説明

多次元シグナルを用いる超高感度検出システム

1つまたは複数の検体の高感度検出のための構成および方法が開示される。概して、それらの方法は、多次元シグナルと称される特別な標識コンポーネントの使用が含まれる。開示された方法では、多次元シグナルの分析の結果、別のレベルの分析を実行することができるか、あるいは実行すべきかどうか、および/または分析された材料のどの部分を別のレベルの分析で分析できるか、あるいは分析すべきかどうかを示すのに役立つ1つまたは複数の所定パターンが生じる。形式によっては、等圧および非等圧エレメントを同一の検定または検定システムにおいて一緒に使用することができる。ともに使用される等圧および非等圧多次元シグナルは、分析中に、1つまたは複数の所定パターンを生成することができる。この第1のレベルの分析で生成されたパターンは、第2のレベルの分析を実行すべきかどうかを示す。第2のレベルの分析は、等圧多次元シグナルの区別を含んでもよい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1セットのレポーターシグナルと1つ以上のインジケータシグナルを具備する多次元シグナル群であって、
セットのレポーターシグナルが複数のレポーターシグナルを具備し、
レポーターシグナルが共通特性を有し、共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができ、
レポーターシグナルを変更することができ、変更された形式の各レポーターシグナルをあらゆる別の変更された形式のレポーターシグナルと区別することができ、
インジケータシグナルのうち少なくとも1つが共通特性を有しておらず、
セットのレポーターシグナルおよびインジケータシグナルのうち少なくとも1つが、共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができる状況において所定パターンを生成する、
ことを特徴とする多次元シグナル群。
【請求項2】
共通特性が質量電荷比であり、レポーターシグナルが質量を変更することにより変更され、変更された形式のレポーターシグナルが変更された形式のレポーターシグナルの質量電荷比の差を介して区別可能であり、所定パターンが質量電荷比のパターンであることを特徴とする請求項1のセット。
【請求項3】
2つ以上のセットのレポーターシグナルと、1つ以上のインジケータシグナルとを具備する多次元シグナル群であって、
レポーターシグナルの各セットが複数のレポーターシグナルを具備し、各セット内のレポーターシグナルが共通特性を有し、共通特性によって、セット内のレポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができ、レポーターシグナルが変更可能であり、各セット内の変更された形式の各レポーターシグナルがセット内のすべての別の変更された形式のレポーターシグナルと区別可能であり、
各セット内のレポーターシグナルの共通特性が別のセットのレポーターシグナルの共通特性と異なり、インジケータシグナルのうち少なくとも1つが共通特性を有しておらず、
セットのレポーターシグナルおよびインジケータシグナルのうち少なくとも1つが、共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができる状況において所定パターンを生成することを特徴とする多次元シグナル群。
【請求項4】
共通特性が質量電荷比であり、レポーターシグナルが質量を変更することにより変更され、変更された形式のレポーターシグナルが変更された形式のレポーターシグナルの質量電荷比の差を介して区別可能であり、所定パターンが質量電荷比のパターンであることを特徴とする請求項3のセット。
【請求項5】
(a)1セットのそれぞれが共通特性を有するレポーターシグナルと1つ以上のインジケータシグナルとを共通特性を欠く分子から分離するステップと、
(b)1セットのレポーターシグナルとインジケータシグナルのうち少なくとも1つとから生成される所定パターンを識別するステップと、
(c)所定パターンを生成したレポーターシグナルを変更するステップと、
(d)変更された形式のレポーターシグナルを検出し互いに区別するステップと、
を具備することを特徴とする方法。
【請求項6】
共通特性が質量電荷比であり、レポーターシグナルが質量を変更することによって変更され、変更された形式のレポーターシグナルが変更された形式のレポーターシグナルの質量電荷比の差を介して区別され、所定パターンが質量電荷比のパターンであることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項7】
レポーターシグナルは特定結合分子と関連付けられ、あるいは結合され、各レポーターシグナルは異なる特定結合分子と関連付けられ、あるいは結合されることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項8】
レポーターシグナルはペプチドを具備し、ペプチドは同じ質量電荷比を有し、少なくとも1つのインジケータシグナルはレポーターシグナルと異なる質量電荷比を有することを特徴とする請求項5の方法。
【請求項9】
ステップ(a)の前に、レポーターシグナルおよびインジケータシグナルと1つ以上の検体を関連付けるステップをさらに具備し、各レポーターシグナルおよびインジケータシグナルは異なる特定結合分子と関連付けられ、あるいは結合され、各特定結合分子は検体のうちの異なるものと明確に相互作用することができ、レポーターシグナルおよびインジケータシグナルは特定結合分子と検体との相互作用を介して検体と関連付けられることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項10】
ステップ(a)の前に、レポーターシグナルと1つ以上の検体を関連付けるステップをさらに具備し、各レポーターシグナルは異なる特定結合分子と関連付けられ、あるいは結合され、各特定結合分子は検体のうちの異なるものと明確に相互作用することができ、少なくとも1つのインジケータシグナルは、レポーターシグナルが関連付けられ、あるいは結合される特定結合分子と同じ特異性を有する特定結合分子と関連付けられ、あるいは結合され、レポーターシグナルおよびインジケータシグナルは特定結合分子と検体との相互作用を介して検体と関連付けられることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項11】
ステップ(a)〜(dc)がそのたびに異なるセットのレポーターシグナルを用いて1回以上の回数繰り返されることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項12】
ステップ(b)〜(d)がそのたびに異なるセットのレポーターシグナルを用いて1回以上の回数繰り返されることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項13】
ステップ(a)の前に、異なるセットのレポーターシグナルが異なるサンプルと関連付けられることを特徴とする請求項12の方法。
【請求項14】
複数セットのレポーターシグナルがそれぞれ単独のレポーターシグナルを含むことを特徴とする請求項12の方法。
【請求項15】
(a)2つ以上のセットのレポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルを2つ以上のセットの共通特性を欠く分子から分離するステップであって、各セット内のレポーターシグナルは共通特性を有し、各セット内のレポーターシグナルの共通特性は別のセットのレポーターシグナルの共通特性と異なるステップと、
(b)複数セットのレポーターシグナルおよび少なくとも1つのインジケータシグナルによって生成される所定パターンを識別するステップと、
(c)所定パターンを生成したレポーターシグナルを変更するステップと、
(d)変更された形式のレポーターシグナルを検出し相互に区別するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項16】
共通特性は質量電荷比であり、レポーターシグナルはその質量を変更することにより変更され、変更された形式のレポーターシグナルは変更された形式のレポーターシグナルの質量電荷比の差を介して区別され、所定パターンは質量電荷比のパターンであることを特徴とする請求項15の方法。
【請求項17】
(a)1セットのレポーター分子であって、各レポーター分子はレポーターシグナルおよび復号化タグを具備し、
レポーターシグナルは共通特性を有し、共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離でき、
レポーターシグナルは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルはすべての別の変更された形式のレポーターシグナルから区別可能であり、
異なるレポーター分子はそれぞれ異なる復号化タグおよび異なるレポーターシグナルを具備するレポーター分子と、
(b)1つ以上のインジケータシグナルであって、少なくとも1つのインジケータシグナルは共通特性を有しておらず、
共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができる状況において、セットのレポーターシグナルと少なくとも1つのインジケータシグナルは所定パターンを生成するインジケータシグナルと、
1セットの符号化分子であって、各符号化分子は特定結合分子と符号化タグを具備し、各特定結合分子は異なる検体と明確に相互作用することができ、各符号化タグは異なる復号化タグと明確に相互作用することができる符号化分子と
を具備することを特徴とするキット。
【請求項18】
(a)2つ以上のセットのレポーター分子であって、各セット内のレポーターシグナルは共通特性を有し、
共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離でき、各セット内のレポーターシグナルの共通特性は別のセットのレポーターシグナルの共通特性と異なり、
レポーターシグナルは変更可能であり、各セット内の変更された形式の各レポーターシグナルはセット内のすべての別の変更された形式のレポーターシグナルから区別可能であるレポーター分子と、
(b)1つ以上のインジケータシグナルであって、少なくとも1つのインジケータシグナルは共通特性を有しておらず、
共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別または分離することができる状況において、セットのレポーターシグナルおよび少なくとも1つのインジケータシグナルは所定パターンを生成するインジケータシグナルと
を具備することを特徴とするキット。
【請求項19】
1セットの多次元シグナルで第1のサンプルまたは第1のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップと、
異なるセットの多次元シグナルで第2のサンプルまたは第2のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップと、
第1及び第2のサンプルを混合して分析サンプルを形成するステップと、
分析サンプル内の多次元シグナル−標識検体を分析して多次元シグナルから生じる1つ以上の所定パターンを識別するステップであって、1つ以上の所定パターンの識別は分析サンプルの1つ以上の部分を識別するステップと、
分析サンプルの1つ以上の識別部分のうちの1つ以上における多次元シグナルを分析して、分析サンプルの識別部分に存在する多次元シグナルを識別するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項20】
第1のセットの多次元シグナルで第1のサンプルまたは第1のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップと、
第2のセットの多次元シグナルで第2のサンプルまたは第2のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップであって、第1のセットの多次元シグナルのメンバー、第2のセットの多次元シグナルのメンバー、あるいはその両方が共通特性を有する多次元シグナルを他の共通特性を欠く別の分子から区別および/または分離させることのできる1つ以上の共通特性を有するステップと、
第1及び第2のサンプルを混合して分析サンプルを形成するステップと、
分析サンプル内の多次元シグナル−標識検体を分析して多次元シグナルから生じる1つ以上の所定パターンを識別するステップであって、1つ以上の所定パターンの識別は分析サンプルの1つ以上の部分を識別するステップと、
分析サンプルの1つ以上の識別部分のうちの1つ以上における多次元シグナルを分析して、分析サンプルの識別部分に存在する多次元シグナルを識別するステップであって、1つ以上の共通特性を有するセットのメンバーが、変更された形式の異なる多次元シグナルが相互に区別可能となるように変更されるステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項21】
1つ以上の等圧多次元シグナルまたは1つ以上のセットの等圧多次元シグナルで第1のサンプルまたは第1のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップと、
1つ以上の異なるMDSまたは1つ以上の異なるセットの多次元シグナルで第2のサンプルまたは第2のセットのサンプル内の検体を標識付けするステップと、
第1及び第2のサンプルを混合して分析サンプルを形成するステップと、
分析サンプル内の多次元シグナル−標識検体を分析して多次元シグナルから生じる1つ以上の所定パターンを識別するステップであって、1つ以上の所定パターンの識別は分析サンプルの1つ以上の部分を識別するステップと、
分析サンプルの1つ以上の識別部分のうちの1つ以上における多次元シグナルを分析して、分析サンプルの識別部分に存在する多次元シグナルを識別するステップであって、1つ以上の分析サンプルの1つ以上の識別部分における多次元シグナルの分析は、異なる質量を有する多次元シグナル断片を作成するための識別部分の多次元シグナルの断片化と、質量電荷比に基づく異なる多次元シグナル断片の検出とによって達成されるステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項22】
1セットのレポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルを具備する多次元シグナル群であって、
セットのレポーターシグナルは複数のレポーターシグナルを具備し、レポーターシグナルは共通特性を有し、
共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができ、
レポーターシグナルは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルはすべての別の変更された形式のレポーターシグナルから区別可能であり、
共通特性によって、レポーターシグナルを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができる状況において、レポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルは所定パターンを生成することを特徴とする多次元シグナル群。
【請求項23】
セットの標識タンパク質であって、各標識タンパク質はタンパク質またはペプチドとタンパク質またはペプチドに付加されるレポーターシグナルまたはインジケータシグナルとを具備し、レポーターシグナルは共通特性を有し、共通特性によって、同一のタンパク質またはペプチドを具備する標識タンパク質を共通特性を欠く分子から区別および/または分離でき、
レポーターシグナルは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルはすべての別の変更された形式のレポーターシグナルから区別可能であり、レポーターシグナルの変更は標識タンパク質を変更し、変更された形式の各標識タンパク質はすべての別の変更された形式の標識タンパク質から区別可能であり、
共通特性によって、標識タンパク質を共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができる状況において、レポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルは所定パターンを生成することを特徴とする標識タンパク質。
【請求項24】
1セットのレポーターシグナルキャリブレータおよび1つ以上のインジケータシグナルキャリブレータであって、各レポーターシグナルキャリブレータは1セットの標的タンパク質断片内の標的タンパク質断片と共通特性を共有し、共通特性によって、共通特性を有する標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを共通特性を欠く分子から区別および/または分離でき、共通特性を共有する標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータは相互に対応し、
標的タンパク質断片は変更可能であり、変更された形式の標的タンパク質断片は他の変更された形式の標的タンパク質断片から区別可能であり、レポーターシグナルキャリブレータは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルキャリブレータは、レポーターシグナルキャリブレータが共通特性を共有する変更された形式の標的タンパク質断片から区別可能であり、
共通特性を有する標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができる状況において、レポーターシグナルキャリブレータおよび少なくとも1つのインジケータシグナルキャリブレータは所定パターンを生成することができることを特徴とするレポーターシグナルキャリブレータおよびインジケータシグナルキャリブレータ。
【請求項25】
1セットの核酸分子であって、
各核酸分子はレポーターシグナルペプチドまたはインジケータシグナルペプチドおよび当該タンパク質またはペプチドを具備するアミノ酸セグメントを符号化するヌクレオチドセグメントを具備し、レポーターシグナルペプチドは共通特性を有し、共通特性によって、レポーターシグナルペプチドを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができ、
レポーターシグナルペプチドは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルペプチドは変更された形式の別のレポーターシグナルペプチドから区別可能であり、
共通特性によって、レポーターシグナルペプチドを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができる状況において、レポーターシグナルペプチドおよび1つ以上のインジケータシグナルペプチドは所定パターンを生成する、
ことを特徴とする核酸分子。
【請求項26】
特定結合分子、キャリア、およびブロック群を具備する検出器であって、ブロック群がブロックを具備し、ブロックは1セットのレポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルを具備することを特徴とする検出器。
【請求項27】
特定結合分子、キャリア、およびブロック群を具備する検出器であって、ブロック群がブロックを具備し、ブロックは2つ以上のセットのレポーターシグナルを具備することを特徴とする検出器。
【請求項28】
(a)1セットのレポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルを共通特性を欠く分子から分離するステップであって、各レポーターシグナルは共通特性を有するステップと、
(b)レポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルによって生成される所定パターンを識別するステップと、
(c)所定パターンを生成するレポーターシグナルを変更するステップと、および
(d)変更された形式のレポーターシグナルを検出し相互に区別するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項29】
(a)1セットの標識タンパク質を分離するステップであって、各標識タンパク質はタンパク質またはペプチドとタンパク質またはペプチドに付加されるレポーターシグナルまたはインジケータシグナルとを具備し、各レポーターシグナルは共通特性を有し、共通特性によって、同一のタンパク質またはペプチドを具備する標識タンパク質を共通特性を欠く分子から区別および/または分離できるステップと、
(b)レポーターシグナルおよび1つ以上のインジケータシグナルによって生成される所定パターンを識別するステップと、
(c)所定パターンを生成するレポーターシグナルを変更することにより、標識タンパク質を変更するステップと、
(d)変更された形式の標識タンパク質を検出し相互に区別するステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項30】
(a)タンパク質サンプルを処理してタンパク質断片を作成するステップであって、タンパク質断片は1セットの標的タンパク質断片を具備し、標的タンパク質断片は変更可能であり、変更された形式の標的タンパク質断片は他の変更された形式の標的タンパク質断片から区別可能であるステップと、
(b)標的タンパク質断片と1セットのレポーターシグナルキャリブレータおよび1つ以上のインジケータシグナルキャリブレータとを混合するステップであって、各標的タンパク質断片は少なくとも1つのレポーターシグナルキャリブレータと共通特性を共有し、共通特性によって、共通特性を有する標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを共通特性を欠く分子から区別および/または分離でき、共通特性を共有する標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータは相互に対応し、レポーターシグナルキャリブレータは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルキャリブレータは、レポーターシグナルキャリブレータが共通特性を共有する変更された形式の標的タンパク質断片から区別可能であるステップと、
(c)標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータの共通特性に基づき、標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを別の分子から分離するステップと、
(d)レポーターシグナルキャリブレータおよび1つ以上のインジケータシグナルキャリブレータによって生成された所定パターンを識別するステップと、
(e)所定パターンを生成した標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを変更するステップと、
(f)変更された形式の標的タンパク質断片およびレポーターシグナルキャリブレータを検出するステップであって、変更された形式の標的タンパク質断片の存在、不在、量、または存在および量は、変更された形式の標的タンパク質断片が得られる標的タンパク質断片のタンパク質サンプル内の存在、不在、量、または存在および量を示し、タンパク質サンプル内の標的タンパク質断片の存在、不在、量、または存在および量はタンパク質サンプルのタンパク質シグニチャを構成するステップと、
を具備することを特徴とする、タンパク質シグニチャを作成する方法。
【請求項31】
1つ以上の発現サンプルから得られる標的変更レポーターシグナルペプチドを検出するステップであって、1つ以上の発現サンプルはまとめて1セットの核酸分子を具備し、各核酸分子は、レポーターシグナルペプチドまたはインジケータシグナルペプチドおよび当該タンパク質またはペプチドを具備するアミノ酸セグメントを符号化するヌクレオチドセグメントを具備し、レポーターシグナルペプチドは共通特性を有し、共通特性によって、レポーターシグナルペプチドを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができるステップを具備する、発現を検出する方法であって、
レポーターシグナルペプチドは変更可能であり、変更された形式の各レポーターシグナルペプチドは変更された形式の別のレポーターシグナルペプチドから区別可能であり、標的変更レポーターシグナルペプチドは変更されたレポーターシグナルペプチドのうちの1つであり、標的変更レポーターシグナルペプチドの検出は、標的変更レポーターシグナルペプチドが得られるレポーターシグナルペプチドを具備するアミノ酸セグメントの発現を示し、
共通特性によって、レポーターシグナルペプチドを共通特性を欠く分子から区別および/または分離することができる状況において、レポーターシグナルペプチドおよび1つ以上のインジケータシグナルペプチドは所定パターンを生成することを特徴とする方法。
【請求項32】
1つ以上の検出器と1つ以上の標的サンプルとを関連付けるステップであって、
検出器はそれぞれ特定結合分子、キャリア、およびブロック群を具備し、ブロック群がブロックを具備し、ブロックは1セットのレポーターシグナルと1つ以上のインジケータシグナルを具備するステップと、
ブロック群を検出するステップと
を具備することを特徴とする、検体を検出する方法。
【請求項33】
1つ以上の検出器と1つ以上の標的サンプルとを関連付けるステップであって、
検出器はそれぞれ特定結合分子、キャリア、およびブロック群を具備し、ブロック群がブロックを具備し、ブロックは2つ以上のセットのレポーターシグナルを具備するステップと、
ブロック群を検出するステップと
を具備することを特徴とする検体を検出する方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−529035(P2008−529035A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−554240(P2007−554240)
【出願日】平成18年2月1日(2006.2.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/003842
【国際公開番号】WO2006/084130
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(506284924)パーキンエルマー エルエーエス,インク. (3)
【Fターム(参考)】