シール40および開封防止機能付きバンド110の部分および開封防止機能付き係合手段122が偏向可能な空間を形成する。環状のコア4Cの「C」方向の相対移動は空間V1を閉じシール40の近傍に類似の空間を開け、コア1Cに対し同様の距離移動する環状の外側コア2Cは、開封防止機能付きバンド110および開封防止機能付きバンドの係合手段122の近傍に類似した空間を開ける。
【0096】
次に、プレート3は移動を止め、少なくともプレート1および5が「O」方向に移動を続けることで、プレート3とプレート1および5との間の相対移動を引き起こし、それにより、ねじ山3Cを封止部材100から解放する。次に、封止部材100はコア2C、3C、4Cおよび6Cから解放されてストリッパーリング1Cにより保持され、環状コアまたはストリッパースリーブ5Cは頂上壁の円状のディスク20の下側表面21と接触した状態で残る。
【0097】
次に、プレート1は移動を止め、プレート5が「O」方向に移動を続けることで、コア5がモールドされた封止部材をストリッパーリング1Cから取り出す。
【0098】
次に、プレート5は移動を止め、封止部材はモールドから取り出される。
【0099】
次に、モールドは次の充填サイクルの準備のために閉じられる。
【0100】
モールド設計の他の改良を以下議論する。
【0101】
距離「T」は、環状コア3C、4C、5C、6Cを収容可能な全スペースである。早いサイクルで駆動する大きな複数のキャビティを有するモールドでは、少なくとも以下の理由で、可能な限り大きい距離「I」を有することが非常に望ましい。
【0102】
コア6Cが可能な限り大きい直径を有することが望ましく、その結果、中空チューブ7および冷却水チャンネル8Wは大量の冷却水の流れを収納するに十分な直径となり、それによりモールドされた部分を凝固して早く取り出すことを可能とし、それによりモールドが与えられた時間内により多くのパーツを製造することを可能とする。
【0103】
また、環状コア3C、4Cおよび5Cの壁厚および距離「H」および中間ブッシュ(図示せず)が、モールドの構成が頑丈で何百万回の使用に耐えることを保証できる程度の大きさを有することが望ましい。
【0104】
好ましくは、距離「F」(開封防止機能付きバンドの係合手段122の長さ)および開封防止機能付きバンドの係合手段122から環状コア3Cの外壁が環状コアの軸と平行になるポイントまでの距離である距離「G」において、距離「F」および「G」を減少させることによって、環状コア3Cの外壁が環状コアの軸と平行になるポイントが発生し、距離「I」がそれにより増加する。
【0105】
角度「E」は距離「I」を決定するために必須である。角度「E」を50℃未満好ましくは45℃未満とすることによって、あるいは、軸を環状コア3Cの外壁が環状コアの軸と平行になるポイント未満とすることで、距離「I」を増加させる。
【0106】
図19から23を参照して、本発明のさらに他の実施例を以下に記載する。図面はUS特許番号5,755,347から引用されており、開封防止機能付きバンド35を備える封止部材32を示す。バンドは、図21に示すように延長された位置でモールドされ、その後、封止部材の容器への適用を促進し、係合部40は図19に示される位置に折り畳まれる。
【0107】
図20を参照すると、係合部40は、ダメージを与えられて係合部40の自由端の周方向の強度を減少させるスロットSによって分離されたセグメント43を有し、それにより、容器のネック上で開封防止機能付きバンドを超えてより簡単に通過できる。しかし、係合位置において係合部40を保持するために十分な周方向の強度を維持する必要があり、当然、係合部40と容器の開封防止機能付きビード37との間に干渉がある。
【0108】
図23を参照すると、封止部材を除去するための回転により、開封防止機能付きバンド40のの自由端は容器の開封防止機能付きビード37の下側と接触し、加えられた軸力は係合部40を介して開封防止機能付きバンド35の本体に伝達される。力は、ほぼラインFを通るベクトルとして初期の段階で作用するよう表される。しかし、力の一部は形状と各特徴部41、42、43のK方向の相対位置によって方向付けられ、バンド35を外側に変形させ、それによってヒンジポイント41を外側に動かす。これがダメージを与えて係合部40の角度を増加させ、K方向に作用する力を増加させ、L方向に作用する力を減少させる。
【0109】
最後に、係合部40は、封止部材から開封防止機能付きバンドにダメージを与えることなく反転するように、変形し、それにより、封止部材の意図した開封防止機能の特徴をなくす。
【0110】
上述した問題は、変形に耐えるようバンド35に十分な厚さを与えることで最小限にすることができる。しかし、そのような厚さの付与は、容器の開封防止機能付きビードを超えてバンドを伸ばすことをより困難とし、それにより、封止部材を容器に適用し難くする。
【0111】
図24はUS特許番号6,551,093から引用されており、その内容はクロスリファレンスの形式でこの明細書に組み込まれる。図24を参照すると、係合部材40が下端またはヒンジポイント41からヒンジして動く複数の分離部材から構成されている、開封防止機能付きバンドを備える封止部材を開示している。この配置は、封止部材の適用において解決しなければならない開封防止機能付きバンドの係合部における周方向の力が全くない点で、US特許番号5,755,347のような先行技術を超える多くの効果を提供する。
【0112】
しかし、ヒンジポイント41を外側に移動させる係合部40を介して働く力のベクトルの問題がなお存在し、壊れやすいブリッジ38を破壊する前に係合部42を反転させ、それにより開封防止機能の達成を阻止している。
【0113】
本発明の以下の実施例はUS特許番号6,551,093に記載されているモールド装置と方法を使用して製造することができ、そのためクロスリファレンスの形式で明細書に組み込まれる。本発明のこの実施例は、方向Lに近い除去用の力ベクトルを持つ1つ以上の係合部40を有する開封防止機能付きバンドを備える封止部材を提供し、除去力が係合部40に適用されたとき外側に変形する開封防止機能付きバンド35の性向を減少させる。これはヒンジポイント41を封止部材の軸の近くに位置させることによって達成される。そのような再配置は、ヒンジポイント41で開封防止機能付きバンド35を厚くすることによって達成される。そうすることで、力ベクトルの角度は減少し、L方向に作用する除去力を増加さしK方向に作用する力を減少する。さらにまた、バンドを厚くすることは、ヒンジポイント41を維持する助けとなる外側への変形に対する抵抗を促進し、L方向の最大力ベクトルを維持する。ヒンジポイント41上のバンドの薄い部分は、係合部40が容器の開封防止機能付きビード37を超えて通過する際、係合部40の自由端が動作中曲がることができる領域を残す。
【0114】
比較のための図である図25および26(先行技術)を参照すると、除去の際バンド35を伸ばすようにヒンジポイント41に作用する力のベクトルは、約60%減少され(約15度から約5度に減少され);バンド35の下部を厚くすることによる周方向強度の増加は、さらに、除去の際バンドの伸びに抵抗することに寄与する。これらの変化の両方は同時に作用し、ヒンジポイント41が除去の応力のもとでの外側への動きに対しより抵抗力を有することを保証し、それにより、係合部40が容器からの開封防止機能付きバンドの分離を行う場所に保持されることを保証する。
【0115】
本発明のさらに他の実施例は、以下に図27から33を参照して記載され、開封防止機能付き封止部材および対応する容器のネックに関し、さらに封止部材のモールドアセンブリに関する。
【0116】
図31を参照すると、ネック100は、外壁105、内壁130および外壁と内壁とを接続する頂上壁135を有する。外壁105は、対応する内部のネジ山または封止部材上のネジ山と協働するよう形成された1つあるいはそれ以上の外部のネジ山110を備えている。マルチスタートのネジ山の場合、ネジ山の輪郭はネックおよび封止部材の両者においてより狭い輪郭とすることができ、容器への封止部材の軸方向の適用または押し付けての適用を許容する。ネジ山は、連続にすることもでき、または、要求されたようにセグメント化することもできる。炭酸飲料の容器の場合、ネジ山110は封止部材のネジ山と協働し、ネックに封止部材を保持するが、圧力がかかったガスは漏れ出る。これを達成するために、1つあるいはそれ以上の封止部材のネジ山または容器のネックのネジ山は、スロット状に形成されるかあるいはセグメント化され、ガスの排出を促進する。
【0117】
ネックは、封止部材上の開封防止機能付きリングまたは開封防止機能付き係合手段と協働して係合する面116を持つ開封防止機能付きビード115を備える。開封防止機能付きビードは、等間隔のギャップ「Y」で効果的にセグメント化することができるが、要求される物質の量を減少する。
【0118】
1つあるいはそれ以上の傾斜して角度の付いた突起120は、開封防止機能付きビードの下に位置し、傾斜した表面124が、封止部材の対応する傾斜した表面が容器のネックに封止部材を適用している間に通り過ぎることを許容するような形となる。しかし、封止部材を除去するための回転の際、係合面122は封止部材の対応する係合面と係合し、それにより、より早い壊れやすいブリッジの破壊を、および、以下に記載するように封止部材のスカートからの開封防止機能付きリングの分離を増進する。
【0119】
図29aを参照すると、封止部材10は、上側の壁および下側の壁13を有するディスク20から構成される。環状のシール手段40、41のような1つあるいはそれ以上のシール手段は、内壁13からぶらさがっている。シール手段40、41は、開封防止機能付きリングが封止部材のスカートから実質的に分離するまで動作する少なくとも1つのシール手段を有する、封止部材と容器との間のシールを達成するようにシール状態で係合するよう動作し、それにより、シールが破られたことの明らかな証拠を与える。
【0120】
1つあるいはそれ以上の保存手段42は、例えば、カップまたは容器またはディスクまたは装置(図示せず)を、封止部材内あるいは封止部材からぶら下がって保存するために備えられている。保存手段42は、1つあるいはそれ以上の、クリップ、突起、溝、リング、環状のフランジ、中断したあるいはセグメント化された環状のフランジ、環状の溝または凹み、封止部材の下側の壁からぶら下がった、中断したあるいはセグメント化された環状の溝または凹みの形状をとることができる。カップなどの対象物は、所定の位置に保持されるように、保存手段と係合し、一方、封止部材はシール状態で容器と係合するが、カップ中に含まれた内容物(食べ物は飲料の添加物)にアクセスできるよう除去される。
【0121】
封止部材のスカート30は、容器のネック上の外部ネジ山と協働する高くなったネジ山を備える内壁を有する。
【0122】
開封防止機能付きリング55は、壊れやすいブリッジ50により、スカートの下側の壁からぶら下がっている。
【0123】
容器のネックは、容器のネック上に開封防止機能付きビードを有する係合手段を備え、そのような係合手段58は、封止部材の適用の際、容器のネックの開封防止機能付きビードを超えてより簡単に通過できるような形となるが、封止部材を容器から除去する際、突起が容器のネックの対応する面と係合するような形となる、傾斜した突起から構成されるあるいはそれらの組合せから構成されるがそれに限定されず、壊れやすいブリッジのより早い破壊および開封防止機能付きリングの封止部材のスカートからの分離を促進する。
【0124】
モールド後に畳み込まれるフラップ58は、他方の端部より一方の端部が薄く、そのうえに硬化するリッジを有する。フラップは、畳み込みを促進する形状となり、封止部材内に畳み込まれたとき、フラップが壁105および係合面116、118の両者と係合する位置となることを保証する端部59が軸または封止部材の中心に近い位置で、好適にモールドされる。
【0125】
図29を参照すると、フラップは、1つあるいはそれ以上の突起73がフラップ58上に形成されることを許容する位置でモールドされ、その結果、封止部材(点線で示される)内部の位置で畳み込まれたとき、
傾斜した表面72は、封止部材(図示せず)を適用する際、容器のネック上の開封防止機能付きビードを超えてより簡単に通過できる形状となり、
傾斜した突起の表面72は、封止部材(図示せず)を適用する際、開封防止機能付きビード115の下の容器のネック上の突起120の対応する傾斜した表面124(図31)を超えてより簡単に通過できる形状となり、
封止部材が封止部材を容器のネックから除去する方向に回転するとすぐに、突起73の表面70および59はそれぞれ容器のネック上の対応する係合面122および116と係合し、それにより、開封防止機能付きリングの動きを制限し、壊れやすいブリッジのより早い破壊および封止部材のスカートからの開封防止機能付きリングの分離を促進し、図29の部分図2における突起形状74が、対応する容器のネックのセグメント化された開封防止機能付きビード115における図32に示すギャップの大きさ「Y」よりも大きい大きさである大きさ「X」を有し、
突起(図示せず)が、容器のネック上の開封防止機能付きビードと係合する形状となるとともに、モールドからの除去を助ける形状となり、
あるいは上述の事項の組合せの結果となる。
【0126】
モールドアセンブリは、閉じた位置で、封止部材のキャビティを定義するために協働して用いる第1および第2のモールド部と;
ポリオレフィン材料の充填する手段を含み、頂上のディスクおよび封止部材のスカートの外側の特徴部を定義または部分的に定義する第1のモールド部と、
封止部材適用手段または封止部材取り出し手段と協働する封止部材の外部の1つあるいはそれ以上の高くなった特徴部と、を備えている。
【0127】
第2のモールド部は、以下に述べる構成の、1つあるいはそれ以上、それらの間の協働手段、それらのいかなる組合せを有している:
容器のネック上のネジ山と協働する、封止部材のスカートの内壁上のネジ山の、1つあるいはそれ以上、および、それらの組合せ、ここである組合せは除外されるが、を定義するような形状のネジ山コア;
封止部材のディスクの下側の壁から、および/または、封止部材のスカートの内壁から、またはそれらのいかなる組合せから、ぶら下がった環状のシール手段であって、
容器のネックの内壁、
容器のネックの頂上壁、
容器のネックの外壁、
の組合せの1つあるいはそれ以上とシールした状態で係合するシール手段;
対象物(カップ、容器、ディスク、装置のような)が保存手段に係合でき、その結果、対象物が封止部材が使用されている間は所定の位置に保持され、あるいは、対象物が装置の内容物(食物、飲料水の添加物のような)にアクセスできるよう除かれるように、封止部材のディスクの下側の壁からぶら下がる環状または途中で切れた環状の保存手段。保存手段は、例えば、クリップ、突起、溝、環状のフランジ、途中で切れた環状のフランジ、環状の溝または凹部、途中で切れた環状の溝または凹部の1つあるいはそれ以上の形状をとることができる;
スカートの外壁の部分、
スカートの外壁上の突起、
スカートの下側の先端を定義するショルダー、
少なくとも開封防止機能付きリングの部分、
スカートを開封防止機能付きリングに接続する1つあるいはそれ以上の壊れやすいブリッジ、
の、1つあるいはそれ以上、その部分、それらの組合せ、ここである組合せは除外されるが、を形成するよう成形され位置決めされた環状の支持リング;
少なくとも環状の開封防止機能付きリングの部分を定義するためにネジ山を形成したコアおよび支持リングを協働し、支持リングに対する協働する動きによって、ネジ山を形成したコアが、開封防止機能付きリングが封止部材の取り出しを助けるために偏向するスペースを作り出す、外側コア;
環状のシール手段および/または環状あるいは途中で切れた環状の保存手段の1つあるいはそれ以上の少なくとも部分を定義するよう成形され、集合的な協働によって、内部コアとネジ山を形成されたコアとの間の相対移動が封止部材のモールドからの取り出しの助けとなる、1つあるいはそれ以上の内側コア;
支持リングに関する相対的な前方または解放方向の動きによって、内側コアおよびネジ山を形成されたコア上に残っている間封止部材を支持リングから移動させる、協働する内側コアおよびネジ山を形成されたコア;
ネジ山を形成されたコアに対する1つあるいはそれ以上の内側コアの相対的な前方または解放方向の動きによって、封止部材をネジ山を形成されたコアから取り出す、協働する内側コアおよびネジ山を形成されたコア。
【0128】
他の例として、支持リングがネジ山を形成されたコアに対し前方に移動し、それにより、ネジ山を形成されたコアを封止部材から取り除き、内側のコアまたはコアによるさらなる前方への移動は、封止部材を支持リングと接触することをなくし、封止部材をモールドから取り出し、
封止部材が保持手段のような封止部材の部分によって内側のコア上に保持される場合は、最も内側のコアの他の内側のコアに対する相対的な前方または解放方向への動きによって、封止部材は内側コアから取り出される。
【0129】
本発明は、封止部材内の保持手段と協働する特徴部の形状に成形されたカップまたは容器(図示せず)を備え、そのような協働手段は、それらに限定されないが例えば、クリップ、突起、溝、環状のフランジ、途中で切れた環状のフランジ、環状の溝または凹部、途中で切れた環状の溝または凹部の1つあるいはそれ以上からなる。
【0130】
カップを使用する例、あるいは、カップを使用しない例に好適な本発明のさらに他の限定されない実施例において、図28において:
頂上壁20を有する開封防止機能付き封止部材10(部分的に示されている)、
容器のネック60の内壁65をシール状態で係合する環状のシール装置40、
容器のネック60の上側の壁63および外側の壁64の一方あるいは両方とシール状態で係合するために、必然性はないが、使用される他の環状のシール装置41(完全にはシールした係合状態を示していない)、を示す。
【0131】
封止部材の設計は、封止部材が完全に適用されたとき以下の通りである:
距離「A」は、封止部材を容器のネック上の完全に適用された位置(図示せず)から除去する間、干渉によるフィットおよびシールが、環状のシール装置40と容器のネック60との間で発生し続ける距離であり、
容器のネックの頂上壁63と接触するラインであるラインA1と、
封止部材が完全に容器のネックに適用されたとき(図示せず)そのポイントで測定した、容器のネックの環状のシール装置40と内壁65との間のシール状態での係合のポイントと接触するラインであるラインA2と、の間の距離としてさらに記載され、この距離「A」は、
封止部材が完全に容器に適用されたとき、開封防止機能付きビード62の係合面61と開封防止機能付きリングの係合手段58の係合面との間の距離である距離「B」;プラス
除去工程中に開封防止機能付きリングの係合手段で発生する圧縮量に等しい距離「C」(図示せず);プラス
開封防止機能付き環状リング55を封止部材のスカート30に接続する壊れやすいブリッジ50における封止部材の除去中に圧力下で発生する伸張量に等しい距離「D」(図示せず);プラス
容器のネック60および封止部材10の測定仕様の許容誤差と等しい距離である距離「E」(図示せず);プラス、必要に応じて、特別な封止部材とネックとの組合せに対する安全のマージンのための距離;の全体の距離よりも常に十分大きい。
【0132】
封止部材を設計する際にこの数式を考慮することで、封止部材は開封防止機能が表示された後まで容器のネックとシール状態での係合となり、それにより、開封防止機能なしで内容物の汚染が起こらないことを保証する。
【0133】
上述した発明は、容器の内部ネック表面上のボアシールを有する封止部材の上述した例に記載したものの他に、シール方法を使用する封止部材の以下の工程に従うよう構成することができる。
【0134】
ボアシール以外の封止部材のシールでは、シールが除去工程中の封止部材の回転数あるいは回転の一部によって表現される容器のネックとの効果的な接触をしている距離「G」は、図28のボアシールの例で参照している距離「A」よりも実質的に小さい。
【0135】
この点を補償するために、開封防止機能の特徴は、封止部材の除去用回転と同時に動作するようにしなければならない。
【0136】
図29を参照すると、本発明は、開封防止機能付きリング上の係合手段58および容器のネック(図31に示す)上の係合手段115を協働させることによって、封止部材上の開封防止機能付きリング11の動きを制限するよう設計され、協働する係合手段が形動する除去用の回転の際、さらに除去用回転をすることで壊れやすいブリッジ50を破壊して、開封防止機能付きリング55を封止部材のスカート30から分離する。容器のネックを備える本発明を、以下の制限されない例によって記載する。
【0137】
図29を参照すると、部分図1は、係合面70および傾斜面72を有する突出部73を備える開封防止機能付き係合手段58の下側端部59を示す。突出部は、「B」方向に突出する突出部73を備える開封防止機能付き係合手段58の下側の部分(モールド状態)の全体の回りに間隔を開けて設けられ、開封防止機能付き係合手段58が封止部材(点線で示された)に折り畳まれると、突出部は、除去の方向への封止部材の回転で、容器のネック上の対応するネック係合手段115および116と係合する(図4に示す)。ネックの係合手段115は、軸方向の動きを制限する係合面116および開封防止機能付きリング55の回転方向の動きを制限する係合面122を有し、封止部材がさらに除去の回転をすることで、壊れやすいブリッジ50にダメージを与える。
【0138】
部分図2は、図5および図5に示す例を協働させるよう、あるいは、図5および図5に示す例を組み合わせるように設計された突出部73および74の変形例を示し、突出部74条の距離「X」は図5に示す距離「Y」より大きく、それにより、突出部74が開封防止機能付きビード115におけるギャップ「Y」を介しての通過を防止し、開封防止機能付きバンド55を容器のネック上に保持する。
【0139】
部分図3は、位置「B」から見た部分図1に対応する図を示す。
【0140】
図30aを参照すると、部分図4は、開封防止機能付き係合手段58の下側端部59から延びる突出部76を示す位置「B」からの図であり、除去用の回転で、対応する係合面116および118と急激に係合するよう(図32に示す)設計された、係合面70および傾斜面72および第1の係合ポイント75を有する係合装置76のような一連の歯部を形成する。
【0141】
部分図5は、封止部材内に折り畳まれた開封防止機能付き係合手段58を示す方向「C」からの斜視図である。この図からわかるように、係合面70は、突起がなく封止部材の外側に向かって偏向する例であっても、対応するネック係合手段116および118(図32に示す)および開封機能付きビード115を超えて通過する開封機能付き係合手段58の面の両者を係合させることができる。開封防止機能付きビード115を超える開封防止機能付き係合手段58の通過の間、表面72が、容器の開封防止機能付きビード115上の係合面116の対応する対向表面と、接触する場合、表面72の傾斜形状が助けとなる。
【0142】
ボアシールのない封止部材または奥行きのないボアシールの封止部材に対する対応する式は以下の通りである:
除去の方向への反転の割合によって表される距離であって、距離「B」(ボアシールを有する式)に対する対応する回転の測定値である距離「H」(図示せず)より常に小さくなければならない距離であり、容器のネックの上面135に対してシール手段の圧縮の封止部材設計ステージ中考慮される大きさである距離「G」;プラス、容器のネック上の対応する係合面116および118に対して、開封防止機能付きリング上に係合面70および係合ポイント75を存在させるのに必要な回転の割合である距離「I」(図示せず);プラス、距離「C」(ボアシールを有する式における)に対し対応する回転測定値である距離「J」(図示せず)。この数は、硬化のためのリブまたはリッジの付加および/またはより硬いプラスチックの使用、プラス、
距離「D」(ボアシールを有する式における)に対し対応する回転測定値である距離「K」(図示せず)、プラス、
距離「E」(ボアシールを有する式における)に対し対応する回転測定値である距離「L」(図示せず)、を通して最小化することができる。
【0143】
次に、図30aを参照して、保存装置42が、特に、より大きな直径の封止部材において、封止部材のスカートからさらに離れて有効に位置することを開示する。
【0144】
保存装置42は、示された形状に限定されないが、保持されるカップまたは容器または装置(図示せず)に対応して成形することができ、また、協働するクリップ、突起、溝、環状のフランジ、セグメント化されたまたは途中で切れた環状のフランジ、環状の溝または凹部、途中で切れた環状の溝の1つあるいはそれ以上、または、それらの組合せに対応して成形することができ、カップおよび保存手段42は、例えば、カップ上の面取りされたフランジとして好適に成形することができ、その結果、カップは保持手段42に容易にフィットし、このアセンブリーは、封止部材において、シール手段41または点線で示されるそのミラー画像43と好適に組み合わされる。
【0145】
図30aを参照して、以下、封止部材のディスク20の下側の壁13を接続するポイントから急激に断面の大きさを減少するよう好適に形成された、シール手段41および/または43の設計を開示し、上記接続ポイントは、シール手段41または43の全体の設計がモールドアセンブリからの容易な除去を促進するような半径(図示せず)を有し、特徴部41、42および43は公知の手段により好適に成形することができる。
【0146】
ここに開示された封止部材に対応する容器のネックの2つの実施例の平面図を示す、図32および33を参照する。ネックは、示されたように象限Q、Q、QおよびQに分割できる。
【0147】
図32において、4つの象限はすべて似ており、一方、図33において、QはQのミラーであり、半分のQおよびQは他の半分のQおよびQのミラー画像である。切断部およびギャップ「Y」は、製造手段に従って異なる方法で成形することができ、使用する材料の量を最小限にすることが望ましい。セグメント「Z」に対するギャップ「Y」の関係は、材料をセーブするように効果的に変化させることができ、例えば、2Zに対し3Yの大きさの比とすることで、材料のセーブ量は固定の開封防止機能付きビードで使用される材料の60%のオーダーとなり、そのような容器のネックおよび開封防止機能付きビードは、他の封止部材とともに動作するよう設計することができる。
【0148】
本発明の各種の実施例は、スパイスのような特に乾燥した食品の分配封止部材に適用することができる。例えば、US特許番号6,341,720および5,799,838に開示されたタイプの封止部材は、提示した図33から35に示されるように構成することができる。図34から36を参照すると、封止部材10は、開封防止機能付きリング43の壊れやすいブリッジの最初の破壊の後封止部材上で交換されたとき、オーバーキャップ40上の環状の突起47と協働して、オーバーキャップを保持するよう使用される環状の保存特徴部123を有する。開口部70は、スプーンまたはバルクを用いた分配のために設けられており、一方、複数の開口を備える隣接する開口部71は、シェカータイプの分配器のために設けられている。
【0149】
開封機能付きオーバーキャップ47は、それぞれ封止部材の開口部70および71をシールする分離したシール手段85および86を有する。シール手段は、開口部70および71の外壁84および内壁49との間の干渉によるフィットにより、動作する。互いに間隔を開けて設けられた1つあるいはそれ以上のヒンジライン80は、1つあるいはそれ以上のオーバーキャップ部(例えばオーバーキャップ部88)が上方にリフトされることを許容し、オリフィスを通して容器の内容物の分配を可能とする。好ましくは、1つあるいはそれ以上のヒンジラインは、環状の保存特徴部123および環状の突起47との間の協働によって、オーバーキャップの全周の50%以上が封止部材に接続した状態で残るよう、配置される。
【0150】
図37を参照すると、開封防止機能付き封止部材の部分断面および容器またはカップが示されている。封止部材10は、容器のネックの内壁65をシール状態で係合するシール手段40および容器のネック60の外壁64をシール状態で係合するシール手段44を有している。開封防止機能付きバンド55は、壊れやすいブリッジ50によってスカート30に装着され、1つ以上の開封防止機能付きバンドの係合部58は互いに分離しており、容器に対する適用の際容器の開封防止ビード61を超えて通過するとき、抵抗を少なくすることができる。
【0151】
中空の容器150は、封止部材と一体に形成されることもでき、あるいは、別の構成部分として製造して、封止部材の上側の壁に装着することもできる。容器は、いかなる望ましい奥行きをとることができるが、好適には、その奥行きは封止部材の頂上壁20から「G」および「H」と記されたラインの間まで延び、容器の端部は封止部材から突出せず、一方、開封防止機能付きバンド55は封止部材上にあり、それにより、封止部材の容器に対する簡単な並び替え、簡単な方向付け、簡単な適用を促進する。封止部材が容器から除去されるとき、容器の端部は封止部材から突出し、容器の開放端に適用されるいかなるシール手段の除去をも促進する。容器のシール手段は、容器の内容物と容器の内容物とを分離するために必要である。容器は内壁151および外壁152を有し、壁は、壁が封止部材の頂上壁20と接合するポイントで薄くなっている。容器の壁は容器の開放端でより薄くなっている。好ましくは、容器の壁のテーパーは、1つあるいはそれ以上のモールド構成部の間の相対移動、および/または、モールド構成部と封止部材との間の相対移動による、モールドの簡単な除去を十分に許容する。
【0152】
図38および38aにおいて、クロスリファレンスによって以下明細書中に組み込まれる、US特許番号6,551,093のTahaで開示されたモールドアセンブリは、容器の壁150および151を形成するために変更される。環状の容器は、より小さい直径を有しており、モールド部220により近いところに位置している。より大きな直径の封止部材上では、モールド部220の幅を増加させることができ、それにより、示された例よりも大きい奥行きの容器の壁の形成を促進する。
【0153】
好ましくは、本発明に係る開封防止機能付き封止部材の各種の実施例は、容器の内容物を分配するための開口、ネジ山、外側のスカート上の開封防止機能付きビードのうち1つあるいはそれ以上を組み合わせるよう構成することができ、その結果、最初に容器をシールし、オーバーキャップが開けられたという目に見える証拠を提供するために、プラグシールタイプのオーバーキャップは基本となる封止部材に装着される。また、これは容器を再びシールする手段を提供する。これは、基礎となる封止部材がシール位置に折り曲げられ、開封防止機能付きバンドを最初に除去するとき以外除去することができないようにするため、特に容器が広い大きさの誤差を有している場合、有効である。オーバーキャップは、複数回の除去/再シール動作でもより効果的にシールされるよう設計されている。
【0154】
本発明は、US特許番号4,598,833、6,551,093、6,626,310および6,640,988に開示されたモールドアセンブリおよび封止部材を組み込んでここに開示された1つまたはそれ以上の実施例、および、それらの開示は以下にクロスリファレンスの形で明細書中に組み込むオーストラリア特許番号550878およびオーストラリア特許番号79927/98を含む。
【0155】
上述した本発明の各種の実施例は、以下の項目の1つあるいはそれ以上を組み合わせることができる:
(i)そのうちの1つが、封止部材のトップを超えてフィットする、封止部材のトップまたはオーバーキャップのトップのいずれかの上に下側に向く力を与える必要があるタイプであり、下側を向く力が抵抗に打ち勝ち、それにより、オーバーキャップと封止部材との間の係合手段が、開封防止機能付き特徴部を動作させ、封止部材を容器のネックから除去することを許容する、各種の子供に耐える特徴部。
(ii)「スクイーズドロッパー」タイプの分配用封止部材を備える、子供に耐える開封防止機能付き封止部材。
(iii)オイルのような液体のための分配用封止部材。
(iv)粒状の粒子およびそれに類するもののような、粒子状の物質のための分配用封止部材。
(v)1種類以上の材料からなる封止部材のモールディング。例えば、それは、封止部材の開封防止機能付きバンドが容器と同じ材料でモールドされるならば、リサイクルの助けとなる。他の例では、異なる種類の色またはタイプの材料が開封防止機能付きバンドをモールドするために使用され、封止部材の本体と開封防止機能付きバンドとの間の視覚的な相違、または、開封防止機能付きバンドの物理的な性能を増進するモールディング。
(vi)限定されないが、穴を開けたあるいは部分的に穴を開けたフリップトップカバーを有する封止部材、十字形を有する可撓性のある薄膜、他のパターンのスリット、開口などの各種の分配手段であって、それにより、容器の内容物の分配、または、ポンプ動作分配器またはプッシュプルバルブ完了/開始特徴部、を許す分配手段。
(vii)回転方向というよりはむしろ軸方向の動きによって適用される封止部材、および、1つ以上のネジ山手段を有する封止部材。
(viii)開封防止機能付きバンドと容器のネック上の特徴部との間の、協働するラチェットまたは係合手段を有する封止部材であって、係合部材あるいはそれらのいくつかの間の協働が、ネジ山を形成した開封防止機能付きの除去用の回転の際、開封防止機能付きバンドを封止部材のスカートに接続するための壊れやすいリブのダメージを増進するような封止部材。傾斜面を有する係合手段は、封止部材を容器のネックに適用する間、適用中の開封防止機能付きバンド上の回転力を減少させ、開封防止機能付きバンドを封止部材のスカートに接続するための壊れやすいリブにダメージを与える可能性を減少させる用に協働する。
(ix)付加的なフォイルシールを容器の内容物の新鮮さを保証し、フォイルに穴を開ける手段を含む、各種の手段。
(x)金属またはプラスチック材料、または、熱補充真空シールパッケージで用いられているようなプラスチック材料からなる封止部材。
(xi)プラスチック、金属、ガラス材料からなる容器。
【0156】
本発明の各種実施例は具体的な実施例を参照して記載されたが、本発明が当業者にとって多くの他の形式で具体化できることは賞賛にあたいする。
【図面の簡単な説明】
【0157】
【図1】図1は、本発明のある実施例に係る開封防止機能の特徴を含むよう設けられた容器のネックを備える、容器の分配端部を示す;
【図2】図2は、容器のネック上における開封防止機能の特徴の他の実施例を備える、図1に示す容器の分配端部を示す;
【図3】図3は、本発明の好適な実施例に係る開封防止機能付き封止部材の断面の正面図である;
【図4】図4は、容器のネック上に位置する開封防止機能付き封止部材の断面の正面図である;
【図5】図5は、図1に示す容器のネック上に位置する突起の拡大図である;
【図6】図6は、W−W面に沿った図1に示す容器のネックの断面の平面図である;
【図7】図7は、本発明の実施例に係る開封防止機能付きバンドの好適な実施例の拡大図である;
【図7a】図7aは、図2に示す開封防止機能付き封止部材を形成するためのモールドアセンブリ装置の図である;
【図7b】図7bは、スカートの下側のセクションおよび容器の開封防止機能付きバンドの形成を記載する、図7aに示すモールドアセンブリ装置の拡大図である;
【図8】図8は、本発明のさらに他の実施例に係る容器のネック上に位置する開封防止機能付き封止部材の断面の正面図である;
【図9】図9は、容器の内容物に添加物を分配するための分配構成を備える、本発明のさらに他の実施例に係る開封防止機能付き封止部材の断面の正面図である;
【図10】図10は、図9に示す開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例である;
【図11】図11は、図9に示す開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例である;
【図12】図12は、容器のネック上の位置に示された、本発明のさらに他の実施例に係る開封防止機能付き封止部材の断面の正面図である;
【図13】図13は、さらに開封防止機能付きのカバーを備える、図12に示す開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例の断面の正面図である;
【図14】図14は、図12に示す開封防止機能付きの分配封止部材の平面図である;
【図15】図15は、分配封止部材およびカバーの分配部のさらに他の実施例の断面の正面図である;
【図16】図16は、図12に示す封止部材を形成するためのモールドアセンブリ装置の図である;
【図17】図17は、開封防止機能付きの封止部材およびカバーのさらに他の実施例の断面の正面図である;
【図18】図18は、オリフィス装置および容器封止部材の分配オリフィスに固定するための付属カバーの断面の正面図である;
【図19】図19は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図20】図20は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図21】図21は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図22】図22は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図23】図23は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図24】図24は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図25】図25は、本発明のさらに他の例に係る開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例を示す:
【図26】図26は、先行技術の開封防止機能付き封止部材を示す;
【図27】図27は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図28】図28は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図29】図29は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図29a】図29aは、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図30】図30は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図31】図31は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図32】図32は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図33】図33は、本発明のさらに他の例に係る、開封防止機能付き封止部材およびその製造装置の他の実施例を示す;
【図34】図34は、本発明の各種の例を組み込んだ容器の封止部材のさらに他の実施例を示す;
【図35】図35は、本発明の各種の例を組み込んだ容器の封止部材のさらに他の実施例を示す;
【図36】図36は、本発明の各種の例を組み込んだ容器の封止部材のさらに他の実施例を示す;
【図37】図37は、商品を封止部材容器内に保持させることを可能とする容器またはカップを組み込んだ、開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例を示す。
【図38】図38は、商品を封止部材容器内に保持させることを可能とする容器またはカップを組み込んだ、開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例を示す。
【図38a】図38aは、商品を封止部材容器内に保持させることを可能とする容器またはカップを組み込んだ、開封防止機能付き封止部材のさらに他の実施例を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器および容器に接続するための封止部材であって、封止部材が:
上側の壁と;
上側の壁と一体に形成され下側の方向に延びるスカートであって、封止部材を容器に装着するために、容器のネック部と係合するよう構成されたスカートと;
スカートに壊れやすい状態で接続された開封防止機能付きバンドと;
分離して間隔を開けて設けられた、ネックから外側に延びる複数の突起を備え、開封防止機能付きバンド上のタブを係合するよう構成され、封止部材のスカートからバンドの破壊を促進する、容器のネックと;を備えることを特徴とする、容器および容器に接続するための封止部材。
【請求項2】
前記封止部材が、さらに、前記上側の壁からぶら下がるシール手段を備え、シール手段が容器のネックに対してシールするよう構成される、請求項1に記載の容器および容器に接続するための封止部材。
【請求項3】
前記突起が、開封防止機能付きバンドのタブ上の係合面と係合する1つあるいはそれ以上の傾斜面を備え、封止部材のスカートからのバンドの破壊を促進する、請求項1に記載の容器の封止部材。
【請求項4】
封止部材が、以下の式に従って設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の容器および封止部材:
A≧B+C+D+E+F
ここで、
(i) Aは、シール部材が容器のネック部の内壁または外壁(例を図示せず)に対しシールできる距離であり;
(ii)Bは、封止部材が容器に完全に適用されたときの、開封防止機能付きビードの係合面とタブの係合面との間の距離であり;
(iii) Cは、封止部材の除去工程中に開封防止機能付きバンドのタブで起きる圧縮量であり;
(iv)Dは、スカートおよび開封防止機能付きバンドを封止部材のスカートに接続する壊れやすいリブにおける封止部材除去中の圧力下で起きる伸張量であり;
(v) Eは、容器のネックおよび封止部材の測定仕様において許容される誤差と同等の距離であり;
(vi)Fは、封止部材と容器のネックとの間のシールのロスが発生する前に開封防止機能付き手段の動作を促進するための、特別な封止部材およびネックの組み合わせに対する安全のマージンに必要な距離である。
【請求項5】
容器と接続するための封止部材であって:
上側の壁と;
上側の壁と一体に形成され下側の方向に延びるスカートであって、封止部材を容器に装着するために、容器のネック部と係合するよう構成されたスカートと;
上側の壁に位置するプランジャーハウジングと;
プランジャーハウジング内においてシール状態で係合するプランジャーと;
からなり、プランジャーおよびプランジャーハウジングが、容器への1つあるいはそれ以上の分配のために構成されたことを特徴とする、容器と接続するための封止部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図29a】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図38a】
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【公表番号】特表2007−501169(P2007−501169A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522180(P2006−522180)
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【国際出願番号】PCT/AU2004/001035
【国際公開番号】WO2005/012125
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(506040043)アバカス (シー.アイ.)リミテッド アズ トラスティー フォー ザ ベイビュー トラスト (1)
【Fターム(参考)】