説明

多方向入力スイッチ装置

【課題】操作ノブの操作可能な方向を簡単に切り替えることによって正確なスイッチ操作を行うことができる多方向入力スイッチ装置を提供すること。
【解決手段】ケース6と、一端側が前記ケース6から突出して多方向への傾倒操作が可能な操作ノブ2と、該操作ノブ2の傾倒操作に応じて電気信号を送出する信号送出手段とを備えた多方向入力スイッチ装置1において、前記操作ノブ2の他端側に係合して該操作ノブ2の傾倒方向を規制する規制位置と同操作ノブ2の他端側とは係合しない規制解除位置との間を該操作ノブ2の軸方向に沿って移動可能に配置された規制部材13と、該規制部材13を前記規制位置又は前記規制解除位置に移動させる選択ノブ(規制部材操作手段)3とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作ノブの多方向への傾倒操作に応じた電気信号を送出して各種機器を操作するための多方向入力スイッチ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の車両の多機能化により運転席周辺に配置されるスイッチ装置の数も多くなり、運転中でもドライバが操作可能なようにスイッチ装置をステアリングハンドルに配置することが行われている。この場合、スイッチ装置をステアリングハンドルの限られたスペースに配置する必要があるため、多機能化に対応して多種多様な操作が可能な多方向入力スイッチ装置が採用されることが多くなっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
多方向入力スイッチ装置は、例えば4方向又は8方向に操作ノブを倒してスイッチ操作を行うものであって、種々の機器をマルチ操作することができるというメリットを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−276579号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の多方向入力スイッチ装置においては、操作ノブを多方向に操作することができるため、運転中にドライバがステアリングハンドルを操作しながら同時に多方向入力スイッチ装置を操作すると、操作ノブが意図しない方向に動いてしまう可能性があり、スイッチ操作を正確に行うことができないという問題があった。例えば、オーディオやヒータコントロールの操作は4方向、ナビゲーションシステムの操作は8方向のスイッチ操作を可能とした場合、オーディオやヒータコントロールの操作には操作ノブが8方向に動く必要はなく、4方向にしか動かないようにする方がスイッチ操作を正確に行うことができる。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、操作ノブの操作可能な方向を簡単に切り替えることによって正確なスイッチ操作を行うことができる多方向入力スイッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
ケースと、
一端側が前記ケースから突出して多方向への傾倒操作が可能な操作ノブと、
該操作ノブの傾倒操作に応じて電気信号を送出する信号送出手段とを備えた多方向入力スイッチ装置において、
前記操作ノブの他端側に係合して該操作ノブの傾倒方向を規制する規制位置と同操作ノブの他端側とは係合しない規制解除位置との間を該操作ノブの軸方向に沿って移動可能に配置された規制部材と、
該規制部材を前記規制位置又は前記規制解除位置に移動させる規制部材操作手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記規制部材操作手段は、前記規制部材に係合しながら回転することによって該規制部材を移動させるカム部材を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ケースに揺動可能に支持された選択ノブと、該選択ノブの揺動を前記カム部材の回転に変換するギヤ機構を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記規制部材の移動位置を検出する移動位置検出手段を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の発明によれば、規制部材操作手段によって規制部材を規制位置又は規制解除位置に移動させるだけの簡単な操作によって操作ノブの操作可能な方向を切り替えることができる。従って、用途に応じて操作ノブの傾倒操作可能な方向(入力モード)を切り替えることができ、規制部材を規制位置に移動させることによって操作ノブの傾倒操作可能な方向を制限することができ、正確なスイッチ操作を行うことができる。このため、例えば当該多方向入力スイッチ装置を車両のステアリングハンドルに設置した場合、ドライバは運転中であっても所望のスイッチ操作を正確に行うことができる。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、カム部材を回転させるだけで規制部材を操作ノブの軸方向に沿って規制位置又は規制解除位置に移動させることができるため、当該多方向入力スイッチ装置の構造単純化と小型化を図ることができる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、選択ノブを揺動させると、その揺動がギヤ機構によってカム部材の回転に変換されるため、カム部材の回転によって規制部材が規制位置又は規制解除位置に移動して操作ノブの傾倒操作可能な方向(入力モード)が確実に切り替えられる。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、規制部材が規制位置にあるか規制解除位置にあるか(入力モード)を移動位置検出手段によって検出することができるため、その検出した位置(操作ノブの傾倒操作可能な方向)に応じて操作ノブによる操作対象機器を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る多方向入力スイッチが設置されたステアリングハンドルの部分正面図である。
【図2】(a)は図1の矢視A−A線断面図、(b)は(a)の矢視B方向の図である。
【図3】本発明に係る多方向入力スイッチ装置の平面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】(a)は本発明に係る多方向入力スイッチ装置の揺動板の側断面図、(b)は同揺動板の底面図である。
【図6】(a)は本発明に係る多方向入力スイッチ装置の規制部材の平面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図7】(a)は本発明に係る多方向入力スイッチ装置のカム部材の正面図、(b)は同カム部材の側面図((a)の矢視E方向の図)、(c)は(a)のF−F線断面図である。
【図8】本発明に係る多方向入力スイッチ装置の作用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明に係る多方向入力スイッチ装置が設置されたステアリングハンドルの部分正面図、図2(a)は図1の矢視A−A線断面図、図2(b)は図2(a)の矢視B方向の図、図3は本発明に係る多方向入力スイッチ装置の平面図、図4は図3のC−C線断面図、図5(a)は揺動板の側断面図、図5(b)は同揺動板の底面図、図6(a)は規制部材の平面図、図6(b)は図6(a)のD−D線断面図、図7(a)はカム部材の正面図、図7(b)は同カム部材の側面図((図7(a)の矢視E方向の図)、図7(c)は図7(a)のF−F線断面図で、図8は本発明に係る多方向入力スイッチ装置の作用説明図である。
【0018】
本発明に係る多方向入力スイッチ装置1は、図1及び図2(a)に示すように、例えば車両の運転席に設けられたステアリングハンドル20のフォーク21の上面に設置され、多方向への傾倒操作が可能な操作ノブ2と、その横に配された規制部材操作手段としての選択ノブ3の他、操作ノブ2の傾倒操作に応じてオーディオ、ヒータコントロール、ナビゲーションシステム等の各種機器に対して電気信号を送出する信号送出手段(不図示)等を備えている。又、図2(b)に示すように、ステアリングハンドル20のフォーク21の背面には、決定スイッチ4とキャンセルスイッチ5が上下に配されている。ここで、多方向入力スイッチ装置1によって操作対象を選択した後に決定スイッチ4を操作すると、その選択された操作対象の機能が実行され、操作対象を選択した後にキャンセルスイッチ5を操作すると、その選択がキャンセルされる。
【0019】
次に、多方向入力スイッチ装置1の構成の詳細を図3〜図8に基づいて説明する。
【0020】
図3及び図4に示すように、多方向入力スイッチ装置1は、矩形ボックスク状のケース6を備えており、このケース6には前記操作ノブ2と選択ノブ3が組み込まれ、ケース6の下面開口部はリッド7によって塞がれている。
【0021】
而して、操作ノブ2は、図4に示すように、軸部2Aの下半部がケース6の開口孔6aから内部に挿入されており、軸部2Aの外周の中間高さ位置には球面軸受としての操作ブッシュ8が嵌着され、その下方には揺動板9が配置されている。そして、操作ノブ2は、これの軸部2Aに嵌着された前記操作ブッシュ8がケース6の前記開口孔6aの周囲に形成された球面座6Aによって受けられることによって全方向に傾倒可能に支持されている。尚、操作ノブ2の軸部2Aの上半部はケース6の上方に突出しており、該軸部2Aの上端には操作部2Bが一体に形成されている。
【0022】
又、図4に示すように、ケース6内の下部には保持フレーム10が収容されており、該保持フレーム10上であって、前記操作ノブ2の軸部2Aの周囲にはプリント基板11が設置され、このプリント基板11と前記揺動板9との間には弾性変形可能なラバースイッチ12が介設されている。
【0023】
ここで、前記揺動板9は、図5に示すように、矩形プレート状に成形されており、その下面には、各辺に2個ずつ計8個のリング状の押圧突起9aが突設されている。尚、図示しないが、前記ラバースイッチ12の揺動板9が当接する接点部には、揺動板9に突設された前記押圧突起9aと同数(8個)の可動接点が同位置に形成されており、これらに対応する8方向に操作ノブ2を傾倒操作することによってラバースイッチ12のうちの2つの可動接点がプリント基板11上に設置された計8個のうちの対向する固定接点に導通し、所定の電気信号が不図示の信号送出手段によって送出される。尚、揺動板9と操作ブッシュ8及び操作ノブ2は、ラバースイッチ12によって常時上方に付勢されており、操作ブッシュ8がケース6の球面座6Aに押圧されることによって操作ノブ2がケース6によって傾倒可能に支持されている。
【0024】
又、図4に示すように、前記保持フレーム10には、操作ノブ2の傾倒操作可能な方向を4方向に規制するための規制部材13が上下方向(操作ノブ2の軸方向)に移動可能に保持されており、この規制部材13の下方にはカム部材14が保持フレーム10によって回転可能に支持されて設けられている。
【0025】
ここで、上記規制部材13は、図6に示すように、平面視矩形に成形されており、その中央部には十字溝13aが形成されている。
【0026】
又、前記カム部材14は、図7に示すように、保持フレーム10に回転可能に支持される丸棒状の回転軸14aにカム部14Aを一体に形成するとともに、回転軸14aの端部に扇形のギヤ部14Bを一体に形成することによって構成されており、回転軸14aのカム部14Aとギヤ部14Bとの間には径方向外方に突出するスイッチ操作部14bが一体に形成されている。
【0027】
而して、図4に示すように、規制部材13は、その上面と前記操作ブッシュ8の下面との間に縮装された円錐コイルバネ15によって常時下方に付勢され、カム部材14のカム部14Aの外周面(カム面)に係合している。
【0028】
又、図4に示すように、プリント基板11の下面には、カム部材14の前記スイッチ操作部14bによってON/OFFされる移動位置検出手段としての切替スイッチ16が設けられている。
【0029】
他方、前記選択ノブ3は、ケース6に揺動可能に支持されており、図8(a)に示すように、そのケース6から上方に突出する上端部はV字状の操作部3Aを構成しており、ケース6内に収容される部分の下端部は円弧状のギヤ部3Bを構成している。そして、この選択ノブ3のギヤ部3Bは、カム部材14に形成された前記ギヤ部14Bに噛合しており、両者は、選択ノブ3の揺動をカム部材14の回転に変換するギヤ機構を構成している。
【0030】
又、図4に示すように、選択ノブ3の中間高さ位置に形成された円穴3a内にはボール17とこれを外方に付勢するスプリング18が収容されており、ボール17がケース6の内壁に形成された2つの係合穴6b(図4には一方のみ図示)に選択的に係合することによって選択ノブ3の揺動にクリック感が付与され、選択ノブ3は図8(a)に示す切替SW/ON又は切替SW/OFFの何れかの状態を保持する。
【0031】
次に、以上のように構成された多方向入力スイッチ装置1の作用を図8を参照しながら以下に説明する。
【0032】
切替SW/ON状態においては、ナビゲーションシステム等の画面が操作用画面に切り替わり、ナビゲーションシステムが操作可能となる。このとき、選択ノブ3は図8(a)に示す状態にあり、カム部材14のスイッチ操作部14bは、図8(b)に示すように切替スイッチ16を押圧して該切替スイッチ16をONする。又、カム部材14のカム部14Aは、図8(c)に示すように高さの高い頂部が水平に倒れているために規制部材13は円錐コイルバネ15の付勢力によって下方に移動して規制解除位置にある。この規制解除位置では、規制部材13が操作ノブ2の軸部2Aから外れてその下方に位置するため、操作ノブ2は規制部材13によって規制されることなく、図8(d)に示す8方向に自由に傾倒可能である。この状態で、操作ノブ2を例えば図8(e)に示すように傾倒操作すると、操作ブッシュ8と揺動板9が同方向に傾倒し、傾倒方向にラバースイッチ12が押し潰されるため、該ラバースイッチ12の押し潰された方向の可動接点がプリント基板11の固定接点と導通して所要の電気信号が出力される。
【0033】
次に、図8(f)に示す状態から選択ノブ3を図8(b)に示す状態に揺動させると、該選択ノブ3の揺動がギヤ機構を構成するギヤ部3Bとカム部材14のギヤ部14Bによってカム部材14の回転に変換される。この結果、カム部材14が図8(f)の矢印方向(時計方向)に回転し、該カム部材14に一体に形成されたスイッチ操作部14bも同方向に回転するため、図8(g)に示すようにスイッチ操作部14bが切替スイッチ16から離れてこれをOFFする。このように切替スイッチ16がOFFされると、画面がオーディオ等の画面に切り替わり、オーディオ等の操作が可能となる。
【0034】
又、カム部材14の回転によって、該カム部材14のカム部14Aの高さの高い頂部が図8(h)に示すように垂直に起立して規制部材13を円錐コイルバネ15の付勢力に抗して規制位置まで押し上げるため、操作ノブ2の軸部2Aが規制部材13の十字溝13a(図6(a)参照)に嵌合し、操作ノブ2の傾倒可能な方向が図8(i)に示す4方向に規制される。オーディオやヒータコントロール等の機器の操作には操作ノブ2の4方向の傾倒操作で十分であり、ナビゲーションシステムの操作のような8方向の傾倒操作は不要であるため、このように操作ノブ2の傾倒可能な方向が4方向に規制されることによって、当該多方向入力スイッチ装置1のスイッチ操作を正確に行うことができ、ドライバは運転中であっても多方向入力スイッチ装置1を簡単に且つ正確に操作することができる。
【0035】
以上のように、本実施の形態では、規制部材操作手段である選択ノブ3を操作して規制部材13を規制位置又は規制解除位置に移動させることができ、これによって操作ノブ2の操作可能な方向を8方向又は4方向に切り替えることができる。従って、用途に応じて操作ノブ2の傾倒操作可能な方向(入力モード)を切り替えることができ、規制部材13を規制位置に移動させることによって操作ノブ2の傾倒操作可能な方向を4方向に制限することができ、正確なスイッチ操作を行うことができる。
【0036】
又、本実施の形態では、選択ノブ3を操作してカム部材14を回転させるだけで規制部材13を操作ノブ2の軸方向に沿って規制位置又は規制解除位置に移動させることができるため、当該多方向入力スイッチ装置1の構造単純化と小型化を図ることができる。そして、選択ノブ3を揺動させると、その揺動がギヤ機構を構成する選択ノブ3のギヤ部3Bとカム部材14のギヤ部14Bによってカム部材14の回転に変換されるため、該カム部材14の回転によって規制部材13が規制位置又は規制解除位置に移動して操作ノブ2の傾倒操作可能な方向(入力モード)が確実に8方向又は4方向に切り替えられる。
【0037】
更に、本実施の形態では、規制部材13が規制位置にあるか規制解除位置にあるか(入力モード)を移動位置検出手段である切替スイッチ16によって検出することができる(切替スイッチ16がONであれば規制解除位置、OFFであれば規制位置にあることが検知される)ため、その検出した位置(操作ノブ2の傾倒操作可能な方向)に応じて操作ノブ2による操作対象機器を変更することができるという効果も得られる。
【0038】
尚、以上の実施の形態では、操作ノブ2の傾倒可能な方向を8方向と4方向との間で切り替えるようにしたが、切り替える操作ノブ2の傾倒方向の数は任意に設定し得ることは勿論である。又、本実施の形態においては、カム部材14の回転位置を移動位置検出手段である切替スイッチ16で検出することによって規制部材13の移動位置を間接的に検出するようにしたが、選択ノブ3の移動位置又は規制部材13の移動位置を移動位置検出手段によって直接検出するように構成しても良い。
【符号の説明】
【0039】
1 多方向入力スイッチ装置
2 操作ノブ
2A 操作ノブの軸部
2B 操作ノブの操作部
3 選択ノブ
3A 選択ノブの操作部
3B 選択ノブのギヤ部(ギヤ機構)
3a 選択ノブの円穴
4 決定スイッチ
5 キャンセルスイッチ
6 ケース
6A ケースの球面座
6a ケースの開口孔
6b ケースの係合穴
7 リッド
8 操作ブッシュ
9 揺動板
9a 揺動板の押圧突起
10 保持フレーム
11 プリント基板
12 ラバースイッチ
13 規制部材
13a 規制部材の十字溝
14 カム部材
14A カム部材のカム部
14B カム部材のギヤ部(ギヤ機構)
14a カム部材の回転軸
14b カム部材のスイッチ操作部
15 円錐コイルバネ
16 切替スイッチ(移動位置検出手段)
17 ボール
18 スプリング
20 ステアリングハンドル
21 ステアリングハンドルのフォーク


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースと、
一端側が前記ケースから突出して多方向への傾倒操作が可能な操作ノブと、
該操作ノブの傾倒操作に応じて電気信号を送出する信号送出手段とを備えた多方向入力スイッチ装置において、
前記操作ノブの他端側に係合して該操作ノブの傾倒方向を規制する規制位置と同操作ノブの他端側とは係合しない規制解除位置との間を該操作ノブの軸方向に沿って移動可能に配置された規制部材と、
該規制部材を前記規制位置又は前記規制解除位置に移動させる規制部材操作手段とを設けたことを特徴とする多方向入力スイッチ装置。
【請求項2】
前記規制部材操作手段は、前記規制部材に係合しながら回転することによって該規制部材を移動させるカム部材を備えることを特徴とする請求項1記載の多方向入力スイッチ装置。
【請求項3】
前記ケースに揺動可能に支持された選択ノブと、該選択ノブの揺動を前記カム部材の回転に変換するギヤ機構を備えることを特徴とする請求項2記載の多方向入力スイッチ装置。
【請求項4】
前記規制部材の移動位置を検出する移動位置検出手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の多方向入力スイッチ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−113841(P2011−113841A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269629(P2009−269629)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000138462)株式会社ユーシン (241)
【Fターム(参考)】