説明

広告情報提供システム

【課題】携帯端末等に保持されている個人情報にアクセスすることなく、利用者の属性情報を取得することができる広告情報提供システムを得ることを目的とする。
【解決手段】撮影手段により撮影された通行人の属性を判定する属性判定手段と、前記属性判定手段により属性を判定された通行人から、広告の詳細情報を取得した利用者を特定する情報取得者特定手段とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、公共スペース等に設置された表示装置に表示される広告に関連した詳細情報を利用者の携帯情報端末に配信する広告情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の広告情報提供システムには、利用者の携帯端末等に保持されている年齢や性別等の個人情報、または撮影手段により利用者を撮影して得られた年齢や性別等の属性情報を収集して前記利用者の分類を行い、前記分類結果から前記利用者の年齢構成及び性別構成に合致した広告を選択して公共スペース等に設置された表示装置に表示するものがあった(例えば、特許文献1参照)。また、前記表示装置に表示する広告に関連したURLやクーポン等の情報を前記利用者の携帯端末等へ送信するものがあった(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−157498号公報
【特許文献2】特開2004−157499号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の広告情報提供システムは上記のように構成されており、通行人の携帯端末等に保持されている個人情報に基づいて広告を選択するものでは、広告提供者側から見れば、携帯端末等に保持された個人情報へのアクセスが許可されない限り、利用者の年齢構成や性別構成等の属性情報を取得することができないという課題があった。また、利用者側から見れば、携帯端末等に保持された個人情報へのアクセスを許可しなければ、自己に適した広告の提供を受けることができないという課題があった。さらに、撮影手段により、利用者の属性情報を取得する場合にも、利用者のほかに通行人が一緒に撮影されていると、利用者と通行人を見分ける手段が無いため、広告提供者側から見れば、間違った利用者の属性情報を取得してしまうという課題があった。また利用者の属性に応じた詳細情報を提供できないという課題があった。
【0005】
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、携帯端末等に保持されている個人情報にアクセスすることなく、利用者の属性情報を取得することができる広告情報提供システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る広告情報提供システムは、撮影手段により撮影された通行人の属性を検出する属性検出手段と、前記属性検出手段により属性を検出された通行人から、広告の詳細情報を取得した利用者を特定する情報取得者特定手段とを備えた。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、撮影手段により撮影された通行人の属性を検出する属性検出手段と、前記属性検出手段により属性を検出された通行人から、広告の詳細情報を取得した利用者を特定する情報取得者特定手段とを備えるようにしたので、携帯端末等に保持されている個人情報にアクセスすることなく、利用者の属性情報を取得することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明における実施の形態の一例について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
【0009】
図1はこの発明の実施の形態1による広告情報提供システムの構成図である。この実施の形態1による広告情報提供システムは、表示装置1、広告表示サーバ2、情報提供手段3、属性データベース4、属性検出手段5、情報取得者特定手段6を備える。なお、上記の情報提供手段3、属性データベース4、属性検出手段5、情報取得者特定手段6の各構成は、それぞれの機能に対応するソフトウェアと、これを実行するためのCPU(Central Processing Unit)やメモリ等のハードウェアから構成されている。
【0010】
表示装置1は、表示装置1の前を通過、あるいは立ち止まっている通行人に広告を表示する大画面表示装置である。広告表示サーバ2は、広告情報を記憶し、該記憶された広告情報を表示装置1へ配信する。情報提供手段3は、非接触IC(Integrated Circuit)カードリードライタ31を備え、携帯情報端末10に対して近距離無線通信により表示装置1に表示されている広告の詳細情報、又は前記詳細情報を得るための情報、例えば例えば、インターネット上のアドレスであるURL(Uniform Resource Locator)等を利用者に提供する。
【0011】
属性検出手段5は、情報提供手段3の近くにいる通行人を撮影する撮影手段51を備え、撮影手段51で撮影された映像の解析を行い、前記通行人の性別、年齢等を推定して属性を検出する。ここで、年齢及び性別を推定する手法として、機械学習による方法を用いることができる。これは、多くの男性、女性の顔の画像を集め、どの画像が男性、女性であるか、どの画像が10代、20代等の画像であるかをコンピュータに学習させることにより、コンピュータに性別や年齢の判定を行わせる手法である(たとえば、UnitedStatesPatent7020337等に記載の技術を応用することが可能である)。
【0012】
また、撮影手段51は、この広告情報提供システムの利用者が情報提供手段3から広告の詳細情報を取得する際に、前記利用者の顔の撮影ができる位置に設置されており、前記利用者を追跡する機能を有する。なお、利用者の追跡には、例えば文献D.Comaniciu他「Kernel Based Object Tracking」、IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence、Vol25、No.5、pp564−577、2003等に記載されている方式を利用することができる。
【0013】
属性データベース4は、属性検出手段5により判定された属性の情報を蓄積する属性蓄積手段である。この属性データベース4は、属性検出手段5によって管理されている。図2は、属性データベース4に記録される情報の一例を示した図である。この実施の形態1では、属性データベース4に記録される情報として、レコード番号、顔領域追跡開始時刻、顔領域追跡終了時刻、推定性別、推定年齢、顔領域左上位置、顔領域サイズ、及び詳細情報アクセスの有無を例に示している。
【0014】
レコード番号は、画像に捉えられた通行人の属性情報の記録番号であり、異なる通行人には異なるレコード番号が付与される。顔領域追跡開始時刻は、属性検出手段5により、顔が検出された時刻である。顔領域追跡終了時刻は、撮影手段51で撮影される画像領域から顔が存在しなくなった時刻である。推定性別は、属性検出手段5により推定された男女の性別である。推定年齢は、属性検出手段5により推定された年齢である。顔領域左上位置は、撮影手段51により撮影された映像から検出された顔領域の左上の座標である。顔領域サイズは、検出された顔領域の大きさである。詳細情報アクセスの有無は、詳細情報にアクセスしたか否かの記録である。
【0015】
属性データベース4に上記情報を記録することにより、例えば、レコード番号1の記録からは、10時29分30秒に顔が検出され、その人は、10時30分45秒まで表示装置の前にいたこと、そして、その人の推定性別は男性、推定年齢は30歳であり、詳細情報にアクセスしたことが確認することができる。また、レコード番号4の記録からは、10時32分20秒に顔が検出され、現在も顔領域を追跡中であること、そして、その人の推定性別は男性、推定年齢は50歳であることが確認することができる。
【0016】
情報取得者特定手段6は、属性検出手段5で属性を検出された通行人から、情報提供手段3へアクセスして広告の詳細情報を取得した利用者を特定する。情報取得者特定手段6は、情報提供手段3にアクセスすることが可能な空間領域を、撮影手段51の映像上の座標位置に対応づけて保持している。この領域は、(1)顔が存在する領域、及び(2)検出する顔の大きさの範囲の2つで規定され、情報取得者特定手段6は、レコード情報の更新にあわせて、属性検出手段5を介して、属性データベース4にアクセスし、現時追跡中の顔領域のレコード情報を得た後、それらの顔領域左上位置と顔領域サイズについて、上記の条件(1)及び(2)との比較を行い、そのレコード情報に対応する通行人が情報提供手段3にアクセスできる位置にいるか否かを判定する。
【0017】
情報提供手段3と通行人が携帯する携帯情報端末10との間で通信が生じると、情報取得者特定手段6は、情報提供手段3にアクセスできる位置にいる通行人に対応する属性データベース4のレコード番号の詳細情報アクセスの欄に「Y」を記録する。
【0018】
図3(a)は、この実施の形態1による広告情報提供システムの表示装置1、情報提供手段3、及び撮影手段51を上から見た図である。図3(a)では、通行人が2人おり、その内の一人(人物1)が、情報提供手段3にアクセスできる位置にいる状態を示している。図3(b)は、図3(a)の状態で、撮影手段51により撮影された画像図である。図3(b)中の符号401は、上に示した条件(1)「顔が存在する領域」を示している。図3(b)では、図3(a)に示した人物1の顔1、及び人物2の顔2ともに領域401に入っているものの、顔2は、顔の大きさが、上の条件(2)を満たさないため、情報取得者特定手段6は、顔1に対応する人物1だけが、情報提供手段3にアクセスしたと判断し、属性データベース4を更新する。
【0019】
携帯情報端末10は、この広告情報提供システムの利用者が携帯する近距離無線通信が可能な情報端末であり、情報提供手段3から広告の詳細情報、又は前記詳細情報を得るためのURL等の情報の提供を受けることができる。利用者は、前記URLにアクセスすることにより、広告の詳細情報を入手することができる。
【0020】
次に動作について説明する。
図4は、この実施の形態1による広告情報提供システムの動作を示すフローチャートである。初めに、属性検出手段5は、撮影手段51が撮影する映像を取得し(ステップST11)、取得した映像の解析を行い、画像に捉えられた通行人の顔が撮影されるよう撮影手段51へ撮影エリアの更新を指示する(ステップST12)。
【0021】
次に、属性検出手段5は、撮影手段51により撮影された画像の解析を行い、該画像に含まれる通行人の顔を検出する(ステップST13)。次に、属性検出手段5は、検出した全ての顔について属性を検出したか否かを判定する(ステップST14)。次に、属性検出手段5は、検出した顔に対して性別及び年齢の判定を実施する(ステップST15、16)次に、属性検出手段5は、性別及び年齢を判定した顔の領域が、ステップST12で更新された顔領域追跡エリアに重なるか否かの判定を行なう(ステップST17)。
【0022】
属性検出手段5は、ステップST17の判定結果が「重なっている」であれば、ステップST15、16で性別及び年齢を判定した通行人と、ステップST12で更新された通行人とが同一人物であるとみなし、該当する属性データベース4を更新する(ステップST19)。また、属性検出手段5は、ステップST17の判定結果が「重なっていない」であれば、新たに撮影手段51の画像に捉えられた通行人と見なして、属性データベース4にその性別及び年齢を登録する(ステップST18)。次に、属性検出手段5は、ステップST14へ戻り、画像から検出された全ての顔についてステップST15からステップST19までの処理を行うと、ステップST11の処理に戻り、次の映像の処理を開始する。
【0023】
以上のように、実施の形態1による広告情報提供システムによれば、利用者の携帯情報端末10に記憶された個人情報にアクセスすることなく、利用者の属性情報を取得することができ、属性データベース4を参照するだけで、表示装置1に表示された広告に対する様々なマーケティング情報、例えば、その広告を何人が見たか、男女の内訳、年齢層、何人が詳細情報にアクセスしたか等のデータの取得が可能になるという効果がある。また、どのような人が実際に、情報提供手段3にアクセスして詳細情報を取得したかを正確に把握できるため、広告の効果を客観的に評価できるという効果がある。
【0024】
なお、実施の形態1では、属性データベース4に全ての属性情報を記録するように構成したが、属性検出手段5の顔検出が処理対象画像の所定の領域内で、所定の顔の大きさを検出するようにして、情報提供手段3にアクセスした通行人の属性情報だけを属性データベース4に記録するようにしてもよい。このように構成すれば、利用者の属性情報だけを簡単に取得することができる。
【0025】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2による広告情報提供システムの構成図である。この実施の形態2では、情報取得者特定手段6で特定された利用者が情報提供手段3にアクセスして、詳細情報を得ようとする際に、前記利用者に適合した詳細情報を生成する提供情報制御手段7を備えたことを特徴とする。その他の構成については実施の形態1と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
次に動作について説明する。
提供情報制御手段7は、情報取得者特定手段6により特定された利用者に対応するレコードを属性データベース4から検索し、その性別・年齢を取得する。次に、提供情報制御手段7は、取得した性別・年齢を考慮して詳細情報を決定し、非接触ICカードリーダライタ31を介して携帯情報端末10へ提供する。ここで提供される詳細情報としては、以下のような性別、年齢を引数とするURL等が考えられる。http://www.abc.def/adv?gender=male;age=40ここで、gender=maleは性別情報、age=40は年齢情報となる。
【0027】
次に、情報提供手段3は、提供情報制御手段7の指示を受けて、非接触ICカードリーダライタ31を介して、前記URLを利用者の携帯情報端末10に送信する。その後、利用者が携帯情報端末10から前記URLにアクセスした際、Webサーバは、その引数に応じて最適な詳細情報を利用者に送信するように構成すればよい。
【0028】
以上のように、この実施の形態2によれば、情報取得者特定手段6で特定された利用者が情報提供手段3にアクセスして、詳細情報を得ようとする際に、前記利用者に適合した詳細情報を生成する提供情報制御手段7をさらに備えたので、利用者の携帯情報端末10内の個人情報にアクセスすることなく、情報提供手段3にアクセスした利用者の性別・年齢に適した詳細情報を提供することができるという効果がある。
【0029】
なお、この実施の形態2では、非接触ICカードリーダライタ31を介して広告の詳細情報を提供するようにしたが、該詳細情報を2次元バーコードにコード化して情報提供手段3が、バーコードを利用者に提示するように構成しても良い。この場合、利用者は、携帯情報端末10が持つカメラで、バーコードを撮影することによって詳細情報にアクセスできる。
【0030】
実施の形態3.
図6は、実施の形態3による広告情報提供システムの構成図である。この実施の形態3による広告情報提供システムは、非接触ICカードリーダライタ31の代わりに、無線LAN送受信機32を備えたことを特徴とする。また、通行人が携帯する携帯情報端末10は、無線LAN送受信機32との通信機能を備える。その他の構成は、実施の形態1と同じであるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
図7は、実施の形態3による広告情報提供システムの動作を説明するフローチャートである。通行人が携帯する携帯情報端末10と情報提供手段3の間で、無線LAN送受信機32を介して通信が開始されると(ステップST21)、非接触ICカードリーダライタ31を介して通信を行なった相手の携帯情報端末10の位置、すなわち利用者の位置を取得する(ステップST22)。ここで、無線LANを用いて位置情報を得る方法としては、例えば、TDOA(Time Difference of Arrival)等の既知の手法を用いることができる。
【0032】
次に、情報取得者特定手段6は、ステップST22で取得した利用者の位置と撮影手段51との相対的な位置関係から,撮影手段51で撮影された画像上の座標位置を特定し(ステップST23)、属性データベース4に記録されている現在追跡中の顔領域情報から最も近い顔領域を有するレコードを属性データベース4から検索する(ステップST24)。次に、情報取得者特定手段6は、検索されたレコードに対応する通行人が、情報提供手段3にアクセスした利用者だと特定し、属性データベース4の更新を行う。そして,次の情報提供手段3における通信の発生を待つ。
【0033】
以上のように、この実施の形態3によれば、広告の詳細情報取得時に情報提供手段3の近傍にいる必要がない無線LAN等の通信を介して、利用者が情報提供手段3にアクセスした場合であっても、利用者の個人情報にアクセスすることなく、性別や年齢を判定することができ、広告の効果を客観的に計測することができるという効果がある。
【0034】
なお、実施の形態3においても、実施の形態2と同様に、情報取得者特定手段6で特定された利用者が情報提供手段3にアクセスして、詳細情報を得ようとする際に、前記利用者に適合した詳細情報を生成する提供情報制御手段7を備えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】実施の形態1による広告情報提供システムの構成図である。
【図2】実施の形態1における属性検出手段が管理する属性データベースの例である。
【図3】実施の形態1による広告情報提供システムの上面図、及び撮影手段で撮影された映像図である。
【図4】実施の形態1による広告情報提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【図5】実施の形態2による広告情報提供システムの構成図である。
【図6】実施の形態3による広告情報提供システムの構成図である。
【図7】実施の形態3による広告情報提供システムの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0036】
1 表示装置、2 広告表示サーバ、3 情報提供手段、4 属性データベース、5 属性検出手段、6 情報取得者特定手段、7 提供情報制御手段、10 携帯情報端末、31 非接触ICカードリーダライタ、32 無線LAN送受信機、51 撮影手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された広告の詳細情報を提供する情報提供手段と、
前記情報提供手段近傍の通行人を撮影する撮影手段と、
撮影した映像から通行人の属性を判定する属性判定手段と、
前記撮影手段で撮影された映像を解析して前記情報提供手段から詳細情報を取得した通行人を特定する情報取得者特定手段と、
前記情報取得者特定手段で特定された通行人の属性を蓄積する属性蓄積手段と、
を備えた広告情報提供システム。
【請求項2】
前記情報取得者特定手段により特定された通行人の属性情報に基づいて、前記情報提供手段において提供する詳細情報を制御する提供情報制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項3】
前記情報提供手段は、非接触IC(Integrated Circuit)カードリーダライタにより前記詳細情報を提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告情報提供システム。
【請求項4】
前記情報提供手段は、バーコードにより前記詳細情報を提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告情報提供システム。
【請求項5】
前記情報提供手段は、無線LAN(Local Area Network)通信により前記詳細情報を提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告情報提供システム。
【請求項6】
前記情報取得者特定手段は、前記撮影手段で撮影された画像における前記通行人の顔の大きさ及び位置に基づき、前記情報提供手段から詳細情報を取得した通行人を特定することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の広告情報提供システム。
【請求項7】
前記情報取得者特定手段は、前記無線LANによって特定された前記通行人の位置、及び前記撮影手段で撮影された画像における前記通行人の顔の大きさ及び位置に基づき、前記情報提供手段から詳細情報を取得した通行人を特定することを特徴とする請求項5に記載の広告情報提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−211284(P2009−211284A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−52199(P2008−52199)
【出願日】平成20年3月3日(2008.3.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】