説明

廃棄物処理装置

【解決手段】 廃棄物処理装置であって、廃棄物を受容する廃棄物チャンバーを形成する容器(12)と、前記容器内に配置され、筒状体を支持する固定支持部材(18)であって、当該筒状体は閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部を有し、これにより前記容器内で袋が形成されるものである、前記固定支持部材と、前記容器内に配置され、開口部が形成されたねじりアセンブリ(16)であって、当該開口部を前記筒状体が通過する際に当該ねじりアセンブリは前記筒状体と係合するものである、前記ねじりアセンブリと、前記ねじりアセンブリが前記筒状体と係合する際に前記支持部材に対して当該ねじりアセンブリを回転させる回転機構(38)であって、前記回転により前記筒状体にねじれが形成されるものである、前記回転機構とを有する廃棄物処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柔軟な筒状体(tubing)を利用する廃棄物処理装置に関し、より具体的には、医療廃棄物(診療所や病院などで生じる使用済み手袋、ガーゼその他任意の廃棄物など)、産業廃棄物、おむつ、および衛生的に処分し、および/または実質的に無臭状態で処分することが望ましい他の任意の廃棄物を、悪臭を放出せず衛生的に梱包および処分するために利用する改善された廃棄物処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
小型の廃棄物処理装置は、病院、診療所、および衛生的に処分すべき廃棄物が生じる他の場所で一般的に見られる。さらに、悪臭を発する廃棄物の処理装置は、廃棄物から発生する悪臭を封じ込めなければならない。
【0003】
米国特許第6,612,099号、第6,804,930号、第6,851,251号、および第7,146,785号では廃棄物処理装置がいくつか開示されており、これらはすべて参照により本明細書に組み込むものとする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のいくつかの実施形態の目的は、改善された新しい廃棄物処理装置を提供し、特に使い捨て医療廃棄物、産業廃棄物、およびおむつの処分に使用するための廃棄物処理装置を提供することである。
【0005】
本発明のいくつかの実施形態の別の目的は、例えば病院、診療所、手術室、介護施設、外来診療、在宅医療産業で、大人用おむつ、血液の付いた若しくは汚れた包帯、ドレッシング材、使い捨て胸当て、アンダーパッドシーツ、衣類、医療用手袋、および透析機フィルターその他の使い捨て医療廃棄物を含む非鋭利廃棄物の処分に使用するための、医療用および医療産業用に改善された廃棄物処理装置を提供することである。
【0006】
これらの目的等のうち少なくとも1つを達成するため、本発明に係る廃棄物処理装置は、廃棄物を受容する廃棄物チャンバーを形成する容器と、前記容器内に配置され、筒状体を支持する固定支持部材であって、当該筒状体は閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部を有し、これにより前記容器内で袋が形成されるものである、前記固定支持部材と、前記容器内に配置され、開口部が形成されたねじりアセンブリであって、当該開口部を前記筒状体が通過する際に当該ねじりアセンブリは前記筒状体と係合するものである、前記ねじりアセンブリとを含む。前記筒状体の支持部材は固定されており、回転機構が提供されて、前記筒状体が前記ねじりアセンブリと係合する際に前記固定支持部材に対して前記ねじりアセンブリを回転させることにより、前記筒状体にねじれが形成される。
【0007】
この回転機構は、廃棄物の各挿入後に作動されて、廃棄物が挿入された後でねじれを形成することにより、前記廃棄物からの悪臭放出を妨ぐことが好ましい。例えば、前記回転機構は、前記ふたが閉じるたびに、挿入された廃棄物の上方でねじれが形成されるよう、前記ふたが閉じた時点で作動される。
【0008】
前記ねじりアセンブリは種々の形態を有することができるが、その本質的な目的は、前記回転機構と相互作用して前記回転機構から回転力を受容し、また前記筒状体と相互作用してこれを把持することにより、前記ねじりアセンブリが回転された場合、把持された前記筒状体も前記固定支持部材に対して回転して、前記筒状体にねじれが形成されるようにすることである。
【0009】
以上に述べた、本発明を特徴付ける種々の利点および新規性のある特徴等については、本明細書の一部を成す添付の特許請求の範囲で説明している。ただし、本発明、その利点、およびその使用目的に関する理解を助けるため、本明細書の別の一部を成す図面と、本発明の好適な一実施形態を例示および記述した添付の説明とを参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明に係る廃棄物処理装置の斜視図であり、ふたが開放位置にあり、第1のタイプの筒状体支持部材が本装置から分離された状態を示している。
【図2】図2は、本発明に係る廃棄物処理装置の斜視図であり、ふたが開放位置にあり、第2のタイプの筒状体支持部材が本装置から分離された状態を示している。
【図3】図3は、本発明に係る廃棄物処理装置の斜視図であり、ふたが開放位置にあり、前記筒状体支持部材が作動可能な位置にある状態を示している。
【図4】図4は、本発明に係る廃棄物処理装置を、アクセスドアを通して見た図である。
【図5】図5は、本発明に係る廃棄物処理装置の一部の斜視図である。
【図6】図6は、本発明に係る廃棄物処理装置内で使用されるねじりアセンブリの膜の拡大上面斜視図である。
【図7】図7は、本発明に係る廃棄物処理装置内で使用されるねじりアセンブリの膜の拡大底面斜視図である。
【図8】図8は、本発明に係る廃棄物処理装置の第2の実施形態の一部破断図である。
【図9】図9は、本発明に係る廃棄物処理装置内で使用するためのねじりアセンブリの別の実施形態の上面斜視図である。
【図10】図10は、図9に示したねじりアセンブリの底面斜視図である。
【図11】図11は、本発明に係る前記筒状体で形成された袋の内部を示したものである。
【図12】図12は、図11の袋の外部を示した図である。
【図13】図13は、図11の袋の上部を部分的に示した図である。
【図14】図14は、前記筒状体支持部材で形成されたハンドル(持ち手)を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
添付の図面では、同じ若しくは同様な要素を同様な参照番号で表しており、図1〜5は、本発明に係る廃棄物処理装置の第1の実施形態を全体として10で示したもので、これは米国特許第7,146,785号(参照により本明細書に組み込むものとする)の図43〜49に示された廃棄物処理装置をある程度修正したものである。そのため、以下で具体的に言及しないいかなる特徴および機能も、前記米国特許第7,146,785号の廃棄物処理装置の開示を参照することで理解できる。
【0012】
廃棄物処理装置10には実質的に円筒形容器12が含まれ、この容器は、外壁と、この外壁の下端に構成された基部とを有する。前記外壁にはアクセスドアが形成され、ヒンジを中心に枢動して前記容器12の廃棄物受容チャンバー内へのアクセスを可能にし、このチャンバー内には、当該廃棄物処理装置10の使用中に廃棄物を入れるための袋を受容するペール(円筒形容器)が内設される。このドアを閉じた位置で固定する閉鎖機構が提供される。ふた14は前記外壁に枢着され、これにより廃棄物挿入口が露出して廃棄物を前記容器12に挿入可能にする開放位置と、当該ふた14が上方からかぶさり前記廃棄物挿入口が閉鎖される閉鎖位置との間で移動自在となる。
【0013】
廃棄物処理装置10および本明細書に開示する他の廃棄物処理装置の全体的な特徴は、筒状体に係合した機構が、当該筒状体を支持または保持する固定支持部材またはカートリッジに対して回転し、前記筒状体に廃棄物を入れると当該筒状体内にねじれが形成されることである。この機構の回転は、廃棄物の挿入後に生じるため、挿入された廃棄物の上部にねじれが形成されて、前記廃棄物からの悪臭放出が妨げられる。
【0014】
この技術を実施するため、ねじりアセンブリ16は、当該容器12の支持フランジ18上に移動自在に着座し、且つねじり部材20を含む。ねじり部材20には、実質的に管状の外壁22と、実質的に管状の内壁24と、実質的に平面状の底部支持壁26と、前記外壁22に隣接し且つ突起部30が形成された円形の歯車リム28とが含まれる(図5を参照)。前記底部支持壁26は、前記外壁22と前記内壁24との間に形成されているが連続形状ではなく、開口部がいくつか形成されている(図4を参照)。前記歯車リム28とその突起部30は、前記ねじり部材20と一体的に若しくは単一体として形成され、または前記ねじり部材20と別個に形成されたのち、当該ねじり部材20に取り付けられる。
【0015】
前記ねじりアセンブリ16には、前記筒状体に係合するように構成された膜32などの把持部材も含まれる。このねじりアセンブリ16が回転されると、前記膜32と前記筒状体との係合により当該筒状体がねじられ、すなわち当該筒状体にねじれが形成される。前記筒状体および前記膜32の係合は、当該膜32のフィンガー部36間の1若しくはそれ以上のスロット34を当該筒状体が通過することにより生じる(図6および7を参照)。前記スロット34は、前記筒状体が通過する開口部を形成する。なお、前記筒状体は、1つのスロット34のみを通過してもよく、または1つのスロット34を部分的にのみ通過してもよく、または2若しくはそれ以上のスロット34を部分的にのみ通過してもよく、またはこれらスロット同士が交差する中心のみ通過してもよい。従って、その厳密な態様は、当該廃棄物処理装置10の実際の使用状況に応じて異なる。
【0016】
前記筒状体が通過する開口部は、前記膜32の外縁部を支持するフレームから当該膜32の中心へ延在し辛うじて目で認識できる程度の細いスリットなどの他の手段で前記膜32に形成することができる。前記膜32は、種々の方法で形成および構成でき、例示した実施形態のように、スロット34により分離された6つのフィンガー部36であることに限定されるものではない。前記フィンガー部36の材料としては、当該装置の利用者が前記膜32の中心領域に廃棄物を押し込んだ際に当該中心から遠ざかる方向且つ下方へ湾曲するように柔軟なものが選択される。また、このフィンガー部36の材料は、前記利用者の手が前記膜32から離れた時点で当該フィンガー部36が各々の初期形態に戻るように、あるいは挿入された廃棄物が前記膜32を貫通し押し下げられてもはや当該膜32とは係合しなくなるように弾性を有する必要がある。
【0017】
例えば、前記膜32はシリコンまたは別のゴム状材料で作製してよい。また、圧力下で湾曲し、圧力がなくなると元に戻る柔軟な合成材料で作製してもよい。前記スロット34を通過する前記筒状体は、前記フィンガー部36を下方へ湾曲させる傾向があるが、当該フィンガー部36は継続して前記筒状体と係合し続け、後述するように前記膜32の回転時に前記筒状体がねじられるようにすることができる。
【0018】
前記筒状体に係合するようになっている前記フィンガー部36の縁部には、摩擦を強化する材料が設けられて、前記フィンガー部36と前記筒状体との接触力を高める。
【0019】
膜32は、前記ねじり部材20と一体的に形成することも、または前記ねじり部材20とは別個に形成したのち、それに取り付けることもできる。例えば図7に示すように、前記膜32の底面には環状の溝を含めることができ、この溝が摩擦により前記ねじり部材20の環状の突起部と係合する。前記ねじり部材20の突起部と前記膜32の溝の縁部との間の摩擦により、前記膜32は前記ねじり部材20に強固に固定され、当該ねじり部材20の回転時に、その回転と連動して回転する。前記膜32を前記ねじり部材20に固定して双方が一体的に回転できるようにする他のいかなる構造も使用可能である。
【0020】
前記膜32に代えて、把持部材の別の形態を使用してもよい。そのような把持部材の一般機能は、当該把持部材を貫通する前記筒状体に係合することであり、また回転時に前記筒状体をねじれることである。例えば、この把持部材は、内側へ延出するフィンガー部を有する円形のフレームであっても、上記の特許で開示された構造を有してもよい。
【0021】
回転機構38は、前記ねじりアセンブリ16を回転させるよう設けられており、米国特許第7,146,785号の図43〜49に示されている形態、またはこの米国特許第7,146,785号若しくは上記の特許に示され若しくは開示されている他の任意の実施形態を有することができる。
【0022】
例えば、例示した実施形態の前記回転機構38には、前記ふた14に取り付けられ、縦方向に延在する表面の少なくとも一部に一連の歯を有する細長いラックギア40と、前記容器12上に構成されたギアアセンブリ42とが含まれる(図5を参照)。前記ラックギア40の上端にはスロット44が含まれ、このスロット44内で、前記ふた14の内側面上の突出部48に取り付けられたピン46が動く。このピン46は、前記ふた14が閉じるに伴い、前記スロット44内で前方へ動いて、前記ラックギア40を強制的に下方へ移動させる。
【0023】
ギアアセンブリ42には複数のギアが含まれ、そのうち、1つは前記ラックギア40と噛合し、1つは前記ねじり部材20の前記歯車リム28の前記突起部30と噛合し(このギアを駆動ギアという)、さらに1若しくはそれ以上の任意選択の中間ギアは、前記ラックギア40と噛合するギアの回転を前記駆動ギアに伝達する。ギアアセンブリ42には、前記ラックギア40からの回転力を前記駆動ギアへ伝達する際、一方向のみに伝達するのに適した機構も含まれる。そのような機構は、米国特許第7,146,785号に開示されている。図示したものより多い若しくは少ないギアを含む他のギアアセンブリを使用しても、前記ラックギアの下方への移動を、前記駆動ギアの単一方向のみの回転運動に変換することができる。例えば、ベベルギア(かさ歯車)を使用してもよい。
【0024】
このように、作動時に前記ふた14が閉まると前記ラックギア40が押し下げられて、前記ギアアセンブリ42に含まれる各ギアを回転させ、最終的に前記駆動ギアが回転する。この駆動ギアが前記歯車リム28の前記突起部30と噛合していることから、前記ねじり部材20も回転する。このように、前記ふた14の閉まる動きは、前記ねじり部材20の回転運動へと変換される。
【0025】
前記ふた14の動き(開閉どちらの動きであっても)を前記ねじり部材20の回転運動に変換する他の機構も本発明の範囲内で考えられ、米国特許第7,146,785号に説明されている回転機構などもこれに含まれる。
【0026】
代替回転機構の1つを図8に示しており、これにはモーター72を含めることができ、モーター72が押しボタン74により作動されると当該モーター72の駆動ギア76が回転して、それと噛合する前記歯車リム28の前記突起部30も回転して前記ねじりアセンブリ16が回転する。前記モーター72は、前記容器12(の側壁など)に固定することができる。前記押しボタン76は前記ふた14が開いている場合のみアクセスできるが、前記ふた14が閉じていても押せるように前記容器12または前記ふた14の外面に配置できる。
【0027】
米国特許第7,146,785号には付加的な回転機構が開示されており、この場合、前記ふた14の閉鎖またはボタン押圧に基づく作動は不要である。例えばモーターおよびセンサーシステムを提供して、廃棄物の挿入が検出されると前記回転機構が作動するようにしてもよい。
【0028】
柔軟な筒状体のカートリッジ50は、前記ねじり部材20の前記外壁22と前記内壁24と前記底部支持壁26とにより形成された環状の空洞52内に配置される。このカートリッジ50は前記空洞52内に着座しており、前記ねじり部材20が動いても静止状態を維持する。
【0029】
前記カートリッジ50の回転を防ぐ機構が提供して、固定された前記カートリッジ50に対する前記ねじり部材20の回転を可能とし、さらに、前記膜32の前記フィンガー部36間の1つまたは複数の前記スロット34において、前記フィンガー部36に係合する前記筒状体にねじれが形成されるようにすることが好ましい。この回転防止機構は、上記米国特許第7,146,785号に説明されている実施形態のいずれであってもよい。例えば、カートリッジ50については、複数(4つ、6つ、8つなど)の凹部を設けて前記容器12のハウジングの突出部を受容するようにもできる(図3を参照このような突出部は、前記歯車リム28が静置される環状レッジ部(張り出し部)の上方で前記容器12の内面から内側へ延出する)。
【0030】
この廃棄物処理装置10を使用する際は、事前に前記カートリッジ50を挿入し、前記筒状体の閉鎖した前端部を、前記スロット34を貫通するよう押し込んで準備を整える。その後使用する際は、前記ふた14を開けて前記廃棄物挿入口を露出させる。そこに大量の廃棄物を入れると、前記フィンガー部36の柔軟性およびそれらの間にある前記スロット34の存在によって、当該廃棄物は前記膜32を貫通し、カートリッジ50内の前記柔軟な筒状体により形成される袋に入る。次いで前記ふた14を閉めると、前記ラックギア40が前記ギアアセンブリ42を回転させ、最終的に前記駆動ギアを回転させる。前記駆動ギアの回転により、当該駆動ギアと噛合する前記ねじり部材20の前記歯車リム28の突起部30も回転し、前記ねじりアセンブリ16が回転する。前記筒状体が前記膜32の前記スロット34を通過しそれに係合するとともに、前記ねじりアセンブリ16が回転することで、前記筒状体はねじられ、挿入された廃棄物の上方にねじれを形成する。
【0031】
上記に続いて挿入する廃棄物は、同様に前記筒状体で形成された袋に入れられる。それ以前に形成されたねじれが維持されず、前記筒状体のねじれが戻る可能性もあるが、新しいねじれが形成されて、いかなる悪臭も効果的に密閉する役割を果たし、前記袋は廃棄物を挿入するたび新たに閉じられる。前記回転機構の前記ギアアセンブリ42その他の部分の構造上、前記膜32の逆回転は防止されるため、意図的にねじれが戻されることはない。最終的には前記筒状体で袋が形成され、この袋が形成する共通の空間に、多数の挿入済み廃棄物がまとめて含まれることになる。前記筒状体のねじれにより被包された一連の廃棄物パッケージができることにはならない。
【0032】
ねじりアセンブリの別の実施形態を図9および図10に示すが、このねじりアセンブリについては全体として56で示す。ねじりアセンブリ56は空洞58を形成し、これに前記カートリッジ50が配置される。ねじりアセンブリ56にはねじり部材60が含まれ、このねじり部材60は、管状の外壁62と、管状の内壁64と、底部支持壁66とを有する。前記底部支持壁66の底面には一連の突起部68が形成される(図10を参照)。膜32など把持部材は前記ねじり部材60に取り付けられ、より具体的には前記内壁64の上部に取り付けられて保持バネ70により定位置に保たれ、前記保持バネ70は前記突起部68より内側に位置し、好ましくは前記膜32の外周全体に沿って位置する。前記ねじり部材60と関連して前記膜32を保持する手段としては、上記のものを含む他の手段を使用してもよい。
【0033】
この実施形態では、前記ギアアセンブリ42の前記駆動ギアまたは前記モーター74に連結された前記駆動ギア76が前記突起部68に係合することにより、これら駆動ギアの回転により前記ねじり部材60が回転し、それに取り付けられた前記膜32が回転する。前記カートリッジ50は、任意の適切な回転防止機構、例えば米国特許第7,146,785号で開示されているものにより静止状態で保持される。
【0034】
この実施形態は、U字状のラックギアアセンブリを含む代替回転機構と併用することもできる。前記U字状のラックギアアセンブリにはU字状のフレームが含まれ、このフレームは、前記U字形状の上端で前記ふた14に連結され、また当該U字状のフレームの脚部の1つの内面でラックギアに連結される。前記回転機構には、前記ラックギアに噛合する1つのギアおよび前記突起部68(前記駆動ギア)に噛合する1つのギア、ならびに任意選択で、前記ラックギアに係合する前記ギアと前記駆動ギアとの間に介設された1若しくはそれ以上のギアとを有するアセンブリが含まれる。
【0035】
前記カートリッジ50は、米国特許第7,146,785号の図13A〜13Eに示されているように形成することができる。ただし、被包された一連の廃棄物パッケージが形成されないようにすることにより必要な筒状体量が著しく軽減されるため、前記カートリッジ50に含まれる大量の筒状体は、米国特許第7,146,785号に示された前記カートリッジに含まれるものと同じサイズではないことが想定される。むしろ、必要な筒状体は、前記容器12の高さより若干長くなるのみであろう。
【0036】
一実施形態において、前記筒状体は、前記容器12の前記廃棄物受容チャンバー内に位置することになる部分で、前記カートリッジ50自体の外周を含む面積より大きな断面積を有するよう形成される(図11および図12を参照)。これは、前記筒状体を前記カートリッジ50内に寄せ集めることにより達成できる。
【0037】
前記筒状体なしの前記カートリッジ50は、ボール紙、プラスチック、または別の材料ですべて形成でき、強度を低下させた直線的な領域(例えばカッターなどで付けた溝)で折れるようにして当該カートリッジ50を折り畳めるよう設計される。この場合、前記カートリッジ50は、当該廃棄物処理装置10の使用中、前記筒状体に廃棄物を挿入することにより形成される廃棄物袋のハンドル(持ち手)として使用できる。前記容器12が廃棄物で満たされたら、前記カートリッジ50の前記強度を低下させた領域を折り、前記ハンドルを前記膜32に挿通して、前記アクセスドアを開けた時点で前記ハンドルを把持できるようにする。そのため、この廃棄物袋は容易に手で持って、より大きな廃棄物容器へ入れて処分することができる。
【0038】
一実施形態では、前記カートリッジ50が大量の柔軟な筒状体を有さず、代わりにただ1つの袋(前端部が閉鎖した筒状体)の開口端が前記カートリッジ50に取り付けられ、前記廃棄物処理装置10の初回使用前に前記袋が前記容器12内へ完全に拡張されると想定される。この袋は、上記のように、前記容器12の前記廃棄物受容チャンバー内に位置する部分で比較的広い断面積を伴い、前記カートリッジ50外周で比較的小さな断面積を伴うよう形成できる。そのため、前記カートリッジ50は、筒状体支持部材と見なすことができる。この場合、図2に示した筒状体支持部材54は、可能性として同じ寸法を有する上方および下方の環状壁だけを含むようにでき、前記筒状体の後端部は前記上方および下方の環状壁間に保持される。これら上方および下方の環状壁は、すべてボール紙で形成できる。あるいは、筒状体支持部材54に、前記筒状体の後端部を支持する壁を1つだけ含めることもできる。前記筒状体の前端部は閉鎖することができ、または閉鎖して前記容器12内で袋が形成されるようにできる。
【0039】
図11〜14は、本発明に係る筒状体アセンブリ78の細部を付加的に示したもので、この筒状体アセンブリ78には、筒状体支持部材54および筒状体80が含まれる。図11は、前記筒状体80で形成された袋82の内部を示したもので、当該筒状体80は、ねじれ84と、挿入された複数の廃棄物86とを有する。前記筒状体80の後縁部は、前記筒状体支持部材54を形成する一対の環状支持部88間に固定される。なお、単一の環状支持部を提供して、これに前記筒状体を取り付けてもよい。前記環状支持部88は、どちらも実質的に同じ外側寸法と、実質的に同じサイズの開口部とを有する。また、これら環状支持部88は、各内周に沿って前記筒状体80を挟持した状態で、各外周に沿って互いに合着させることができる。
【0040】
図12は、前記袋82の外観を示したものである。図13は、前記袋82の上部を示した図で、前記環状支持部88の強度を低下させた部分90を示している。
【0041】
図14は、前記環状支持部88を前記強度を低下させた部分90で折り畳んでハンドル(持ち手)92を形成した状態を示したものである。前記環状支持部88を折り畳んだ部分は、フックやループタイプの固定部材および接着剤など任意タイプの連結手段を使って合着され、前記ハンドル92を形成する。後者の場合には、前記環状支持部88上面の前記強度を低下させた部分90の片側に接着剤の弧状ストリップ(帯)を塗布し、その上から取り外し可能なカバーストリップを貼付しておき、前記ハンドル92を形成することが望ましくなった時点で前記カバーストリップを外し、この接着剤を露出させた側を、前記強度を低下させた部分90の接着剤のない方の側の上面に接着させる。
【0042】
前記筒状体80の長さ、すなわち前記支持部88周辺の領域から前記袋82の閉鎖した前端部まで当該袋82を延ばした長さは、約22インチ〜約36インチの範囲にできる。この長さは、前記筒状体80で形成される前記袋の高さに実質的に対応したもので、前記容器12の高さに応じて異なり、上記の範囲では前記容器12の高さは約22〜24インチと想定される。言うまでもなく、これより大きな容器12には、より長い袋82、ひいてはより長い筒状体80が前記支持部88に取り付けられる。
【0043】
前記筒状体支持部材54およびそれに取り付けられる前記筒状体80は、使い捨て構造を有し、前記筒状体80で形成された前記袋82が満杯かどうかにかかわらず、望ましい時点で処分されるよう意図されている。
【0044】
この筒状体支持部材54は、折り畳まれた前記筒状体80が当該筒状体支持部材54に付着した状態で販売することができる。利用者は、前記筒状体支持部材54を前記ねじりアセンブリ16、56の前記空洞内に配置したのち、前記筒状体80で形成された前記袋82の閉鎖された前端部を前記容器12の内部へ押し下げなければならない。前記筒状体80は、米国特許第7,146,785号で開示されているように前端部が閉鎖された状態で形成され、または当該筒状体80の前端部を利用者が手作業で縛って閉じることを必要とする。後者の場合、前記筒状体80の高さは、その前端部で結び目を形成できるよう、前記容器12の高さより大きくしてよい。
【0045】
廃棄物処理装置10は、病院、診療所、在宅医療の従事者および設備、介護施設、生物学的有害物質を扱う研究機関などからの医療廃棄物を含む(これに限定されるものではないが)任意タイプの廃棄物に使用できる。廃棄物処理装置10は、汚れたおむつの処分など個人衛生目的で使用することもできる。
【0046】
米国特許第7,146,785号に開示されているものなど、被包された一連の廃棄物パッケージを形成するため使用される廃棄物処理装置に関する本発明の利点は、廃棄物を挿入するたびに個別のパッケージが形成されないため、筒状体の使用量を著しく減らせることである。その代わり、前記筒状体で共通の袋が形成されて、何度廃棄物を挿入しても廃棄物はその袋に入れられる。必要な筒状体量を減らせるため、前記カートリッジ50は、被包された一連の廃棄物パッケージを形成する廃棄物処理装置に使用されるカートリッジと比べ、極めて薄くすることができる。
【0047】
以上、本発明の構造および機能を詳述して本発明の特徴および利点を多数説明したが、本開示は単に例示的なものであって、添付の特許請求の範囲を表現する広義かつ全般的な用語の意味により示した本発明の原理の全範囲内で、細部、特に各部の形状とサイズと配置構成とを変更した変更形態が可能なことは言うまでもない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物処理装置であって、
廃棄物を受容する廃棄物チャンバーを形成する容器と、
前記容器内に配置され、筒状体を支持する固定支持部材であって、当該筒状体は閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部を有し、これにより前記容器内で袋が形成されるものである、前記固定支持部材と、
前記容器内に配置され、開口部が形成されたねじりアセンブリであって、当該開口部を前記筒状体が通過する際に当該ねじりアセンブリは前記筒状体と係合するものである、前記ねじりアセンブリと、
前記ねじりアセンブリが前記筒状体と係合する際に前記支持部材に対して当該ねじりアセンブリを回転させる回転機構であって、前記回転により前記筒状体にねじれが形成されるものである、前記回転機構と
を有する廃棄物処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは、突起部が形成された歯車リムを含むねじり部材を含むものである廃棄物処理装置
【請求項3】
請求項2記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は前記突起部と噛合する駆動ギアを含み、当該駆動ギアが回転することにより前記歯車リムが回転して前記ねじり部材が回転するものである廃棄物処理装置。
【請求項4】
請求項2記載の廃棄物処理装置において、前記ねじり部材は、当該ねじり部材に連結された把持部材を確実に固定する連結手段をさらに含むものである廃棄物処理装置。
【請求項5】
請求項4記載の廃棄物処理装置において、前記連結手段は、前記把持部材の底面部に設けられた環状の溝と摩擦係合するように配置された環状の突出部を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項6】
請求項2記載の廃棄物処理装置において、前記ねじり部材は、底部壁に連結され当該底部壁とともに空洞を形成する管状の外壁をさらに有し、前記支持部材は、当該空洞内に着座するとともに前記ねじり部材は当該支持部材に対して回転自在なものである廃棄物処理装置。
【請求項7】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは空洞を形成するねじり部材を含み、当該空洞内に前記支持部材が配置されるものである廃棄物処理装置。
【請求項8】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは、前記開口部が形成された把持部材を含み、当該把持部材は、前記開口部を通過する前記筒状体を把持するように構成されているものである廃棄物処理装置。
【請求項9】
請求項8記載の廃棄物処理装置において、前記把持部材は、柔軟性および弾性を有する複数のフィンガー部を有する膜であり、当該フィンガー部は、スロットにより分離されるものである廃棄物処理装置。
【請求項10】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記容器に連結されたふたを有し、当該ふたは、前記チャンバーがアクセス可能になる開放位置と、前記チャンバーが覆われる閉鎖位置との間で移動自在であり、当該ふたが前記開放位置から前記閉鎖位置に移動することにより前記回転機構が作動されるものである廃棄物処理装置。
【請求項11】
請求項10記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は、前記ふたに取り付けられたラックギアと、前記ラックギアおよび前記ねじりアセンブリに係合するギアアセンブリとを有し、当該ギアアセンブリにより前記ふたが閉鎖される動きが前記ねじりアセンブリの回転運動に変換されるものである廃棄物処理装置。
【請求項12】
請求項11記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ふたが前記開放位置へ移動されたときに前記ねじりアセンブリが回転するのを防ぐ機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項13】
請求項10記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ふたが閉鎖される動きを前記回転機構の動きに変換する機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項14】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は、前記ねじりアセンブリと係合する駆動ギアと、押しボタンにより作動されて前記駆動ギアを回転させ、これにより前記ねじりアセンブリを回転させるモーターとを有するものである廃棄物処理装置。
【請求項15】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ねじりアセンブリの回転中に前記支持部材を静止状態に保持する回転防止機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項16】
請求項1記載の廃棄物処理装置において、前記支持部材は、
フレームと、
閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部と、後端部とを有する一定の長さの筒状体と
を有し、
前記筒状体の前記後端部は前記フレームに固定され、前記筒状体は、前記前端部に最も近い部分における断面積の方が、前記フレームに固定された部分における断面積より広いものである廃棄物処理装置。
【請求項17】
請求項16記載の廃棄物処理装置において、前記フレーム全体はボール紙で形成されるものである廃棄物処理装置。
【請求項18】
請求項16記載の廃棄物処理装置において、前記フレームは環状であり、対向する側の同一の位置に強度を低下させた部分を含み、当該強度を低下させた部分において前記フレームを折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである廃棄物処理装置。
【請求項19】
請求項16記載の廃棄物処理装置において、前記支持部材は使い捨て構造を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項20】
請求項16記載の廃棄物処理装置において、前記筒状体は、約24インチ〜約36インチの長さを有するものである廃棄物処理装置。
【請求項21】
廃棄物処理装置に使用する筒状体支持部材であって、
フレームと、
閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部と、後端部とを有する一定の長さの筒状体と
を有し、
前記筒状体の前記後端部は前記フレームに固定され、前記筒状体は、前記前端部に最も近い部分における断面積の方が、前記フレームに固定された部分における断面積より広いものである
筒状体支持部材。
【請求項22】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記フレームの全体はボール紙で形成されるものである筒状体支持部材。
【請求項23】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記フレームの全体は、プラスチックで形成されるものである筒状体支持部材。
【請求項24】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記フレームは環状である筒状体支持部材。
【請求項25】
請求項24記載の筒状体支持部材において、前記フレームは、対向する側の同一の位置に強度を低下させた部分を含み、当該強度を低下させた部分において前記フレームを折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである筒状体支持部材。
【請求項26】
請求項25記載の筒状体支持部材において、前記フレームは、前記フレームの対向する部分を一体的に合着させて前記ハンドルを形成する合着手段を含むものである筒状体支持部材。
【請求項27】
請求項26記載の筒状体支持部材において、前記合着手段は前記フレームの上面に配置されるものである筒状体支持部材。
【請求項28】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記フレームおよび前記筒状体は、使い捨て用に設計されているものである筒状体支持部材。
【請求項29】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記筒状体は、約24インチ〜約36インチの長さを有するものである筒状体支持部材。
【請求項30】
請求項21記載の筒状体支持部材において、前記フレームは、一対の環状支持部を有するものである筒状体支持部材。
【請求項31】
請求項30記載の筒状体支持部材において、少なくとも一方の前記環状支持部は、対向する側の同一の位置に強度を低下させた部分を含み、当該強度を低下させた部分において、当該少なくとも一方の環状支持部を折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである。
【請求項32】
請求項31記載の筒状体支持部材において、さらに、
前記少なくとも一方の環状支持部の対向する部分を一体的に合着させて前記ハンドルを形成する合着手段を有するものである筒状体支持部材。
【請求項33】
請求項32記載の筒状体支持部材において、前記合着手段は、前記少なくとも一方の環状支持部の上面に配置されるものである筒状体支持部材。
【請求項34】
請求項31記載の筒状体支持部材において、前記フレームは、少なくとも1つの環状支持部を有するものである筒状体支持部材。
【請求項35】
廃棄物処理装置に使用する支持部材であって、
並置された一対の環状支持部を有するフレームと、
閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部と、後端部とを有する一定の長さの筒状体と
を有し、
前記筒状体の前記後端部は前記環状支持部間で固定され、前記筒状体は約24インチ〜約36インチの長さを有するものである
支持部材。
【請求項36】
請求項35記載の支持部材において、前記フレームおよび前記筒状体は、使い捨て用に設計されているものである支持部材。
【請求項37】
請求項35記載の支持部材において、少なくとも一方の前記環状支持部は、対向する側の同一の位置に強度を低下させた部分を含み、当該強度を低下させた部分において当該少なくとも一方の環状支持部を折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである支持部材。
【請求項38】
請求項37記載の支持部材において、さらに、
前記少なくとも一方の環状支持部の対向する部分を一体的に合着させて前記ハンドルを形成する合着手段を有するものである支持部材。
【請求項39】
請求項38記載の支持部材において、前記合着手段は前記少なくとも一方の環状支持部の上面に配置されるものである支持部材。
【請求項40】
廃棄物処理装置に使用する支持部材であって、
環状のフレームと、
閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部と、後端部とを有する一定の長さの筒状体と
を有し、
前記筒状体の後端部は前記フレームに固定され、前記筒状体は、前記前端部に最も近い部分における断面積の方が、前記フレームに固定された部分における断面積より広く、
前記フレームは少なくとも1つの環状支持部を含み、当該少なくとも1つの環状支持部は、互いに反対側に位置合わせして強度を低下させた部分を有し、当該強度を低下させた部分において、当該少なくとも1つの環状支持部を折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである
支持部材。
【請求項41】
廃棄物処理装置であって、
廃棄物を受容する廃棄物チャンバーを形成する容器と、
前記容器内に配置され、筒状体を支持する固定支持部材であって、当該筒状体は閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部を有し、これにより前記容器内で袋が形成されるものである、前記固定支持部材と、
前記容器内に配置され、開口部が形成されたねじりアセンブリであって、当該開口部を前記筒状体が通過する際に当該ねじりアセンブリは前記筒状体と係合するものである、前記ねじりアセンブリと、
前記ねじりアセンブリが前記筒状体と係合する際に前記支持部材に対して当該ねじりアセンブリを回転させる回転機構であって、前記回転により前記筒状体にねじれが形成されるものである、前記回転機構と
を有する廃棄物処理装置。
【請求項42】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは、前記支持部材を支持する底部壁を有するねじり部材と、前記底部支持壁の底面に形成された一連の突起部とを有するものである廃棄物処理装置。
【請求項43】
請求項42記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は前記突起部と噛合する駆動ギアを含み、当該駆動ギアが回転することにより前記底部支持壁が回転して前記ねじり部材が回転するものである廃棄物処理装置。
【請求項44】
請求項42記載の廃棄物処理装置において、前記ねじり部材は、当該ねじり部材に連結された把持部材を強固に固定する保持バネをさらに含むものである廃棄物処理装置。
【請求項45】
請求項44記載の廃棄物処理装置において、前記保持バネは、前記把持部材の外周全体に沿って延在し、前記把持部材の外周面に係合するものである廃棄物処理装置。
【請求項46】
請求項42記載の廃棄物処理装置において、前記ねじり部材は、前記底部壁に連結され当該底部壁とともに空洞を形成する管状の外壁をさらに有し、前記支持部材は、当該空洞内に着座するとともに前記ねじり部材が当該支持部材に対して回転自在なものである廃棄物処理装置。
【請求項47】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは空洞を形成するねじり部材を含み、当該空洞内に前記支持部材が配置されるものである廃棄物処理装置。
【請求項48】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、前記ねじりアセンブリは、前記開口部が形成された把持部材を含み、当該把持部材は、前記開口部を通過する前記筒状体を把持するように構成されているものである廃棄物処理装置。
【請求項49】
請求項48記載の廃棄物処理装置において、前記把持部材は、柔軟性および弾性を有する複数のフィンガー部を有する膜であり、当該フィンガー部は、スロットにより分離されるものである廃棄物処理装置。
【請求項50】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記容器に連結されたふたを有し、当該ふたは、前記チャンバーがアクセス可能になる開放位置と、前記チャンバーが覆われる閉鎖位置との間で移動自在であり、当該ふたが前記開放位置から前記閉鎖位置に移動することにより前記回転機構が作動されるものである廃棄物処理装置。
【請求項51】
請求項50記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は、前記ふたに取り付けられたラックギアと、前記ラックギアおよび前記ねじりアセンブリに係合するギアアセンブリとを有し、当該ギアアセンブリにより前記ふたが閉鎖される動きが前記ねじりアセンブリの回転運動に変換されるものである廃棄物処理装置。
【請求項52】
請求項51記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ふたが前記開放位置へ動いたときに前記ねじりアセンブリが回転するのを防ぐ機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項53】
請求項50記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ふたが閉鎖される動きを前記回転機構の動きに変換する機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項54】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、前記回転機構は、前記ねじりアセンブリと係合する駆動ギアと、押しボタンにより作動されて前記駆動ギアを回転させ、これにより前記ねじりアセンブリを回転させるモーターとを有するものである廃棄物処理装置。
【請求項55】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、さらに、
前記ねじりアセンブリの回転中に前記支持部材を静止状態で保持する回転防止機構を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項56】
請求項41記載の廃棄物処理装置において、前記支持部材は、
フレームと、
閉鎖した前端部または閉鎖自在な前端部と、後端部とを有する一定の長さの筒状体と
を有し、
前記筒状体の前記後端部は前記フレームに固定され、前記筒状体は、前記前端部に最も近い部分における断面積の方が、前記フレームに固定された部分における断面積より広いものである
廃棄物処理装置。
【請求項57】
請求項56記載の廃棄物処理装置において、前記フレームの全体はボール紙で形成されるものである廃棄物処理装置。
【請求項58】
請求項56記載の廃棄物処理装置において、前記フレームは環状であり、対向する側の同一の位置に強度を低下させた部分を含み、当該強度を低下させた部分において前記フレームを折曲することにより、前記筒状体で形成される袋にハンドルが形成されるものである廃棄物処理装置。
【請求項59】
請求項56記載の廃棄物処理装置において、前記支持部材は、使い捨て構造を有するものである廃棄物処理装置。
【請求項60】
請求項56記載の廃棄物処理装置において、前記筒状体は、約24インチ〜約36インチの長さを有するものである廃棄物処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2011−527978(P2011−527978A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518700(P2011−518700)
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2008/085252
【国際公開番号】WO2010/008412
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(511012857)マンチキン、インク. (1)
【Fターム(参考)】