説明

外側に移動可能なストロー付き流体摂取用ディスペンサ器具

【課題】人又は動物が摂取する流体用に使用可能なディスペンサ器具を提供する。
【解決手段】本発明は、流体用ディスペンサ器具(1)に関するものであり、ディスペンサ器具上に設置され且つ出口開口部を有するバルブを備えており、バルブの出口開口部に接続されたチューブ(4C)を有し、チューブは少なくとも部分的に柔軟で、チューブは通常完全にキャップ(2)のケーシング内に伸び、使用する前にチューブは少なくとも部分的にキャップのケーシングの外側に移動可能である。これによってこうしたディスペンサ器具が得られ、それを用いて内容物の大部分は利用者に投与可能である。さらに、より審美的な外観が得られ、すなわち、利用者は対象となるディスペンサ器具とチューブで接続されるだけで済み、コップからストローで飲むような外観が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、摂取用流体を計量供給するディスペンサ器具に関し、該ディスペンサ器具は、容器上に設置され且つ出口開口部を有するバルブを備えた流体用の容器と、出口開口部に接続されたチューブとを含む。
【背景技術】
【0002】
このようなディスペンサ器具は一般に知られており、例えばエアゾール又は圧力容器の形態で、電気的接触流体又は浸透油といった工業用的用途で使用される流体を入れている。ここでチューブは、工業用流体を所望の位置に適用するのに使用される。その一例が、イギリス特許GB 2 079 183号明細書に記載されている。ここで、エアゾール上に配置され、エアゾールから出たガスを利用者の鼻又は口に誘導可能な、特別に成形されたキャップを用いて、酸素リッチガスを投与することは既に知られていることに留意されたい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、人又は動物が摂取する流体用に使用可能なディスペンサ器具を提供することである。これは、清涼飲料等の飲料だけでなく、例えば、酸素リッチガス等の気体も含むことを意味することが理解される。
【0004】
このようなノズルが使用される場合、圧力容器を離れたガスの大部分が失われるので、本発明は、内容物の大部分が摂取可能で、失われるのは一部の非常に少ない部分であるようなディスペンサ器具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、チューブが少なくとも部分的に柔軟であることで達成される。本発明によると、少なくとも末端チューブ部分は、第1状態では、容器に接続されたこの末端チューブ部分用の密閉手段によってさらにケースに入れられる。第2状態では、末端チューブ部分は、少なくとも部分的に密閉手段の外側に移動可能である。チューブはこのように通常は完全にケースに入れられた状態で、例えばキャップのケーシング内に伸びており、使用前に、チューブが少なくとも部分的にキャップの周縁部の外側に移動可能である。末端チューブ部分は、バルブの接続部から離れた部分のチューブである。他の様々な部品は、計量供給チューブとバルブとの間に配置可能である。
【0006】
これによって得られるのは、内容量の大部分が利用者に投与可能となるタイプのディスペンサ器具である。さらに、より審美的な外観が得られ、すなわち、利用者は対象のディスペンサ器具にチューブで接続されるだけで済み、コップからストローで飲む外観が得られる。さらに、一般に薬物療法的外観をもたらす、ガスを誘導するノズル使用は避けられる。
【0007】
本発明によると衛生的なディスペンサ器具が得られる。ケースに入れる又は密閉することで、有害な菌は、チューブの末端、すなわち通常は使用中利用者の口腔内に保持されるチューブの先端には到達しない。この先端は清潔である。生産地から使用時までの輸送中、ディスペンサ器具は第1状態に置かれる。この自由端はこの間ずっと収納されている。
【0008】
従ってチューブは、好ましくは、レモネードを飲むのに使用するような、ストローの外観を有する。
【0009】
なお、摂取用流体のためのディスペンサ器具は、GB 2 079 183号明細書には記載されていないことに留意されたい。これに加えて、本発明に提案されるようなチューブ先端用の保護ケーシングについては、この文献において提示あるいは提案されていない。
【0010】
本発明の好ましい実施形態において密閉手段は空洞を有するので、末端部はこの空洞の中に清潔な状態で収容され、チューブ部分は汚れる可能性がない。チューブは取り付けられて直ぐに密閉される。別の実施形態では、チューブの洗浄が行われ、チューブはその後空洞内に密閉される。
【0011】
第1の好ましい実施形態によると、チューブは、標準状態で屈曲チューブ部分を有し、屈曲チューブ部分は、バルブに接続されたチューブ部分から末端チューブ部分を隔て、末端チューブ部分は、屈曲チューブ部分の湾曲を変化させることで、ケーシングの外側に移動可能である。
【0012】
屈曲チューブ部分は、ストローで知られているように、全周に延在するリブを設けることで、柔軟にすることができる。しかし、なめらかなストローのような、他の構成を使用することも可能である。
【0013】
チューブをストローとして使用できるようにするためには、チューブは、例えばキャップから、外向きに突き出さなければならないことは明らかである。勿論、標準状態でのチューブの突出は不都合であり、これは梱包且つ輸送に問題をもたらす。
【0014】
これらの問題点は、この特定の好ましい実施形態によって回避される。
【0015】
別の好ましい実施形態は、屈曲チューブ部分が、末端チューブ部分を、弾力によって、キャップの外側に付勢するように構成される手段を提供する。1つの実施形態では、偏向手段が配置される。偏向手段は、末端チューブ部分に接続され、ディスペンサ器具から外へ末端チューブ部分を動かすよう構成されている。
【0016】
標準状態の間、すなわち輸送状態において、ディスペンサ器具がまだ開封されていない状況で、末端チューブ部分を保持あるいは密閉するために、ディスペンサ器具に、標準位置で末端チューブ部分を密閉するための密閉手段を備えた先端部分あるいはキャップを設けることが推奨される。
【0017】
ここで、密閉手段、例えば取り外し可能なカバー又はステッカーの形をしたものの、少なくとも一部分を、キャップから取り外すことが可能であるが、密閉手段はキャップに旋回可能に接続されていることも可能である。
【0018】
第1状態又は標準状態では、チューブは好ましくはキャップの完全に内側に伸びている。チューブ全体はこのように保護される。製造のためには、流体を計量供給するチューブは、先端部分/キャップの一体型構成部品であることが推奨される。
【0019】
別の好ましい実施形態では、ディスペンサ器具は、ディスペンサ器具の状態を表示するために密閉手段に接続された表示手段を有する。表示手段はディスペンサ器具の状態を示す。表示手段は特に、ディスペンサ器具が第2状態にあるかどうかを表示する。表示手段は好ましくは目視可能である。好ましい実施形態では、シールが表示手段を形成する。これによって、利用者はディスペンサ器具が既に使用されているかどうかを見ることが可能となる。利用者は、これによって、チューブが汚れている可能性があること、すなわち最早清潔ではないことを知る。
【0020】
ディスペンサ器具がエアゾール又は圧力容器で形成されている場合、バルブは、操作要素によって操作されることが可能なバルブであると好ましい。操作要素は、好ましくは、第2状態では外側からのみ到達可能である。密閉手段は、好ましくは、第1状態では操作要素をケースに入れる。
【0021】
これにより、標準位置において密閉要素で操作要素を操作することが可能となるのを防止する。
【0022】
上述の実施形態は、エアゾール、すなわち投与する流体を充填するだけでなく高圧ガスも含む加圧容器、のための第1の事例であるが、さらに容器をボトル又は缶で形成することも、バルブが操作要素によって操作可能なポンプ機構を有することも可能である。
【0023】
既に上記で述べたように、本発明によるディスペンサ器具は、ビール、清涼飲料、又は酸素リッチガス等の人が摂取するのに適した流体を充填するのに特に適している。
【0024】
本発明は、さらに、摂取用流体のためのディスペンサ器具の製造方法に関し、該方法は、容器に摂取用流体を充填するステップと、流体を計量供給するチューブをバルブへ接続するステップとを含む。本発明は、ディスペンサ器具の閉鎖空間内にチューブ先端を密閉することを特徴とする。これは、事前加工方法ステップの一部を形成できる。これによって使用の際の好ましい特性を有するディスペンサ器具が製造される。
【0025】
該方法は、好ましくは、バルブを容器に接続して、充填された容器に過剰圧力をかけるステップを含む。
【0026】
該バルブは、好ましくは、容器の事前加工されたカバー部分又はシール部分の一部である。充填された容器の開口側は、これによって完全に閉鎖される。チューブは、好ましくは、先端部分又はキャップの構成部品又は一体部品であり、該先端部分は、少なくとも輸送状態と使用状態とを有するように、形成される。カバー部分及び先端部分は、好ましくは、1つの部品として形成される。この部品は事前加工される。
【0027】
該方法は、好ましくは、使用前に閉鎖空間を開封することで、チューブ先端が閉鎖空間から外へ移動するように、チューブを偏向させて密閉するステップを含む。使用の際に好ましい効果は、これによって達成される。
【0028】
本発明は、さらに、出口開口部を備えたバルブを設けた流体用容器に関する。本発明は、外側先端が、周縁部、好ましくは円筒形状の周縁部を有し、バルブは外側先端上に偏心して配置されることを特徴とする。容器は中心軸を有する。バルブは中心軸から離れて配置される。これによってチューブの取り付け可能な容器が得られ、チューブは容器に偏心して配置される。これはしばしば好ましい。バルブは偏心して配置されるので、チューブ又は別の継ぎ手の長さは短くなる。これによって費用節約が達成される。この実施形態では、ディスペンサ手段は開口部を備えたこの左右非対称的容器と組み合わせることができ、別々に述べられることはない。
【0029】
他の好ましい実施形態は、残りの従属項に述べる。
【0030】
添付の図面を参照して、以下に本発明を明らかにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
図1は、設置されたエアゾール1及びキャップ2によって形成されるディスペンサ器具を示す。
【0032】
エアゾール1は、バルブ3によって頭部を閉鎖された、それ自体は既知の金属缶によって形成されている。ここでは、キャップ2は、エアゾール1の上縁部周辺に、それ自体は既知の方法で、締め付けるように配置されている。図4に示すように、チューブ4はバルブ3に接続されている。
【0033】
図4に示すように、チューブ4は屈曲している。従ってチューブ4は、バルブ3に接続された部分4aと、部分4aに接続された屈曲部分4bと、末端部分4cとを有する。
【0034】
部分4a、4b、4cを、標準状態に置かれた位置で、図4に示す。
【0035】
図3に示すように、末端部分4cは、キャップ2の上部面6に配置された溝5の中に伸びている。操作要素7は、上部壁6に配置される。溝5は操作要素7の中にも伸びている。
【0036】
操作要素7が押下されると、バルブ3が下向きに押されて、開放される。操作要素7にはこのために下向きに伸びる突起が設けられているが、図面では見えない。
【0037】
標準状態、すなわち未開封状態では、シール要素8がキャップの上部壁6上に配置される。このシール要素は、キャップのように、プラスチックで製造されたカバーである。生産を容易にするために金型成形されてもよい。このような標準状態は図1に示す。標準状態とは、ディスペンサ器具が販売用に提供されるときの状態を意味するものと理解される。
【0038】
消費者がこうしたディスペンサ器具を購入後に使用したい場合、シール要素8を剥がす、あるいはシール要素8がキャップに旋回可能に接続されている場合はそれを後ろへ折り返し、その後図1に示すような状態となる。末端チューブ先端4cは、キャップ2の上部壁6に対して垂直に伸びている。この状態で、チューブ4の末端は、例えば口に届くことが可能で、チューブを口の中へ入れてエアゾールの内容物を摂取することが可能である。内容物に到達するために、操作要素7は押下されなければならず、それによってエアゾールのバルブ3は開放される。
【0039】
前文で既に述べたように、エアゾールは、例えば、活力回復効果のある酸素リッチガスを充填可能である。しかし代わりに、清涼飲料、又は、例えばカフェイン添加飲料等の興奮性飲料等の、飲料をディスペンサ器具に収容することも可能である。勿論アルコール飲料も使用可能である。
【0040】
既に述べたように、エアゾール、すなわち飲料と高圧ガスとを組み合わせての使用が可能であり、このときバルブは通常、エアゾールを閉鎖して保つためにのみ機能し、押し込まれると開放される。
【0041】
しかし、他のタイプのディスペンサ器具で、内容物が圧力をかけずに収容されており、例えばポンプ機能によって内容物をチューブへと付勢する必要がある場合に使用することも可能である。このとき、バルブの代わりに、押下されるとディスペンサ器具内に圧力を増加させ、この圧力が内容物を外へ追い立てるポンプ機構が用いられる。
【0042】
この場合、高圧ガスは勿論必要ない。
【0043】
ここに示した実施形態の変化形態を作成することは勿論可能である。例えば図5は、チューブの末端部分4cが、キャップの上部壁6の方向に、すなわちバルブの移動方向に対して横向きに伸びている実施形態を示す。このようにするために、キャップの側壁9に凹部10が配置されている。数多くの他の変化形態が使用可能であることは明らかである。
【0044】
ここで、別の場合には、ディスペンサ器具の末端部分4cの露出状態への自動的移動は、チューブの弾力、すなわち屈曲部分4bの弾力によって生じるということを指摘しておく。キャップ内に一体化してもよいばね等の他のタイプの機構を構築することも可能である。
【0045】
図6に示す実施形態ではステッカー11が密閉要素として使用されている。このステッカーは、キャップの上部面6に開封可能に接着される。
【0046】
ステッカー11が開封され剥離されると、図7に示す状態となる。キャップの上部面6には、湾曲凹部12が設けられている。チューブはこれによって折り曲げられた状態でキャップに設置される。この実施形態では、操作要素の人間工学設計がさらに異なる。
【0047】
図8aは、ディスペンサ器具20の第4の実施形態の斜視図を示す。ディスペンサ器具20は、容器21と、そこに配置されたキャップ22とからなる。容器及びキャップの両方がほぼ円筒形の形状をしている。容器21は摂取用流体を含み、該摂取用流体は開口部(図示せず)を介して計量供給可能である。開口部はキャップ22に組み込まれている。キャップは開口部を完全に覆っている。容器の開口部はキャップ22に組み込まれている。開口部はバルブにより閉鎖可能である。
【0048】
キャップ22は既知の方法で容器21上に取り付けられる。結合には接着剤が使用可能であり、あるいは適切な締め付け又は嵌め込み手段を使うこともできる。
【0049】
キャップ22の自由上側面23は、突き出た縁部24を有する。縁部は周縁部であり、表面26はシール25で覆われている。シール25はステッカーであることも可能である。図8bに示すように、シール25はキャップ22の上端部から剥離可能である。シール25には、広告目的で使用可能な画像27を設けることも可能である。シールを貼付することで、このシールによってキャップは密閉され、例えば広告画像を表示する余りの表面が得られる。シールは、図示した実施形態では円盤状で、さらに他の用途、例えば収集目的等にも使用可能である。
【0050】
シール25はキャップ22に適切な方法で結合される。接着剤は使用可能だが、縁部24は周縁にわたってわずかに内側へ突き出す可能性があるので、そのためシール25は締め付けられる。シール25には例えばつまみ28が設けられ、このつまみはシールを剥がすのに利用者の手でつかむことができる。図示した実施形態のシールはキャップ22から取り外し可能である。ステッカーは引き剥がす又は機械的に除去することが可能である。別の実施形態では旋回式の結合が可能である。
【0051】
キャップ22の上部面26は、シール25を剥がすことではっきり見える状態になる。この上部面には凹部29が設けられる。凹部29はシールを使用して密閉され、それによって空洞が形成される。キャップと共に、シールはチューブ先端30用の密閉手段である。
【0052】
空洞29に収容されるのはチューブ30で、図8aに示す密閉状態では、外界から完全に密封される。図8aに示す状態は輸送状態又は第1状態を示すと考えられ、このときチューブ30は衛生的に収納されている。図8bは移行状態を示し、一方図8cはディスペンサ器具20の使用状態又は第2状態を示す。
【0053】
チューブ30は、矢印31に従って移動して使用状態に位置する。移動31は、シール25の下でのチューブの偏向によって実行されるか、あるいは利用者自身によってなされることが可能である。
【0054】
チューブ30には、リブを付けられた部分32が設けられ、それによってチューブ30を損傷することなく折り曲げることが可能である。
【0055】
1つの実施形態では、シールは再設置可能である。器具の使用はこれによって停止可能で、シールは輸送状態に再設置される。
【0056】
好ましい実施形態では表示手段があり、該表示手段は、第1状態又は輸送状態から使用状態へのシールの剥離を示す。これによって利用者は、ディスペンサ器具20が既に使用状態にあるかどうかを見ることが可能である。これらの表示手段は例えばシールによって形成可能である。当業者は異なるオプションに精通しているであろう。
【0057】
押しボタン33は凹部29に形成される。利用者は押しボタン33を指で操作可能である。押しボタンはキャップ22内で移動可能である。押しボタン33を押すと、容器21からチューブ30を介して流体が放たれる。チューブ30は容器21の開口部に接続されている。これは図9に図示されている。
【0058】
キャップ22は射出成形によって形成可能である。キャップは本発明によるディスペンサ器具の操作機構のハウジングである。キャップはチューブ30用のハウジングである共に、キャップはシール25用のハウジングでもある。
【0059】
図9aは図8bの線IXに沿った断面図を示す。容器21には、先が細くなった同心の先端部分34が設けられ、この先端部分には突き出したチューブ部分の形態をとった開口部35が設けられている。
【0060】
容器21は1つ又は2つの部分を有することが可能である。ここに示す形状は円筒形だが、形状は卵形、長円形、又は角状でもよい。2つ部分の実施形態では、一方の外側先端は、それを覆うようにキャップ22が配置された先端で、開口部35が配置された先端部分が設けられている。この先端部分は、本発明による様々な方法で実施可能である。
【0061】
流体は容器21内に配置される。1つの実施形態では、さらに圧力媒体も容器の内容物に添加される。これは充填ニップル等を介して流体を配置した後行うことが可能である。充填ニップルは、上側又は下側に配置可能である。
【0062】
別の方法によると、容器はカバーを付けて製造され、カバーが容器に取り付けられる前に、ガスが容器に添加される。これは「アンダーザカップ(under the cup)」生産として知られている。これによって、窒素(N)等の高圧ガスを伴う容器が、有利な方法で提供されることが可能である。
【0063】
容器21に過剰圧力が存在する場合、流体は、開口部35の運動、例えば開口部35を傾ける等の動作を伴って開口部35を介して外部へ流出可能である。図9a及び図9bに示す実施形態では、チューブ30は開口部35に直接接続されている。図9aは中間状態を示し、一方図9bは使用状態又は第2状態を示す。
【0064】
図9a及び図9bの断面図では、さらに、どのようにキャップ22が容器21の周縁部36を覆うように配置されているかがわかる。キャップ22は、容器21の周りに配置された部品上に締め付け手段を有し、該手段は縦方向縁部36の周りを締め付けるように配置可能である。接続はフック式接続である。
【0065】
操作ボタン又は押しボタン33は、矢印37に従って移動可能であり、それに伴う効果として、押しボタン33に接続された突起38が開口部35を傾ける。開口部35を傾けた結果、既知の方法で、バルブは開放され、それによって流体は、勢いのある過剰圧力を用いて、容器からチューブ30を通って外へ流出する。使用状態では、ディスペンサ器具は好ましくは頭部にキャップを付けて直立に保持される。チューブ3dに接続されているのはチューブ39であり、該チューブは点線で示され、容器21の内部へ突き出しており、好ましくは容器21の底付近の開口部へ出る。
【0066】
図9cは同様の実施形態を示しており、ここではチューブ30はステム40を用いて容器21の開口部35に接続されている。ステムの使用を通じて、チューブ部分35とチューブ30との間には良好な接続が生成可能である。
【0067】
ステム40は特別な方法で実施可能である。チューブ30のステム40への接続は常設的なものとすることが可能であるが、ここに示すように、別の実施形態では、作動装置すなわち操作要素33が、矢印37に従って押下された後にのみ、接続が形成される。チューブとステムとの間の接続は、矢印37で示す傾き機構に従った移動の後、有効となる。末端チューブ先端とバルブとの間の接続は、多数の異なる方法で可能である。当業者は、先行技術に基づいて特に効率良い方法を選択することができるであろう。
【0068】
キャップ22と容器21との間の接続は、液密性及び/又は気密性のシールである。キャップは容器の上に固定される。これは、ひだ折り畳み方式によって行うことが可能である。
【0069】
容器21は多様な流体を充填可能である。他の用途では発泡製品及びガスになる。さらに別の実施形態では、薬品も容器に収容可能である。
【0070】
図示しない実施形態によると、容器21内に過剰圧力を作用させる代わりに、押しボタン33を使用して操作可能なポンプ機構も使用できる。押しボタンによる操作は、汲み出し作用をもたらし、それによって流体は容器21の外へ引き出され、チューブ30を通って運ばれる。当業者はポンプ機構の実施について精通しているであろう。
【0071】
押しボタン33及び突起38は、本発明によるディスペンサ器具の操作機構の一部を形成する。当業者は、この操作機構を様々な方法で実施可能とすることに精通しているであろう。どのような場合も、操作機構は、流体の計量供給を作動させる手段を有する。操作機構によって、ポンプ及び容器は両方とも、圧力下で操作可能である。
【0072】
図示した実施形態の多くの変化形態を本発明から逸脱することなくなしうることは明らかであろう。
【0073】
図10は、本発明によるディスペンサ器具40の第6の実施形態の斜視図を示し、ここでは、容器41に、チューブ44が収容される環状凹部43を備えた先端部分42が設けられている。図10aは、通常凹部を閉鎖するシール及びチューブ44が既に取り除かれており、ディスペンサ器具が図10bに示すような使用状態に至る前の、中間状態を示す。チューブはこのとき凹部43の中心から離して配置されている。中心には、バルブ46と直接接触する状態にすることが可能な押しボタン45が形成されており、概略的に点線で図示されている。押しボタン45を押下する結果、バルブは開放され、それによって容器41に収容された流体はバルブ46を介してチューブ44を通って運び出される。多様なシールが使用可能である。シールは、キャップ42の周縁部47内に形成された空間に収容可能である。キャップ42は、バルブ46が覆うように配置された開口部を備えた容器の先端上に設置される。
【0074】
図11a〜図11dは、本発明によるディスペンサ器具の先端部分上のシールの4つの実施形態を示す。
【0075】
図11aは、先端要素51上に配置されたシール50を示す。シール50はつまみ52を備えている。利用者はつまみ52をつかむことができ、これを利用してシール50を引っ張って開封する。このとき結合が破られる。
【0076】
図11bは、つまみ54を備えたシール53を示す。シール53は2本の切り取り線55を備えている。利用者はつまみ54を使用して切り取り線の間の部分を取り除くことができる。こうした実施形態は、ディスペンサ器具が既に開封されているかどうかを表示する手段の一例である。
【0077】
図11cは、シール56に記号57を備えた器具を示す。この記号は広告メッセージとすることが可能である。模式化した広告メッセージを図11cに示す。
【0078】
図11dは、ディスペンサ器具61の外側先端60をぐるりと回って縁部59と共に配置されたシール58を示す。つまみ62は、縦方向の縁部59から突き出している。縦方向縁部59は外側先端60の周りに配置されている。縦方向縁部は、外側先端をぐるりと回ってひだ状に折り畳まれている。
【0079】
図12は、本発明によるディスペンサ器具70を示す。これは、下部の円筒形部分を形成する容器と、上部分72とからなる。上部分72は容器の上に設置され、これにはバルブが設けられている。上部分もしくはキャップ72は、シールもしくは表示手段73を備えており、これによって末端チューブ先端は輸送状態用に閉鎖空間に収容され、シール73は剥がしてディスペンサ器具70を使用状態にすることが可能である。2つ部分からなるディスペンサ器具70は、スリーブ74を用いて密閉され、これは部分的に破断された状態で図示している。スリーブは、どのような場合でも、容器部分71と上部分72との間の破線で表示された境界線75の周りで、パッケージ全体を覆う。この境界線はスリーブ74を用いて密閉され、器具の利用者は2つの部分を見ることができない。製造後の状態では、ディスペンサ器具70は、1つの部分で製造された外観を有する。操作はその他の点では前述の実施形態のものと同様である。
【0080】
図13aは、流体が充填された容器を覆うのに使用可能なカバー部分80を示す。この実施形態によると、容器は再び円筒形である。カバー部分80は容器の上に配置される。バルブ81は既知の方法でカバー部分内に配置され、該バルブはチューブ82が設けられ、これを介して流体が計量供給可能である。矢印83、84の1つに従ってバルブを動かして、それぞれに傾けてあるいは押して、バルブは開放され、それによって流体はチューブ82を介して流出可能となる。カバー部分80は、さらに充填ニップル85を備えており、これを介して、圧力ガスを閉鎖された容器内に配置することができる。摂取用流体を充填した容器の開口端上にカバーを設置した後、容器の内容物は密閉される。充填ニップル85を介して、別の圧力媒体、例えば窒素ガスを、例えば注射器を介して、容器に添加することも可能である。これによって過剰圧力が容器内に生成される。過剰圧力により、容器内に配置され且つチューブ部分86を介してバルブ81と連通している流体を、チューブ部分82から流出させることが可能となる。
【0081】
図13bは、特定の利点を有する別の実施形態を示す。この別の実施形態によるカバー部分90は、あらゆる任意の形態の容器に設置可能で、図示した実施形態では容器はどのような場合でも円形の開口端を備えている。バルブ91は、図13aに従って第1の実施形態のバルブと同様の方法で形成されるが、中心から外れて設置される。偏心的に配置されたバルブ91は、チューブ部分92を備えている。図9の断面図に示すようにキャップが配置された、組み立てた状態では、偏心的に配置されたバルブ91及びチューブ部分92では、図9a〜図9cと比較するとより小さく近接したチューブ先端によって又はそれを用いずに、密閉空間への接続が実現可能なので、特定の利点が実現される。図9a〜図9cに従って末端先端部分に接続されたチューブ部分がチューブ92に取り付けられた場合、図8a〜図8cの実施形態に従ったように末端部分が偏心部分から内部へ突き出ている場合、このチューブ部分の材料が節約される。これによってさらなるコスト節減が実現される。カバー部分90には充填ニップル93が設けられており、容器内に配置されたチューブ部分94も備えている。
【0082】
図14は、本発明によるディスペンサ器具を製造する方法を、先行技術と比較して、フローチャートに基づいて示している。100は容器が製造されるステップを示す。これは基本材料101から容器を形成する、例えば第1の実施形態に示すように容器の円筒形形状を圧延することによって可能である。多様な材料が使用可能である。異なる加工技術が使用可能である。壁厚は、過剰圧力状態に対して十分であるように選ばれる。当業者は、正確な寸法を計算して適用することに精通しているであろう。ひだを付ける等の多様な製造技術が使用可能である。さらに、容器は基本材料からの引き抜き加工が可能である。リブ及び/又は溝といった装飾を施すことも可能である。
【0083】
一度容器が形成されると、ステップ102で、人又は動物の摂取用製品又は流体103が容器の中に配置される。摂取用流体を含む多様な製品が使用可能であり、さらに発泡製品、薬品、ガスも含む。
【0084】
容器の製造及び容器の充填は両方とも方法が知られており、先行技術に既知の通り実施可能であり、ここではこれ以上述べない。
【0085】
先行技術はステップ104及びステップ105でも続き、ここでは、先端部が容器上に閉鎖のためにそれぞれ設置され、この先端部は固定して取り付けられる。
【0086】
本発明によると、バルブを備えた部分106が容器上に設置される。この部分は、例えば容器内へこの容器の底まで突き出すチューブを有する。この容器のカバー部分は、例えば圧力バルブ又は傾斜バルブを備えており、これが操作されると、容器内に設置されたチューブと外部との間の接続を開通する。
【0087】
多様な先端部分又は容器のカバー部品が適用可能であり、バルブ手段が設けられている限り、操作されると、容器の内容物への接続を開通させる。カバー部分は単一のバルブを設けることが可能で、この結果、容器内の過剰圧力と相互作用して、流体が外へ運ばれ、あるいは操作可能なポンプによって実施可能である。
【0088】
ステップ107では、カバー部分は半製品として提供される。カバー部分には有利な方法で、後に接続を形成するためのステムを設けることが可能である。
【0089】
ステップ108では、部分107が、例えば真空クリンパあるいは他の技術109を用いて、容器上に固定される。この技術は先行技術に類似している。
【0090】
ステップ110では、本発明の1つの実施形態に従って高圧ガスが供給される。図14に従って示す方法では、高圧ガスは、充填ポイントを介して、例えば容器の内部に収容可能な針を用いて、添加される。別の技術によると、先端部分はステップ106及びステップ108で、いわゆる「アンダーザカップ」充填によって取り付けられ、ここで高圧ガスは高圧下で開口した容器に供給され、非常に素速く閉鎖される。高圧ガス手段は、高圧ガス供給111を介して供給される。
【0091】
ステップ112では、ステップ113で製造されるキャップが、製造された容器の上に設置される。多様な接続技術が使用可能である。キャップのチューブは、ステップ113で一体型に製造されるが、バルブあるいはステムに接続可能である。その後キャップは容器に接続可能である。
【0092】
本発明によると、ディスペンサ器具は、まず容器を製造して、容器を閉鎖することで提供される。キャップ部分又は先端部分は、閉鎖された容器上に配置され、ここでこの先端部分は少なくとも容器の出口に接続され、さらにこの先端部分は、第1状態では密閉され、第2状態では見えるようにされることが可能な、末端チューブ先端を提供する。本発明によると、この製造方法で利点が実現され、ここで本発明によるディスペンサ器具は、数々の事前加工された部品を組み合わせて製造される。異なる部品は、費用効率の良い方法で互いに別々に製造され、組み合わせることが可能である。それぞれの部品の分離は費用効率の良い方法で行うことが可能なので、本発明による組み合わせは特に有利である。4つの異なる構成部品の製造は異なる材料を使用して行うことが可能で、このとき最も費用効率の良い製造方法を各構成部品に適用することが可能である。
【0093】
ステップ113で製造されたキャップは、例えば図10に示す実施形態のいずれかに従うように、シール形式で密封が施される。
【0094】
好ましい実施形態によると、キャップはステップ113で、射出成形によって、好ましくは1つの部分で、形成される。
【0095】
図15は、5つのステップでのディスペンサ器具120の製造を示す。容器部分121は既知の方法で製造される。容器は、概略的に122で図示された流体を充填可能である。流体は、矢印119に従って、容器に入れられる。容器の開口端123上には、カバー部分124、例えば図13の実施形態のいずれかに従ったカバー部分が配置される。カバー部分124は、開口部126を備えたバルブを備えている。容器121内に配置された流体は、チューブ127を介してバルブ125へ運ばれる。カバー部分124はステップ(b)で容器121上に取り付けられる。流体は容器内に配置される。カバー部分124を容器121上に取り付ける間、圧力媒体を容器内に収容可能である。また圧力媒体は充填ニップルを介しても添加可能である。別の実施形態では、バルブは、バルブだけでなく、ポンプ装置でもある。カバー部分124は、先行技術に従って既知の方法で、容器121に密閉して接続される。固定方法はどのような場合も、容器に過剰圧力がかけられている間の容器の密閉閉鎖に適している。このようにするために多様な密閉技術が利用可能である。
【0096】
先端部分128は半製品として提供され、(a)に図示した状態で、凹部130から突き出す末端チューブ部分129を備えている。
【0097】
ステップ(c)では、先端部分128がカバー部分124と共に容器上に設置され、さらにスリーブ131でスリーブを付けられ、それによって既知の方法でディスペンサ器具120が得られるが、このときディスペンサ器具が2つの部分121、128からなることは、外部からは見えない。
【0098】
ステップ(d)では、末端外側部分129が凹部130内に設置され、シール132が先端部分128の外側先端上に配置される。これによって本発明によるディスペンサ器具の第1状態は、図15の(e)で達成される。シール132は取り外し可能で、それによって末端チューブ先端129は解放され、使用状態になる。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】本発明の第1の実施形態によるディスペンサ器具の斜視図を示す。
【図2】密閉要素が取り外されチューブが上向きに曲げられている、図1に対応した図を示す。
【図3】図1及び図2の実施形態のキャップの斜視図を示す。
【図4】キャップを取り外されているがチューブは接続されている、図1及び図2の実施形態の斜視図を示す。
【図5】本発明の第2の実施形態の斜視図を示す。
【図6】標準状態における第3の実施形態の斜視図を示す。
【図7】開封状態において図6に対応した図を示す。
【図8】第4の実施形態の斜視図を示す。
【図9】図8による第4の実施形態の線IXに沿った断面図を示す。
【図10】第6の実施形態の斜視図を示す。
【図11】本発明において使用するシールの実施形態を示す。
【図12】パッケージ器具の別の実施形態の斜視図を示す。
【図13a】容器カバーの2つの実施形態を示す。
【図13b】容器カバーの2つの実施形態を示す。
【図14】本発明による方法のフローチャートを示す。
【図15】本発明によるディスペンサ器具の製造加工を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
摂取用流体のためのディスペンサ器具であって、
容器上に設置され且つ出口開口部を有するバルブを備えた前記流体用の容器と、
前記流体を計量供給するための前記出口開口部に接続された柔軟なチューブとを含み、
第1状態では、少なくとも末端チューブ部分は、前記末端チューブ部分を密閉する密閉手段によってケースに入れられ、第2状態では、末端チューブ部分は少なくとも部分的に密閉手段の外側に移動可能である、
ディスペンサ器具。
【請求項2】
前記密閉手段は、前記ディスペンサ器具に配置された、且つ前記第1状態では隔絶されている、空洞を有すること特徴とする、請求項1に記載のディスペンサ器具。
【請求項3】
前記ディスペンサ器具には、人が摂取するのに適した流体が充填されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のディスペンサ器具。
【請求項4】
標準状態では、前記チューブは屈曲チューブ部分を有し、前記屈曲チューブ部分は、前記末端チューブ部分を前記バルブに接続されたチューブ部分から隔て、前記末端チューブ部分は、前記屈曲チューブ部分の湾曲を変化させることで前記密閉手段の外側に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項5】
前記屈曲チューブ部分は、前記末端チューブ部分を弾力によって前記密閉手段の外側に付勢するように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載のディスペンサ器具。
【請求項6】
前記ディスペンサ器具は、前記第1状態で前記末端チューブ部分を受け入れる穴を設けたキャップを有すること特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項7】
前記キャップは、前記第1状態で前記末端チューブ部分を密閉するための密閉要素が設けられていること特徴とする、請求項6に記載のディスペンサ器具。
【請求項8】
前記密閉手段の一部は、前記ディスペンサ器具から取り外すことが可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項9】
前記密閉手段はステッカーを含むことを特徴とする、請求項8に記載のディスペンサ器具。
【請求項10】
前記密閉手段は前記キャップの一部を形成し、前記キャップを破り取ることが可能なことを特徴とする、請求項6に記載のディスペンサ器具。
【請求項11】
前記密閉手段は、前記キャップに旋回可能に接続されることを特徴とする、請求項6に記載のディスペンサ器具。
【請求項12】
前記バルブは、操作要素によって操作可能なバルブであり、前記操作要素は、前記第2状態では、外側からのみ到達可能であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項13】
前記チューブの前記末端部分用の前記穴は、前記操作要素に近接して伸びることを特徴とする、請求項6に従属する範囲での、請求項12に記載のディスペンサ器具。
【請求項14】
前記バルブに接続された前記チューブ部分は、前記第1状態及び前記第2状態の両方で、前記バルブの移動方向に対して横向きに伸びることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項15】
前記第2状態では、前記末端チューブ部分は、前記バルブに接続された前記チューブ部分とほぼ同じ線上に伸びることを特徴とする、請求項14に記載のディスペンサ器具。
【請求項16】
前記第2状態では、前記末端チューブ部分は、前記バルブに接続された前記チューブ部分に対してほぼ横向きに伸びることを特徴とする、請求項14に記載のディスペンサ器具。
【請求項17】
前記ディスペンサ器具は閉鎖バルブが設けられ圧力がかけられた容器であり、前記操作要素は前記閉鎖バルブを操作するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項18】
前記ディスペンサ器具はボトルであり、前記バルブは、前記操作要素によって操作可能なポンプ機構を有することを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項19】
前記容器には前記密閉手段に接続された表示手段が設けられ、前記表示手段は、前記ディスペンサ器具が前記第2状態にあることを少なくとも表示すること特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項20】
前記容器は円形の断面を有し、前記バルブは前記容器上に偏心して配置されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載のディスペンサ器具。
【請求項21】
摂取用流体のためのディスペンサ器具を製造する方法であって、
容器に摂取用流体を充填するステップと、
バルブを前記容器へ接続するステップと、
前記流体を計量供給するチューブを前記バルブへ接続するステップとを含む、方法において、
前記ディスペンサ器具の閉鎖空間内にチューブ先端を密閉することを特徴とする、方法。
【請求項22】
使用前に前記閉鎖空間を開封することで、前記チューブ先端が前記閉鎖空間から外へ移動するように、前記チューブを偏向させて密閉することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記方法は、充填された容器にさらに過剰圧力をかけるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項24】
バルブを備えた開口部が配置された外側先端を設けた容器を有する、摂取用流体のための容器であって、
前記外側先端は周縁部を有し、前記開口部は前記外側先端上に偏心して配置されることを特徴とする、容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13a】
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【図13b】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2007−515352(P2007−515352A)
【公表日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542055(P2006−542055)
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【国際出願番号】PCT/IB2004/004391
【国際公開番号】WO2005/056429
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(506186606)シュ パッケージング プロダクツ リミテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】SHU PACKAGING PRODUCTS LIMITED
【住所又は居所原語表記】Andrea Araouzou 38,P.C. 1076 Nicosia,Cyprus
【Fターム(参考)】