説明

太陽光発電を利用する水処理装置

【課題】水環境により、特に自然環境の中に、バイオキャリアと水処理機構を設置するのを制限する要素が多くて、単独で設置すると、コスト及び相互影響などの面から問題が発生する。
【解決手段】本発明により、バイオキャリアと水処理機構を一体化し、コスト及び相互影響などの問題を解決できる。また、バイオキャリアと水処理機構の組み合わせで、水処理効果を向上できる。水処理装置の連携で大面積の対応ができる。水処理機構の駆動動力源は太陽光発電により賄う、省エネルギーが達成できる。更に、水処理場の空間を利用し太陽光発電を行い、他の施設にエネルギーを提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電したエネルギーを利用する水処理装置である。
【背景技術】
【0002】
水環境は地球におけるもっとも深刻な環境問題のひとつである。排水、汚水を処理するため、さまざまな技術が開発された。この中、バイオキャリアは、重要な役割を果たして、多数な品種まで発展してきた。一方、通常の水処理に不可欠な嫌気、好気などの処理過程に使われるエネルギーが多くて、水処理過程に消費されたエネルギーの大部分を占める。本願は太陽光発電したエネルギーを利用する水処理装置である。
【先行技術文献】
【0003】
今まで、太陽光発電したエネルギーはすでに水浄化処理に応用された。しかし、バイオキャリアと太陽光発電装置一体化し、より便利かつ効率的な水処理装置はまだない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイオキャリアと撹拌機、曝気機などの水質浄化処理機構部により浄化処理を行う同時に、電力を他の動力源から提供することなしに、独立して設置することが可能な水処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
処理水の水面付近に装置本体を浮かせる浮体と、該浮体の下部にバイオキャリアを水深方向に取り付ける。該浮体の上部に太陽光発電するための太陽電池、蓄電池などの部品が設置される、下部に撹拌機、曝気機などの浄化処理機構部を取り付ける。
【発明の効果】
【0006】
本発明による水処理装置では、バイオキャリアと水質浄化処理機構部が一体化設置できる、従って、水環境に応じて、様々なバイオキャリアと浄化処理機構部の組み合わせで、水処理効果を向上できる。単独で設置することもできるし、複数の水処理装置の連携で大面積の処理も対応できる。撹拌機、曝気機、ポンプなどの水質浄化処理機構部の駆動に要する電力の一部あるいは全部を水処理装置に設置される太陽光発電構造部により賄う。更に条件によって、余分の電力を他の施設に供給することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の応用例の構造
【図2】本発明の応用例
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施例の形態について説明する。
(イ)浮体(図1の2)の下部に適応なバイオキャリア(図1の7)を取り付ける。
(ロ)浮体に適応な水質浄化処理機構部(図1の5、6)を設置する。
(ハ)浮体の上部に太陽光発電構造部(図1の1、3、4)を設置する。
(ニ)本発明水処理装置を単独で水処理環境の水面に置く。
(ホ)或いは複数な水処理装置が連携で水浄化処理を行う(図2)。
【符号の説明】
【0009】
1:太陽光パネル
2、浮体
3:蓄電池
4:コントロール
5:水質浄化処理機構部
6:安全チューブ
7:バイオキャリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオキャリアと水質浄化機構部を浮体により一体化する構造。
【請求項2】
バイオキャリアと太陽光発電構造部を支える浮体を一体化する構造。
【請求項3】
バイオキャリアと水質浄化機構部、及び太陽光発電構造部を一体化する構造。
【請求項4】
太陽光発電したエネルギーを利用し、水質浄化処理機構部により、バイオキャリアの水質浄化処理を促進する方法。
【請求項5】
上記1、2、3、4請求項を用いて利用される浮体構造。
【請求項6】
上記1、2、3、4請求項を用いて利用される各種のバイオキャリア。
【請求項7】
上記1、2、3、4請求項を用いて利用されるポンプ、撹拌機、曝気機など各種の水質浄化機構部。
【請求項8】
上記1、2、3、4請求項を用いる水処理装置。
【請求項9】
上記8請求項を用いる水処理装置を連携するための接続機構、センサー及び制御システム。
【請求項10】
上記9請求項を用いる太陽光発電の利用方法。
【請求項11】
上記9請求項を用いる水質浄化処理システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−607(P2012−607A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−153389(P2010−153389)
【出願日】平成22年6月18日(2010.6.18)
【出願人】(510148544)
【Fターム(参考)】