説明

太陽電池付き時計

【課題】発電量を減らすことなく日付等の情報を表示する。
【解決手段】透光性を有する文字板2と、文字板2の裏側に部分的に配置される太陽電池11の発電セル11aと、太陽電池11の発電セル11aが配置されない非配置領域に配置されるアンテナ14と、を備え、文字板2には、アンテナ14と重なる領域に情報表示のための開口2aが形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽電池付き時計に関し、特に文字板の裏側に太陽電池を配置した腕時計その他の時計に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された時計では、文字板の裏側に太陽電池を備えており、文字板を透過した光を太陽電池が受けることにより、動作電力を生成するようになっている。また同時計は、GPS(Global Positioning System)衛星から衛星信号を受信するためにアンテナを備えている。衛星信号は内部時刻の修正に用いられる。そして、アンテナの上方(時計風防側)に金属が存在すると衛星信号の受信性能が著しく下がってしまうことから、同時計ではアンテナ上方に太陽電池の電極が配置されないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−96707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の時計では、アンテナが文字板の12時又は6時の位置に配置されており、日窓が文字板の3時の位置に配置されている。しかしながら、日窓から日車が見えるようにするためには、日車等の表示部材を露呈させる開口を、太陽電池における日窓の直下部分に設けざるを得ない。この場合、太陽電池の発電量が減ってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、発電量を減らすことなく日付等の情報を表示することができる太陽電池付き時計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る太陽電池付き時計は、透光性を有する文字板と、該文字板の裏側に部分的に配置される太陽電池の発電セルと、前記太陽電池の発電セルが配置されない非配置領域に配置されるアンテナと、を備え、前記文字板には、前記アンテナと重なる領域に情報表示のための開口が形成される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、文字板におけるアンテナと重なる領域に日付等の情報表示のための開口が形成されるので、太陽電池に情報表示のための特別の開口を設ける必要がない。こうして、発電量を減らすことなく日付等の情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態に係る衛星電波腕時計の平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る衛星電波腕時計のカレンダー機構を示す図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図である。
【図4】図2のIV−IV線における断面図である。
【図5】変形例1に係る衛星電波腕時計の平面図である。
【図6】変形例2に係る衛星電波腕時計の平面図である。
【図7】図6のVII−VII線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る衛星電波腕時計100を示す平面図である。同図には、衛星電波腕時計100の外装である胴1、胴1内に配置された文字板2と時刻を示す指針である時針3、分針4、秒針5が示されている。また、胴1の3時側の側面にはユーザが種々の操作を行うための竜頭6、ボタン7が配置されている。胴1の12時側及び6時側の側面からは、バンドを固定するためのバンド固定部8が伸びている。さらに、文字板2における6時の位置には日窓2aが開設されており、この日窓2aから日車42の表面の一部が露呈している。
【0011】
なお、同図に示した衛星電波腕時計100のデザインは一例である。ここで示したもの以外にも、例えば、胴1を丸型でなく角型にしてもよいし、竜頭6やボタン7の有無、数、配置は任意である。また、本実施形態では、指針を時針3、分針4、秒針5の3本としているが、これに限定されず、秒針5を省略しても、あるいは、曜日、タイムゾーンやサマータイムの有無、電波の受信状態や電池の残量、各種の表示を行う指針や、日付表示等を追加したりしてもよい。
【0012】
また、本明細書では、衛星電波腕時計という用語を、腕時計であって、かつ、GPS衛星などの日付や時刻に関する情報を含む衛星信号を送信する衛星から当該衛星信号を受信し、それに含まれる日付や時刻に関する情報、すなわち基準情報に基づき、腕時計内部に保持している時刻の情報である内部時刻を修正する機能を有している腕時計を指すものとして用いる。但し、本発明は衛星電波腕時計に限らず、一般的な標準電波を受信して内部時刻を修正する電波腕時計にも適用してよい。さらに、腕時計だけでなく、置き時計や掛け時計に適用してもよい。
【0013】
なお、衛星電波腕時計100では、文字板2を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が胴1に取り付けられている。また、風防の反対側においては裏蓋が胴1に取り付けられている。本明細書では、以降、衛星電波腕時計100の風防が配置される方向(図1における紙面手前方向)を表側又は上側、裏蓋が配置される方向(図1における紙面奥方向)を裏側又は下側と呼ぶ。
【0014】
文字板2の裏側には、太陽電池11が配置され、表側から入光した光により発電がなされる。そのため、文字板2はある程度光線を透過するプラスチック等の合成樹脂材質等で形成される。図1に示されるように太陽電池11は概略円形をなし、6時の位置に矩形状の切り欠き部11bが形成されている。そして、文字板2の裏側において、この切り欠き部11bの領域(非配置領域)内に衛星信号を受信するためのパッチアンテナ14が配置されている。ここでは、パッチアンテナ14の平面形状(矩形)に合わせて矩形状の切り欠き部11bを太陽電池11に形成したが、切り欠き部11bの形状として、時刻修正用の信号を受信するためのアンテナの形状に対応する他の形状、あるいはアンテナ形状とは無関係の他の形状を採用してよいのはもちろんである。なお、太陽電池11の表面には半導体薄膜及び電極を備える発電セル11aが複数形成されている(図2参照)。パッチアンテナ14には、その厚み方向を貫くように給電ピン14bが設けられ、表側の面が衛星からの電波を受信する受信面14aとなっている。パッチアンテナ14の受信面14a、太陽電池11の受光面、文字板2は、互いに平行に設けられており、いずれも表側を向いている。
【0015】
ところで、一般に長波帯を用いて地上局から送信される標準電波を用いて時刻修正を行う電波時計では、フェライトあるいはアモルファス合金等の磁芯にコイルを巻いた形式のいわゆるバーアンテナが用いられることが多い。これに対し、本実施形態に係る衛星電波腕時計100では、はるかに周波数の高いUHF帯を用いて衛星から送信される信号を受信する。そのため、UHF帯の信号の受信に適した小型のアンテナとして、パッチアンテナ14を用いている。そして、衛星信号は高周波であるので、太陽電池11の電極がパッチアンテナ14の表側に配置されると、著しくその受信感度が低下する。そこで、上記のように太陽電池11の一部に切り欠き部11bを形成し、そこにパッチアンテナ14を配置して、受信面14aの上方に太陽電池11の電極が配置されないようにしている。なお、パッチアンテナ14に代えて、チップアンテナや逆Fアンテナを採用してもよい。
【0016】
図2には胴1、文字板2、太陽電池11及び後述する日車押さえ46等の表側の部材を取り外し、カレンダー機構が見える状態とした衛星電波腕時計100が示されている。さらに、図3は、図2のIII−III線における断面図であり、図4は、図2のIV−IV線における断面図である。
【0017】
衛星電波腕時計100の胴1にはプラスチック等の合成樹脂製の地板40が収容されており、地板40により衛星電波腕時計100の各種機構が支持されている。例えば分針軸、時針軸、秒針軸等の指針軸44が地板40の中央部に支持され、12時の位置側には衛星電波腕時計100の各種機構を駆動するためのモータ20,22,24が支持されている。モータ20,22,24は耐磁板58,60により覆われている(図3参照)。また、地板40の3時側の側面からは竜頭6が取り付けられる巻真41が突出している。巻真41の基端側にはセンサが組み付けられており、ユーザが竜頭6を引き出したり、回転させたりといった操作をしたことを電気的に検知するようになっている。なお、地板40は金属等、他の材料により形成されもよい。
【0018】
地板12の裏側には、回路基板54が配置され、さらにその裏蓋側には電池支持枠50が配置される。回路基板54上には、パッチアンテナ14が設けられ、さらに衛星電波腕時計100の動作制御のためのコントローラ、受信した衛星信号を処理する受信回路も設けられる。
【0019】
電池支持枠50もまた、好適にはプラスチック等の合成樹脂製である。電池支持枠50には電池48が支持され、押さえ板52により地板40に固定される。電池48はモータ20,22,24の裏側、すなわち12時の位置側に位置する。本実施形態では、電池48は充電可能な二次電池であり、ボタン型のリチウム二次電池を用いている。そして、太陽電池11により発電された電力が蓄積されるようになっている。なお、二次電池として、リチウム電池以外、例えばリチウムイオンキャパシタやニッケル水素畜電池を用いてもよい。
【0020】
地板40の表側には日車42が配置されている。日車42は環状の薄板部材であり、その内周側には、1月あたりの日数に対応して62個の歯42aが形成されている。また、表面には1から31の数字が印刷されており、いずれかの数字が日窓2aから見えるようになっている。日車42の歯42aの先端部には、板状に形成された日車押さえ46の縁部が被さっており、これにより日車42が回動可能に保持されている。
【0021】
日車42の内側には日回し車38、中間車34、32,30,28,26からなるカレンダー輪列が配置されており、モータ20のロータ20aの回転力は、かかるカレンダー輪列により日回し車38に伝達され、日回し車38により日車42が反時計回りに回転するようになっている。具体的には、日回し車38と噛み合う中間車34は、180度離れて配置された2つの歯34aのみを備えており、モータ20により1日かけて時計回りに半周するようになっている。こうして、歯34aにより日回し車38は1日に1度回転駆動され、該日回し車38に連動して日車38が1日分(360/31度)だけ反時計回りに回転する。日車42の内側には、日ジャンパ36も配置されている。日ジャンパ36は屈曲した形状の本体部を有しており、屈曲部からは、日車42における隣接する歯42aの間に弾性的にその先端が接するバネ部36bが日車42側に伸びている。これにより、日車42の位置ずれを防止することができる。また、日ジャンパ36の本体部における中間車34側の側面にはカム面36aが形成されている。カム面36aには中間車34の歯34aが周期的に当接するようになっており、歯34aが日回し車38と噛み合う直前に同歯34aはカム面36aから離間する。日ジャンパ36の本体部は微少角だけ回動するように基端側で支持されており、時計回りに付勢されている。このため、歯34aがカム面36aから離間すると、日ジャンパ36本体が図2において時計回りに微少角だけ回転する。こうして、日回し車38が日車42を回動させる際に、バネ部36bの付勢力を減らし、日回し車38が日車42を容易に回転させられるようにしている。なお、図3及び図4に示すように、文字板2の裏側には、僅かな距離を置いて太陽電池11が配置されており、さらにその裏側に僅かな距離を置いて日車42が配置されている。また、日車42よりも裏側にパッチアンテナ14が配置されている。
【0022】
図2乃至図4に示すように、パッチアンテナ14の表側には日ジャンパ36、日車押さえ46の一部、日車42の一部、中間車34の一部、地板40の一部及び文字板2の一部が配置される。しかし、これらのいずれもが非導電性のプラスチック等の合成樹脂製であり、アンテナ受信感度に影響を与えないか、或いはその影響はごく軽微である。また、上述のようにパッチアンテナ14は太陽電池11の切り欠き部11b内に配置されている。さらに、本実施形態においては、パッチアンテナ14に近接する日回し車38、中間車32,30,28,26もプラスチック等の合成樹脂製である。このため、パッチアンテナ14は、受信感度を十分に発揮して、比較的周波数の高い衛星信号を好適に受信することができる。なお、中間車28,26等、パッチアンテナ14から十分に離れている歯車については、強度アップやコストダウンを図るべく、金属製としてもよい。
【0023】
また図2に示すように、本実施形態では、パッチアンテナ14の給電ピン14bの頂部の指針軸44側に日ジャンパ36が配置され、その反対側に日車42が配置され、日窓2aは給電ピン14bの頂部よりも外周側に配置される。また、上述のように日ジャンパ36の本体部は屈曲した形状を有しているが、その内側に給電ピン14bの頂部が位置するようになっている。以上のように配置することで、パッチアンテナ14の表側の空間を有効に利用することができる。さらに、日ジャンパ36が日車42の回動を抑制する位置(バネ部36bの先端位置)を、日窓2aと同様、パッチアンテナ14の上方(表側)としているので、両者の距離を接近させることができ、日車42の位置ずれを防止しやすくできる。また、給電ピン14bと、日ジャンパ36と、日車42とは、いずれも平面的に(風防側から見て)重ならない位置に配置されている。さらに、図4に示すように、日車押さえ46には開口46aが形成されており、この開口46a内に給電ピン14bの頂部が配置されるようになっている。このため、衛星電波腕時計100の薄型化を図ることができる。なお、日車押さえ46に開口46aを形成する代わりに、日車押さえ46の裏面に凹部を形成し、この凹部内に給電ピン14bの頂部を逃がすようにしてよい。こうしても、衛星電波腕時計100の薄型化を同様に図ることができる。
【0024】
以上の説明では、パッチアンテナ14の上方に情報表示のための開口である日窓2aを配置するようにしたが、年や月などの日以外のカレンダー情報、衛星信号の受信中であるか否か、ストップウォッチ機能が動作中であるか否かなど、衛星電波腕時計100の状態を示す情報(状態情報)、時分秒などの時刻情報、現在表示中の時刻に関連する国名、都市名、或いは時差といった世界時計情報を表示するための開口を設けてもよい。この場合、開口の裏側にはこれらの情報を表示するための情報表示板を配置すればよい。なお、情報表示板は必ずしも環状である必要はなく、円盤状や扇形状であってよい。
【0025】
さらに、以上の説明では、パッチアンテナ14の上方に情報表示のための開口を1つだけ設けるようにしたが、複数設けてもよい。例えば図5に示す衛星電波腕時計100aのように、文字板2におけるパッチアンテナ14の上方に、日窓2aに加えて、更に曜窓2bを形成してよい。この場合、パッチアンテナ14の上方には曜車60も設けられる。曜窓2bは、給電ピン14bよりも指針軸44側に設けるのが好ましく、この場合、日ジャンパ36はパッチアンテナ14の上方以外の位置に配置される。曜車60も、好ましくはプラスチック等の合成樹脂製である。
【0026】
さらに、1つの開口により複数の情報を表示してもよい。例えば図6に示す衛星電波腕時計100bのように、文字板2におけるパッチアンテナ14の上方領域内に逆T字状の情報表示窓2cを形成し、この情報表示窓2cにおける横棒部分から都市名表示のための都市表示車102の一部を露呈させ、縦棒部分から日車104の一部を露呈させてもよい。この場合、図7に示すように、外周側に環状の薄板部材である都市表示車102を回動可能に配置し、内周側にそれよりも小径の環状の薄板部材である日車104を回動可能に配置してよい。また、都市表示車102の遊動を抑制するためのジャンパ108はパッチアンテナ14の上方に配置してよい。この場合、都市表示車102の内周側に形成された歯の先端部には、都市表示車押さえ106が被せられ、日車102の内周側に形成された歯の先端部には、日車押さえ110が被せられる。都市表示車102、日車104、都市表示車押さえ106、日車押さえ110は、いずれも好ましくはプラスチック等の合成樹脂製である。
【0027】
また、以上の説明では、太陽電池11に切り欠き部11cを設けて、この切り欠き部11cの平面領域内にパッチアンテナ14を配置したが、本発明においては、必ずしも太陽電池11に切り欠き部11cを設けなくてもよい。この場合、パッチアンテナ14の表側に、太陽電池11の基板のみが配置されるようにしてよい。あるいは、パッチアンテナ14の表側に、太陽電池11の基板及びその上に形成されたダミーのセルが配置されるようにしてよい。ダミーのセルは、発電セル11aそのものとは異なり、電極を含まずに半導体膜のみから形成される。このようにしても、パッチアンテナ14の表側に太陽電池11の電極が配置されないので、良好な受信感度を発揮できる。この場合、太陽電池11における、日窓2a等の開口に対応する位置に、日車42等の情報表示板を露呈させるための開口を設ける。或いは、太陽電池11の基板をガラス等の透明材料により形成するとともに、パッチアンテナ14の表側には太陽電池11の基板のみが配置されるようにして、基板を透過して日車42等の情報表示板が見えるようにしてもよい。
【0028】
さらに、太陽電池11は、全ての発電セル11aを共通の基板上に形成したものである必要はなく、複数の基板を備えるとともに、それぞれの基板の上に1以上の発電セル11aが形成されてもよい。この場合、各基板は、パッチアンテナ14の表側に発電セル11aが配置されないようにして胴1内に収容される。
【0029】
以上の各実施形態によれば、文字板2におけるパッチアンテナ14と重なる領域に日、都市名、曜等の情報表示のための開口が形成されるので、太陽電池11に情報表示のための特別の開口を設ける必要がない。このため、太陽電池11の発電面積を減らすことなく各種情報を表示することができる。また、情報表示のための板状部材及びその駆動機構の少なくとも一部を非導電性の樹脂により形成しているので、パッチアンテナ14の受信感度に悪影響を与えずに済む。また、モータ20,22,24や耐磁板58,60をパッチアンテナ14とは反対側である12時側に集中配置させているので、これらの部材がパッチアンテナ14の受信感度に悪影響を与えずに済む。
【符号の説明】
【0030】
1 胴、2 文字板、2a 日窓、3 時針、4 分針、5 秒針、6 竜頭、7 ボタン、8 バンド固定部、11 太陽電池、11a 発電セル、11b 切り欠き部、14 パッチアンテナ、14a 受信面、14b 給電ピン、20,22,24 モータ、26,28,30,32,34 中間車、36 日ジャンパ、38 日回し車、40 地板、41 巻真、42 日車、44 指針軸、46 日車押さえ、48 電池、50 電池支持枠、52 押さえ板、54 回路基板、58,60 耐磁板、100 衛星電波腕時計。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性を有する文字板と、
該文字板の裏側に部分的に配置される太陽電池の発電セルと、
前記太陽電池の発電セルが配置されない非配置領域に配置されるアンテナと、を備え、
前記文字板には、前記アンテナと重なる領域に情報表示のための開口が形成される、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池付き時計において、
前記アンテナの表側に配置され、前記開口を通じて部分的にその表面が視認される情報表示板をさらに備える、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項3】
請求項2に記載の太陽電池付き時計において、
前記太陽電池と前記アンテナとは前記太陽電池の厚み方向に離間して配置され、
前記情報表示板は、前記太陽電池と前記アンテナの間に配置される、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池付き時計において、
前記情報表示板は非導電性材料により形成される部分を含む、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池付き時計において、
前記太陽電池付き時計は、非導電性材料により形成される部分を含むとともに、前記情報表示板を駆動する駆動機構をさらに備え、
前記駆動機構の少なくとも一部は、前記アンテナの表側に設けられる、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項6】
請求項5に記載の太陽電池付き時計において、
前記アンテナは、内部時刻の修正のための衛星信号を受信する高周波電波受信用アンテナである、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項7】
請求項6に記載の太陽電池付き時計において、
前記アンテナに備えられる給電ピンの頂部を挟んで、一方側に前記駆動機構の前記一部が設けられ、他方側に前記情報表示板における視認される部分が設けられる、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項8】
請求項7に記載の太陽電池付き時計において、
前記駆動機構の前記一部は、前記情報表示板の動きを抑制するジャンパである、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽電池付き時計において、
前記情報表示は時刻情報、カレンダー情報、世界時計情報、及び状態情報のうち1以上の表示である、
ことを特徴とする太陽電池付き時計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−198150(P2012−198150A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63327(P2011−63327)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000001960)シチズンホールディングス株式会社 (1,939)
【出願人】(307023373)シチズン時計株式会社 (227)
【Fターム(参考)】