孤立リンク判定装置
【課題】整備コストや整備時間の削減が可能な孤立リンク判定装置を提供する。
【解決手段】道路ネットワークを構成するリンクのうち、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する。リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、リンクの終点側に位置するノードデータの位置情報と略同一の位置に施設における出入口位置情報が存在するか否かを判定する。存在すると場合には、当該リンクはその出入口位置情報に対応する施設に進入するための道路に対応するリンクであるため、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定する。
【解決手段】道路ネットワークを構成するリンクのうち、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する。リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、リンクの終点側に位置するノードデータの位置情報と略同一の位置に施設における出入口位置情報が存在するか否かを判定する。存在すると場合には、当該リンクはその出入口位置情報に対応する施設に進入するための道路に対応するリンクであるため、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーナビゲーション等で経路探索を実行する際に利用される道路ネットワークデータを整備する際に用いられる技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
道路ネットワークデータを更新する技術や、新たに道路ネットワークデータを整備する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、道路ネットワークデータを構成するリンクやノードのうち、孤立状態にあるものについては経路探索に用いることができないことを理由に削除することが記載されている。
ここで、リンクやノードが孤立状態であるとは、当該リンクやノードを用いて経路探索処理を実行する際に、利用不可能な状態を意味する。例えば、リンクやノードが単独で存在している場合や、リンクやノードが所定のリンクやノードと直接的若しくは間接的に接続されていない場合である。更には、リンクの一端から当該リンクを通って再び一端に辿り着けるような経路を経路探索処理において引くことができない場合には、そのリンクは経路探索に用いることができないリンクであるため、孤立状態にあると判定される。
【0003】
もっとも、道路ネットワークの整備時におけるオペレータの入力ミス等により誤って孤立状態となっているリンクやノードも有り得る。したがって、実際には孤立状態であるとコンピュータによって判定されたリンクやノードについては、再度オペレータが現地調査結果を確認することで、本来削除されるべきではないリンクやノードが削除されることを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−271576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような道路ネットワークデータの整備においては、いかに孤立状態であるとコンピュータによって判定されるリンクやノードの数を減らせばよいかが課題となる。なぜならば、孤立状態にあるリンクやノードの数を減らすことができれば、オペレータが現地調査結果を確認するといった作業を削減することができるため、整備コストや整備に要する時間の削減が可能となるからである。
本発明は、上記の課題を解決することのできる道路ネットワークの整備技術に関する孤立リンク判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る孤立リンク判定装置は、リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている道路ネットワークデータベースから、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す道路ネットワークデータ読出手段と、地図上に表示するための施設に関する情報が記憶されている施設情報データベースから、前記所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す施設データ読出手段と、前記道路ネットワークデータ及び前記位置データに基づいて、前記リンクが孤立状態にあるか否かを判定する孤立リンク判定手段とを備える。
なお、上述した特徴は、本発明の特徴の全てを列挙したものではなく、これらを要部とする構成(または方法)もまた発明となり得る。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、道路ネットワークデータの整備にかかる整備コストや時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】孤立リンク判定装置の構成図。
【図2】孤立リンク判定手段の構成図。
【図3】道路ネットワークの説明図。
【図4】施設情報の説明図。
【図5】孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図6】実施例1の孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図7】ノードと施設の出入口位置との関係を説明する説明図。
【図8】実施例2の孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図9】施設内ネットワークの説明図。
【図10】道路ネットワークと施設内ネットワークとの関係を説明する説明図。
【図11】新たな道路ネットワークの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
(実施例1)
図1に示すように、本実施例における孤立リンク判定装置は、コンピュータ11で構成されている。具体的に、孤立リンク判定装置としてのコンピュータ11は、道路ネットワークデータベース(DB)12、施設情報データベース(DB)13、道路ネットワークデータ読出手段14、施設データ読出手段15、孤立リンク判定手段16、ハードディスク17を備える。なお、各手段14〜16は、実際にはコンピュータ11に備えられている図示しないCPU(Central Processing Unit)が、メモリ等に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。
【0010】
道路ネットワークDB12には、リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている。
施設情報DB13には、地図上に表示するための施設に関する施設情報が記憶されている。
道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す機能を有する。
施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す機能を有する。
【0011】
図2に示すように、孤立リンク判定手段16は、道路ネットワークデータ及び位置データに基づいて、リンクが孤立状態にあるか否かを判定する機能を有する。具体的に、孤立リンク判定手段16は、施設内ネットワーク生成機能21と、道路ネットワーク構築機能22と、判定機能23とを有する。これら各機能21〜23についても、実際にはコンピュータ11に備えられているCPUが、ハードディスク17やメモリ等に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。
【0012】
施設内ネットワーク生成機能21は、施設の出入口位置に対応するノードを相互に接続する施設内リンクで構成される施設内の仮想ネットワークを表現するための仮想ネットワークデータを生成する機能である。
【0013】
道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワーク及び仮想ネットワークが接続された新たな道路ネットワークを構築する機能である。
判定機能23は、新たな道路ネットワークに対応する道路ネットワークデータに基づいて、リンクが孤立状態にあるか否かを判定する機能である。
ハードディスク17には、各種プログラムが記憶されている。また、ハードディスク17には、コンピュータ11で生成されたデータ等が記憶される。
【0014】
次に、道路ネットワークデータについて説明する。
図3に示すように、道路ネットワークデータは、地図上の道路ネットワークを表現するためのデータであり、リンク31とノード32とを含んで構成されている。
リンク31は、道路を表現したものである。各リンクデータには、それぞれ固有の識別情報が付与されている。また、各リンクデータには、どのノードに接続しているかを示す接続情報とともに、始点側、終点側からそれぞれ進入可能であるか及び退出可能であるかを示す進入退出情報が属性情報として付与されている。
【0015】
ここで、道路ネットワークデータは、施設情報とは独立して整備されているデータである。したがって、施設の駐車場等に接続するリンクであっても、施設に進入可能な道路であることを示す情報など当該施設に関連する情報は一切付与されていない。
ノード32は、リンク31の端部を表すデータであって、交差点や道路の幅員が変化する地点等を表現したものである。各ノードデータには、それぞれ固有の識別情報が付与されている。また、各ノードデータには、どのリンクの端部に接続しているかを示す接続情報が属性情報として付与されている。
【0016】
次に、施設情報DB13に記憶されている、施設情報について説明する。
図4に示すように、施設情報DB13には、各地に存在する施設の名称41、当該施設の代表点の施設位置情報42、出入口の位置を表す出入口位置情報43、出入口の属性を表す出入口属性情報44、住所情報45が施設情報として記憶されている。出入口属性情報44には、入口位置である場合には「1」、出口位置である場合には「2」、出入口位置である場合には「3」が付与される。
【0017】
なお、施設位置情報42、出入口位置情報43は、各位置が存在する座標の座標データとして記憶されている。また、施設に関して入口や出口が複数存在する場合には、出入口位置情報43、出入口属性情報44の数に応じた情報が記録されている。
ここで、施設としては、遊園地等の娯楽施設や、デパート、リゾートホテル、公園などがあげられる。そのほかにも、コンビニエンスストアやガソリンスタンドといった、比較的規模の小さい施設を含んでもよい。
【0018】
次に、上述した孤立リンク判定装置を用いて道路ネットワークデータに含まれている孤立状態に該当する可能性があるリンクを判定する方法について説明する。
図5に示すように、まず、道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定の領域における道路ネットワークデータを読み出す(ステップS51)。所定の領域としては、九州地方といった一部の領域であってもよいし、日本全国であってもよい。また、コンピュータ11での処理が実行可能なデータ量に応じた領域を順次読み出すようにしてもよい。
【0019】
続いて、施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、道路ネットワークデータ読出手段14で読み出された道路ネットワークの領域に対応する範囲内に存在する施設に関する施設情報を読み出す(ステップS52)。
次に、孤立リンク判定手段16は、道路ネットワークを構成する1のリンクを抽出する(ステップS53)。
【0020】
そして、孤立リンク判定手段16は抽出されたリンクが孤立状態にあるか否かを判定する(ステップS54)。判定処理の詳細については、後述する。
判定処理が終了すると、道路ネットワークデータ読出手段14によって読み出された全ての道路ネットワークにおけるリンクについて孤立判定処理が実行されたか否かが、孤立リンク判定手段16によって確認される(ステップS55)。
【0021】
全てのリンクについて、孤立判定処理が完了していないと孤立リンク判定手段16によって確認された場合、リンクの抽出処理(ステップS53)から処理が実行される。
一方、全てのリンクについて、孤立判定処理が完了したと孤立リンク判定手段16によって確認された場合、孤立状態にあるリンクの候補について、オペレータによる妥当性の最終確認が実行される(ステップS56)。例えば、市街図形状との比較により確認したり、実際に対象道路が撮影された画像との比較により確認したりする。
【0022】
次に、孤立リンク判定処理(ステップS54)について説明する。
図6に示すように、まず、孤立リンク判定手段16は、抽出されたリンクに付与されている進入退出情報を参照する(ステップS61)。そして、孤立リンク判定手段16は、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する(ステップS62)。
リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であると判定された場合には、孤立リンク判定手段16は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。
【0023】
一方、リンク31が始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、図7に示すように、孤立リンク判定手段16は、リンク31の終点側に位置するノード32aの位置情報を読み込む(ステップS63)。続いて、孤立リンク判定手段16は、施設71における施設情報のうち、ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在するか否かを判定する(ステップS64)。
【0024】
ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在すると判定した場合、換言すればノード32aの位置と施設71の出入口位置72とが略一致した場合、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31はその出入口位置情報43に対応する施設に進入するための道路に対応するリンクであると判定する。そして、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31は孤立状態に該当しないと判定して当該リンク31についての孤立リンク判定処理を終了する。
【0025】
一方、ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在しないと判定した場合、換言すればノードの位置と施設71の出入口位置72とが略一致しなかった場合、孤立リンク判定手段16は、当該リンクは孤立状態に該当する可能性があると判定する。そして、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31を孤立リンクの候補として、ハードディスク17に記憶する(ステップS65)。
【0026】
ここで、図7に示すように、ノードの位置と施設の出入口位置とが略一致する場合としては、両位置が完全に一致する場合のほか、ノードの位置から一定の範囲73内に施設の出入口位置が存在する場合も含まれるものとする。なお、一定の範囲73については、オペレータが適宜設定可能である。例えば、半径10mで規定される円内を一定の範囲73としてもよい。
【0027】
以上説明した実施例1の孤立リンク判定装置によれば、以下の効果が得られる。
道路ネットワークのみを用いた判定処理では、各種施設への連絡道路についても孤立状態に該当する可能性があると判定してしまい、結果としてその後のオペレータの確認を要するリンク(道路)の数が増大していた。これに対して、道路ネットワークに加えて施設の出入口位置の情報を利用して判定するようにしたので、孤立状態にある候補として抽出されるリンクの数を削減することが可能となる。
【0028】
(実施例2)
本実施例では、別の孤立リンク判定処理について説明する。孤立リンク判定装置の構成は実施例1と同様である。
図8に示すように、まず、道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定の領域における道路ネットワークデータを読み出す(ステップS81)。
続いて、施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、道路ネットワークデータ読出手段14で読み出された道路ネットワークの領域に対応する範囲内に存在する施設に関する施設情報を読み出す(ステップS82)。
【0029】
次に、図9に示すように、施設内ネットワーク生成機能21は、施設情報から仮想の施設内ネットワークデータを生成する(ステップS83)。具体的には、施設71毎に記憶されている施設情報を構成する全ての出入口位置情報43を施設内ノード92とする。そして、同じ施設71における施設内ノード92同士を接続する仮想のラインデータを、施設内リンク93とする。
【0030】
施設内リンク93には、進入退出情報が属性情報として施設内ネットワーク生成機能21によって付与される。具体的には、施設内ノード92に対応する出入口位置情報43の出入口属性44に応じて付与される。例えば、施設内リンク93の両端に位置する施設内ノード92が何れも出入口位置の属性を有する場合には、始点側、終点側共に進入退出可能なリンクである旨の属性情報が付与される。また、施設内ノード92の一方が入口位置の属性を有しており、他方が出口位置の属性を有する場合には、始点側が進入可能であって終点側が退出可能である旨の属性情報が付与される。
【0031】
次に、図10に示すように、道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワークデータ及び新たに生成された施設内ネットワークデータを接続して、新たな道路ネットワークを構築する(ステップS84)。具体的には、道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワークデータを構成するノード32と施設内ノード92との位置を比較する。そして、両ノード32、92の位置が略同一である場合、若しくは両ノード32、92が予め設定されている所定の範囲内に存在する場合には同一ノードと判定する。
【0032】
そして、図11に示すように、両ノード32、92のうち、施設内ノード92を削除する。更に、道路ネットワーク構築機能22は、削除された施設内ノード92と関連付けられていた施設内リンク93を、道路ネットワークデータを構成するノードであって、削除された施設内ノード92と同一ノードであると判定されたノード32に関連付ける。なお、道路ネットワークデータを構成するノードを削除するようにしてもよい。
【0033】
続いて、判定機能23は、新たな道路ネットワークを構成する1のリンクを抽出する(ステップS85)。そして、判定機能23は、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する(ステップS86)。
リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であると判定された場合には、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。
【0034】
一方、リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、判定機能23は、当該リンクがノードを介して施設内リンクと接続されているか否かを判定する(ステップS87)。
施設内リンクと接続されていると判定した場合、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。施設内リンクとは接続されていないと判定した場合、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当する可能性があると判定する。そして、判定機能23は、当該リンクを孤立リンクの候補として、ハードディスク17に記憶する(ステップS88)。
【0035】
判定処理が終了すると、道路ネットワークデータ読出手段14によって読み出された全ての道路ネットワークにおけるリンクについて孤立判定処理が実行されたか否かが、判定機能23によって確認される(ステップS89)。
【0036】
全てのリンクについて、孤立判定処理が完了していないと判定機能23によって確認された場合、リンクの抽出処理(ステップS85)から処理が実行される。
一方、全てのリンクについて、孤立判定処理が完了したと判定機能23によって確認された場合、処理を終了する。そして、孤立状態にあるリンクの候補について、オペレータによる妥当性の最終確認が実行される。
以上説明した実施例2の孤立リンク判定装置によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
【0037】
なお、道路ネットワークデータ及び新たに生成された施設内ネットワークデータを接続して新たな道路ネットワークを構築する際に(ステップS84)、不要な(例えば、孤立状態にある)施設内ネットワークデータを除外する処理を追加してもよい。孤立判定処理によって、施設内ネットワークデータを構成する施設内リンクが孤立リンクの候補としてハードディスク17に記憶されることを防止することができるからである。
【符号の説明】
【0038】
11…孤立リンク判定装置としてのコンピュータ、12…道路ネットワークデータベース、13…施設情報データベース、14…道路ネットワークデータ読出手段、15…施設データ読出手段、16…孤立リンク判定手段、21…施設内ネットワーク生成機能、22…道路ネットワーク構築機能、23…判定機能。
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーナビゲーション等で経路探索を実行する際に利用される道路ネットワークデータを整備する際に用いられる技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
道路ネットワークデータを更新する技術や、新たに道路ネットワークデータを整備する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、道路ネットワークデータを構成するリンクやノードのうち、孤立状態にあるものについては経路探索に用いることができないことを理由に削除することが記載されている。
ここで、リンクやノードが孤立状態であるとは、当該リンクやノードを用いて経路探索処理を実行する際に、利用不可能な状態を意味する。例えば、リンクやノードが単独で存在している場合や、リンクやノードが所定のリンクやノードと直接的若しくは間接的に接続されていない場合である。更には、リンクの一端から当該リンクを通って再び一端に辿り着けるような経路を経路探索処理において引くことができない場合には、そのリンクは経路探索に用いることができないリンクであるため、孤立状態にあると判定される。
【0003】
もっとも、道路ネットワークの整備時におけるオペレータの入力ミス等により誤って孤立状態となっているリンクやノードも有り得る。したがって、実際には孤立状態であるとコンピュータによって判定されたリンクやノードについては、再度オペレータが現地調査結果を確認することで、本来削除されるべきではないリンクやノードが削除されることを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−271576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような道路ネットワークデータの整備においては、いかに孤立状態であるとコンピュータによって判定されるリンクやノードの数を減らせばよいかが課題となる。なぜならば、孤立状態にあるリンクやノードの数を減らすことができれば、オペレータが現地調査結果を確認するといった作業を削減することができるため、整備コストや整備に要する時間の削減が可能となるからである。
本発明は、上記の課題を解決することのできる道路ネットワークの整備技術に関する孤立リンク判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る孤立リンク判定装置は、リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている道路ネットワークデータベースから、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す道路ネットワークデータ読出手段と、地図上に表示するための施設に関する情報が記憶されている施設情報データベースから、前記所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す施設データ読出手段と、前記道路ネットワークデータ及び前記位置データに基づいて、前記リンクが孤立状態にあるか否かを判定する孤立リンク判定手段とを備える。
なお、上述した特徴は、本発明の特徴の全てを列挙したものではなく、これらを要部とする構成(または方法)もまた発明となり得る。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、道路ネットワークデータの整備にかかる整備コストや時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】孤立リンク判定装置の構成図。
【図2】孤立リンク判定手段の構成図。
【図3】道路ネットワークの説明図。
【図4】施設情報の説明図。
【図5】孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図6】実施例1の孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図7】ノードと施設の出入口位置との関係を説明する説明図。
【図8】実施例2の孤立リンク判定処理のフローチャート。
【図9】施設内ネットワークの説明図。
【図10】道路ネットワークと施設内ネットワークとの関係を説明する説明図。
【図11】新たな道路ネットワークの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
(実施例1)
図1に示すように、本実施例における孤立リンク判定装置は、コンピュータ11で構成されている。具体的に、孤立リンク判定装置としてのコンピュータ11は、道路ネットワークデータベース(DB)12、施設情報データベース(DB)13、道路ネットワークデータ読出手段14、施設データ読出手段15、孤立リンク判定手段16、ハードディスク17を備える。なお、各手段14〜16は、実際にはコンピュータ11に備えられている図示しないCPU(Central Processing Unit)が、メモリ等に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。
【0010】
道路ネットワークDB12には、リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている。
施設情報DB13には、地図上に表示するための施設に関する施設情報が記憶されている。
道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す機能を有する。
施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す機能を有する。
【0011】
図2に示すように、孤立リンク判定手段16は、道路ネットワークデータ及び位置データに基づいて、リンクが孤立状態にあるか否かを判定する機能を有する。具体的に、孤立リンク判定手段16は、施設内ネットワーク生成機能21と、道路ネットワーク構築機能22と、判定機能23とを有する。これら各機能21〜23についても、実際にはコンピュータ11に備えられているCPUが、ハードディスク17やメモリ等に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。
【0012】
施設内ネットワーク生成機能21は、施設の出入口位置に対応するノードを相互に接続する施設内リンクで構成される施設内の仮想ネットワークを表現するための仮想ネットワークデータを生成する機能である。
【0013】
道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワーク及び仮想ネットワークが接続された新たな道路ネットワークを構築する機能である。
判定機能23は、新たな道路ネットワークに対応する道路ネットワークデータに基づいて、リンクが孤立状態にあるか否かを判定する機能である。
ハードディスク17には、各種プログラムが記憶されている。また、ハードディスク17には、コンピュータ11で生成されたデータ等が記憶される。
【0014】
次に、道路ネットワークデータについて説明する。
図3に示すように、道路ネットワークデータは、地図上の道路ネットワークを表現するためのデータであり、リンク31とノード32とを含んで構成されている。
リンク31は、道路を表現したものである。各リンクデータには、それぞれ固有の識別情報が付与されている。また、各リンクデータには、どのノードに接続しているかを示す接続情報とともに、始点側、終点側からそれぞれ進入可能であるか及び退出可能であるかを示す進入退出情報が属性情報として付与されている。
【0015】
ここで、道路ネットワークデータは、施設情報とは独立して整備されているデータである。したがって、施設の駐車場等に接続するリンクであっても、施設に進入可能な道路であることを示す情報など当該施設に関連する情報は一切付与されていない。
ノード32は、リンク31の端部を表すデータであって、交差点や道路の幅員が変化する地点等を表現したものである。各ノードデータには、それぞれ固有の識別情報が付与されている。また、各ノードデータには、どのリンクの端部に接続しているかを示す接続情報が属性情報として付与されている。
【0016】
次に、施設情報DB13に記憶されている、施設情報について説明する。
図4に示すように、施設情報DB13には、各地に存在する施設の名称41、当該施設の代表点の施設位置情報42、出入口の位置を表す出入口位置情報43、出入口の属性を表す出入口属性情報44、住所情報45が施設情報として記憶されている。出入口属性情報44には、入口位置である場合には「1」、出口位置である場合には「2」、出入口位置である場合には「3」が付与される。
【0017】
なお、施設位置情報42、出入口位置情報43は、各位置が存在する座標の座標データとして記憶されている。また、施設に関して入口や出口が複数存在する場合には、出入口位置情報43、出入口属性情報44の数に応じた情報が記録されている。
ここで、施設としては、遊園地等の娯楽施設や、デパート、リゾートホテル、公園などがあげられる。そのほかにも、コンビニエンスストアやガソリンスタンドといった、比較的規模の小さい施設を含んでもよい。
【0018】
次に、上述した孤立リンク判定装置を用いて道路ネットワークデータに含まれている孤立状態に該当する可能性があるリンクを判定する方法について説明する。
図5に示すように、まず、道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定の領域における道路ネットワークデータを読み出す(ステップS51)。所定の領域としては、九州地方といった一部の領域であってもよいし、日本全国であってもよい。また、コンピュータ11での処理が実行可能なデータ量に応じた領域を順次読み出すようにしてもよい。
【0019】
続いて、施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、道路ネットワークデータ読出手段14で読み出された道路ネットワークの領域に対応する範囲内に存在する施設に関する施設情報を読み出す(ステップS52)。
次に、孤立リンク判定手段16は、道路ネットワークを構成する1のリンクを抽出する(ステップS53)。
【0020】
そして、孤立リンク判定手段16は抽出されたリンクが孤立状態にあるか否かを判定する(ステップS54)。判定処理の詳細については、後述する。
判定処理が終了すると、道路ネットワークデータ読出手段14によって読み出された全ての道路ネットワークにおけるリンクについて孤立判定処理が実行されたか否かが、孤立リンク判定手段16によって確認される(ステップS55)。
【0021】
全てのリンクについて、孤立判定処理が完了していないと孤立リンク判定手段16によって確認された場合、リンクの抽出処理(ステップS53)から処理が実行される。
一方、全てのリンクについて、孤立判定処理が完了したと孤立リンク判定手段16によって確認された場合、孤立状態にあるリンクの候補について、オペレータによる妥当性の最終確認が実行される(ステップS56)。例えば、市街図形状との比較により確認したり、実際に対象道路が撮影された画像との比較により確認したりする。
【0022】
次に、孤立リンク判定処理(ステップS54)について説明する。
図6に示すように、まず、孤立リンク判定手段16は、抽出されたリンクに付与されている進入退出情報を参照する(ステップS61)。そして、孤立リンク判定手段16は、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する(ステップS62)。
リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であると判定された場合には、孤立リンク判定手段16は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。
【0023】
一方、リンク31が始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、図7に示すように、孤立リンク判定手段16は、リンク31の終点側に位置するノード32aの位置情報を読み込む(ステップS63)。続いて、孤立リンク判定手段16は、施設71における施設情報のうち、ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在するか否かを判定する(ステップS64)。
【0024】
ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在すると判定した場合、換言すればノード32aの位置と施設71の出入口位置72とが略一致した場合、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31はその出入口位置情報43に対応する施設に進入するための道路に対応するリンクであると判定する。そして、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31は孤立状態に該当しないと判定して当該リンク31についての孤立リンク判定処理を終了する。
【0025】
一方、ノード32aの位置情報と略同一の位置に出入口位置情報43が存在しないと判定した場合、換言すればノードの位置と施設71の出入口位置72とが略一致しなかった場合、孤立リンク判定手段16は、当該リンクは孤立状態に該当する可能性があると判定する。そして、孤立リンク判定手段16は、当該リンク31を孤立リンクの候補として、ハードディスク17に記憶する(ステップS65)。
【0026】
ここで、図7に示すように、ノードの位置と施設の出入口位置とが略一致する場合としては、両位置が完全に一致する場合のほか、ノードの位置から一定の範囲73内に施設の出入口位置が存在する場合も含まれるものとする。なお、一定の範囲73については、オペレータが適宜設定可能である。例えば、半径10mで規定される円内を一定の範囲73としてもよい。
【0027】
以上説明した実施例1の孤立リンク判定装置によれば、以下の効果が得られる。
道路ネットワークのみを用いた判定処理では、各種施設への連絡道路についても孤立状態に該当する可能性があると判定してしまい、結果としてその後のオペレータの確認を要するリンク(道路)の数が増大していた。これに対して、道路ネットワークに加えて施設の出入口位置の情報を利用して判定するようにしたので、孤立状態にある候補として抽出されるリンクの数を削減することが可能となる。
【0028】
(実施例2)
本実施例では、別の孤立リンク判定処理について説明する。孤立リンク判定装置の構成は実施例1と同様である。
図8に示すように、まず、道路ネットワークデータ読出手段14は、道路ネットワークDB12から、所定の領域における道路ネットワークデータを読み出す(ステップS81)。
続いて、施設データ読出手段15は、施設情報DB13から、道路ネットワークデータ読出手段14で読み出された道路ネットワークの領域に対応する範囲内に存在する施設に関する施設情報を読み出す(ステップS82)。
【0029】
次に、図9に示すように、施設内ネットワーク生成機能21は、施設情報から仮想の施設内ネットワークデータを生成する(ステップS83)。具体的には、施設71毎に記憶されている施設情報を構成する全ての出入口位置情報43を施設内ノード92とする。そして、同じ施設71における施設内ノード92同士を接続する仮想のラインデータを、施設内リンク93とする。
【0030】
施設内リンク93には、進入退出情報が属性情報として施設内ネットワーク生成機能21によって付与される。具体的には、施設内ノード92に対応する出入口位置情報43の出入口属性44に応じて付与される。例えば、施設内リンク93の両端に位置する施設内ノード92が何れも出入口位置の属性を有する場合には、始点側、終点側共に進入退出可能なリンクである旨の属性情報が付与される。また、施設内ノード92の一方が入口位置の属性を有しており、他方が出口位置の属性を有する場合には、始点側が進入可能であって終点側が退出可能である旨の属性情報が付与される。
【0031】
次に、図10に示すように、道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワークデータ及び新たに生成された施設内ネットワークデータを接続して、新たな道路ネットワークを構築する(ステップS84)。具体的には、道路ネットワーク構築機能22は、道路ネットワークデータを構成するノード32と施設内ノード92との位置を比較する。そして、両ノード32、92の位置が略同一である場合、若しくは両ノード32、92が予め設定されている所定の範囲内に存在する場合には同一ノードと判定する。
【0032】
そして、図11に示すように、両ノード32、92のうち、施設内ノード92を削除する。更に、道路ネットワーク構築機能22は、削除された施設内ノード92と関連付けられていた施設内リンク93を、道路ネットワークデータを構成するノードであって、削除された施設内ノード92と同一ノードであると判定されたノード32に関連付ける。なお、道路ネットワークデータを構成するノードを削除するようにしてもよい。
【0033】
続いて、判定機能23は、新たな道路ネットワークを構成する1のリンクを抽出する(ステップS85)。そして、判定機能23は、抽出されたリンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であるか否かを判定する(ステップS86)。
リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能であると判定された場合には、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。
【0034】
一方、リンクが始点側から進入可能であって終点側から退出可能でないと判定された場合には、判定機能23は、当該リンクがノードを介して施設内リンクと接続されているか否かを判定する(ステップS87)。
施設内リンクと接続されていると判定した場合、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当しないと判定して当該リンクについての孤立リンク判定処理を終了する。施設内リンクとは接続されていないと判定した場合、判定機能23は、当該リンクは孤立状態に該当する可能性があると判定する。そして、判定機能23は、当該リンクを孤立リンクの候補として、ハードディスク17に記憶する(ステップS88)。
【0035】
判定処理が終了すると、道路ネットワークデータ読出手段14によって読み出された全ての道路ネットワークにおけるリンクについて孤立判定処理が実行されたか否かが、判定機能23によって確認される(ステップS89)。
【0036】
全てのリンクについて、孤立判定処理が完了していないと判定機能23によって確認された場合、リンクの抽出処理(ステップS85)から処理が実行される。
一方、全てのリンクについて、孤立判定処理が完了したと判定機能23によって確認された場合、処理を終了する。そして、孤立状態にあるリンクの候補について、オペレータによる妥当性の最終確認が実行される。
以上説明した実施例2の孤立リンク判定装置によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
【0037】
なお、道路ネットワークデータ及び新たに生成された施設内ネットワークデータを接続して新たな道路ネットワークを構築する際に(ステップS84)、不要な(例えば、孤立状態にある)施設内ネットワークデータを除外する処理を追加してもよい。孤立判定処理によって、施設内ネットワークデータを構成する施設内リンクが孤立リンクの候補としてハードディスク17に記憶されることを防止することができるからである。
【符号の説明】
【0038】
11…孤立リンク判定装置としてのコンピュータ、12…道路ネットワークデータベース、13…施設情報データベース、14…道路ネットワークデータ読出手段、15…施設データ読出手段、16…孤立リンク判定手段、21…施設内ネットワーク生成機能、22…道路ネットワーク構築機能、23…判定機能。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている道路ネットワークデータベースから、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す道路ネットワークデータ読出手段と、
地図上に表示するための施設に関する情報が記憶されている施設情報データベースから、前記所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す施設データ読出手段と、
前記道路ネットワークデータ及び前記位置データに基づいて、前記リンクが、該リンクを用いて経路探索処理を実行する際に利用不可能な孤立状態であるか否かを判定する孤立リンク判定手段と
を備える孤立リンク判定装置。
【請求項2】
前記孤立リンク判定手段は、
前記施設の出入口位置に対応するノードを相互に接続する施設内リンクで構成される施設内の仮想ネットワークを表現するための仮想ネットワークデータを生成する施設内ネットワーク生成機能と、
前記道路ネットワーク及び前記仮想ネットワークが接続された新たな道路ネットワークを構築する道路ネットワーク構築機能と、
前記新たな道路ネットワークに対応する道路ネットワークデータに基づいて、前記リンクが孤立状態にあるか否かを判定する判定機能と
を有することを特徴とする請求項1に記載の孤立リンク判定装置。
【請求項1】
リンク及びノードにより構成されており道路ネットワークを表現するための道路ネットワークデータが記憶されている道路ネットワークデータベースから、所定領域の道路ネットワークデータを読み出す道路ネットワークデータ読出手段と、
地図上に表示するための施設に関する情報が記憶されている施設情報データベースから、前記所定領域に存在する施設についての入口及び出口の位置データを読み出す施設データ読出手段と、
前記道路ネットワークデータ及び前記位置データに基づいて、前記リンクが、該リンクを用いて経路探索処理を実行する際に利用不可能な孤立状態であるか否かを判定する孤立リンク判定手段と
を備える孤立リンク判定装置。
【請求項2】
前記孤立リンク判定手段は、
前記施設の出入口位置に対応するノードを相互に接続する施設内リンクで構成される施設内の仮想ネットワークを表現するための仮想ネットワークデータを生成する施設内ネットワーク生成機能と、
前記道路ネットワーク及び前記仮想ネットワークが接続された新たな道路ネットワークを構築する道路ネットワーク構築機能と、
前記新たな道路ネットワークに対応する道路ネットワークデータに基づいて、前記リンクが孤立状態にあるか否かを判定する判定機能と
を有することを特徴とする請求項1に記載の孤立リンク判定装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−128473(P2011−128473A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288551(P2009−288551)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(597151563)株式会社ゼンリン (155)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(597151563)株式会社ゼンリン (155)
【Fターム(参考)】
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