説明

子宮内圧力カテーテルインターフェースシステム

子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するためのインターフェースケーブルシステムが提供される。このケーブルシステムは、このケーブルシステムと子宮内圧力カテーテルシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第1のコネクター、およびこのケーブルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供する第2のコネクターを含む。このケーブルシステムはまた、上記第1のコネクターと第2のコネクターとの間に延びる複数のコンダクター、および作動に際し、ケーブルシステムを上記カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供するような形態にするスイッチング要素を含む。このケーブルシステムはまた、上記スイッチング要素が作動されることを示し、それによって上記ゼロ化操作が上記時間の間に実施され得ることを示すインジケーターを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、子宮内カテーテル、そしてより特定すれば、子宮内圧力カテーテルからの信号を伝達するためのケーブルシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
胎児性収縮をモニターおよび/または分析することで、外部から適用されるデバイス(例えば、陣痛計)および子宮内デバイスが用いられている。子宮内圧力モニタリングに関し、代表的には、カテーテルが子宮内に直接挿入されている(例えは、羊膜が破れた後)。一旦カテーテルが子宮内に挿入されると、このカテーテルによって圧力測定が行われる。測定された圧力は、次いで、このカテーテルから(カテーテルのタイプに依存して電気的または機械的いずれかで)インターフェースケーブルに移送される。このインターフェースケーブルは、次に、電気信号の形態にある圧力を1つ以上の胎児モニターに電気的に移送する。多くの圧力カテーテル構成要素およびシステムが、Urionらによる特許文献1に記載されており、その内容は、本出願中に参考として援用される。
【0003】
しばしば、圧力カテーテルをインサイチュ(in situ)で「ゼロ」または「再ゼロ」にすることが所望されるようになる。例えば、圧力カテーテルは、圧力トランスデューサーの出力を参照値と正確に比較され得ることを確実にするために「ゼロ化」される圧力トランスデューサーを含み得る。多くの従来の圧力カテーテルは、インサイチュで実施され得るゼロにする操作を可能にしない。さらに、このようなゼロにする操作を提供するカテーテルは、多くの欠点に苦しんでいる。例えば、特定のシステムでは、使用者は、インターフェースケーブル上のボタンを押し、そして保持し、そして次に(このボタンを押された状態に保持することを継続しながら)、胎児モニター上に提供された機構を通じてこのシステムをゼロ化する。このような操作は不便である。なぜなら、使用者は、第1の手でインターフェースケーブル上のボタンを保持し、そして他方の手で胎児モニター上のゼロにする機構を操作するからである。さらに、使用者は、このシステムが実施されるべきゼロにするプロセスのための準備が整っているか否かを知る有効な方法を有していない。
【0004】
さらに、子宮内圧力モニタリングシステムと組み合わせて用いられるインターフェースケーブルの機能性を確認することがしばしば所望される。特定の従来の子宮内圧力モニタリングシステムでは、使用者は、インターフェースケーブルが適正に機能しているか否かを確認するために、モニタリングシステムのスクリーンを参照する前に、比較的複雑な複数ステッププロセスに従う。それらの性質により、このような従来の手順は、所望されない潜在的な誤りの供給源を有している(例えば、複雑な複数ステップ手順の後の誤り、スクリーンが、ケーブルが適正に機能していることを示すか否かを決定する際のヒトの誤りなど)。
【特許文献1】米国特許第5,566,680号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、上記に記載の欠陥の1つ以上を克服するインターフェースケーブルを提供することが所望され得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(発明の要旨)
本発明の例示の実施形態によれば、子宮内圧力カテーテルシステム(例えば、圧力カテーテル)とモニタリングシステム(例えば、胎児モニター)との間の電気的相互接続を提供するためのインターフェースケーブルシステムが提供される。このモニタリングシステムは、上記インターフェースケーブルシステムを経由して上記子宮内圧力カテーテルシステムから圧力測定を受容する。上記インターフェースケーブルシステムは、このインターフェースケーブルシステムと上記子宮内圧力カテーテルシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第1のコネクター、および上記インターフェースケーブルシステムと上記モニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第2のコネクターを含む。このインターフェースケーブルシステムはまた、上記第1のコネクターと上記第2のコネクターとの間に延びる複数のコンダクターを含む。このインターフェースケーブルシステムはまた、スイッチング要素であって、このスイッチング要素の作動に際し、このインターフェースケーブルシステムを、上記子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供するような形態にするスイッチング要素を含む。このインターフェースケーブルシステムはまた、上記スイッチング要素が作動されること示し、それによって上記ゼロ化操作が上記時間の間に実施され得ることを示すインジケーターを含む。
【0007】
本発明の別の例示の実施形態によれば、子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するためのインターフェースケーブルシステムが提供される。このモニタリングシステムは、上記インターフェースケーブルシステムを経由して上記子宮内圧力カテーテルシステムから圧力測定を受容する。このインターフェースケーブルシステムは、このインターフェースケーブルシステムと上記子宮内圧力カテーテルシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第1のコネクターおよび上記インターフェースケーブルシステムと上記モニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第2のコネクターを含む。このインターフェースケーブルシステムはまた、上記第1のコネクターと上記第2のコネクターとの間に延びる複数のコンダクターを含む。このインターフェースケーブルシステムはまた、上記第1のコネクターが上記子宮内圧力カテーテルシステムに接続されないとき上記第1のコネクターに連結される試験プラグを含む。この試験プラグは、上記インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定するために用いられ得る。上記インターフェースケーブルシステムはまた、このインターフェースケーブルシステムが適正に機能していることが決定された場合に指示を提供するインジケーターを含む。
【0008】
本発明のなお別の例示の実施形態によれば、子宮内圧力カテーテルシステムに対してゼロ化操作を実施する方法が提供される。この方法は、インターフェースケーブルシステムを経由して、上記子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の相互接続を提供する工程を含む。この方法はまた、上記インターフェースケーブルシステム内に含まれるスイッチング要素を作動する工程であって、上記子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る間の時間を提供する工程を含む。この方法はまた、上記スイッチング要素が瞬時に作動されたことの指標を提供する工程であって、それによって上記ゼロ化操作が実施され得ることを示す工程を含む。この方法はまた、上記子宮内圧力カテーテルシステムをゼロ化する工程を含む。
【0009】
本発明のなお別の実施形態によれば、インターフェースケーブルシステムの機能性を確認する方法が提供される。このインターフェースケーブルシステムは、子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供する。この方法は、上記インターフェースケーブルシステムの構成要素として含まれる試験プラグをこのインターフェースケーブルシステムのコネクターに連結する工程を含む。このコネクターは、上記インターフェースケーブルシステムが上記子宮内圧力カテーテルシステムから上記モニタリングシステムまで圧力信号を伝達するために用いられるとき、上記子宮内圧力カテーテルシステムに連結されるような形態である。この方法はまた、上記インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定する工程を含む。この方法はまた、上記インターフェースケーブルシステムが適正に機能している場合にその指標を提供する工程を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
(発明の詳細な説明)
本明細書で用いられるとき、用語「ゼロ」、「再ゼロ」、「ゼロ化」、および/または「再ゼロ化」は、カテーテルシステム自体(例えば、子宮内圧力カテーテルシステム)に関して用いられるときでさえ、このカテーテル自体、関連するモニタリングシステム、またはそれらの組み合わせのゼロ化または再ゼロ化操作をいう。さらに、本明細書に添付した請求項に関して、用語「ゼロ」および/または「ゼロ化」は、ゼロ化および再ゼロ化操作を包含することが意図される。
【0011】
子宮内圧力を測定するとき、この圧力は、しばしば、ベースラインに対するオフセットとして測定される。このベースラインは、このカテーテルシステムをゼロ化/再ゼロ化することによって確立される。従って、特定のシステムでは、新たなカテーテルシステムがインターフェースケーブルに連結されるたびにゼロ化/再ゼロ化操作が実施される。
【0012】
図1は、インターフェースケーブルシステム100の斜視図である。インターフェースケーブルシステム100は、子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態である。このモニタリングシステムは、インターフェースケーブルシステム100を経由して子宮内圧力カテーテルシステムの圧力測定を受ける。
【0013】
インターフェースケーブルシステム100は、インターフェースケーブルシステム100とモニタリングシステム(図1には示されず)との間の電気的相互接続を提供するような形態である。コネクター104は、上記モニタリングシステムに連結されるような形態である複数ピンコネクター102を含む。
【0014】
インターフェースケーブルシステム100はまた、インターフェースケーブルシステム100と子宮内圧力カテーテルシステム(図1には示されず)との間の電気的接続を提供するような形態であるコネクター110(例えば、オーバーモールドコネクター)を含む。
【0015】
複数のコンダクターが、コネクター102とコネクター110との間に延びる。図1に示される本発明の例示の実施形態によれば、これらコンダクターは、ケーブル108中に提供される(例えば、4ワイヤのシールドされたケーブル)。
【0016】
コネクター104は、スイッチング要素114(例えば、瞬時スイッチ)を含む。スイッチング要素114の操作により、インターフェースケーブルシステム100は、その間に子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供するような形態である。例えば、スイッチング要素114は、子宮内圧力カテーテルシステムからの圧力信号を保持するインターフェースケーブルシステム100の特定のコンダクターを短絡し得る。このような短絡は、信号を保持するワイヤを横切るゼロ電位を生じ、これは、ゼロ化操作を実施するために所望され得る。
【0017】
コネクター104はまた、スイッチング要素114が作動されたこと(例えば、瞬時スイッチ114が押されたこと)を示すためのインジケーター112(例えば、光、LEDなど)を含む。それ故、インターフェースケーブルシステム100の使用者は、ゼロ化操作が実施され得ることの指標を有する。例えば、このようなゼロ化操作は、モニタリングシステム(図1には示されず)上のボタンを押すこと、またはスイッチを操作することによって実施され得る。
【0018】
インターフェースケーブルシステム100はまた、コネクター104から延び、そして試験プラグ116(すなわち、ケーブルチェックプラグ116)に至る、ひずみリリーフを含む。インターフェースケーブルシステム100の機能性を試験することが所望される場合、そしてコネクター110が子宮内圧力カテーテルシステムに連結されていない場合、試験プラグ116は、コネクター110と嵌合され得る。以下により詳細に説明され得るように、試験プラグ116とコネクター110との嵌合は、インターフェースケーブルシステム100の機能性の試験を生じる。インターフェースケーブルシステム100が適正に機能していることが決定される場合、インターフェースケーブルシステム100の使用者に指標が提供される。図1に示される本発明の例示の実施形態では、このような指標は、インジケーター112(例えば、光、LEDなど)によって提供される。例えば、試験プラグ116がコネクター110と嵌合されている間、そしてインターフェースケーブルシステム100が適正に機能している場合、インジケーター112は、連続的に照らされた光またはLEDであり得る。
【0019】
インターフェースケーブルシステム100はまた、ストップ118(例えば、ケーブル108上に提供されるオーバーモールド結び目(ノット))を含み、試験プラグ116が滑るか、またはそうでなければ所望されずに移動することを防ぐ。
【0020】
インターフェースケーブルシステム100に関して上記で記載されたように、本発明の目的は、使用者/介護者が、それによって子宮内圧力モニタリングのためのシステムゼロまたは再ゼロを実施し得る有効手段を提供することである。本発明の別の目的は、使用者/介護者が、それによって子宮内圧力カテーテルインターフェースケーブルが適正に性能を出していることを確認し得る有効手段を提供することである。
【0021】
図1に関して上記に記載されたように、本発明の例示の実施形態によれば、ゼロ/再ゼロ方法は、モニターコネクター(すなわち、コネクター104)上に取り付けられた瞬時スイッチ(すなわち、スイッチング要素104)、インジケーター光(すなわち、インジケーター112)、およびモニターコネクター内部に囲われた回路板上の回路(図1には示されず)を利用する。使用者/介護者が、瞬時スイッチ114(または上記回路板上のスイッチに取り付けられるボタン)を瞬時に押す/操作するとき、子宮内圧力信号を保持するような形態の信号ワイヤが、一緒に短絡され、ゼロ電圧信号を生成する。瞬時スイッチ114の瞬時作動の結果として、インジケーター光112が、所定長さの時間(すなわち、ゼロ化時間)所定の頻度(すなわち、フラッシュ頻度)でフラッシュする。
【0022】
このフラッシュ頻度は、回路の設計において構成され得る。さらに、このフラッシュ頻度は、それが使用者/介護者によって変更することができないような形態とされ得る。本発明の例示の実施形態によれば、インジケーター光112は、5秒のゼロ化時間の間に2ヘルツのフラッシュ頻度でフラッシュする。このゼロ化時間の間に、使用者/介護者は、ゼロ/再ゼロ操作を適正に実施し得る。さらに、使用者/介護者は、ゼロ化時間が、使用者/介護者が瞬時スイッチ114を押すことを中断するまで、連続的に再スタートされ得るよう、そのように所望される場合、瞬時スイッチ114を連続的に保持し得る(例えば、図1に示されないマイクロプロセッサー中に構成される)。
【0023】
図2A〜2Bに関して以下により詳細に説明されるように、コネクター104内側の回路板上に載せられた回路は、上記に記載のようなゼロ/再ゼロ機能を制御する。この回路は、上記モニタリングシステムに電気的に連結されている複数ピンコネクター102を経由して、このモニタリングシステムによって供給され得る励起電圧によって電力を与えられる。あるいは、埋め込まれたか、または置換可能なバッテリーがこの回路のための電力を提供し得る。
【0024】
コネクター104中(例えば、上記に記載の回路板上)に提供される構成要素を用い、この励起電圧は、回路板上の適切な構成要素に電力を与えるために取り扱われ、倍加され、そして/または変換され、これは、制限されないで、レジスター、opアンプ、アナログスイッチ、およびマイクロプロセッサーを含む。これら構成要素の作動は、図2A〜2Bに関して以下により詳細に説明される。簡単に述べれば、マイクロプロセッサーは制御構成要素であり、これは、瞬時スイッチ114が押されたとき感知し、そして次にアナログスイッチをトリガーし、2つの信号ワイヤを一緒に短絡する。このマイクロプロセッサーはまた、ゼロ/再ゼロ時間の長さおよびフラッシュ頻度を制御する。インジケーター光112は、回路板上に直接載せられ得、そしてコネクター104の外面に突出し得る。あるいは、インジケーター光は、光パイプなどを経由して外面に突出し得る。
【0025】
上記のように、本発明の例示の実施形態によれば、スイッチング要素114は、瞬間的に押されることによって作動され得る。対照的に、特定の従来システムは、連続的に押され、そして係合されるスイッチを利用する(すなわち、トランスデューサーが先端にあるカテーテルシステム)。その他の従来のカテーテルシステムは、インターフェースケーブルから実際に抜かれる(例えば、外部トランスデューサーシステム)。スイッチング要素114は、瞬時の操作によって(例えば、1秒以下)上記システムをゼロ/再ゼロ化するために用いられ得るので、使用者/介護者は、所望のようにかれらの手は自由である(そうでなければ、使用者/介護者の手は、スイッチを連続的に押すために用いられるであろう)。上記に記載のように、一旦、スイッチング要素114が係合されると、それは、回路中に構成されたゼロ/再ゼロ化時間の間係合したままである。
【0026】
上記に記載された例示のゼロ/再ゼロ化時間の間、インジケーター光112は、5秒間の間フラッシュし、これは、ゼロ/再ゼロ化操作がこの5秒間の間に適正に実施され得ることを示す。例えば、このゼロ/再ゼロ化操作を実施するために、使用者/介護者は、シンジケーター光112がフラッシュしている間に上記モニタリングシステム上のゼロ参照ボタンを押す。それ故、使用者/介護者には、ゼロ/再ゼロ化操作が開始され得ることを示す、予測可能かつ信頼性のある機構(すなわち、インジケーター光112のフラッシュ)が提供され得る。
【0027】
対照的に、従来のシステムは、システムゼロ/再ゼロ化が適正に実施され得ることの任意の確認を提供しない。結果として、使用者/介護者が、ゼロ/再ゼロ化操作のために上記システムを適正に準備しない場合(すなわち、使用者が、再ゼロ化ボタンを下方に維持しないか、またはトランスデューサーが先端にあるカテーテルシステムのためのスイッチを係合しない場合、または使用者が、外部トランスデューサーカテーテルシステムのためのインターフェースケーブルからカテーテルを抜かない場合)、不適切なゼロ/再ゼロ化操作実施され得、それによって不正確な読み取りを生じる。本発明は、適正なゼロ/再ゼロ化操作実施され得る指標(例えば、フラッシュする光)を提供することによって、このような不適切なゼロ/再ゼロ化操作が生じる可能性を実質的に減少する。
【0028】
上記で提供されるように、特定の従来のシステムは、ゼロ/再ゼロ化操作が適正に実施され得るフィードバックを介護者に提供しない。再ゼロボタンまたはスイッチを含むトランスデューサーが先端にあるカテーテルシステムに関し、介護者は、ボタン/スイッチが完全に係合されたか否か、またはそれが適正に作動しているか否かを知る方法を有していない。さらに、このような従来システムでは、どのボタンが押され、そして最初に保持される必要があるのかに関してしばしば混乱が存在する(すなわち、カテーテル/インターフェースケーブル上の再ゼロボタン/スイッチ、またはモニター上のゼロ参照ボタン)。本発明によれば、ゼロ/再ゼロ化操作が適正に実施され得ることを示す指標が提供されるので、スイッチング要素114が押された場合にのみ指標(例えば、フラッシュする光)が提供されるという点で、このような混乱の可能性は実質的に減少される。
【0029】
本発明の特定の実施形態は、片手で容易に実施され得るゼロ/再ゼロ化操作を提供し得る。対照的に、特定の従来システムは、ゼロ/再ゼロ化操作を実施するために両方の手の使用を提供する。例えば、特定の従来のトランスデューサーが先端にあるカテーテルシステム(インターフェースケーブル上にゼロ/再ゼロボタンを有する)の場合には、片手をゼロ/再ゼロボタンを押しかつ保持するために用い、その一方、他方の手をモニタリングシステム上のゼロ参照ボタンを押すために用いる。特定の従来のトランスデューサーが先端にあるカテーテルシステムは、このカテーテルシステム自体の上にゼロ/再ゼロスイッチを有し、そしてインターフェースケーブル上にはない;しかし、このようなシステムはまた、ゼロ/再ゼロ化作動を係合するために両手を用いる。例えば、介護者がモニタリングシステム上のゼロ参照ボタンを押した後、上記スイッチを切るために両手が再び用いられる。
【0030】
従来の外部トランスデューサーカテーテルシステムに関し、代表的には、このカテーテルシステムをインターフェースケーブルから抜くために両手が用いられる。介護者が、モニタリングシステム上のゼロ参照ボタンを押した後、このカテーテルシステムをインターフェースケーブルに再び取り付けるために両手が再び用いられる。
【0031】
それ故、従来のシステムとは対照的に、本発明は、それによって、使用者/介護者が片手でゼロ/再ゼロ化操作を望ましく実施し得る方法を提供する。本発明によれば、使用者/介護者は、(1)コネクター104上のスイッチング要素114(例えば、瞬時スイッチ114)を作動し、(2)システムがゼロ/再ゼロ化操作の準備状態にあることをインジケーター112(例えば、フラッシュするインジケーター112)に注目することによって確認し、そして(3)モニタリングシステム上のゼロ参照ボタンを作動する。これら3つのステップの各々は、片手で達成され得、それによって、使用者/介護者は、かれらの他方の手を所望のように用いることを可能にする。
【0032】
上記で提供されるように、本発明の特定の実施形態は、インターフェースケーブルシステムの機能性を確認するシステムおよび方法に関する。(図1に示されるような)1つのこのような実施形態によれば、このインターフェースケーブルシステムは、試験プラグ116(例えば、雌ソケットに埋められ得るケーブルチェックプラグ116)、インジケーター光114、およびさらなる回路(例えば、コネクター104内に囲われる回路板上に提供される)を含む。
【0033】
本発明の例示の実施形態によれば、使用者/介護者がコネクター110(例えば、オーバーモールドされたカテーテルコネクター110)を試験プラグ116に挿入するとき、モニタリングシステムからの励起電圧が、このモニターの正の電圧が正の信号電圧に電気的に接続され、そしてこのモニターの負の電圧が負の信号電圧に電気的に接続されるような様式で内部が接続されている試験プラグ116の雌ソケットを経由して信号ワイヤに移送される。これらの接続の結果として、インジケーター光112は、インターフェースケーブルシステムが適正に機能している限り、試験の間に連続的に照らされ得る。
【0034】
回路板上に載せられた回路(図1では示されていない)は、インターフェースケーブルシステム機能性チェックを制御する。例えば、このような回路は、モニタリングシステム中にプラグされるモニターピンコネクター102を経由してこのモニタリングシステムによって供給される励起電圧によって電力を与えられ得る。あるいは、埋められるか、または補充可能なバッテリーがこの回路に電力を与えるために提供され得る。図2A〜2Bに関して以下により詳細に記載されるように、回路板上の構成要素を用いることにより、励起電圧は、取り扱われ、倍加され、そして/または反転(インバート)されてこの回路板上の適切な構成要素に電力を与え、これには、制限されないで、レジスター、opアンプ、アナログスイッチ、およびマイクロプロセッサーが含まれる。このマイクロプロセッサーは、信号ワイヤ中の電圧を連続的にモニターする制御構成要素である。この電圧が閾値電圧より大きいとき、コネクター104上のインジケーター光112は、インターフェースケーブルシステム100が適正に機能している場合、連続的に照らされる。このような閾値電圧は、それが使用者/介護者によって変更されなくても良いように回路の設計の間に選択され、そして構成され得る。
【0035】
本発明の例示の実施形態によれば、この閾値電圧は、3ボルトであるように選択される。このような実施形態では、カテーテルシステムからの最大の予期される出力電圧(すなわち、子宮内圧力を表す電圧信号)は、1ボルト以下であり、そしてそれ故、回路中に構成されたアルゴリズムは、実際の子宮内圧力からこの閾値電圧を容易に区別し得る。
【0036】
改良されたゼロ/再ゼロ化機能性および改良されたケーブル確認機能性の両方を利用する本発明の実施形態では、このケーブル確認機能性は、すべての状態でゼロ/再ゼロ化機能性に優先し得る。結果として、インジケーター光112は、上記試験プラグがコネクター110に連結され、そしてインターフェースケーブルシステムが適正に機能している場合、スイッチング要素114(すなわち、ゼロ/再ゼロ化ボタン)が作動しているか否かにかかわらず、連続的に照らされる。
【0037】
従って、本発明の特定の実施形態によれば、インジケーター光112は、試験プラグ116がコネクター110に入れられているとき、そしてインターフェースケーブルシステム100が適正に機能している場合、連続的に照らされる。対照的に、従来システムは、代表的には、インターフェースケーブルチェック手順の間にインターフェースケーブルが適正に機能していることを示す明白な視覚信号を提供しない。むしろ、従来システムでは、介護者は、インターフェースケーブルチェック手順の間にモニタリングシステム(例えば、モニタリングシステムのスクリーン)を見て、読み取り値が所定の範囲にあるか否かを確認する。特定の従来システムで採用されるこの視覚確認方法は、6つのステップの相対的に複雑な連続的手順に従う。対照的に、本発明によれば、インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているとき、単純化された手順(および直接的視覚信号)が提供される。
【0038】
より詳細には、(モニタリングシステムのスクリーン上の読み取り値の解釈をともなう)従来システムの6つのステップの連続的なプロセスとは対照的に、本発明は、(1)カテーテルシステムからインターフェースケーブルシステムを外すこと、そして(2)インターフェースケーブルシステムを試験プラグに電気的に接続することを含む2つのステップを利用する。それ故、本発明によれば、より単純で、より迅速な、そしてより信頼性のあるインターフェースケーブルシステムの機能性を確認するシステムおよび方法が提供される。
【0039】
本発明によれば、インターフェースケーブルシステムの機能性に関する視覚指標を提供することにより、インターフェースケーブルシステムの機能性を不適切に試験する機会がより少ない。これは、不適正に実施されたインターフェースケーブルシステムチェックの衝撃を考慮すれば、特に重要である。例えば、インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているとして不適正に試験される場合、この不正確な機能性チェックは、複数ステップのゼロ/再ゼロ化操作をともない得る。勿論、このようなゼロ/再ゼロ化操作の結果は、子宮内圧力カテーテルシステムがインターフェースケーブルシステムに再連結された後の不正確な読み取り値である。本発明により、インターフェースケーブルチェック手順の改良された信頼性のため、無駄なゼロ/再ゼロ化操作は実施されない。
【0040】
上記のように、本発明は、(1)それによって、使用者/介護者がシステムゼロ/再ゼロ化操作を実施し得る改良された手段、および(2)それによって、使用者/介護者が子宮内圧力カテーテルインターフェースケーブルの機能性を確認し得る改良された手段を提供する。これらの改良の各々について、ここで、例示の回路の詳細を図2A〜2Bに関して説明する。
【0041】
図2Aは、インターフェースケーブルシステム100のコネクター104中に提供される回路の電源分配の回路図である。電源セクションは、モニタリングシステムからのケーブル(端子E7〜E10に連結される)の2つの励起電圧信号を用い、所望の電圧信号を発生する。端子E10に連結される信号は、回路の共通「接地」に接続される。端子E1〜E9に接続される信号は、この回路が接続されるモニタリングシステムのモニターに依存して異なる経路を有する。例えば、この回路がHPモニターに接続される場合、端子E9からの信号経路は、AC入力をパルス化DC信号に変換するために用いられるダイオードD1に接続される。さらに、この回路が、Space Labsモニターに接続される場合、端子E7からの信号経路は、次のステージへの入力レベルが7ボルトを超えないことを確実にするために用いられるレジスターR15およびツェナーダイオードD2を通る経路をとる。さらになお、回路がCorometricsモニターに接続される場合、端子E8からの信号経路は、次のステージの入力に直接もたらされる。これら信号経路の各々は、DC信号のAC成分を取り除くために用いられるキャパシターC5に至る。
【0042】
信号経路の次のステージ(すなわち、倍電圧器ステージ)は、入力電圧が倍加される、スイッチされるキャパシターの倍電圧器U4に至る。この電圧は倍加され、アナログスイッチへの供給電圧が入力電圧より大きいことを確実にする。
【0043】
電圧倍電圧器ステージの出力は、回路のアナログセクションのための負の供給電圧を発生するために用いられる電圧インバーターセクションU5中に供給される。この負の提供電圧は、入力信号のいくつかは接地に対して正および負の両方であるAC信号であるために所望されて発生される。この電圧の倍電圧器セクションの出力はまた、マイクロコントローラーのための提供電圧を提供する線形電圧調節器U6に提供される。
【0044】
図2Bは、インターフェースケーブルシステム100のコネクター104中に提供される回路の信号処理部分の回路図である。図2Bに示される本発明の例示の実施形態では、この回路の信号処理部分は、端子E4、E5、およびE6に提供されるケーブルの内部の2つのピンを用いる。信号は、バッファーとして提供される作動増幅器U3AおよびU3Dを通って伝達される。このバッファーの使用により、信号は、信号を実質的に変化させるに十分な電流を引くことなく、所望のようにモニターされる。このバッファーステージから、信号は、1:10の電圧ゲインをもつ合計増幅器U3Cに入る。負の電圧ゲインは、信号レベルがマイクロコントローラーに受容可能である範囲にあることを確実にするために用いられる。信号調整ステージである最終のU3Bが、正または負の電圧からの信号を、0〜3ボルトの間の信号にレベルシフトするために用いられる。電圧レジスター電圧分割器(レジスターR9およびR10)は、信号がマイクロコントローラーの3V制限を超えないことを確実にするために提供される。
【0045】
電圧レジスター電圧分割器回路の出力は、ピン3でマイクロコントローラーU2上のアナログデジタルコンバーター中に供給される。マイクロコントローラーU2は、入力信号の値が、所定の閾値を超えるか否かを決定する。マイクロコントローラーU2は、LEDを照らし、使用者/介護者に、入力ピンE5とE6との間に所定の閾値より大きい電圧が存在することを警告する。
【0046】
入力ピンE5およびE6は、アナログスイッチU1に電気的に接続され、それによって、これら2つのピンが一時的に短絡されるようにし、モニタリングシステムをゼロ化する。押しボタンスイッチSW1が、マイクロコントローラーU2の入力ピンに連結され、アナログスイッチU1を能動化する。所定の閾値電圧より大きい電圧が存在する場合、マイクロコントローラーU2は、アナログスイッチU1を駆動しない。アナログ信号は、マイクロコントローラーU2によって所定の時間の間短絡される。
【0047】
LED D3は、状況インジケーターとしてマイクロコントローラーによって駆動される。LED D3は、入力ピン間の電圧が所定の閾値を超えるとき、連続的に照らさせる。上記2つのピンが短絡されるとき、LED D3は、点滅される。勿論、図2A〜2Bに示される回路は、元来例示であり、そしてそれ故、代替の形態が、本発明の範囲内で企図される。
【0048】
図3は、子宮内圧力カテーテルシステムに対してゼロ化操作を実施する例示の方法を示すフロー図である。ステップ300では、子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の相互接続が、インターフェースケーブルシステムを介して提供される。ステップ302では、このインターフェースケーブルシステムに含まれるスイッチング要素が作動されて、その間に子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供する。ステップ304では、スイッチング要素が瞬時に作動されたことを示す指標が提供され、それによってゼロ化操作が実施され得ることを示す。ステップ306では、子宮内圧力カテーテルシステムがゼロ化される。
【0049】
図4は、インターフェースケーブルシステムの機能性を確認する方法を示す流れ図である。ステップ400では、インターフェースケーブルシステムの構成要素として含まれる試験プラグが、インターフェースケーブルシステムのコネクターに連結される。このコネクターは、このインターフェースケーブルシステムが、子宮内圧力カテーテルシステムからモニタリングシステムまで圧力信号を伝達するために用いられるとき、子宮内圧力カテーテルシステムに連結される形態である。ステップ402では、インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かに関する決定がなされる。ステップ404では、インターフェースケーブルシステムが適正に機能していることが決定される場合、その指標が提供される。
【0050】
本発明が、インジケーター112としてLEDのような光源を用いる点から説明されているが、それに制限されるわけではない。多くのインジケーターのいずれか(例えば、フラグのような機械的インジケーター、ブザーのような聴覚インジケーター)が用いられ得る。さらに、このインジケーターが、コネクター104の一部分として組み込まれているとして説明されているが、それに制限されるわけではない。むしろ、インジケーター112は、インターフェースケーブルシステム100内に含められる多くの位置のいずれかで提供され得る。
【0051】
本発明は、コネクター104中に含められる回路板上の内部回路(例えば、電源および信号処理回路)の点から説明されているが、それに制限されるわけではない。むしろ、この回路は、インターフェースケーブルシステム100内に含められる多くの位置のいずれかで提供され得る。
【0052】
本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書中で示され、そして説明されているが、本発明は、示される詳細に制限されることは意図されない。むしろ、種々の改変が、特許請求の範囲の等価物の領域および範囲内で本発明から逸脱することなく詳細になされ得る。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】図1は、本発明の例示の実施形態による子宮内圧力カテーテルとの使用のためのインターフェースケーブルシステムの斜視図である。
【図2A】図2Aは、図1のインターフェースケーブルシステムに含まれる電力供給回路の回路図である。
【図2B】図2Bは、図1のインターフェースケーブルシステムに含まれる信号処理回路の回路図である。
【図3】図3は、本発明の例示の実施形態による子宮内圧力カテーテルシステムに対するゼロ化操作を実施する方法を示すフロー図である。
【図4】図4は、本発明の例示の実施形態によるインターフェースケーブルシステムの機能性を確認する方法を示すフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するためのインターフェースケーブルシステムであって、該インターフェースケーブルシステムを経由して該子宮内圧力カテーテルシステムから圧力測定を受容し:
該インターフェースケーブルシステムと該子宮内圧力カテーテルシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第1のコネクター;
該インターフェースケーブルシステムと該モニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第2のコネクター;
該第1のコネクターと該第2のコネクターとの間に延びる複数のコンダクター;
スイッチング要素であって、該スイッチング要素の作動に際し、該インターフェースケーブルシステムを、該子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供するような形態にするスイッチング要素;および
該スイッチング要素が作動されること示し、それによって該ゼロ化操作が該時間の間に実施され得ることを示すインジケーター、を備える、インターフェースケーブルシステム。
【請求項2】
前記スイッチング要素が、該スイッチング要素の作動により前記コンダクターの少なくとも2つを短絡し、該少なくとも2つのコンダクターが前記子宮内圧力カテーテルシステムによって測定された子宮内圧力に関連する信号を保持ための信号保持コンダクターである、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項3】
前記スイッチング要素が、前記第2のコネクターに組み込まれる、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項4】
前記インジケーターが、前記第2のコネクターに組み込まれる、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項5】
前記インジケーターが光源を含み、該光源が、前記スイッチング要素の作動による前記時間の間に所定の頻度でフラッシュする、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項6】
前記第1のコネクターが前記子宮内圧力カテーテルシステムに接続されないとき、該第1のコネクターに接続されるような形態の試験プラグをさらに備え、該試験プラグが前記子宮内圧力カテーテルシステムが適正に機能しているか否かを決定するために用いられるような形態である、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項7】
前記インジケーターが光源を含み、該光源が、前記インターフェースケーブルシステムが適正に機能していることが決定される場合に照らされる、請求項6に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項8】
前記第2のコネクターが、前記インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定するための回路を含む、請求項6に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項9】
モニタリングシステムが、前記回路を作動する電力を提供する、請求項8に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項10】
前記第2のコネクターに含まれるバッテリーが前記回路を作動する電力を提供する、請求項8に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項11】
前記スイッチング要素が瞬時スイッチである、請求項1に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項12】
子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するためのインターフェースケーブルシステムであって、該インターフェースケーブルシステムを経由して該子宮内圧力カテーテルシステムから圧力測定を受容し:
該インターフェースケーブルシステムと該子宮内圧力カテーテルシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第1のコネクター;
該インターフェースケーブルシステムと該モニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供するような形態の第2のコネクター;
該第1のコネクターと該第2のコネクターとの間に延びる複数のコンダクター;
該第1のコネクターが該子宮内圧力カテーテルシステムに接続されないとき該第1のコネクターに連結される試験プラグであって、該インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定するために用いられる試験プラグ;および
該インターフェースケーブルシステムが適正に機能することが決定された場合に指示を提供するインジケーター、を備える、インターフェースケーブルシステム。
【請求項13】
前記インジケーターが光源を含み、該光源が、前記インターフェースケーブルシステムが適正に機能していることが決定される場合に照らされる、請求項12に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項14】
前記第2のコネクターが、前記インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定するための回路を含む、請求項12に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項15】
モニタリングシステムが、前記回路を作動する電力を提供する、請求項14に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項16】
前記第2のコネクターに含まれるバッテリーが前記回路を作動する電力を提供する、請求項14に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項17】
スイッチング要素であって、該スイッチング要素の作動に際し、前記インターフェースケーブルシステムが前記子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る時間を提供するような形態にするスイッチング要素をさらに備える、請求項12に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項18】
前記インジケーターが、前記スイッチング要素が作動されたことを示すような形態であり、それによって、前記時間の間にゼロ化操作が実施され得ることを示す、請求項17に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項19】
前記スイッチング要素が、該スイッチング要素の作動により前記コンダクターの少なくとも2つを短絡し、該少なくとも2つのコンダクターが前記子宮内圧力カテーテルシステムによって測定された子宮内圧力に関連する信号を保持ための信号保持コンダクターである、請求項17に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項20】
前記スイッチング要素が、前記第2のコネクターに組み込まれる、請求項17に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項21】
前記インジケーターが、前記第2のコネクターに組み込まれる、請求項12に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項22】
前記インジケーターが光源を含む、請求項17に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項23】
前記光源が、前記スイッチング要素の瞬時能動化により、所定の頻度で所定の時間の間フラッシュするような形態である、請求項22に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項24】
前記スイッチング要素が、瞬時スイッチである、請求項17に記載のインターフェースケーブルシステム。
【請求項25】
子宮内圧力カテーテルシステムに対してゼロ化操作を実施する方法であって:
インターフェースケーブルシステムを経由して、該子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の相互接続を提供する工程;
該インターフェースケーブルシステム内に含まれるスイッチング要素を作動する工程であって、該子宮内圧力カテーテルシステムのゼロ化操作が実施され得る間の時間を提供する工程;
該スイッチング要素が瞬時に作動されたことの指標を提供する工程であって、それによって該ゼロ化操作が実施され得ることを示す工程;および
該子宮内圧力カテーテルシステムをゼロ化する工程、を包含する、方法。
【請求項26】
前記スイッチング要素を瞬時に能動化する工程が、前記インターフェースケーブルシステムに含まれる複数のコンダクターの少なくとも2つを短絡することを包含し、該少なくとも2つのコンダクターが前記子宮内圧力カテーテルシステムによって測定された子宮内圧力に関連する信号を保持ための信号保持コンダクターである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記指標を提供する工程が、前記時間の間に所定の頻度で光源をフラッシュすることを含み、該光源が前記インターフェースケーブルシステムの構成要素として含まれる、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記作動する工程が、瞬時スイッチを作動することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
インターフェースケーブルシステムの機能性を確認する方法であって、該インターフェースケーブルシステムが、子宮内圧力カテーテルシステムとモニタリングシステムとの間の電気的相互接続を提供し:
該インターフェースケーブルシステムの構成要素として含まれる試験プラグを該インターフェースケーブルシステムのコネクターに連結する工程であって、該コネクターが、該インターフェースケーブルシステムが該子宮内圧力カテーテルシステムから該モニタリングシステムまで圧力信号を伝達するために用いられるとき、該子宮内圧力カテーテルシステムに連結されるような形態である工程;
該インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定する工程;および
該インターフェースケーブルシステムが適正に機能している場合にその指標を提供する工程、を包含する、方法。
【請求項30】
前記決定する工程が、前記インターフェースケーブルシステム中に含まれる回路を用いて該インターフェースケーブルシステムが適正に機能しているか否かを決定することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記モニタリングシステムの電源により前記回路に電力を与える工程をさらに包含する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記インターフェースケーブルシステム中に含まれるバッテリーにより前記回路に電力を与える工程をさらに包含する、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記提供する工程が、前記インターフェースケーブルシステムが適正に機能していることが決定された場合に該インターフェースケーブルシステムの一部分として含まれる光源を照らすことを含む、請求項29に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−514278(P2008−514278A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533522(P2007−533522)
【出願日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/032330
【国際公開番号】WO2006/039085
【国際公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(505471912)タイコ ヘルスケアー グループ リミテッド パートナーシップ (26)
【Fターム(参考)】