説明

山形頂部型パッケージの膨れ軽減装置

【課題】モーター等の付加的な駆動装置を必要としない、カートンの膨れ軽減装置を得る。
【解決手段】膨れ軽減装置12は、山形頂部型パッケージ用の成形、充填およびシールを行う機械で使用できるように構成される。この機械は、駆動部材と、内部を通る搬送路に沿ってパッケージを搬送する複数の個別パッケージ・キャリヤ28とを有する。膨れ軽減装置は、機械のステーション・チェーンに作動連結された駆動部材32を含む。往復作動部材36は駆動部材に作動連結されて、搬送路に対して接近および離反する方向へ往復作動するようになされる。往復作動部材は、搬送路に沿って移動するパッケージの側壁の1つに接触し、パッケージ側壁に内方へ向かう力を伝えてその側壁を内方へ押圧する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は板紙カートンにおける膨れ軽減装置および方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、成形、充填およびシールを行う包装機械において、カートン側壁の中央部分の形状を定めるインライン式膨れ軽減装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
山形頂部型カートンは広く一般に使用されている。このようなカートンは二十世紀のほとんどの時代にわたって知られてきた。特徴的な簡単さおよび広く一般に採択されたことが、例えばミルクやジュースなどの液体食品のような通常食品を包装するカートンとしての好評を維持する助けになってきた。
【0003】
山形頂部型カートンの改良は続いており、それにはカートン材料の改良も含まれる。それらの改良は、材料の有効性を高めて酸素の侵入および香りの消失を軽減することにしばしば向けられた。材料の有効性が高められた結果、材料の全体厚を減少させることができる。このことは材料の「重量」を軽減し、全体的な費用の削減を可能にする。
【0004】
さらに、製品がしばしば長期間の保存寿命および長い製品寿命を与える方法で包装されるなかで、それらの多くのカートンは大きな寸法に製造されている。この結果、それらのカートンはより大きくなる傾向を示している。これがパッケージの膨れを生じる結果となり、この膨れは見た目に好ましくなく、或る種の製品パッケージ製造者にとっては容認することができない。
【0005】
さらに、成形、充填およびシールを行う装置よりも後方(下流)に配置されて若干大きなカートンを許容することができない或る種の後方設備を工程プラントの多くが使用している。その結果、カートンは、そのような後方の工程および作動に関しては手作業で取扱うことが必要となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、カートンの膨れ軽減装置が必要となる。そのような膨れ軽減装置は、既存の成形、充填およびシールを行う機械に対して取付け可能なことが望ましい。そのような膨れ軽減装置は、モーターのような付随的な駆動装置を必要としないことがさらに望ましい。そのような膨れ軽減装置は、カートンの側面に沿ってカートン中央へ向かって増大する力をカートンに作用させることがさらに望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
膨れ軽減装置は、山形頂部型パッケージ用の成形、充填およびシールを行う機械において使用されるように構成される。パッケージは直立側壁およびシールされた山形頂部を有する。この機械はステーション・チェーンのような駆動部材と、その機械を通る搬送路に沿ってパッケージを移送するための複数の個別のパッケージ・キャリヤとを有する。
【0008】
膨れ軽減装置は機械のステーション・チェーンに作動連結された駆動部材を含む。本発明の駆動部材は、ステーション・チェーンと係合する花弁状部材を有するスプロケットである。
【0009】
往復作動部材は、搬送路に対して接近および離反する方向へ往復作動する駆動部材である。ローラーであることが好ましいこの往復作動部材は、搬送路に沿って移動するパッケージの側壁の1つに接触する。そのパッケージ側壁に接触することでパッケージ側壁に内方へ向かう力を作用させ、その側壁を内方へ向けて押圧する。
【0010】
ローラーを往復作動させるために、スプロケット上にカム部材が取付けられ、ローラー上のカム従動子と接触するようになされる。これにより、カム部材は移動して従動子と接触し、ローラーを往復作動させる。
【0011】
本発明のシステムにおいては、ローラーは例えばばねによって搬送路から離れる方向へと付勢される。押圧プラテンが搬送路に関してローラーとは反対側に配置される。
【0012】
成形、充填およびシールを行う機械はステーション・チェーンのような駆動部材と、そのチェーンに作動連結されてカートンを機械のステーションに通して移動させるコンベヤと、頂部シール加工ステーションに配置されたカートンの膨れ軽減装置とを含む。この膨れ軽減装置は、機械駆動部材に作動連結されたスプロケットのような駆動部材と、そのスプロケットに作動連結されたローラーのような往復作動部材とを含む。スプロケット上のカムがローラー上のカム従動子を搬送路へ押圧する。ローラーは搬送路から離れる方向へと付勢されている。
【0013】
ローラーは搬送路に対して接近および離反する方向へ往復作動して搬送路に沿って移動するパッケージの側壁の1つに接触するのであり、パッケージが頂部シール加工ステーションに位置されているときにパッケージの側壁に内方へ向かう力を作用させ、その側壁を内方へ押圧する。
【0014】
押圧プラテンは搬送路に関して往復部材とは反対側に配置される。ローラーは搬送路内へ移動され、搬送路に向かってそれぞれのカートン搬送部材の中央位置に実質的に一致する最内伸長位置に達する。
【0015】
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、特許請求の範囲と関連する以下の詳細な説明から明白となるであろう。
【0016】
本発明の有益点および利点は、以下の詳細な説明および添付図面を参照した後に当業者にはさらに容易に明白となるであろう。
【実施例1】
【0017】
本発明の一実施例が図面に示され、以下に説明されるが、本発明は図示実施例に限定されることはないと理解されるべきである。
【0018】
本明細書の「発明の詳細な説明」は、発明の範囲を制限するものと解釈するべきものではない。
【0019】
図面、特に図1を参照すれば、成形、充填およびシールを行う機械10が示されており、この機械は本発明の原理を具現するパッケージの膨れ軽減装置12を有している。成形、充填およびシールを行う機械10は、平坦に折畳まれた形態の一連のカートン・ブランクを収容し、カートンがその機械を通して移動される間にブランクを立ち上げてチューブ形となし、そのカートンの底部を折曲げてシールし、充填し、そしてカートンをシールするように構成されている。成形、充填およびシールを行う機械10は本発明面の譲受人に譲渡されている米国特許第6012267号に開示されているような機械とすることができ、その記載内容を本明細書の記載として援用する。
【0020】
成形、充填およびシールを行うために、包装機械10は、平坦に折畳まれたカートン・ブランクを収容するカートン・マガジン14と、カートンCを立ち上げてチューブ形状にし、また、カートン底部Bを折曲げてシールするために、カートン立ち上げステーション16と、底部成形およびシール加工ステーション18とを含む。機械10は典型的にカートンCを殺菌する殺菌ステーション20も含み、また、カートンCに製品を充填する充填ステーション22を含む。充填ステーション22に引続く頂部折曲げおよびシール加工ステーション24において、カートン頂部パネルは折曲げられて折り代Fの部分でシールされ、公知の山形頂部Gが形成される。
【0021】
カートンCはその後に成形、充填およびシールを行う機械10から取出される。図示包装機械10は一連のカートンCをそれぞれのステーションへ、またそれぞれのステーションを通して移送するコンベヤ26を含んでいる。典型的な機械10では、コンベヤ26はチェーン式のコンベヤであり、一連のキャリヤまたはスリーブ28を含んでおり、カートンCはスリーブ28に入れて運ばれる。コンベヤ26は駆動装置30により駆動され、この駆動装置は機械10の他の構成要素も作動させ、または駆動する。
【0022】
成形、充填およびシールを行う間、折曲げられてシールされ、任意であるがカートンに蓋を取付けられて殺菌されたカートンCは、ステーション・チェーン26によってスリーブ28に入れて充填ステーション22へ移動される。充填ステーション22においてカートンCは適当量の製品を充填される。充填されたカートンC(頂部はまだ開口したままである)はその後に頂部シール加工ステーション24へ移動される。
【0023】
さまざまな形式のシール加工装置が知られている。1つの形式の頂部シール加工装置は、水平方向に往復作動するジョーまたはアンビル構造を使用している。アンビルは一対の枢動アームで包装機械に取付けられており、アンビルの動きは実際には僅かに弧状の運動であって、サイクルの下降部分においてカートンと接触する。このような構造は本願と一緒に譲渡されたチチャ氏の米国特許第6430899号に示されており、その記載内容を本明細書の記載として援用する。他の形式のシール加工装置は枢動アームを含み、枢動アームは内方へ向けて移動して頂部折り代を押圧し、カートンを閉じる。
【0024】
両形式の頂部シール加工装置において、山形Gの折り代が互いへ向けて動かされてフィンFパネルがシールされるとき、製品上方(カートンC内)およびカートンCの壁内部のガスはカートンC内に閉じ込められる。また、カートンCがシールされるとき、カートンC内部の容積は僅かに減少される。このことが、最大表面、特に厚く(シームにおけるように)されていない表面においてカートンCが外方へ撓む傾向を生じるのである。これは、実際にカートンCの大きい側壁Wに僅かな膨れを生じている。
【0025】
この膨れ軽減装置12は、カートンCが頂部シール加工装置24へ移動され、またそこに位置するとき、カートンCの壁Wに内方へ向かう力を作用する。膨れ軽減装置12はステーション(コンベヤ駆動)チェーン26で駆動され、したがってモーターなどの付加的な駆動装置は必要とされない。
【0026】
膨れ軽減装置12は、直線的に駆動される往復駆動部材32を含んでおり、この部材はカートンCが頂部シール加工装置24へ移動されるときに移動してカートンCと接触するように、また、往復駆動部材32の最大移動距離は頂部フィンFパネルが互いにシールされるような位置に到達するように構成される。往復駆動部材32はローラー34を含み、このローラーは往復作動アーム36に取付けられて、カートンCが頂部シール加工装置24を通して運ばれるときにカートン搬送路P内へ、またその搬送路から出るように移動される。
【0027】
ローラー34はU字形ブラケット38に取付けられ、このブラケットはローラー34の中央に位置するシャフト40を支持しており、そのシャフトの周りにローラー34が回転する。ブラケット38はアーム36に取付けられてローラー34およびブラケット38は往復駆動される。アーム36は機械10に取付けられているカートリッジ42内で往復移動できるように取付けられる。アーム36、ブラケット38およびローラー34(ローラー組立体44)は一体としてカートリッジ42に対して移動する。ローラー組立体44は、図示コイルばね46のような付勢部材によりカートリッジ42に取付けられており、ローラー組立体44はカートン搬送路Pから離れるように外方へ付勢される。
【0028】
押圧プラテン48はカートン搬送路Pを横断してローラー34とは反対側に配置される。プラテン48は静止面を有しており、ローラー34がカートン壁Wと接触するように移動するとき、カートンCはこの面に対して保持されている。このようにして、ローラー34が壁Wに圧力を作用するとき、カートンCはローラー34とプラテン48との間で圧迫される。
【0029】
ローラー組立体44は、前部コーナーLがローラー34の軸線A34が定める平面N34を通過した後にローラー34がカートン側壁Wに接触し、また、カートン側壁中心Wが軸線平面N34へ向かって移動するときに側壁Wに力を作用するような移動形状を有する。このようにして、ローラー34の内方へ向かう最大移動は、カートンの中心W(およびカートン・キャリヤ28の中心)付近である。カートンの中心Wが軸線平面N34を超えて移動するとき、ローラー34はカートンCから離れる方向へと外方への移動を開始し、これによりカートンの後部縁またはコーナーTが軸線平面N34を超えて移動するときにはローラー34はもはやカートンCと接触していない。
【0030】
本発明の膨れ軽減装置12はローラー組立体44を往復運動させるように駆動するためにステーション・チェーン26を使用する。これは多くの利点を有するのであり、その第1の利点は付加的または別個のモーターのような駆動装置が膨れ軽減装置12の駆動に必要とされないことである。即ち、膨れ軽減装置12は、機械10を通るカートンCの搬送移動によって駆動されるのである。また、膨れ軽減装置12の動きがカートンCの動きに直接的に対応するために、カートンCの動きとローラー組立体44の動きとの同期が駆動構造によって固有のものとなる。
【0031】
好ましい膨れ軽減装置12においては、駆動ホイール50はステーション・チェーン26に係合するようにそのホイール50から半径方向外方へ延在する花弁状部材52を有するスプロケットである。カム部材54は、ローラー組立体44に取付けられているカム・ローラーまたは従動子58に係合するように構成されている。このローラー組立体44において従動子58は、軸線A34の下側または整合されてブラケット38に取付けられる。このようにして、駆動ホイール50が駆動されるとき(ステーション・チェーン26により)、カム部材54は回転される。さらに、カム・ローブ56がカム従動子58に接近して接触するとき、ローブ56は従動子58に力を伝え、従動子58はさらに軽減装置のローラー34をカートン側壁Wと接触するように移動させる。引続くステーション・チェーン26の動きは駆動ホイール50、さらにカム部材54の回転を続けさせる。ローブ56がカム従動子58を通過すると、付勢部材(ばね)46はローラー組立体44を回転させて収納または引込み位置に位置させる。
【0032】
膨れ軽減装置12は、頂部シール加工装置24がフィンFパネルをシール加工する時点でローラー34が最大の伸長状態となるように時間を調節される。膨れ軽減装置12がカートン側壁Wを内方へ押圧するとき、カートンC内部の液体のレベル位置すなわち高さが実施することは認識されるであろう。これは側壁Wが内方へ押圧されることでカートンCの容積が減少するからである。容積が減少されて(したがって液体の高さが上昇する)フィンFパネルがシールされるときには、その液体が休止状態とされたカートンC内でのレベル高さ状態に戻ると、シールされたカートンC内の液体の上方には低圧領域が形成される。圧力を下げることにより、液体上方にガスを捕捉して折り代Fパネルがシールされたときに生じるであろう圧力よりも低い圧力を簡単に得ることができる。この結果、液体上方の僅かに高い圧力領域によって外方への膨らみを生じるのではなく、カートン壁はその低圧によって内方へ引寄せられることになる。
【0033】
本発明の開示において、用語「1つ」は単数および複数の両方を含むと理解すべきである。逆に、複数の引用はいずれも適当とされるならば単数を含む。
【0034】
本明細書で引用した全ての特許は、この開示に特に含まれようが否かに拘わらず、その記載内容を本明細書の記載として援用する。
【0035】
前述により、多くの変更例および変形例が本発明の新規の概念の真の精神および範囲から逸脱することなく実現できることは認識されるであろう。図示した特定の実施例に対して限定することは意図しておらず、そのように暗示されるべきものでないことを理解しなければならない。この開示は、特許請求の範囲に含まれるこれらの変更例の全てを特許請求の範囲によって包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】山形頂部型パッケージ用の、本発明の原理を具現した膨れ軽減装置を有する成形、充填およびシールを行う機械の斜視図である。
【図2】山形頂部型パッケージである。
【図3】ステーション・チェーンのカートン・キャリヤにおけるカートンを示す膨れ軽減装置の頂部斜視図である。
【図4】機械に対する取付けを示す膨れ軽減装置の下平面図である。
【図5】点線で示されたカートンと接触しているローラーを示す膨れ軽減装置の内側斜視図である。
【図6】カートンの膨れ軽減装置が向かって作動する押圧プラテンを示す図5と反対の図面である。
【図7】ステーション・チェーンおよび膨れ軽減装置の頂面図である。
【図8】ステーション・チェーンと係合しているスプロケットを示す図3に似た図面である。
【符号の説明】
【0037】
34 ローラー34の軸線
B カートン底部
C カートン
G 山形
34 軸線平面
T カートンのコーナー
W カートンCの側壁
カートン側壁中心
10 成形、充填およびシールを行う機械
12 膨れ軽減装置
14 カートン・マガジン
16 カートン立ち上げステーション
18 底部成形およびシール加工ステーション
20 殺菌ステーション
22 充填ステーション
24 頂部シール加工装置
26 コンベヤすなわちステーション・チェーン
28 キャリヤまたはスリーブ
30 駆動装置
32 往復駆動部材
34 ローラー
36 往復作動アーム
38 ブラケット
40 シャフト
42 カートリッジ
44 ローラー組立体
46 コイルばね
48 押圧プラテン
50 駆動ホイール
52 花弁状部材
54 カム部材
56 カム・ローブ
58 カム・ローラーまたは従動子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動部材と内部を延在する搬送路に沿ってパッケージを搬送する複数の個別パッケージ・キャリヤとを有してなる成形、充填およびシールを行う機械において成形され、充填され、シールされるパッケージで、直立側面およびシールされた山形頂部を有してなる山形頂部型パッケージのための膨れ軽減装置であって、
機械駆動装置に作動連結された駆動部材と、
その駆動部材に作動連結され、搬送路に対して接近および離反する方向へ往復作動されて、搬送路に沿って移動されるパッケージの側壁の1つに接触するようになされる往復作動部材とを含み、
往復作動部材はパッケージ側壁に接触して、内方へ向かう力をパッケージ側壁に伝えてその側壁を内方へ押圧する膨れ軽減装置。
【請求項2】
往復作動部材がパッケージ側壁に接触するローラー部材を含む請求項1に記載された膨れ軽減装置。
【請求項3】
駆動部材が、スプロケットを回転させる駆動部材に作動係合されたスプロケットである請求項1に記載された膨れ軽減装置。
【請求項4】
スプロケットがそれに取付けられて往復作動部材と作動連結されたカム部材を含む請求項3に記載された膨れ軽減装置。
【請求項5】
往復作動部材がカム部材と係合するローラーを含み、カム部材の回転によりカム部材はローラーと接触して往復作動部材を往復作動させる請求項4に記載された膨れ軽減装置。
【請求項6】
往復作動部材がパッケージ側壁と接触するローラー部材を含む請求項5に記載された膨れ軽減装置。
【請求項7】
往復作動部材が搬送路から離れる方向へ付勢される請求項1に記載された膨れ軽減装置。
【請求項8】
搬送路に関して往復作動部材とは反対側に押圧プラテンを含む請求項1に記載された膨れ軽減装置。
【請求項9】
シールされた底壁および直立する側壁を有するカートンを成形し、そのカートンに製品を充填し、そしてカートン頂部をシール加工してシールされた山形頂部を形成する形式の成形、充填およびシールを行う機械であって、
駆動部材と、
駆動部材に作動連結されて、充填ステーションおよび頂部シール加工ステーションを含む機械のステーションを通して複数のカートンを移動させるための、複数のカートン搬送部材を含むコンベヤと、
頂部シール加工ステーションに配置され、機械駆動部材に作動連結された駆動部材と、その駆動部材に作動連結された往復作動部材とを含み、往復作動部材が搬送路に対して接近および離反する方向へ往復作動して、搬送路に沿って移動するパッケージの側壁の1つに接触するようになされた膨れ軽減装置とを含み、
往復作動部材はパッケージが頂部シール加工ステーションに位置するときにパッケージ側壁に接触して内方へ向かう力を伝えてその側壁を内方へ押圧するようになされている成形、充填およびシールを行う機械。
【請求項10】
往復作動部材がパッケージ側壁に接触するローラー部材を含む請求項9に記載された包装機械。
【請求項11】
駆動部材が、スプロケットを回転させる駆動部材に作動係合されたスプロケットである請求項9に記載された包装機械。
【請求項12】
スプロケットがそれに取付けられて往復作動部材と作動連結されたカム部材を含む請求項11に記載された包装機械。
【請求項13】
往復作動部材がカム部材と係合するローラーを含み、カム部材の回転によりカム部材はローラーと接触して往復作動部材を往復作動させる請求項12に記載された包装機械。
【請求項14】
往復作動部材がパッケージ側壁と接触するローラー部材を含む請求項13に記載された包装機械。
【請求項15】
駆動部材がステーション・チェーンである、また、駆動部材はスプロケットを回転させるためにステーション・チェーンと作動係合したスプロケットである請求項9に記載された包装機械。
【請求項16】
往復作動部材が搬送路から離れる方向へ付勢されている請求項9に記載された包装機械。
【請求項17】
搬送路に関して往復作動部材とは反対側の押圧プラテンを含む請求項9に記載された包装機械。
【請求項18】
往復作動部材が、搬送路に向かってそれぞれのカートン搬送部材の中央位置に実質的に一致する最内伸長位置に到達する請求項9に記載された包装機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−280091(P2008−280091A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121280(P2008−121280)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】