説明

屋内用手摺りの補助照明器具

【課題】建物の壁面へ後付け施工して、既設の屋内用手摺りでも、その手摺りと歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明できるようにする。
【解決手段】手摺り(10)とその歩行足元を指向する第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)が連続一体に押出成形されたベース盤(B)と、透明な角筒(25)に予じめ封入された一体品として、上記溝レールへ各々差込み敷設されたLED(24)の配線基板(12a)(12b)と、その溝レールの長手方向に沿う表面開口部(13)を各々施蓋する透光性の目隠し化粧カバー(14a)(14b)と、同じく溝レールの一端木口部又は両端木口部を施蓋する人体検知センサー(15)とから成り、上記ベース盤を建物の壁面(W)へ既設の手摺りとほぼ平行に取り付け固定し、LED配線基板を人体検知センサーを介して、建物の電源コンセント(33)へ接続使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建物の壁面へ後付け使用することによって、屋内用手摺りの位置とこれを持って歩行する足元周辺の補助照明器具に係り、一般家庭や病院、公共施設、老人介護施設の廊下や階段などに有効である。
【背景技術】
【0002】
建物の壁面に取り付け固定される腰見切り縁やその他の台板へ、電気配線用の溝レールや手摺り受けブラケット係合用の溝レールを列設して、手摺り自身やその手摺り受けブラケットに内蔵させた発光ダイオード(LED)により、階段や廊下、玄関などを照明する屋内用の照明付き手摺り構造が、特開平10−299211号公報や特開平11−45615号公報、特開2004−60252号公報などに記載されている。
【0003】
又、階段に沿って取り付けられる見切り板や側板へ、光ファイバーを内蔵させた階段の照明装置が、特開平11−134931号公報に記載されてもいる。
【特許文献1】特開平10−299211号公報
【特許文献2】特開平11−45615号公報
【特許文献3】特開2004−60252号公報
【特許文献4】特開平11−134931号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記特許文献1〜3に開示の従来例では、手摺り自身やその手摺り受けブラケットが特殊品となるため、建物を新築したり、既設の手摺り構造を新らたな照明付きとして、リフォームしたりする場合であればともかく、既設の照明機能を有さない天然木製の丸棒(所謂握り棒)や金属製の丸パイプ、その他のありふれた手摺りについては、到底適用することができず、その意味から不便であり、汎用性に劣る。
【0005】
他方、上記特許文献4に開示の従来例では、たとえ階段の壁面へ後付け施工して、足元を照明できるとしても、そのための発光体が光ファイバーから成るため、電源のみならず光源ユニットも特別に必要となり、需要者にとって設置上の高い経費を余儀なくされる問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこのような課題の改良を目的としており、あくまでも屋内用手摺りの位置とその手摺りに沿う歩行者の足元周辺を照らす補助照明器具として、請求項1では建物の壁面に対する取付耳片と、手摺りに向かって開口する上段の第1チャンネル溝レールと、その手摺りを持つ歩行者の足元に向かって開口する下段の第2チャンネル溝レールとが連続一体に押出成形されたベース盤と、
【0007】
透明なエポシキ樹脂材の封止用角筒に予じめ封入された状態として、上記ベース盤の第1、2チャンネル溝レール内へ各々抜き差し自在に差し込み敷設されることにより、そのLEDが上記第1、2チャンネル溝レールの長手方向に沿う表面開口部を通じて発光し得る第1、2LED配線基板と、
【0008】
上記第1、2チャンネル溝レールの表面開口部へ各々抜き差し自在に差し込み係止される透光性合成樹脂材の第1、2目隠し化粧カバーとから成り、
【0009】
上記ベース盤の取付耳片を建物の壁面へ、既設の手摺りとほぼ平行な延在状態に取り付け固定する一方、
【0010】
上記第1、2チャンネル溝レールにおける一端木口部又は両端木口部のエンドキャップとなる人体検知センサーを介して、その第1、2LED配線基板を建物に既設の電源コンセントへ接続使用することにより、
【0011】
その人体検知センサーの検知出力信号を受けて自動点灯する第1、2LED配線基板上のLEDが、既設の上記手摺りとその歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明することを特徴とする。
【0012】
請求項2ではベース盤をアルミ押出材又は合成樹脂押出材として、これから一体に張り出す上下一対の取付耳片をネジや釘などの固定具により、建物の壁面へ取り付け固定することを特徴とする。
【0013】
他方、請求項3では建物の壁面に対する取付耳片と、手摺りに向かって開口する上段の第1チャンネル溝レールと、その手摺りを持つ歩行者の足元に向かって開口する下段の第2チャンネル溝レールとが連続一体に押出成形されたベース盤と、
【0014】
透明なエポシキ樹脂材の封止用角筒に予じめ封入された状態として、上記ベース盤の第1、2チャンネル溝レール内へ各々抜き差し自在に差し込み敷設されることにより、そのLEDが上記第1、2チャンネル溝レールの長手方向に沿う表面開口部を通じて発光し得る第1、2LED配線基板と、
【0015】
上記第1、2チャンネル溝レールの表面開口部へ各々抜き差し自在に差し込み係止される透光性合成樹脂材の第1、2目隠し化粧カバーとから成り、
【0016】
上記ベース盤の取付耳片を建物の壁面へ1次的に取り付け固定すると共に、その取付耳片へ手摺り受けブラケットを2次的に取り付け固定する一方、
【0017】
上記第1、2チャンネル溝レールにおける一端木口部又は両端木口部のエンドキャップとなる人体検知センサーを介して、その第1、2LED配線基板を建物に既設の電源コンセントへ接続使用することにより、
【0018】
その人体検知センサーの検知出力信号を受けて自動点灯する第1、2LED配線基板上のLEDが、上記手摺り受けブラケットに受け止め支持された新設の手摺りと、その歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明するように定めたことを特徴とする。
【0019】
請求項4ではベース盤をアルミ押出材又は合成樹脂押出材として、これから一体に張り出す上下一対の取付耳片を1次皿ネジにより、建物の壁面へ先付け固定すると共に、
【0020】
下側の取付耳片よりも大きな上側の取付耳片へ2次皿ネジにより、新設の手摺りに応じた所望の手摺り受けブラケットを後付け固定することを特徴とする。
【0021】
又、請求項5では第1、2目隠し化粧カバーから裏向き一体に突設した一対の取付脚片を第1、2チャンネル溝レールの一端木口部から、その向かい合う内側面に対応形成された脚片受け入れ凹欠内へ抜き差し自在に差し込み係止させることにより、その第1、2目隠し化粧カバーの表面をベース盤のそれと面一状態に保ったことを特徴とする。
【0022】
請求項6では、第1、2目隠し化粧カバーを蓄光材が混入された硬質又は半硬質の合成樹脂から押出成形したことを特徴とする。
【0023】
請求項7では第1、2LED配線基板を、その両端部の雄コネクターと雌コネクターだけが封止用角筒の両端木口部から張り出す単位長さの複数本として、
【0024】
その複数本に共通するアルミ押出材又は合成樹脂押出材の別個な芯出しガイドレールへ貼り付けることにより、隣り合う雄コネクターと雌コネクターとの直列状態に接続一体化した上、
【0025】
上記芯出しガイドレールをベース盤の第1、2チャンネル溝レール内へ、その一端木口部から抜き差し自在に差し込み敷設したことを特徴とする。
【0026】
更に、請求項8ではベース盤の第1、2チャンネル溝レールと第1、2LED配線基板並びに第1、2目隠し化粧カバーを、各々互いに同じ大きさ・形状として差し替えることができるように定めたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
請求項1の上記構成ではベース盤を建物の壁面へ、既設の手摺りとほぼ平行に延在する関係状態として後付け固定することにより、その既設の手摺りとこれに沿い歩行する足元との異なる2方向を、第1、2LED配線基板に植え付けられているLED(発光ダイオード)の発光によって、一挙同時に照明することができ、冒頭の照明付き手摺り構造と異なり、既設のあらゆる手摺りに適用し得る汎用性がある。
【0028】
又、そのための発光体は第1、2LED配線基板に植え付けられたLEDとして、特別の光源ユニットを必要とせず、しかもこれは人体検知センサーの検知出力信号を受けて自動点灯するようになっているため、人為的なスイッチオン・オフ操作を加える必要もなく、上記手摺りに沿う夜間での歩行安全性に優れ、省エネ効果も得られる。
【0029】
更に、上記LEDを植え付けられた第1、2LED配線基板は、ベース盤の第1、2チャンネル溝レールと対応合致し得る透明エポキシ樹脂材の角筒によって、予じめ封止されているため、屋内の廊下や階段のみならず、洗面所などの水廻りにも支障なく取り付け使用でき、上記第1、2チャンネル溝レールに対する第1、2LED配線基板の円滑な差し込みと、その複数本の正確に直列する接続状態を得られる効果もある。
【0030】
その場合、請求項2の構成を採用するならば、ベース盤がアルミ押出材又は合成樹脂押出材から成るため、これを既設の手摺りとほぼ同じ使用長さに切断したり、その上下一対の取付耳片にタッピング加工したりする後加工も容易に行なえ、施工性の向上に役立つ。
【0031】
他方、請求項3の構成を採用するならば、新設する手摺りに応じた希望の各種手摺り受けブラケットを、そのベース盤の取付耳片へ取り付け固定することができ、新設の手摺りを備えた補助照明器具としても提供し得るのであり、その際にもベース盤の内部から発光するLEDによって、新設の手摺りとその歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明できることとなる。
【0032】
その場合、請求項4の構成を採用するならば、ベース盤の両取付耳片を1次的な皿ネジにより、建物の壁面へ先付け固定した上、その上側の大きな取付耳片へ新設の手摺りに応じた希望の手摺り受けブラケットを、2次的な皿ネジにより後付け固定するようになっているため、その建物の壁面に対する施工作業を容易に便利良く行なえ、しかもベース盤と手摺りとの正確な平行状態を得られる効果がある。
【0033】
又、請求項5の構成を採用するならば、第1、2チャンネル溝レールの長手方向に沿う表面開口部の第1、2目隠し化粧カバーを、そのチャンネル溝レールの一端木口部から容易に正しく差し込むことができ、しかも目隠し化粧カバーを表側から抜き出すことができない安全性と化粧効果も得られる。
【0034】
請求項6の構成を採用するならば、第1、2目隠し化粧カバーの上記LEDの光を自づと蓄積するため、停電時の歩行安全性を確保することができる。
【0035】
更に、請求項7の構成を採用するならば、複数本の第1、2LED配線基板を別個な芯出しガイドレールへ、正確に直列する接続状態に貼り付け一体化することができ、その接続状態にある芯出しガイドレールをベース盤の第1、2チャンネル溝レールへ、すばやく円滑に差し込み敷設し得るのであり、特に手摺りとベース盤の使用長さが長くなればなる程、その施工性の向上に役立つ。
【0036】
請求項8の構成を採用するならば、ベース盤と第1、2LED配線基板並びに第1、2目隠し化粧カバーの量産効果を向上できるほか、そのLED配線基板と目隠し化粧カバーを第1、2チャンネル溝レール同志の相互間において、自由自在に差し替えることもでき、その互換性に優れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜14はその本発明の第1実施形態に係り、既設の屋内用手摺り(10)とほぼ平行に延在する状態として、建物の壁面(W)へ後付け施工されることにより、既設の手摺り(10)とその歩行足元との異なる2方向を照らす補助照明器具を示している。
【0038】
この補助照明器具は、建物の壁面(W)に取り付け固定されるアルミ押出材又は合成樹脂押出材のベース盤(B)と、そのベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ差し込み敷設される第1、2LED(発光ダイオード)配線基板(12a)(12b)と、その第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の長手方向に沿う表面開口部(13)を施蓋する第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)と、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の一端木口部を施蓋する人体検知センサー(赤外線センサー)(15)と、同じく第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の他端木口部を施蓋するエンドキャップ(16)とから成り、上記第1、2LED配線基板(12a)(12b)が人体検知センサー(15)を介して、建物に既設の電源(AC100V)と接続使用されるようになっている。
【0039】
このような主要構成部材のうち、先ずベース盤(B)は動力工具により切断や穿孔、タッピングなどの後加工を容易に行なえるアルミ合金又は硬質合成樹脂からの押出成形品として、建物の壁面(W)に対する上下一対の取付耳片(17)と、手摺り(10)に向かって開口する上段の第1チャンネル溝レール(11a)と、その手摺り(10)を持つ歩行者の足元に向かって開口する下段の第2チャンネル溝レール(11b)とを連続一体に具備している。
【0040】
一例を挙げれば、上記ベース盤(B)の帯幅(H)は約350〜450mm、建物の壁面(W)から張り出す厚み(T)は約12〜15mm、長さ(L)は手摺り(10)のそれとほぼ同じであり、手摺り(10)の長さに応じて変ることになる。
【0041】
その場合、図示実施形態のベース盤(B)では第1チャンネル溝レール(11a)を、建物の壁面(W)とほぼ直角な横向き(前向き)に開口させる一方、第2チャンネル溝レール(11b)を同じく壁面(W)とほぼ平行な下向きに開口させているが、その互いに異なる2方向を目指す関係にある限り、例えば上下一対の平行な手摺り(10)の中間高さ位置にベース盤(B)を介在させて、その上段の第1チャンネル溝レール(11a)を斜め上向きとし、下段の第2チャンネル溝レール(11b)を斜め下向きとして各々開口させることにより、上段の手摺り(10)に対する一方向と、下段の手摺り(10)並びにその歩行足元に対する他方向とを照明するように定めても良い。
【0042】
又、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の押出断面形状と大きさ(開口面積)を互いに同一として、その内部へ対応する互いに同じ形状と大きさの第1、2LED配線基板(12a)(12b)を、差し替え敷設できるようになっているが、その第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)と第1、2LED配線基板(12a)(12b)を各々互いに異なる形状・大きさとして、上記差し替え不能に造形してもさしつかえない。
【0043】
上記ベース盤(B)における上下一対の取付耳片(17)は互いに同じ大きさとして、第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)から張り出しており、その表面には取り付け固定時の位置決め用となるV溝(18)が、長手方向に沿って各々列設されている。そのため、そのV溝(18)からタッピング加工するネジ(19)によって、上記ベース盤(B)を建物の壁面(W)へ容易に正しく取り付け固定することができる。
【0044】
但し、両取付耳片(17)のV溝(18)からドリリング加工を施して、釘や木ネジ、皿ネジ(19)などの固定具によりベース盤(B)を取り付け固定しても良く、その際に接着剤や両面接着テープ(図示省略)を併用することも可能である。
【0045】
(20)は上記ベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の向かい合う内側面から各々突設された一対づつの仕切りリブであり、これよりも溝底側(内奥側)が第1、2LED配線基板受け入れ室(R1)(R2)をなす。(21)はその仕切りリブ(20)よりも表面側(入口側)に位置しつつ、これと平行に各々突出された向かい合う一対づつの第1、2目隠し化粧カバー用抜け止めリブであり、この抜け止めリブ(21)と上記仕切りリブ(20)との隣り合う相互間が、第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)の取付脚片(22)を受け入れる凹欠(23)として陥没している。
【0046】
茲に、第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)はアクリル樹脂などの透光性を有する硬質又は半硬質の合成樹脂から押出成形されており、これから裏向き一体に突出する一対の取付脚片(22)が上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の一端木口部から、その脚片受け入れ凹欠(23)内へ抜き差し自在に差し込まれて、第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の長手方向に沿う表面開口部(13)を施蓋するようになっている。
【0047】
その施蓋状態では図4から明白なように、第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)の取付脚片(22)が上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)のカバー用抜け止めリブ(21)へ係止すると共に、第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)の表面4上記ベース盤(B)の表面とが面一状態に保たれて、その第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を表側から抜き出せないようになっている。
【0048】
このような第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を上記合成樹脂から押出成形する際には、その顔料として蓄光材を混入させることが好ましい。そうすれば、光を蓄えることができるため、停電時の歩行安全性に役立つ。
【0049】
尚、上記ベース盤(B)として特にアルミ押出材を採用する場合、その第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を除く表面全体に、例えば木目柄や抽象柄などの各種模様がプリントされた化粧シート(図示省略)を貼り付けたり、着色や塗装などの表面処理を施したりして、建物の壁面(W)と融和する和風調の化粧効果を与えることも可能である。
【0050】
先に一言した第1、2LED配線基板(12a)(12b)は図5〜11に抽出して示す如く、これに一定の間隔を保って植え付けられた複数の高輝度なLED(発光ダイオード)(24)を備えているが、予じめ透明なエポキシ樹脂材の封止用角筒(25)に封入された状態の一体品として、上記ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ差し込み敷設されるようになっている。その封止用角筒(25)が例えば約7mm×5mmの断面長方形として、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の内部における就中LED配線基板受け入れ室(R1)(R2)と対応合致しているのである。
【0051】
このような角筒(25)に封入された一体品の第1、2LED配線基板(12a)(12b)としては、約320mmの単位長さ(L1)と約640mmの単位長さ(L2)並びに約960mmの単位長さ(L3)を有する3心又は4心の3種が用意されており、その何れも封止用角筒(25)の両端木口部から雄コネクター(26)と雌コネクター(27)とが予じめ張り出す状態にあって、その隣り合う一方の雄コネクター(26)と他方の雌コネクター(27)とを差し込み嵌合した時に初めて、上記角筒(25)の一端木口部同志が密着するようになっている。
【0052】
そのため、上記3種の単位長さ(L1)(L2)(L3)を適当に組み変えることにより、手摺り(10)や上記ベース盤(B)の長さに対応させることができ、複数本の第1、2LED配線基板(12a)(12b)をベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内の就中LED配線基板受け入れ室(R1)(R2)へ、その一端木口部から順次差し込んでゆくことにより、雄コネクター(26)と雌コネクター(27)との嵌合を介して、自づと正しく直列状態に接続することができる。
【0053】
その際、第1、2LED配線基板(12a)(12b)に植え付けられているLED(24)が図4のように、第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の表面開口部(13)を目指す方向性として、そのLED配線基板受け入れ室(R1)(R2)へ差し込み敷設され、上記第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を通じて発光することは言うまでもない。尚、LED(24)における赤色や青色、好ましくは白色などの発光色や、輝度はその第1、2LED配線基板(12a)(12b)の相互間において、同一である場合のほか、相違されることもあり得る。
【0054】
又、上記人体検知センサー(15)は器筐(28)に内蔵されたセンサー配線基板(図示省略)との組立ユニット体をなし、その器筐(28)から一体に張り出す上下一対の取付耳片(29)が、やはりネジ(30)などの固定具を介して建物の壁面(W)へ固定されることにより、上記ベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の一端木口部を施蓋する。
【0055】
そして、その建物の壁面(W)へ取り付け固定する際に、人体検知センサー(15)の配線基板は余裕長さを有するリード線(31)により、上記第1、2LED配線基板(12a)(12b)の何れか一方と通電状態に接続されると共に、同じくセンサー配線基板から器筐(28)を通じて導出する電源コード(32)が、建物に既設の電源コンセント(33)へ抜き差し自在に差し込み使用されるようになっている。
【0056】
(34)は上記第1、2LED配線基板(12a)(12b)に対するリード線(31)の抜き差し可能な接続コネクター、(35)は第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の他端木口部付近において、その第1、2LED配線基板(12a)(12b)同志を通電状態に接続するリード線、(36)は上記人体検知センサー(15)と同様に、その器筐(28)の表面から露出する発光時間調整ボリュームであり、これを手動工具により回動操作して、上記LED(24)の発光時間を長短に調整することができる。
【0057】
更に、上記ベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の他端木口部を施蓋するエンドキャップ(16)は、硬質又は半硬質の合成樹脂から成り、これから裏向き一体に突出する上下一対の差込み脚片(37)が、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の内部へ抜き差し自在に差し込み嵌合されるようになっている。
【0058】
上記第1実施形態の補助照明器具を施工するに当っては、そのベース盤(B)と人体検知センサー(15)の器筐(28)をネジ(19)(30)や釘などの固定具により、建物の壁面(W)へ取り付け固定して、その壁面(W)に既設の屋内用手摺り(10)とほぼ平行する延5状態に保つと共に、上記人体検知センサー(15)の器筐(28)から導出する電源コード(32)を、図12、13のように建物の電源コンセント(33)へ差し込み使用すれば良い。
【0059】
この点、図12、14は廊下(38)の壁面(W)に対する取り付け使用状態を例示しており、その既設の手摺り受けブラケット(39)に受け止め支持された手摺り(10)は、約34〜40mmの直径を有する天然木の丸棒(所謂握り棒)から成るが、その使用状態ではこれに接近した歩行者を、上記人体検知センサー(15)が検知した出力信号を受けて、上記ベース盤(B)における上段の第1チャンネル溝レール(11a)に差し込み敷設されている第1LED配線基板(12a)上のLED(24)が、図14の矢印(F1)で示す如く、その第1目隠し化粧カバー(14a)を通じて自動的に発光(点灯)し、廊下歩行上の握り持ち手となる手摺り(10)を照明することになる。
【0060】
他方、同じくベース盤(B)における下段の第2チャンネル溝レール(11b)に差し込み敷設されている第2LED配線基板(12b)上のLED(24)は、同図の別な矢印(F2)で示す如く、廊下歩行上の足元を照明することになり、その異なる2方向を一挙同時に照明する結果、夜間の歩行安全性を確保できると共に、上記LED(24)の人為的なオン・オフスイッチ操作が不要である。
【0061】
次に、図15〜17は本発明の第2実施形態に係る屋内用手摺り(10)の補助照明器具を示しており、これでは上記ベース盤(B)から上下一対として連続一体に張り出す取付耳片(17a)(17b)のうち、その上側の取付耳片(17a)を下側の取付耳片(17b)よりも上方へ大幅に延長させることによって、その取付耳片(17a)の広大な表面へ、新設する手摺り(10)に応じた所望の手摺り受けブラケット(40)を、取り付け固定することができるようになっている。
【0062】
つまり、上側の取付耳片(17a)と下側の取付耳片(17b)を図17に示す如く、1次的な皿ネジ(19)や釘などの固定具により、建物の壁面(W)へ先付け固定すると共に、その上側の広大な取付耳片(17a)へ2次的な皿ネジ(41)や釘などの固定具により、希望する各種形態の手摺り受けブラケット(40)を後付け固定して、その手摺り受けブラケット(40)に天然木の丸棒(握り棒)や金属製の丸パイプなどから成る新らたな手摺り(10)を取り付け固定するのである。そうすれば、その手摺り(10)とベース盤(B)とが自づと平行に延在する組立ユニット体を得られる。
【0063】
その場合、上側の広大な取付耳片(17a)には上記1次皿ネジ(19)のみならず、2次皿ネジ(41)の位置決め用にもなるV溝(18)を長手方向に沿って、数多く増設しておくことが好ましい。そうすれば、その上側の取付耳片(17a)へ上記手摺り受けブラケット(40)を、やはり容易に正しく取り付け固定することができる。
【0064】
しかも、その手摺り受けブラケット(40)の固定具となる2次皿ネジ(41)を図17のように、建物の壁面(W)まで深く重畳的に取り付け一体化するならば、上記1次皿ネジ(19)と相俟ってベース盤(B)の固定強度をますます昂めることができることになる。
【0065】
尚、そのベース盤(B)における上段の第1チャンネル溝レール(11a)を図15〜17のような斜め上向きとして、新設の手摺り(10)を目指すように開口させても良いことは、上記第1実施形態に基いて説明したとおりである。第2実施形態におけるその他の構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図15〜17に図1〜14との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0066】
上記第1、2実施形態の何れにあっても、その人体検知センサー(15)は図18〜25の第1変形実施形態に示す左右一対として、ベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の両端木口部を施蓋する状態に取り付け固定することにより、その両端木口部のエンドキャップ(16)と兼用させても良い。
【0067】
そして、図25に例示するような屋内用階段(42)の壁面(W)へ、その手摺り(10)の補助照明器具を取り付け固定すると共に、両人体検知センサー(15)を階段(42)の昇り口と降り口へ臨ませれば、上記手摺り(10)に沿う階段歩行上の安全確保に著しく有効となる。
【0068】
又、上記第1、2実施形態では複数本の第1、2LED配線基板(12a)(12b)を、ベース盤(B)における第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)のLED配線基板受け入れ室(R1)(R2)内へ、順次直接差し込んでゆくことにより、直列状態に接続することができる旨を説明したが、図22〜24に併せて示す如く、上記ベース盤(B)と同様なアルミ合金又は合成樹脂から、断面ほぼ受皿形やハット形などに押出成形された別個な第1、2芯出しガイドレール(43a)(43b)を用意し、その溝底面に両面接着テープ(44)や接着剤などを介して、上記第1、2LED配線基板(12a)(12b)の複数本づつをその隣り合う同志の雄コネクター(26)と雌コネクター(27)とが予じめ差し込み嵌合された直列の接続状態に貼り付けておく。
【0069】
そして、その貼り付け状態にある第1、2芯出しガイドレール(43a)(43b)を図19〜21のように、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)のLED配線基板受け入れ室(R1)(R2)内へ、その一端木口部から抜き差し自在に差し込むことが好ましい。そうすれば、複数本の第1、2LED配線基板(12a)(12b)を自づと正しく芯出しされた直列状態に接続一体化でき、しかも上記ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ容易・円滑に差し込めるのであり、そのための作業性が上記ベース盤(B)や手摺り(10)の長くなればなる程、ますます向上する。
【0070】
(45)は上記第1、2芯出しガイドレール(43a)(43b)から連続一体に張り出す一対の差込み耳片、(46)はこれと対応する向かい合う一対の耳片受け入れ凹欠であり、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の内側面に列設されている。第1、2芯出しガイドレール(43a)(43b)の差込み耳片(45)をその耳片受け入れ凹欠(46)に沿って、第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)のLED配線基板受け入れ室(R1)(R2)内へ差し込むのである。
【0071】
その場合、複数本の第1、2LED配線基板(12a)(12b)を第1、2芯出しガイドレール(43a)(43b)の溝底面へ貼り付けるための両面接着テープ(44)や接着剤などは、少なくとも第1、2LED配線基板(12a)(12b)同志の継ぎ目に跨がる部分的な一定長さ(L4)分として、予じめ定着させれば足りる。
【0072】
更に、上記第1、2実施形態とその第1変形実施形態では、第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の一端木口部又は両端木口部を施蓋する人体検知センサー(15)を、建物の壁面(W)へ取り付け固定すると共に、その際に第1、2LED配線基板(12a)(12b)と接続するようになっているが、その人体検知センサー(15)は図26の第2変形実施形態に示す如く、上記ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ組み込みユニット化して、これだけの壁面(W)に対する取り付け固定を省略しても良い。
【0073】
そして、合成樹脂板や金属板から成る左右一対のエンドキャップ(16)を皿ビス(47)などの固定具により、上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の両端木口部へ着脱自在に取り付け固定してもさしつかえない。
【0074】
尚、図18〜26の第1、2変形実施形態におけるその他の構成は、上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図18〜26に図1〜14との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を割愛する。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明に係る補助照明器具の第1実施形態を示す分解斜面図である。
【図2】その補助照明器具の一半部を組立状態として示す断面正面図である。
【図3】同じく他半部を組立状態として示す断面正面図である。
【図4】図2の4−4線拡大断面図である。
【図5】複数本のLED配線基板を示す斜面図である。
【図6】LED配線基板の各種単位長さを示す平面図である。
【図7】図6の接続状態を示す平面図である。
【図8】LED配線基板を封止用角筒へ挿入する関係状態の斜面図である。
【図9】1本のLED配線基板を封止用角筒へ挿入した状態の平面図である。
【図10】2本のLED配線基板を共通の封止用角筒へ挿入した状態の平面図である。
【図11】3本のLED配線基板を共通の封止用角筒へ挿入した状態の平面図である。
【図12】第1実施形態の補助照明器具を建物の壁面へ取り付けた施工状態の正面図である。
【図13】電気配線図である。
【図14】図12の14−14線拡大断面図である。
【図15】本発明に係る補助照明器具の第2実施形態を示す図1に対応する分解斜面図である。
【図16】その補助照明器具の図4に対応する断面図である。
【図17】図16の補助照明器具を建物の壁面へ取り付けた施工状態の図12に対応する断面図である。
【図18】上記第1実施形態の部分的な第1変形実施形態を示す図1に対応する分解斜面図である。
【図19】その補助照明器具の一半部を組立状態として示す断面正面図である。
【図20】同じく他半部を組立状態として示す断面正面図である。
【図21】図19の21−21線拡大断面図である。
【図22】LED配線基板とその接続上の芯出しガイドレールを示す斜面図である。
【図23】芯出しガイドレールに対するLED配線基板の貼り付け状態を示す正面図である。
【図24】図23の24−24線拡大断面図である。
【図25】建物の壁面に対する補助照明器具の取り付け施工状態を示す正面図である。
【図26】上記第1実施形態の部分的な第2変形実施形態を示す斜面図である。
【符号の説明】
【0076】
(10)・手摺り
(11a)・第1チャンネル溝レール
(11b)・第2チャンネル溝レール
(12a)・第1LED配線基板
(12b)・第2LED配線基板
(13)・チャンネル溝レールの表面開口部
(14a)・第1目隠し化粧カバー
(14b)・第2目隠し化粧カバー
(15)・人体検知センサー
(16)・エンドキャップ
(17)(17a)(17b)・ベース盤の取付耳片
(18)・V溝
(19)・ネジ
(20)・仕切りリブ
(21)・カバー用抜け止めリブ
(22)・目隠し化粧カバーの取付脚片
(23)・脚片受け入れ凹欠
(24)・LED(発光ダイオード)
(25)・LED配線基板の封止用角筒
(26)・雄コネクター
(27)・雌コネクター
(28)・人体検知センサーの器筐
(29)・取付耳片
(30)・皿ネジ
(31)(35)・リード線
(32)・電源コード
(33)・電源コンセント
(34)・接続コネクター
(36)・調整ボリューム
(37)・エンドキャップの差込み脚片
(38)・廊下
(39)(40)・手摺り受けブラケット
(41)・2次皿ネジ
(42)・階段
(43a)・第1芯出しガイドレール
(43b)・第2芯出しガイドレール
(44)・両面接着テープ
(45)・芯出しガイドレールの差込み耳片
(46)・耳片受け入れ凹欠
(47)・皿ネジ
(B)・ベース盤
(F1)(F2)・照明方向
(L1)(L2)(L3)・LED配線基板の単位長さ
(R1)(R2)・チャンネル溝レールのLED配線基板受け入れ室
(W)・壁面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の壁面(W)に対する取付耳片(17)と、手摺り(10)に向かって開口する上段の第1チャンネル溝レール(11a)と、その手摺り(10)を持つ歩行者の足元に向かって開口する下段の第2チャンネル溝レール(11b)とが連続一体に押出成形されたベース盤(B)と、
透明なエポシキ樹脂材の封止用角筒(25)に予じめ封入された状態として、上記ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ各々抜き差し自在に差し込み敷設されることにより、そのLED(24)が上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の長手方向に沿う表面開口部(13)を通じて発光し得る第1、2LED配線基板(12a)(12b)と、
上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の表面開口部(13)へ各々抜き差し自在に差し込み係止される透光性合成樹脂材の第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)とから成り、
上記ベース盤(B)の取付耳片(17)を建物の壁面(W)へ、既設の手摺り(10)とほぼ平行な延在状態に取り付け固定する一方、
上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)における一端木口部又は両端木口部のエンドキャップ(16)となる人体検知センサー(15)を介して、その第1、2LED配線基板(12a)(12b)を建物に既設の電源コンセント(33)へ接続使用することにより、
その人体検知センサー(15)の検知出力信号を受けて自動点灯する第1、2LED配線基板(12a)(12b)上のLED(24)が、既設の上記手摺り(10)とその歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明することを特徴とする屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項2】
ベース盤(B)をアルミ押出材又は合成樹脂押出材として、これから一体に張り出す上下一対の取付耳片(17)をネジ(19)や釘などの固定具により、建物の壁面(W)へ取り付け固定することを特徴とする請求項1記載の屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項3】
建物の壁面(W)に対する取付耳片(17)と、手摺り(10)に向かって開口する上段の第1チャンネル溝レール(11a)と、その手摺り(10)を持つ歩行者の足元に向かって開口する下段の第2チャンネル溝レール(11b)とが連続一体に押出成形されたベース盤(B)と、
透明なエポシキ樹脂材の封止用角筒(25)に予じめ封入された状態として、上記ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ各々抜き差し自在に差し込み敷設されることにより、そのLED(24)が上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の長手方向に沿う表面開口部(13)を通じて発光し得る第1、2LED配線基板(12a)(12b)と、
上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の表面開口部(13)へ各々抜き差し自在に差し込み係止される透光性合成樹脂材の第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)とから成り、
上記ベース盤(B)の取付耳片(17)を建物の壁面(W)へ1次的に取り付け固定すると共に、その取付耳片(17)へ手摺り受けブラケット(40)を2次的に取り付け固定する一方、
上記第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)における一端木口部又は両端木口部のエンドキャップ(16)となる人体検知センサー(15)を介して、その第1、2LED配線基板(12a)(12b)を建物に既設の電源コンセント(33)へ接続使用することにより、
その人体検知センサー(15)の検知出力信号を受けて自動点灯する第1、2LED配線基板(12a)(12b)上のLED(24)が、上記手摺り受けブラケット(40)に受け止め支持された新設の手摺り(10)と、その歩行足元との異なる2方向を一挙同時に照明するように定めたことを特徴とする屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項4】
ベース盤(B)をアルミ押出材又は合成樹脂押出材として、これから一体に張り出す上下一対の取付耳片(17a)(17b)を1次皿ネジ(19)により、建物の壁面(W)へ先付け固定すると共に、
下側の取付耳片(17b)よりも大きな上側の取付耳片(17a)へ2次皿ネジ(41)により、新設の手摺り(10)に応じた所望の手摺り受けブラケット(40)を後付け固定することを特徴とする請求項3記載の屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項5】
第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)から裏向き一体に突設した一対の取付脚片(22)を第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)の一端木口部から、その向かい合う内側面に対応形成された脚片受け入れ凹欠(23)内へ抜き差し自在に差し込み係止させることにより、その第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)の表面をベース盤(B)のそれと面一状態に保ったことを特徴とする請求項1又は3記載の屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項6】
第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を蓄光材が混入された硬質又は半硬質の合成樹脂から押出成形したことを特徴とする請求項1又は3記載の屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項7】
第1、2LED配線基板(12a)(12b)を、その両端部の雄コネクター(26)と雌コネクター(27)だけが封止用角筒(25)の両端木口部から張り出す単位長さの複数本として、
その複数本に共通するアルミ押出材又は合成樹脂押出材の別個な芯出しガイドレール(43a)(43b)へ貼り付けることにより、隣り合う雄コネクター(26)と雌コネクター(27)との直列状態に接続一体化した上、
上記芯出しガイドレール(43a)(43b)をベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)内へ、その一端木口部から抜き差し自在に差し込み敷設したことを特徴とする請求項1又は3記載の屋内用手摺りの補助照明器具。
【請求項8】
ベース盤(B)の第1、2チャンネル溝レール(11a)(11b)と第1、2LED配線基板(12a)(12b)並びに第1、2目隠し化粧カバー(14a)(14b)を、各々互いに同じ大きさ・形状として差し替えることができるように定めたことを特徴とする請求項1又は3記載の屋内用手摺りの補助照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2009−218145(P2009−218145A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−62258(P2008−62258)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(597073380)
【Fターム(参考)】